
吉例顔見世大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2014/11/01 (土) ~ 2014/11/25 (火)公演終了
満足度★★★★
昼の部
昼の部は、「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」「井伊大老(いいたいろう)」「熊谷陣屋(くまがいじんや)」の三演目。一番良かったのは、染五郎さんんと松緑さんの三番叟!若々しく力強く、とても良い演技だった。吉右衛門さんの「井伊大老」も熱演で、会場ではすすり泣く声があちらこちらから。話し方も分かりやすくとても良かった。幸四郎さんの「熊谷陣屋」も、吉右衛門さんに劣らぬ名演!夜の部よりもバランスがよく、昼の部の方が楽しめたかな。とにかく染五郎さんの成長著しい顔見世公演でした。

tag【千秋楽完売!ありがとうございます。】
劇団5454
劇場HOPE(東京都)
2014/11/19 (水) ~ 2014/11/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
進化し続けてます!
ワクワクするチラシを手に劇場に着くと、これまたワクワクする美術セットのお出迎え。そしてワクワクするオープニング。大学で心理学を専攻していたこともあり、前のめりになる90分!ちょっと賢くなった気分を味わえます。相変わらずのセリフの面白さに加えて、難解な専門知識を誰にでもわかるようにセリフにする脚本力。それをすんなり自分の言葉として発することのできる役者力。やっぱりランドリーってすごいな!と感じることのできるお芝居です。まだランドリーの舞台を見たことない人がいるなんて本当にもったいない!必見劇団No.1です。

ドラマティック横丁
泥棒対策ライト
SPACE EDGE(東京都)
2014/11/20 (木) ~ 2014/11/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
ふしぎ空間
いろんな見せ方で魅せられました。
ライトや音響、役者さんの動きのみで、
全く異なる空間をだし分けてて
とても不思議な気持ちになりました。
声出して笑ったり、口開けたまま見惚れたり、
全部を観たくてキョロキョロしたり、
観てる方も気が抜けないほど盛り沢山でした。
ペンでグチャグチャって書いたような照明の空間が
一番のお気に入りです(∩´ω`∩)

男なら、やってやれ!!
梅棒
世田谷パブリックシアター(東京都)
2014/11/20 (木) ~ 2014/11/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
娘。ちゃんかわいい!
コロさん、野田裕貴さん参戦とあっては、行かないわけにいかない!!と喜び勇んで初日観劇。
せっかく前説で教えてもらった手振りも、見入ってしまっていてやるシーンであることに気付かず、少ししかできなくて心残りですが、それだけ盛り上がってしまったということ…!
初梅棒のお友達にもよろこんでもらえてよかったー!

『ワン◆ピース 2014』『十三夜』
Co.山田うん
シアタートラム(東京都)
2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
新旧2本立て
過去の作品の再演と新作の2本立てで、両作品ともハードな振付ながらも身体能力を見せるだけではない、作品としての芯の強さが感じられました。
『ワン◆ピース 2014』
男性7人(2人は補助的な出演)による作品で、白い床の上に黄色い観音扉が付いた移動可能なブースが5台置かれていて、その中に出入りしたり、配置を変えながら展開しました。
ミニマルな電子音、体操的な動きから発展していく振付と幾何学的なフォーメーションによる、物語性の無い抽象的な作品ながらも、次第に熱を帯て行く構成に引き込まれました。
前後が異なる色のTシャツを着替えたり脱いだり、ブース内部が光ったりと鮮やかな色彩が印象的に残りました。
『十三夜』
赤~オレンジの衣装を着た女性ダンサーと緑の衣装を着た男性ダンサーによる、うっすらと物語性が感じられる作品で、ヨーロッパ的にもアジア的にも感じられる独特なアンティーク感が漂っていました。
いくつものグループに分かれての群舞に迫力がありました。アクロバティックな動きや素早く激しい踊りが続く体力勝負的な振付ですが、静的な印象がありました。
こちらもミニマルな音楽ながらもオーガニックな響きで魅力的でした。

言の葉の散りぬるを
wordleafproject
高田馬場ラビネスト(東京都)
2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
瑕もあるが基本は珠の伝奇的世界
“言霊遣い”や“人ならぬ者”がいる架空世界の伝奇的物語。
細部(特に人死に関連)に杜撰な感が無きにしも非ずではあるが、世界観は好きだし終盤のどんでん返しの連続など総じてよくできている。
「言霊を遣う力」を、もっと一般的な力(能力とか権力とか)の比喩として観るとまた面白い。
また、ある場面でのS.E.の使い方や、撃つ直前までフレームに指を添わせてトリガーに指をかけない演技もイイ。

ぜんぶのあさとよるを
Pityman
pit北/区域(東京都)
2014/11/19 (水) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
キャストがステキだ!
パンフレットの地平線の写真を先に見てから観劇すれば、もっともっとリアルにシーンをイメージできたかも?って、終演後パンフレットを購入して思いました。演劇ってあちこちに連れてってくれる。シーン優先で作られてるのかしら?とも思いました。もう少し繋がりがあっても良かったかも?

とけない鎖
劇26.25団
OFF OFFシアター(東京都)
2014/11/19 (水) ~ 2014/11/23 (日)公演終了
満足度★★★★
怖いけど、こんな人生もアリ...
虐げられた生活を送っている登場人物。でも、こんな機能不全家族(ゆがんだ家族)で生活してる人もいるのかも?って思いました。テーマが怖い一つが金(カネ)。人間はカネとの付き合いを誤るとこうなる...

海と日傘
松本紀保プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2014/11/21 (金) ~ 2014/11/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
説得力あり!
たんたんと、日常生活を描きますが、とにかく落ち着いてゆったりと観れるんです。演出の良いところはさて置きまして、日常生活ってこんなに楽なんだと、感じました。設定は昭和っぽいんですが、日本の普通の生活ってこんなに豊かなんだ(時間の流れが...)って思いました。日曜日の昼下がりに観たのも良かったのかな?小演劇セットではあまり見ないようなぜいたくな(そうでもないかな?)雪見障子とか、舞台上の小道具とかもステキ!(冒頭のツメきりは毎日切って、尽きないのかしら?とかちょっと(勝手に))心配(笑)。いや観ればわかる話。次回も期待です。

実弾生活14
実弾生活
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
大千穐楽
早いものであっという間の大千穐楽
3回目の観劇となりました!
コントライブ3回同じものみたらネタ分かってるから面白くないと思うかもしれませんが、毎回全く同じステージがないんです!
特に千穐楽ともなれば自由度ましまし、仕込み強め、何でもやっちゃえ的な感じで今日も終始笑いの絶えない時間となりました(^-^)
キャスト、スタッフの皆さん楽しい時間をありがとうございました
次回告知も少しあり、また楽しみにしてます。

鷗外の怪談
ニ兎社
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2014/11/24 (月) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
感情移入
明治期の文豪、森鷗外が直面した大逆事件。
文豪としての森鷗外、陸軍軍医としての森林太郎と二つの立場を持ち、思想・行動などの生き方に板挟みが生じ苦悩する。とりまく嫁姑、編集者、親友の想いが描かれていました。

スノーマン
パンチドランカー
ぽんプラザホール(福岡県)
2014/11/22 (土) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★
まとまった内容
雪男を探すテレビ局スタッフが遭難したところから始まるコメディです。
冬山にあの軽装?という疑問は最初からありますが、違和感少なめの笑いを入れて、まとまった内容でした。

가모메 カルメギ
東京デスロック
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2014/11/22 (土) ~ 2014/11/23 (日)公演終了
満足度★★★
演出効果
作品は、1930年代の日帝朝鮮に翻案。
かもめの配役を確認しながら、背景も探りながら観させていただきました。
出ハケの法則にて舞台を広く使用し、そのラインにのらない部分は取り残されたという印象を残します。
日本語、韓国語が混在するのは、時代背景を意識してかと思います。
字幕もスムーズなので問題はないです。
爆音は、必要な音だと理解していると、突然冬ソナが(笑)です。

舞台「戦国BASARA4」
カプコン
キャナルシティ劇場(福岡県)
2014/11/22 (土) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★
殺陣の連続
冒頭20分ほどは、出演者の顔見せの殺陣が続きます。
役者さん方の動きにキレはあるのですが、アンサンブルの方々にそれほどでもないという差があります。
タイトルコール後も、殺陣殺陣殺陣のアクションシーンが連続です。
サンプラ(効果音)操作も休む間なしって感じでした。

トーキョー・スラム・エンジェルス
Théâtre des Annales
青山円形劇場(東京都)
2014/11/14 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

ヤマトより愛を込めて2「サラバ、ヤマトのショクン!!」
バカダミアン
博多リバレインホール by Active Hakata(福岡県)
2014/11/21 (金) ~ 2014/11/22 (土)公演終了
満足度★★★
あらすじは考えず
裏の顔を持つアイドルグループ五里霧中を中心に話がすすむ内容として。
擬音は役者さん方が声にて表現、ほかは振り付けで早い展開にしているので、観ていてダレを感じることはありません。
こういうことが裏に隠されているのかなあとか感じながら、上手に笑うことができず。

空は青くて
ソラトビヨリst.
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/11/20 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
イマに対する皮肉・警鐘に満ちたダークな未来図
80年代後半あたりのアメリカ映画(?)にあったようなダークな未来図。
没個性をよしとする画一化教育や、(一部の)感情の喪失、「死」に関する感覚の麻痺などイマの世相・風潮に対する皮肉や警鐘を盛り込み、ビターな仕上がりに。
前半はピリリと辛口だったり多少の苦味が感じられたりな部分があるも基本的にはコミカルで口当たりが良いが次第にビターテイストに転じ、結末もかなりビターながら娯楽性を損なわない(私見)のは巧み。

狂犬百景
MU
Vacant(東京都)
2014/11/23 (日) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★
狂犬騒ぎへの意味づけはほどほどで良かったのでは?/180分弱(休憩込み)
狂犬ひしめく東京某区の人間模様を描き出した、四話から成る連作短編集。
“狂犬の氾濫”は密室状況を生み出すための方便と割り切り、その上で作劇したほうが良かったんじゃないだろうか?
これが、観終えての率直な感想。
事実、そう割り切り、狂犬騒ぎに捉われすぎずに某オフィスの出来事を描いてみせた第二話が一番楽しめた。
犬がひしめく外には出られず、会社に連泊中の社員たちは始終顔を突き合わせるうち互いを知りすぎてしまい、そこには自然とひと悶着が起きる。
狂犬騒動との繋がりは薄いものの、これは狂犬騒ぎ無しには生まれえなかったドラマであり、狂犬たちが間接的に引き起こしたドタバタ劇は私のみならず多くの観客の顔をほころばせていた。
ただ、劇全体としては狂犬騒ぎにこだわり過ぎの感。
狂犬の異常発生を意味づけようとしたところで、それは架空の出来事なので説明は無理筋になるし、それが人にもたらす災厄を意味づけようとしたところで、話は説教臭くなるばかりで、観る者を鼻白ませる。
狂犬の氾濫は密室状況を生み出すための少々不条理な設定と割り切り、その意味づけは程々にとどめたほうが良かったのではないだろうか?

ヒトヒトヒト
キリンバズウカ
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2014/11/23 (日) ~ 2014/11/30 (日)公演終了
満足度★★★
キリンバ史上、最も暗い一作/約100分
近ごろ流行りの設定下で展開される、緊迫感みなぎる群像劇。
キリンバズウカには珍しくSF的設定が一切なく、笑いも薄めで、息の詰まるような深刻な物語を何の混ぜ物もなく生(き)で味わわされた感じ。
人物造形と人物描写の生々しさは相変わらずで、引きつけられはしたものの、軸を成す人物二人が常人離れしすぎていて、普遍性がなく、共感しづらく、残念ながら個人的にはあまり心を動かされなかった。
最後に一言言っておくと、かなり謎に満ちた話です。

熱海の果てに
非シス人-Narcissist-
サンモールスタジオ(東京都)
2014/11/19 (水) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
いいですね~!非シス人!
Bチーム観劇。
ちょっと、ややこしくて判らないとこもあったが、楽しめた!
役者さん達の演技がGood!
特に、間天憑さんと清水大将さんの演技が素晴らしい!
“非シス人”、次回の作品も観たいですね~。