タンホイザー
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2023/01/28 (土) ~ 2023/02/11 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今年もワーグナーが観られた
タンホイザーの生は初めて
まずは中学生の頃から半世紀の間フルトヴェングラーで聴き慣れた前奏曲
管がちょっと?なれど、すぐに弦が取り返す
セットは天井近くまで届くような長い樹脂製?の棒を多用して、それが動くオープニング
ライティングが素晴らしい
ワーグナーには割とこういう現代的な舞台が似合うな
バレエというものはあまり好きではないのだけれど(まあオペラの中はアイーダとかも例外だけど)、音楽に合ったスピード感あふれる(下手上手を全力疾走するような場面も)ステージングと絶妙なライティングで大いに楽しむ
第1幕での拾い物は牧童
歌唱も素晴らしかったが、つの笛を吹く仕草が音楽にぴったり合っていた
タンホイザーを囲んでの騎士団の合唱がそれぞれの歌唱は良いのに今ひとつ合わなかったのが残念
第2幕は豪華
やっぱり大行進曲いいなぁ
合唱もちゃんと後ろで頷きあうなど演技してた
妻屋さんのバスを久しぶりにたっぷりと聴けた
タイトルロールのグールドは世界最高峰のヘルデンテノールと言われているらしいけど、個人的にはあまり好きになれなかった
声量があるのに、絞り出すように声を張り上げている感じがしたのは残念
エリザベートとヴェーヌスはなるほどと思わせた
妻屋さんはさすが、ヴォルフラムも良かった
新国立合唱団が舞台上に100人超えはコロナ以後は初めて見たかな、さすがの歌唱だった
全体通して景山梨乃さんのハープが大活躍で素晴らしかった
カーテンコールでペレスもアプレイズ
しかし彼はもっとオケに拍手させろよな
彼女も東響離れるらしいけど、コンマス水谷くんも来月で退団
彼のリードするオペラを聴くのは最後になった
荒木奏美ちゃんのオーボエも相変わらず良く歌っていた
チケット取ったの遅くていい席なかったから天井桟敷の最前列にしたけど、第2幕とか後ろの方まで良く見えたし、ピットの中も結構見えた
舞台上のセットでも十字架が出てきたけど、やっぱりキリスト教の色合いが濃いな
祈りと贖罪と恩寵
あんまり恩寵という言葉出てくるから、久しぶりにシモーヌ・ヴェイユの「重力と恩寵」思い出した
「ここに芸術と平和が続きますように」という歌詞が心に沁みた
魔法少女、辞めます。 2023
ユーキース・エンタテインメント
STUDIOユーキース(東京都)
2023/02/11 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/02/11 (土) 12:00
価格3,500円
ホットな作品でした♥
知人の初舞台でマスクなしの演技観たさに
伺いましたがいい作品でした。
小さな舞台にあったかい想いが溢れてました。
最後まで走り切って下さい。
消滅寸前 (あるいは逃げ出すネズミ)
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2022/10/06 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/10/15 (土)
座席1階
最前列で観劇。限界集落でのノンフィクションのようなフィクション。現実にありそうだから、怖い。
雨
こまつ座
世田谷パブリックシアター(東京都)
2021/09/18 (土) ~ 2021/09/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
井上作品で二番目に好きな芝居。氏の作品は、大概登場人物が少ないのだけれど、本作は、役者の人数は多いし、歌あり踊り有りで、長い芝居もあっという間。最初に観た時は、余りの完璧などんでん返しに、言葉を失ったくらい。
ベリーベリーハッピー
劇団「劇団」
ABCホール (大阪府)
2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ゲキゲキのファンタジーじゃないのも良いですね~!面白かったです!笑いもあり、グッとするところもあり、良い観劇体験でした!
日本人のへそ
虚構の劇団
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/12/01 (木) ~ 2022/12/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/12/02 (金) 19:00
座席1階
虚構の劇団解散公演が井上作品となれば、観ない選択肢は無い。
開演前と終演後にロビーに居た鴻上さんの背中に哀愁が漂っていました。
ドールズハウス
u-you.company
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/02/10 (金) ~ 2023/02/14 (火)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2023/02/10 (金) 19:00
座席1階
久しぶりの小劇場。
客席の半分以上を配信機材が占めていてビックリ。
“配信”優先の演出にも更にビックリ。
時代を感じました。
『キレナイ/Dear Me!』
ラゾーナ川崎プラザソル
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2023/01/21 (土) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
『Dear Me!』観劇
始まって少ししてから、以前に観たことがあることに気付きましたが、今回も楽しかったです!
人の気も知らないで
スーウェイ
小劇場 楽園(東京都)
2023/02/03 (金) ~ 2023/02/05 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
下北沢駅前でスーウェイ主宰佳乃香澄さんから直接チラシをもらったので配信を見ました。
好きなiakuさんの名作なので今回も例外なく面白い。
特に佳乃香澄さんのアヤがめちゃくちゃ面白かった!
三浜リーディング iaku「人の気も知らないで」
四日市市文化会館
三浜文化会館(三重県)
2023/01/29 (日) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
iakuさんの女三人芝居。
関西弁での軽妙なやりとりが心地よい。
事故で身体の一部を失った女性についての話で重たいのだが、関西弁で面白くなっていてそれほどつらくはない。
いろいろな団体で何度も再演される人気がわかる。それほどいい話。
喫茶店での3人の会話なのでリーディングの配信でも十分楽しめた。
回転寿司 一皿目、何から食べる?~私はクロカンブッシュ。~
オレンヂスタ
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2023/02/11 (土) ~ 2023/02/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
がり、さびを見てきました。
がりは演劇以外に落語とダンス。さびは舞踏、漫才、歌、演劇と、さまざまなジャンルでお好きな一皿をどうぞって感じのアラカルト。
がりは1つめの演劇に度肝を抜かれ、ダンスはバレエだったが、この距離でバレエ見れると思ってなくて感動した。
さびは漫才が面白く、最後の演劇は泣いた。今度下北沢の若手脚本家の祭典でやるらしいので東京の方は要チェック!
推しのためなら死ねる!!
guizillen
萬劇場(東京都)
2023/02/08 (水) ~ 2023/02/13 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽、ABの順で見ました。面白かった!
思ってたより深い話でした。オープニングシーンでぞっとしたし。
Aはやみあがりシアターファンには好きすぎるキャスト陣だった。「力こそパワー!」って感じで爆発的な感じ。
ほどよく洒落たチョコレート
劇団4ドル50セント
シアター・アルファ東京(東京都)
2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
4ドル50セント(450円)シートで観劇。ありがとうございます!
ほぼ最後尾の隅っこだが、シアターアルファ東京なので、舞台はよく見える。
帆乃佳さんが全部爆笑だった。うますぎる。
真世ちゃんの殺陣とか。悠雅さんもキャラで笑わせてくれた。
王道の見やすい舞台では。
三文姉妹
T-works
長久手市文化の家 風のホール(愛知県)
2023/02/04 (土) ~ 2023/02/05 (日)公演終了
ラチカン
三栄町LIVE
三栄町LIVE STAGE(旧:フラワースタジオ) (東京都)
2023/01/18 (水) ~ 2023/02/05 (日)公演終了
アイワナシーユーアゲイン
排気口
荻窪小劇場(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
呪いならいいのに
たすいち
上野ストアハウス(東京都)
2023/01/18 (水) ~ 2023/01/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
上野ストアハウス、中央最前列で鑑賞。
客入れの曲から「あぁ、たすいちの公演に来たんだ」と感動。
幻想的な舞台セットが可動するのだが、動きにも意味を持たせており怪しい雰囲気がプンプン。
ホラーではないがゾッとしたりハッとするシーンがいくつかあり、楽しめた。
しんみゅ 幕末歌劇 『新選組』 〜土方・藤堂の篇〜
蓮×歌
草月ホール(東京都)
2023/02/06 (月) ~ 2023/02/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
大千秋楽の海チームを観劇。
草月ホール、A席を選択したら3階席。上がってみたらとても見やすくて感動した。
三重公演で3回、配信で東京公演を1回見た後の5回目の観劇。
上から見る殺陣の動きや日舞の美しさに感動。
演奏も三重公演よりパワーアップしていたような気がする。指揮の方とドラムの方が本来のメンバーに戻ったからかな。ノリノリだった。
スタンディングオベーションも納得。
しんみゅ 幕末歌劇 『新選組』 〜土方・藤堂の篇〜
蓮×歌
四日市市文化会館 第2ホール(三重県)
2023/01/14 (土) ~ 2023/01/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
新撰組のミュージカル。
歌も演奏も殺陣も素晴らしかった!
遊女の日本舞踊も。
それぞれの剣士の特徴的な剣術を表現されており新撰組マニアの方も喜ぶのでは。
ノア美容室
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2023/02/11 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/15 (水) 14:00
座席1階
いい舞台だった。晩年の人間にとって、何が一番大切なのかを考えさせられる物語だ。劇作家ナガイヒデミの故郷である愛媛県の田舎町のパーマ屋を舞台に展開していく。相変わらず日色ともゑの熱演には感心させられる。
日色が店主を演じるパーマ屋は、お客も店主も高齢化し、今では常連の女性たちによるおしゃべりの場にもなっている。高齢化が進む全国の中山間地ではどこにでもある風景かもしれない。このパーマ屋の敷地が高速道路の予定地にかかり、立ち退きを迫られている。地元銀行の支店長である店主の息子は補償基金をもらって立ち退きに応じるよう説得するが、店を畳んで引っ越すのは、自分から人生の楽しみを奪うことだと首を縦に振らない。折しも大学の卒論を書くために帰省している孫娘も、祖母に味方する。
舞台は二部構成で、後半には旧知の戦場カメラマンが登場する。やや唐突感があるのだが、モデルは石川文洋氏だそうだ。本人がパンフレットに寄稿しているのだが、自分の慣れ親しんだ家を追われるのは、原発事故で故郷を追われた福島の人たち、戦争で故郷を失った難民と同じだと書いていて思わず納得する。二部では店主と戦場カメラマンの二人による会話劇となるが、希望の持てるラストシーンで何だかホッとした。
海外の作家の戯曲よりも、民藝にはこうした落ち着いた会話劇が似合うのではないか。若いファンを獲得する一助にもなるような気がする。