最新の観てきた!クチコミ一覧

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炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

やっぱ凄い!
14:15 の回、
バーニンガイvsモモを
観劇しました!
客席が、三方向から
観劇、出きるようになってて
好きな方向から観れます!
しかも、間近で!
あの、臨場感は凄いと思います!
小劇場ならではです
アクションとあのスピード感
そして、感動も!
カプセル兵団、たまらんです!

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

4作品全てを観るべき!
燃えよ映画魂!、燃えてヒーローショー、バーニンガイVSモモ、燃やせ刑事魂と60分の4公演、正確には映画魂がキャストの違う通常版と熟年版、バーニンガイとモモは別々になるので6作品になる。全て観ましたが、1作品だけでも面白けど4つ全部をみると『4リンク・ストーリーズ』のタイトル通り、いろいろな繋がりが分かって楽しさが何倍にもなります!その上で、余裕があれば映画魂の通常版と熟年版を見比べるのもオススメです!アクションにシュチュエーションコメディー、ヒーロー&魔法少女、刑事物とジャンルはさまざまですし、飲食もOKなので演劇やカプセル兵団を観たことがない人も是非!

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/26 (月)公演終了

観て参りました〜。
今回もやっぱり面白かったですよー!1時間であれはすごいと思う。4つのお話しそれぞれ風味が違って、きっとどれかしら好きになると!思い!!ます!!!グッズもいっぱいあって迷う・・・。次が楽しみです!

黄金のコメディフェスティバル2016

黄金のコメディフェスティバル2016

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

【チョキチーム】観劇
優勝!
/
/
一番良かったのは……

ネタバレBOX

OLヴィーナスはちみつシアター 『星くず14号 ~PLAY』  出会い系サイトのサクラたちの話。

でも、引きこもりの女性を立ち直らせる目的もあって、引きこもりからの卒業、外出して家に帰ったときのお帰りなど、ちょっと心温まるフレーズのある話でした。(10点)


劇団鋼鉄村松 『MARK(x):まーくえっくす 』  悪の組織の女幹部エプシイに奴隷にされ搾取された引きこもり男ひろゆきが、労働の喜びを知り社会性を獲得したことで彼女に感謝し惚れ込んで、いくつものパラレルワールドを越えて恋を成就させる物語。

エプシイがツンデレで可愛く、悪の総統と正義の味方が禿げ方が一緒でお茶目、太ったひろゆき始めみんなひろゆき、単に面白いだけでなくストーリー性もあって素晴らしい作品でした。(12点)
TSUMI

TSUMI

スズキプロジェクトバージョンファイブ

シアター風姿花伝(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーハホリー☆
(^^)/ 9月21日(水)の夕方、目白で
[スズキプロジェクトバージョンファイブ]の、
【TSUMI】を観てきました☆
面白かったです。
映画「バタフライ・エフェクト」的な
要素を取り入れた傑作コメディ☆
いろんな笑いが、いたるところに!
そして、ラストが天才的にスゴい☆
観劇日記をブログに書きました。

スタンダード・デイ 騎士

スタンダード・デイ 騎士

無頼組合

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/08/05 (金) ~ 2016/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーハホリー☆
(^^)/ [無頼組合]の、
【スタンダード・デイ騎士(KNIGHT)】を観てきました☆
面白かったです。
大好きな「騎士(ナイト)シリーズ」作品のスピンオフ!
今回も、カッコ良くて面白い☆
私立探偵[風吹淳平]の周囲の人の物語が素敵♪
全公演、完売なのも納得☆
観劇日記をブログに書きました。

あたし、ミスぽんかん第3位。

あたし、ミスぽんかん第3位。

演劇ユニットちょもらんま

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

あの状況であの展開は。。。
今回は内容に触れるのでネタバレコーナーで。。。

ネタバレBOX

カギを忘れて部屋に入れないと云う状況。
そして、物語の全てがマンションの入口で展開。
時間設定は、おそらく夜遅く~朝方にかけて。

やはり気になってしまうのは
深夜の住宅街で、
人は、あんなにも絶叫したり、
大声で騒いだりするだろうか?という事。

「場所や時間設定」など
自分達の置かれている状況や
他の人間達との関係性などが
もっとハッキリ打ち出されると、
声の音量や
台詞の飛ばし方が変わってきて、
さらに面白くなるだろうな~と思いました。

あと「窓の鍵」が開いているのを
主人公は普通に認識していましたが、
となると、
最初から窓から入れば良かったのでは??と思ってしまいました。
割と根本的な部分だと思います。

性格の悪い、若くもない女性が
一晩の出来事を通じて、
成長していくストーリーはとても面白いと思いました!
次回公演も頑張ってください!!!
硝子の途(再演)

硝子の途(再演)

劇団ヨロタミ

あうるすぽっと(東京都)

2016/09/16 (金) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

教育に携わる方に観劇してほしい。
確かにイイ話だと思った。当事者も双方の親も、それにかかわりを持つもの全てに、背負ってしまうものが有り、それは決して消えないが、それでも前を向いていくことは出来る。ヨロタミさんらしい温かな作品。こういう作品を教育委員会や学校の先生方に、そして、子供を抱える親御さんたちにぜひ観て欲しい。多分子供達には理解できないと思う。幼い感覚では立ち直る彼らの気持ちを理解するまでには行かないと思う。しかし、子供たちが先生方をどう見ているか?如何に親が子供を見落としているか、それを知って頂くには良い作品だと思う。自分でも心当たりが有り、少々母としては痛い気持ちになった。

家族の基礎 ~大道寺家の人々~

家族の基礎 ~大道寺家の人々~

森崎事務所M&Oplays

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2016/09/06 (火) ~ 2016/09/28 (水)公演終了

満足度★★★

基礎ってそんなこと?
舞台美術や映像や小ネタを駆使した演出が素晴らしい。
六角さんのキャスティングもリアルな役者人生がかぶって面白かった。
ただ、プロットが滑稽洒脱で、大団円な終わり方に物足りなさも感じた。

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

劇団チョコレートケーキ

AI・HALL(兵庫県)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

終始重低音
天皇の生前退位という報道をうけての再上演なので、非常にタイムリーなお芝居です。内容は非常にタッチーなものだったので、観ている私は緊張の連続でした。終始重低音のお芝居という印象です。目の前で繰り広げられる天皇と政治家のやり取りは、本物の場面が眼の前で展開されているような錯覚に陥るほどのリアリティと迫力でした。

硝子の途(再演)

硝子の途(再演)

劇団ヨロタミ

あうるすぽっと(東京都)

2016/09/16 (金) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★

芝居自体は素晴らしい
芝居自体には全く問題なんてなく,初演も観ているけど,再演でも心に響く作品であるのだが・・・ これは劇団には関係ないことではあるが,開演して15分位過ぎたころか,係員に案内されて,自分の視野に入る席に変質者的風貌のおっさんが座った。ワーこりっち常連の皆さんからの嫌われ者のおっさんじゃねえかよ。服を脱ぎ,肌着になるわ,もぞもぞと落ち着きないわ,挙句の果てにでけぇ屁をこきやがった。久しく目撃していなかったのだが,とにかく汚いし,見苦しいし,臭いし,はっきり言って迷惑で不快です。こいつのせいで,観劇の満足度は☆2つは下がってしまいます。とはいえ,芝居自体は心に響く,考えさせられる素晴らしいものでした。こういう芝居こそ良い環境の中で観劇したかったです。

逆襲のFOOD CHAIN!

逆襲のFOOD CHAIN!

劇団Please Mr.Maverick

小劇場 楽園(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

これが第二回公演とは・・・!
この劇場では何度か拝見していますが、
観客席と舞台が非常に近いので迫ってくるものがありますね。
殺陣が素晴らしいし、なんといっても馬とライオン、
そしていつもの博士の演技が素晴らしい。
扉座の新原さんは、拝見したことのある役者さんでした!
再演という事ですが、第二回公演の脚本がこれとは、クオリティの高さを感じます。
これは、また演劇熱が再燃しそうです(笑)

ネタバレBOX

めまぐるしく人と動物の立場が入れ替わっていきます。
これが、いまの社会構造、問題点を鋭くついていて、
数年前に書かれたものとは思えず、
初演から台本はどれくらい直されたのか、気になるところです。
動物たちが喋るようになったら、人間は動物に権利を与えるしかない。
それで参政権を与えたら、数が多い動物が選挙で勝ってしまった。
肉食動物を表すレッド、草食動物のグリーン、人間がイエロー。
それぞれの種族間の損得や価値観の違いによって争いが起こります。
一番弱いと思われていたグリーンが、もっとも残酷な統治をする。
これは非常に着眼点がよくオリジナリティがあり、魅力的な話だと思います。
ROSE GUNS DAYS

ROSE GUNS DAYS

進戯団 夢命クラシックス

俳優座劇場(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

圧倒されました!
初日、観て参りました。圧倒されました!原作も原作者も、この舞台の台本作者も存じ上げないので、以下、今日の舞台を観た限りの感想です。
◆戦争をテーマにした舞台や映像作品は登場人物の生き死にに焦点を当てたものが多いのですが、この作品は個々人の生死よりも、戦争によって引き起こされる様々は事象を訴えてきています。特に日本人にとって戦争が何であったかという問いかけが、この作品の真のテーマであるように感じました。
◆日清・日露・日中と大陸で泥沼化した戦争を続けた後、東南アジアや太平洋にまで戦争を拡大し、初期の欧米諸国に対する戦勝、植民地の引継ぎ、アジア諸国の統治、敗戦・米軍による被占領、戦後の一部軍人の戦闘継続&旧支配国に残っての独立支援、敗戦国の国民、戦場を体験した軍人の心・ひいては戦勝国側の一方的な歴史感への疑問・・といったものを架空の物語設定、且つ御町内の裏社会の権力闘争というように矮小化してエンタメ作品の華やかな舞台のオブラートに包んで問いかけています・・いえ正確に言うと、そのように感じました。上演時間も異例の3時間という壮大な作品になっています。
◆私自身は、作品のストーリーが問いかける意味を味わうよりも役者の演技を観たいほうなので作品に対する際立った感想を持つこと自体が極めれて稀なのですが、今回ばかりはズッシリ心に食い込んみました。見る前は、もっとオチャラケタお話しだと思ってたものですから。
◆とは言え、やはり舞台は基本的にはエンターテイメントですから、そっちの話も少々...この舞台、カッコいい男性役者が揃っていることもあって今夜は女性客が多かったような気がします。私は男性なので、男性役者陣の活躍の話は女性観客の皆様に譲ろうと思いますが、役者陣は全体的にオーソドックスな正統派の演技でストーリーこそブッ飛んだ話なのですが、演技は極めてマットウで安心して楽しめました。一方、女性役者陣は安定した芝居できっちり演じてましたが、私が、この舞台を観に行くきっかけであったアマンダ役『伊藤えみ』は登場メンバー中最も派手な衣装を纏いながら心理的に複雑な芝居を演じる訳ですが、男を誘惑(?)する表情や役に合わせた声使いは、彼女の美しい顔立ちもあって説得力十分で、彼女にとっては新しいタイプの人物でしたが、今回も役柄が憑依するような変身能力を存分に満喫させて頂きました。実は、顔色も役に合わせて暗めのドーラン使ってるのかなとも思いましたが、後でロビーでお会いした時は、いつもの色白の顔色で、暗めの顔色は照明の効果だったのか演技による紅潮だったのか・・いずれにしても舞台上との印象差が大きいものいつもの通りでございました。それからステラ役の舞原さんもチョッピリ気になりまして、他作品でも見てみたいなあと思いました。
◆以上、初日の感想でございます。

恋とか愛とか(仮)

恋とか愛とか(仮)

広島ホームテレビ

ザ・ポケット(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

深夜のテレビ恋愛ドラマが舞台に
三十路の迷える女性達が織りなす4つのエピソード+α(厳密には男性主役が、そのうち1エピソード) 
それぞれの女優さんが総じて都会風の美女揃いで「あっそれ、ありそー」な状況と、本音トークの応酬が面白い。 
出ずっぱりの元戦隊ヒーローの役者さんもいい味だして貢献度大。 
ストーリーの先を観客が決めるシステムは、観る前にはいらないんじゃないかと思っていたが、絶妙なタイミングでジャッジタイムが始まりMCも上手く、あって大正解。楽しぃーっ! 
思いは同じようで小劇場では珍しいダブルコール。 
自分なんかは客観的目線で、ただ笑い転げていたが、同年代女性には感情移入するところが多いのでは。

エリザベート

エリザベート

東宝

梅田芸術劇場メインホール(大阪府)

2016/09/11 (日) ~ 2016/09/30 (金)公演終了

満足度★★★★

たいへん楽しかったです
東京公演が取れずに大阪まで出掛けてきました。一番のお目当ては成河ルキーニ。高嶋ルキーニも山崎ルキーニも観たことがありますが、どれとも違い、固定概念だったルキーニをぶち壊された感じがして鳥肌が立ちました。すごかった。
井上トートの安定感、古川ルドルフうまくなった、田代フランツ後半がたまらない、など種々非常に満足しました。蘭乃シシィは歌もお芝居もところどころブレるかな??と気になりましたが、個人的に花總シシィがハマり過ぎたからかもしれない。

歴史これくしょん〜歴これ〜

歴史これくしょん〜歴これ〜

乱痴気STARTER

Geki地下Liberty(東京都)

2016/09/13 (火) ~ 2016/09/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しい物語いい脚本
目の付けどころが面白く、わくわく物語を楽しんだ。やっぱり面白い脚本。
中二病的な大ファールの笑いが抑えられ間口の広い展開も良かった。
歴史と漢字で書かれると重たい気もするが(フライヤーは少々軽過ぎだけど)まさに中二の知識でついて行ける歴史上の偉人で展開され、
万人に判り易い事も良いところだと思う。ジョジョ臭は強かったけど。
太郎と章助のコンビネーションは実に痛快で面白い!
マーティとドクに並ぶコンビではないか?
またヘレン・ケラーの北村さん、ナイチンゲールのsayakaさんが
かなり振り切ってたのと、フォードとアンネのキャラの良かった。
まだまだ客層が偏ってる感じもありますが、
これからの展開にも期待しています。




ネタバレBOX

アフリカ系VIVIDのステージではなく、
山元脳内物語なのだからエロっぽいフライヤーでなくてもいいのでは?
物語の面白みが薄れ、
あのフライヤーで敬遠する人も居るのではないかと危惧する。ちょと残念。
イラスト自体は可愛くて良いのだけど(結構好き)、
「お子様にも安心」は手に取らないと判らないし…。
前作「時をかけるニート」以上に物語が判り易く面白い、
これまで以上に客層の間口を広げた作品だと思った。
…だけに、ちょっぴり残念。
セットは同じでしたけど。
ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』

ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』

ギア公演事務局

ギア専用劇場(京都府)

2015/10/08 (木) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

感動のヤス子ドール☆★
佐々木ヤス子さんのドールを観てきました☆★3回目のヤス子ドールも素敵すぎて、ラストはやっぱ泣いちゃいました(T_T)初めて2階席から観たけど、上から見下ろす感じが爽快で楽しめました☆★何回観てもいいお話ですね♪

秀山祭九月大歌舞伎

秀山祭九月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2016/09/01 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

「吉野川」に涙。
一幕見席で観に行って来ました。観られて本当によかった〜。
吉右衛門さんの大判事と玉三郎さんの定高が素晴らしかったと思います。互いの親子の情愛から悲劇へという物語に涙がこぼれました。

あなただけ元気

あなただけ元気

箱庭円舞曲

ザ・スズナリ(東京都)

2016/09/08 (木) ~ 2016/09/15 (木)公演終了

満足度★★★★★

重厚で爽快
いるいるこんな奴。ホント何故だか事情通なあの女、そう!ざいんだよコイツ。
つい身近な人間に当てはめて想像を膨らませ観ていた。
では、自分は何処に居たのだろう…。大きく直進的な波に流され漂うだけの人。
嫌だなと感じる事が、実は自分自身のことなんだろうな…。
多面的な人間と、画一的な組織を再認識させられた貴重で秀逸な舞台でした。
一見重そう物語も、観終わり軽く心地良さを感じたのは気のせいだろうか。
魅力的で素敵な役者さんが多く、引きつけられる舞台。

ネタバレBOX

多面的な人間と、画一的な組織を改めて突きつけられるような気持ち。
この社会に適応するには画一的で従順でなければならない。
それは誰ではなく見えない組織と言う呪縛であり、
その席に座るのは誰でも良い。なぜか映画の「ぼくの伯父さん」を思い出した。
スタイリッシュなシステムに淘汰されきれない、
人間的な熱い感情を持ち続けたい。
次回作!

次回作!

こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2016/09/16 (金) ~ 2016/09/18 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い!
「好きなこと」と「仕事」の垣根を低くし、新しいライフスタイルを模索するために集まった仲間の共同生活。「劇団こわっぱちゃん家」の”ロジカルポップのスタイルでアットホームな空気を作り出す”は見事に表現されていた。

自分の好きなこと、それが仕事になって生活できればそれに越したことはない。しかし世の中そんなに甘くないよ、という辛口も登場人物に負わせて描く。それでも仲間が居る、その共同生活の中で夢に向かって進む群像劇...次回作が楽しみになる?
(上演時間2時間10分)

ネタバレBOX

この在りそうな生活...共通しているのは「ネット投稿での生活」と「同じ家に住む」である。この仮想世界を通じて実生活をする、一軒家に住みながら日常会話(ゆげ坊・山藤桃子サン)が少ないという不思議さ。

ネット投稿する人(ニューチューバー)という耳慣れなかった言葉、しかしそこに居るのは紛れもなく人である。その一人ひとりに個性があり、その表れがネット投稿する内容の違い。簡単には成功しない(ユーザー登録が伸び悩む)という現実も描かれる。またこの共同生活者以外のニューチューバーも登場させ、その世界の広がりを示す。
漢字の「人」は背を向けるように2本の線が左右逆方向に払われながら、互いに支え合っている。この公演の設定そのものではないだろうか。

見せ場は、このニューチューバーたちのユーザー登録者数を競う雄武会なるイベントに向けて切磋琢磨する様子。そこに仮想の世界を描きつつ、その一方で、恋愛や生き甲斐などの人間臭さを観(魅)せる。この真逆のような設定は巧み。
役者は、登場人物それぞれのキャラを立ち上げ、その立場に応じた悩み・不安や葛藤を表現していた。

少し残念であったのが、次のところ。
イベントに向けた盛り上がりについて、その対象がバーチャルであるがゆえ、現実感(観えない)が伴わず緊張感のようなものが感じられなかった。
ラスト、米山(外山達也サン)は、ウルトラC的なネット投稿(物語)を仕上げたか、亡くなっている、という予想がつくような展開で、結果は後者となっていた。
タイトル「次回作」は亡くなった男への追慕のような...。

次回公演も楽しみにしております。

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