最新の観てきた!クチコミ一覧

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CRIMERS

CRIMERS

劇団超ダッシ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★

期待します
ストーリーは、ちょっと強引かな?とも思えましたが、謎解きあり意外性もあり、面白かったです。犯人達の犯罪の理由がなかったので、犯人の暗い過去とか悲しい過去とかがあったら、もっとストーリーに深みが出たかも?と思いました。演技については、台詞をかんでしまう場面も多く、あまり臨場感も感じられず・・という印象でした。でも、全体的には、一生懸命さが伝わるような好印象の舞台でした。今後に期待します。

座長芝居

座長芝居

ネコ脱出

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★

座長たちの熱い芝居
バカバカしかったり、よくわからない部分もあったけど、座長達の熱い想いは伝わってきました。気になった座長さんが何人かいたので、今度そちらの劇団も観てみたいです。

ツレがウヨになりまして

ツレがウヨになりまして

笑の内閣

KAIKA(京都府)

2014/02/28 (金) ~ 2014/03/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

困った隣人もただの人
考え方そのものについての考察は最小限にして、思想はそれぞれ自由だがそれでも君は迷惑だ(そもそもこっちが自由なら向こうもそうなのだが)、という事実を愛国と恋愛を引き比べる卑近化と笑いにより愛国有理のベールを剥ぎ取って提示した。再演でさらにブラッシュアップされている。

ごきげん!?アキラ

ごきげん!?アキラ

骸骨ストリッパー

ザ・ポケット(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

キモチイイ
あのころのジャンプみたいな舞台見たいなー、って思ってたところに
ピタッとハマって気持ちよかった。
チラシやあらすじ見て期待した人は楽しめるはず!
良くも悪くも裏切りません笑
次も楽しみにしてます!

ジュラルミンケース

ジュラルミンケース

シアター代官山プロデュース公演

シアター代官山(東京都)

2014/03/06 (木) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

ちょっと空間が広かったかも。
舞台上をあっちにこっちに、と熱演されていましたが空間が広かったので熱量が拡散してしまったところもあったように感じました。
途中で少しだけ登場した人たちはダブルキャストの逆班の人だと思いますが、無理に出さなくてもよかったかなと。
コミカルを意識したシーンもちょっと長く感じるところもあったのでテンポよくまとめてもよかったかも。

面白かったのですが、もっと面白くなったかなーと思いました。

ネタバレBOX

ラストがあれだと、登場人物たちを好きになれないで終わってしまった感がありました。
よかったのかなああれで。
ヒミツきち2014

ヒミツきち2014

劇団SHOW&GO FESTIVAL

OFF・OFFシアター(東京都)

2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました。
ちょっとデフォルメ強い演技かな、ちょっと台詞回し早いかな、と感じるシーンもありましたが、
美術系コメディと冠するとおり、楽しめる作品でした。
セットもよかったですねー。

ネタバレBOX

ラストで「夢」が立体化したのは、本当にお見事でした。
「植木鉢と筋肉痛」「女子会中継」

「植木鉢と筋肉痛」「女子会中継」

劇団 楽

JOY JOY THEATRE(東京都)

2014/03/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1028(14-067)
13:00の回(快晴)。12:40会場着、受付、靴を脱いでスリッパに履き替え。パイプ椅子席(3列)。此処は初めて、こちらも初めてですが「劇団ピアチェーレ」(日本女子大)浅賀さん作ということで観に来ました。

高校のOGが集まっての公演。「筋肉痛」というのは成長する時の「悩み」「苦しさ」なんだろうと、途中から思いました(もしかしてずれてます?)。「鉢」からどんな芽が出るのか、どのように育てたらいいのか…。

4年生はもうすぐ卒業、社会への扉はいつも夏への扉(ハインラインから借用)、というわけにはいきませんが、楽しい女子会で余裕で管を巻くことができるようになって欲しいと思います。

★5は今までのお礼とこれからの期待を込めて。

開演前、客席後方からの照明の場合、自身の影で手元がくっきり暗くなり(*_*)当パンなどが読みにくくなることがあるので、ちょっと工夫していただけるとありがたいです。

以下、雑記

ネタバレBOX

ハモネプ「さぁちゃんち」YouTubeを観ました。楽しそうです。ちなみに私が(Live)観たことがあるのは「Ensemble Planeta」。ちょうど「romance 愛のロマンス」が出たあたりだったでしょうか(会場は、六本木stb139)。「主よ、人の望みのよろこびよ」「カノン」「アヴェ・マリア」の3曲はいまでもよく聴きます。

爆笑アカペラではチャイコフスキー「1812 Overture」がお薦め。
http://www.youtube.com/watch?v=8lZ5Yez0Hec

学生の頃、自分の中で何かが育つ..などどは考えておらず、なんとなくその後を過ごしてきました。こうやって一つの公演を実現するためにいくつもの課題を解決してきたことと思います。それは貴重な経験であり、人生の糧なのだと思っています。

またどこかでお会いできれば。
真実の明暗 ~2014

真実の明暗 ~2014

有機事務所 / 劇団有機座

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★

予想外と予想通りと。
休憩含めて約3時間というのは予想外でした。
受付から階段を下りて客席へ、階段が舞台上手という配置なので
遅れてきたお客さんいたら…と思ったら予想通り目立ってました。

イントレの上に組んでたスペースも不安定だし扉から低いしで
仕方ないとはいえ恐々降りてる様子や、
舞台スペースが作品に対して広いので
出はけに必要以上に時間がかかっていたのはなんだかなと。

事務所内でのシーンでのあれこれがリアリティを感じさせないものだったり
ストーリー的にもバッサリ整理してしまった方が全体としては面白くなったんじゃないかなあと。

とにかく、ここまで長くする必要はなかったと思います。
サイコな展開でいい感じだった箇所もあったので残念でした。

真実の明暗 ~2014

真実の明暗 ~2014

有機事務所 / 劇団有機座

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★

内容精査すれば
終演後にプロファイリング資料を受け取った。そこには、30年前に初校を書き上げたが諸事情で初演が2007年になったと記してあった。
ストーリーの中の登場人物の性格、行動が解り易く説明されとても良かったと思う。
舞台に対しては、色々な指摘があるように完成度という意味では余地を残すが、これが1990年までに舞台化されていれば、センセーショナルだっただろう。(せめて映画”真実の行方”の前)

ネタバレBOX

中川弁護士は甘い。あれだけ被告人が嘘をついていることが解かっていても、
たった1度目撃した被告人の豹変ぶりを信じてしまうとは?タバコを吸った吸わないの問題ではない。
飯島医師もPTSDの検査のみで、解離性同一障害についての検証はしているのか?
上演時間の問題は内容が伴えば、大きな問題ではない。
個人的には2時間程度がベストなんて関係ない長編大歓迎!
テレビや映画的な音楽効果は良かったと思う。
東 京<reprise>

東 京<reprise>

THE TRICKTOPS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

ミチテラス
映画「クラッシュ」テイストのお芝居。 幾つか話が、同時進行しながら微妙に繋がったり交差したりして、わざとらしく無い丁度いい感じでまとめていて良かった。決して長い時間じゃ無いのに、色んな話が過去もま混じえて詰め込まれているのに、スムーズに観ていられるのは良く出来た作品なんだと思う。 東京駅と言えば、一昨年のクリスマスイルミネーション。開催日程が短く、開催時間も短く、交通規制もせず、オペレーションがデタラメで、それで見に行った日に、人が多過ぎて危険の為中止するという、(♯`∧´) ミチテラス実行委員会、恨みは忘れないぞ!(失礼、芝居とは関係無いです。)

LuckyGuyにおまかせあれっ!

LuckyGuyにおまかせあれっ!

Q -codeblue&red-

萬劇場(東京都)

2014/02/27 (木) ~ 2014/03/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

元気になれる!
2幕構成のしっかりと内容のあるミュージカル。小劇場なのに、このボリューム
さらに生バンドでの演奏とあるのは、正直豪華すぎると思ったくらいだ。その上、
出演者もレミゼを始め、大作ミュージカルにも出演する役者さん達が多数いるので、さらに豪華さに華を添える。

1幕はなよなよ主人公をナイスガイ!にするための
サクセスストーリーで、どっちかというと、ドタバタコメディー色が非常に強く
とにかく笑わせられる。

2幕はナイスガイに変身後の主人公、そしてヒロインによる恋愛模様に
重点を置かれているので、ラブコメディーとしての作品として非常に楽しめる。
もちろん1幕同様に、細かいネタで笑わせてくれるのは忘れずに。

それなので、終始ラブコメディーといったわけでもないので、
ストーリーの変化も見所のひとつ。最初は気楽に観ていたコメディーが
中盤以降、2人の恋愛の行方を気になるように、自然とグッと物語に
引き込まれる。

そんなストーリーに華を添えてくれるのが、劇中歌。
どの歌も、基本的には明るく軽快で耳に残るもの。

特に作品のテーマ自体が、ハッピー!ラッキー!ポジティブ!
なので、とても元気になれる。(このハッピー!ラッキー!ポジティブ!というワードは劇中歌の一つとしても歌われる)また、「自信とは何か」どうすれば「自信を持てるようになるのか」。自分の「殻」を破ろう。自分らしく行こう。
そういうメッセージ性を含んでくれる歌もあるので、

何かに迷った時、そんな時にポンっと背中を押してくれる。

そういった意味でも、この作品は笑い、恋愛、以外にも
非常に人生において勇気づけられるものだった。

たった6日間の公演で、1回見たら、気に入り2回目、3回目と
つい劇場に足を運んでしまった。

出演者、楽曲、ストーリー、全てにおいて、大型ミュージカルに
負けない要素はたくさんあった。この作品をこのまま眠らせてしまうのは
非常にもったいない。

ぜひとも、より多くの人に元気を与えてくれるよう、再演を心より望んでいる。

満月動物園「ツキカゲノモリ」

満月動物園「ツキカゲノモリ」

SP火曜劇場

天劇キネマトロン(大阪府)

2014/02/19 (水) ~ 2014/02/19 (水)公演終了

満足度★★★★★

死神シリーズの最初
まだ小演劇を多く観ていない頃の観ていない作品 倒れるゴンドラその中で 死神と魂を渡す契約をする、 疫病神 貧乏神 暗闇にいる魂  災厄を与える 見守る 子供は親を選んで生まれる。  倒れるゴンドラその中で生きたいと願う 恋人といた 恋人との愛 親の愛 母の愛 映像なのに、思いっきり泣いてしまった。 乗っていたゴンドラの数だけ物語はある。 最高に面白かった。

斑(ふ)

斑(ふ)

岩渕貞太 身体地図

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2014/03/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1027(14-066)
15:00の回(晴)。14:15受付(1階入口には案内がなかったので数分前、4Fに上がりました)、14:30開場。入り口側からみて逆ハの字型の客席、ベンチシート(1列)、椅子(2列)のひな壇。

小暮さんを観に来たのですが、遡ってみますとニチジョの「ぴちぴち~(2011/5)」、「涙の球体(2013/9」..この作品は第2回セッションベスト賞を受賞、「遥かエリチェ」はチケット完売で断念。

15:05照明が明るくなり3名登場、軽く体を動かします。その後暗くなるにつれSEが入り、色も青~赤へ...3人とも距離をおき、ゆっくり、無言~16:02終演。ダンサー同士の接点はあまりなくSEも短いものが何パターンか入ってくるのですが...普通の生活音みたいなもの。ときおり轟音(滝のような雨音)、スピーカーを変え、音が回ります。ほとんど床に横になることもなく、不思議な時間でした。

「斑」という言葉…違った色が所々混じっている、色に濃淡がある、ぶち、ある現象が現れたり現れなかったり、など調和が取れていない様を現しています。本作も、揺れている3人がはっきりと何かを語っているようではなく、それでもお互いを意識していないようでもない空間。流れる雲、絶えることのない川、舞い続ける風。

追記:北川さんは、「ご多分にもれず、ふつう。(2012/3@ST)」で観ていました。

UDC13th「13sun-愛燦々-」

UDC13th「13sun-愛燦々-」

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/03/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1026(14-065)
19:00の回(晴)。18:28開場、19:01前説(120分、途中10分の休憩)、19:08開演~20:08、休憩、20:19~21:11終演。

このUDC...University Dance Crossは3回目。「UP!(2012/3)」「TIME(2013/3)」。14大学、62名。各校、合同、全員。さすがに全員出てくると特大の運動会のようなノリ。

ダンサーたちの楽しそうな顔をみているだけでも元気になれます。ひとりひとりのことは覚えられませんでしたが、きっとこの中からまた観ることになるダンサーがでてくるのだろうと思うのでした。

1演目はそれほど長いものではなく、暗転してすぐ次のチームと交代するので拍手をするタイミングがありませんでした。せっかくの晴れ舞台、友人たちも大勢来ているようでしたので時間をとってもよかったのではないかと思いました。

あて先をなくした手紙のゆくえ

あて先をなくした手紙のゆくえ

劇団 俵屋総本店

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★

「HeartにS」風スタイル
4本から成る短編オムニバス。
1本目は不条理系で2本目はハートウォーミングストーリーながら、3本目で両編が関連付けられるという往年の深夜ドラマ「HeartにS」風なスタイル。
そうして創設メンバーによるエピローグ的な二人芝居で締め括るという構成が◎。

3月歌舞伎公演「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)-車引-」「處女翫浮名横櫛(むすめごのみうきなのよこぐし)-切られお富-」

3月歌舞伎公演「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)-車引-」「處女翫浮名横櫛(むすめごのみうきなのよこぐし)-切られお富-」

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2014/03/03 (月) ~ 2014/03/26 (水)公演終了

満足度★★★

コンパクトで分かりやすい公演
有名な2作品の上演で、休憩込みで3時間15分程度と歌舞伎にしては短めの上演時間ということもあり、身構えずに楽しめる内容でした。

『菅原伝授手習鑑 車引』
敵味方の関係となっている三つ子の兄弟が出会う場面で、物語としてはほとんど進展の無い場面ですが、主要な登場人物が全員隈取をして見得を切る、豪壮な雰囲気が楽しかったです。梅王丸と桜丸を演じた若手の

『處女翫浮名横櫛 切られお富』
恋人の為に悪に手を染めて行く女の姿を描いた物語で、耳打ちする場面と善悪が反転する場面が多いのが印象的でした。全体的は少し平板に感じましたが、最後の立ち回りの場面で女形の切り口上で終わるのが新鮮でした。
投稿人物それぞれの性格がしっかり表現されていて魅力的でした。中村時蔵さんが演じたお富は凄みの中にもユーモラスな味があって、恋に邁進する女性らしい可愛らしさを感じました。坂東彌十郎さん演じる安蔵との掛け合いが良かったです。

乾杯の戦士

乾杯の戦士

ホチキス

エビス駅前バー(東京都)

2014/02/04 (火) ~ 2014/02/09 (日)公演終了

満足度★★★★

「踊り場もの」あるいは「待合室もの」
主人公と3人の相手を描く3話連作短編形式の「踊り場もの」あるいは「待合室もの」。
各話それぞれ特徴があり、笑わせたりホロリとさせたりと巧みなツクリ。
なお、「アレ」の「劇場版」きぼんぬ。(笑)

愛しのダンスマスター

愛しのダンスマスター

タンバリンステージ

新宿村LIVE(東京都)

2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろかった!!
一人一人のキャラが濃い(笑)
だけどまとまっててとても楽しめた。
『ダンス記憶術』果たしてテスト中に踊らずに答えが出てくるのか?(笑)

若手演出家コンクー2013 最終審会 

若手演出家コンクー2013 最終審会 

一般社団法人 日本演出者協会

「劇」小劇場(東京都)

2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

個性満載での面白さ
たまたま、決勝進出のある芝居を、従前に観たものの再演として観にいったのですが、その空間や空気が面白く、チケットシステム(通常の1公演分の料金で4公演すべてを観ることができる)にも乗っかって、全部を拝見しました。

ほんと、個性の被らない4団体、たっぷりと楽しむことができました。

ネタバレBOX

観た順に・・・

1.山下 由 『ハミング イン ウォーター』

Pitymanの公演としてこりっちに登録があるので、少し詳しめの感想をそちらに書きました。
多分、戯曲を読んだだけでは伝わりえないであろう空気が、しっかりと舞台に紡ぎ出されていて心を奪われました。

2.スズキ拓朗 『FRIEND~踊る戯曲~』

評判は従前からきいていて、一度観たいと思っていた劇団主宰の作品ということで、わくわくと足を運びました。
安部公房の戯曲はとても昔にですが読んだこともあり、また、他劇団で観たこともあり。
舞台が始まると、忽ち美術にも舞台のミザンスの作り方や役者たちの動きに目を奪われる。ダンスなどにはそれ自体のメソッドで語るのではなく、物語にしっかりと紡ぎこまれて観る側を捕まえていく感じがあって。
だから、戯曲に対して舞台が浮くことなく、着実に戯曲の世界を観る側に歩ませてくれる。そこには、演じることの洗練があり、戯曲のシーンが、作り手の
表現と共に鮮やかに研がれ、切り出されているように感じました。

ただ、観終わって、戯曲の世界を戯曲どおりの枠のなかでがっつり楽しみはしたし、役者やダンサー、さらにアコーディオンと歌の醸し出す雰囲気にも心惹かれたのですが、なんだろ、これだけの表現力を駆使しているにも関わらず、戯曲の印象への忠実さがとても強くのこり、戯曲をこのメソッドで表現するからこその新たな広がりというか、表現だけではなく、その表現を手段として戯曲を踏み越えて訪れるなにかが、今一つ実感できませんでした。
秀逸な舞台であったようには思うのですが、既存の戯曲に縛られることなく、作り手の創意に裏打ちされた作品を観たい気持ちの方が強く残りました。

3.シライケイタ 『山の声ーある登山者の追想ー』

骨組がとてもしっかりと作られた作品で、記録を読み上げるような外枠の説明にもあざとさがなく、観る側としてすっと世界に入っていける。
シーンごとの緩急も強かに作られていて、その語り口にも、解けていく物語の時間軸に観る側を戸惑わせない端正さを感じる。
中盤までは、観る側をしっかりと委ねさせる密度や緩急があって、その厚みにぐっと取り込まれる。
また、描かれるものの視座を最後まで隠し通す力量も役者たちにはあって。

ただ、惜しむらくは、後半の猛吹雪のシーンの映像というか効果が生む舞台上の質感がそれまでの語り口の密度とやや乖離しており、その部分だけが舞台の流れと異なったトーンに感じられる。
そこまでのシーンは、終わって初めてわかることとはいえ、素舞台に近い中で役者たちが、光と音を纏いつつしっかりと主人公の視座から見えるものを立体的に紡ぎ出していたのですが、さらに加わるイメージが役者たちの描くもの
をもっと広く浅く薄めてしまったようにも思われて。
それでも、主人公の今を語るラストシーンには、そこまで積み上げてきたものから生まれる物語の新たな視野に捉えられたのですが、もし今回のような段取りで物語を描くのであれば、シーンの重さの作り方などにも更なる工夫の余地があるように感じました。

4.澤野正樹 『FESTIVAL/ONOBORI ートーホクをヌぐー』

男優のみの舞台。入場時からの劇場全体の雰囲気づくりもしっかりとできていて、観る側をうまく彼らの世界に導いていたように思います。
ネタなどは鉄割アルバトロスケットなどのやり方を思い出すものもあったのですが、そこから表現しようとするものには、作り手としてのフォーカスを感じることができる。

下世話であっても、基本的にハレのノリがそこにはあって、
観客をしっかりと楽しませつつ、その奥にキャラクターたちの心情を
描き出していたように思います。

但し、舞台として観たときに、しっかりと作りこまれている部分と、細かい雑さが混在しているのが少々気になる。
ダンスなどにしても、もしもその雑さで恣意的に勢いやウマ下手を表現しようとしているのであれば、必ずしも機能していない気がするし、逆にところどころに観られるしっかりと圧力をもった表現がふらつかなければ、もっと多くのニュアンスを作品に作りこめる感じがする。

単にベタというのとは少し異なる奥行きも垣間見え、作り手が今後どのような歩みをするのかを気にさせる力は十分にありました。





ハミングインウォーター

ハミングインウォーター

Pityman

「劇」小劇場(東京都)

2014/03/04 (火) ~ 2014/03/08 (土)公演終了

満足度★★★★

役者たちが編む強くても繊細な厚み
以前RAFTでも観た作品ですが、
今回はRAFT全体の空間をそのまま借景にしたのと異なり、
演出コンクールの制約の中で、
必要最小限の美術とともに
役者達が自らの演技で彼らの空間を作り上げていました

ネタバレBOX

冒頭の会話には、観る側を一気に捉える混沌があって。

そこからのほどけ方や緩急に、
登場人物たちと、母とさらには父がこの家に置いた空気が生まれ
観る側を染めていきます。

RAFTで観たときには、家としての空間があって、
その上にキャラクターを交差させていく感じでしたが、
今回は、美術も上手のオブジェと椅子くらいということで
より役者自身からやってくるものがひとつずつのシーンを支配していて。

最初は姉妹の我の強さに長男が圧倒されて、
どこかコミカルであったものが、
次第に三人の価値観の異なりに育ち、
口論が生まれ、
でもそれぞれのつらぬきの先には、乖離ばかりではなく
家族が普遍的に持つ絆が浮かび上がってくる。

姉の頑なさと妹の奔放さのぶつかり合い、
そして長男のどこか達観した感じから、
それが、混沌に陥らず、キャラクターの距離があからさまに切り出され、
でも、そこか明確に見えるからこそ、
それぞれのもう一歩深いところにある
家族の質感とそれぞれの想いが溢れだし、
意外なことに、その距離を許すほどに育った
家族であることの感覚が浮かんでくるのです。

RAFTの公演時には、観る側がもう少し広い視野を与えられていたから
描かれる今の印象がより強かったのですが、
今回はフォーカスがより絞られたことで、3人の歩んできた日々が
観る側により深く入り込んできて、
唯一目立った上手のごみ袋を重ねたようなオブジェが、
彼らが抱く時間の質感を観る側に伝え、とても効果的であったと思います。

多分、戯曲を読んでも伝わりえない、もっと言えば家族だからこそ共振できるような空気に取り込まれて、作り手の紡ぐ舞台空間の観客への浸出力(?)を実感することができました。

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