
屋上庭園/かんしゃく玉
schop
北九州芸術劇場 創造工房(福岡県)
2014/10/10 (金) ~ 2014/10/12 (日)公演終了
満足度★★★★
すごく入り込めた
岸田戯曲賞は有名でも、岸田さんの作品は知らない。
そんなとき岸田作品をとりあげるユニットがいた。
いいきっかけになった。過去の作品を取り上げるのは実際重要だ。

居酒屋「夢の郷」殺人事件
居酒屋「夢の郷」☆製作委員会
居酒屋「活鮮旬菜 夢の郷」JR神田駅南口徒歩1分・東京メトロ銀座線南口徒歩3分(東京都)
2014/10/11 (土) ~ 2014/12/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
違う結末
前半の結末との違いを観るために、18日昼回+交流会に参加。むむむ・・・居酒屋コメディはシリアスドラマにも変貌するのだ。
涙が出てしまった。切ない。ただ、とっても、「いい!」。次回に期待が持てるのです。

脳内お花畑劇場
劇団ハッピータイム
Cafe Roi (東京メトロ東西線茅場町駅徒歩6分)(東京都)
2014/10/18 (土) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★
着眼点がいい!
二人芝居による三作“そして朝に還る”、“佐藤夫妻”、“人工魂”の上演。
カフェでの上演ということで、セットもなく、照明も専用のものではない状況での二人芝居では、脚本、役者の演技力が問われるでしょう。
「脳」をテーマにした作品は着眼点がいい!が、若い役者の演技力が上がればもっと面白くなると感じた。三作の中では“人工魂”が面白かった!
さらにブラッシュアップすることを期待します。
忍守シンさん演じるか“ハカセ”が、私の記憶からなかなか消えない(笑)

目々連ー覗き込む葉ー【千秋楽当日券あり!】
鬼の居ぬ間に
「劇」小劇場(東京都)
2014/10/16 (木) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★
雰囲気はいい
とても雰囲気はいいし、芝居もそれにあった感じ。
正直、話自体が少し浅い感じがしたのは、私の理解不足?
役者さんの芝居はとてもいいものでした。

紅蓮、ふたたび
ACRAFT
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/10/08 (水) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★
ありがとうございました!
「紅蓮ふたたび」観劇してまいりました!!
二度観劇したのですが、話が少し複雑で、一度だと少し難しいかな、と思いましたが二度目は話もずいぶん飲み込め、すんなり楽しめました。
あの舞台上での激しい殺陣や、気迫ある台詞回しにどんどん取り込まれ、あっという間の二時間でした。
初めて拝見する方々ばかりだったのですが、皆さん本当魅力的で、皆さんに素敵な舞台
をありがとうございますとお伝えしたかったので、この場の感想と共に届いたらと思います。
続編を期待させるラストだったので、是非続編でまて皆さんにお会いできますように!

ポリグラフ―嘘発見器―
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2014/10/19 (日) ~ 2014/11/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
吹越満さん凄い!
超面白かったー!やっぱり映像と影の演出がかっちょいー!大人のエロい恋愛と、殺人事件のサスペンスと。「嘘と真実」を演技の虚構と身体のリアルで見せる。1時間30分。

Heavens ~夜と夜と音楽~
天幕旅団
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/07/11 (金) ~ 2014/07/14 (月)公演終了
満足度★★★★
「本歌取り」が得意なここならでは
かつて10人以上で(2度)上演したものを劇団員のみの4人で上演という趣向。
以前の「弔いの鐘は…」での4人が入れ替わりながら同じ役を演ずるようなことはなく、場毎に役は固定されていたのはやや残念だが、成立過程を考えれば当然のことだし、これはこれで安定感がある。
そして原典のアリスと較べて主人公に「背負ったもの」がある分、物語に奥行きがあるのは「本歌取り」が得意なここならではだが、終盤で明かされた「背負ったもの」は予想外に重く、そこまでのファンタジックな感覚との差異の大きさがけっこうコタえた。(いてててて…)

next BLUE
7contents
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/10/15 (水) ~ 2014/10/20 (月)公演終了
満足度★★
キャストのファンなら…
空チームを見ました。
本間理紗のパフォーマンスは期待以上で文句なし。これだけでチケット代金の分+αの価値あり。この人はいつどんな役を見ても、その演じるキャラクターであると同時に本間理紗でもあり続けるのが稀有な女優。
ただお目当てのキャストが見られたからよし、と諸手を挙げて絶賛してもいられない。
以下ほぼすべて苦言。
まずプロットに新規性、独自性が感じられない。
池袋よりも中央線沿線(中野区、杉並区あたり)の小劇場にふらっと入ったらどっかでやってそう、いつでも観られそう。それも平成26年というより昭和56年ぐらいに。
次に、キャラクターの背景描写が希薄すぎて誰にも感情移入できない。
関係性を説明するようなシーンはそれなりにあるが、背景あるいはもっと遡って出自が曖昧なまま関係性を定義しようとしても軸が定まらない。
92番隊のメンバーにしても、なぜそこに所属するのか、中盤で各キャラクター自ら語る場面はあるものの、そういった技術的にも最低限の演出しかない。
彼女らの感情表現も、それが表出する個々の「場面」をつなぐ「文脈」によって慣性や加速度が与えられるから振り幅が出るのであって、その段取り、つまりは文脈とその下地となる前述「背景」の描かれ方があまりに淡白で、多くの場面が感情的に平坦になってしまっている。
一般に、人は「泣きの芝居」そのものでは泣けない。そのキャラクターが泣くほどの感情の昂りに至る文脈を共有したときに初めて泣ける。
トイトイの性同一性に関しても説明不足。
キャラクターの名前が麻雀用語に由来している理由もわからない。
ここの作品は毎回そうなんですかね?一見だから知らないだけ?
また、どんな時代のどこの国かを特定しないのはこういった作品の常套手段ではあるが、軍隊(陸戦部隊)そのもの組織構造や想定される戦闘行為、使用が予想される兵器等まったく具体的描写がなく(「ミサイルが着弾」ぐらいか?)、そういったものから醸し出される文化・教育・科学水準がさっぱり想像できず、彼女らが生きている世界にリアリティを感じづらい。
ラストも、ハッピーエンドでもなければバッドエンドでもなく、かといって考えオチというほどでもない。
何か既視感あると思ったら日本映画ってこんなんですね。特にテレビ局が作るやつ。
演出手法も、小さな劇場のせまい舞台だからこんなもんだろう、という感じがした。神関係で照明が逆光気味のシーンが多くて見づらい。(手元が明るくて上演中にアンケートを書けるメリットはある)
さらに言えば7contentsのwebサイトは1年近く更新されていない。
この手の団体が一皮むけようと思ったら、話題性や動員力のある客演を迎えて一度ベッタベタな商業演劇みたいな公演を打ってみたらどうかと思った。

flat plat fesdesu Vol.3
Crackersboat
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/10/15 (水) ~ 2014/10/21 (火)公演終了

伯爵令嬢
宝塚歌劇団
日生劇場(東京都)
2014/10/11 (土) ~ 2014/10/31 (金)公演終了
満足度★★★★★
予想以上でした
主題歌が頭から離れません
原作を読まずに観劇しました。
少女漫画の舞台化なので、ある程度の予想をして・・・。
「少女漫画界の王道」 を真剣に創りこまれてると思いました。
演出において、時間の流れや場所の違いをうまく考えていると感じました
じいやの動きが良かったです!
観客席、私が座っていた辺りは、皆さんドハマり状態でした!!
壁ドン!にウケました(笑)

紅蓮、ふたたび
ACRAFT
笹塚ファクトリー(東京都)
2014/10/08 (水) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★
面白くなかった
ところで、この芝居だからでは無く、関係ないけど観劇中にメモ取ってる人は嫌いだ。
腕の動きが明らかに隣に当たってて平気なのが凄いよ。
迷惑掛けてないならグレーゾーンかと思っていましたが、やはり明確に迷惑行為だと感じた。
面白くなかった。
一番びっくりした事。
同じ芝居を観て、合う合わないがあるのは仕方ない。
本来であれば、自分は合わなかったごめんなさいね、で済んでしまう話なのですが。
終演後の拍手、凄く力が無くて、ダブルコールが無理くりだった。
あの拍手量、満足してない人とても多そうだった。。気のせいかな?
本当に会場中が絶賛してる時のダブルコールの雰囲気知っているつもりだけど、程遠かった。
今回の芝居、絶賛している人は多い。
ならばなんでちゃんと拍手しないの?
自分の観た回にたまたま居なかっただけ?
リピートしてる人もかなり多そうなのに?
もやった。
あんな雰囲気だったら出てくる役者も可哀相だと自分は感じた。
前作観てない、それでも楽しめると聞いていたけどやっぱり前作ありきだった。
更に続けていきたいみたいだけど、自分はうーん。
前作に出ているから、で出ていると思われるキャラクターが多すぎた様に思う。
多分、この話一本で完結して考えられた作品だとしたら削られるキャラクターって何人いますかね。
基本、バーの中の舞台としては人数ぐちゃり過ぎでは。
殺陣をするならば尚更。
話の作り、細かく言うのも萎えるくらい雑に感じた。
物語の中に偶然があるのはよくある事だけど、「そんな偶然あるわけがない」と思わせない様にうまく観せて欲しかった。。

- 月波 -
COoMOoNO
キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)
2014/10/16 (木) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1277(14-326)
14:00の回(晴)。会場外の壁面に大きな布、いつものトカゲのような生物。1階はshelfかと思っていましたが5階を使っていました。ですので1階で観るのは初めて(4作目)。
13:41受付、開場。ミニ椅子+パイプ椅子、舞台手前(横2/3くらい)、薄い布(黒)が垂れていて、床には大小の水色の「紙の箱」…完成しているもの、これから折ってゆくもの、青い布。14:04開演(波の音、前説なし)〜15:24終演。布越しでははっきりと見えなかった舞台、下手に(ベランダ用?)テーブルと椅子(2脚)、奥、下手側、下へ降りられるよう開けてあります。
繰り返される日常、大きめのBGM、青でもあり緑でもあるような色を纏った役者、人が去ってゆく「ここ」、現実でありながら幻想的な部分を織り込んだ作品。一見、淡々とした(演劇っぽくない)会話は、どこかに感情を置き忘れて(流されて)しまったように聴こえました。夜になれば会える月、だから新月の夜は体調がすぐれないのでしょう。
当パンによると、次回もここで、12/4-5、「DANCE」振付:久保佳絵さん…久保さんはセッションハウスで観ていました。

Dance Performance ~ロンド・カノン形式による創作表現~
日本大学藝術学部演劇学科
日本大学藝術学部 江古田キャンパス(東京都)
2014/10/17 (金) ~ 2014/10/18 (土)公演終了
満足度★★
振付における形式性
日本大学芸術学部演劇学科洋舞コース3年生14人の短編の上演で、色々なタイプの作品があって楽しかったです。
ロンドかカノンの形式を用いて作品を構成する課題とのことでしたが、その形式性を中心にした作品は無くて、他のテーマを表現する要素の一部としてその形式を用いていました。どちらの形式を用いているのか分からないものも多かったです。
カノン形式に関しては同じ振付をずらして踊るだけのことが多く、フレーズの途中でそのフレーズの冒頭が重なってくることによって生じるハーモニーというカノン形式特有の面白さを表現している作品がほとんどありませんでした。
個人的には形式性を活かしたムーブメントやシーンの構成的な面白さを感じさせる作品を観たかったです。
作品としては伊藤優布子さんの『ZZZ』、細川雷太さんの『Black & White』、安岡あこさんの『壁』が印象に残りました。
自作を作りつつ、他の人の作品にも出演していて時間が限られていたとは思いますが、次々に異なるスタイルで踊る能力と体力に若さと可能性を感じました。

旅人と門【全公演終了いたしました!ご来場ありがとうございました!」
くちびるの会
ギャラリーLE DECO(東京都)
2014/07/23 (水) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

- 月波 -
COoMOoNO
キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)
2014/10/16 (木) ~ 2014/10/19 (日)公演終了

霊感少女ヒドミ
ハイバイ
アトリエヘリコプター(東京都)
2014/10/18 (土) ~ 2014/10/28 (火)公演終了
満足度★★★★
岩井さんの映画が観たくなった
映像と演技のコラボレーションが見どころで、ちょいとホラー・テイストもある、切ない恋のお話…ですが、恋バナだけで終わらないところが素敵。
緻密に作られた映像でした。初めての小説も面白かったし、改めて岩井さんさんはすごい才能の持ち主だと思いました。岩井さんの映画が観たいです。

フタゴの女
ふくふくや
駅前劇場(東京都)
2014/10/18 (土) ~ 2014/11/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
文句なし超満員!
やっぱりキョン2はかわいい!でも大人の女の匂いプンプン!
見どころは、キョンキョンが本音をぶちまけるシーン!
フタゴ役のキョン2と山野海さんの罵り合い!
時々出てくる”女”は足のある幽霊?ただの信者?いい味だしてる。
役者陣は皆良かった。渡辺 哲さんも渋さ溢れる。
内容は濃く重いものだが笑いも混じえて飽きさせない!
大満足でした。
キョン2には、また小劇場に出演してもらいたい!

hope ~希望
劇団だっしゅ
萬劇場(東京都)
2014/10/16 (木) ~ 2014/10/19 (日)公演終了
満足度★★★
タイトルが…
終盤の一場面とその後に続くテロップのみに繋がる。フライヤーに大きく印刷されている「幸福満載商店街」の街再開発に関する話はどうなったのか。前説で「建築」に係わる話をしているが、その結末が中途半端な描き方になったようだ。また、タイトル「hope~希望」を連想させる話は終盤になってクローズアップしてくる。この関連付けが強引だったと思う。
演出は自由奔放で、さしずめ空高く飛んだ凧が風に揺られるが如く、不安定である。そして、どこに着地するのか定かではない。
このふわふわした浮遊感をどう捉えるかによって観方が違ってくるだろう。
自分としては演出上、多少の遊び心はあっても良いが、物語として主筋があって観劇したという印象が欲しかった。

百鬼繚乱
ファントマ
ABCホール (大阪府)
2014/10/10 (金) ~ 2014/10/13 (月)公演終了
満足度★★★★
人と妖
妖が人の世にはびこるのは、何らかの不満があるから。己の気持ちひとつで善にも悪にもなれる。自分の信じた道を行けば、どんな事にも立ち向かえるんだなと。衣装やメイクも凝っていて、楽しかったけど個人的に少し物足りない気もした^_^;何がと言われると具体的には言えないけど。感覚として、なぜかそう感じた。偉そうにすみません、、、、

みわたすかぎりのセカイ
Cooch
劇場HOPE(東京都)
2014/10/17 (金) ~ 2014/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
二度観たくなる
二度観たくなる、そんな作品でした。と言っても、それ程に訳が分からない話だったという意味ではなくて、二度目は「ニヤリ」として観れるシーンが沢山ありそうだな、という意味で。ラスト近くで「えっ?」とか「ほーっ!」って思えるストーリー展開で、なるほど、ここに帰結するのかって思えた、ビックリ面白いお話でした。
「身近な者の死」ってやっぱり重たいもので、ひとつ間違えるとただただ暗くなったり、逆に不謹慎になったりするかもしれません。しかし、演者さんの力もあってか、本や演出の力もあってか、はたまた音楽の力もあるのか、各エピソードでグッとくる場面が多かったです。そしてラストは、ちょっと救われた気がしてホッとしました(しっかり笑えるシーンも多かったですよ)。
サイトの作品紹介にもあった「ごめんね…大好きなキミ」ってコピー、どんな意味があるんだろうと思ってたんです。なるほど、舞台を観た後では、残し・残されたどちら側からみてもいい台詞だなぁと思えました。