最新の観てきた!クチコミ一覧

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断末魔

断末魔

EgregiousCompany

東京アポロシアター(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★

怖い?
未曽有の恐怖と謳っていましたが、そんなに怖くなかったかな・・という印象でした。素人意見ですが、人が壊れていくまでの過程が足りない気がしました。演技に関しては、監禁された男性2人は熱演していましたが、他の方は物足りなさを感じました。それと、アフターイベントは必要なかったかも・・という出来でした。旗揚げ公演との事、決して面白くなかった訳ではないので、今後の頑張りに期待します。

ハイリスクHighSchool 改訂版

ハイリスクHighSchool 改訂版

東京アンテナコンテナ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

いいんじゃないでしょかー。
細かいところを言えば、な話になるところもありましたが、
よく笑い、そしてラスト付近で潤むところもあったりで。

客席もあたたかったし、終演後の雰囲気はさらに楽しげでしたね。


現役の高校生たちが観たら、なんて言うかなー?

ネタバレBOX

ラストがダンスだけだったら、ああはいはい、だったかもしれませんが。
ストレートに応援をぶつけられると、胸震えましたね。

カーテンコールが「人にやさしく」だったのが、またよかったなあ。
断末魔

断末魔

EgregiousCompany

東京アポロシアター(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★

ひとくちにホラーといいましても。
うーんこれはホラーだったんでしょうか。

このプロットならもう少しは面白くできたんじゃないかと。

照明さんがいい仕事されてたので、よさげな画になってたシーンもあったんですが。

ネタバレBOX

もし今回のこの出来に満足オッケー♪という劇団員さんがいたなら、
旗揚げから劇団の断末魔までそんなに掛からないんじゃないかなーとか。


たぶんそのときは断末魔よりは静かに息を引き取るほうかな。


そういや劇中に断末魔らしき断末魔を見聞きした覚えがなかったかなー。
来たり人たち

来たり人たち

Toshizoプロデュース

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

“真摯な心”と“リサーチ”が「○!」
“Toshizoプロデュース”初観劇。

「舞台セットや小道具がほとんどなく、“パントマイム”で表現される」と謳っているとおりで、序盤は“パントマイム”に気が行ってしまい、物語が入ってきにくい感じだったが、それも徐々に慣れてくると独特の舞台感が心地よくなり、物語に惹きこまれた。

造園屋を舞台としたヒューマン・ドラマの本作、面白かった。

ネタバレBOX

“造園業”や“脳梗塞”のリサーチがしっかり行われているようで、
嘘のないように芝居しようとするその姿勢は、演劇に対する真摯な心を感じた。

クレーンのフックが頭部に当たってしまう事故のシーンは、まさしくリサーチなくしては考えられないのである。

というのも、私自身、造園業の方と同じ現場で仕事をしていたことがあり、
状況から考えると、あり得る事故なのだ。

その他の作業に関しても、よく表現されていたのは流石である。
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劇団冷たいかぼちゃスープ

APOCシアター(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

冷たいカボチャスープ
太田です。
いい雰囲気の中、観れました。それぞれの役者さんの見せ場がありましたね〜。数学の方程式のように物語が立ち上がり、終わったらまた立ち上がる。違和感なく観れました。ぼんぐりさんは、人間以外の生き物を演じてる時はより際立つ気がします(笑)。私も会社に所属していた事があります。いろいろあり(皆ね〜)、この生活は出来ないと辞めました。会社にいると、進めなくてはならない。社会もそうですね。現代はスピードが速い。私は、恐ろしくのろい。だから観てると、進めようとしてるのかな。と思うところもあります。進められないーものも観てみたいです。

舞台『東京喰種トーキョーグール』シアター

舞台『東京喰種トーキョーグール』シアター

舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会

T・ジョイ博多(福岡県)

2015/07/20 (月) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★

続編ありき。
物語の導入のみの2時間(休憩含む)。続編を観ないと原作を知らない者には中途半端。映像、テーマソング、役作り、演技としっかりとした構成になっていたので楽しめると思います。シアターの方もカメラわりも見所をおさえていました。

Phantom Form, Invisible Move

Phantom Form, Invisible Move

Arcairo

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

感覚を刺激されました
「我々は何もしません」
「…でも、そうしようとしたら制作に怒られました」←(笑)

てな感じから、マイムの歴史等を語り始め、
最初のうちは講義なのかなーと思っていたのですが、
敷居の高さは全く感じませんでした。

自分が不勉強なせいか、
チラシからどんな内容になるのかさっぱり読み取れず。
でも、観たことがあるお二人が組んで東京に来ているということで
これは観にいこう、と。

上演時間はおよそ75分。

ネタバレBOX


いいむろさんの精度の高いマイムに、
マイムを阻害する要素をあえてくっつけて繰り返し見せたり、
背後のスクリーン文字を映して想像力の補完をしたり、
時には、その文字によって「思い込み」をつくって
こちらの思考を狭めてみたり…
「伝える」というより「考えさせる」表現を見た気がしました。

同じポーズのようでも、希望・絶望という切り替えで印象が変わるとか、
何をしてるかよくわからないマイムを見て
長谷川さんが「○○をしてるところ!」と言うことで
一気に背景までクリアに見えたり、
遠近感を利用したマイム映像、ラジコンのマイム(!?)など、
「観る」に、想像力がどれだけ影響を与えているのかを学びました。

途中に長谷川さんが「パス」したマイムは何の表現だったのかが
気になります。


「想像してください」という呼びかけ、
マイムに対してだけでなく、観劇をする行為そのものについて
あらためて姿勢を正す機会をいただいたような公演でした。

【ご来場ありがとうございました】鬼FES.2015

【ご来場ありがとうございました】鬼FES.2015

ロ字ック

シアター風姿花伝(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

二日目
鬼フェス参加してきました。

ネタバレBOX

時間厳守で各ステージが始まるなど、山田佳奈さんの仕切りの上手さが光っていました。

15分コーナーでは無名の人の頑張りが目立っていましたが、30分コーナーはお祭り仕様という感じでした。
墓場、女子高生

墓場、女子高生

ベッド&メイキングス

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

3年半。ずっと観たいと思い続けて今日その願いが かないました。
ベッド&メイキングス「墓場、女子高生」を観てきました。

この芝居を知ったのは2012.3.15NHK・Eテレで放送された演劇特集
「小さな劇場の大きな冒険~行定勲 現代演劇をみる~」
を見たのがきっかけです。

そのときに紹介されたのがこの「墓場、女子高生」初演です。
それから3年半。ずっと観たいと思い続けて今日その願いがかないました。
この「墓場、女子高生」を福原充則氏の作品として最初に観るために
いままで福原充則氏の芝居は観ないようにしてきました。
たぶんもったいないことをしたのでしょう。
でも、これでこれから思う存分福原充則氏の芝居を観ることができます。

そんなことを思うお芝居でした。

そして根本宗子さん、かわゆいです。

グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー

グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

今回もコクのあるいい話
千秋楽ということで、各役者のハッチャケ度がいつもよりアップ。一件落着、楽しかった〜で終わったかと思ったら、一瞬の心のゆるみが命取りになる非情性を思い出させるような終わり方。今度は裏社会の調整屋―コーディネーターとの全面対決か? 小道具として使用されていたVOXのウクレレがカワイかった。

Leo of hearT〜怪盗レグルスからの予告状〜

Leo of hearT〜怪盗レグルスからの予告状〜

BIG MOUTH CHICKEN

ウッディシアター中目黒(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

小望月
謎解きというよりは笑いにかなりシフトした作品、次から次へと個性あふれるキャストが繰り広げる笑い、楽しかったです。

タロウ

タロウ

オーストラ・マコンドー

ギャラリーLE DECO(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

すごく良かったです
美術が面白く、ルデコに入った時から「どういう使い方をするんだろう」と興味深かった。特にドライバーが入っているケージは秀逸。彼の心情や陥った状況を暗示していて、最後までドキドキさせられた。始めは発声や台詞の一本調子な感じに「このお芝居どうなるんだろう」と心配したが、配役の妙で全く気にならなくなり、じわじわとお話の中に取り込まれていきました。これ、何の神話をベースにしているんだろう。パンフに少し触れておいて欲しかったです。そうしたらもっと重層的な見方ができたかも。
信仰の問題なども絡む、こうした硬質なヨーロッパ的なお話が、うまい演出によって、日本的な心情を揺り動かすお話にソフトランディングしている感じだった。ミニマムな効果音などもすごく効いていて、ルデコという空間によく合っていた。あ、それから、窓を開ける演出斬新でした。

ネタバレBOX

神話ですが・・・・。カインとアベルなのかなぁ。信仰問題にも度々触れていたし、クリスチャンならすぐにピンとくるのだろうか。タロウという演目もなんだか暗示的ですが。日本人とちがって怒鳴り合う喧嘩や、長男に対してやたらに正直な夫婦とか「何で出来の悪いお前が死ななかったんだろう」と告白するとか、あり得ないだろう普通、と思いますが、そうそうこれがイギリス人なんだなぁとしみじみ思った。こうした彼らの不器用な正直さこそ一種の信仰なのだろうな、と感じます。これ、明らかに異文化圏のお話なのに、そうと感じさせないベースの強さがすごいです。脚本の解釈、演出、役者さんの力量などなどが結集した結果だと思いますが、ヘレンの発声、サムの台詞などがもう少し磨かれればもっと素晴らしいものになると思います。
【ご来場ありがとうございました】鬼FES.2015

【ご来場ありがとうございました】鬼FES.2015

ロ字ック

シアター風姿花伝(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

3日目も熱い
ホント最終日は暑い日、会場もOPから凄い人で熱い。
・TOKOJYO-ZUさんは新曲でアゲアゲ。
・毒きのこちゃん、猪股さんをダミーに仕込みに仕込んで一般客を
 楽しませて(ダマして?)可愛い作品を見せてくれました。
・ピヨピヨさんは劇団員総出で旗揚げ公演の始まりを展開。
 ダンスと歌と主催の色気で会場は目当ての観客でギュウギュウ!
・3.14chさん、ようやく見れたんですが主催が寝てる間に
 バニーコントや宇宙人コント?本公演の片鱗は見えません(笑)
 でも、化け物感はありましたね。
・紙芝居の白昼夢さんは毎日演目も演者も変わり、連日人気。
途中で帰ったけど最後はきっと大盛り上がりでしょう。
ボブ美の部屋も見たかったなぁ。
フードも充実、外部の方も入って本格的なカレーやパン
自前のかき氷も美味、焼きそばも具を均等に入っててロビーに
もっと大きなモニターがあれば食べるにも最高ですね。
スタッフさんの活躍でスムーズな進行でした。休めない楽しさです。

【ご来場ありがとうございました】鬼FES.2015

【ご来場ありがとうございました】鬼FES.2015

ロ字ック

シアター風姿花伝(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

2日目から参加
二日目は全部参加してきました。
・はちみつシアターさんは三鷹の森のキャラクターショー
OPは20分と短めですが纏めて盛り上げますねー。
・大石めぐみ組は身体のみで表現、音楽でガラリと印象変わります。
・東京ジャンクZさん、ゆるい設定と殺陣のミスマッチに大物俳優も参加
最後は現代っぽくジェンダー問題まで切り込むヒーローショー。
・日本のラジオはぶれない澱んだ空気の作品で主張。
・こゆび侍さん、死神だけど素敵なファンタジー作品。
・□字ックはバンド形式のリーディングで圧倒。
劇団新感線以上の盛り上がりで、1日を締めます。
・サイドでは白昼夢さん、こどもはれんちさん、狭いスペースから
会場全部沸かせてましたよ、1日これだけ観れれば満足です。

「贋作幕末太陽傳」

「贋作幕末太陽傳」

椿組

花園神社(東京都)

2015/07/10 (金) ~ 2015/07/21 (火)公演終了

満足度★★★★

花園神社進出30年目、夏の風物詩
団扇で風を入れながら、新宿の喧噪をBGMにし、テント芝居を楽しむ。
椿組の芝居は、内容も濃く、楽しい。

ネタバレBOX

鄭義信さんの脚本がとてもいい。
深みと人の情が伝わってくる。
「演劇」らしい楽しさがある。

「脚本家」になりたかった映画館館主と「映画館の館主」になりたかった脚本家が、それぞれを「夢」のように思い出す。つまり、それぞれが、そうなっていただろうという自分を妄想し、呼びかけ合う。
演劇らしい展開と演出だ。

テント内の暑さと、明治通りを行き交う車のエンジン音やテントのそばを歩く人の気配と音、花園神社にお参りに来て鳴らす鈴の音など、街の喧噪も相まって、芝居を作り上げていく。
音を含めた環境が、男たちのノスタルジー度をさらに増していく。

ただ、気になったのは、すべて「過去へのこだわり」ばかりで後ろ向きなこと。
2人の登場人物が「なりたかった」と思い出すのは、今自分の仕事がうまくいっていないからだ。
脚本家は、自分の書いたシナリオを何回も書き直しを命じられ、しかも映画は遅々として進まない。
映画館は、観客の入りが少なく、手放そうかと悩んでいる。

想像していたような自分になっていないからだろうか。
そんな男たちは、「なりたかった自分」を振り返る。
「もし、そうだったら、どうなっていたのか」と。

映画のエピソードに登場する監督も同じだ。
過去に素晴らしい作品を撮ったのらしいのだが、今度こそは自分の思い通りの作品を撮りたいと四苦八苦している。
迷走する映画制作に、俳優やスタッフたちもうんざりしている。
資金も底を尽きそうだ。

監督は、「昔の自分」に囚われすぎているからこそ、「新しい自分の作品を作りたい」と思っているのだ。つまり、過去から逃げられないままなのだ。
脚本家を含め周囲からは、監督に対して「昔のような」作品を撮ってほしいとプレッシャーを掛ける。

映画館の館主は、少年の頃の自分と、姉とその恋人になるはずだった復員した足の悪い男のことを思い出す。
それも「あのとき姉が彼を追っていたら」という想いが募っていく。それは自分への後悔でもある。8ミリフィルムの中にそれを留めていく。

どうも誰も彼もが、「昔」にがんじがらめに縛られているようだ。

監督は、結局過去から逃げられずに、映画を諦めてしまう。その結果、脚本家は前に進むことができたのか、と言えば疑問である。
脚本家は、実は映画館館主の妄想のひとつであったようだ。ラストで館主に集約していくことからそうとわかる。

映画館の館主は、結局は、映画館を手放すことを決意する。しかし、それで前に進むことができたのか、と言えば、やはり疑問だ。
唯一、映画館の撮影技師(映画館に引き籠もっていた)だけが、外に出ることができて、新しい一歩を踏み出すことができただけ。

過去に囚われた館主が見た夢だからこそ、誰もが「過去に囚われている」。つまり、なりたい自分=脚本家になったとしても、彼は(自分は)過去を振り返っただろう、ということなのだ。

ラストに映画館館主は、自分の過去たちと妄想の自分と、これから取り壊されてしまう映画館の座席に楽しそうに座るのだ。
これは、「過去の自分」を「映画館とともに」、「葬り去る」のではなく、過去に囲まれた、つまり「過去に囚われたまま」の自分の姿ではないのか。
だとすると、少々救いがないような気分だ。

映画館館主のように、ある一定の年齢以上になってしまうと、もう先は、こんな風に「閉じること」しかないのか、と思ってしまう。過去に引きずられ、過去を振り返り、過去に囲まれて……。
なんともやるせない気持ちだ。

また、テント芝居の常として、ラストは舞台側の後ろを開けるのだが、意味を見出そうとすればできないこともないのだが、この作品ではイマイチ意味合いを感じなかった。
ヒマワリの花が座席に咲いていたのだが、もっと先へ広がるような、スペクタクルな、視覚的にも意味合いにおいても、視野が広がるような展開がほしかった。パッと気分が晴れるような、そんなラストが。

『幕末太陽傳』のタイトルで、舞台のオープニングの印象からも、それをベースに物語が展開するのかと思っていたが、それは外れた。少し残念だ。川島雄三をもじった松島雄三という名前の監督が出てくるだけ。
川島監督は名作『幕末太陽傳』を撮ったが、松島監督はそのリメイクの撮影自体を断念してしまう。「川島監督と映画へのオマージュである」とフライヤーには書かれていたが、少なくともこれでは川島監督へのオマージュになってもいないのでは。まあ、全体的に「映画」がキーワードとなり、随所に映画のタイトルや映画に関するエピソードが散りばめられていたが。

演出は、飽きさせないためか、あるいは暑いので舞台への集中度を下げないためか、シーンごとにダンスなどのモブシーンがあり、その都度、舞台の上が華やかになる。暑いのに、衣装も早替えして出てきて、全員の動きもとてもいい。見応えも見栄えもあるモブシーンだった。
そして、テント芝居なのにセットがとてもいい。
場面展開もスムーズ。
ただし、笑いが出るシーンが、役者が声を張りすぎてしまうので、笑えないのは残念ではある。

映画館館主役の下元史郎さんが、渋いしぼんだ感じがいい。ターザンとのギャップには笑った。
姉役の松本紀保さんは、変に声を張らなくてもきちんと台詞が通り、ひとり涼しげで、きりっとしていたところに好感が持てる。

客席はそれなりに暑いが、舞台の上は常に熱く、濃い、いい舞台だった。


テントのずっと後ろのほうから、台詞の練習のような声が聞こえていて、「今ごろ台詞の練習しているのか」と思っていたら、それは境内で漫才の練習をしている若い人たちの声だった。そうとわかってしまえば、それも楽しい新宿の喧噪のひとつ。
壊れかけの恋唄

壊れかけの恋唄

LIVEDOG

新宿村LIVE(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

2001年
壊れかけの恋唄、千秋楽観劇。涙腺刺激されまくりの100分でした。大切なものってどうやって守ったらいいんだろうね。
個人的に意識して見に行ったのが、6Cの栗生ちゃん、ボクラ団義オッキーさん、りんりんさん。あと作演出が久保田さんだから。
ヤンキーのおっきーとヤンキーのりんりん、アクションがかっこよかったです。
他にも、知ってる役者さん多かったし、キャラが立っていて楽しい作品でした。
みんないい仕事してましたね。好きだなぁ。

栗生ちゃんは、ここぞってところも、些細なところも泣かせにくるから、ずるいよね。
劇中で歌・演奏があることは、才川さんと栗生ちゃんの魅せ方として、私は好きです。
オッキーさんは、もう貫禄のリーダーだった。有無言わさない。だけど、背中では悲しんだり、後悔したりしてた。
りんりんさんは、かっこよくてカッコ悪くて、芯がブレることまでもしっかり見せてた。

個人的にダークホースだったのが、渡辺克己さん(パパ/議員)。ロストマンブルースの時も素敵で、でも名前では気付かなくて、舞台出てきて、あれ?ってなった。今回も悩ましくて深い役だったけれど好演してました。スーツのジャケット脱いでベストになった時がビジュアル的に最強。

”観たい!”のコメントで
>2001年にまさに高校生だった世代の、久保田さんの作演で、
>2001年にまさに高校生だった世代の、沖野さんが演じる。
と書いたのだけれど、2001年って、そういう意味(伏線)があったのか、と少々驚き。
久保田さんの中でも大きかったのかな。

チャイルドボイス

チャイルドボイス

『熱きロマンを胸に、生きる勇気と希望を与えるべく突っ走り続ける奴ら。』

シアターサンモール(東京都)

2015/07/15 (水) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しませようとする工夫を感じる
前作の『梅子と~』をひょんな縁から観させて頂きすっかりファンになり、
今回の舞台を観劇させて頂きました。

歌とダンスが多めの舞台。
前作の千秋楽で夢麻呂さんが『今回はちょっと演劇っぽくしましたが、僕らの作品は歌が多くて~』みたいな話をされてたのを思い出しました。

長い!のは予想された所だとしても、少し間延びしてたかなぁ・・・。
後半が少し駆け足気味だったのは残念。
わたし的には、前回作品の方が面白かった。

でもこの劇団の全体にある、お客さんをとにかく楽しませたい!という気持ちは感じる事が出来ました!

グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー

グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

初見ですが
好きです!騎士(ナイト)シリーズ。テンポの良いストーリーで笑いありダンスあり、歌ありで最後はシリアスで終わるというジェットコースターのような芝居で目が離せなかった。アドリブも楽しく次の騎士(ナイト)シリーズの続編を楽しみに待っています。

ズーキーパーズ

ズーキーパーズ

ファルスシアター

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

動物も人情。
自身が動物園物語の勉強をしているのもあり、ZOOというテーマには興味がありました。100分ほどのコメディタッチで綴られる話が進む中に色々なネタがあり、多くて拾いきれない感もあった。徐々に客席も暖まっていった印象。舞台美術の作り込みが良く、細かいところまで工夫がされていました。
果物を食べているところを観ていて、ふと動物園特有のあの臭さがあれば、一観客としては嫌だが作品としては更に恐るべき作り込みになるのかもしれないと感じた。

イチエフ・プレイズ

イチエフ・プレイズ

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました
「ジレンマジレンマ」  福島の原発事故に関連した三つのお話。
とても 真面目なお芝居。   
最近、震災関連のニュースや特番がだいぶ減って 記憶から薄れてきている中、 あらためて 考えさせられる舞台でした。  
ただ 少し単調というか、 もっと強いメッセージがあってもよかったんじゃないかな~ …

ネタバレBOX

① 事故当時、福島第一原発にいた職員の話。     
② 避難区域へ 空き巣に入った青年の話。
③ お米屋さんの話。
 
震災によって 特に福島では 多くの難しい問題が起きていると思います。
このお芝居は その中の ほんの一部なのでしょう。

あらためて 考えさせられる舞台でした。                 3・6点

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