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美女と野獣【2024年9月4日夜公演中止】

美女と野獣【2024年9月4日夜公演中止】

劇団四季

舞浜アンフィシアター(千葉県)

2022/10/23 (日) ~ 2025/04/30 (水)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

野獣が結構、奥手で不器用なところが、姿格好とは違ってかわいげがある。主人の野獣を応援して背中を押す執事、女中たちも楽しい。コーヒーカップの男の子は、中が空っぽとわかるワゴンの上に首だけ載っていた。あれはどうやっていたのだろうか。

前半最後の、手に持ったコップを打ち付け合って踊る「ガストンの歌」が一糸乱れぬアンサンブルで見事(音はうるさいけど)。後半の見せ場の、食器、スプーン、フォークが踊る「おもてなし」の歌もよかった。

2時間半。なんと最前列だった。舞台が高くて、椅子の上に追加座面ブロックを置いて観劇

ネタバレBOX

ベルが野獣に心惹かれるようになるのは、逃げ出した森でオオカミに襲われ、助けてくれた野獣が傷を負ったから。その介護でまず近づく。野獣が弱りベルが看病した時に野獣の優しさを知るという展開だろうと思っていたら、これは半分予想通りだった。

予想と違ったのは、城の図書館が二人の心をつなぐカギになるところ。本好き・物語好きのベルという設定がここで生きるとは。図書館があることは前半、時計の執事長が言っていた。伏線になっている。野獣も始めて読み聞かせてもらい、物語のとりこになる。

野獣が城に住んでいると知った村人が、偏見だけで野獣を殺せと襲ってくるのは、朝鮮人差別、黒人差別、あらゆるヘイトと民族差別、異端排除ををほうふつとさせる展開。その先頭に、ベルに振られた怒りに燃えるガストンが立つ。ガストンに重傷を負わされた野獣が、ベルの腕に抱かれるのは、オオカミに襲われた時と同じ構図の再現。

最後に王子に変身する場面は、あっという間の早変わりでミラクルだった。傷ついて瀕死の野獣が、ベルの愛の言葉に、宙に浮いてくるくるくるくる回り出したかと思うと、パッと王子に戻る。
おやすみ、お母さん

おやすみ、お母さん

風姿花伝プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2023/01/18 (水) ~ 2023/02/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんとも後味のすっきりしない芝居。娘ジェシー(那須凛)が、母に「2時間後に自殺する」と告げる。そこから2時間弱の二人の対話劇。亡き父を、母は愛さなかったことにこだわるジェシー。ジェシーの離婚した夫のこと、ぐれて行方不明の息子のこと、病気のてんかんのこと…。

ジェシーは、家事をしない母のために、自分が死んだ後も不便がないよう、キャンディーの詰め替えや、鍋の整理などをこまごまやり続ける。手を休めることなく、しゃべり続けるジェシーに、母は「生きていてくれるだけでいい」「私が死ぬまで数年待って」と頼み込み、病気のことでは悪かったと謝るが。

ネタバレBOX

なぜ自殺するのかがどうしてもぴんと来ない。「目的のないバスに乗って、どこで降りても同じなの」など、自分の人生にうんざりしたことをちらちらいうが、膨大なセリフがあるのでそれが埋もれてしまう。離婚や、病気や、田舎で埋もれているからと自殺していたら、みんな死ななければならないではないか。しかも、こんなにしっかり自分の人生を語れる人が死ぬだろうか。那須凛が若すぎてキラキラしているから、自殺するとは思えないからかもしれない。

観劇した友人は「ダメ母親の面倒を見なければならず、家に縛り付けられているのが嫌になったからだよ」と言っていたが、そんなに嫌な母親だろうか。娘はそんなに母との生活を苦にしているだろうか。これも那須佐代子がもつ気品のせいで、ダメ母親に見えないのかもしれない。
2度ほど、何の脈絡もなく「中国共産党」のことばが出てくる。なぜかわからない。

どこかで自殺をやめるのだろう思っていたら、結局ジェシーの気持ちは変わらず、寝室に引っ込んで銃声がする。考えてみたら、必然の結末なのだが、どうもすっきりしない。田中泣いて止めた母親も、最終版は諦めて、娘の用意した別れのプレゼントをおとなしく受け取るようになる。でも、本当にもう死ぬ段になると、縋り付いて止め、振り払われて泣き崩れる。身も世もない姿は哀れであった。それでも、銃声の後、気丈に息子に電話をかけるのだが。
ツァイガルニクに勝つ記憶

ツァイガルニクに勝つ記憶

地下富士と廃校

中野シアターかざあな(東京都)

2023/01/28 (土) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

千秋楽を観劇。めっちゃ面白かった!絶妙な台詞、演者もいい!次回作も期待してます。

すずめのなみだだん!

すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

駅前劇場(東京都)

2023/01/06 (金) ~ 2023/01/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

多分に哲学的、というかやみ・あがりシアター流の信仰論/思想論/幸福論か。今までに何度か観た作品それぞれテーマや描き方が異なり笠浦さんの「引出しの多さ」に驚愕。
また、タイトルの(もう一つの)意味を明かすラストの詩的な台詞、「その映像が見えるよう」だったことも含めてステキ。まさに「画竜点睛を打つ」的な。

日本文学盛衰史

日本文学盛衰史

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/30 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/01/30 (月) 13:00

大爆笑! 時事ネタも随所に取り入れながら明治以降の文壇をおもしろおかしく鳥瞰。笑える箇所が多いものの、時々超シリアスに。

カメレオンラプソディー

カメレオンラプソディー

えのもとぐりむプロデュース

シアター711(東京都)

2023/01/11 (水) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観終わって、いい演劇だったなぁよりも先に『よかったなぁ』って思った。
起きる事柄、仕草、ビジュアルは激しい部分もありながら、実は起伏は控えめのお話で、でもその控えめの起伏の描かれ方が何ともいとおしい。そうだよね。うん。それでいいんだよ。そして、大切な人達が今いるじゃないか、しっかりとって。優しいお話。平易な表現に過ぎないけど、本当に。家族。仲間。いちばんの仲間。味方。

帰り道、ふらーりふらり
じーんわりしながら歩きました
あったかい余韻

昨年からえのもとぐりむさんの手掛けるお芝居を観るようになって、多分以降は全部観ているかなと思うのですが、今回の舞台セット、小道具がかなり新鮮に見えて。とても落ち着いた家屋の一室に、どこにでもあるような小物だとか諸々がある暖かみのある場所で、こんな感じにもなるのかと同時に、逆にここの為に作品があったのかと思うほどとても素晴らしい空間だったと思います。楽しく、笑えるし、悲しいし、哀しさもあるけれど、あたたかいとても良い演劇でした。配役、演技も素晴らしくいい風景、家族の模様を見させてもらいました。

舞台「ゼロヨンヨンの終電車2023」

舞台「ゼロヨンヨンの終電車2023」

feather stage

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

アクリル板を使用した舞台、疾走感や躍動感が素晴らしく、演技もダンスも、もちろんお話もミステリーやバイオレンス要素もあって素敵でした。

宝飾時計

宝飾時計

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2023/01/09 (月) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

前半と後半で同じ事を2回繰り返すならもう少し
ここでの発言がこう回収されたのかというなんらかの
インパクトが欲しかった。あったのかもしれないが弱い。

物語もファンタジーとして見れば耐えれるが
それはもう小説の中の空想物語を読んでいる
感覚だった。だから、ある一線は超えて欲しくなかった。

演者さんの演技は非常に良かった分、
話の内容がくどく感じ、面倒くさいという
印象だけが残ってしまった。

いつもは2回観劇するが今回は1回だけ
観てチケットを他の方に譲った。

ネタバレBOX

妄想が実体化する現象についていけず
また、その後の実体化した人物の話の回収がなかった気がする。
『キレナイ/Dear Me!』

『キレナイ/Dear Me!』

ラゾーナ川崎プラザソル

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2023/01/21 (土) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/01/27 (金) 19:00

「Dear Me!」115分。休憩なし。

ほおずきの家

ほおずきの家

HOTSKY

座・高円寺1(東京都)

2023/01/11 (水) ~ 2023/01/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

話のエピソード的には、自分達のすぐとなりにありそうなストーリーで、共感できる部分も多く、こんなお店が少し鬱陶しい部分もありますがあったらイイなと思いました!
差別な部分は、幸いにもあまり身近になかったので少し他人事な感じでしたが、面白かったです!

記憶の転生

記憶の転生

フェルフェン

新宿眼科画廊(東京都)

2023/01/13 (金) ~ 2023/01/17 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一人芝居でしたが、演者の熱量、充分に感じました!
この後の11ヵ月、どういった感じで進んでいくのか気になりますね

龍昇企画 父と暮せば

龍昇企画 父と暮せば

ストアハウス

上野ストアハウス(東京都)

2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/01/26 (木) 19:00

小劇場の2人芝居から、スケールの大きな作品へと仕上がりました。
上演時間が1時間以上あるが、場転が少なく観客の集中力を途切れさせない
演出&演技はプロフェッショナルだと思います。
舞台となる広島弁はとても流暢だが、時折捲し立てるようなセリフが少々聞き取りにくい。
けれど、それを感じさせない場の空気間が、会場で観る最高のエッセンスにも感じられるのだ。

三文姉妹

三文姉妹

T-works

「劇」小劇場(東京都)

2023/01/24 (火) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2023/01/27 (金) 14:00

90分。休憩なし。

逃避奇行クラブ

逃避奇行クラブ

悪い芝居

本多劇場(東京都)

2023/01/29 (日) ~ 2023/02/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

悪い芝居やっぱすげえぜ。ファンタジーの中のリアルかと思ったら、リアルの中のファンタジーの話だった。かと思ったら、その2つでは形容しがたい何かになっててヤバイ。タネ明かしもあり、不明点もあるのが良い。色んなサンプリングや小ネタもあって面白かった。

怖気

怖気

制作「山口ちはる」プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ヤーバイ!面白すぎる!この面白さを言語化できない!全部詰まってた!最高!最高!最高!

ある女子大生の誘惑

ある女子大生の誘惑

絶対♡福井夏

スタジオ空洞(東京都)

2023/01/24 (火) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/01/29 (日) 15:00

本筋の合間に差し挟まれる、ちょっとした会話までもが面白い。
時に風刺的だったり、時にサブカル好きのツボを刺激したり。
そして、レポートの課題がのちのち伏線として回収される構成がおしゃれ。

「女子大生が単位を取るために教授に色仕掛けで取り入ろうとする」というストーリーの性質上、必然的に性的な展開になるのだけれど。
ウエットないやらしさがなく、下ネタもウィットに富んでいるので、男女問わず楽しめる作品だと思う。

教授、姫川さん、萩原くんの奇妙な三角関係が、教授室という限定された空間の中のみで展開されてゆくため、客席側からは彼らのやりとりを覗き見ているような感覚になった。
ホワイトボードによる時間経過の演出もシンプルでありながら、萩原くんの心境を表す装置として効果的。特に、「金」の書き方で彼のやきもきした心情がよりリアルに感じられた。

教授の、姫川さんへの感情が変化していく様も、自然な危うさがあって、こちらまで冷や冷やしつつもわくわくしてしまった。

何より、姫川さんの引力が凄い。
気弱そうな第一印象とはうらはらに、目的のためには手段を選ばない強かさ。恐れを感じつつも魅入られてしまった。

このあと彼女は無事内定と単位を勝ち取れるのだろうか?
想像の余地を残したラストも秀逸。

最初から最後まであっという間の70分、楽しいひと時だった。

演じる高校生

演じる高校生

京都芸術劇場

京都芸術劇場(京都芸術大学) 春秋座(京都府)

2023/01/29 (日) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇全国大会大阪代表と兵庫代表?二本とアフタートーク
二本ともレベル高
個人的にはミステリー好きなんで兵庫代表が良かった(拍手も若干多かったかな)
下手に小劇場観るより充実感有り

いごっそうと夜のオシノビ

いごっそうと夜のオシノビ

Nana Produce

サンモールスタジオ(東京都)

2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

青山祥子さん目当てに行きましたが、沢山の素晴らしい役者さんを知るいい機会になりました。
寺十吾さんということで【悪魔を汚せ】を想起する演出があったり、どこか昭和の時代の野蛮で野放図、生々しさが随所に見られ鬱陶しくてじれったい、滑稽な人たちがとても賑やかで楽しい。

マジックリアリズム

マジックリアリズム

劇団龍門

シアターシャイン(東京都)

2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

静かな始まりから一気に激しめに進み始める。
最初の何?が段々とわかりあっという間に引き込まれました。

虚星のレイス

虚星のレイス

しむじゃっく

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2023/01/26 (木) ~ 2023/01/30 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/01/28 (土) 18:00

初見のユニット。独特の世界観で、華やかに描く。97分。
 竜と人間が協力して競う「ファクーム」なる競技のある、という独特の設定の世界。4組の競技者のそれぞれが抱える事情や相互の関係などを紡ぐ。世界観に入り込めなかったが、役者陣の演技の華やかさはとにかく楽しい。独特の台詞回しがはまっていない役者がいるのはやや残念。平安咲貴(カワイイ),まひたん(キレイ),木山りお(リリシイ)等の推してる女優陣を始め、さながら女優祭り的な勢いも感じる。

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