最新の観てきた!クチコミ一覧

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寉峯~カクホウ~

寉峯~カクホウ~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

将棋の駒を作る駒士の話です
半生ものであり
丁寧に作られた話で
人の人生を垣間見れるのは
なかなか興味深かった

舞台美術も綺麗でしたわ

ネタバレBOX

将棋の駒の素体が背景に大きく出来てて
基本は木調のセットでした
背景にひだりうまとか
タイトルを投影してて
いい塩梅になっていましたわ

主人公が趣味にしていた
釣りのウキの製作が
のちの駒士としての下地だったと
も少し情報をセリフ多めに載せてもーとかは感じた
ウキの製作の木の削りと仕上げの表面の漆塗りとかね

落ちは竜王戦で用いられたコトで
作品の仕上げとなり
いつも通りに「またあうひまで」の合唱でENDです~♪
Bチーム 『心の炎消えぬ間に、恋せよ乙女』

Bチーム 『心の炎消えぬ間に、恋せよ乙女』

下北沢演劇祭実行委員会

北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

短編ながら丁寧に作られていて
観ていてホッこりとする話でした
無料でもあり
演劇というものを広めようとしてるのが
なんとも心地よかったかなぁ と

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

劇団Cheminèe

エリア543(東京都)

2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

2022年に観劇した別団体サンの作品が非常に素晴らしく、その関係者サンが所属する劇団ということで初回のステージを観に行きました。
コメディーと銘打っていたのにクスリともしなかった。その上演技も荒削りで、セリフすら覚えていない。(カーテンコールで演出家?の方が「短い準備期間で…」と言い訳をされていたが恐らくほとんど稽古をされていないのではないか?)
苦し紛れのアドリブが飛び交う舞台でした。
皆さんお若いので演技が未熟なのはまだいいにしても、全編を通して控室からの喋り声が丸聞こえで、それが現場での相談の類ならまだしも、「今のシーンよかったね〜」や「やらかしちゃった〜」という言葉が笑い声と一緒に聞こえてきて非常に不快だった。
団体内でこれを注意する人はいなかったのか?と不思議だった。
アフタートークも終始グダグダで、役者サンたちが「お気に入りのシーン」として、こちらからは何が面白いかわからない場面を「笑いを堪えるのに必死で〜」と喋っており、稽古場での内輪のノリを舞台に持ち込んだのだと合点がいった。
この規模とクオリティに対して三千円という料金は相場としてはかなり高く感じた。物販として戯曲も売っていたが、これも私としては高すぎるように感じ、そのためか買ってる人は見かけなかった。原作付きの演目ということで、もしかしたら原作者のマージンがかなり高いのかもしれない。
客出し時に周りを見ると結構な割合が出演者サンのお友達のようだったので、もともと身内に向けた発表会で、私のような演劇ウォッチャーははなからお呼びでないということなのだろう。

今までコリッチは会員登録観てきた!を書いたことはないのだが、今回はどうしてもと思い、不躾に失礼いたしました。

ふるさとの灯

ふるさとの灯

劇団カオス

大阪公立大学杉本キャンパス旧教養地区北食堂2階オアシス(大阪府)

2024/02/23 (金) ~ 2024/02/24 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

とにかく舞台となる民宿の舞台美術、登場人物が共に魅力的で「こんな民宿に泊まりたいのよー」と思わす安らぎの空間感がたまらんかった🎵そこで繰り広げられる物語は比較的地味なお話だけど明るいシーンや暗いシーンを照明の明るさとリンクさせる演出などで見やすかった♪久しぶりに学生演劇を観たけど改めて良いなーって🎶普段行けない大学キャンパスを訪れるのも楽しいしネ♪あと灯里役のぷてらさんがめちゃ可愛くて僕はメロメロになってしまいました\(^o^)/

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

劇団Cheminèe

エリア543(東京都)

2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

四年ぶりの公演、おめでとうございます。
第一印象は、「とにかくみんな若い」ということです。パンフレットを見たら、「高校生で劇団を旗揚げ」と書いてありました。納得。
さて、劇評になりますが、まだ若々しく、所々、せりふを滑らせたり、間合いが今一つ遅れたりしたりしていて、萌芽木期の劇団という印象でした。しかし、それゆえに伸びしろも大きいといえるので、公演の回数を重ねる中で、どんどんと演技に磨きをかけていってほしいと期待します。
それにしても高校生の旗揚げということに尊敬の念を抱きます。私が演劇に興味を抱いたころに、すでに旗揚げを考えていたとは。すばらしいですよね。
できれば、このメンバーの中に、一人でも二人でも、ベテラン風のメンバーが入ればとも思います。今回の推理&コメディーでは、どうしてもみなさんの演技が軽くなっていましたから。知り合いの劇団から「引き抜き」(笑)でもできませんかね。そうでなければ、しばらくは学校の「お楽しみ会」の劇くらいの軽さになってしまうと思います。劇団の構成メンバーのバランスというものも軽視することはできません。
これからの伸びを期待しています。見守っていきますね。

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

劇団Cheminèe

エリア543(東京都)

2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

シンプルなストーリーでわかりやすかった。4年ぶりの再始動との事。次回作も期待してます!

リベルテ Vol.26

リベルテ Vol.26

END es PRODUCE

本所松坂亭(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/03/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ナンバーズエヴァジオンを観劇。おもしろい企画。一生懸命推理して、めっちゃハズレた笑 楽しかったです!

川にはとうぜんはしがある

川にはとうぜんはしがある

ばぶれるりぐる

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

出演者が誰でも観に行こうと思う劇団の1つが、ばぶれるりぐるです。
でも、今回の出演者は私得でした。
メガネニカナウというイベントの主催をされていて、関西では知らない人のいない役者でもある上杉逸平さん、ばぶれるりぐるの常連で関西の演技派女優、大江雅子さん。東京の劇団、劇団5454(ランドリー)の窪田道聡さん、唯一観たことなかったけど、とっても元気で可愛かった梨花ちゃん。

続きはネタバレBOXで、

ネタバレBOX

土間が舞台って今まで見たことないです。
しかも、母屋と離れの土間。
それぞれに土間。こういう造りの家って存在したのかな?

昔、おばあちゃん家に土間はあったんですけど、うちの土間には鳥かごがぶら下がってたなぁ。犬とかペットは土間で飼われてたような気がする。

いつもニコニコだけど、鬱だったり色々あって仕事辞めて移住してきた生田目くん。
それだけに、早希の気持ちに敏感。本人は気づいてない気持ちを察して悲しんで、泣かないためにステップを踏む姿に笑うというシュールな状態。
早希が実家に帰ってきたのも同じような理由もあったのかもなぁと思った。
自分では気づいてないかもしれないけど。
そうなってたのかもだし、そうなってるのかとだし、そうなる前にと思ったのかもだけど。

実家から出ていった姉の代わりに実家を継いだ妹の陽子。
昔だと家は長女が継ぐものとかあったのかもだけど、早い者勝ちで出ていかれた感じ?
姉には才能があるけど、自分は何の才能も無いからと譲ったんだろうなぁ。
自分も出て行っちゃえば良かったのかもだけど、そうは出来なかった。
多分なりたかったものや、やりたかったこと、色々捨ててきたんだろうな。

でもきっとそれなりに幸せな人生を歩んできたんだと思う。
優しくて可愛い娘と、独特で面白い旦那さん。
凄く幸せな家族だと思う。
それだけに、娘の才能に気づいた時は恐怖したと思う。この幸せを失うかもしれないという恐怖。

嫁を名前で呼ぶ旦那さん。
昔は母さんと呼んでたっぽい。
名前で呼ぶようになったのは、娘が出ていくことを意識してかなぁと思った。
娘には娘の人生がある。
これからは2人で人生楽しもうよの名前呼びなのかなぁ?と思った。

なんも考えてないように何かは考えていた娘。
就職先はフィリピンのコールセンター。しかも日本人相手って、それは特殊詐欺なのでは?と思ったんだけど違うことを祈る。

最後に早希が陽子を抱きしめて言った言葉に泣いた。数年後、誰か私に言って欲しい。

やっぱりばぶれるりぐるは面白かった。
いっぱい笑ったし、いっぱい泣いた。
また、東京公演があることを祈る。
寉峯~カクホウ~

寉峯~カクホウ~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしい。ただただ素晴らしかった。

西川さんの役とシンクロしている存在は、それだけでもう感動的。
演劇における演者の魅力はやはり大きいなあ。と再認識でした。

ネタバレBOX

失敗が、回り道や遠回りが、無駄にしてしまったと思えた時間や徒労が、いつかの成功の一助になりうることも。というメッセージに励まされ、勇気づけられた人も多いのでは。
私も、その一人です。
ふるさとの灯

ふるさとの灯

劇団カオス

大阪公立大学杉本キャンパス旧教養地区北食堂2階オアシス(大阪府)

2024/02/23 (金) ~ 2024/02/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

凄く良かった‼️
今の関西学生劇団ではNo.1ではないかな🎵
めっちゃ泣きました‼️ビジュアル的にも、内容も最高😃⤴️⤴️
この流れを継続して欲しい‼️

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

劇団Cheminèe

エリア543(東京都)

2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

面白かったです。
事件が呆気なく解決してしまう印象はありましたが、何となくレトロな雰囲気の楽しい作品でした。
登場人物達のキャラも良く、特に主人公の長谷川圭一は、憎めない愛されキャラでした。
手作り感のある良い舞台でした。

寉峯~カクホウ~

寉峯~カクホウ~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

優しさあふれる作品で、とても良かったです。
将棋の駒を主軸とし、家族や仲間、恋愛や仕事等、様々な要素が詰まっていて観応えがありました。
役者さん達の演技も素晴らしく、笑いあり感動ありで、あっという間に時間が過ぎました。
改めて、家族について考えさせられ、心にじんわり響く良い舞台でした!

寉峯~カクホウ~

寉峯~カクホウ~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

凄く色々な方法論を試していて、物語の語り口としては非常に評価したい。辻褄の合わない時空間を超えた語り手の移行は徹底すればかなり面白い成果を得たと思う。

遠藤正己氏、駒師の雅号は寉峯(かくほう)。漆への拘りと盛り上げ将棋駒が特徴。駒は漆の塗り方で種類があり、「彫り駒」(文字の部分が凹んでいる)、「彫り埋め駒」(文字の部分が平ら)、「盛り上げ駒」(文字の部分が盛り上がっている)となる。
現代の名人五名とされている駒師の一人、大澤富月(ふげつ)氏に師事。富士駒の会(静岡県富士宮市で富月氏が主宰している駒師育成会)に所属。
2018年11月、第31期竜王戦(羽生善治竜王対広瀬章人八段)第三局にて寉峯の駒が選ばれる。将棋の駒は指して貰ってなんぼ。究極の高みに立つプロ棋士のタイトル戦に選ばれるということは全てが揃ったということ。この駒こそ、この対戦を飾るにふさわしいと。ボクシングの世界最高峰のタイトルマッチで選ばれるグローブのような崇高さ。人生を懸けるに値するとトップの面々を納得させる本物の重み。駒に「落ち着きがあり、見易く指し易い」と棋士達の評価は高い。
59歳で駒師になり、僅か7年でここまで辿り着いた天才。現在の駒師の中で群を抜く人気の彼の人生を紐解く。

最愛の妻と居酒屋を経営、順風満帆。44歳の時に妻が交通事故死。失意の中、店を畳む。仕事を転々とし、将棋サロン経営を思い立つ。良いものを揃えようと展示即売会に足を運ぶが将棋駒は非常に高価。手をこまねいていると「自分で作ることも出来ますよ。」と声を掛けられる。59歳にして、自分で将棋の駒を彫り出すことに。

ネタバレBOX

主人公に大川内延公(のぶひろ)氏。将棋はそこそこ強いがプロになれる程でもない。ミュージシャンで身を立てようと上京したものの、やはりそこそこ。大学時代に付き合った将棋サークルの恋人(北澤友梨枝さん)のことを未だに引きずっている。将棋を教えてくれた父親(松沢英明氏)が認知症で妹(江崎香澄さん)の介護も限界の為、実家に戻る。渡辺あつし氏の経営する地元の将棋サロンで寉峯こと、遠藤正己氏(西川智宏氏)を紹介される。

遠藤正己氏は元々売れない歌手でホステスだった妻(清水美那さん)を口説いて結婚。将棋ファンの集まる居酒屋を開業、軌道に乗る。自慢の包丁使い。趣味の釣りで大河内氏の父親と知り合うことに。手作りの漆を塗ったウキ。全てのばら撒かれた欠片が後の伏線になる不思議。
最愛の妻の死で全てが狂う。何も生きゆく意味を見失った彼は娘(鈴木彩愛さん)の事だけを考えて生き延びる。何も無くなった時に残るのは血の通った家族だけ。

渡辺あつし氏の語る昔話で時空間が飛び、聞いていた大川内氏は回想世界に飛ばされる。一緒に観客も吹っ飛ばされるので面白い試み。

遠藤正巳氏の物語と大川内延公氏の物語が並走。たまに渡辺あつし氏の物語も。

キーになるのは認知症で徘徊を繰返す松沢英明氏。彼は何かを探し続けている。将棋を指したがるが、決まって「こんな駒じゃやれるか!」と怒り出す。彼がほんの少しの間、正気を取り戻すシーンが物語のクライマックス。

大川内氏の作った曲は聴きたかった。ラストに流して欲しい。YOASOBIみたいのだったら面白かった。

無理に将棋を絡めなくてもいい話だと思う。遠藤正己氏と鈴木彩愛さん父娘の物語、松沢英明氏と大川内延公氏父子の物語が共鳴し合ってシンフォニーを奏でるべき。互いの話が実は同じ話だと気が付くように。鈴木彩愛さんをもっと描き込むべき。そして何をやってもそこそこ止まりだった大川内氏の苦悩が欲しい。
寉峯~カクホウ~

寉峯~カクホウ~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

音楽の効果や照明もうまく使い、時制の往き来など展開もスムーズ。父娘の関係を、これ見よがしの泣かせ芝居にしないあたりもラビット番長の品の良さ。

養生

養生

ゆうめい

ザ・スズナリ(東京都)

2024/02/17 (土) ~ 2024/02/20 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/02/16 (金) 14:00

百貨店の展示替えの深夜アルバイトの大学生(後に正規採用)二人と正社員による三人芝居。これも作者の実体験に基づくもの? だとすれば過去と較べて毒(?)が薄れてマイルドになった印象。
が、今回特筆すべきは3台の脚立を組み合わせた可動/変形式の大中小三大の装置を主とした舞台美術で「それをそう見立てるか」なども含めて堪能。
また、アルバイト時代と正規採用後を並行して見せ、ワキを同じ役者が片や正社員、片や後輩となる新入社員と演じ分けるのも面白い。

天才バカボンのパパなのだ

天才バカボンのパパなのだ

吉本興業

本多劇場(東京都)

2024/02/21 (水) ~ 2024/03/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/02/23 (金) 19:00

チョー有名なマンガを別役実が戯曲に、って、どんな風になるんだ、と思って観に行ったのだが、すごく面白かった。75分。
 吉本興業主催ということで、コント系かと思う芸人と何人かの演劇人による公演だが、バカボンの世界観をある意味で忠実になぞった「不条理」のかたまり。笑うタイミングも人によって違うあたりも面白い。古くから知ってる浅野千鶴が]フツーに異常なこと言ってるのを観るのも、また楽しい。「脳が溶ける」印象。

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

長谷川圭一事件簿 ~Episode Zero~

劇団Cheminèe

エリア543(東京都)

2024/02/23 (金) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

コンパクトにまとまって面白かったです。とにかく役者の皆さんが元気に楽しそうに演じているのが良かったですね。見ている方までその楽しさが伝わって良かったです。内容は、あると言えばある話ですが、元気でおしきったかんじですね。四年ぶりの公演とのことでしたが、良かったです。次回も頑張ってください。

寉峯~カクホウ~

寉峯~カクホウ~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

昨秋「天召し」がとても良かったラビット番長の将棋ものを観に今度は前回のお隣のBOX in BOXへ
今回は棋士ではなく、駒師のお話し
また実在する人物を」より簡素だが上手く使われていた
正面の駒にタイトルロールとエンドロールが投影される
舞台転換は小気味よい
時には左右でライティングを替える間に次の場面へ
演者皆表情が良い
秀逸だったのは松沢英明
「ボケ」が来た老人を実に良く表現していた
大川内诞公も終始細かな感情表現が良かった
井保三兎のラビ番ズボンはちょっと違和感が(笑)
様々な要素がうまく組み合わされ処理されていたが、遠藤父娘、池田父子、ある意味メインテーマは「家族」かな
ちょっと身につまされるところもあった
しかし駒師のことなんて能登半島沖地震関連のニュースでつい最近知ったばかり
ラビ番の将棋もの、やっぱりいいなぁ、次が楽しみ

夕暮れの旅人たち

夕暮れの旅人たち

表現集団蘭舞

シアター2+1(東京都)

2024/02/10 (土) ~ 2024/02/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/02/11 (日) 17:00

西荻窪の劇場といえば遊空間がざびぃしか行ったことがないと思っていたのだが、この劇場への最後の曲がり角であるT字路で突き当りにCOOPとスーパーが並び立つ風景には見覚えがある。いつ来たんだろうと考えに考えて、かなり以前にハグハグ共和国所属の役者が一時期にそれぞれ違った劇団に客演した際に、それらの各公演をスタンプラリーよろしくサインを集めながら観て回ると景品が出る企画があって、その時に来た劇場のひとつだったのを思い出した。多分劇場名は今と違っていたと思うが…。

(以下、ネタバレBOXにて…)

ネタバレBOX

両親が離婚して以来会っていない父親に会うため、そして引っ越してしまった彼女に会うため、単身博多の地を訪れる中学3年生の少年・凪の物語だが、はっきり言って暗転が多すぎる。これまで暗転(場面転換)が多かった芝居と言えば上演時間2時間弱で64シーンというピープルシアターの作品があり、当時その主宰は「舞台で映画を創る」という趣旨のことを言っていたが、シーンを細切れにすれば映画になるというものじゃないだろうというのが正直な感想だった。この作品も場面転換が多すぎて、登場人物の心に寄り添いかけると転換という繰り返しでは、訴えかけるものが薄くならざるを得ない。もう少し考えた方がいいだろう。

あと、博多弁がいまひとつひどい。当日パンフによれば方言指導が居るようだが、字面だけ方言にしても(それだって満足に博多弁になりきっていない個所が散見される)イントネーションがまるで違う。そのために博多弁のシーンになると九州人の私としては白けてしまう。桟敷童子のレベルまでとは言わないものの、これまたもう少しトレーニングすべきだ。

凪の母親で刑事でもある清美が夫に向かって「こういう仕事で女性が出世するのは大変なんだから」という場面があるが、こういう会話でわざわざ「女性」と言うものだろうか。この人物のキャラクターからも、また警察社会に身を置く立場としては単に「女が」と言うのではないか。コンプライアンスを気にしすぎだ。もっとも清美を演じた小暮美幸はこの他にもおチャラけた役もこなして、存在感を十二分に発揮していた。
寉峯~カクホウ~

寉峯~カクホウ~

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日拝見。以前に複数回拝見しているラビット番長さんですが、流石隙のない内容でとても面白かったです。過去と現代を行き来する演出はともすれば解りづらくなるのに、全くそんなことはなく、笑いあり涙あり素晴らしい演技と内容で楽しく優しい時間を過ごせました。ラストも良かったですね。ありがとうございました。

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