最新の観てきた!クチコミ一覧

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わからなければモモエさんに聞け

わからなければモモエさんに聞け

劇団青い鳥

小劇場B1(東京都)

2015/12/15 (火) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

年を重ねる息遣いを味わう
何カ月に一度、お母さんとデパートへ行き、食堂でいつもと同じ大好きなオムライスを食べる。こんな子どもの頃の思い出を持つ世代のハートを直撃する。
エレベーターガールも、特別な人だった。白い手袋、抑えているが透き通った声。夫が単身赴任中、息子たちが既に巣立った女性が、エレベーターガールの募集広告に惹かれる気持ちは、同じ世代なら男でも分かる。
年を重ね、記憶を刻むというラストシーンに
胸を打たれる。客席から手拍子が起きるリズムのいい舞台も魅力。寒いギャグやオーバーアクションはご愛嬌かな。

ネタバレBOX

女性だけで演じる舞台で、少し厳しい局面もある。山口百恵の名曲を堪能できるが、ある意味、モモエさんでなくても成立するのでは?
食卓全景

食卓全景

intro

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

みてきた
出口側のはしっこの座席だったら帰りたかった。音とかうるさい!

Wall

Wall

Dance Company Nect

神楽坂セッションハウス(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/19 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1696(15-385)
12:00の回(快晴+強風=寒い)。

11:45受付。普段よりやや後方に、(左右寄りに)桟敷+椅子席、椅子席にすわります。

またのんびりしていたら「完売」になってしまったのですが、「公開ゲネプロ(一律1,000円)」の案内がありやってきました。

会場内はすでにスモークによって霞んでいて、11:56前説、12:06開演~13:11終演。

三角錐に浮かぶ照明が映え、グレー、白、カラフルな衣装、流麗なパフォーマンスは美しく、また力強いものでした。途中、「セリフ(語り)」が入るシーンがあり、やはりこれは苦手。上手の、着せ替え人形、赤い毛糸はなんだったのか...。

「The Wall」ならPink Floydなのでどうしてもそっちのイメージがちらつくなかでの約60分。なんとか観ることができてよかったです。

『痕跡≪あとあと≫』◆◇終演。ご来場ありがとうございました!!!◇◆

『痕跡≪あとあと≫』◆◇終演。ご来場ありがとうございました!!!◇◆

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

満足度★★★★

完成度の高さに驚き
自分は観劇したらすぐに書き込むほうなのですが こちらの作品はなかなか言葉が出てこなかったです・・・。


目撃者:若狭勝也さんから始まる語りのシーン 韓国料理マスター:大神拓哉さん お母さん:斎藤とも子さん あの日の連れて帰ってしまう吉川竹夫さんといい ほか役者さんも全員 すごく良かった!


メイ:桑原裕子さんも母親のわりに不自然に若く 息子と親子にみえなかったのも 納得。
あとあの役にメイという名前があっていた(←そういうとこ大事☆)


ほかの方も書かれてますが 照明も素晴らしいし ストーリーもしっかり作ってあるのに とてもわかりやすいのはすごいことだし キャラクターも光っていた☆


ネタバレBOX

(韓国マスター:大神さんは 割り切ってお店を盛り上げる姿 ラーラ:四浦麻希さんを お店の商品のように多少気は使いつつも 心理的にはとても冷たかったり 生きるしかないから仕方なく生きていて やっぱりその根底にあるものは冷たい でもどこかひたむきで・・・ 大神さんのあの役がなにしろインパクトが強くて好きだ)。 


最後の意味深自転車も良かった!


ただ 『(法的には別として)誰も何も悪くなかった』見事にまとまってる分 もっとえぐって欲しかったかな。
もちろん作品としてすごく良かったという前提でです(^^)


KAKUTAさん良い劇団に出会えました これからの作品も楽しみにしています☆ 

マカロンちゃんの憂鬱 〜イエス様、クリスマスにはクルシミマスとか言ったかどうかは知らないけれど、誰もがみんな知っている!クリスマス大作戦!の巻〜

マカロンちゃんの憂鬱 〜イエス様、クリスマスにはクルシミマスとか言ったかどうかは知らないけれど、誰もがみんな知っている!クリスマス大作戦!の巻〜

楽劇座

THEATER Rrose Sélavy (東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

気分はクリスマス!
新曲にもクリスマスソングがあり、すっかりクリスマスを満喫した気になりました!チョコ王子の逆襲‥可愛かったーー!そしてクリスマスならではの演出や、いつもと同じと見せかけてちょっと違ったりといった今回ならではの見どころがたくさんあって楽しかったです!!今回は本当に曲のバリエーションが多くて盛りだくさん!!個人的にはあの、タップの曲がお気に入りです。

マカロンちゃんの憂鬱 〜イエス様、クリスマスにはクルシミマスとか言ったかどうかは知らないけれど、誰もがみんな知っている!クリスマス大作戦!の巻〜

マカロンちゃんの憂鬱 〜イエス様、クリスマスにはクルシミマスとか言ったかどうかは知らないけれど、誰もがみんな知っている!クリスマス大作戦!の巻〜

楽劇座

THEATER Rrose Sélavy (東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

とっても楽しいクリスマスストーリー!
マカロンちゃんのクリスマス編、歌も踊りもたくさんでとっても楽しかったです!お菓子の国のクリスマスはチョコ王子が大活躍でしたね。どの新曲も耳に残って最高!!でした☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

ドタバタコメディなのに、最後のマカロンタイムにははっとさせられるのはいつものお約束。マカロンちゃんの言う通り、「今」を大切にするからこそ、未来に繋がるんですよね。

子供から大人まで、安心して楽しめるオススメ作品です。年末で仕事が忙しかったけど、本当に行って良かった。次回作も楽しみにしています!!!

消失

消失

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

示唆に富む、ケラ流の笑い
同一キャストでの11年ぶりの再演。なぜ今、この演目をケラさんがやるのか。示唆に富む舞台となった。
出演者の年齢設定も年相応に上げてある。40過ぎでの結婚話も何だか、リアリティがあって笑える。戦争が終わった直後という場面も古さを感じない。初演時よりも、現実感があるのが怖い。
大倉孝二、犬山イヌコらのナイロンの役者たちも、何だか迫力があるのは現実感を台本から感じているからではないのか。客演だがナイロンのメンバーみたいな八嶋智人の立ち回りも息がぴったり。

もう、これは「近未来」の話ではない。この舞台からはいろんな怖さが提示される。ケラ流の笑いに流されながら、悪夢を見てみるのも
「消失」の楽しみ方だと思う。

ネタバレBOX

初めて見る人は、まさかロボットだったとは、と驚天動地。これも現実に近づいています。
くるみ割り人形

くるみ割り人形

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★

何回見ても飽きない魅力
やはりこの季節は、この演目だ。入り口前にはお店も並び、Xマスムードいっぱい。
ステージは主役級が勢ぞろいだ。安定感が違うし、この舞台を大切にしている意気込みも伝わってくる。最初と最後に、高層ビルと雑踏が演出され、携帯で夜景を撮る人を入れるなど現実感を強調。クララの夢物語の発着地なのだが、それだけに間に挟んだ夢物語が浮き上がるという形だ。

食卓全景

食卓全景

intro

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★

おにぎりはアルミ派
「四季」揃うくらいまでは面白く観劇。食事シーンにちょっと笑う。

ネタバレBOX

3人の出会いから卒業までが面白くてちょっと泣きそうになった(笑)頑張れよって応援したくなる。でもオープニング、音叉で音が合わないシーンを観るとハッピーエンドには成らないだろうと思ったけど「春子」の死はちょっと唐突だった気がする。終盤の「音」と「台詞」のスタイルは私には合わず全体の面白さが半減してしまった。それでも女優さんは個性的で魅力あって楽しかった。
根岸庵律女

根岸庵律女

劇団民藝

三越劇場(東京都)

2015/12/04 (金) ~ 2015/12/19 (土)公演終了

満足度★★★★★

清々しい
家を守るということ、世襲のようなこと、そこに天才が絡むとどうなるか、参考になります。

ネタバレBOX

正岡子規の妹律が正岡家を支える様を、前半は子規の生前数年間、後半は子規の没後数年間に分けて描いた話。

俳句には様々なグループがあり、そうした中で兄を生前のうちから天才と見極めたのは大したものでした。養子に俳句を禁じましたが、子規の没後に正岡家の人間が俳句をやるということは、家元的に利用しようとする人たちに利用されてしまうとの考えによるものでした。同じ家から二人目の天才は出ないという信念、そしてそれを受け入れる度量の大きさに感服しました。

長生きした母親八重役の奈良岡朋子さんは終始登場され、飄々とした演技を堪能させて頂きました。
福憑(フクツキ)

福憑(フクツキ)

危婦人

OFF OFFシアター(東京都)

2015/12/15 (火) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

荻窪えきさんだけでなく、南口奈々絵さん等他の役者さんも良かったですよ!
荻窪えきさんを見るために、この公演を見に行きましたが、彼女だけでなく、他の役者さんも非常に良かったと思います。

主役の男性陣も対照的で見応えがありましたし、女優さんでは南口奈々絵さんの表情の機微に見入ってしまいました。

荻窪えきさんの殺陣も、1シーンですが「ここぞ!」の場面で登場します。

明日で公演終了ですので、まだの方にはぜひ見に行って頂きたい作品ですね。

佳作ですよ!

「ツイン・ベット」「四畳半襖の下張り」

「ツイン・ベット」「四畳半襖の下張り」

椿組

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

役者力堪能!
2本立て、休憩時10分程度で舞台セット替えの早業に驚き。
飽きっぽい私は一人芝居は観ないのだが、
”四畳半襖の下張り”(約60分)を外波山さんが演じるというので足を運んだ。役者としての力見せ付けられ素晴らしいの一言。
武勇伝的昔話に落ちがつきエロチックで面白い。
”ツインベッド”はやや冗長部分があったが二人の掛け合いが予想外(失礼)に面白い!カルカッタの安ホテルの一夜の出来事で小道具や舞台セットにも気が配られ、大胆な演技をフォローしていた。

ビフォーアフター

ビフォーアフター

ミュージカル座

d-倉庫(東京都)

2015/12/17 (木) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★

熱演の舞台
1時間30分2人のキャストの熱演でした。歌声も素晴らしく楽しませていただきました。こんなに熱演なのになぜか心にしっくりとくるものが少なかったように思いました。次回の公演を期待しています。

わからなければモモエさんに聞け

わからなければモモエさんに聞け

劇団青い鳥

小劇場B1(東京都)

2015/12/15 (火) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
女性がそれなりの年齢にならないと解らないであろう言葉、動作、はまりました。
最後の場面では、モモエさんが白いマイクを置いたように、松子さんもなったんですね。

MID騎士(KNIGHT)ミラージュ

MID騎士(KNIGHT)ミラージュ

無頼組合

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/12/11 (金) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

満足度★★★★

ハート&ハードボイルド!
初見でしたが、エンタメ性の強いハードボイルドで展開テンポが良く、飽きさせない。場面途中で緩い場面がでてくるのが面白い!

SEX

SEX

劇団時間制作

サンモールスタジオ(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

いつも素敵な作品です
Bチームを観劇。
今回も考えせられるテーマで、
重たい話ではありますが、笑いどころもしっかりあって、
気負いせず観られるので、好きです!
谷さんの若い才能に脱帽。
過去の作品にも出演されていた、永井李奈さんが、今回は今までと違った役回りで、驚きましたが安定した演技でみせてくれました。
割引もあるので、時間があえば、リピートしたいと思います。

ツキノヒカリ

ツキノヒカリ

満月動物園

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

独特の死生観、輪廻感は健在です
この独特の死生観、輪廻感は、どのようにしたら着想出来るのか、不思議でなりません。観覧車編の最終話だそうです。まだ見ていない人は、この世界観を味わってください。

『0<ゼロ>地点「つぎはぎだらけのヒーローズ」』

『0<ゼロ>地点「つぎはぎだらけのヒーローズ」』

演劇企画ユニット劇団山本屋

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

観応えあった【つぎはぎチーム】
公式な上演時間は2時間とあったが、実際は2時間20分ほどあった。しかし、その長さを感じさせない迫力のある公演であった。魅力は登場人物の見た目のビジュアル、その個性豊かなキャラクター設定とアクションにあると思う。ストーリーも少し分かり難い場面もあるが、全体的には重層的で最後まで飽きさせない。

タイトル通りヒーローは登場するが、その”つぎはぎ”の意味するところは...。映画にもなったが、”アンデス山脈から奇跡的に生還”を連想するような究極な選択における堕ヒーローが描かれる。設定状況は、劇中劇ならぬ映画撮影を通してという多重の観点を設け、時空間をも隔てる。登場人物(主人公の仲間)ごとの感情と現状を上手く描いており、キャラクターとその超能力が丁寧に明かされる。その観せ方は多彩であるがイメージしやすい。

ネタバレBOX

ヒーローのイメージが壊れるシーンは、映画「アンデスの聖餐」(1976年公開)、「生きてこそ」(1993年公開)を連想した。争いごとに終止符を打ったヒーロー、実は窮地の場面で人肉を食し生き延びた。その暴露ドキュメントを映像化しようとする監督・スタッフと真実は秘匿しておきたいヒーローメンバーとの攻防。その手段として超能力を駆使して記憶を摺りかえる、または消去するなど、観せ場となるシーンを演出する。

その観せる舞台は、中央に城門イメージ、両側に客席に向かって二階部から降りる階段がある。簡素なセットであるが、大勢によるオーバーアクションを行うには適している。そのあたりの計算は見事。

プロローグとエピローグを繋げるところは常套手法のようであり、それによって時空を越えさせる。舞台という額枠に映画撮影現場を持ち込み、大勢の人物描写と時空を跨ぐという、いろいろな仕掛けが後半では複雑になり、冗長に感じたところもある。しかし、構成、制作は丁寧で、観客(自分)の気を逸らさない。終盤は怒涛の如く事実が明らかになり、慟哭する姿が痛ましい。

演技は、アクションだけではなく、人物像(内面も含め)を確立するような熱演であった。できればエンターテイメントのような芝居にも、先の映画にあった普遍的な課題...自分と宗教等との向き合いが垣間見えると更に人間的な深みが増したかも(本公演は、ヒーローという”正義”に”好奇の目”を晒すだけに止まったようだ)。

次回公演も楽しみにしております。
ものがたり降る夜

ものがたり降る夜

ことのはbox

上野ストアハウス(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/21 (月)公演終了

満足度★★★★

行儀がよい性 【箱チ-ム】
この脚本は1999年6月に初公演されており、当時は世紀末の雰囲気が漂い、電子機器類を始めとして2000年問題の対応に追われていたことを思い出す。今から16年程前のことであるが、10年ひと昔という言葉からすれば、もう過去のこと。その時代状況(今でもか)において、大っぴらに語られることがない「性」のこと...。この公演の説明謳い文句でもある。
演出はオーソドックスで観客に観てもらう、という丁寧な描き方であるが突き抜け感が乏しいと思う。演出家・酒井菜月 女史から視た、もしくは感じている「性」は、愛らしく、優しく行儀が良いものかもしれない。
演技は、チーム「箱」にとって初日であったが、全体的にかたく物語の滑稽さが表現しきれていないのが残念であった。
上演時間2時間15分(途中休憩なし)

ネタバレBOX

公演の説明にもあるが、性に向き合った物語であり、「政治」は夜作られるというが、こちらの「性事」(多く)は夜営まれる。どちらも体制(勢)が重要である。

梗概は、売春行為を通じて性に向き合う若い女、夫の浮気に対する復讐のため、自分も男と性交を試みる中年女、この二人の女性はカウンセリングを受ける。その医師の紹介で山奥にある、とある場所へ行く。そこに民話研究会を名乗るメンバーも来て、「性」と「宗教」問題を民話に絡め、確認していくような作業が展開する。
この民話の件、差別用語について興味を持った。そう言えば、最近「うどんかるた」の一句「色白太め、まるで妻」が差別だとクレームが。難しい世の中だ。

現代日本人があまり話題にしない事柄(苦手?)を絡めて、サラッと表現する。性は、(表面的)愛に捉われることなく、もっと自由・開放的なものであると。一方、民話研究会を隠れ蓑にした新興宗教メンバーの活動は、当時のオウム真理教を示していることだろう。
地下鉄サリン事件から4年。その全容解明を目指している頃。一般的に宗教信仰の自由とその勧誘...信者にとってみれば、良かれと思って入信を勧めるが。
この「性」と「宗教」は、タブー視するわけではないが、大っぴらに会話することもない。現代日本人が苦手と思っている二大テーマを、民話に絡めて斜に諭す。そんな酒脱さが欲しい公演であった。初演時と時代状況が異なることから、その違いに力点を置いた演出があっても良かった。

最後に、冒頭のムーブメントが中途半端な動きに感じられた(初日だから?)。多くの人(世間)の中で、違和感を感じている個人...その表現が見えなかったのが少し残念であった。

次回公演を楽しみにしております。
えのもとぐりむ作品集 第6部 灰色の蝶/フクロウガスム/鴟梟-sikyo-

えのもとぐりむ作品集 第6部 灰色の蝶/フクロウガスム/鴟梟-sikyo-

株式会社Legs&Loins

Geki地下Liberty(東京都)

2015/12/09 (水) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

鴟梟-sikyo-
舞台「鴟梟-sikyo-」を観てきました!凄い!
様々な事情・過去・思惑が折り重なりつつ翻倒する目まぐるしい展開にあっという間の2時間でした。
ダークでシリアス、人間の深いところにある感情を抉り出してくる内容でありながら、ピュアで一途な人間の本質に気づかせてくれる作品だと思います。
「生きるとは」、「この世界に生まれた理由とは」、観終ったあとも頭の中をぐるぐる回っています。
暫くこの世界観を引きずりそう。

ネタバレBOX

守と母親の死からのbefore&afterを完璧に演じきったまぁぴょん。完全に別人でした。冷たく暗い美しさの中に、儚く悲しい優しさが滲んでいて、改めてまぁぴょんの持つ色の多彩さと迫力に圧倒されました。
そして黒田さん演じるハルの最後の一言「隣のやつを笑わせろよ。大層なことしなくても。そのくらいでいいんだよ」すごく心に刺さりました。
また、宮下さんと古賀さんがダークな作品の中でひと時のオアシスのような、頭を高速回転させないと追いつけない展開に息継ぎをさせてくれるようで、大好きです。
個人的には福岡出身の僕にとっては、古賀さんのナチュラル過ぎる九州弁(長崎出身でしたっけ?)がどストライクでした。
古賀さんのおかげで、しばらく普段の会話も九州弁に戻ってしまいそうです(笑)

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