
ティル・ナ・ノーグ〜太陽の系譜〜
劇団ZTON
ABCホール (大阪府)
2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
壮大な愛の物語でした
言葉の通じない種族との物語と事前に聞いていたので、どんな風になるのか期待しながら観に行きました。
もう、本当に凄かった。凄い以上の言葉が出てこなくて、言葉って不便ですね(笑)
言葉が通じなくても通じるものもたくさんあるし、こんな風に魅せてくれるのかとゾクゾクさせてくれました。
物語は二部構成で、すれ違う愛もあれば貫き通す愛もあった、壮大なストーリーでした。言葉とは、文字とは、誰かに伝えるということの意味を考えさせられる作品でした。
ラストは未来への希望にあふれる終わり方で、鑑賞後の充実感がまたなんともいえません。登場人物たちの未来が、それこそ太陽のように輝いていてほしいと思います。

非・売れ線系ビーナス本公演『ツムツム』
非・売れ線系ビーナス
ぽんプラザホール(福岡県)
2016/07/22 (金) ~ 2016/07/27 (水)公演終了

うちの犬はサイコロを振るのをやめた
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2016/07/23 (土) ~ 2016/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
哀しい未来。
みんながハッピーエンドを迎える未来は計算できないのか。戦災や人体・動物実験を受けた者の末路はかなしい。本編は、笑いを交えて観させてもらえますが、もっと和むために、早めの入場をオススメします。

名なしの侍 (28日より大阪公演開幕!直前予約受付中!)
劇団鹿殺し
サンシャイン劇場(東京都)
2016/07/16 (土) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

野狂~おのしのこのし~
カムカムミニキーナ
座・高円寺1(東京都)
2016/07/22 (金) ~ 2016/07/31 (日)公演終了
満足度★★★
ホラー。狂気。
四重の障子からの出はけ、引いて観たらすっきりでしょう。
小野一族の狂気、押されました。
相関図を把握してのぞみましょう。

ロベール・ルパージュ「887」(日本初演)
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2016/06/23 (木) ~ 2016/06/26 (日)公演終了
満足度★★★★
映像、模型。自伝的独り語り
887とは番地のこと。登場して挨拶。「記憶」について、ルパージュが語り始める。テレビ番組で詩の朗読を依頼され、二つ返事で引き受けたのだが、これがまるで覚えられない、という。なぜ覚えられないのかの考察を披露し、ある方法を思いつく。すなわち「幼少時の記憶は決して忘れない」、その忘れられない記憶を頼りに詩の暗唱を試みる目論見らしい。・・という入口から彼の出自が語られて行くという仕掛けである。彼が育ったアパート。精巧な(に見える)模型を使いながら各部屋の住人を紹介。界隈の雰囲気を伝えつつ、様々な人種的背景を持つ人々が暮らしていたことにさり気なく触れる。そして彼が生まれたケベックという地域の特質にも触れられて行くのだ。ちなみに母は熱心なケベック主義者(英語を母語とする者すなわち支配者=カナダからの独立を目標にする)、父は穏健な中立派。父はタクシー運転手で、夜帰宅する時のエンジン音が子供ながらに待ちどおしかった、そんな思い出。高校生のころ、大統領がやってきた。中央に塔が立つ丘の上の公園で、多くの観衆が集う中、ケベック万歳が叫ばれる。そんな光景なども。
途中の記憶はだいぶ薄れてしまった。さて忘れた頃に問題の「テレビ番組」の放映時間が迫って来る。思わぬ伏兵、ではないが、問題はその「詩」そのものだった。「英語」というものを擬人化していてやや晦渋だが、支配に抗う心を恐らくは詩った詩だ。
ちょうど5月にSPACで観たワジディ・ムアワド作・出演の一人舞台『火傷するほど独り』は、彼がリスペクトするルパージュの論文を書くために彼を追うという自伝的な話だったが、レバノンからの移民である彼の出自をめぐる事々(主に父との関係)が、背景色になっていた。
世界に先駆けて多文化共生の制度的枠組みが作られたと言われるカナダの歴史的な葛藤は、このケベックという土地(といっても広い州だが)に象徴されているのではないか・・二作を通してその事を感じた。
ルパージュと言えば、吹越満が日本版に舞台化した『ポリグラフ-嘘発見器-』のイメージが強かったが、比べると今作は、ヒューマンな芝居だ。

ねむり姫
ニットキャップシアター
AI・HALL(兵庫県)
2016/07/08 (金) ~ 2016/07/11 (月)公演終了
満足度★★★★
初めてのニットキャップさん!
「ごまのはえ」さんの作演は拝見した事ありますが、ニットキャップさんは初!
生演奏…、その演奏者が役者に、踊りに…、本当に個々の役者さん・演者さんがマルチに表現されていて、個々のレベルの高さにビックリです。
そして、昭和世代が唸るネタや、自虐ネタなど散りばめ、総勢34名による集団での表現。素晴らしかったです!
贅沢を言えば、もう少し、起伏が欲しかった様な…、贅沢を言えばですが…。
役者さん皆さんマルチに凄かったのですが…、やはり、ほとんど台詞がないのに存在感があったねむり姫!これまた唸りました♪
初めてのニットキャップさん…、これがニットキャップなのか?!楽しかったです。

UNKNOWN HOSPITAL TWO SIDE ver.
壱劇屋
門真市民文化会館ルミエールホール 展示ホール(大阪府)
2016/07/25 (月) ~ 2016/07/25 (月)公演終了
満足度★★★★
また違った印象の『UNKNOWN HOSPITAL』
また違った印象の『UNKNOWN HOSPITAL』
音楽も変えてきましたね!
前作の音楽も耳に残るぐらい好きだからちょっと期待したけど
また新しいイメージの音楽もまた良かった♪
長い2面舞台だから目があっちこっちと忙しい(^^;;
役者さんもワークショップを重ねて初お披露目なので緊張感も伝わってきましたが
かなり声も通っていて迫力ある演技で見応え充分!
大熊さんの世にも奇妙な不思議な世界感を演じきっていました!
照明が効果的に使えたらもっと面白い世界感になっていたと思います
しかし30分とは思えぬ濃い舞台だった!

うちの犬はサイコロを振るのをやめた
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2016/07/23 (土) ~ 2016/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかったけど…
R18の回を観劇。 なかなか良かったのですが、 ちょっとわかりずらいところもあったかな。。
本編前の パフォーマンスが 最高でした!

INDEPENDENT:3rdSeasonSelection / JAPAN TOUR
INDEPENDENT
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2016/07/14 (木) ~ 2016/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
一人芝居の価値を見直しました
面白かった。10作ともそれぞれに面白かった。
好きな役者さん、劇団が増えてよかったし。
個人的な好みでいうとベスト5は
DANCE BURRN
如水
わたしの未来
次の場所までさようなら
シロとクロ

夜 la nuit
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2016/07/20 (水) ~ 2016/07/28 (木)公演終了
満足度★★★★★
無題1882(16-172)
20:00の回(曇)。
19:45会場着、受付、そのまま暫く待ってからB1へ。
20:14開演~21:18終演、21:29トーク終了。
初日は佐東さんのソロでした。
当パンには「UpdateDance」(2013/8~2016/7)No.1~No.37(本作)のタイトル一覧と各公演のチラシ図(カラー)。
No.6「パフューム°R」(2014/4)から観ているので32公演。これ以外にもシアターX、KAAT、シアターイースト、BOUNEN、花シリーズがありました。
ぼんやりと中空に漂うもの(闇に埋め込まれた眼球)、白い存在と取り巻く黒とが反発するのではなく、溶け合うことでもなく、一体(ブラックホール)化の少し手前で激しく揺れているように見えます。
黒い光とでも言いましょうか。照明によってはシルエットが闇を纏い、一筋の光が冷たい剣のように現れます。
その時だけのものが常にupdateしてゆく、ここApparatusでしか体験できないもの、これからもそうあり続けることだけは確信できるのでした。

新・幕末純情伝
ネルケプランニング/Grick
梅田芸術劇場メインホール(大阪府)
2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★
良かった
この芝居、もう少し小さい劇場で観たかった。20列目では表情の変化が見えないし、あの膨大な台詞で聞き取れないところもあるし。
それでもラストに向かっての盛り上がりは良かった。
この作品の、歴史ものなのに自由な発想と、熱量のすごさに脱帽
ノンスタイルの石田さんが良かった

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花
ポンポンペイン
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了
満足度★★★
マルバツで
中盤、マルバツで、ストーリーが、大きく変わりました
藤丸さんと、湯口さん脚本でまったく違います
藤丸脚本は、即興の芝居はいらなかったなー
そのまま、シリアスストーリーで、押して欲しかった!
そのほうが、中だるみしないで、よかったなー
湯口さん脚本は、もうあれで、イイです
大喜利、最高です!めっちゃ、笑いました

うちの犬はサイコロを振るのをやめた
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2016/07/23 (土) ~ 2016/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
あっとゆう間
あっとゆう間に終わった。内容は1つ間違えれば重苦しくなるようなものだったのに、そうはならずに、テンポよく、1つ1つの芝居のキレもよく、あっとゆう間に終わった。初めて見る劇団さんだったが見ていなくて損をした。

名なしの侍 (28日より大阪公演開幕!直前予約受付中!)
劇団鹿殺し
サンシャイン劇場(東京都)
2016/07/16 (土) ~ 2016/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★
迫力はありました!
けど 出だしのとことかで
台詞の聞きにくいトコロがあったりして
チョイ残念
でも よく動くキャラとか
ユニークなネーミングセンスや
先の読めない2転3転するストーリーはとっても楽しかった♪
2時間10分ほどの作品
ケンバンカナデさんとか
肺活量無限さんという命名は笑ったデスヨ(^_^)

耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ~龍馬ト十四人ノ志士~
企画演劇集団ボクラ団義
HEP HALL(大阪府)
2016/07/23 (土) ~ 2016/07/25 (月)公演終了
満足度★★★★
不思議な魅力。
ボクラ団義はこの5年ぐらい全作観てますが初演に★2つをつけた者です。
なぜか初演とは全然違う作品のように思えた。
相変わらず歴史は苦手というかあまり興味がないのだが、もうそういうの関係なく楽しめた。振り切れた感じ。
これだけ強力な客演を迎えた上で、ボクラ団義のメンバーが重要なキャラクターを堂々と伸び伸びと演じているのもとてもよかった。
春原優子さん誕生日おめでとう。
糸永徹さん、今までありがとう。またどこかで会いましょう。

イるテーション
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
とにかく華がある!!
2日間で2回観ました。
とにかく舞台上にで演じている役者さんが全員、華があって魅力的♡
昨年の夏、客演で出演してた「ポエム同好会」からのご縁ですが、こちらの俳優さん、大人も子供も1回観たら忘れられなくなる魅力があるのが強みですね!!!

ルーシー・フラワーズは風に乗り、まだ見ぬ世界の扉を開けた <よっつめのお噺(はなし)>
楽劇座
THEATER Rrose Sélavy (東京都)
2016/07/22 (金) ~ 2016/07/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
奥深い!
今回も大人の童話、堪能しました! ルーシーの面白いところは、やっぱり《自由》があるところ!大人になって抜け落ちてしまった自由な発想を瞬間で呼び起こす事ができます。こんな風に生きたい!ルーシーの世界だったら戦争は起こらないのに‥と考えると、人間の根本にある問題提起?をしている作品で実は奥深い!!と最近気づきました!明後日の千秋楽まで頑張ってください🎶

枯山水
味わい堂々
スタジオ空洞(東京都)
2016/07/21 (木) ~ 2016/07/26 (火)公演終了
満足度★★★★★
渋いセットで、巧みな展開...
ちょこっとお笑いもあるけど、謎解きの楽しみも。空洞があんなに広く使われているのは初めて観ました。観劇位置も良かったんでしょうが、登場人物の教師2名の芝居の最中の浅野さんの表情が良かったです!また、楽しみに致しております。

描かれたテーブル
9-States
小劇場B1(東京都)
2016/07/22 (金) ~ 2016/07/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
真剣に考えました
すごく良かったです!優しさについて、観劇中も観劇後も、真剣に考えさせられました。こうして感想を書いている今も、まだ考えています。ストーリーはテンポよく、面白く優しく進んでいき、どんどん惹き込まれました。くすっと笑える台詞も多々あり、癒される感じでした。そして、登場人物の全ての人々のキャラクターが良かったです。役者さん達の演技も、皆良かったです。大満足の舞台でした!