最新の観てきた!クチコミ一覧

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金曜はダメよ♥

金曜はダメよ♥

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/04 (月)公演終了

満足度★★★★

確かに…ホラーだけど

そんや観せ方をするなんて……。
私の中っは予想外でしたが、ホラーだけど笑いがあって、生きたい想いや、キャラへの愛情、仕事に対する熱意。今の社会に足りないものが見えたりしました。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

常識を打ち破られる。
いい意味で、常識を打ち破られました。
大音量の音響。役者と観客の距離の近さ。圧巻のパフォーマンス。舞台の上でこんなことができるんだ!と驚かされっぱなしの90分。
何度も見たいと思いました。観てきた!というより、体験してきた!と言ったほうがしっくりきます。本当に楽しかったです。
自分の中の演劇の可能性を広げてくれた作品でした。

CRANK UP

CRANK UP

PLAN N

シアター風姿花伝(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

どんな無名の映画にも、その裏にドラマあり
真摯な舞台づくりの意気込みを感じました。 
少し過剰ぎみな演技に最初なかなか入り込みにくかったが、慣れてくると面白くなってきたので公演時間が長いのはそういう意味でもありがたかった。 
映画の製作過程シーンにリアリティーと可笑しさが溢れていて見どころだと思います。 

ルドベルの両翼

ルドベルの両翼

おぼんろ

BASEMENT MONSTAR王子(東京都)

2016/06/28 (火) ~ 2016/07/06 (水)公演終了

満足度★★★★

ルドベルの両翼3日目
昨日観ていないので、私にとっては2日目になります。ちょっと見方を変えたら、すんなり物語に入って行けたので最初からそうしたら良かったのでしょうね。マチネ、ソワレとそれぞれ違う場所から見ると言うのも楽しみのひとつです。見えたり見えなかったりするのがなんですが。

CRANK UP

CRANK UP

PLAN N

シアター風姿花伝(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★

夢という仕掛け
元・青春事情の高桑さんが脚本の、
青春から少し時間が経った人たちの物語。
人間の再生、というか、前に進むことの大切さ、みたいな。
高桑さんのブレなさが伝わってくる本。

しかしあれですね、今この現実がひょっとしたら夢かもしれない、
みたいな感覚は、やっぱ面白いですね。
作中に撮影される自主映画『パラレル』のストーリーとも相まって、
マトリックス的感覚、というかなんというか。

風姿花伝に仕掛けられた盆舞台と、中盤以降の仕掛けがおもろい。
あと、役者のキャラが濃い。
伝説の役者・新崎(平澤智)がキャラ濃すぎでおもろい。

素直に突っ走る青春、から一歩年齢を重ねた人たちの、
ほろ苦い思い。
僕はわりと人間がひねくれている方なので、
「感動したー!!」
というよりは
「仕掛けが面白い」みたいな感想に行き着くのですが、
素直な方は十二分に感動できるかと。

キャラに重心が行き過ぎて、台詞が若干迷子になってる部分とか、
もったいない感があります。
後半の重たさも、もう少し。もう少し短いと、より観やすいかしら、なんて思います。

今の私たちには、前に進むために区切りが必要、
という助監督の決断、かっこよかった。

逆光、影見えず

逆光、影見えず

MCR

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2016/06/24 (金) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

初MCR
笑いと共に徐々に主人公が浮き彫りになるのに完成されたかと思ったら透明だったというような不気味さがある作品でした。
タイトル「逆光、影見えず」は確かに納得です。

キィィィドンッ。パァ〜

キィィィドンッ。パァ〜

元東京バンビ

新宿眼科画廊(東京都)

2016/06/30 (木) ~ 2016/07/06 (水)公演終了

満足度★★★★

予測不能
今回もすっごい下らなくて美人多目でエロ有り、笑いあり、ミステリー有りのかわいい作品に仕上がっています。
強引で荒唐無稽なB級映画のテイストが支配する空間を頭空っぽにして楽しむべし!!

金曜はダメよ♥

金曜はダメよ♥

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/04 (月)公演終了

満足度★★★★

確かに”おかしくて怖くなかった”ですよ(^^)
ホッケーマスクは出て来たけれど・・・
スクリームみたいに
マスクが火で炙られて溶けたら・・・みたいな話がちょいあるかと・・
思ったら出なかったなぁと・・残念

なかなかに楽しい作りで
眠気の全くでなかった1時間40分ほどの作品です

屋根のない城

屋根のない城

ムーンビームマシン

HEP HALL(大阪府)

2016/06/11 (土) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

短編は軽やか
久しぶりのムーンビームマシン。短編三つのオムニバス。
長編ががっつりフルコースだとすれば、こちらは軽やかなオードブル盛り合わせ。食い足りないか、胃もたれしなくていいかは、ひとそれぞれだろう。
「玩具修理工場」というラブコメ(ギャグ寄り)に、不必要なほど豪華な歌、ダンス、マジックetc.…この、もったいないほど無駄な贅沢感がすばらしい。

さんさん

さんさん

IL COLORI.

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

女子会
私は男なので当然、「女子会」を知りません。
でも、こんな感じなんだろうなと思いながら見てました。
女性同士だとこんな関係性になるんですね。
ビックリしつつ、面白いキャラもいたので、
笑ったりしながら見てました。
クライマックスは涙目で見てました。
男性のお客さんの方が泣いてるらしいです。
楽しかったです。

『黒船』、 『ウインドミルバレー 最後の三日間』

『黒船』、 『ウインドミルバレー 最後の三日間』

劇団ショウダウン

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

「記録」に忠実な軍記
1月に再演の演目で拝見した劇団ショウダウンさんの新作,東京だけで,かつ林さんが出演されない舞台とのことで,どうなるのだろうかと正直不安に思っていました。
でも違った劇団ショウダウンの魅力に触れることができたので,その不安は杞憂だった事が分かりました。部隊に同行した歴史家がまとめた「記録」を忠実に読み解いていく物語で,その徹底っぷりに魅力を感じます。
BASE THEATERの小さな部隊に大きな物語が展開されていました。

ネタバレBOX

物語で時々描かれていない箇所があるのですが,歴史編纂学者ベイリンと1000人隊隊長ラッシュの記録がベースになっていることを考えると,むしろここで急に神の視点が出てくるのは不自然でもあるので,私はこの描写こそが良いのだと思います。
エピローグに栞を

エピローグに栞を

B.LET’S

ゆうど(東京都)

2016/06/30 (木) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

ゲネプロ拝見
ありふれた日常生活が、立てかけた栞の日めくりを通してゆっくり紡ぐられる珠玉な芝居。舞台となるのは関西にある古い家という設定である。その雰囲気をこの会場...古民家「ゆうど」はぴったりと調和する。本当に味わい深い芝居を観た、濃密な感興である。
(上演時間1時間40分)

ネタバレBOX

ゆうど...目白駅にほど近くにありながら、清閑な環境下にある古民家。場内は、座布団席と椅子席。下手に庭があるような座席。 テーブル、座布団、縁畳...その居間を舞台に、15年ぶりに娘と孫娘が帰ってくる。その家には老人となった父の姿と孫娘と変わらない女性が同居している。

父と娘の間は確執があるようだが、その内容がはっきりしない。娘が家を出た理由もそこにあるようだが、その輪郭を描くこともなく、淡々と物語は展開する。芝居は冒頭、脚本・演出の滝本祥生 女史の「小説家をゲストに招いている」という前説から始まるが、この件は既に芝居の導入へ。
劇仲の(祖母・母・娘)の3役を演じる中村優里サンがストリーテラー的な役割を演じる。そして冒頭ゲストとして登場する小説家は、もちろんこの方である。

この家に出入りしている近所の酒蔵・福田慎二郎(大田康太郎サン)の役割が掴みかねたが、この人物が重要な伏線であるようだ。
さて、娘と孫娘が帰ってきて父(祖父)に提案したのが、「遺書」を書くこと。映画「エンディングノート」(砂田麻美監督 2011年公開)を思い出した。それは死期近い父の姿を映像にする。本公演では死期が迫っているわけではない(ラストでは亡くなるが...)。単に小説の題材のようでもあり、15年の空白を埋める、それ以上に父娘の間で知らないことの理解をするという建前か本音が曖昧な理屈が並べられる。結局書き始めるが...。

この父は、地酒を全国の商店に卸す仕事を生き甲斐にしていた。その結果、全国に地酒が普及したという。社会的には功があったようだが、家庭は顧みず母の死にも悔悟するような振る舞いがあったようだ。この父と娘の拗れた想いが氷解するようであるが、それぞれの当時の苦しい胸の内がもう少し表現できていれば、感動の度合いが違ったかもしれない。
「遺書」という言葉への抵抗感、「生き様」のようなイメージで小説ネタにしたい娘。実の父娘、そして孫娘の関係が痛々しく、それでいてホッコリする関係が垣間見える。この身近で知っているようで、一方、面倒で疎ましくも感じる家族関係が実に上手く表現される。淡々とした日常、そこに確執・葛藤・嫉妬などの荒ぶる感情が...蠢く。

この感情を体現する役者の演技は、キャラクターを立ち上げバランスも良かった。なお、ゲネプロということもあり、少し緊張があったかもしれない。

B.LET’Sでは初めての古民家公演。音楽はアコースティックギターで生演奏、本当に素晴らしいひと時を過ごすことが出来た。

次回公演も楽しみにしております。
ハッピー・スーサイド・カンパニー

ハッピー・スーサイド・カンパニー

エンターテイメントユニット・liberta

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2016/06/24 (金) ~ 2016/06/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

かいつまんで
一言・・・泣けました

CRANK UP

CRANK UP

PLAN N

シアター風姿花伝(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★

カット!
で終わるのだけれどこの芝居にそう言いたい。冗長。あと20~30分は短くできるしその方がもっと良くなるはず。

ネタバレBOX

途中で話が一変する、というか現実に戻る。事故で死んだはずの人間はまだ生きていて、実は事故にあったのは主人公の方で意識のない植物人間となっている。すなわちそれまでの舞台上の現在は主人公の頭の中で起こっていたこと(夢)になる。ここまではいい。ここからラストまでの流れが退屈。主人公が事故にあって目覚めていないことは一目瞭然なのに、それを説明するかのような前のシーンの繰り返しやラッシュ(映像とはいえこれも繰り返し)をみんなで鑑賞するのを見せられるのはしんどかった。冒頭の2人の会話が、観終わって振り返ったときに胸に響きあのシーン良かったなあと・・・。
神軍ラッパは響かない

神軍ラッパは響かない

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/06 (水)公演終了

満足度★★★★

全バージョン観たい!!!
【平成編★チーム】を観劇させていただきました。

“イデヨシフサ”氏の描く物語はやはり面白い。

中盤からの“一人芝居+二人芝居”がこの作品の見所でありましょう。

★チームでは“山下+林”さんの演技でしたが、他に3パターンの組み合わせがあり、それぞれで作品の印象も変わることでしょう。

他の組み合わせも観てみたいと、強く思いました(特に“和興+市野”さん)が、スケジュール的に叶わない。

併せて【戦中編】も観たいところですが、こちらも叶わず。

【平成編】、【戦中編】、マチネ・ソワレにバラけたタイムテーブルであれば観に行けたかなと・・・、残念であります。

パラサイトパラダイス

パラサイトパラダイス

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2016/06/23 (木) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

お父さんにエール
少しデフォルメされたストップモーション&スローモーションのオープニングがいつも楽しみの一つになってます。相手の都合も考えず自分勝手なことばかりの家族たちに奥村さん演じるお父さんは良くも悪くも大したもの。息子が父親の生き方を否定する場面は見ている私の方がキレそうになりました。父が奴隷のように働いてきたおかげであなたの今があるんでしょうと・・・芝居はとても楽しかったのですが終わり方があっけらかんとしすぎてたのがちょっと。

CRANK UP

CRANK UP

PLAN N

シアター風姿花伝(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★

青春
映画・・というよりドキュメンタリーを見ているような感覚になった。
きっと彼らと同世代、同じような夢を持っている人たちなら共感できそうな物語。
円形の台を使った演出が面白かったと思う。

ネタバレBOX

芝居に関しては演技の良し悪しにバラつきを感じた。
それぞれ自分の演技に精一杯で役同士のコミニュケーションが出来ていないように見えた。
特別公演『アンポはつづくよどこまでも』

特別公演『アンポはつづくよどこまでも』

プロジェクト・ムー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/06/28 (火) ~ 2016/07/01 (金)公演終了

満足度★★★

アンポは?
蜷川幸雄亡き後、革命劇をやる劇団はこれで皆無か?と思っていたが、
いましたねぇ~。
素晴らしい!

開運!ホストクラブ!

開運!ホストクラブ!

劇団TOP

ABCホール (大阪府)

2016/06/18 (土) ~ 2016/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

男前な公演
おじさんを除き、全員女性の劇団さん。
ホスト役の皆さん全員個性的で、ホストクラブに居そうな男前ばかり!
病みつきになって、男前な役者さんの追っかけになる人もおられるような気がします。
奥さんと二人で観劇しましたが、とっても楽しませていただきました。

追伸、女性ばかりの劇団さんは今まで、空組さんや邂逅さんを拝見してきましたが、TOPさん含め、みなさん個性的な団体さんで、三人三様持ち味が全然違うな、と思いました。
TOPさんは大人のエンタメ系宝塚という感じでしょうか。
楽しかったです。

『不眠普及』/『止まらない子供たちが轢かれてゆく』

『不眠普及』/『止まらない子供たちが轢かれてゆく』

キュイ

アトリエ春風舎(東京都)

2016/06/24 (金) ~ 2016/07/02 (土)公演終了

満足度★★★★

『不眠普及』
新しい才能に出会えた
 ……のかもしれない。

なんとレベルの高い創作なのか。
60分少々の公演なのに、驚いた。

ネタバレBOX

不眠というのは誰もが体験したことがあるものなので、それに対する個人個人の感覚は違うものではないだろうか。

同じなのは、「眠れないことに“焦燥感”を募らせる」ぐらいか。

覚醒と睡眠は、薄いベールで隔てられている。
いつの間にかそのベールを越えて眠りに落ちているのがほとんどだろう。
「眠れない」と思いつつも、うつらうつらしながら実は寝ていることは多々ある。
「眠れない」という人が、今さっきまで寝息を立てていたのを知らずにいることもある。

舞台の上では眠れない苦痛が延々と続く。
3人の役者は、主人公の頭の中の声と、夢うつつと、現実とが混在していることを表している。
舞台の上のカーテンと糸ベールをくぐり抜け、意識の深いところと浅いところを行き来しているのだ。

その混沌具合が、いかにも「眠れないときに無闇に考えてしまうどうでもいいこと」に思えてくる。
その「どうでもいいこと」が次々と頭に浮かぶから、頭がより冴えて眠れなくなる経験をしたことがある人も多いだろう。
そうしたイライラが、舞台の上にはあった。
自分の頭の中の混沌を表現する戯曲と演出が巧みだ。

自分の声が頭の中で聞こえているのは、夢なのか現実なのかもわからなくなる。
夢の中では、自分の姿が見え、過去にあったりなかったりしたことを見ることがある。
まるで回想シーンのように、だ。
珈琲を引いたり、洗濯物を干したりという日常の情景も挟んでいるが、それも夢の中なのかもしれないのだ。
そう考えると「眠れない主人公」は本当は眠っているのかもしれない。
「感染」とか「宗教と思われて迫害」などという荒唐無稽さがそれを示しているようにも感じる。

この作品はまるで「小説」のようだ。
最初はリーディング公演の印象すらあった。
文字を読んだほうが、イメージがより膨らみそうである。

しかし、すべての戯曲が「文字を読んだほうが、イメージがより膨らみそう」と感じないのはなぜなのだろうか。
それは、舞台の上のほうがより「リアル」であるということ、つまり「意味」に近づいていると直感的に感じているからではないか。
戯曲を文字で読んでも面白いものが、舞台の上でさらに面白くなるのは、生身の人間が演じて見せて(説明して)くれている、という単純なこともあろう。
そのリアルさが文字に命を吹き込み面白くなる。

演出家の力で、読者の頭の中に広げられたイメージよりも、より説得力というか納得度が高くなっているのではないか。つまり、「戯曲を読んだほうが面白いのではないか」とはその時点では感じさせない。

しかし、この作品を観ながら思ったのは、「文字で読んだら面白いのではないか」「文字を読んだほうが、イメージがより膨らみそうだ」ということだった。
ただし、それは「舞台の上よりも“本当”は戯曲のほうが面白いのに」ということではないような気がする。

今回の作品は、戯曲としての面白さを、舞台の上で面白くすることで、さらにその先の、まるで一周回ったように、「文字の面白さ」を意識させたのではないかと思う。

役者と演出が「戯曲の文字の面白さ」を伝えているのではないだろうか。
それだけ戯曲のレベル、演出のレベルが高く、役者も上手かったのではないかと思うのだ。

ただ一点、これはとても大事なことなのだが、「眠れないから毎日男と寝る」という設定の納得度が低すぎた。ストーリーを進めるためだけに無理矢理そこへ持って行ったとしか思えず、そこへの道筋をもっと丁寧にストーリーの中に徐々にでも織り込んでほしかった。それがどんなに理不尽なものであっても、無理矢理でも観客を説得してほしかった。「(読書や映画など)の文化系のことが不得意なので」という主人公の設定1つだけではそこは突破できないと感じた。そこが残念。

まあ、それも「夢の中だから荒唐無稽」というのであれば、仕方がないのかもしれないのだが。

最初は鶴田理紗さんの強さがとても好ましいと思ったのだが、徐々に坂倉花奈さんと新田佑梨さんの良さも現れてくる演出で、3人もとても良かった。

『止まらない子供たちが轢かれてゆく』にも期待したい。

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