最新の観てきた!クチコミ一覧

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おとこたち

おとこたち

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/04/04 (月) ~ 2016/04/17 (日)公演終了

極端なようであり得る人生。
尺は二時間越え、席も前方が見えにくいなどもありましたが、全体を通し面白く楽しめました。下ネタは多い。まさに猥雑に追っていく感じ。スタッフさんにもよい対応をしていただく。

ネタバレBOX

尺も長いので、お金についてや年齢の変化はもっとあって良かったと思う。様々な役の切り替えや早替えは凄い。
おいでおいでは何となく想像できたが面白かったです。劇場の規模、クオリティーに比べ値段も良心的でした。
チチガハハ

チチガハハ

O次郎

ABCホール (大阪府)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

安心感
初めての団体で、若い役者さんも多かったんだけど、
何だか見ていて凄く安心感がありました。
それぞれのキャラがしっかりしていたためか、
素直に笑えたし、素直に泣けました。
エピローグも凄く丁寧に作ってるって思いました。

スケベの話~オトナのおもちゃ編~

スケベの話~オトナのおもちゃ編~

ブルドッキングヘッドロック

ザ・スズナリ(東京都)

2016/04/09 (土) ~ 2016/04/20 (水)公演終了

満足度★★★★

笑えた
このシリーズ、大好きなんですよねぇ。
今回も直接的なネタから、間接的なネタまで楽しめました。
そして、タイトルの「大人のおもちゃ」も、色々な考え方ができます。
そういう事も考えながら見ると、より楽しめます。
面白かったです。

解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話

解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話

映画24区

明石スタジオ(東京都)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

無題1797(16-087)
12:00の回(晴)。

11:10会場着、受付(整理券あり)、11:30開場。(※メールが届きました「受付は開場の30分前」→これ11:00受付、11:30開場という表示にならないかな)。

入って右に客席、前4列ベンチシート、後方にパイプ椅子席。2-4列目はなかなか埋まりません(はたして横になっているシーンなど見えたのでしょうか?)。

白い椅子、天井付近には僅からながら建物の一部らしいもの(既に廃墟のよう)。

「観たい!」に書いたように、趣向で2回、アムリタと芸術総合高校で各1回。こちらの公演で5公演目になります。趣向の公演とは違い小さな劇場ですが、アムリタはプロト・シアターでの4面囲、どのような演出になるのか、と思いながら観に来ました。

こちらは初めて。当パンをみると役者さんは映像系の方が多い。観たことがあるのは後東さんのPUNKBANKだけでした。根矢さん「映像身体学科」でしたか。演劇では卒業制作「傍らに佇む(2014/8@サブテレニアン)」..内山さんは最近「Pretend(2016/2@セッションハウス)」、他に「ttu」「贅沢貧乏」、ダンスでは「KARAS」などなど。

この作品で初めて(よくある)ダンスシーンを見ました。ダンスを採り入れる作品は多く、しかし、その作品のほとんどは、ダンスがなくてもいいなぁと思います。ひょっとしてダンスはダンスで観に行っているからかもしれません(逆に、ダンスでセリフが出てくると冷めてしまう)。※萩尾さんの「半神」でストリート・ダンスが出てきたときも「??」でした。


紙ふぶきも...普通すぎませんか?

個々の役者さん(役)ではなく、全体の雰囲気、流れがどうもあわなかったようで「Q体」でなくても、「解体」されなくてもいいのではないかと感じました。ここに集まり、ここから散じた9名がよく見えませんでした。

レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

吉祥寺シアター(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

考えさせられる
これ、地球人と宇宙人のお話なんだけど、
これを現在の社会問題等に置き換えられます。
なので、見ていて色々と考えさせられました。
クライマックスも好みが分かれるとは思いますが、
私は涙目でずっと見てました。
面白かったです。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

新感覚
壱劇屋の舞台は何度見ても「新感覚」という感想を抱いてしまいます。
パントマイムと複雑な動きの組み合わせ。
緻密に計算され尽くした動きとそれを実践できる役者さんたちの能力の高さ。
本当、素晴らしかったです。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

しなやかさ
キューブの各面が完成されるごとに謎が明らかになってゆく(作品としての)流れは、しなやかで躍動感にあふれたムーブメントと相まって、点から線へそして線から面へと見事につながっていたと思います。
 また、ステージゲストの方の話は時として芝居の進行の本筋から大きく逸脱することもありますがそれにも臨機応変に対応し流れに合わせて本筋に回帰できる柔軟性も備わっている劇団のようにも感じました。

レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

吉祥寺シアター(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

表層的には地球人と地球外生命体(=レドモン)の共存共栄が成り立つのか、そんな投げ掛けがされているようだ。この投げ掛けは異文化との関わりであり、卑近な例をとれば移民・難民問題を提示していると思う。

さて移民などの問題に関して、自分は、正義と秩序の守護神とされるギリシャ神話の女神・テーミスのように公平無私になれない。さしずめフーコーの振り子のようにその考えが定まらない。もっとも国レベルの政策から個人レベルの思いまで、各段階でもその捉え方は様々かもしれない。
本公演は、対象となる者(地球外生命体として)と距離を置くことで客観的に物事を捉えている。その核心について考える材料を提示し、観客の思いに委ねている。

なお、作品自体がSF風であることから、世界観を重視し物語(筋)における多少の違和感は卑小なこととして楽しんだ。

ネタバレBOX

舞台セットは、鉄骨(金属パイプで足場組み)という無機質な物で外形を作り、その内に人や地球外生命体という者の活動が見える。また上手側の主舞台から数段下に張り出したスペースを作り、酒場カウンターを設える。酒場という憩いの場が、この公演では思念の確認場のように思えた。

核心と思える場面が、子供たちの学校での議論である。子供の無意識に発せられる本音、そのやり取りに思わず頷いてしまう。
社会が異文化を前向きに受け入れること、その反面、差別や緊張感も併せ持つことも分かってくる。子供の物怖じしない”文化の違い”の言い合いは、無邪気ゆえに本質を突く。その中に、大人(両親など)の会話の受け売りが雑じり”公平無私”ならぬ”工兵無視”という怖い側面が見えてくる。その大人の立場が、新聞記者・行政(厚生労働省)さらには警視庁刑事という、一見良識と思えるような職業の視点で描くところが興味深い。

レドモン=移民・難民の問題をユーモアと諧謔(かいぎゃく)でオブラートに包みながら、巧みに物事の本質に迫ろうとする。作・演出の北川大輔氏の人に対する鋭い洞察力をもって描き上げた作品を観客(自分)がどう受け止めるか?その思いは既に記したように曖昧だ。
物語に潜ませた事は、時を越えても色褪せない普遍的なテーマのように思う。理性とユーモアを交え、思索を重ねて捻り出した結晶のような作品…秀作である。

次回公演を楽しみにしております。
SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

壱劇屋と出会って僕は変わった
大阪で4回、東京で2回、観てきました。最後は夜行バス0泊3日で。ここまでダイレクトに心動かされるなんて、初めての体験でした。回を重ねるごとに上演時間が短く感じるようになったのは、全てを見逃すまいと集中力を研ぎ澄ましたからでしょう。

壱劇屋との出会いで生活が変わるような気がします。いや、変えてみせると思えました。←胡散臭く聞こえるかもしれませんが、本当に!

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1796(16-086)
18:00の回(曇)。

17:05会場着で10名ほど並んでいます(お客さんたちで自然と後から来た方の誘導もしているので感心する)。17:15受付(整理番号11)、17:30開場。17:55前説、18:02開演~19:47終演、~19:52挨拶、アフタートーク19:55~20:11。

2回目で、奥の席、前回より2つ左。

客席の会話では大阪からいらしている方(リピート)が多い。

きっと何度観ても面白いのだと思います。繰り返し再演されたアガリスクの「ナイゲン」もそうですが、そのシチュエーションを存分に活かした(演出×役者さん×テンポ)があればこそ。

学生演劇では卒業(しない方もちらほらと…)の季節。アフタートークで小刀さん卒団と知りました。

次回、来年になるそうですが、また観たいと思います。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

3公演観てきました!
東京公演楽日、2公演と急遽決まった追加公演の合計3公演を観てきました。
スクエリを1日に3回転もするのかと、気が気じゃなかったのですが、始まると毎公演毎公演全力な俳優陣に完全に心を奪われました。息のぴったりあったパフォーマンスが本当に素敵で、3回では足りないくらい。もっと観たかったです。大熊さんの書く脚本、振付、パフォーマンスの構成が、もう言葉でうまく表せないくらいに素敵で、それが全面に出ていた作品だと思いました、スクエリ。神戸から遠征して観に行って本当に本当に良かったです。心から幸せな時間を過ごせました。素敵な作品と素敵な時間を本当にありがとうございました!
私が好きで好きでたまらない劇団です。これからのご活躍も応援しております!

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

体感してきました
大阪公演を観たのですが、大阪公演が終わると共にスクエリロスに。東京まで追いかけて4公演観てしまいました。
パフォーマンスに音に振動に照明に圧倒され引き込まれる。凄い!と思っていたら、お腹抱えるほどに笑わされ、そして涙が出るシーンも。でもその涙も出たと思ったら壱劇屋さんは余韻になんて浸らせてくれない。すぐにまたパフォーマンスがはじまったり、笑かしにくる。この緩急は絶妙です!エンターテイメント!アトラクション!
王子小劇場はスクエアエリアをするにはとてもいい劇場でした。舞台と客席の距離は大阪以上に近くなり一体感が強かった。私もスクエア空間に閉じ込められてる気がし、一緒に脱出しようとカラダが動いてしまう。
私の四面楚歌はなんだろう?見終わった後に考えさせられ、その後にもう一度観に行くと四面楚歌から脱出するエネルギーをもらえる、素敵な作品でした!
いつの日か再再演をして欲しい!!またスクエアエリアを体感したいです!

『Geeks Go Lucky!!!』

『Geeks Go Lucky!!!』

劇団ORIGINAL COLOR

新宿眼科画廊(東京都)

2016/04/09 (土) ~ 2016/04/13 (水)公演終了

満足度★★★

意外でした
フライヤーの雰囲気で、少し過激というか危ない感じのストーリーかと思っていましたが、観劇後は、ほんわかという印象でした。怪しい雰囲気で進み、ラストは笑顔になれる意外性が良かったです。役者さん達は、それぞれの役柄を好演していましたが、特に副社長役の役者さんの、仕事は出来るが女性に対しては不器用な感じが良かったです。面白かったです。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

連れて行きました\(^o^)/
最終日の昼公演に家内と息子、そして息子の友達4人を連れて行きました。息子は高校の演劇部員で友達もそこのメンバーです。全国大会出場経験者とは比べる由も無い彼らの心に何かを残してくれた壱劇屋さん「SQUARE AREA」、本当にありがとうございました。
早期再演を期待しております。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

濃密な90分
四面舞台で描かれる奇妙な脱出劇は、身体表現・緊張感・笑い・カタルシス、そして、静かな感謝などに彩られた期待を裏切らない濃密な90分だった。
パフォーマンスと物語の結合が心地よく、観終わって充足感を感じながら劇場をあとにした。

やみつきになりそうな劇団だった。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

ほんとに観に行ってよかった
初演DVDを一緒に彼と観たものの
思っていたよりも感動してくれなかったのが
とてつもなく悔しくて
やっぱ壱劇屋さんは生じゃないと
この感動は伝わりずらいのかと実感しました。
どうしても感動を伝えたくて、観て欲しくて
神戸から遠征して観ました。

オープニングの時点で
もう一度、スクエリを生で観れた
感動と嬉しさで
私は泣きそうだったんですが、そこは耐えて

後半、我慢しても涙が溢れてた私の横で
彼も号泣してました。

終わってから彼に聞くと
ほんとに来てよかったと
初めての東京でいい思い出ができた
壱劇屋さんのファンになったと言ってくれました。

ほんとに東京まで観に行ってよかったです。

幸せな時間、幸せな空間、
幸せな思い出をくれた
壱劇屋さんのみなさんに感謝です。

ほんとうにありがとうございました。
お疲れ様でした。

ネタバレBOX

最後の小刀さんの
よかった、間に合った
6面、揃ったよ、お父さん
は本当に何回観ても泣けます。
あの笑顔に泣かされます。

あと、2人で
竹村さんがみなさんに紐を渡しながら
ありがとう
と言っていくシーンは
本当にグッとくるって話してました。

普通なら変な子
と言われそうなところを
いい才能を持った
と言ってくれたお父さん
ほんとにグッときました。

感動をありがとうございました。
手のひらを太陽に

手のひらを太陽に

コルバタ

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

神は細部に宿る
 どうも詰めが甘い。シナリオも、悪くないが自分には若干くどく感じられた。

ネタバレBOX

気になったのは演出である。舞台下手に畳敷きの部屋が設えられているのだが、ここから煎餅屋の土間に降りる時に履物も履かなかったり、裏の出捌け口から出てきた人間や表から帰宅した人間が履物を履かずに来て畳敷きの部屋に上がったりするシーンがオープニング直後に出てきたり、おまけに店の人間は同じシーンの土間で履物を履いているのだ。
 今更言うまでもないことだが、神は細部に宿る。本公演の楽日である。もう少しキチンと作っては如何か? 終盤では、泣かせるシーン・科白も入り大団円へ向かってゆくのだから、前半部のこのような手抜かりがなければずっといい作品になろう。
SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

気持ちいい感じのフィーリングっぽいみたい。
関西からの遠征という事で、口コミにも揺れ、ついつい王子まで出かけた。
パフォーマンス部分に長け、音楽に合わせて見事な集団の動きを見せるが、「物語」との適切な相互干渉があって、パフォーマンスの一挙手一投足に「演劇的」でないニュアンスが微塵も無いのが見事である。演劇として成立した舞台。
 スクエア(四角)の空間を巡る法則的なものもあって、その「演劇的な」説明も周到になされる。アドリブ的な小休止的な時間も活用しつつ、そつなく先へと進めていく。
 異空間での事象を心地よく謎めきながら見て行くうちに、各登場人物の背景が語られ始めると、やや混沌として来る。しかし終盤に畳み掛ける「パフォーマンス」は、その中で謎解きの最終段階の説明を担わされ、場面の色彩の変化もその中にある(音楽だけは相を変えながらも同じリズムで続く)。
 ストーリーを語る演劇ではあるが、この舞台の核はやはり音楽に乗せてなされる集団ムーブ、踊り、ロープを使ったパフォーマンスだ。技術を見せるのでなくそれによって表現されるものがあるのだ。特にロープを用いたそれは複数の協力でなされ、人が入れ替わり立ち替わって「進行する何か」に奉仕する。動きは美しいばかりでなく、常に含意がある。そこに感動が生まれる。
 

サイクルサークルクロニクル

サイクルサークルクロニクル

monophonic orchestra

APOCシアター(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/11 (月)公演終了

満足度★★★★

APOCシアター初訪問
千歳船橋駅にも初下車。観劇のお陰で知らない土地を踏める。75分(アナウンスによれば)という短い劇だが中々どうして濃密な、タイミング、ニュアンスとも細部にまで作意の及んだ(と見えた)劇だった。 大学生の「らしさ」は、若い俳優の最も得意とする所であるのか、書き手がそうなのか、現代口語系の芝居に時に形態模写かと思う位のがある。共通の記憶に訴えられているのかも知れないが。。
 「痛い自分」が主人公。この痛さには身に覚えがあるが、そこに瞬時に深く感情移入した地点から、出口を見出して行く「どん底から人並み」の経過がダイナミックにドラマティックに感じられる気がするが、大部分が学生に見えた程の若いお客たちに同じ感興はあったのか・・は判らない。
 時間のミステリーの謎解き物語と見えたドラマの「謎」が、「ほとんど盲目に近い状態」の暗喩であったかと、後になって思われたりする。 時間薀蓄も、それを語るキャラも楽しく、全体に個々のキャラが明確で、棲み分けというか、関わりの「らしさ」も思わず舐めたくなる位「あるある」になっていた。「学園物」への評価というのは少々甘くなるものかも知れぬが・・
 劇場は入口側がステージで、壁を背後に長い通路状になっている。役者の出はけがその入口(下手側)と、上手側に開いている階段(下へ潜る)の二つのみ。 それが単調にならず、出入りの方向もうまく使い、冒頭からの「時間のミステリー」の演出・演技も見事で一気に劇に入り込ませた。
 恋愛話と括っても誤りでないが、学生、あるいは二十代が持つ漠然とした不安や気分が通奏低音に流れる。そこが良い。
 主役女性の貢献度も高し。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

千種文化小劇場(愛知県)

2016/03/24 (木) ~ 2016/03/24 (木)公演終了

満足度★★★★★

こんなの初めて観ました!
ゴム紐を使ったパフォーマンス、初めて観ました。俳優さんたちの身体能力の高さ、表情、声音、全てが素晴らしかった!
ストーリーは、分かりにくくはないのだけれど複雑で、途中までいまいち必然性がわからないまま観ていましたが、ラスト「そういう繋がりだったのか!」と納得!

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