
勿忘草
シレネ
キーノートシアター(東京都)
2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ひとこと、最高!です。まさに私のための舞台いやショーでした。いい意味でフライヤーに騙されました。こんなにうれしい騙しはありません。まず、幕開け前のビョーク?の曲が秀逸です。あの選曲で「この劇団はセンスあるな…」と思いました。そして、劇中、なんと柳ジョージとレイニーウッドのあの名曲を使って舞ったり沢田研二のあの曲を使って舞ったりしたのにはおじさん完全にやられましたw それはそうとして、クラシックバレエをやっている人のダンスは違いますね。完全に魅了されました。久しぶりに「身体表現とは何か」について考えさせられました。お世辞抜きで最高の時間をありがとうございます。ダンスやっている若者にさっそくシレネさんのこと伝えておきました。また一つ推しの劇団ができました^^

砂漠のノーマ・ジーン
名取事務所
「劇」小劇場(東京都)
2025/09/26 (金) ~ 2025/10/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
台本が非常に優れており、空想の会話で語られる物語の世界に引き込まれた。家族の複数の人物を演じる森尾舞氏の演技が実に素晴らしい。ほとんど一人芝居。この演技がなければ成り立たない作品だろう。

成り果て
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

成り果て
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
棋士VS女流棋士、コンピューター将棋どちらも見ごたえがあり関係性が進んでいくにつれ場面に合った曲の効果もあり涙が・・・
女流棋士の続きをぜひ見てみたいです。

「彷徨の指指R-18」「海辺の私たちはR-18」
キ上の空論
上野ストアハウス(東京都)
2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
【彷徨-】鑑賞
サイコパスとサスペンスにSFを加味して妖しげな展開が続く中、髙岡葵さんが元気印で舞台を重くなりすぎないよう軽快にテンポよくバランスをとる役割を担当していてとても楽しい。

草創記「金鶏 一番花」
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
彗星を観劇しましたが、素晴らしかったです。
役者さん達の演技、美術、音楽、演出、その他諸々・・芸術でした。
ストーリーは興味深く、ちょっと危うい雰囲気に惹き込まれました。
沢山の要素に付いていけない時がありましたが(自分が悪い)面白かったです。
役者さん達、皆が素晴らしく、特に金原賢三役の宮原奨伍さんが印象的でした。
贅沢な時間を過ごしました。

風のやむとき
演劇集団円
吉祥寺シアター(東京都)
2025/09/27 (土) ~ 2025/10/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/09/27 (土) 14:00
座席1階
演劇集団円の創設者の一人、芥川比呂志の演劇への情熱を後輩たちが戯曲化。劇団創設半世紀の記念企画であり、パンフレットにもある通り若手劇団員たちに創設者の思いを引き継いでいくことが狙いだ。劇団の歴史を伝承する舞台で、どちらかというと劇団員自身に向けたやや内向きの舞台であるが、若手俳優たちも多数出演。芥川の実像を伝える舞台としては興味深い。
芥川は病を抱えながら演劇人生を生きた。泉鏡花の「夜叉ヶ池」は劇団で唯一の演出作品であり、池袋のサンシャイン劇場のこけら落とし演目だったという。今作では、病を押して無理を重ねながら、上演に至るまでのさまざまな出来事が明らかにされる。蜷川幸雄など著名な演出家らが実名で登場するのもおもしろい。
蜷川もそうだったが、舞台制作では演出家は一大権力者だ。しかも、芥川は劇団創設者。昭和という時代背景もあって、そのワンマンぶりは控えめな表現だったとは思うが十分に伝わってくる。蜷川は瞬間湯沸かし器のように怒りを爆発させることもあったが、芥川もそうだったのかもしれない。
今回の舞台は芥川3兄弟ら家族や劇団員たちの姿が描かれ、群像劇に仕上がっている。だが、芥川の演出ぶりがどうであったかを詳しく知ることはできない。それは本筋ではないのかもしれないが、彼の演出のどこがすごいのか、どんなところが客席の魂を揺さぶったのか、もう少し表現されていてもよかったのではないか。「夜叉ヶ池」にしても、仮に蜷川がやっていたらどんな舞台になったのか、興味をひかれるところだ。

きらめく星座
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2025/09/07 (日) ~ 2025/09/22 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/09/14 (日) 13:00
40年前の初演以来通算10回目(5年ぶり)となり、観ていて先がワカって泣けるのみならず、かつてのキャストを想い浮かべたりしつつ堪能。
随所に戦争のあれこれに関連して利を得ようとする浅ましい行為への皮肉(というより告発/怒り)が含まれていて妙にイマとのシンクロを感じてしまう。そして本作を今、上演する意義を痛感するとともにそう感じてしまう昨今の世相に「ヤな渡世だなぁ」と感じざるを得ない。(嘆)

Toll the Bell
明治大学ミュージカル研究会
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
なかなかのキーワードを学生が演出して演じて…は、背景もカンパニー全体で落とし込まないと表現も難しいだろうなぁと思っていましたが、しっかり演じ切っていて素晴らしかったです。巧みな小道具使いで感情も見え、楽曲が効果的でした(個人的に2部冒頭が大好きな曲だったのでお得感w)。演者は声も通り、歌唱力もあがり、レベルアップしています。主演はもちろんのこと、全員に持ち場やナンバーがつくのは母体ミュー研ならでは!個人的にとても好きなところ。欲を言えばもっとダンスナンバーがみたかったなー。次作も期待してます!

成り果て
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
将棋を差す場面が何度か出て来る。対戦の会場は舞台セットの天井をギリ攻めた上段で、盤を挟んで上手下手に対戦者が向き合う。客入れからそこに人が居て、下段すなわちセットの大部分は主人公の棋士森が経営する将棋道場の広間。開演前のそこでは大盤(将棋盤を拡大した、Eテレで良くやってるやつ)を出して観客向けに女流棋士と新人棋士(と名乗るが役だろう)が将棋の入門講座をやっている。
この大盤は最終局面での勝負でまた出て来るが、多くは上段で、その多くも「今対局が行われている」状況説明として、それを背景に目前でドラマが展開する、という構図だ。この対局の打ち手が全て「フリ」でなく実際に打っただろう手を打っていると見えるのである(そこまでのこだわりを当然作り手は持っている、と確信されるのだ)。将棋愛に貫かれた作劇であり、将棋をやってる自分への「なぜ」の問いは誰しもの人生に通じる普遍性も備える。

Letter2025
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2025/09/24 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。
戦後80年 多くの反戦劇が上演されているが、この公演もその1つ。FREE(S)では節目に関わらず毎年設定を少しずつ変え、上演を続けている。そこに反戦・平和への強い思いが表れている。設定は異なるが、それは現代の場面であり、戦時中の芯となる場面は変えない。「Letter2025」では、説明にあるように「2011年から1945年にタイムスリップ」という始まりの年が、戦時中の或る重要な台詞に重なる。過去と現代は地続き、その思いの繋ぎが肝。
物語は 現代の設定が巧いことから、分り易く感情移入しやすい。少しネタバレするが、主人公の青年と手紙を受け取る少女は茨城県内の高校生(17歳)。2011年3月11日に起こった大きな揺れによる災害がタイムスリップした原因。勿論、東日本大震災のことである。戦争は天災ではなく、人間の過ちであり最悪の不条理。現代と戦時中の意識や暮らしを対比しながら紡いだヒューマンドラマでもある。見応え十分。
(上演時間2時間30分 途中休憩なし)

草創記「金鶏 一番花」
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
休憩挟んで2時間45分の大作。私など「金鶏二番花」に書き込めなかった「はみ出し」部分も捨てがたく、やったのが今作、公演のインターバルも短いしきっとコンパクトな舞台だろうと勝手な想像をしていたのだが、全くの予想外れ。本域で作られた舞台(いやそれが普通なのだろうけれど・・芝居作りを「普通」と呼びたくはないが意味は汲んで下され)。
日中戦争以降の戦時に重なるTV先史(実験放送以前)を、TV開発者金原氏(二番花での中心人物)界隈の他に、歌舞伎界の若手二人を持つ両家を一方において描く。繋がりの無い両者が接点を持つのは戦場であるが、中々に広く散らされた要素をどうにか3時間に圧縮して提示する事に成功している。
テレビ研究においては学校付属研究所の金原氏の有能な助手との浜松での日々、金原には「さち」(中野亜美)という不思議な話し相手(これが女房なのか幼馴染みなのか彼にだけ見えている幻影なのか不明)がおり、やがて上京する事になった時は彼女に世話を頼んだ母がいる。彼は東京砧に新設された放送研究所へ出向という名の転職(栄転)を遂げるが、女房との暮らしを選んだ彼の助手は浜松に留まると言う。彼は研究においても金策に困った折にも大きな貢献をした、と描かれている。新設された新たな職場で彼を出迎えたのが根明な男。研究所には二百人が働き、金原の手足となるのだと氏への憧憬を語る。
歌舞伎界では、一方の屋号では映画出演により人気を博するもその事により歌舞伎出演を父に禁じられた女形の青年。彼の母は映画の脚本書きであり、父母は始終息子を巡って喧嘩をしている。ここへ脚本家を目指して母に弟子志願するも「息子狙い」の魂胆を警戒され拒まれ「女を捨てる」宣言をして住み込んでいる女(金子侑加)と、青年の姉がいる。青年の親友である男役の方の一家は、父が息子の病気に際し、祠の狐(こちらも金子)に頼み込み彼を救う代わりに将来この子を自分の物にする事を約束させられる、という事がある。先の女形青年の姉は、こちらの青年に思いを寄せている。一方、住み込んでいる脚本家志望の女に対しては、弟への思いがあると見込んで(これは当っている風でもある)嫌悪している。
日中戦争から太平洋戦争。
南方へ赴いた者達が南の島で歌舞伎をやる、というエピソードが中心だ(加東大介氏のアレを彷彿)。歌舞伎界からは男役の青年と、金原氏の元助手、新設研究所での根明男が出会う。ある衛生兵(だったか通信兵だったか)が歌舞伎役者がいると聞きつけ、自分は「白浪五人男」をやりたい、歌舞伎を教えて欲しいと頼み込んだのがきっかけだ。練習場所を借りるため鬼の伍長に掛け合った所、「歌舞伎」にどうやらご執心。また右手の指を三本失った軍楽隊のトランペット吹きが「自分は一体何をすれば良いんでしょう」と相談に来る。彼の暢気な様子がおかしみを醸したかと思うと、相談を終えた彼が下手の上段の音楽隊(この舞台の)の所へ行き、楽隊員らとこれまた暢気なやり取りをする(これが笑える)。
そんなこんなで彼も座員となって五人揃った白波五人男の有名な名乗りの場面、元ネタをもじって彼ら自身を練り込んだ自己紹介を歌舞伎調でやるのだが、現地の兵士らが涙を流して笑い喜んだ、とあるのがリアルに「想像される」のは「南の島に雪が降る」を読んでいたからだろうか。
一日限りの興行を行なったその夜、悲劇が起きる。それは現地人による急襲であったが、日本のアジア進出の本質を類推させる要素となっている。(アジア解放の大義とは程遠い現実...)
戦後、帰還した歌舞伎役者の界隈ではもう一騒動(阿鼻叫喚と言うべきか)が巻き起こる。これが作者が今作の典拠の一つとした実話の一端なのかどうかは不明だが、「狐」と取り交わした約束の顛末とすれば、中々どぎつい。敗戦直後という時代には猟奇的な出来事も多発したに違いなく、不思議と違和感を感じさせなくはある。が、ドラマとしてどう飲み込むべきかは苦慮した(特段メッセージ性を求めるべき部分ではないのかもだが)。
折しも映画「国宝」が歌舞伎役者二人の物語のようだが(まだ観ておらぬ)、本作においては崇高な恋愛関係(一方が昇天した事で益々、秘められた聖性の高い)とし、俗世の恋沙汰との対比がある。一つ明快でありたかったのは、書生(女)が狂気へ陥るに至る、狐の仕業としてでない、現世的な観点からの必然性であった。彼女の鬱屈の根底に何があったのか・・そこに強く興味が惹かれる。

父と暮せば
劇団演奏舞台
演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)
2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
こういう舞台に稀に出会うから観劇は止められない。断固、観るべし! 当然華5つ☆ 今年になって観た舞台で最高峰! 尺は休憩無しの110分。完全に舞台と対峙しつつ見入った110分であった。
原作は井上 ひさしさんの名作。内容は今更くどくど述べる必要などあるまい。(追記9.27)

成り果て
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
以前の上演を見逃していたので、ようやく拝見。期待に違わぬ仕上がり。セットが巧みで展開もスムーズだし、選曲もよかった。個人的には、クライマックスよりも中盤の人間関係でうるうる。

Letter2025
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2025/09/24 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
リアリティは求めず
女性の特攻隊員も居て
軍人さんの家族にも特攻部隊が周知されてる
という設定でタイムスリップも発生する
少し不思議な世界観での
戦争というもの
戦争がもたらすものを
観客に問いかける内容な舞台でした
舞台は基本シンプルな素舞台に近く
右の奥に映像投影出来るようにしてた
2時間半の作品 全席指定

成り果て
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
内容は説明文通りで
丁寧に人間関係を見せていきます
開演前の将棋講座は面白かったが
BGMでニャー将棋音頭とかは
使えなかったんだろうか 残念だわ
偶に舞台上に時間経過の
1ヶ月後とか表示されてたが
もっと多用しても良かったのでは
と思えたデス
結構サクサク時間が過ぎてゆく
舞台でしたから割と強くそう思えたかな
ガラケー多用したりとか
時代感もっと出して欲しくも思えた
まぁ懐かしいカラーアップルPCの箱見れたけどね

ひのないところに
青春事情
駅前劇場(東京都)
2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
杮落とし観劇です
綺麗に作らてたセットは
東京都消防庁の
いち署内事務室を再現してました
左右の赤色回転灯付いた柱には
消防車のミニカーが置かれてて
何か可愛かった
大きな事件とかは無く
イメージ的には
踊る大捜査線とかパトレイバーの
第2小隊の日常のような感じでした
色々と個性豊かなキャラも多めで
楽しかった約2時間の作品

『天守物語 〜夢の浮橋〜』
虹色ぱんだ
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2025/09/18 (木) ~ 2025/09/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
最終日観劇
変な誇張とか解釈無く
原作を丁寧に見せていました
舞台セットも綺麗に作り込まれてて
開演前から怪異さんらが舞台に居て
雰囲気盛り上げてて
服装も らしさをよく出していました
90分は丁度良い上演時間かなぁと思えた
最前列はホント舞台に接してたなぁ と
またパンフレットはQRコードです

草創記「金鶏 一番花」
あやめ十八番
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

mother
元素G
調布市せんがわ劇場(東京都)
2025/09/25 (木) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とある廃墟で起こる心霊体験。 その場所に何がという理由が分からないのでぞくっとした怖さ。
霊役の人達のダンスが妖艶だが恐ろしくも見え台詞無しでこの雰囲気は凄いなぁ。
呪いの原因がハッキリとわからないのがモヤっとしながらもこれがいいじゃんと楽しめました。