
Back Stage~REBOOT~
TEAM空想笑年
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/09/08 (木) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年一番笑った
セットの裏側を見せる美術も面白い、タイトル通りのバックステージ物語。
無茶と無理をゴリ押ししながら2週間で舞台を作り上げる、
物語性の強いシチュエーションコメディは大いに笑えた。
全体的には今年の1・2を争うコメディだった。
役者陣も魅力あふれるメンバーが揃った。個人的には、
言いだしっぺのサル、巻き込まれた演出、存在感ありすぎの大道具、
そして貫録たっぷりの大女優に、演技に目覚めた素人女子。
このあたりがかなりツボった。
良くできたお話だったが、前半の稽古シーンのテンポがいま一つ悪く、
身内笑いしかもれず不安に駆られたが、後半舞台本番からはエンジン全開。
リズムも勢いも劇場全体が笑いの渦に飲み込まれるように転がった。
女子のキャラが確立して判り易かったが、
男性陣はちょっと人数的にも多かった感。もうちょっと絞ってもよかったかな。
しかし内容は秀逸なコメディで、
セット美術の使い方も良く、大いに笑わせて頂きました。

うみ
西瓜糖
テアトルBONBON(東京都)
2016/09/07 (水) ~ 2016/09/14 (水)公演終了
満足度★★★★★
役者力もすばらしくて...
閉塞性の時代とやらで、やたら重く作っちゃう作品が多いですが、自分的にはこれくらいライトでもよい気がしました。息が詰まってしまいます、自分。三田村さんの親父や欲深い大家とかは、徹底的に写実にしない方が自分の好みかも?数作観させていただいていますが、少しテンポがわかってきた気がします(ここ数作では、ちょっと軽めかも?)。

七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字
アガリスクエンターテイメント
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2016/09/09 (金) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
どっちの作品も秀逸!面白かった^_^
どっちの作品も面白かった^_^
『七人の語らい』はテンポのいい会話が絶妙なシチュエーションコメディ!
役者さんがアメリカンコメディの様に演じているのでポップな感じが新鮮
色々なシーンに遭遇するので色々な場面が楽しめる!
斎藤コータさんの空気を変える役をやり切ったのが振り切れてた^_^
いっぱいの笑いを誘ってました♪
密室・屁理屈・会話劇の二人芝居『笑の太字』の
屁理屈の駆け引きの台詞が良かった!
Cチームの淺越岳人さんと塩原俊之さんのキャラもハマっていた感じ♪
特に話を切り返すタイミングや話し方など憎らしい^_^
お互いの自論の解釈を次から次へと熱く語るその理屈が深い⁈
そして最後はシュール過ぎてニヤリ!
今まで見た色々な会話劇の中でも1番好きかも⁈
どちらも完成度の高いコメディ♪
何回見ても楽しめそう^_^

明るい家族、楽しいプロレス!
小松台東
駅前劇場(東京都)
2016/09/06 (火) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
やはり、ほっこりさせられる...
前説の段階で「これは、どうなるの?!」と思いましたが、はじまってみたら、いつもの流れで安心しました。川村さんの役どころは予想通りとして、吉田電話さんが、全く想像できないすごい役!佐藤さんの少年も愛らしくて完成度が高かったと思いました。

学演
ジョニー座
しもきた空間リバティ(東京都)
2016/09/10 (土) ~ 2016/09/11 (日)公演終了

いつか
ねこのした
新宿眼科画廊(東京都)
2016/09/09 (金) ~ 2016/09/13 (火)公演終了
満足度★★★★
若い皆さんの作品。
丁寧に作られていて、身近なところを描いています。自分、遠い過去を振り返る感じで、基本的なところはやはり変わらないのかな?とか思いました。

あなただけ元気
箱庭円舞曲
ザ・スズナリ(東京都)
2016/09/08 (木) ~ 2016/09/15 (木)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり、重いテーマになっていた...
箱庭らしい、重さやコンフリクト(人間関係の摩擦)を感じさせる作風。主宰が最近結婚して、脚本提供した他所の作品がずいぶん変わってた気がしたのですが、こちらはむしろ今まで通り。そして、安心の感激感でした。亀岡さんが自劇団と違う、随分重厚な役をこなしておられて、ちょっと驚きました(演出の力かも?)。

味がしなくなったガムみたいな
マニンゲンプロジェクト
「劇」小劇場(東京都)
2016/09/07 (水) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった!
役者さんそれぞれのキャラが立っていて、面白かったです。とりわけ、登場人物の気持ちを代弁する白服の男女2人は抜群でした。なにかを言うこと、そこへのためらい、受け止めが2chなどネット上でもつまびらかになってしまう昨今の環境を象徴しているかのようでした。
テレビや映画ではできない、演劇ならではの手法をまざまざと見せて、堪能させてくれた感があります。

味がしなくなったガムみたいな
マニンゲンプロジェクト
「劇」小劇場(東京都)
2016/09/07 (水) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
充実!
ドラクエ3の懐かしい客入れ音楽とともに、思わず芝居に引き込まれる演出でした。
アングラ劇団員たちの葛藤、「ノルマ」や、バイト先など、ある種のタブーも衒わずに、生き抜いていくことの尊さを力強く描いていました。
ヒロインの妊娠3か月では性別はまだわからないかな、とか、ドラクエ3やにみんなどこまでついてこれるかな、なにより、小劇場界の閉じた世界をどこまで感じればいいのだろう、などさまざま思いましたが、それを凌駕する気合いと仕掛けのたくみさに、引き込まれてしまいました。
今回は演劇界のタブーに挑戦していましたが、次回は、またまったく違う世界を描いてもらえればと思いました。

夜の来訪者
劇団フーダニット
タワーホール船堀 小ホール(東京都)
2016/09/09 (金) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
観てきた!
これまで何千回と上演されてきた有名な戯曲というだけあってストーリーはとても面白い。
最初のどんでん返しも驚きだけど、さらにもう一ひねりあるのが素晴らしい。
圧倒的なボリュームの会話劇。
一つ一つ丁寧すぎるくらい丁寧に演じられていたので、とても分かりやすいです。
ただ、やはり2時間半は長すぎるかなぁと思いました。
特に第一部は同じようなシーンが延々と続くので、少々間延びした印象を受けました。
途中10分の休憩があり、ロビーにはお茶菓子と紅茶が用意されていました。
疲れた頭に甘いお菓子は良いですね。
土曜のソワレだったためか、客の入りが少なく(4割くらい?)ちょっと寂しい感じ。
チケットの値段もお手頃なのでもっと告知をすればいいのにと思いました。

嘘より、甘い
タカハ劇団
小劇場B1(東京都)
2016/09/07 (水) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てきた!
前作『わたしを、褒めて』から1年半。かなり待ちましたが(^_^;) 待った甲斐がありました。
前作同様好みの作風で、とても面白かったです。
やっぱり上手いなぁというのが第一印象。
構成とか演出とか全然隙が無くて、
しっかりと作り上げられた世界観に最後までどっぷりと浸れました。
演技も皆さん素晴らしかったと思います。
特に印象に残ったのは徹と石子。
舞台美術も素晴らしかった。
会場に入ってまず、舞台セットの作り込みに驚きました。
ナポリタンの調理音、香りなど、聴覚や嗅覚を刺激する演出も良いです。
演出といえば、雷の表現が抜群に上手かった。何か特殊なことでもやってるのかな?

革命少年
劇団レトルト内閣
近鉄アート館(大阪府)
2016/09/09 (金) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★
これがレトルト内閣☆★
在日韓国人という重くデリケートな題材をどうエンタメとして魅せるのか興味深かったんですが『お金』に『家族の絆』を絡めたエピソードで展開するんで、とても分かりやすく見やすかったです☆★そこがさすが『レトルト内閣』だなと感心しました♪うえだひろしさんのナチュラルな演技と鈴木洋平さんの熱い演技の対比が見応えありました☆★

REAL BLANK
Raivs
上野ストアハウス(東京都)
2016/09/08 (木) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★
楽しませてもらいました
若い人たちの気持ちのこもったダンスでした。特に男性のタップダンスは素晴らしかったです。ただダンスを観ながらストーリーを追うことはできませんでした。
ドアや階段 四角い箱が出たり引っ込んだりしますがこの効果もわかりませんでした。

うみ
西瓜糖
テアトルBONBON(東京都)
2016/09/07 (水) ~ 2016/09/14 (水)公演終了
満足度★★★
意欲か空回りしたかも
文学座系の演劇ユニット・西瓜糖の公演を観るのは、昨年に引き続き今回が2回め。前回の公演で感銘を受けたので今回も出掛けたのであったが、結果としてはちょっと物足りない印象が残った。
舞台は昭和20年。戦争で海の近くに疎開してきた作家一家。その作家をめぐり、妻、子供を生ませた愛人(飲み屋のママ)、そしてその作家担当の女性編集者を巻き込んだ四角関係に、愛人の子供と編集者の子供の連帯感、作家の両親と作家の妻との関係が複雑に絡み合った物語。
笑いのない妻の、自分をないがしろにする義母への奥深い復讐?(潮風が身体に悪いことを知りながら海の近くに疎開させた行為)、小説は女性との自由な交流から生まれるという理屈から複数の女性と関係を持つ作家、教師として教え子を戦地に送り出した作家の父親の教師としての戦時下の義務感などが約2時間にわたって繰り広げられるわけだが、全体的に散漫で間延びした感じを受けたのは脚本に由来するのだろう。演出でもう少し緊張感のあるものに凝縮出来なかったものだろうかとの思いがある。
役的には、作家の両親(三田村周三、矢野陽子)、愛人の飲み屋のママ(山像かおり)、編集者(奥山美代子)がキャリアを生かした熱演で良かった。愛人の娘(難波なう)と編集者の娘(小園茉奈)は、もう少し演技に抑揚があっても良いと思う。疎開先の家の大家役・柳屋さん生はちょっと軽すぎ。中心となる作家役の佃典彦は、役柄の核となるものがどこか希薄な所が唯一不満。良くも悪くも、西瓜糖の中心メンバーたちが目立った公演であった。
ちなみに、この西瓜糖のセットは小劇場系の舞台としてはなかなか立派である。こだわりがあるのだろう。
来年の公演は、なんと外波山率いる椿組と新宿花園神社のテントで合同公演らしい。これまた見逃せない。

味がしなくなったガムみたいな
マニンゲンプロジェクト
「劇」小劇場(東京都)
2016/09/07 (水) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
最低最悪
この劇団は前回の(台風のあと川を見に行く)舞台もタイトルと内容が一致していませんでしたが、味がしなくなったガムみたいなも最初の前振り?が意味なく長く主催者と言う人が小学校の同級生の父親の話しをしたり上演間際の俳優が無駄に騒いだり、緊張感が伝わってこないし何故最初から最後迄ドラクエなのか?意味がわかりません劇団の雰囲気からドラクエの音楽も断りなしに勝手に使用している様で多々うるさいだけで昔の学生演劇のノリの感覚で商業演劇でお金を取るのは失礼だと思います。かなり大人の劇団員もいましたしもう一度何処かのワークショップで勉強し直した方が良いと思います。

夕-ゆう-
演劇集団関奈月
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2016/09/09 (金) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
切ない…。今を大切に♪
久々に切ない演劇を見せて頂きました!!良かったです!!演技も最高!!特に、女優さんの涙が感動!!周りからは、すすり泣きもありました!!学生とは、とても思えない♪感動しました!!

時代絵巻AsH 特別公演 『白瓊〜しらぬい〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2016/09/08 (木) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
儚く美しかった
白虎隊の本を読んだ事があり、飯盛山も2回訪れた事があるせいか、話が分かり易く感じ、集中して観る事が出来ました。若い白虎隊の熱い気持ちや志、故郷を思う気持ち・・役者さん達の熱演もあり、とても伝わってきました。死ぬ覚悟で出陣する気持ちというのは、平和な時代を生きる私には想像を絶しますが、本当に儚く切なく、強く美しく感じました。もっと殺陣があると、更に見応えがあるかと思いましたが(黒崎さんの殺陣は素晴らしいので・・)、熱く感動の舞台で満足でした!

わが町
劇団六風館
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/09/09 (金) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
この劇は3幕構成です
この劇は3幕構成です。
第1幕後の感想: 結婚も子供も設けたことがないような二十歳そこそこの若者に最後までこの劇がやり切れるのだろうか、途中でつまんなくなるんじゃない?
第2幕後の感想: まあまあ、恋愛&結婚のシーンだから若者でもやれて当然だよね。なかなかいいんじゃない。
第3幕後の感想: この劇団、若者だけなのに相当やりよる、おじさんは涙をこらえるのに必死だった、涙が頬を伝わったら周りの人にばれるじゃないの。
以上おしまい。

わが町
劇団六風館
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/09/09 (金) ~ 2016/09/11 (日)公演終了

ハロウザディップ
演劇組織KIMYO
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/09/08 (木) ~ 2016/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
「殴り込み」感ある名古屋の劇団
近未来における「復讐代行屋」の話だが漫画の「怨み屋本舗」のような「怨み」ではなく「刺激」を目的とした復讐に特化している。
ブラックユーモアでありながらパワー全開のパフォーマンス。
野心溢れる肉食系劇団という印象。
男女問わず、どの役者さんも威勢が良く、バイオレンスシーンや歌、ダンス等、見どころが多い。
あと色気のある役者さん多いです。