最新の観てきた!クチコミ一覧

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嗚呼いま、だから愛。

嗚呼いま、だから愛。

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/04/22 (金) ~ 2016/05/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

蓬莱隆太の新作。千秋楽
ストレートプレイが画素数的に高質で、またそれでなければ表現できない微細な心情(変化)を捕えて構成されている、上質な例として「悲しみよ・・」を観た記憶が、今回も蘇った。
 主人公の多喜子を「囲い込んでいる」他人の作為が彼女自身の世界観の投影でもある、と唱える他者と、そうではないと主張する主人公の闘いは、最もありがちなドラマのパターンでは主人公が折れてそれで成長して云々と陳腐な展開となるが、そうならないのが蓬莱作品ならではの鋭さだ。
 この劇では多喜子の被害感情も込みで「願望」を貫く事が即ち一つの解答である、という結末になっていた(と思えた)。ブスである事の現世的な報いを甘受してきた彼女は、周囲の配慮には感謝せねばならないマイナス出発の現実への違和感を、ついに表明する。不当さに対する不満に固執することが、彼女にとっては、闘うべき闘いをたたかい、勝つ事でもある。「分かりの良い人間」にはならない・・言葉にならないこだわりに、泣きつ乱れつつも、徹しようとする姿に、涙した。
 彼女の中で、あるいは、彼女と周囲の関係に、変化は起きる。変わるべくして変わったのか、解釈はいかようにもだが、この変化があったのは彼女がある正直な感情を「捨てず」「徹した」からである。つまり、変化(望ましい)そのものより、自我を捨てない態度のほうが、重要なのだ。

 とにかく役と俳優の親和性が完璧と言えるほど高く、ストレートプレイとして「再現の正確さ」が実現されていた。 「惚れた」と真実告白する旦那からはセックスレスの理由を聞かされず、その夜二人の関係が修復する、そのきっかけも何か決定的な要因を示している訳でもなく、「旦那の物語」としての説明は不足しているが、さほど気にならない。
 このドラマの普遍性は、容姿ゆえに差別される不条理に触れた所にある。「人間、容姿じゃない」という安易なメッセージは最後まで出さない。安易なメッセージというのは往々にして、低きにある者の事情に配慮せねばならない「面倒さ」を免除するために発される。
 一方、この芝居では文字が映写され、「その瞬間まで○時間前」などと表示される。その瞬間が何であったかは最後に判る。フランス同時テロである。パリ行きを2日前に控えていたカップルが存在する事で、この事件は物語に絡むが唐突である。が、その事も含み込む「物語」の広さはどこから来るのか・・・川上友里の存在が浮かび上がる。ユニークな俳優だが、今回の俳優の布陣の中ではいやまして、ユニークさが際立つ。戯曲世界に生かされているのか戯曲を生かしているのか、千秋楽、劇世界の要で、周囲を生かしていた。
 尾を引きそうだ。

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

燐光群アトリエの会

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

贅沢な企画
「楽屋」三昧を決め込んで通し券を購入したが、既に終りが近づいてきた。淋しい。全団体は観られず、7、8団体は半数以下か(でも元は取ったか)。全部観たかったし、きっと飽きなかったろう。同じ「楽屋」のテキストをルールとしての競演が、今回初の試みだというから、コロンブスの卵だ。
 「楽屋」は何度観ても面白い、よくできた戯曲だが、戯曲が要求する「理想形」が一定程度、想定されそうに思う。その意味で団体の「個性」よりは優劣が見えて来る面がある。
 もちろん細部では、役の位置づけの違い、台詞のトーンの選択の違いなど、差異が見える瞬間が面白く興味深いが、全体としては「ある正解」に近づけたかどうかを競っているように見える(大胆な解釈・演出をした団体に当っていないせいかも知れないが・・)。
その点、ちょうど今d倉庫で開催している現代劇作家シリーズ・ベケット「芝居」フェスティバルなどは、自由度の高い戯曲をいかに自分ら流に調理するか、個性を競う点に特徴がありそうだ。
 どちらが良いという話ではないが、「楽屋」は俳優力を試す戯曲で、「的確な」形を見たいと願ってしまう。一度「おいしい形」を目にしてしまうと、そこに至っていない団体が劣って見えてしまう、という事が起きる。しかし、それでも「楽屋」を味わわせてくれ、それとして、満足させてくれる。興味深い企画だ。

ネタバレBOX

燐光群の演出は、俳優の組合せで4組あるが、女優Cの中山マリがハマり過ぎる位で圧倒された。この戯曲には評価するポイントが幾つかあり、そのポイントごとに点数を付けて評価してみたくなる。ポイントとは即ち、「おいしい」場面な訳であるが、重要なのは終幕「三人姉妹」の処理。ここで感興が湧かないと淋しい「楽屋」になる。それまでの布石が組み合わさって三姉妹として融合する事の感動は、最終的な評価ポイントと言える。
 ここがしっかり出来ていたのは、トゥルースシェル、そして(作者清水邦夫の主宰団体であった木冬社由来の)火のように水のように。後者「火・水」の完成度は圧倒的で、動線処理といい会話の微細なニュアンスの変化といい、一々理に適っていた。女優も魅力的でキャラ分担がよい。前者は女優4人それぞれが女優としての本領を発揮する=「役を演じる」場面での弾け方が素晴らしかった。ニーナ役に憧れて死んでしまう女優Dがやるニーナの場面が女優Cの俗っぽいそれに比して鬼気迫り、唸らせる・・その処理は「病気ゆえに(うまいのに)報われなかった」悲劇という解釈によるようだが戯曲の狙いとは異なるかも知れない・・しかし「演じる事に魂を注ぐ」女優の物語たる証として、それぞれの「演じる場面」を凄まじいテンションで魅せるこの団体の選択も大正解ではないか。
燐光群に戻れば、幽霊と人間の処理、霊の「日常」なるものを唄にした秀逸さ、中山マリの鋭利なリアリズムと喜劇調の二人(女優AB)の演技との対照、瓶で頭を叩く迫力など・・良い点が多々あるが、終幕になる「三人姉妹」がうまく行っていないように思え、何が原因だろうかと考えた。
女優の悲哀が基調である。延々と続く(幽霊にとっての)毎日、決して来ない眠り・・これは「幽霊」という特殊な世界の話であるよりは、「永遠のプロンプター」に象徴される、夢みて報われない多くの人間を代弁するものだ。無為に感じられる毎日に悩むのは幽霊だからでなく、人間的なあり方だ。従ってそこには、舞台上で確かに「事件」は大小起きるのだが、幽霊生活の長い二人はどこか、耐え難い日々を耐えてきた、何かそういうものが感じられなければならないのではないか。初めての出来事にはそれなりに、似たような出来事であればそれなりに、リアルに反応する「身体」でなければならない。叫びを上げる事さえ出来ない想像を絶する日々の線上に、最後、「幾ばくかの変化」にすがってみても良い・・そんな考えにいざなわれて「三人姉妹」に興じてもみた彼女らのありようがあるのであって、そんな彼女らだからこそ、生きている私たちにも幾ばくかの希望はあるんじゃないか・・そう思わせる何かが浸み出て来るのに違いないのだ。 ・・と、こんな風に書いてみて、こんな言葉を通してでも、私の想う濃密で猥雑な「楽屋」の世界がどうかして彼女たちの中に浸潤して行ってくれたら・・などと願いつつ。
AQUA

AQUA

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

一途な想い
個人的な趣味では、狂気色の強い作品は、苦手なのだが、それ以上に感情が強く揺すられる、引き込まれた作品でした。

冒頭の小さな歪みのような謎が膨らんでいき、月日を取り戻すかのような、感傷的な中盤から見えてくる真実。

衝撃のラストでした。

ネタバレBOX

父(滝さん)とAQUA(杉坂若菜さん)の創りだす空間が、素晴らしかった。

簡単過ぎる、あらすじにしてしまうと、悲劇だし、正直、自分の好みではない。
なのに、なのに、凄い作品として、記憶に残り、もう一度観たいと思ってしまう。
罠に、はまったのかしら・・・


父娘が、失った日々を取り戻そうと、過ごす時間の緩急に、引きずり込まれた。
ほのぼのとした、肩の力が抜けてゆくのも束の間、小さな違和感が、かすかな疑問と恐怖を、確実にしていく。

そして、衝撃のラスト!!!


AQUA(杉坂若菜さん)の天真爛漫な純真さから、愛憎への変貌が、素晴らしかった。

ガイラスと6人の死人

ガイラスと6人の死人

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかつた
生きている人間同士の会話と、死人同士の勝手な会話が、交差したり、すれ違ったりと面白かった。
ガイラスにしか見えず、会話もできない死人達の自由奔放さも、可笑しかった。、

まさかの、メガバの下ネタ?と驚きつつも、ご愛敬?程度。
だが、それも不器用すぎる?愛ゆえ?????

ネタバレBOX

自分の犯した罪に、悩んでいるのか?死人の身勝手さに辟易しているのか、何かを秘めている感のガイラス(三村慎さん)、良かった。

ガイラスを犯人として追っているようで、自分の手柄欲しさなのか?違う想いが目覚めたのか?の女保安官(鈴木ゆんさん)の身勝手で能天気な感じも、良かった。

かなりの回数の暗転が、とても、効果的で、愉快な奴らが、次は、何を言い出すのかと、楽しみでした。
毛皮人間~吊られ者たちの童話~

毛皮人間~吊られ者たちの童話~

演劇集団LGBTI東京

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/04 (水)公演終了

どんな芝居をするのかなと
 以前共演された方がいらっしゃったので、見に行きました。
 

ネタバレBOX

 二人の仲がいつの間にそうなっていたのかが気付けんかったorz
Hit or Miss

Hit or Miss

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

四作品の中で、一番好き。
異色の四作品を同時上演、しかも、三作品に滝さんが出演とは、ファンには、とても嬉しい。
スケジュールの都合で、一回しか観られないのが、とても悔やまれる。

やっぱり、滝さんの本も、演出も、演技力も、素晴らしい。
と毎回、同じ感想だが、今作は、特にメガバ初見の方に、絶対、お勧めしたい。
メガバの醍醐味を、堪能できる。

誘拐事件の真相が見えてくる中、理想論を阻む現実と社会問題、予想外のラストは、深い余韻を残す。

四作品の中で、一番好き。

ネタバレBOX

『行き当たりばったり』と言いながら、即断即決の頭脳と先見の目、実行力に優れているセイバー(滝さん)が、秀逸。
簡単に要求を飲みつつ、冷静に現実を直視し、分析し推理を語る姿は、ただのワンマン社長ではない。ユーモアのセンスや愛情表現も、素敵でした。

娘ティル(佐藤里緒さん)は、正義と誠実さに、押されて大胆な行動に出るが、まだまだ甘かった。
社長令嬢として、裕福で溺愛されてきた日々と、近い未来が見えてしまった・・・だからの決意が伝わり、良かったです。
神芝居

神芝居

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

エクスクエストすごい!
3回目のクエストさん!王子のワンダーランドにうさぎさんを追いかけて迷い込んできました
とにかく笑って、とにかくぼろぼろに泣きながら、この瞬間を客席から体感できる幸せをただただ噛み締めた観劇時間になりました。ファンタジーメインかと思いきや、過去の日本の戦争の悲しさや衝撃をずしんと感じるシーンもあり、また蓮舫やら号泣議員やらワンピースに安村と、小ネタもたくさん詰まっていて感情の忙しさハンパないです!笑 トクさんの頭の中どうなってるんだ!!笑
ダンスや殺陣アクションは言わずもがな。オープニングダンスからもう感動で号泣してました。体感する舞台。まさにいろんな人に体感してほしい。エクスクエストすげえ!ってなって欲しい!役者さんはもちろん、衣装も音楽も照明も、そこに集う全ての方が魂込めて創り出した空間。パワフルな劇団さん!本当に観劇できて幸せでした*

楽屋

楽屋

朱夏produce

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/05/04 (水) ~ 2016/05/05 (木)公演終了

満足度★★★★★

楽屋フェスティバル
こんな企画を待っていました!ひとつの脚本が演出・出演者によってどんな風に変って行くのかを観てみたかったのです。しかし、情報を知るのが遅かったためいろんな予定を入れてしまい、今日はひとつ新宿でマチネを観たあと梅が丘へ。当日券でこちらと燐光群アトリエの会の楽屋をやっと観ることができました。もっと早く知っていたら絶対通しチケットを買って全劇団を観たかったです。

ネタバレBOX

特殊メイク(笑)がはがれそうでハラハラしましたが年増の女優Aの、博徒役の立ち回りがカッコ良かったです。女優Bとのやりとりも間合いが良かった。燐光群アトリエの会よりも年齢設定が近かったのではないでしょうか?楽屋の幽霊にはオーガンジーのような薄物が付いていて分かりやすかったです。
楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~

燐光群アトリエの会

梅ヶ丘BOX(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/10 (火)公演終了

満足度★★★★

楽屋フェスティバル
こんな企画を待っていました!ひとつの脚本が演出・出演者によってどんな風に変って行くのかを観てみたかったのです。しかし、情報を知るのが遅かったためいろんな予定を入れてしまい、今日はひとつ新宿でマチネを観たあと梅が丘へ。当日券でこちらと朱夏の楽屋をやっと観ることができました。もっと早く知っていたら絶対通しチケットを買って全劇団を観たかったです。

ネタバレBOX

女優AとBはハーフミラーの向こうで化粧するシーンがあり、客席によって違うのかと思いますが、私の席からは見えにくかったです。しかしそのおかげで女優Cのひとり芝居が際立っていたと思います。中山マリさん演じる還暦女優の迫力と執念がすごかったです。いろんな蓄積でしょうか。
月ノ原中学校音楽準備室

月ノ原中学校音楽準備室

ブラシュカ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/04/30 (土) ~ 2016/04/30 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1817(16-107)
19:00の回(晴)。

18:50着、すでに開場していて比較的空いている(最前列と同じ高さだからでしょう)2列目に。見渡すと(たぶん)満席。舞台上に6つの椅子。

19:06開演~20:26終演。

6人、3人、1人と少なくなる構成、その間をかき混ぜる「黒岩先生」が飛びぬけていました。

上野さんは「りんごりらっぱんつ(2010/11@サンモール)」が初めてでしたが、その後の作品では自分の感覚とのずれがどんどん大きくなり、それは本公演でも同じでした(ほとんど一本調子で私には甘すぎるように感じてしまいます)。といっても、こういった作風に共感できないのもどうかなと思うのでした。

佐藤さん「墓場、女子高生(2015/7@イースト)」「ホットパーティクル(2011/9@雑遊」他。松永さん「IN HER TWENTIES 2013(2013/2@王子)」。舟橋さんはCOoMOoNOの作品多数に加えてGENZAi.。毛利さん「紙風船(2016/4@眼科画廊)」「Soundtrack.(2015/12@上野小)」。

あゆみ

あゆみ

同志社小劇場

同志社大学新町別館小ホール(京都府)

2016/04/22 (金) ~ 2016/04/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

あゆみ長編ver、ほっこりして良かった♪
演目『あゆみ』は別の学生劇団さんで拝見(とっても良かった)してますが…。
同志社小劇場さんは三方囲みの舞台で、袖で待っている役者さんの表情なども観られて、とっても新鮮で、楽しかったです。
また配役も分かりやすく、観やすい感じで、長編verの内容がストレートに伝わってきて、ラスト、ほっこりしました。

私も最後の一歩に向けて、努力したいものです♪

追伸、新歓公演!沢山の新入部員さんが入部される事を祈念しています!

『アンプラネット』

『アンプラネット』

ネルケプランニング

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/04/30 (土) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★

アンプラネット
ダンスがカッコ良く見えるためには衣装をもっとすっきりさせた方がよいのでは?シンプルな方が素敵といういい例は・・・あるけどナイショ。お話パートはちょっと込み入ってたけど、宇宙人らしくて面白かったです。確かにお見送りのときひと声かけました。でも立ち止まっていないし、そんなに混んでる状況でもありません。なのに係の人に背中押されて感じ悪かったです。

ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん'16

ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん'16

日本女子体育大学ダンスプロデュース研究部

あうるすぽっと(東京都)

2016/05/03 (火) ~ 2016/05/04 (水)公演終了

満足度★★★★★

-
会場が変わってかしこまった感じがした。個々の作品は現代舞踊の雰囲気が出ていて気に入った。3本並ぶとちょいと食傷、まあこういう回もあるか。

Hit or Miss

Hit or Miss

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

涙が、こぼれ落ちてきました。
父と娘。お互いがお互いの考えを探り合いながら、話が進んでいく。キリマンジャロ伊藤さんの饒舌が進む中、クライマックスには、父娘が…

ネタバレBOX

今回は、誘拐犯が、一人増えていました❗急遽、仲間入りし、セリフもないためか、映画が話せないという設定でした。
一人増えただけでも、場の雰囲気が変わって面白いですねぇ~。
「3番目の恋人」(当日券あります!)

「3番目の恋人」(当日券あります!)

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2016/05/02 (月) ~ 2016/05/13 (金)公演終了

満足度★★★★★

鳴り続けるメロディ
エビス駅前バーにて「3番目の恋人」観劇。いつもはないモノがbarに!それも含めたキャストってのが攻めてる。
私がエビスで見てきた中では一番コメディ寄り。でも勿論泣ける。応援したくなる。恋愛したくなる。75分と短く気軽に見れるので時間のある方は13日までなので是非!
大沼さんが怪演してます。雷に打たれるような怪演。捕って喰われるんじゃないかってくらいの。しゅごい…。
主演の松本さんが振り回されたり揺れ動いたりするのがとても響いてくる。あづささんは、安定のあづささんなのがすごい。Wキャストの別班も見たかったな!

ネタバレBOX

何がって、沼さんの表情とか動作の作り方が、百面相に迫る勢いで、リアルを超えたリアルだったんですよ。
私の中で、小玉さんの怪演に次ぐ怪演だったのよ、マジで。拓馬くんは怪物だし、シット・アウトって怪人しか居なかったんだな…。また見たいんだよなぁ、シット・アウト。
嗚呼いま、だから愛。

嗚呼いま、だから愛。

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/04/22 (金) ~ 2016/05/03 (火)公演終了

満足度★★★★

セックスレスの話とあったが…
 モダンスイマーズの前回作品「悲しみよ消えないでくれ」にいたく感動したので、今回も劇場に足を運んだ。
 多喜子と一貴はセックスレス夫婦だったが、あることをきっかけに多喜子が意識するまでは、たいした問題ではなかった。友人夫婦(クリスチャンである必然性があるか?)や姉とそのマネージャー、担当編集者とアシスタントらによって多喜子の抱えている根深い問題が暴露されていく過程が、ち密に描かれていた。
 川上友里、過去ははえぎわで一度観ただけだったが、かけがえのない個性を感じる。

MONSTER TUNE

MONSTER TUNE

JAM TAP DANCE COMPANY

あうるすぽっと(東京都)

2016/04/30 (土) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1816(16-106)
17:00の回(晴)

16:30開場(全席指定)、16:55ブサーが鳴り、17:02開演~18:21終演。

ダンス公演の演目のひとつとして観たことは何度かありますが、これほど大がかりな「ショー」は初めてです。

舞台床には板が貼られているようで、マイクでも音を拾っています。

座ったのが2列目の端ですぐ目の前にはスピーカー。管楽器が鳴ると聴きにくくなりました。※タップダンス:ドラムの替わりに足を踏み鳴らし音を出した事から始まった(wiki)。

ただ舞台に近いのでダンサーの足元ははよくみえました。

聴こえる音数と足の動きが合わないほどの巧みさ、ソロ、デュエット、グループなどを組み替え見どころの多い内容でした。

※星4つは少し聴きにくいところがあったため。

余談ですが(邪道かもしれませんが)、マイクで拾った音にエフェクターをかけたり、サンプリングしたり(エレクトリック・タップ).するのはないのだろうか...先日、ニチジョのダンス公演(場所は同じ此処)でメトロノームの音を加工していたので。

トンマッコルへようこそ

トンマッコルへようこそ

ナッポス・ユナイテッド

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2016/05/04 (水) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

桟敷童子が舞台を絶妙な色合いに
韓国で大ヒットした名作。東憲司だからこそ、という演出に加え、劇団桟敷童のおなじみのメンバーが、悲しい物語にさわやかな風を加えてみせた。劇団の本領発揮というところだろう。

国を守るためには武器を持って戦え、と言われる。武力にはそれ以上の武力が必要なのだ。では、武器を持たない人々は、本当に無力なのか?
この舞台は、武器を持っていた軍人たちによって救われた山奥の村の話だが、本当の強さとは何だろうと考えさせられる。

舞台は朝鮮戦争当時の半島だが、今はとてもリアリティを持ってのめり込める。

『【音楽劇】ギター弾きのウタ』

『【音楽劇】ギター弾きのウタ』

満月動物園

第45回中之島まつり参加 大阪市中央公会堂前 メインステージ(大阪府)

2016/05/04 (水) ~ 2016/05/04 (水)公演終了

満足度★★★★

素敵なお芝居☆★
満月動物園らしいホッコリする物語から最後はジーンと感動する素敵なお芝居でした☆★お馴染み西原希蓉美さんの歌声に加え、河上由佳さん、諏訪いつみさん、竜崎だいちさんの歌声も聴けて嬉しかったなー♪むんむさんのギター演奏もストーリーに自然に溶け込んでとても心地良かったです☆★『中之島まつり』に初めて行くキッカケになったし、満月動物園の皆さんに会えたし、暑かったけど観に行って良かったです☆★

あゆみ

あゆみ

学習院大学演劇部 少年イサム堂

学習院大学富士見会館4階演劇部アトリエ(東京都)

2016/04/27 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1815(16-105)
19:00の回(曇)

18:30受付、少し待って開場。舞台上に役者、天井が高くカラフルな美術。

ここは(&こちらは)初めて。「新入生歓迎公演」とあるようにお客さんのほとんどは学生さんらしい。

18:40前説(アナウンス、80分)、5分おし、10分おし(理由?)の案内、19:07前説その2、19:10開演~20:37終演。※機材調整のため、と言っておくのが無難だと思います。

この作品は、ままごとで柴さん演出「あゆみTOUR(2011/12@森下)」を観ていて、出演者には藤吉みわさんや真嶋一歌さんもいらしたのですがあまり覚えていませんでした(これはこれで今夜のところよかったのかも)。

ままごとは対面座席でしたが、こちらは普通の客席、役者は正面奥に立って待つ。なんとなくその横1列がピアノの鍵盤(白と黒)に見えてきて旋律を奏でるため手前に出てくる..イメージをもちました。

開演前に出てきているのは何か(もちろん演出上の)意図があったのか、いつもそうしているだけなのかわかりませんでした。

次回作も観たいと思います。

追記:オノマリコさんの「Q体」演って下さい。

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