最新の観てきた!クチコミ一覧

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蠅取り紙~山田家の5人兄妹~

蠅取り紙~山田家の5人兄妹~

演劇集団関奈月

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

新人好演!感激しました!
幽体離脱、ドタバタコメディーで、家族愛。
新人さんが躍動し、上回生がしっかりサポート。
イロイロな伏線が、最後に噛み合い…。
本当に面白かったです。
大切な家族について、考えさせられる内容でした。
内容については5点満点。

でもそれ以外は…。

追伸、公演時間がきても着席しない観客、制作も公演時間が過ぎても何の案内もなく、講演内容が良かっただけに、少し残念です。

止まらない子供たちが轢かれてゆく

止まらない子供たちが轢かれてゆく

Cui?

アトリエ春風舎(東京都)

2014/09/03 (水) ~ 2014/09/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

ジャンプとは正反対の芝居だけれど・・
凄く面白く観れた(苦笑

ちょうど観に行った日の新聞に小学生ふたりの飛び降りの記事があった影響もあったかもしれないけれど。

ネタバレBOX

文字通りの「逆転裁判」的な?展開かも。

ラストで全てを牛耳ってたかに見えた生徒が日和ってどうせ何も役に立たないだろう先生の所に駆け込んで他の生徒全員に見限られるくだりが面白い。

また、そこにドラマ的な味付けが全く加わっていない所にも。

中学・高校の演劇で観たいのはまさにこういう舞台なんだよな。

現役の先生にこそ生徒たちに上演を勧めてほしい。

そして先生たちもこういった舞台を評価して生徒たちを見返してほしい。

若いころに必要なのは、
出てくる全員が善人ではなく、
ただ悪人とも言い難いが
地雷原のように全員が這って進むことを余儀なくされる
仮面など5秒で剥される戦場での死闘。

学生たちに凄くみて欲しい舞台だったと思う。
Unbreakable-アンブレイカブル

Unbreakable-アンブレイカブル

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/09/04 (木) ~ 2014/09/09 (火)公演終了

満足度★★★★

見事な世界観
まず、見事な世界観と惹きこまれるストーリーでした。当日パンプも凝っていて観劇前から期待が高まりました。
公演中なので、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

舞台ですが、映像を上手く多用し、神話をモチーフにした世界観は大変魅力的でした。音楽も良く、良い意味で映画をみているような感じもあります。
随所に、ベタな笑いを取り入れコメディ要素もありますが、一言でいうと
「カッコイイ」舞台でした。
天使は、勧善懲悪ではなく、グリゴリの方にも感情移入できるような感じがとても良いです。
ダーク・ファンタジーな部分は、日本では残念ながら日常的になってしまったようなダーク感でしょうか。

続編につながる終わり方で、次回以降も楽しみです。
ただ、亡くなってしまった早坂さんのマリオ一人芝居やタミエさんの哀愁感が観れなそうなのは残念です。


最後に、フィクションとありますが、明らかにあの震災を思い出す演出はどうかとも思いました。近くで観劇していた人が東北出身の方のようで、観ていて気分が悪いと、おっしゃっていたので。これだけの世界観を出せるのですから、その辺を考慮して違う形でも同様の演出は出来たのではないでしょうか。
素晴らしい演技力の役者さん達と見事に映像を駆使した舞台なのですから。


宵山の音

宵山の音

真紅組

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/09/04 (木) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

堪能しました
雰囲気は、京都にドップリという感じでした。殺陣や踊りは見応えありました。特に、階段落ちも素晴らしかったです。
ただ、あの渚ゆう子の唄はずっこけました。
京都に生まれ、京都で育った自分からみて、話されている言葉に土佐訛りがはいっているような感じで、ちょっと気色悪かったです。また、お芝居の前説でも、京ことばで「厠(かわや)」は無いですよ。(「はばかり」では)
劇中で一番映えたのは「久右ヱ門」役でしょうね。力強さは無く女房の尻に敷かれているけど、実は芯が強い京男の真髄(?)が出ていたように思えました。

お披露目~浮気編~

お披露目~浮気編~

日本コメディ協会

駅前劇場(東京都)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/08 (月)公演終了

満足度★★★★

異なるテイストの4作品
4本の短編集であるが、どれも違うテイストで面白い。
公演中なので、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

『ラッキー・ストライク~特別な日~』・・・浮気をしている男の誕生パーティに次々に来る予想外の来客に四苦八苦するドタバタコメディ。 入れ替わり立ち代わりで、役者さんが登場することにより、嘘を並べて上手く乗り切ろうとする感が楽しい。最後もヒネリが聞いており、良作。

『リフォームするのに、業者はいらない』・・・崩壊している夫婦とそれぞれの浮気相手を中心に、勘違いや記憶の混乱が招くコメディ。同じセリフで意味が変わっていく言葉選びが面白い。後半に本当の気持ちが分かり、夫婦仲が戻るのが好ましかった。ただ、最後のシーンは予測は出来たが、コメディとしては余計だったのでは。

『離陸前リリック』・・・宮崎に旅立つ男性の奥さん、合コン相手、その旦那、そいて航空会社の人達がおりなすコメディ。それぞれの思惑が絡み合い、笑えますが後半は良い話にもなる作品。個人的には一番笑い、一番好きな作品でした。 特に鈴木さんガンバレと応援したくなります(笑)

『信じたらそこで終わり』・・・縁結びの神様が、人間の男女はそれぞれ浮気するのかを調べにくる話。最終作品なので、まとめ的な話にもなっており、結局浮気は無く、最終的に相手を思いやる話になっている。(3話目も厳密には無いのですが。)


確かな演技力の役者さんが多く、また脚本・演出も面白かったです。
せっかく4本の短編でしたので、登場人物が違う話に出てきたりすると
更に楽しめたのではとも思いました。(登場しなくても、会話の中だけでも)







ディラックの花嫁

ディラックの花嫁

劇団ジャブジャブサーキット

ザ・スズナリ(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★

うううーん。
客演していた、『星の女子さん』の岡本理沙さん目当てで行きました。
彼女が出てなかったら、★1つ。

理沙さんが観られてそれは本当にうれしかったし、よかった。

でも・・・
話のスジが全然飲みこめないし、
どれが誰なのかも全然わからないし、
ステージ上で何が起こっているのかもわかりにくくて。。。

ネタバレBOX

数年前に、ジャブジャブさんを観たときも、
私、★1つ付けてたみたいだったので、
この劇団さんのつくりあげるものを理解するチカラが、
私に無いんだと思います。すみません。。。
マナナン・マクリルの羅針盤

マナナン・マクリルの羅針盤

劇団ショウダウン

シアター風姿花伝(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

圧倒的な一人芝居
東京千秋楽(2幕構成の10分休憩を挟む2時間20分とアフタートーク)を観劇しました。Corichの投稿やTwitterでの評判を聞いていましたので、ある意味予想通りでしたが、圧倒的な言葉の洪水(とにかく一人芝居なのに、殆ど朗読劇かという程のト書きと多数の登場人物のセリフ回し)を滔々としゃべり、演じまくる役者の力量、そこから観客の頭の中(敢えて舞台では言いません)で、冒険譚のイメージが立ち上がり、展開する様は圧巻でした。アフタートークでは、作演出の方から、千秋楽は元々お客さんの予約が●人だったのだが、最終的にほぼ満員の盛況で千秋楽を迎えて感謝の挨拶がありましたが、とても誠実そうな方で好感を持ちました。

ビルのゲーツ

ビルのゲーツ

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★

うーん。
面白かったことは面白かったけれど、お客さんが、あったかすぎる。

みんな、笑いたくて来ているから、
そんなことでそんなに笑う?くらい笑うので、逆に冷めちゃった。。。

ネタバレBOX

面白かったことは、面白かった。
けど、結局、同じことの繰り返しなので、
パターンが色々ありつつも、なんていうか、
コント55号が何度も同じことを繰り返していた系の笑いというか、
だから慣れてきて、だんだん笑えなくなる。

一緒に行っていた、ヨーロッパ初体験の友達は、
途中で眠くなった、と言っていました。

なんていうか、ヨーロッパの面白さはこんなもんじゃないでしょ?
感がぬぐいきれないというか。。。

期待しすぎかなぁ。すみません。。。
HOTEL CALL AT

HOTEL CALL AT

メガバックスコレクション

南大塚ホール(東京都)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

正統派の舞台
説明文から勝手に、ホラーやサスペンス物と思っていたら、すぐに違う展開に。 ああ、そういう事かと意表を突かれました。
内容は重厚なテーマを役者さんの演技力の高さで進めていく正統派の舞台でした。ただ、役者さんの力量にやや差異があるようにも思えました。
ラストシーンは予想は出来ましたが、感じの良い終わり方で良かったです。

また、開場時から役者さんが役柄になりきり、楽しませてくれました。
こういう配慮は大変うれしいですね。

ネタバレBOX

個人的には、レッグの恋も上手くいって欲しかったですが(笑)
朝日のような夕日をつれて2014

朝日のような夕日をつれて2014

キョードー西日本

西鉄ホール(福岡県)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇ですね
最初は、照明の多さにどんな演出があるのかと期待です。
建て込まれた美術でなくても、スッキリしていてよいです。
映像やダンス、遊びやシリアス、スピ-ドのあるセリフ回し、時事ネタ、存分に楽しめました。
玉置さんがもっと出ててもいいのかなあとは思いましたが、あと、開演前の鴻上さんのサービスも、グッジョブでした。

ゾンビの瘡蓋 

ゾンビの瘡蓋 

FOURTEEN PLUS 14+

ぽんプラザホール(福岡県)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/08 (月)公演終了

満足度★★★

災害
結びつけてしまうものがあるけど、今作は、歌のシーンでなごませてくれる。
キム・ジョンソクさんの弟キャラが好きでした。

HOTEL CALL AT

HOTEL CALL AT

メガバックスコレクション

南大塚ホール(東京都)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

開演前の演出も楽しかったです
開演前にも役者さん達が客席と舞台に登場して、とても楽しい演出があり、舞台への期待が高まります。ストーリは、メガバックスコレクションさんの代表作と自称するだけあり、舞台も最後迄良い仕上がりで、2時間があっという間でした。

ミュージカル 『レディ・ベス』

ミュージカル 『レディ・ベス』

東宝

博多座(福岡県)

2014/08/10 (日) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

史実に基づくから
ストーリー的には淡々と進むのだけれど、ロビンとベスの恋愛があるから、生オケと歌にもぐっと来るものがあって、占星術をイメージした美術も含めて、堪能いたしました。

グレーテルの妹

グレーテルの妹

シアターノーチラス

OFF OFFシアター(東京都)

2014/09/03 (水) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

今後も注目
木村香織さんがやはり、前作の美術教師役に次ぎ本作でも見事な存在感を発揮していた。宮島えみさんも見事に嫌な女を好演していたし栗山佑さんのとぼっけぷりなど各々の演技は見応えがあった。
しかし、ぶつ切りのような構成に時折集中力が途切れてしまい、私はもう一つ引き込まれなかった。その点、前作の方が観やすい作りで最後まで集中して楽しめた。

痕跡 〈あとあと〉

痕跡 〈あとあと〉

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2014/08/10 (日) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★

あぶない
危うく観逃すところだった。

宵山の音

宵山の音

真紅組

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/09/04 (木) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★

しなやかで
とてもていねいに作られた舞台でした。美しい所作でゆったりと観られました。舞台と客席を上手く使って、よく考えられたステージだったと思います。久しぶりの再演とのことですが、今の感覚で観るとちょっとインパクトが無く、少し物足りない感じですね。逆を言えば、落ち着いて観られて良かったかな

夏芙蓉

夏芙蓉

喜田光一Produce

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1229(14-277)
16:00の回(曇)。15:35受付、開場。16:00前説(70分)、16:05ピアノ曲~遅れたお客さんがいたようで少し時間がかかり開演~17:23終演。

学習院大の学生さん4名+社会人1名という構成だそうで、学習院大の公演は初めて。

「夏芙蓉」という作品についてまったく知らず、此処は上野駅から近く、一度来たことがある会場、というので観に来ました。

舞台には(学校の)机と椅子4人分だけ。卒業式の日、深夜での教室、4人...なんのために夜遅くに集まるのかわからないまま話が進み、突然、急展開しました。

終わった直後は、こういう展開はなぁ...途中で何か(演出で)欲しいなと思っていましたが、少し間をおいてみるとこの作品が描いている高校生という視点からはこれでいいのかも..と、昔の自分だったらどう感じたのかとも。

女子高生4人とも好印象、千鶴役の岡本さんは、終盤、一人になってからもしっかり舞台を支えていたことに感心。振り返れば、最初からなにか不安げな表情でした。

こんな作品があるんだ、と気づかせてくれる公演でした。

ラスト、夜が明けた(のでいいのかな)ことを照明で示してくれたらよかったと思いました。

葉っぱのフレディ ―いのちの旅ー

葉っぱのフレディ ―いのちの旅ー

株式会社ステージドア

蒲郡市民会館大ホール(愛知県)

2014/08/11 (月) ~ 2014/08/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

ドラマ構造が,ドラマとして立ち上がるためには,演出がある。
演劇研究では,たしかにイプセンとか,チェーホフの戯曲から,始める方がわかり易い。『人形の家』も,『かもめ』も,歴史的に残った有名な戯曲が存在するからだ。この考えでやっていると,どうしても,文学表現=ドラマになる。

ドラマというのは,太陽の最後に一片が,水平線のかなたに消えていくのを見るようなときに,ドラマチックというような使い方をする。感動を表現するときに使う。ドラマは,上演されたもの,パフォーマンスの一形態である。

アリストテレス的にいうと,ドラマは,ある状況になるきっかけがあって,その状況が展開し,終わりが来る。この中に,お話を関連づける筋としての,プロットが機能する。戯曲にならない,テクストはまだ完成されていない。

ドラマ構造が,ドラマとして立ち上がるためには,演出がある。これを,場面の中に置く,というフランスで,ミザンセーヌということばを使うことがある。
(Mise en scene,mettreは置くの動詞)。

『ゴドーを待ちながら』という作品では,ドラマとして変化していく感じが欠落している。アクションへの期待は残っている。反ドラマ的な作品は,現代人の人生に対する感じ方を象徴するような問題提起となっている。

始まって,終わるとは,何?「状況」という観点から,アリストテレス的説明では,始めとは,何かがそれに続いていくこと。逆に,終わりとは,そのあとに,もはや何も続かないことである。

『葉っぱのフレディ』では,春になって,「フレディ」は生まれる。そこから,物語は始まる。しかし,さしたるドラマチックな展開,プロットはまったくない。で,時が来て,秋から冬になって,枯葉となって消滅して,終わる。

場面をひとつひとつ,そこに置いて考えてみると,何かがわかる。確かに,『葉っぱのフレディ』は,戯曲になっていない,テクストによるパフォーマンス的な作品にちがいない。そこに,ドラマはないが,でも,なぜかドラマチック。

どこをみている

どこをみている

オイスターズ

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/08 (月)公演終了

満足度★★★★

スーパーハイテンション会話劇
 圧倒的な物量とスピード感のある会話劇でした。しかも、かなりテンションが高い。これを実質2人でこなすというのはスゴイですね。いや、2人だからこその高密度感か・・・
 終わらせ方だけちょっと引っ掛かったのですが、どうもそこら辺は、どうもこの作品では重要なことでは無さそうです。総じて大変楽しみました。

ネタバレBOX

 で、一応、その気になった終わらせ方の話。
 終盤、テンションを落とした芝居が少し続いた後、話が展開したので、これからもう一山か?と思ったところで、アンチクライマックス的に終わってしまったのが少し違和感でした。
 ただ、作中、モノローグが投影されるのですが、アフタートークに依れば、どうもこれに少しポイントがあったようで、私はそれを適当に読み流してしまったために、少し意識がずれてしまった可能性があります。演技と文字を同時に見るのは結構難しいですね。

 また、女優の使い方がかなり印象的だったのですが(一切しゃべらない!)、描写がお人形的なので人格を掴めないでいたところ、これまたアフタートークを聞いたところでは、終盤にちゃんと役割を与えていたようでした・・・ ちょっと気が付きませんでした。平塚さんも「ちょっと分かりにくかったかも・・・」と仰られていましたが。
 分かりやすくすれば安易に見えるし、分かりにくければ観客がついて来れない・・・ 演出って難しいですね。
 まあ、単に私が空気読めなかっただけかもしれませんけどね(笑)
グレーテルの妹

グレーテルの妹

シアターノーチラス

OFF OFFシアター(東京都)

2014/09/03 (水) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい心理描写
女の戦い、権謀術数に恐れ入りました。

ネタバレBOX

子育てに自信がなくて森で自殺したお母さん、惚け始めたのか、惚けたときの練習をしているのか、毎日森へ出掛けるお父さんの話は置いておいて、長女の結婚式を前にして、女友達と長男の妻の心理がいやらしいほど克明に描かれていて驚嘆しました。

婚約者にストーカー疑惑が生じても、小姑を追い出したい長男の妻は結婚式を挙げさせるように夫に働き掛けます。女友達も自分の夫が彼女に対して抱いているであろう未練に引導を渡すため、ウェディングドレスを作るという行為で退路を断ったと思っていましたが、もしかしたら婚約破棄になるのではないかと心配します。この辺りの描写が素敵でした。

長男の妻の小柄な体から発せられたオフレコの本音の叫びには夫もたじたじでした。素晴らしかったです。

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