最新の観てきた!クチコミ一覧

74301-74320件 / 191508件中
御宿かわせみ

御宿かわせみ

明治座

明治座(東京都)

2016/05/03 (火) ~ 2016/05/27 (金)公演終了

満足度★★★★

流石の王道
きっちりとまとまった流石の王道人情時代劇。やっぱり高島礼子さんはいいなー。まったりと楽しめました。

神芝居

神芝居

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

終演後の余韻もまた。
終演して大分経ちますが、未だ可能ということなので観劇日に合わせてコメントさせて頂きます。 今公演10回観劇させて頂きました。公演最中はもちろんとても楽しいワンダーランドを字の如く「体感」しておりましたが、今回特記したいのは、「終演後の余韻」のこと。目当ての役者、だけでなく出演者全員の「ここが良かった!」という想いが未だ沢山募り続けています。

こちらの制作の方が終演後も舞台写真を沢山上げて下さったり、ブログにて貴重なお話を聞かせて下さったり、印象深い台詞を上げて下さったり、そういったものを観る度に実際に目にした物語が幾度となく蘇ります。


勿論回数も多く観ているので記憶ということはありますが、本当に沢山記憶を蘇らせる糧を下さったこと心より感謝致します。

稽古の様子から、公演最中、そして公演終了に至るまでがワンダーランドのようで、X-QUESTさんと、このように感じられる作品に出逢えたことが凄く嬉しいです。

もうしばらく余韻は続きそう、こんな風に終演後も長く思い出せる舞台と言うのもこの作品の、劇団の評価に値すると思いこちらに寄せさせて頂きました。

公式Twitter、稽古場ブログの更新本当にありがとうございます!!

ご来場ありがとうございました。  ブルックリン

ご来場ありがとうございました。 ブルックリン

ミュージカル座

六行会ホール(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

心地良い時間
コリッチのチケットプレゼントで、初の「ミュージカル座」鑑賞。
オープニングから圧倒的な歌唱力と、演者さんのパワーに吸い込まれていきました。ストーリーテラーによる、物語の展開はわかりやすく、とにかくみなさんの歌声は素晴らしかったです。ブルックリン役の方ののびやかな歌声、(いい意味で)破壊的なエネルギーと楽しさを合わせ持つパラダイス役の方の歌声に、心地よい時間を過ごさせていただきました。(Teamアベニューを観劇)

劇団「劇団」ショートショート〜ゲキゲキがいっぱい〜

劇団「劇団」ショートショート〜ゲキゲキがいっぱい〜

劇団「劇団」

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

A公演を観劇!短編集、お得感満載!
A,B公演ともに、3つの短編で構成された2時間ほどの公演。
A公演「エアーポンプマン」「バカと天才」「天国プロデュース!!」の3作品を拝見。
3作品とも、全く違った雰囲気で、とっても楽しい!
 
「エアーポンプマン」:小劇団内の愛憎と、劇中のお話が交差するドタバタ劇。結末は…、千奈美さんが頑張れ!
 
「バカと天才」:なかなかのミステリー&サスペンス!心理実験の筈が…、こんな結末になるとは…!本当に引き出しの多い劇団さんです!A公演3作品の中では個人的に好みです!

「天国プロデュース!!」:心暖まるファンタジー!大天使さんとうっかり天使さん?幸せをプロデュースする人が実は…?ジーンと来る内容で、もう少しで涙が…。富士さんがもう少し純愛押しなら泣いていたかも…。

更に更に、短編と短編の間の場転の間も、2~3分の寸劇で楽しませてくれました♪
「10年前の自分からの手紙」:10年前の若かりし自分が10年後に自分に当てた手紙を読み上げる、ちょっぴりジーンとする良い話!
「川辺で水切り」:石を投げてどこまで水切りできるか…、音響さんに弄ばれ感が楽しかった!

などなど、今まで拝見した長編も良かったですが、短編集は更にお得感満載!

ネタバレBOX

以前、終演後、急いで帰ろうとしたときに、役者さんと面会の方に出口を塞がれ、少し悲しい思いをしましたが…。

そんなこんなで、今回、機会があり、久しぶりの観劇!

今回、終演後、帰る人の通路確保について、何度もご案内頂き…、気持ちよく退出できました。
 
そしてA,B公演観終わって、結論。
やっぱり、この劇団さんの公演は面白い!
そして、長編も良かったですが、短編3作は更にお得感満載!
わが家の最終的解決

わが家の最終的解決

アガリスクエンターテイメント

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/05/04 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

必見
かなり笑ったし、涙の感動もある。一つ間違えると相当に不謹慎になるところだが、うまい。ちなみに転換で流れる2つの結婚曲の作曲家は、一人はユダヤのメンデルスゾーン、もう一人はドイツ人で反ユダヤのワーグナー。

コメディホール/コメディ実験室/スペシャルイベント

コメディホール/コメディ実験室/スペシャルイベント

ヨーロッパ企画

元・立誠小学校(京都府)

2016/05/05 (木) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

ハイタウン)コメディ実験室2を観劇!
ハイタウン初観劇(その2)!
コメディ実験室2「時計コメディ」「道をたずねるコメディ」を拝見!
 
「時計コメディ」:開場後、少し遅れて到着しましたが、前列で観られてラッキー!菜月さん、柚貴さんが印象に残りました。

「道をたずねる」:気づけば、知らない場所に…。現実と異なる世界から帰れるのか…。奇術師やら何やら、ごった煮みたいで楽しかったです。

アンコールの夜★ご来場ありがとうございました★

アンコールの夜★ご来場ありがとうございました★

KAKUTA

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/05/07 (土) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

次回も!
初めての劇団さんでした。そして久しぶりの朗読劇、しっかりとした劇で安心して見られました。次回は通常の演劇を見てみたいですね。それのしても20年とはもっと早く出会えていたらよかったですね。ミニミニライブびっくりでした^^

翼とクチバシもください

翼とクチバシもください

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

帰り道、花火大会から帰る時の感覚になりました。
全く意味がないことに、意味があるような気がしてきたり、意味はわかるけど、意味がないような気がして来たり、意味がわからなくても面白かったり、と不思議な気持ちになりました。帰り道に歩いている時に、花火大会から帰る時の感覚になりました。奇麗でした。迫力がありました。アンディーやってみたくなりました。でも、危なさそうなので、辞めておいた方が良さそうですね。クロムモリブデンの公演「翼とクチバシもください」は観ておいた方が良いです。

同想会

同想会

劇団ヨロタミ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ヨロタミらしい笑って泣いて...ないけど面白い
劇団の特長...本公演もシリアス、コメディのシーンが混在する。もう少しで落涙する、もしくは爆笑する一歩手前で異なるシーンへ転換する。

物語は、あえてリアリティにするわけでもなく、あくまで社会で課題・問題もしくは話題になっていることを盛り込んだ娯楽劇という感じである。だから挿入される歌やダンスも、失礼ながら本格志向ではなく物語の中の緩衝的な役割であり、イメージ構築といったところ。それでも飽きさせることなく、観せる”力”がある...ということは不思議な魅力があるということ。

また、この劇場は入り口から客席奥には行き難くなっているが、中央に通路となるスペースを確保する。集客数からすればもったいないところであるが、観客本位の気配りが好ましい。

本公演は、高校時代のクラスメイトが同じ想いを抱えて生きていること。その15年という歳月を邂逅する、ミステリー・コメディである。

ネタバレBOX

セットは、いつもながらしっかり造り上げている。まず、下手に舞台となる山奥のヴィレッジ、中央にはヴィレッジのテラスのような瀟洒なテーブルと椅子。上手は他のヴィレッジへ通じる小路があるようだ。この舞台とは別に回想シーンに当たる高校の屋上が下手に張り出して設けられている。始まる前、自分はそこが大きくスペースになっていることから、何らかで使用すると思い、真中の席を確保した。座る場所によっては観にくいだろう。また些細なことだが、自分が観た回(初日)は髭が落ちそう、ダンスで椅子を倒すなど気をつけるところあり。

芝居は、高校時代に仲が良かった6人が集まるところから始まる。もっともこの同想会メンバーとの恋仲にある人物(2人)も現れる。この2人は前説も担当した湊未来(坂本直季サン)と黒枝芙奈美(南井貴子サン)であり、劇団歴が長い人。この2人が濃い冒頭シーンを演じて...。

梗概はチラシ説明を借り「高校時代イケてなかった男たち、D6のメンバーが15年振りに再会する、ただ一人、自殺してしまった男を除いて。 恋人が出来たと浮かれる者。収入格差に嘆く者。持(痔)病に悩む者。本当の自分をさらけ出す者-未だに納得の出来ない者。 そんな彼らに疑問が生じる…」というもの。

この公演には、家庭内暴力...というか犯罪、その被害者がこの6人の憧れの女生徒・土屋恭子(西園ゆうゆサン)であり、家庭内の(父からの性暴力)相談を受けるが、当時はどうすることも出来なかった。この女生徒に親身に相談に乗った教師が退職させられるなど、父親は学校(PTA会長)など、地域や教育現場での影響力を誇示していた。6人の中で施設からの通学者・浅井慎一(大矢三四郎サン)、このメンバーのリーダー的存在を自認する鳥谷猛(中澤隆範サン)が、彼女との関係を巡り争うようになる。そして土屋が死に、浅井が自殺した。その(卒業)後、メンバーは15年間会うことがなかった。この同想会の発起人は誰、そして何の目的で、何がしたいのか...その緩いミステリー感が面白い。

公演には、オカマ・性転換をした人など微妙に表現が違うが、そのマイノリティの人達も登場し存在感を示す。
また正規・非正規社員の待遇の差がもたらす問題、貧富の拡大、詐欺まがいの仕事など、今社会へチクリと批判する。本筋はしっかり観せるが、その中には、笑いというオブラートに包んだ批判の数々。そこが押し付け教訓ではないが、単なる笑いだけにしない、強かさがある。

次回公演も楽しみにしております。
ご来場ありがとうございました。  ブルックリン

ご来場ありがとうございました。 ブルックリン

ミュージカル座

六行会ホール(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

ブロードウェイのオリジナル上演と比べて
11(水)19時teamアベニューを観劇しました。
俳優陣に初日の堅さも感じられず、勢いだけでなく、客いじりも観客のリアクションを待つひと間が的確で、
安定しながらも迫力たっぷりな歌声と共に演技も堪能出来ました。
オリジナルのブロードウェイ公演を観ているのですが、
怖いくらい飾りすぎたオン・ブロードウェイ版よりも簡潔な美術は
逆に無駄がなく俳優の演技も伸び伸び見えて好感が持てました。
照明が効果的で表情豊かで素敵でした。
訳詩も不自然さがなくこなれていて胸に響きました。

コーラス・シンガーは充実で、部分的なソロ歌唱も
この人の歌をもっと聴きたいと思わせる瞬間が多かったです。
ブロードウェイ版にこだわらない演出アイディアは作品を息づかせて
日本人による日本語のミュージカル上演のレベルが確実に向上している実感と
的確な表現の連発が心地よい観劇体験でした。

女流の十八番

女流の十八番

サンハロンシアター

「劇」小劇場(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★

テンポよく息の合ったお芝居で
好感が持てました。でも全体になんだか物足りない感じ。もっと内幕ものなのかな、と思っていましたが、それほど各人の仕事の内容を詳しく語るわけではなし、恋愛ものというほどでもなし、コメディからもほど遠い。ラストの感動もそこそこで、昌子さんがその人脈を活かして禁じ手を使うとか、大物が出てきて水戸黄門状態になるとか、そういう展開を期待していたが、そういうことも無く、お話の筋を追うだけで終わってしまった。女流の十八番って結局何だったのかな?これ、という女のいやらしさや可愛さの特化が無かったのでぼやけてしまった感じ。

ネタバレBOX

昌子さんのつけていた真珠のネックレスが意味不明。何かストーリーに絡んでくるか、意味があるのかと期待してしまいました。この昌子さんを中心にもっとストーリー展開ができたのでは。支配人が女詐欺師を口頭で暴くだけではつまらないし、みんなで頑張って経営再建に取り組もう!というだけではエンディングとしてはなんだか弱い。
楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

燐光群アトリエの会

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/10 (火)公演終了

満足度★★★★

燐光群「楽屋」の楽。
二度目の投稿。燐光群キャスト別バージョン、最終日を観た。中山マリが女優Cの年齢を20歳も上回る設定でやはり見事に演じた(「あれでもう40よ」を「あれでもう還暦よ」と変えて笑わせていた)。
 一方で、役のキャラ・年齢等から相当離れていたとみえた女優A(樋尾麻衣子)。声の塩梅(がなりと抜きの組合せ)、怒りの演技が若い(「泣き」の入った怒り・・幽霊歴からして達観に至っていてもおかしくないのに)など、正直気になっていた。
だが。千秋楽でそれらも含めて全体がひとつの環に収まり、一つのあるべき「楽屋」が立ち上がっていた、と感じた。渡世人「斬られの仙太」の見栄切りつつの物言いも、低音にならない持ち声を駆使して必死に演じてひるまず、思わず涙が・・(もろいと言われればその通り)。
「人のいい」キャラへの憾みを終盤ようやく真情吐露して一個の人格を現わす女優B(松岡洋子)。 狂気にひとしい「役」への異常な執着と、人間的な感情を行き来し、古参幽霊にとっての小さな希望の種らしい佇まいもみえた女優D(宗像祥子)。 絶妙なバランスで一つの環ができ、そこに、私としてはいまいちそぐわなかった「三人姉妹」の語りでの行進曲の選曲が、芝居と融合して聴こえてきたものである。
かくして、「楽屋」の日々は終えり。謝謝。

同想会

同想会

劇団ヨロタミ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/05/11 (水) ~ 2016/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

目論見通り
観客がこう思うだろう、こう感じるだろうと思って脚本を書いて演出をしていると思われるので私が今思っている事はきっと脚本家の目論見通りなのだと思います。

まさかこのお話で号泣するとは思って作っていないだろうと。

そういう意味では分かりやすいいい芝居だったのだと思います。

だから評価点は高いのです。

褒め言葉として使ったことないですけど使わせてください。

『胸糞悪い芝居でした』

楽屋

楽屋

ママーズ

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/05/05 (木) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

あっぱれな「楽屋」
「楽屋」フェスティバルも終盤に来てさらに追加(おかわり)観劇。観た数も参加団体の半数を超えた。
あっぱれ!と言わせる「楽屋」は、女優Aの股旅物~「かもめ」のトリゴーリンに至る「役演じ」が<あっぱれ>である事が条件の一に思われる。十ばかり観た中で二団体あったが、加えてママーズも然り。4女優いずれも腕に覚えある実力者のよう。中でも女優Aの孫貞子は新宿梁山泊出身、私の人生初観劇のテント芝居に辛うじて加わっていたか、そんな思いに感慨ひとしお。あの劇団特有のエネルギッシュな120%出し切る演技がここでも健在、一々納得させる演出(動線といい、台詞のニュアンス、間合いといい・・)とあいまって、疾風のごとく過ぎた「楽屋」であった。また、笑った。
女優Cが冒頭、「台詞を練習している」体で台詞を言えているというのも案外少なく(確かに演技として難しくはあるだろう)、その中ではっきりと「練習している」という場面の意味がくっきり明瞭に出ていたのは燐光群の中山マリと、この団体だった(他はその意味合いは伝わるのだが、本番舞台で「うまく演じている」ように練習している、という風に演じ(メタ構造・・判りづらいな)、それでもって「そんな風に練習している」と観客に理解させている。ニーナを演じる女優の貫禄を感じさせながら、なおかつ普段着な空間での、力を抜いた「練習」になっている、というのは観る側としては快感である。その分、演技としては相当な力を要するのだろう・・「楽屋」を見続けてそんな事も思う。
・・てな具合にいろいろ楽しませてもらった稀有なイベントであった。

上の団体の前にやった「とろんぷ・るいゆ」にも触れれば、前橋で活動する主宰の元に集った(やはり地元の)人たちで、女優Aを男優がやったり、キャラがAB逆転してたり(Bが豪胆、Aが弱腰・・恐らく男性がやった結果だろう)していた。ユニークだったのは途中、何箇所かで詩が挿入される。これがうまくはまっている。自ら改稿したなら、中々の書き手だ。最後には前橋にゆかりのある清水邦夫の足跡を辿った映像が終盤に流れる。「三人姉妹」の台詞を中断して・・終わると続きの台詞が畳み掛けられ、終幕へ、という段取りだ。映像は拙いものだったが、大胆な演出だった。

劇読み!6

劇読み!6

劇団劇作家

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/05/04 (水) ~ 2016/05/11 (水)公演終了

満足度★★★★

『ミュージカル・ゲド』
ル・グィンの著名なファンタジー『ゲド戦記』を篠原久美子が戯曲化したもの。あの『ゲド』が・・・「劇読み!」作品中、一も二もなく観劇第一候補。結果は・・・期待にたがわず堪能させてくれた。魔法を使う人間とそうでない人間とが普通に暮らし共存している(魔女の宅急便みたく)社会の雰囲気が、このファンタジー作品の要だ。「影との戦い」の巻。忍び寄る「影」の存在が、ドラマティックに物語を先へと駆り立てるが、「影」とはいったい何なのか・・話は単純明瞭な問題解決に行かず、すぐれて哲学的。だが人間の「闇」を経て最後には清清しかった。
 リーディングとはいえ「朗読」よりは「芝居」寄りで、迫力十分。「売れない戯曲に光を」・・などというマイナーなイメージを払拭した。こうした力強い戯曲が劇作家の手で生み出されている事実を心して受けとめたい。

錯覚、して、沈黙。

錯覚、して、沈黙。

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/05/10 (火) ~ 2016/05/13 (金)公演終了

満足度★★★★★

シナリオが素晴らしい
 表現する者としての秘密の一つがここにある。(追記2016.5.15)

ネタバレBOX

 大学時代映研に所属、監督と主演女優の関係にあった剛とやよいは、近く結婚することになっているが、ある日、やよいは親しい人が偽物と確信するカプグラ症候群に罹患してしまう。剛は心療内科医になっている友人にサポートを依頼。やよいは自らの病についての説明を受けて頭では納得するものの、病状の改善は見られない。一方、剛を目標にしていた映研の後輩はプロの新進映画監督として名を馳せるようになった。彼は、剛の未完成作品のコンセプトを譲って欲しいと頼みに来るが、この未完成作品には重大な意味があった。然し、自らの才能に見切りをつけていた剛は現在サラリーマンである。それには無論、理由があった。剛はその時点で分かっていなかったのである。何が? 本当の自分など何処をどう探しても存在してなどいないという残酷な事実が。後輩には「好きにしろ」とコンセプトを譲った。
 ところで、学生時代彼ら映研メンバーには、拘りがあった。その拘りとは演ずることではなく、本当の表情や身振りが撮りたいということであった。だが、それは可能なことだろうか? 人間とは演ずる動物なのではなかったか? 残酷な事実とは、本当の自分など存在せず、我らは唯関係を映す鏡であり、それを感じる己があって而もそれらを対象化すると同時に統一して認識する他に方法がない、という薄ら笑いを浮かべた事実そのものをそのものとして認識すること。大人になるということは、幼稚なメンタリティーを脇に置き、厳然たる事実としての関係を計る覚悟と共に自らを関係の最中に投げ込み同時に総てを認識していること。更にそれが単に鏡に過ぎないほど自分などというものが関わり得る位置は小さいことをも認識することなのであった。このことが分からなかったが故にありもしない本物の姿を映そうとしたのである。彼を信頼し愛しても居たやよいが、彼を崇拝する余り主演女優として自らに本物を突き付け続けて来た結果がカプグラ症候群だったと言い得るのである。だから、自らの発見したことを彼女に告げる。曰く自分など存在しない、と。そして何故彼女がずっと目の前にいる自分を撮影し続けていたのかを理解する。彼女は、本物と思えなくなってしまった最愛の彼をファインダーを通して探し続けていたのである。剛は、改めてやよいにプロポーズする。彼が謎を解き、改めて二人の関係を何ら確かな物など存在しないという状況を認識し合った上で、築いてゆこう、というのを、彼女は「はい」と受け入れる。
 シナリオが抜群である。若い役者達の演技も良い。ヒロイン役の女優のキャスティングもグー。主役の剛役、脇を固める後輩や心療内科医師、後輩の映画に出演する役回りの女優もそれらしい。無駄を省き主軸に焦点を当てた演出も気に入った。
「あたま山」×「ひたすら一本の恋」

「あたま山」×「ひたすら一本の恋」

みどり人

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/05/06 (金) ~ 2016/05/11 (水)公演終了

満足度

??
個人的には、落語は別にして、締まりのないダラダラした印象が強く、退屈だった。

錯覚、して、沈黙。

錯覚、して、沈黙。

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/05/10 (火) ~ 2016/05/13 (金)公演終了

満足度★★★★

心の変遷
難解でした。

ネタバレBOX

カプグラ症候群に罹った彼女と婚約者を始めとする周囲の人々の話。

目の前の相手が瓜二つの別人にすり替わっていると認識するカプグラ症候群、初めて知りました。親しい関係であればあるほど症状の出方が強いということから、周囲の人に対する本来の好感度が知れるところが興味深い点です。

男の方が映画監督への道をあきらめたことが遠因になっているのかもしれませんが分かりません。彼女は最後は自らの症状を認識し、理屈で納得して結婚に向けて婚約状態の継続を決めましたが、この間の心理状態の変化は難解でした。

男よりも才能のない後輩が映画監督としてデビューしたのは皮肉で、熱意としつこさとタイミングの有無なのでしょうか、この差は何だろうと考えてしまいます。
カクシンハン版 リチャード三世 1471-1485

カクシンハン版 リチャード三世 1471-1485

株式会社トゥービー

シアター風姿花伝(東京都)

2016/05/06 (金) ~ 2016/05/31 (火)公演終了

満足度★★★★

長丁場
お疲れ様でした。

ネタバレBOX

生まれつき背骨や足が曲がっていて卑屈に生きてきたリチャードが、兄弟を蹴落とし王位に就いて、最後殺害されるまでを描いたシェークスピア作品。

髪の毛を虎刈りにしたりして醜さに拍車がかかっていました。
音楽劇 消えた海賊

音楽劇 消えた海賊

東京演劇アンサンブル

ブレヒトの芝居小屋(東京都)

2016/05/09 (月) ~ 2016/05/10 (火)公演終了

消えた海賊
音楽劇と言うことで劇中歌が歌われますが、ちゃんと歌詞が聞き取れるのは良かったです。「戦争で人を殺せばほめられて英雄になり、平時に人を殺せば殺人犯として罰せられる」と言う馬鹿げた常識をひっくり返し、人殺しをしない海賊になり、命令形の無い言葉を作って主人と奴隷の関係を人類から失くそうとした海賊たちの理想の高さは素晴らしかったです。

ネタバレBOX

が・・・海賊ものです。その手の映画に毒されているのかもしれませんが、海賊ですよ!人殺しはしないと言っても、他の船を襲って戦利品を持ち帰るシーンはあるわけです。最後には連合艦隊に破れて消えて行くのです。が、アクションシーンはいっさいないんです。みんなで歌ったり、踊ったりお酒を飲んだり、ロマンスが芽生えたりと言うシーンはあるのにです。第1部では内心「早く船出しろ〜!」と思っていた私は第2部でまたも肩すかしを食った訳で、こちらの舞台とはあまり相性が良くないのかもしれません。

このページのQRコードです。

拡大