
少年期の脳みそ
玉田企画
アトリエ春風舎(東京都)
2014/06/20 (金) ~ 2014/06/29 (日)公演終了
満足度★★★★
非日常的日常空間の心地よさ
・・・とでもいうのでしょうか。「あるある、こんなこと」とか「いるいる、こんな人」と思うもののなかなかお目にかかれない光景だったり、居そうで居ない人だったりするのです。ただ演劇というフィルターを通すとそこにリアリティのある日常が現れるのです。

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」
鵺的(ぬえてき)
小劇場 楽園(東京都)
2014/06/12 (木) ~ 2014/06/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
定や、定
暗い世相であった昭和であった時代に、怪奇事件として今現在でも語り継がれている阿部定。
岡田あがさはうまいなあ。見事としか言いようがない。
また、女衒(ヒモ)の寺十吾は役者ではなく本当のヒモでは。それくらい見事だった。
語りが講談調でその時代に引き込まれているかのよう。
小劇場楽園はこじんまりとしているが本作にぴったりの劇場だったように思う。

【耳のトンネル】CoRich舞台芸術まつり!2012春グランプリ再演
FUKAIPRODUCE羽衣
吉祥寺シアター(東京都)
2014/06/13 (金) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白いのではなく楽しいのです。
ある男の一生なのですが、うまい演出と役者が見事にマッチして、とても満ち足りた気持ちにさせてくれました。
ほんとに、楽しかったです。

怪獣使いの娘たち
味わい堂々×バジリコFバジオ合同公演
駅前劇場(東京都)
2014/06/18 (水) ~ 2014/06/24 (火)公演終了
あまじょっぱい劇
喜劇なのかな? と思ったら悲劇。
初めての劇団。マニアックだよ、と言われていたので、空っぽで観劇してみました。情報量が多く、理解するのは困難。
最後は裏切ってくれるかとわくわくしていたが、上手く丸めこまれてしまった印象。
小道具とか衣装とかはかなり拘ってるので、とても華やかで観ていてとても楽しかったです。

SEMINAR
シーエイティプロデュース
紀伊國屋ホール(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
翻訳劇の醍醐味
かなり前のreviewです。
舞台はNY。ひとり5000ドルの大金を講師に払い10週間の特別講義を受け作家を目指す若い男女4人。
玉置玲央君演じるひ弱なマーチンがとにかく魅力的で!講師のレナードにニャンコちゃんなんて呼ばれたり、自意識と自信の無さ、本能と拙い正義感。主役はレナードじゃなくてマーチンだった気がする。ニャンコみたいな変幻自在に舞台を漂っていた!
相変わらず男前で良い声のばっち。ダグラスは超イケメンで裕福なのに、ダサい。相葉裕樹らしからぬダサいリュックサックw
黒木華ちゃんは蒼井優似な印象だったけど舞台で観ると全然違う。体つきは小さいけどグラマラスでとても女性的。終盤で髪をおろし男性用Yシャツだけの姿で登場した時は、ハ!@ω@とした。黒川智花ちゃんが黒の下着上下にシャツを羽織っただけでソファーやテーブルの上ではしゃいだシーンよりもセクシー。
黒川智花ちゃんの役もはまり役。才能はまぁまぁ、美貌と野心は満々な小悪魔。脱いだ時よりゆるふわセーターにタイトスカートの方がエロくて。
主役の北村有起哉さん。彼ってこんなにダンディな大人?50歳の大学講師の役?渋ッ!まるで御父様(北村和夫)の様な重厚感。毒舌も批判もずっと聴いていたくなる台詞廻し。存在感も演技力も申し分なくて、でもカワユ(#´д`)
こうゆう軽妙でいて濃密な会話劇、良いわぁ♪モロ好み。翻訳戯曲に有りがちな、知的で小粋でお洒落でリッチ。それぞれ面倒臭いけどみんなお茶目さん。めんどくさいの好き(笑)心地良い作品でした。

アクアリウム
DULL-COLORED POP
シアター風姿花伝(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
満足度★★★★
シェアハウスの不気味さ
「アクアリウム」のシェアハウスは、お魚ハウスって名前があって、リビングの真ん中、舞台中央にキラキラと煌めく綺麗な水槽が置いてあって。何種類もの淡水魚や生物が飼育されていて。
魚も人間もおんなじ。一匹病気の魚が居ると、水槽内の生物が全滅したりもする。
ゲストの山崎彬さんは
酒鬼薔薇世代と呼ばれる人のトラウマや、みんなの心の隅に残ってる酒鬼薔薇。酒鬼薔薇は理解出来なくても、酒鬼薔薇的な考えを持つ人は、もしかしたら隣にいるかもしれない。こわーい!!
擬人化されたペットの鳥とワニがとってもキュートだったり、谷さんの台詞のチョイスが面白くて凄く笑い声満載の客席だったけど。やっぱり怖いね。優しくていい人だと思って付き合ったら酷いストーカーだったとかね( ̄▽ ̄;)
面白可愛怖かった(;´д`)ショーシャンクではあんなに可愛い少年だった山崎彬さんがエロくてカッコ良くてゾクゾクした。本当に目が離せなくてゲストなのに爪痕残しすぎ。

ショーシャンクの空に
フジテレビジョン
サンシャイン劇場(東京都)
2013/11/02 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
3回観て3回とも号泣
かなり前のreviewです。
映画は何度も観てきた作品だけど、舞台版は原作により近づいた視点で喜安さんのドラマティックな脚本と河原さんのアイデアで、ピンナップガール達に命が吹き込まれ、物語の狂言廻し的にストーリーテラーとして歌い踊り語るという、とても素敵な演出でした!
特にマリリン・モンローを演じた新良エツ子さんのエロチックでキュートな事!!様々な舞台の歌唱指導もこなし、てらりすとというユニットや新柿喰う客の常連としてもその圧倒的歌唱力で華を添える平成のディーバ@ω@しかもEカップのダイナマイトボディー!はぁ( ̄▽ ̄;)たまらん…
絶望的な刑務所の場面でマリリン・モンローが歌うアリア。まさしく歌には絶望の中でも希望の光が射すという、音楽の持つ力を知らしめてくれました。
劇団新感線の公演みたいな、決して派手なキャストではなかったけど、キャラメルボックス、悪い芝居、キリンバズウカ、てらりすと…といった東京や大阪で人気の劇団員さんが脇を固めた若々しくも玄人受けする力強いストレートプレイ。
冒頭のR指定必至のドメスティックな暴力シーンから、ラストの眩しい「蒼」の中での再会、再生、あの抱擁は涙無くしては観れなかった…(T-T)
間違いなく生涯忘れられない1作品になりました。

やわらかいパン
プロペラ犬
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/10/30 (水) ~ 2013/11/06 (水)公演終了
満足度★★★★★
備忘録
かなり前のreviewですみません。
小さな劇場で、総勢17人が50人の役を演じる、SFアクションスプラッターラブコメファンタジー←長い!
ダンスの振り付けは、マルマルもりもりダンスのpecoさん!
そして水野美紀さんのコスプレ!ボクサー、ランドセルの小学生、ナース…意識障害者の役どころではパジャマ姿でbedの上で悶絶…。こんな体当たり演技、美人女優が大丈夫?と心配になるくらい。
ストーリーは限界集落出身のななこの半生。幼馴染みの三郎(ハチミツ二郎)との純愛ストーリー。なんだけど、コントやギャグ満載で。たぬき祭を生き甲斐に生きるお爺ちゃんみたいなお婆ちゃんたちや、お寺の和尚さん、ななこを介護する妹、東京から田舎のローソン?に突然転職してきた店員…。
もうとにかく、面白いの一言。
あんまり面白いので、夜観る予定のミュージカルをやめて、当日券でマチソワしたった。水野美紀さんの脚本、ぶっ飛んでた!

born能力
水色革命
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2014/06/20 (金) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/本日の夜、西日暮里で
[水色革命]の、
【born能力】を観てきました☆
面白かったです。
3つの物語で構成されていて、
それが見事に1本に繋がっています♪
前半は大爆笑の連続☆
後半は物語の深さを味わわせてくれます。
キャラの設定が見事で、
展開も秀逸です♪
観劇日記をブログに書きました。

ミュージカル 牡丹さんの不思議な毎日
ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ
上野ストアハウス(東京都)
2014/06/18 (水) ~ 2014/06/23 (月)公演終了
満足度★★★★
生態系
東北は白神山系を始め、ブナ原生林の北限。ブナは節が多く、建材としては嫌われ者だが、広葉樹なので、たくさんの落ち葉を落とし、山の保水力は抜群である。日本がこのような国土の荒らし方をする迄、東北は、名水のメッカでもあった。その理由は、ブナである。山からの下がり水は、やがて豊富な地下水脈となって、命を潤し、更に大地を豊穣にして、多くの動植物による多彩な生態系を作り上げて来た。そのような自然の豊かさがあって初めて、遠野物語が生まれる素地が作られたと言えよう。この物語の舞台に東北の山がちな場所に建つ旧ホテルが選ばれているのには、無論、作家、演出家の命に溢れる世界への念いが込められていよう。(追記後送)

飛び出す鹿パレードvol.3
プラズマダイバーズ
高円寺haco(http://koenjihaco.com/h_access.html)(東京都)
2014/06/22 (日) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
札幌の才能
札幌からやって来た2人組(谷口 健太郎・深浦 佑太)のユニット。4月から今月迄、毎月東京公演を打って来たが、深浦は会社員なので、月曜日出社する為に、観客が帰るより先に蜻蛉帰りすることもあった由。今回は、夜の公演開始が17時なので何とか観客より先に帰らずに済みそうである。
今回の演目は、「叩いてかぶってジャンケンポン」「Man-hole~鹿ver~」「ザ・バースデイ」の3作をオムニバス形式で上演。一篇約20分の1時間強である。見る前は、全然、別の作品と思いきや、さに非ず。何と掴みのジャンケンポン地獄とマンホールは時間的に逆転しているものの最後のバースデイを加えて序破急を形成しており、而も、これが実に弁証法的なのだ。

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!
おぼんろ
ワーサルシアター(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★
参加して楽しかった
前作同様に会場内を役者が縦横無尽に動き回り、見るというよりは参加して楽しかった劇でした。ただ前作に比べるとストーリーがありがちな感じになってしまった気がします。
何度も足を運んでいる方が多い会場では成り立つ演出も、地方や今後目指す大きな劇場では難しいかもしれないですね。参加型は苦手という方のためにも観劇席と参加席などの区分けがあってもいいかもしれないと思いました。

ドブ恋3
万本桜企画
千本桜ホール(東京都)
2014/06/18 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了
満足度★★★★
ダニチーム
いまもどこかで起きているような、恋にまつわる14個の短編集、オチがあったりなかったりしますが、18禁なシーンも交えつつ楽しかったです。できれば、オチのあるものとないものを分けての順番だったほうが見やすかったように感じました。もうひとつのチームも気になりますね!?

ミュージカル「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」
BS-TBS
サンシャイン劇場(東京都)
2014/06/05 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

読書劇「二十歳の原点」
オフィス再生
秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)
2014/06/23 (月) ~ 2014/06/24 (火)公演終了
満足度★★★★★
強烈なインパクト!
単なる朗読劇ではない強烈なインパクトを感じた。
学生運動という時代背景なしには考えられない。
1969年6月24日高野悦子自殺!

怪獣使いの娘たち
味わい堂々×バジリコFバジオ合同公演
駅前劇場(東京都)
2014/06/18 (水) ~ 2014/06/24 (火)公演終了
満足度★★★
特徴としてのチグハグな会話!
通常の会話の中の数多くのかみあわないチグハグな台詞が特徴。
また、グロテスクなキモカワイイ人形たち(過去に使用したものは500円〜1000円で販売)。
独特の世界観面白かったです。

朝劇「彼女は誰のもの?」【9月10月全話やります!土曜日増刊号も!】
朝劇
CAFE SALVADOR(千代田区丸の内 3 - 2 - 3 富士ビル1F) (東京都)
2014/04/01 (火) ~ 2014/10/21 (火)公演終了
満足度★★★★★
美味しい!
京浜東北線の罠で、開演時間ギリギリに到着したのですが、ほぼ時間通りに始まりました。間に合って良かった。モーニングをいただきながらの観劇って、良いですね。テンポも良く、とても面白かった。いっぱい笑いました。
次回作品も是非とも観たいです。朝からステキな時間をいただきました。

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★
夜も寝ないで昼寝して。
ホヤホヤはきっと人間を選ぶのかな。
ピンクだし。赤ちゃん?
遺伝子のはなし?みんな細胞レベルの。闘ってる。
ベニクラゲマンは本物の救世主。
人間じゃなくて、地球の。
お母さんの。
う~~~~ん…
なんか、結局スゲー愛。
素敵な舞台でした。
何度も観れればもっと楽しめるのは解っているのですが、一度しか観れない方は消化不良をおこしてると思われるので、星へらしちゃった。

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★
初観劇
前々から気になっていた劇団に、好きな役者さんが出演されるという事で初観劇でした。
本当噂以上にダンスも殺陣アクションも見ごたえあり、
内容ももう見ててわくわくするし噴き出して笑えるしと大満足でした。
これは、これからも見たい劇団が増えました!

「ぼくはだれ」
RISU PRODUCE
小劇場B1(東京都)
2014/06/18 (水) ~ 2014/06/24 (火)公演終了
満足度★★★★
ドキュメンタリー調の人間ドラマ。
重厚で見応えのある人間ドラマでした。今回は再々演という事らしいので、さすがに熟成されている印象を受けました。
上演時間:約110分