
RE:1k 【公演終了!】
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/08/30 (金) ~ 2013/09/05 (木)公演終了
満足度★★★★
ブラックユーモア
上演時間100分。短編集。思いのほかずっしり見ごたえあった。なかなかブラックで、笑えるところもあり、出演者の熱演もあってもっと客が入ってもよい。

elePHANTMoon×iaku
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
超刺激的!
さすが、サンモールスタジオが惚れ込んだ2劇団。ガツンとくらう、作品でした。両作共に、あえて過激な冒頭で観客を物語に引きつけながら、ただ過激な事をするだけではなく、むしろ人間の多面性に迫る内容で、見終わった今も、自分の周囲の現実に置き換えて反芻する喜びがあります。

兄弟ノート
劇団ヨロタミ
萬劇場(東京都)
2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
実話ベースのフィクション!
複雑な家族構成、さまざまな過去、現在に問題を抱えている兄弟が身障者の弟に関してはいつもこころがひとつだ。兄弟の絆の強さが受け取れる。統合失調症の4男明良(あきら)が忘れないように出来事を書とめていたノートが兄弟ノート。
兄弟はそのノートを見て、明良の状態を把握する。
演出家坂本氏の実弟がベースのフィクションです。
本当に優しい気持ちの兄弟で、本来のあるべき姿だとつくづく思いました。

臆病な町
玉田企画
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2013/08/30 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ただ面白い!
ただただ面白い。玉田企画に期待するユル〜い笑いが、しっかり満喫出来たので大満足でした。過去の小劇場で上演された作品に比べるとシンプルな構成に感じましたが、役者さん達も好演で、この心地よいユルさを、もっとたくさんの人が気に入ってくれたら良いなと思います。

団子の打ちかた教えます
サンハロンシアター
小劇場 楽園(東京都)
2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
大人役者の暑い夏
観せていただきました!
大人役者の暑い夏。
落ち着いた感じで、実際にそこで起こっているようなナチュラルなお芝居。その場にいるような錯覚におちいってしまう。
演技なのに演技に見えない素晴らしいものでした。
なんとなく、心あたたまる作品です。

LIFE OFF
ミッカビーム・プロデュース
池袋GEKIBA(東京都)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

舞台劇「セロ弾きのゴーシュ」
ゴーシュ・アクティング・パーティ G.A.P.
ミュージックスタジオ・フォルテ(東京都)
2013/08/31 (土) ~ 2013/09/01 (日)公演終了
猫は,なぜか,ドイツの作曲家ロベルト・シューマン(1810-1856)の名
演劇『セロ弾きのゴーシュ』では,猫は,なぜか,ドイツの作曲家ロベルト・シューマン(1810-1856)の名をあげている。宮沢賢治は,この曲が大好きだったのだろうか。宮沢賢治は,セロも実際試みたが,さほど上達はしなかったとのことだ。楽団は,第六交響曲をやろうとしていた。これは,どうも,ベートーヴェン『田園』である。どちらも,たいへん美しい名曲である。ドイツでできた,こういう曲は,今でも世界中で愛されている。
明治期に,ドイツのかくのごとき格調高い交響曲やら,器楽曲をどのようなホールで,演奏し,喝采を浴びたのか,『セロ弾きのゴーシュ』でなんとなくわかる。全神経を集中し,粛々と聴くべき音楽と,楽しみを目的とする娯楽としての音楽がある,と誰もが理解した。しかし,ドイツの人たちが,ある時期そのような厳格な作法を確立し,外国(日本)に音楽を輸出する際,そのマナーまでセットで送り込んだだけで,西欧では特殊だったとのこと。
それは,どういうことかというと,ドイツ人には,歴史的に専制君主国で自由がないという憤懣が満ちていたらしい。そのために,せめて,音楽において,内面的に,現実逃避したい,と音楽家たちは思った。そこでは,なぜか,言葉とか,文学性を離れた,交響曲やら,器楽曲が発達する。声楽を回避する。さらに,オペラそのものも,「貴賓席」重点のホールでやっていて,魅力に欠けた。
エドゥアルト・ハンスリック(1825-1904)という人は,音楽は,音楽でしかない。交響曲で,「英雄」を意味させるのは,良くない。絶対的なものとしての,音楽を追求すべきであると考えた。しかし,起源的にも,音楽は,詩や,ドラマと切っても切れない。声楽が回避されたというが,ベートーヴェンの第九には,合唱があるではないか。音楽に生命力を与えるものまで全て否定するなんてバカ,ということで,ヴァーグナーが,改革に向かう。
で,『セロ弾きのゴーシュ』を書いた宮沢賢治は,非常に面白い童話を,死ぬまで何度も推敲し,登場人物(動物)も入れ替え,現在の作品を残している。童話の楽団は,『セロ弾きのゴーシュ』を頂点に,結束し,さっそうと名門オーケストラへと躍進していくだろう。『インドの虎刈り』というのは,即興曲のようなものなのだろうか。宮沢賢治は,この童話に,どのような意図を秘めて死んでいったのか。しかし,何度見てもおもしろい演劇だった。
参考文献:舞台芸術への招待(放送大学)

【全公演終了】「じょにぃ怪談 壱」【ご来場感謝!】
JOHNNY TIME
エビス駅前バー(東京都)
2013/08/07 (水) ~ 2013/08/13 (火)公演終了

変則短篇集 組曲『空想』
空想組曲
シアター風姿花伝(東京都)
2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
久しぶりながら…
初演から3年ですか。
大好きな公演でしたが
パワーは相変わらず素晴らしかったです。
すこし変わった短編もありましたね。
川田さん、こいけさんの続投組はやはりよかった。

「くすり・ゆび・きり」終了しました
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2013/07/05 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

月刊小玉久仁子 7月号
ホチキス
こった創作空間(東京都)
2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

失われつつある物語
Minami Produce
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/07/02 (火) ~ 2013/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★
前知識
なんとなく、続きものだってことは知っていたので
そこがどうなのかが気になって
おいて行かれている気分になってしまいました。
純粋に何も知らずにこの作品だけで
観たらもっと印象は違ったと思いますが…

排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -
まごころ18番勝負
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
丁寧に推理していく様は好感が持てます
なかなか星の巡りが悪くて(笑)、舞台劇を観に行くのは久々でした。
三ヶ月ぶりくらいかな。
そのぶん、期待が高まっていました。
観たのはTTです。
全体を通して面白かったです。考えられる可能性を丁寧にひとつずつ潰して、
推理していく様は好感を持てました。
薬物などの専門用語も登場するので、
推理過程などを、白板などに図として逐次書いてくれると、
さらに分かりやすかったと思います。
(テレビの刑事ドラマなどで、白板に写真や関係図などを表示するイメージ)
あと、シリアス展開なので仕方がないとは思いますが、
独白などでぼそぼそと呟かれたりするシーンが幾つかありましたが、
最後列にいると聞き取りづらいです。
いっしょに観劇した、隣に居た友人も、
冒頭のシーンでは聞き取れないセリフが幾つかあったと言っていました。
(前後のセリフで補完することで、
全体としてどのようなことを言っていたのか推察はできました)
次回公演では改善されていると嬉しいです。
↓ネタバレというか、気になったこと

虎と。狼と。
多少婦人
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

前向き!タイモン
ミクニヤナイハラプロジェクト
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/08/22 (木) ~ 2013/09/02 (月)公演終了
満足度★★★★
言葉も含めて織りあがる
初演も観ているのですが、その時には台詞の弾幕を駆け抜けるような疾走感が強く残った。
でも、今回は、よしんばまくしたてるような部分があっても、一つずつのシーンがちゃんと地についてから蹴りだされ、醸し出されるニュアンスを明確にして、観る側に置かれて。
空間を切り出す身体が語る台詞と、台詞が語る空間のニュアンスが、
アップダウンする内心の風景として、ひとつになって伝わり広がってくるのがとても魅力的でおもしろかったです。

奇想天外☆歌舞音曲劇『げんない』
わらび座
坊っちゃん劇場(愛媛県)
2013/04/13 (土) ~ 2013/09/04 (水)公演終了
満足度★★★
丸川さんが最高にかっこいい!
8/31(土)14:00 こ列22番
9/01(日)14:00 か列11番
9/02(月)10:00 う列15番
花組芝居の丸川敬之さんがご出演されているので拝見しました。タクシー送迎とセットになったチケットがとても便利でした。
お目当ての丸川さんが本当に抜群で、伸びやかな歌声に感情がたっぷりのっていて震えました。最高にかっこいい!

被告人~裁判記録より~
アロッタファジャイナ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/08/27 (火) ~ 2013/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
実験公演ということで
裁判記録を元に作成されたということでしたので、法廷舞台かなと思っていたのですが、違っていましたね。
演目は
1.秋葉原無差別殺傷事件
2.結婚詐欺・連続不審死事件
3.日本社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件
4.226事件
5.ジャンヌ・ダルク異端審問裁判
お話の性質上、観る舞台というよりは聴く舞台という印象が強かったです。
特に1の秋葉原の演目の際は。ただ、独白させるなら独白させるで貫いた方が良かったかも知れません。審問する人はいらなかったかも…
2の結婚詐欺事案については物語の様になっていましたが、どうしても脚色が入ってしまう危ない演目ですね。特に係争中の事案の取り扱いは要注意に思いました。但し、製作者に意図の有る脚色で、観る側に意図を理解させた上での演目なら良いかと。全体的には演目過多な気もしましたが、実験公演ということでしたので。

ニュータウンカフェの人々
演劇ユニット「Nプラス」
「劇」小劇場(東京都)
2013/08/27 (火) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

ゼロ・アワー
やなぎみわ 演劇 プロジェクト
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2013/08/30 (金) ~ 2013/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
やなぎみわ「ゼロ・アワー」観ました
アート作家として知られるやなぎみわが、どんな舞台をつくるか、まずはやはりそこに注目が。
「そこにいない相手との対話」
物語も演出も、それに尽きる。
メディア、声、手紙、ひとり芝居…さまざまな場面で感覚、想像力を刺激。
声を聞かせる作りがいい(特に、いちばん最初が一番ワクワク)。
ラジオとイヤホンは、終盤の五人の声をじっくり聞く場面でしか効果的でなかった気が。
(私は片耳が聞こえないので、舞台の声を聞くため外した状態で、時々「ここだ!」と思った場面でイヤホンをつけていました)
案内嬢と東京ローズのコピペ性を重ねた衣装や、白基調の美術は美しいが、「案内嬢シリーズ等の作家・やなぎみわ」の予備知識がないと?か
(これを観に来る人は大抵分かってるのかもしれないけど、あいちトリエンナーレは、ふだんアートに興味ない人も来るので)。
聴覚としての存在「東京ローズ」 案内嬢の制服が、視覚としての存在か…(役者・役柄はそれぞれ別人として立ってたし)
あと、ブースの向こう側には、もっと別規範の世界性が欲しかった。
物語自体は、とくにひっくり返る展開もなくゆったりと終わる。 (劇中で謎を追う人物は、結局真相に迫れない)
チラシなどで提示された「6人目の正体」の謎も、特に謎でなくドキュメンタリー的に取り扱われているので、観客としてはすべてを俯瞰している気分で、それほど揺さぶられない。
燐光群を彷彿とさせる、オーソドックスな社会派舞台という印象でした。

Still on a roll
FUKAIPRODUCE羽衣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/07/11 (木) ~ 2013/07/21 (日)公演終了