最新の観てきた!クチコミ一覧

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忘却論

忘却論

進戯団 夢命クラシックス

シアターノルン(東京都)

2016/07/09 (土) ~ 2016/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★

華やかでアヤシイ舞台
劇団初見。女優さんだけの舞台は華やかでいい。スタイリッシュに凝った猟奇的サスペンスファンタジーで、意味不明な所もありましたが、至近距離で観れて、なかなかに楽しめました。電ノコでガリガリ火花はちょっとびっくりしましたが。

リローデッド・ゲート【当日券あります!】

リローデッド・ゲート【当日券あります!】

ZERO Frontier

ワーサルシアター(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
タイムトラベル・アクション・ファンタジーといっていいのかな。SF(?)設定の部分に多少疑問がありますが、勢いで乗り切ってますね。小ネタも笑えて飽きずに楽しめました。

膨らむ魚

膨らむ魚

劇団 バター猫のパラドックス

OFF OFFシアター(東京都)

2016/07/12 (火) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

シュールな...
人間の内面・感情を描いているが、その描き方が逆説的である。描き方がより人間の厭らしい面をクローズアップさせる。その効果的な観せ方が実にシュールで印象深い(不快)ものになっているが、それだけ上手いということ。
当日パンフレットに、”狂気が、溢れ出す。”とあるが、その「感情」は、「無感情」という正反対によって浮き彫りになるが、人間の光と影という二面性を観るようであった。
ちなみに当日パンフレットは、役名が書かれていないため感想が書きにくいのだが...。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

舞台セットは、ほぼ素舞台。舞台下手側に黒BOX2つ。正面は張り壁のようで、顔写真を撮るような感じて一部が刳り貫き窓引戸がある。

この公演で印象的なのが、終盤の心情吐露シーンである。長い暗転...大川興業の暗闇演劇「The Light of Darkness」の公演パンフが挟み込まれていたが、この暗闇劇は2回観たことがあるが、全編暗闇である。その意味で最初から全神経を各所に集中させているが、本公演ではワンシーンのみその手法を用いても、集中力を保つことは難しい。

梗概...兄・妹・弟の三兄弟が、幼い頃近所にある塔に登ろうとし、弟(6歳)は落ち意識不明になった。6年後に意識は回復したが、その間の成長が止まっている。近所の人に揶揄され、その腹いせに放火をしたが、その結果、放火先の生活を崩壊(母は焼死)させた。弟の身代わりに姉が10年間刑に服した。兄は家出したまま、妹・弟を見捨てたようだ。
一方、被害者家族には子(姉妹)があり、妹はアイドル目指して活動中。この姉妹を兄は偽名を使い支援している(償いの気持)。その正体がばれて被害者・加害者の痛みと悲しみの連鎖が、終盤迫力を持って描かれる。

また、サイドストーリーとして、弟は詐欺まがい似非宗教法人の教祖に救われ、教団で活動している。この教団を強請るジャーナリスト(娘が難病で金が必要)とのエゴのぶつかり合い。更にアイドルの追っかけが不気味な存在。

メインストーリーにサイドストーリーが複層的に絡み、人間の内面を炙り出す。その源になるのが、心を持たない少女。幼い時に親に捨てられ心を操れない。その無の思いが他人の心内にずかずかと入り込んで、一見単純・素朴な言葉が相手を傷つける。この無を表現する演技として、手足を直線的に大きく動かす。軍行進のような感じであるが、その仕草はロボットのイメージであろうか。この、ゆきぽよ(木村有希)サンの演技は妖しくもコケティシュで良かった。
総じて役者陣の演技は安定しており、バランスも良かった。それぞれの役柄の人物像を立ち上げ、その心情表現も上手い。

暗闇シーンは、心情を吐露する台詞のみで、暗転時間はもう少し短くても良かったのではないか。繰り返し発せられる「想像する」は、この暗闇シーンでは心情を浮かばせるまでにはならなかった。また終盤の狂気(凶器)シーンは、照明の点滅を利用した迫真効果を出すなど、もう少し盛り上げがあれば一層観応えがあったと思う。
次回公演を楽しみにしております。
ただしヤクザを除く

ただしヤクザを除く

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

蓮チーム観劇。面白かったです。
上演時間100分+アフタートーク20分程度。
開演10分前から前説あり。


こちらの団体の短編っぽいものは、
(本公演の紹介っぽいのとかスピンオフとか)、
大阪の演劇イベントなどで拝見していました。
本公演は初めて観劇します。

「ヤクザの人権」という真面目な題材ですが、
けして堅苦しくなく(時事ネタや会話のやりとりも面白かった)、
特定の意見に偏らずにヤクザ周りのいろんな視点から描いていて、
自分は無知だなぁと思ったり知らなくてよかったと思ったり楽しかったです。

日常で実際になさそうでありそうな修羅場、
ヤクザの一件以外にも社会の問題がちりばめられていて楽しかったです。

前説の「今までの作品のざっくりあらすじ」も
聞いていて興味をひかれる内容でした。

いつもは映像を使うようですが、
今回の演出でも
「もし映像使うなら、ここで流れてそうだな」ってシーンがあったり
実際目に浮かぶようだったりしました。

ネタバレBOX



↓以下、役名です↓

>山口さん
感情移入しそうになりますが、
よく見るとキラキラした目がまっすぐすぎて、
逆に病んでるんだなぁって思いました。
でも実際にあぁいう働き方してる人はザラにいそうだし、
自分も(あそこまでじゃないけど)その精神はあるかもなぁと思いました。


>住吉さん
まさにTHE・板挟み&THE・保身って感じで、リアルでした。
「山口さんが公園で…」ってくだりのあわてっぷりは
動き(とくに、まがらない膝)がすごく面白く、
そのあとのパートさんとの会話も面白かったです。

>工藤さん
挟み込みチラシの中にあった紙を読んだのと
前説でその話題が出たのもあって、観る前から
「どんなだろう、どんなだろう」って期待をしてました(笑
キレっぷり、アドリブなんじゃないかってくらいすごい勢いでした。
逆チームの刑事役も観たかったです。

>松葉さん
「冠婚葬祭用」にウケました。
彼の言う「人権」論には途中耳がつるっとしましたが、
(↑これは演出の意図的なものだと思う)
たしかに納得する部分もあってこの考え方いいかもなぁって思いました。
同時に「周りとの和」を重んじる社会でこの生き方を貫くのも
異端扱いされそうだなーと思ったりしました。

>稲川さん
ドラマとかでも「なめられないように」とかの理由で、
いっそこっちのほうがヤクザじゃんって恰好をしている刑事さんを見ますが、
彼もそんな感じで、初登場シーンでは
「いったい彼はどっちなんだろう」と一瞬迷いました(笑
彼が語ってくれる警察とヤクザとの確執(関係?)は
知りたかったような知りたくなかったような…複雑な気持ちになりました。

>俊恵さん
やたら詳しいなぁと思いつつ話を聞いていたら
しゃべり方になんとなく「それっぽい」と思わせる感じが
絶妙で、わかりやすかったです。
刑事が来た時の気配を抑えてる反応や、
エリアマネージャーの様子を見たときの達観した(諦めた?)ような
ふとした表情などが目を引きました。

>清水さん
山口さんに話してる時の距離感とかで「あっこれは…」と思いつつも
人間らしさチラ見せっぷり(他の人が話してるときの反応など)、
クズ連発シーンの表情がうまいこと見えないようになっていて
最後の最後辺りまで
「クズなんだろうけど確証がない! 信じたい、信じられない! 
 これはヤクザだからっていう私の先入観なのか、
 それとも彼や演出に印象を誘導されてるのか?」って悩みました(笑
クズい笑顔で「これ(極道)しかない」というところからのラストが刺さりました。


あと組長さんが(単純に、ミーハーな意味で)格好良かったです…!
PASSION ∞ヘレンケラー「光の中へ」∞

PASSION ∞ヘレンケラー「光の中へ」∞

アブラクサス

調布市せんがわ劇場(東京都)

2016/07/14 (木) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

やはりいい作品
やはりヘレン・ケラー&アン・サリバンの物語である前作「Dreams ∞永遠∞」を観させていただきましたが、今回はキャストを変え、後半のストーリーも変更したとのこと。

キャストが違うことで作品の印象が変わるのを感じましたが、やはりいい作品ですね。

アン・サリバン役の“森下知香”さん、“劇団光希”では何度か拝見しておりますが客演での舞台は今回が初めて。

ポリー・トンプソン役の“Azuki”さん、“teamキーチェーン”の代表ですが、役者としての“Azuki”さんを拝見するのは初めてで興味深かったです。

そして、ヘレン・ケラー役の“羽杏”さん、相変わらずの存在感でした。

リローデッド・ゲート【当日券あります!】

リローデッド・ゲート【当日券あります!】

ZERO Frontier

ワーサルシアター(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★

見応えあるアクション・シーン
“リロード”というテーマ、それに纏わるエピソードが描かれた本作。
それぞれに目新しさは感じないものの、面白く観させていただきました。

各エピソードの描き方を濃密にし、アクション・シーンのバランスを再考されると、よりテーマへの求心力が高まるのではないかな・・・と。

また、“リロード”されたタイミングの示唆もストーリーを構築する上で重要になってくると思います。

それにしても、アクション・シーンは見応えありましたね。。。

天草のマリア

天草のマリア

シアター風姿花伝(東京都)

2016/07/14 (木) ~ 2016/07/19 (火)公演終了

満足度★★★★

活劇譚
背景に様々な要因がありました。

ネタバレBOX

宗教弾圧に立ち向かうためとして、豊臣の残党に担がれて一揆の象徴として立ち上がった女天草四郎の殺陣多めの活劇譚。

南総里見八犬伝のような仲間探しの旅から始まり、戦を起こし、敵味方とも様々な思惑によって裏切ったり裏切られたりがあり、仲間たちは死に、豊臣の生き残りか単なる捨て子だったのか、少なくとも突然この地に現れた救世主ではなかったことが分かった彼女は、多くの死者を出した罪を償う気持ちを持ちながら生きていこうと決意するに至りました。

オランダとポルトガルが背後に絡んでいたり、九州を外国に渡してでも本州で豊臣家を再興しようとしたり、スケールの大きな話でした。

大柄で丈夫な武士だとしても、切られても全くリアクションがなかったのには一瞬驚きました。生きるための知恵というか農民の身勝手さも際立っていました。
ミュージカル『忍たま乱太郎』第7弾再演 ~水軍砦三つ巴の戦い!~

ミュージカル『忍たま乱太郎』第7弾再演 ~水軍砦三つ巴の戦い!~

ミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会

アルカイックホール(兵庫県)

2016/07/15 (金) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★

初めて
原作ファンだけど、初めて観ました!

立ち回りがかっこよくて素敵でした。

原作がああいう感じでもあるので(?)緻密なドラマで盛り上げ惹きつけるという感じではないですが、それぞれのキャラクターが生かされていて面白かったです。

天守物語

天守物語

劇団¥おやのすねかじり

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/07/15 (金) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

満足度★★★

内容は良かったです!!
姫を演じるのが男性は、ちょつと頂けない…。姫役を女性が演じれば、もっと楽しめたかも…。大道具小道具、衣装はとても綺麗で良かったです!!殺戮場面も迫力有りました!!

大風呂敷

大風呂敷

髭亀鶴

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

大音響
「大満足」の観劇でした。

ネタバレBOX

「大口上」 凄い登場ですね。谷仲さんにやってほしかった。
「大迷惑」 和也にとっては迷惑って事ですか。
「大怪獣」 黒崎家には「美奈」という怪獣がすでに上陸していた。
「大便意」 オープニングから笑った。ちょっと感動すらした。(私だけか)
       バストの大きさに嫉妬する、香織役の福永さんが可愛い。
「大學~」 本音と建て前。万歳が虚しい。

「大転換」 見事!
八月の森へ行こう

八月の森へ行こう

colorchild

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

1985年を思い出す
その当時を過ごした世代として懐かしいと素直に思った。
その頃にあった問題や村の空気を上手に出していたと。
所々にあった幻想的なシーンも見処。
文語的な台詞もシーンを上手に盛り上げる。
主演女優が流石。可愛かった。
初日だったせいか、少し気負いが感じられる所もあったが。。

リローデッド・ゲート【当日券あります!】

リローデッド・ゲート【当日券あります!】

ZERO Frontier

ワーサルシアター(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

ラストアクション必見です
最後のアクションシーンが良い。
ワーサルシアターと言う狭い空間で人が入れ替わり立ち替わりアクションシーンを繰り広げているのだが、それなのに、とてもスピード感があり前後のストーリーをジャマしていない。
あれだけのアクションを繰り広げてたら普通飽きるはずなのだが、観ていられる。
コレオグラファーさんの作り方に役者さんが良い意味でうまく嵌められているように思える。

CALL AT の見える桟橋

CALL AT の見える桟橋

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/07/01 (金) ~ 2016/07/09 (土)公演終了

満足度★★★★

観てきました
開演前から繰り広げられている独特の雰囲気・世界観に一瞬にして引き込まれ[まさか頂いた冷たいお茶の中に秘薬が忍ばされていた⁉︎笑]テンポよくやり取りされる力みのない台詞にクスッとしたりグスッとしたりであっという間の2時間が過ぎ去りました

煙が目にしみる

煙が目にしみる

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/21 (木)公演終了

満足度★★★★

タバコが目にしみる
無茶苦茶面白かったです。わらって泣いて。
見えているのに見えないふりするのは大変
ですね。おばあちゃんのセリフ、ところどころで
変えていましたが、ほとんど変えてみると
どうなるのだろうか。一度観てみたいです。
よろしくお願いします。

Snap Decision ‐見切り発車と天気あめ‐

Snap Decision ‐見切り発車と天気あめ‐

劇団ノーティーボーイズ

ブディストホール(東京都)

2016/07/12 (火) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い
ドタバタコメディだけど感動もあり、面白かった。
金馬さんと少しお話しをした。優しそうで素敵な方でした。次の舞台で引退とのこと。少し寂しく思った。

ネタバレBOX

色々な愛をテーマにしたコメディ。全ての愛を応援したい。
第四回園田英樹演劇祭

第四回園田英樹演劇祭

ユーキース・エンタテインメント

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/07/05 (火) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★

結末を描いてスタートしてはいけない
14日、新宿コメディーショーを観劇。
様々なインプロのルールを使い、小さな芝居を何本か見せてくれる形。
インプロ、台本のない芝居ということだが、出てくる役者の方々は芝居心があり芝居が好きなのだろうと思わせてくれ、楽しく観れた。

ネタバレBOX

演出の方がこの日は特別に芝居にも参加していたのだけど、芝居が面白いのは勿論、芝居の途中に入れてくれる即興のナレーションが巧みで、役者を上手く導いていた。
最初の役者陣の自己紹介の歌は、役者の声が聞こえなくてちょっと成立していないかな。自己紹介というか今日の心構えを披露するコーナーになっていたし。
途中の即興ミュージカルでの歌は、結構良かったと思う。
それから、インプロのルール説明も正直分かりにくかった。まぁ、続きを見れば「そういうことか」と分かるのだけど。
赤チーム、スカイツリーと嘘をテーマにしたミュージカル。主人公の相手役の男性は、芝居自体は良いのだけど初登場時の性格を次のシーン以降無視してしまったのは残念だったな。
女優が主人公の即興芝居。女優さんがかわいい。時間的に仕方なかったかも知れないが割とあっさり終わってしまったのが残念。とりあえず話を畳めたのは流石だけど。幼なじみの男性を再登場させられず、勿体なかったですね。
黄チームのお金を借りまくってロケットを打ち上げる話。夫婦に子供が出来たという伏線を最後にまさしく最悪(笑)な形で生かしてしまい、やってしまっていた(爆笑)。電話で話している登場人物が観客の気持ちを代弁してくれていたのも○。
明智大五郎の事件簿。貧乏の為家賃が払えない為に3日で事務所を追い出されるという事で、その前にライバルの大泥棒を捕まえるのかと思いきやあっさり追い出された後までシーンが飛ぶのが面白かった。クライマックスのスカイツリー決戦も意外と楽しめた。
はんなり☆夏語り〜絆〜

はんなり☆夏語り〜絆〜

はんなりラヂオ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/07/15 (金) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★

群読でひさしぶりの泣き笑い
朗読は月1で聴いてますが、
群読からはしばらく離れてました(演劇自体も)。

で、ひさかたぶりの群読劇を聴きました。

3作品ありましたが、三者三様それぞれに
違った形でタイトルである「絆」について
語ってくれていて、
またTVその他で聴き慣れたあの口調での語りに、
引き込まれるものがありました。

年に1度は「はんなりラヂオ」ですかねえ( ´ー`)

ネタバレBOX

【思った事】
●うらぼんね
・ 奨学金を返し終わるまで子を作ろうとしなかったちえ子、
  その間に亭主は浮気で別の女との間に子を作ってしまった。

  親のない子として祖父に育てられたちえ子が
  祖父の「親のない子を作っちゃいけない」という想いから
  身を引かされる形になるのが、なんとも切ないなあ。

・ ちえ子に対しては「あんな男こっちから願い下げだ、別れちまえ」と言った祖父と、
  裏では土下座までして「ちえ子に悪い所があるなら必ず直させるから
  別れないでください」と懇願したという祖父、
  表と裏での祖父のその行動がまたちえ子同様涙でした。

・ 演劇上手とは言いがたいメンバーに対して、
  小ネタ(ジャンプネタなど)を盛んに仕込んでいたが
  これらは不要(原作の雰囲気を壊す、現場での観客との馴れ合いの感が強い)
  と感じられました。


●ぎっちょんちょん
・ 各演者の朗読自体には「上手さ」(漫才師とその子供、大阪人としての)も
  感じられましたが、物語自体(原作?脚本?)の方が
  その「人の良さ」を活かしきれない作りになっているかのようで、
  これはちょっと残念でした。
  
  例.常時笑わせ口調でのおしゃべりも、しっかりと笑いを取りきれない
    (笑いのネタ振りもオチも感じない)。

・ 「ぎっちょんちょん」という歌自体知らなかった事もあり、
  朗読の中にたびたび挿入されるこの歌(あるいは替え歌?)自体に
  感じどころ(笑いを狙ってる?、泣きをさそってる?)なども
  判断に困りました。


●約束
・ 少年少女が大人になる前に、
  遠くへ行ってしまう(奉公などで)が

  「5年経ったらまた会おう」
  (結婚の約束をするでもなく)「ただ会おう」
  という約束を胸に

  それぞれに「大人の苦労」を味わって、
  汚れてしまった(と本人達は思った)けれど、
  それでもまた再び会う事ができた、というこのお話。
  
  待ち人である少女が出てきてからの下り、
  ひとえに「男の度量」があるかどうか、をどっちなのか?と
  少し物語の展開にワクワクしながら観ていました。
  
  自分の身の悲運を語った少女に対して、
  声をかけることすら出来ず一度は逃げる少女を
  追えなかった少年(いや若者)、
  
  「ああ、この物語はこうやって、”生きる望み”を失った2人が
    この先を生きていく話なのか」
  と思わせた所での、
  少女の家へ現れた(探しだした)少年、
  
  「2人とも、大人の苦労を知ってしまったんだ、
    だけど、もうどんな事が会っても2人は離れちゃいけない」
  には、胸にぐっと来るもの、江戸時代など、貧乏な町人達の中には
  こんな子供から大人への階段があったのではないか?
  と感じさせるものがありました。
  
・ 阪脩先生の語り口調(ナレーション)に、
  TV番組で聴いていたのと同様引きこまれてしまいました。
  
  少年、少女などの拙さの残る読みに比べて、
  ナレーションの上手さでまず本物語に引きこまれてしまいました。
  
  これぞベテランの味!


ひさしぶりにCoRichに感想書いたわあ、
もっとお芝居も観たいなあ( ´ー`)
五右衛門

五右衛門

劇団そとばこまち

近鉄アート館(大阪府)

2016/07/01 (金) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

さすが人気劇団さん!
予約完売公演が多数!
さすが人気劇団さんです。
結構早めに予約したつもりですが、今回、初の2F席でした。
でも前回のサイドの席よりは観やすいかも…。

今回は客演の竹村さんが主演♪
竹村さんらしい、人情味に溢れ、憎めない、けど強い、五右衛門でした。
ダンスに殺陣、「そとばこまち」さんらしい格好良さ、時代劇エンタメ!

ラストの落ちも憎いですね。
とても楽しめました。

ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016

ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016

CORNFLAKES

横浜関内ホール(神奈川県)

2016/07/14 (木) ~ 2016/07/16 (土)公演終了

満足度★★★

2.5次元ステージ
原作のキャラクターの再現の点ではレベルは高いが、猟奇的なストーリーと長過ぎる時間(3時間超、途中休憩あり)は私には辛かった。

夏の夜の夢

夏の夜の夢

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/07/14 (木) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

ふざけ過ぎかと思ったが、
Hedgehog Magic Circus 公演は初見。
開演して直ぐに、これは面白いと確信-
芸達者が揃い、天幕旅団よりカラッとしていてテンポが良く祝祭的で楽しい!

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