最新の観てきた!クチコミ一覧

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うつくしい世界

うつくしい世界

こゆび侍

駅前劇場(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

気になる
これだけ質の高いダークファンタジー大作を小劇場で手ごろに観られるのはコストパフォーマンス良すぎでしょ。 
政治が純愛に影響されるのはアニメっぽいかなと思いますが(アニメと同じニックネームを使っている自分が言うのもなんですが)その美醜隣り合わせの退廃的な世界観はたっぷり堪能できました。 
こちらの劇団公演は3度目で前々作「たまには純情」は家族を描いたハートウォーミングな良作【お客さん少なかったー】。 前作「やぶれた虹のなおしかた」は映画「転校生」のアナザーストーリーの様で自分的には名作中の名作【満員御礼】で毎回アプローチが違うのにそのクオリティーはかなり高い所で安定しています。 
なのに今回、席には結構余裕があり観客数が安定していないのが、すごく気になりました。(こちらは当日の観客数にあわせて席数を用意してくれます) 
ゆったりとした空間で観る事ができ、ありがたいのですが、こんなに良質な公演なのに、なぜに?と、どうしても思ってしまいます。実際勿体ないですよ。

チャンバラ音楽劇幕末スープレックス

チャンバラ音楽劇幕末スープレックス

劇団子供鉅人

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/09/17 (土) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

爆松
幕末のエネルギーに溢れていました。

ネタバレBOX

幕末の混乱に翻弄された三姉妹の波乱万丈な生き様や世相を猥雑に、見世物小屋的に描いた話。

ええじゃないかなど幕末のエネルギーに溢れていました。

梅、竹、松の三姉妹は、父親の借金が原因で武士の妾、女郎、女相撲の相撲取りになりました。妾同士に決闘させる武士の道楽、賭けがあったという設定は新鮮でした。
『シーチキンサンライズ』『幸せな時間』

『シーチキンサンライズ』『幸せな時間』

T1project

小劇場B1(東京都)

2016/09/14 (水) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

幸せな時間
良い内容なのですが、私にはこの内容でこのテンポで2時間ちょっとは長かったです。盛りだくさんという感じで、ちょっと疲れました。好みの違いはあるでしょうが、1時間半位にまとめた方がどなたにも伝えたいことがすっきりと伝わりやすいように思います。思いは解る気がしますが、作家の自己満足にも思えてしまいます。

天召し-テンメシ- 【第28回池袋演劇祭参加作品】

天召し-テンメシ- 【第28回池袋演劇祭参加作品】

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★

2時間が早かった!
将棋はまったく分からないので難しい話かなとは思っていたら 人間ドラマが濃くて非常に楽しめました。
刹那的に生きる義父とその義父とした約束を守る少年・・そこに胸が締め付けられる・・・祭壇のセットにも驚かされました。

いつまでも居ると思うなよ♡

いつまでも居ると思うなよ♡

劇団ふくらはぎ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2016/08/26 (金) ~ 2016/08/27 (土)公演終了

しまった!
ごめんなさい。見逃してしまいました。うっかりしてて。以後気を付けます。

うそつきにつき

うそつきにつき

空想実現集団TOY'sBOX

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/09/22 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

はじめての
友人に誘われてToy's BOXさんのお芝居を初めて観に行きました。
観てみてすっかり引き込まれてしまいました! 楽しい人たちだよー、と言われていたのですがそれもなんだか納得の、とても楽しい舞台でした。90分がとても短く感じられました。あんなに笑ったのは久しぶりです。同時に観終わってしばらくはタイトルも含めて様々なことを考えられ、二度楽しいという感じでした。

ネタバレBOX

ストーリーの全てが繋がる感じ、巻き込まれていく感じはどこかミステリーチックで、先を知りたくなるような楽しい90分間でした。
パンフレットに書かれていた「一話を見るような気持ちで。」というのはこのことか!と。そう思えばどこかテレビドラマやアニメのような演出が多かったのも納得です。
また、舞台にいるキャラクター(一番最初の団長さんも含め)が大変魅力的でテンポのいいやり取りは思わずくすりとしてしまいました。個人的にはウララ様のどこか憎めない悪役ぶりと桐生院先生の存在感は次に出てくるのはいつだろうと楽しみにさせられました!
自らの語彙力がないことをここまで恨んだのは久々と思うほど、言い尽くせぬほど楽しい時間過ごすことができました。ぜひまた別の舞台も観に行きたいです。楽しい時間をありがとうございました。
The Light of Darkness

The Light of Darkness

大川興業

ザ・スズナリ(東京都)

2016/09/22 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

神経が集中する
暗闇演劇は2度目であるが、何回観ても面白いと思わせる。前回は、長時間(2時間)暗闇が続くので、暗所恐怖症の方などはご遠慮下さいという注書が気になったが、今回は公演に集中できた。
観えないことが当たり前なので、台詞や時々薄明かりになった時に観える演技が研ぎ澄まされた感じ。もちろん、描かれる内容も鋭く観応え十分である。
前回も書いたが、これをDVD化しても面白味は伝わらない。実際劇場で体験するしかないのが残念であるが...。

ネタバレBOX

新潟県にあるリゾートマンションが舞台。舞台セットはむき出しの鉄パイプのような造作物。突然暗闇になって...。以降、セットは殆ど目にすることはない。
3つの話がしだいに収斂し、最後には心温まるような大輪を咲かせるような物語。

 第1話。バブル期のマンションは売れ残り、住居者も疎ら。ゴーストタウンのようなマンションにいる売れない芸人の不安と焦燥。一方、その物件部屋を安く買い叩き、いずれ高額で売ろうとする強かさも垣間見える。2人の体外形に蛍光テープが貼られ、動きがコミカルに見える(ガイコツのよう?)。
 第2話。学校でイジメられ、屋上から自殺しようとしている学生と担任教師。校長は、学校はもちろん担任教師にも問題はなかったと(管理)責任回避。そして回り回って教師も自殺を図ろうとする。この2人の体の中心が光っており立ち位置(屋上と校庭か)が確認できる。
 第3話。既婚男性の妻と愛人との間で心が揺れ動く、というよりは優柔不断な態度が招く悲劇。愛人が癌になり妻が身を引くことにしたが、実は妻も末期癌で他界...その心情を知った男の号泣。この男が所持しているのが妻と出会った(スキー場)救命ロープが電飾に光る。

光の位置が時間軸として描かれるようだ。この3話は過去、現在、未来という異なった時間軸にあるようだ。そして、これらの話は交錯し一つの話を紡いでいく。
途中に男全裸の電光映像が紗幕(暗くてわかりにくいが)に映し出されるなど、大川興業らしい笑いも挿入されるが、全体的に深みのある内容で…。

次回公演も楽しみにしております。
センチな秋。

センチな秋。

東山遊園株式会社

星が丘テラス WEST 1階(店舗内)(愛知県)

2016/09/20 (火) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

センチな秋。
星が丘テラスのお店が舞台!とってもオシャレな場所で行っているんですよ~(*'ω'*)ウエルカムドリンクもありました!しかも、ザ・キッチンの「るるビオ」のワイン!美味しかったです☆
コミカルでテンポよくお話しが進んで面白かった~(^O^)星ヶ丘三越や星が丘テラスの話題もたくさん出てきて、楽しかったです!!まだ観ていない人はぜひ、観てみてください~!10月2日までです♡

逆襲のFOOD CHAIN!

逆襲のFOOD CHAIN!

劇団Please Mr.Maverick

小劇場 楽園(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

興奮…!
役者さんの演技が熱い!照明もとても綺麗でした!
話はほとんど変わっていない(と思う)のに、初演とは別物です。
なんかもう、すごく良かった。
殺陣もかっこよかったし、それぞれの役者さんに存在感がありました!
エンターテイメントの上に考えさせられる、優れた作品だと思います。

ネタバレBOX

劇場も合っていたのかもしれません。
初演も拝見していますが、せまってくる迫力が全然違いました。
けっこうな雨で、ちょっと出かけるのが憂鬱だったんですが、
観に行って本当に良かったです。
終わったあとも興奮が醒めず、頭の中でこの話についてずーっと反芻していました。
動物が本当にしゃべったらどうするかな、とか、
しゃべったら人間は本当に動物に権利を与えるのか?とか。
でも動物愛護団体は絶対動くと思うし、博愛主義の人たちもそうだろうし、
意志があって言葉をもっていたらむげにはできないなあ、とか。
選挙権は、たしかに難しいかもしれないけど、話がおもしろいので
エンターテイメントの一部としてすんなり受け入れられました。
さすがにライオンはわかるだろ、と思いつつ(笑)たぶん毛むくじゃらだし。怪しいし(笑)
草食動物の気持ちになって考えたら、肉食動物も人間も、捕食者だなあ、とか。
そしたらやっぱりティオを一概に責められないですよね。
人間だって、同じ立場なら、敵を倒して平和を手に入れようとすると思うし、
最後のシーンのティオが軍隊を作ろうとしている話で、
力をもったら動物も人間と同じことをするのかもしれないなと思いました。
まだぐるぐるしていますが・・・深い!
まとまりがなくなってすいません。
とにかく、本当に面白かったです!
【公演終了】CONNECT 『ご来場ありがとうございました!』

【公演終了】CONNECT 『ご来場ありがとうございました!』

劇団C2

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★

苛苛
世界観は結構好きな話なのだが、その世界に落とし穴的な説明不足が多い。登場人物も、人と鬼、どちらのものなのか?はっきりした見分けがない。そして、何よりイライラするのは「美意識」の足りなさ!以前拝見した時より、女性陣はレベルアップしていた(役によっては足りないものがあるが)、しかし、男性陣の衣装がひどすぎる!こういうファンタジックなものでは、やはり衣装はものを言う。中途半端な丈のジャケット、くたくたのシャツ、ありえない位置のベルト、体型をカバーするのではなく、体型を崩してしまう衣装と着こなしには終始イライラさせられた。更に言えば、二年前に観た時から演技力の成長があまり見受けられない。あと、殻二枚破るくらいの表情が欲しい。

チャンバラ音楽劇幕末スープレックス

チャンバラ音楽劇幕末スープレックス

劇団子供鉅人

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/09/17 (土) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ええじゃないか!
浅草の仲見世のような、どこかチープな華やかさ、賑やかでたくましく、遊び心に溢れている。登場人物の表情が良く出ており、くだらなさ満載なのに、惹きつけられてしまう!これだけ強気の馬鹿騒ぎ、ええとじゃないかと拍手した。個人的には花魁の動きの良さ、お松のイキイキした表情がとても好きだ。

オオカミ女子

オオカミ女子

Makers

astratto(大阪府)

2016/08/26 (金) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

新奇なお化け屋敷、女子の恐ろしさ堪能!
チラシがとっても怖そうだったので…。

新奇なお化け屋敷との事でしたが、廃工場跡を利用したホラーアトラクション的な、生の演技と映像を駆使した内容。

嫉妬、扇動、欺瞞、嘘を嘘で固め、
被害者なのか加害者なのか、女子の恐ろしさ堪能!

ドキドキしたけど、恐がりの私でも大丈夫でした。

30~40分ほどの生の演技+映像を十分楽しめました!
これで500円はお得!

春よ行くな、

春よ行くな、

悪い芝居

京都芸術センター(京都府)

2016/09/22 (木) ~ 2016/09/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

とりあえず観に行ってほしい作品
初演が好きだったので、今回も観劇させていただきました。
初演を振り返っているようで懐かしい気持ちもありつつ、新たに変更が加わった部分も含め、やっぱり良い作品だなと思いました。
常に暴れているようで、繊細な感情のやり取りが、役者さんの演技力もあって、こちらの息を止めにかかっているかのようでした。
演技、舞台美術、生演奏の音、全てが良い形に合わさって、1つ1つのシーンが芸術的にすら感じました。
見ていて色んな意味で惹き込まれる作品です。
この空気間の悪い芝居が久々に見られて、嬉しかったです。
最近の悪い芝居しか知らない方にこそ是非見てほしい作品です。

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

燃やせ刑事魂
何が正義で何が悪なのか、何が正しく何が間違いなのか・・・考えさせられる作品でした。
1時間の中に、笑いあり・アクションあり・涙あり、色々な物がギュッと詰まった作品です。
この1本だけでも見る価値がありますが、全4本、話がリンクしてるので出来れば全て見て頂きたい作品です。

平日の天使、その他の短編

平日の天使、その他の短編

キコ qui-co.

Ito・M・Studio(東京都)

2016/09/20 (火) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

Aプログラム観劇。
受け付け、開場は開演30分前。

会場は坂を上ったあとに路地を右折するのですが、
入るべき路地に看板が置いてあるのも親切でした。

Aプログラムは休憩込で150分。
(『ミートソース・グラヴィティ』『赤猫の舌』+休憩10分+『平日の天使』)

Bプログラムは後日観に行きます。

この上演順、にくい。
すごく面白かったです。
役者さんも作品ごとに様々な姿(表情・性質など)を使い分けていて、
終演後「同じ役者だったのか!」ってびっくりするような人もいました。


特に『赤猫の舌』は観劇後「2回観たいなぁ」と思ったので、
Bプログラムでも上演されるの嬉しいです。

彼らが内に秘めた、「狂おしいほどの愛」を
自分だけひっそりと透かして見ていたら、
そのまま自分の中に通じていた、というような体験でした。

ネタバレBOX


>『ミートソース・グラヴィティ』
阿佐ヶ谷の商店街にある「ミー○屋」に行きたくなりました。
コントのようだなぁと思っていたら、後半の展開が切なくて泣けました。
小栗さんの笑顔からとてつもない時間を感じました。

>『赤猫の舌』
「イバラキ」の存在感の笑いと重み、衝撃的でした。
赤い服の女性とギターを弾く小栗さんという初っ端の絵面で
小栗さんが作・演出した別団体の『おつきさまがついてくる』のことを
ふっと思い出したのですが、似て異なる…でも
底にある感覚的なところで同じものを感じる世界観だなぁと思いました。
作中の世界観はとても冷たい設定なのに、
人間の温かみや肉感的な表現で役者さんが世界を構成してるのが
面白かったです。

>『平日の天使』
相手に触れなければ基本的に発症が分からない、という病を
役者さんが具現化させる様に
「演劇って、なんて面白いんだろう!」と思いました。
(客席は演者に触れられないから、彼らの説得力が命)
『ミートソース~』で見せた笑顔と同じ顔で、まったく違う性質で、
一番遠いけど一番身近にある恐ろしさかもしれないな、などと思いました。



↓以下は自ツイートの転載↓

人の目に見えないものを、役者の芝居でそのように見せる感じ、
感覚を言葉にするセンス、表情。ドキドキする。
愛と欲、本能と理性の境界線を刺激された。
作品ごとに違う人間になる役者さん達スゴすぎ。

Aプログラムは3作で150分。全然、そんな長さを感じなかった。
パイプ椅子のクッションも厚かったし。
あることばが、劇場を出たときにタイミングよくその通りだったので、
この時に観に来た自分を誉めたい。
(追記:雨が止んだ)
利己的な愛情を否定しない所が好き。
『平日の~』の彼女(追記:マリ「感染しててほしい」)の台詞、至言。

人を好きになった時の、
情緒不安で幸せで破滅的なあの感じを味わえるのがキコ/qui-co。
『ドリームランド』『ラット13』と観てきて今日やっと確信した。
あと『赤猫~』あの声どこから出てるの!? って感じだった。
女優さん達、ピュアなのも、夜を想像させる色気も、
どっちも持っててスゴイ。
(追記:『ドリームランド』は別団体での上演で
厳密にはキコ名義じゃないけど…)


小栗さん、ほんと超いっぱい出てた。
そしていろいろな感情が取り揃ってた。
3編のうちどの小栗さんが好きかなんて…言えない…
(強烈に好きな役があるけど、はげしくネタバレに抵触する)
(追記:『 ミートソース~』の誠一さん、すごく好きです。)


炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

4本観る事をお勧めします
「燃えよ映画魂!2016ver」 「燃えてヒーローショー!」 「炎の戦士バーニンガイvs魔法少女プリティーモモ」 「燃やせ刑事魂!」 4本と、熟年バージョンも全部観ました。何度観ても見足りない。細かいネタもあちこちに散らばっていたり。爆笑し、ホロリとさせられる。今日(22日)の公演で撮影可能会も終わったので、これからは自分の目で集中して観劇します。あと1回づつしか観れないのが辛い。通常公演と違い1時間と短いが、美味さ凝縮している感じ。ぜひ観て欲しいです!

覇道ナクシテ、泰平ヲミル【偽蝕劉曹編】

覇道ナクシテ、泰平ヲミル【偽蝕劉曹編】

劇団ZTON

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/09/22 (木) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

再演されるごとに洗練される、ZTON流三国志!
受付・開場は開演の30分前。
上演時間は、途中休憩なし2時間10分。

客席は横に広く、アクトエリアも上下左右に広く使った方式で、
迫力の殺陣と
キャラクターと世界観を一望できる「ACT」と呼ばれる一連のシーン、
大小さまざま散りばめられた伏線と格好いい見せ場、笑いどころなど
飽きることのない時間でした。


覇道泰平シリーズは2作だった初演から拝見しておりますが、
1作にまとまった2015年版の「そのまま再演」ではなく、
役者さんに合わせてキャラクターの性格が変化していたり、
セリフは同じなのに
語調や表情でまったく別の言葉のように聞こえるようになっていたり、
新たな楽しみがありました。


こりっちフォームから事前に予約していると
劇団から当日に案内メールが来るのですが、
席の種類や空調の具合、
当日の天候についての言及(傘立てがある等)もありとても親切でした。

自分は2公演予約しているのですが、
内容把握は1回で満足できる描かれ方です。
でも、どうにかもっと追加観劇できないかな? と思うくらいに
何度も味わいたい魅力的なキャラクターと世界観でした。

ネタバレBOX


今回は「劉曹編」と冠されている、劉備と曹操が主軸となる話。

劉備役と曹操役の役者さんの芝居力と客席に与えてくるイメージが
天秤…あるいはコインの裏表のようにバランスがとれていて
すごく良かったです。

若干、BGMの音量と役者さんのシャウトが混じって
不明瞭な部分もありました。


↓以下は自ツイートの転載↓

再演を重ねるごとに本当に文字通り研ぎ澄まされていく
為房さんをはじめとした皆さんの殺陣! 
あとキャラクターの掘り下げもどんどん深くなって、
見せ方もさりげなくとディープにとが混在してて楽しい、
ほんと東京でコレ観れて幸せ…!


平野くんは
全覇道泰平張飛のなかでいちばん(ピー【ネタばらし:おばか】)だよ!!!(笑
めっちゃ良いもの観た


黄龍ちゃん代々可愛いんだけど
「可愛いってこんなにいっぱい種類あるんだ!?」って感激した。
炎龍さま…白いすてらさん、美しすぎた。
某台詞、いままでの炎龍の印象とは決定的にちがう言い方だったなぁ。
董卓一行今回出てきた瞬間に惚れたわ。
同中(オナチュー)感ある関係性

ZTON、速さもあるけどそこに乗せたストーリー云々って感じのことを
開演前にツイートしたけど、速さもやっぱりすごかった。
今回、王子の舞台をとても広く使ってる…! 
ここの劇場は団体によって、
客席入った瞬間に方向感覚めっちゃくるうね。
前で迫力を体感するか、後ろで世界を楽しむか悩む

『覇道ナクシテ、泰平ヲミル【偽蝕劉曹編】』で
「知恵がまわるものが生き延びていくための術(すべ)」を観てほしい。
ほんと、今回の「彼」の生への執着を観てほしい。
まだ初日だから明かすの悩んだけど言っちゃうね。
後半の関羽の生き方。血が冷える。
(追記:劉備の話を聞いているとき、
両側の二人の疑念や怒りをおさえようとしてるような仕草、壮絶な笑顔)

初演再演を経ていろいろ追加要素があったり、
逆にスパッと、見せる部分を語りに変えたり他のキャラに託したり…
ブラッシュアップってこういう事なのね、と実感。
笑いどころも客席だいぶウケてて、
笑わせ方愛され方がどんどん巧くなってる。
張飛の某発言(追記:義勇軍のくだり)がツボにハマった。あれウマいわー!


作中の、龍達の舞からの一連のシーンは
ZTONでは「ACT」と呼ぶらしい。
今後の展開や、世界観などをぎゅっとおさめた見ごたえある部分。
今回は龍と各勢力の関係の中に、伏線や各キャラの心情が描かれる。
全体見るつもりだったのにうっかり董卓軍を注視してた(笑) 
呂布の表情、雄弁でした。

耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ~龍馬ト十四人ノ志士~

耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ~龍馬ト十四人ノ志士~

企画演劇集団ボクラ団義

HEP HALL(大阪府)

2016/07/23 (土) ~ 2016/07/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

重厚
初演はDVDのみ観劇。そのときよりも重厚で洗練され、二年の月日が劇団自体を大人に引き上げたと感じました♪失礼ですが。
プロジェクションマッピング 殺陣 舞台セット ダンス 無声芝居

シーンをあげるときりがなく、龍馬と慎太郎の散りゆく様の何と切なく 熱く 愛しいことか。
堪能しました。



『ニュー俺ラップ~韻フンデミル?~』/『心優しき野郎ども』

『ニュー俺ラップ~韻フンデミル?~』/『心優しき野郎ども』

すわいつ企画

テアトルBONBON(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★

『ニュー俺ラップ~韻フンデミル?~』を観劇
コメディながらラップ中心の感動話に仕立てた
約1時間50分の作品

でも何というか
まったり進む感じと
いろいろと突っ込み処の多いストーリーは
コメディとはいえ今ひとつ感ぬぐえなかったかなぁ

舞台セットは綺麗で
けっこう楽しい登場人物を出してるんだけど
何か使い切れていないという感が強かったっす
・・・いろいろと残念だったかなぁ(ー_-;)
もったいないなぁ・・とも

ネタバレBOX

東京カンカンブラザーズ劇団員さん日替わり登場
9/22(木)14時 濱田嘉幸・小久保英明 さんは「スパゲッティ刑事」として登場

話は さえない中年の親父さんが娘に嫌われつつも
幽霊の女房とか やっと決まった就職先で幸運が続いて
ラップで幸せになる話しです(ざっくりです~(^^)

2年前に死んで幽霊となって夫=主人公の前に現れる妻
結構おいしいキャラですが死因とか出てきたときの状況とか
使えるネタぜんぜん使ってないのが残念・・・・
他にも根底には昭和レトロな笑いが散りばめてあって
客層とズレガあるなぁと感じました
(吉幾三の話ネタとかモロモロ笑い声出なかったっす)

愛娘の好きな彼氏は悪役さんから借金があるのだが
何の借金かさっぱり説明無し・・・これは語らせないと
物語へののめり込み具合が異なるよなぁ・・・

ラップの表現は工夫があって上手かったかな

バイトリーダーさんはキャラおいしかったが
なんかイマイチ弾けきってないかなぁと

せっかくのラップバトルで「8 Mile」ネタが出てないのが
何かとっても残念で ひたすら昭和な笑いレベルはちょっと~と思えたデス
炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

炎の60分シリーズ 4本立て一挙公開祭り

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/09/15 (木) ~ 2016/09/26 (月)公演終了

満足度★★★★

映画魂あふれる
燃えよ映画魂!と燃やせ刑事魂!を観劇しました。4リンクストーリーズと銘打っていますが、映画魂は、4つのドラマの主役たちが各々がそれぞれ主役であることを主張するメタ的なところから始まりますが、やっぱり特撮的な物語になって、でも本編の主役はヒーローじゃないところが。もう一本の刑事魂は泣かされます。特捜最前線的なテイスト。まだ観ていないヒーロー物、魔法少女物、恋愛ドラマ物にも期待大です。

ネタバレBOX

刑事魂以外は再演で、DVDで観ていますが、テイストが変わっていて面白い。しかし、「映画魂」熟年バージョンのアラフィフ魔法少女は採点不能。僕には有りですが。

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