最新の観てきた!クチコミ一覧

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飢餓陣営・道成寺

飢餓陣営・道成寺

ゲッコーパレード

旧加藤家住宅(埼玉県)

2016/10/20 (木) ~ 2016/10/25 (火)公演終了

満足度★★★★

家を劇場に
客席はなかった。
そしてくつろぎ過ぎた私は恐らく役者さんに妙なプレッシャーを与えてしまった気がする。すいまそん。
これぞ演劇体験?

ネタバレBOX

二階で前半は聴いていたので、ある意味新しい演劇体験であった。
家を劇場にしている点で既に卑怯な気はする。
全ての変化するもの(振動や音)が演出効果に聞こえる。
さりげなく整理された部屋だが、「??戦争」という漫画が目に留まり、開場中私はずっと読み、独特の雰囲気にどう料理されるか楽しみだった。

後半人形劇を日本家屋の中でこれでもかと魅せられる。この近さでの体験としては中々であり、炸裂する黒田節である。
アジトMission-4

アジトMission-4

謎のモダン館

メルカつきまち市民プラザホール(長崎県)

2016/10/15 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

いっしゅんしか観られないこと
なんていうんだろう。謎のモダン館について書くならば、ちょっとやそっとの作文は、脚本家であり演出家である白濱隆次さんに失礼と思う。・・・なので、感想は書けません。

なので、謎のモダン館を観劇した結果、私の脳みそに導き出された一般論というか、私の脳内での意見を書きます。

まず、私は一般論として、演劇がキラいです。特に60年代70年代ごろの日本で確立されたと思われるイデオロギー系の何かを人々に伝えるための手法としてつくられた演劇は大嫌いのレベルで、そういった演劇に行こうと誘われるだけで、ぞわっと鳥肌立つレベルです。

それは何故か。そういった演劇は、伝えたいイデオロギーが、みえみえだからです。観客のこと、なめてますよね。傲岸不遜です。

そういった演劇を拝見しても、脳内で科学反応は発生しません。

不思議なのが、そのときいっしゅんしかそこでしか観られないことでしか起きないことがある、ということです。

それがたぶん、人間は生きている、ということなんでしょう。

いずれにしましても、謎のモダン館のみなさまおよびアジトご関係者のみなさま、ありがとうございます。おつかれさまでした。

新宿カンタータ(聖歌)

新宿カンタータ(聖歌)

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2016/10/19 (水) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

予想は裏切られるから面白い
セットは猥雑で狭苦しい店をイメージしていたのですがステージショー感溢れる広々とした舞台。 
ストレートプレイというよりミュージカルを観ている様な感覚でした。 
ミュージカルほど頻繁に歌が展開されるわけではないのですが、私には台詞回しが翻訳されたものの様な独特な感じを受けました。 
歌舞伎町というよりはダウンタウン。 
カフェバーに集う男女は日本人の悪党というよりウエストサイド物語の不良達のイメージに近い印象。 
何故だかシアタークリエでブロードウェイ日本人公演を観ている様な錯覚すら起こしそうでした。 
ただ特徴的なのは、すごく臨場感溢れるシーンがいくつもあったこと。
台詞での表現より、様々なパフォーマンス的アプローチがとても優れている演出だった様に思います。 
ちょっと気になったのは舞台両端に設置された観客席。 
せっかくの世界観が観客も視界に入ってくる事で興醒めしてしまいます。
意識的に見ない様にしていましたが、デメリットの方が多い気がします。
なんとその席で結構大きな声で喋り出すカップルのお客さんがいて、そばにいた役者さんが芝居の延長線上の上手い感じで睨みをきかし、黙らせてくれたのには、さすがっ!プロだねーと思いました。

ネタバレBOX

ラストにおける男達の命懸けの闘いは圧巻。 つわものどもが夢の跡、残された女たちに射す「志」という名の一筋の光。 ダイナミックな公演でした。
星回帰線

星回帰線

パルコ・プロデュース

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/10/01 (土) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

蓬莱戯曲の世界
大枚と言える額をはたいて、蓬莱竜太の芝居を観に行く。
蓬莱のモダンスイマーズ時代(今もあるが)からの戯曲世界は現代的な、かつ都市に対する地方の、上層より下層の、コンプレックスや下世話な感情を抉り出しながら止揚するものだったが、ここ最近の芸劇での舞台(今回もだが)での冴え渡り方は何だろうか・・と感慨しきり。
 今回は一つの「答え」には到達しない・・・人物の内心には畢竟立ち入れない、分からない、是非はつけられない、という微妙な線上を行く感じ。主人公(向井理)と、彼が職場=故郷の群馬を離れて訪れた中学時代の恩師の作る北海道のコミュニティ、その代表としての恩師藤原(平田満)とのシーソーゲームは、サスペンス劇のように「最後はこちらが正しかった」という結末にはならず、「実態」が知らされることで図が描けるような結末にもならない(それに近い所までは迫るが)。
実態が「何」であるか、という事よりも、この芝居は、「今、こうである」なら、「どう評価するか」でなく「どうするか」に踏み出すべきなのであり、その事で何かが生まれる、一個人の中にある限界を超える可能性をはらんでいる、言葉にすればわざとらしいが、現代人が(現代の状況ゆえに)ぶち当たるテーマに丁寧に触れられている。
 この芝居で作演出の意図が、主人公を「痛い人」として描くか、誤解されやすい被害者的位置づけにするか、明確には見えない。
観た客がどちら側の感性に近いかで、違ってくるかも知れない。
 向井理が責められた挙句に声を荒げて相手の非を、鬼の首を取ったように指摘する・・その時、主人公の側に「理がある」と感じさせる響きがあって、しかし客観的に見ると自分が他者に及ぼす影響力を知らない「甘い」主人公にこそ非があるでしょう・・と感じる。
 ここで気になるのは主人公の年齢だ。
 中学時代の恩師と「あれから10年」と言ったのを卒業以来とすれば、現在25歳。だが彼は医学部を卒業して実家の産婦人科に雇われて一定程度の経験をつんでいる(日は浅いと考えられるが)。ならば通常20代後半だろう。
 さてそうなると、彼が倫理的な大きな落ち度がないとするには年齢が高すぎ、しかし行動じたいは若すぎる。「イケメン」にしては女性との接触の多さから学んでいない、いじめの影響か・・など推察するが戯曲にはそのあたりは書かれていない。
 この倫理的な落ち度の程度によって、彼という人物への評価は変わってくるのだが、戯曲はその問題への拘泥を回避して、「そうであれば、どうするか」へと物語を進めて行く。
 彼のあり方の問題は人の社会の平和にとって深刻なもので、現に芝居の中では「痛い」存在に成り下がって行くのだが、運命は彼らの破綻をつくろい、掬い上げて行くかのようで、芝居の大半で見せられる醜さ、痛さに比して最後は美しい。がその美しさも、痛々しさを孕む。人は痛々しくも生きて行く・・そんな余韻もあるが、解釈次第かも知れない。
 「行動」を記す蓬莱戯曲のストイックさ、その流儀じたいがテーマとして芝居の世界に重なったような、面白い出し物だった。
 満天の星が見える空の下での暮らしの空気も、よく出ていた。
 的確に演じる役者の力は言うまでもなし。




亡国の三人姉妹

亡国の三人姉妹

東京デスロック

横浜赤レンガ倉庫1号館(神奈川県)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

テキストのコラージュ
主宰多田淳之介の日韓共同製作「カルメギ」(チェーホフ「かもめ」の翻案)、「台風奇譚」(「テンペスト」の翻案)に続く、同趣向の自劇団版と思されるが(この二つは残念ながら見ていない)、この古典をどういう視点で料理するのか。「カルメギ」「台風」は企画上からも明確に朝鮮史を舞台にとった作品になったが、今回はそうではない。ばかりでなく、物語としての「三人姉妹」はそれとして原作の登場人物名(ロシア人名)で演じられながら、戯曲「外」の要素が折々に浸潤してくる。(幕開きの舞台の光景から既に奇妙だ。)
場面はおそらく抜粋で、時系列も戯曲通りなのか不明、そのように作られてもいる。場面と場面の間には、前の語り手がゆっくりと歩いて去る間や、「音」が主役になる場(間?)によって、実にスローな時間が流れる。それらの場面は「何」によってチョイスされ、並べられているのか・・ いずれにせよこの舞台は人物がある状況で語るテキストが「固有の状況」を離れて言葉自体として浮かび上がるように切り取られ、強調され、繋げられている。「三人姉妹」はそのコンテキスト(文脈=物語)を語らない、言葉の集合としてそこにあるようであった。
 言葉自体を独立させる事で、言葉は「現在」を指し示そうとする。俳優の「語り」の作法(技術)から、その意図が伝わる。
 つまりこの「亡国の三人姉妹」は現代の「亡国」の風景に翻案した「三人姉妹」だ、ということになるだろう。

 浮かんでくる疑問は、「三人姉妹」である必要はあったのか・・という点だが、連想を逞しくすれば、故郷=モスクワから遠く離れたわびしい田舎の生活に押し込められ、いよいよ待ち望んだ旅立ちの日に望みが断たれる結末は、故郷を思えどいまだ土を踏めない境遇、また故郷が他者のほしいままにされた状況にある人達にも、重ね得るかも知れない。
にしても、この舞台は知られ過ぎた戯曲だからやれた異色の翻案だったかと思う。

ネタバレBOX

被災避難民、災害で死んだ者たちの亡霊も、そのイメージに重なってくるのがラスト。さまざまな物が乱雑に散らばり、中央に大きめの(背の低い)テントが張られた舞台が、どこかの避難所(体育館などの)に形を変えた時(ある意味クライマックス)、この舞台制作者の「演劇が人類に大いなる可能性を有する」こと、への野心を見る思いだった。「物」たちは幕開きから、大小の穴(平均10cmくらいか)が開いているという謎めいた状態で舞台に置かれてあり、その穴たちは(人のいなくなった)避難所が大規模な爆撃を受けた状況をも連想させたが、惜しむらくはイメージが広がりすぎ、現在の「どの状況」という風に光景が凝縮しきれず、印象のレベルに終わったことだろうか。
 しかし・・、日本には「来ない」と思われている惨劇は、なぜシリアやパレスチナだけには「現在」あって、日本には無いのか・・ 本質的な理由など無いのではないか。 そのことに「惨劇」への想像力が気づかせ、舞台は観客の想像を促す。 もっとも、想像や連想には経験や知識も動員せねばならず、多くの若い観客の何人が惨劇の光景を去来させたか・・・気になるところである。
四則演算

四則演算

sugarless

ART THEATER かもめ座(東京都)

2016/10/20 (木) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

四則演算の結末
足したり、掛けたり、引いたり、割ったりした人生の想いはしっかりと届いていきました。そして衝撃的な結末でした。

ネタバレBOX

途中から展開が、話がうまくつながり、ストーリーがしっくりと感じました。最後の結末はどうなるのか、興味津々でしたが、・・・そうなるの?でもある意味、納得しました。汗だくの大きな声を張り上げて全力での熱演がすごかったのが印象的です。観ていて清々しく感じました。ただ、前半部分の笑いを誘う個所は、特に、客席の人の書いた紙をお題にして話す小話は相当つらい時間でしたが、個人的にはないほうが、全体が引き締まってよかったと思いました。
女子高生だけどスカート短くなくてごめんね

女子高生だけどスカート短くなくてごめんね

劇団森

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2016/10/21 (金) ~ 2016/10/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

なんだか懐かしくなりました〜
女子高出身の私にはあるあるネタがたくさんあって面白かったです!
女子高生と触れ合う機会がない人は中々感情移入できなかったかもしれませんが…(^^;;
役者さんも皆さんかわいらしくて元気いっぱいで素敵でした〜
また見に行きたいと思います!!

イデビアン・クルー 「シカク」

イデビアン・クルー 「シカク」

イデビアン・クルー

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2016/10/21 (金) ~ 2016/10/29 (土)公演終了

満足度★★★★★

Aキャスト
60分。横長の舞台にコの字の配席で、正面席でも脇席でも優劣はなさそう。4室のルームシェアの設定で、絡み合いが面白い。思えば7年前にイデビアン・クルー初観劇で一目ぼれした会場だ。ここが閉館するとは知らなかった。

新宿カンタータ(聖歌)

新宿カンタータ(聖歌)

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2016/10/19 (水) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

昭和の香りぷんぷん
服装、男女の描き方、ヤクザ、半グレども…昭和の香りがぷんぷんする、ちょっとなつかしい系ハードボイルド。ヨッパライの爺さんがいい味出してました。

ネタバレBOX

ヨッパライの爺さん、上下の落差が激しい人生を送ったようで、この人がいたからこそ、ストーリーに深みが出ています。実はこの人こそ主人公だったんじゃないか。
女子高生だけどスカート短くなくてごめんね

女子高生だけどスカート短くなくてごめんね

劇団森

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2016/10/21 (金) ~ 2016/10/24 (月)公演終了

満足度

やれやれ😥
身内や柔らかい感性の持ち主で学生演劇を好む向きにはいいかもしれないが、これはシュールなものでは決してないし、職場の観劇ビギナーの同僚には勧められぬ。
センスが悪いしあまりにも幼稚な内容に閉口した。
例えば同じ脚本で演出家:池亀三太(ぬいぐるみハンター)さん、藤吉みわ (ズッキュン娘)さん、池田智哉(feblabo)さん+小劇場を賑わす個性派俳優でやったら面白かったのかなとも思う。



新宿カンタータ(聖歌)

新宿カンタータ(聖歌)

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2016/10/19 (水) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

新宿カンタータ
友人に「両国なのに新宿?」と言われてしまいましたが、ゴールデン街劇場(行ったことないですが)あたりで演ったら臨場感あり過ぎかも。その店に集まる若者たちの個々の事情は描かれていませんでしたが、きっと誰もが重いものを抱えているのだろうと想像できます。そして、説明にあったよりも純で優しく見えました。そんな彼らだから彼と彼女のために命がけで戦うことができたのだろうと思います。いしださんのにわか雨に濡れるシーンの表現が特に印象に残りました。

靴屑の塔

靴屑の塔

Baobab

せんだい演劇工房10-BOX(宮城県)

2016/10/18 (火) ~ 2016/10/20 (木)公演終了

カッコいいダンス、が感情の共有がほしかった?
 ダンスはとってもカッコよい。音楽もカッコいい。振り付けも独特で、絶えず変化し、そのバリエーションにうなる。特に北尾さんと中川さんというダンサーの美しい動きは目が離せず。クラブでこんなん踊れたらかっこいいなとか素朴な感想も。
 が、段々に、ダンサーと観客席との感情の共有の不在を思う。テーマとされている「靴」については、冒頭に2人のモノローグがあるものの、舞台上でどう存在がフィーチャーされているのかがよく分からず。カッコいいダンスは続いていくが、それは段々繰り返されるパターンとも化してくるかのよう。最初の興奮は、「シンゴジラ」を見るような、珍しいもの見たさ、すごいもの見たさの心持ちだったのだろうか。興奮も覚めやった中盤、どういう心持ちでこれを見ているのだろうと自らを省みる。
 舞台上と観客席との「感情の共有」が必要だと言っていたのは誰だっただろうか。そして、ピナ・バウシュのカンパニーのすごさはこういうことかとふと思う。たとえ無表情でも、その抱きつき方で溢れんばかりの愛を痛々しく感じるという、ダンス。

Woodcuttersー 伐採 ー

Woodcuttersー 伐採 ー

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2016/10/21 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★★


観念ありきのテキスト、多少変わった部分もあるにせよ、どちらかというと古典的な演出。
普通に考えたら、退屈な芝居のはず。実際、見ていて歓喜するような興奮はない。ただ、それでも休憩をはさんで4時間強の芝居を、観続けてしまう。
そして観終わると、演劇や芸術とは何かという以上に、人生とは何なんのかについてジワジワと感じ入ってしまう。
何の魔術だろうか。クリスチャン・ルパの力か、トーマス・ベルンハルトの力か。とても不思議な作品だった。

遠い国から来た、良き日

遠い国から来た、良き日

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★

刺さらない
他の人の高い評価に驚いてる。招待してもらったから評価が甘くなっているのだろうか。ありきたりだが壮大で永遠のテーマ「戦争と平和」ならばこそ、いろんな面でもっともっと踏み込んでほしかったし踏み込めたはず。

ネタバレBOX

教室と家のリビングが同一セットというのが気にいらなかった。何故キッチン(シンク)をあんなに大きくして場所をとったのかも不可解。ゆえに教室にキッチンがある奇妙なセットになっててその意味を無駄に考えたりして・・・。
しろいあさに心臓をちぎって

しろいあさに心臓をちぎって

Pityman

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/10/19 (水) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

大きな穴
今観てきた。観劇後40分で初めて書いてます。
前情報やタイトルからは想像できない内容であった。
pitymanらしいと言えばらしいが、より舞台を自由に使っているように思う。
劇場名が花まる学習会になっていて別劇場でも作ったのかと思ったが、王子劇場が改名だけしたそうです。花丸学習会の学習塾のビラも入っていたから学習塾の宣伝?よくわからない

ネタバレBOX

SF。
人間が突然子供を作れなくなった現代世界。オーストラリアにあいた穴に死んだ人間が入ると人間は若返る。
死を否定するこの穴を管理し始めする団体に反発しながらも絵が崇められてしまう画家。
怪しい宗教っぽさ。生と死を愛憎織り混ぜて描く。
たくさんの役者、高低差を存分に利用した舞台装置水。
作演出の強い主張を感じた。
ちょっと理解力が足りなかった私は出演者に聞いてみ話を補完してしまった。
刺毛-シモウ-

刺毛-シモウ-

はぶ談戯

テアトルBONBON(東京都)

2016/10/19 (水) ~ 2016/10/24 (月)公演終了

満足度★★★★

極夜の世界...その観照は見事に描かれた
本公演...人によって好き嫌いが分かれそうな気がするが、この醜悪とも思えるような行為も人の一面(姿)であると自分に言い聞かす。

公演全体は妖しく、シーンによっては妖艶のような。色気と狂気の両方を見事に表現していた。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

人が潜在的に持っているであろう、嗜虐的・暴力性...それを主人公・御園陽一(加藤靖久サン)が一見怪しげながら、心に傷を秘めた男を静かに激しく演じていた。
表面を取り繕った言葉から、もっとドロドロとした本音を聞きたい。その行為は、相手(人間性)を壊し、自らも破滅に追い込む。むしろそれを望んでいるような破滅型人格を描いている。

舞台は、山奥の避暑地。 コテージが2棟並び、狗尾草(エノコログサ)が 別荘の廻りを囲んで生えている。上手側にはベンチが、下手側には壊れかけた物置がある。
主人公夫妻、若いカップル、それに職場の同僚(女性3人組)が宿泊客。そこに珍しい動画配信を目的に男2人。さらに浮気相手などが紛れ込み...。
人間性を壊す行為は、人の心の隙間にソッと入り込み、心と体を弄ぶ。全編そんな危うさと嫌(厭)らしさが漂っている。その表現として、スワッピング、同性愛などの艶(エロ)・性(サガ)の嬌(狂)態が随所に織り込まれる。

主人公の屈折は、子供の頃のトラウマ。隙間から覗いた両親の嬌態を見、また父の母への加虐行為への興奮か。その光景を妹と見ており、何時しか妹と...。その妹もこのコテージ物置の隙間から兄・陽一の行為を見つめていた。陽一が妹・根本恵里菜(佐河ゆいサン)と邂逅した時の慟哭が憐れ。そして妹がそれぞれの登場人物の台詞に沿う語り掛けが印象的である。

登場人物の描きは、生身・肉感的であるが、所々に詩的な表現があり興味深い。例えば兄・妹の母が自殺したであろう表現は、光(陽)の中で吊下がっていたと。役者の体現と台詞のギャップが面白い。

最後に、登場人物(役者)のカラオケシーンは必要であろうか。渡り芸人の楽曲は、嫌悪感に対する緩衝的役割を担っていたかもしれないが、頻繁に挿入されるカラオケは好まない。

次回公演を楽しみにしております。
新宿カンタータ(聖歌)

新宿カンタータ(聖歌)

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2016/10/19 (水) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

正義とは何か?
アウトロー達の
”正義”への共感か
”純”な想いに対する共鳴か

アウトローという設定を使わなければ、最早正義も純な心も描けなくなっているのか…!!!
そのことに唖然としながら帰途に就いた。

長く叫ばれていることだが、資本主義は人間の心を間違いなく蝕み、我々の危機は本当にすぐそこまで迫っている。
(もう蝕まれている人々であふれているが…)

なんとも重い作品だ。




Plant M №11『君ヲ泣ク』/匿名劇壇第八回本公演『戸惑えよ』

Plant M №11『君ヲ泣ク』/匿名劇壇第八回本公演『戸惑えよ』

PLANT M

アートグラウンドcocoromi(大阪府)

2016/09/22 (木) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★

Plant M『君ヲ泣ク』海組
海組さんの回を拝見。
匿名さんと違って、全フロアーを広々使った舞台。
以前もPlant Mさんがここを使った公演をされていましたが、その時も、全フロアー使用されていて、縦横無尽に、あっちいったり、こっち行ったり。

長女、次女、三女、末っ子の長男、それぞれの個性、感性、考え方、主張、置かれた環境、みな違っていて…。
戦争とどう向き合うべきか?

テーマが非常に重たく、突きつけられた現実とは真逆に、非現実的で幻想的な演出でした。

青いベンチと恋のフロンティア

青いベンチと恋のフロンティア

演劇のろま集団

シアター風姿花伝(東京都)

2016/10/20 (木) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

【Aver.】観劇
若さに溢れていました。

ネタバレBOX

野球部のキャプテンに恋した女子高生と、好きな故にそれぞれ彼女を応援することになった二人の男子高校生の話。

見守る大人がいて、真剣な応援団風景があって、ありきたりな青春物の一つという印象でした。

恋した女子高生はキャピキャピ感があって元気良く、主役として文句の付けようはありませんが、ただ友達の女子高生の方が可愛く、どうして男子高校生たちは彼女に目を向けないのか、お前ら節穴かと思いました。
新宿カンタータ(聖歌)

新宿カンタータ(聖歌)

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2016/10/19 (水) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

目が離せない2時間
2時間楽しませていただきました。歌もダンスもありで目が離せない舞台でした
いしだ壱成さんの演技はさすがでした。受け付けが不慣れなのかモタモタしてそれが残念でしたがいい時間を過ごせました。

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