
はたらくおとこ
阿佐ヶ谷スパイダース
本多劇場(東京都)
2016/11/03 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★
次から次へと
劇も劇団も初見。
まともな人物が誰一人出てこない劇は数あれど、よくもまぁこんなにたくさんそこかしこに人間関係やらトラブルやらバラ撒いて、それでいて面白くてちゃんと収拾していっているものだと感心。140分飽きる暇がなくあっという間だった
最後は観ているこちらもえづいてしまいそうな時間がちょっと長かったけど、全体的に見れば伏線の回収やキャラクターもしっかりしていて楽しい公演だった

量子的な彼女
NICE STALKER
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/11/19 (土) ~ 2016/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
花四つ星
基本的に文系でも分かるように作られているから、心配しないで観劇すると良い。但し、物理学の分かっている人々には、Wミーニングで読めるように作られている。

お願いだから殴らないで
MacGuffins
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了
満足度★★★
熱量の高い舞台
物語は悲運な男が織りなす家族愛なんだろうが、
凄まじく熱く燃えたぎる舞台に圧倒され、物語が入ってこなかった。
主役のお父さんをはじめ一人一人の役者さんは魅力的で素敵なんだけど、
あまりの熱量に飲み込まれてしまった。
舞台セットが何もないだけに想像力が膨らむ。
様々な情報を飲み込むのに必死になってしまったけど、
もっと気楽にのんびりと楽しめば良かった。
力を入れず広角的にみるとよいのかもしれない。
とりあえず、車の中で「やったー」と叫んでみた。

こい!ここぞといふとき~男色道中膝栗毛~
ポップンマッシュルームチキン野郎
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/11/17 (木) ~ 2016/11/21 (月)公演終了
満足度★★★★
しっかりふざけている
開演の1時間前から、劇場では男色バーが開店して飲食販売。オカマ姿の団員たちが席誘導などする光景が。PMC野郎は開演までの時間も楽しめるのが凄く良い。
劇の内容は、愛する人たちを探しに行くロードムービー。だけどPMCが演るんだから当然ふざけて、かき混ぜて笑いっぱなしの内容。
メチャメチャなようでいて、演技や筋がしっかりしているので遊んでもスレスレを攻めても安心して面白がれる部分があるのかと。
PMC野郎は毎回、差別や偏見、キワキワのネタを織り交ぜてくるのだけど、本公演はそのギリギリのラインコントロールが上手く行っていたように思えた。
ある漫才師が言っていたが、ギリギリのネタに対して、客がひくかひかないかは結構バラバラではない、ある程度の社会常識というか、その社会の良識的な部分があって、そのラインを超えたらちゃんとひいてくれるというある意味の信頼感があるという。
今回のようなバランスで、観客を信頼して遊びまくって欲しいと思った

風車〜かざぐるま〜
ものづくり計画
萬劇場(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了
満足度★★★
徹底した方言指導による全編広島弁の台詞。リアルな世界観。という触れ込みでしたが・・
広島方面は~尾道に4年ほど暮らしていたので違和感無く聞けましたが
もう少し「じゃろ」「じゃけん」の発音は低かったかなぁと記憶してます
(男女の区別なくね(^^)
でもなぁリアリティは薄く感じたですよ~
(前作1・2は未見です)
風力発電の健康被害の話はあるけど
建設前に場所とか検討してないのかなぁとか
風車型でなく蝋燭の炎のような高速型の羽風車もあるだろうし
?だった=説得力が いまいちに思えたです
島の小学校は既に休校?廃校?という話ですが
どっかの漫画話でしたが
1度そうすると再び学校立ち上げるのは大変なので
親戚の子を・・と転校させて
次々と いじめとか家庭の事情で馴染めない児童を受け入れ
小学校を存続させる話しあったし・・
簡単に過疎化で学校閉めるのは・・とか思えた
また島への移住話で
やっとこさ1組の夫婦が来るという話は・・・
現実的に戦火の無い平和な日本に移住したいという
外国の方々の話があると聞きます
そ~ゆ~話が無いのが残念だった
いろいろ前半でのドタバタが
漫画的でいまいちに感じ
ラストの方で盛り上げるなら
もう少し前半のリアリティもしっかりした方がと思えた
約2時間の作品

『TERU TERU!』『焦土』
APAF-アジア舞台芸術人材育成部門
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2016/11/19 (土) ~ 2016/11/20 (日)公演終了
満足度★★★
ユニークさは評価できるのだが・・
説得力がいまひとつかなぁ・・と感じました
表現したいことは理解できるんだが
何か感性のズレを感じたです・・
まぁあたりまえといえば
あたりまえなんでしょうが・・・・
各作75分に30分の休憩はさみ
休憩中に次作の舞台セット作成してましたが
特に緞帳下ろすこと無くにオープンでやってたです
・・・次に何がくるのかなぁ という
ドキドキ感は無くなるので やめた方が・・とか思ったですよ

ベッドトークバトルS
ショーGEKI
小劇場B1(東京都)
2016/11/19 (土) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

「タラとレバ」
劇団milquetoast+
あさくさ劇亭(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★
茨城と東京
浅草で茨城ver.と東京ver.観てきた。
茨城→東京の順で観劇。
スタンダードと言われてた東京ver.。しかし個人的には茨城ver.がスタンダードに見えた。芝居か現実か?色々と引き込まれて面白い作品だった。後に東京ver.観て、ラストが変わってた・・・あれはズルい。切なくなり泣いた。人生について考えさせられる作品の1つとなった。

虚ろの姫と害獣の森
合同会社シザーブリッツ
新宿村LIVE(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了
満足度★★★
展開が飽きない
ファンタジーコメディでフィンとウツロがメインで、
フィンがウツロに「物語」を話すことで色々と展開があります。
衣装が凝っていて、フィンは姫でもアイドルっぽいかわいい感じの衣装でした。遠くからでも華やかでした。
途中から若干シリアスな展開がありますが、
そこからも笑いと予測できなかったアクションがあり楽しめます。
ピーターパンな大野さんが爽やか過ぎて面白かったです。
爽やかすぎてうさんくさくもあったのですがそれも狙ってのことっぽいです(笑)。
伊東一人さんは身長も高く、昔のヤンキーキャラっぽかったのですが、
普段以上に鍛えて体型から役作りをしていたようで
動きと演技に説得力がありました。

風車〜かざぐるま〜
ものづくり計画
萬劇場(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/27 (日)公演終了
満足度★★★
クドくて堅い
総じて頭でっかちな作りでコメディタッチのシーンでも全く笑えないクドい演出の繰り返しに辟易した。
色々と回収できてない箇所が多く薄っぺらで、これではちっともいい話になっていない。エンターテインメント作品としては楽しめなかった。

天使も嘘をつく
燐光群
座・高円寺1(東京都)
2016/11/18 (金) ~ 2016/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
演劇は現代を写す鏡で有り続けられるのか
映画と言う題材をモチーフに、ドキュメンタリーを撮り続ける監督とその舞台になる島と人々を追う。
現実社会、疑問を感じながらも平穏に暮らす自分にとっては、世の中の変化は、舞台を見ながらも感じるが対岸の火でしかないのかもしれない。
ただ、物語の中で俳優は当事者として叫ぶ。
それは、作者が実際に足を運び見てきた景色なのだろう、何が正しいのかなんてわからない。ただ、これだけは間違っていると言えると、作者は言いたいのではないか。
迷いながらも、声をあげて、今、進むべきなのだと言っているのではないかと自分は個人的に感じた。
面のない集団ではなく、確かな個人として、僕らは日々何かをかんじ、叫びたいはずなのだ。
公演を重ねるなかで、より色んな事を感じ迷い探すに違いない
。後半のステージがまた、楽しみ。

こい!ここぞといふとき~男色道中膝栗毛~
ポップンマッシュルームチキン野郎
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/11/17 (木) ~ 2016/11/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
平日の昼間っから
平日の昼間なのに、どうしてあんなに集まれるのか!仕事はど〜した。学校はどうした!まあ、私も人のことはとやかく言えないんだけどさ。
最近は、規模の大きな公演が続いてましたが、たまには核となるメンバーによるアットホームなステージもいいですね。楽し過ぎた♡

こい!ここぞといふとき~男色道中膝栗毛~
ポップンマッシュルームチキン野郎
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/11/17 (木) ~ 2016/11/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
観客の大半が女性になっていた
千穐楽を観劇。この作品は前回の再演を観ているが、大幅改変し設定も役柄も変わっているので新しい作品のように観ることができた。そして面白い。
一見、馬鹿なことをやっているように見えて、実はよく練られた緻密なギャグの応酬と、それを笑いや涙に昇華させる卓越した役者陣の演技力があるからこそ、この劇団は人気を維持することが出来るのだろう。
それにしても観客のほとんどが女性というのは驚いた。下ネタ満載なのに。
終演後のイベント、ポップンダイナマイトも含めて高評価。

「タラとレバ」
劇団milquetoast+
あさくさ劇亭(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了
東京バージョン
東京公演の東京バージョンを観劇(?普通だ)。
ラストシーンを加えたことにより全体のまとめを図ったわけだが、そういう意味では最も観やすいバージョンであった。
タラとレバの設定と演技が世界観に合っていたように思う。

酔いどれシューベルト
劇団東京イボンヌ
ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)
2016/11/15 (火) ~ 2016/11/18 (金)公演終了
満足度★★★
Aチーム
生演奏に、声楽家の素敵な歌声で、楽しめました 。
場内は、大爆笑ではないが、何度も 笑い声に包まれた。
が、コメディと言える程では無い。。。
初日だったので、仕方ないと思いますが、テンポと間が、もう一つと感じてしまいました。

「タラとレバ」
劇団milquetoast+
あさくさ劇亭(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了
茨城バージョン
東京公演の茨城バージョンを観劇(ややこしい)。
タラとレバという不思議な存在が主人公の意識の底をかき乱す。加えてチノセイの正体が明かされるまでの過程を各バージョン独特の手法で語られる。
フィクションとノンフィクションの境目が見られたが、その処理がし切れていない部分があり、ややわかりにくくなったと思う。

冥途の飛脚
人形劇団クラルテ
近鉄アート館(大阪府)
2016/10/29 (土) ~ 2016/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★
愛ゆえの嘘と男の意地…、付き従う梅川の愛が一途
近松門左衛門の作「梅川・忠兵衛」、初めて拝見しました。
惚れた遊女・梅川を守るためについた嘘が嘘を呼び、
男の意地が一線を越え、
冥途への一本道しか残っていない忠兵衛。
冥途への一本道と分かっていないがら、その愛を受け入れ、
付き従う梅川の愛が一途で、せつない。
新口村で、友情、親子の愛情、夫婦の絆、を感じました。
セットも人形も豪華。
見応え有り!

リボルバー
オフィスコットーネ
APOCシアター(東京都)
2016/11/18 (金) ~ 2016/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
埋もれた小劇場脚本の発掘
オフィスコットーネと言う小さな(だが実績も歴史もある)演劇製作社が大阪の小劇場の大竹野正典の義侠を再発掘している。本人は09年になくなっているので戯曲から入るというしゅほうそのものが小劇場としては非常に珍しい試みだ。、生きていればこその作者、演出家が小劇場と思っている人も多いが、こうしてみると、埋もれている小劇場のいまも使える本はある。今回の演出は伊東由美子。なつかしや、離風霊船の作演出だ。この劇団のホンも「ゴジラ」などやってみると面白いのではないか(どこかでやっていたようにも思う)。大竹野は全く東京ではやっていなかった作家、小劇場なのでコットーネの公演で初めて知った。「山の声」は、あまりのストレートな作りに大阪の小劇場にもこんなのがあったかと、感動した。今回の「リボルバー」はかなりコメディ風のつくりなので「山の声」とは違うが、つまらない新作よりはいい。大阪らしい笑いがきついが楽しめる。役者はさすが、三田村周三、伊東由美子の大姉御ぶり、若者の辻井彰大、池田智子は若さで行ける。中年夫婦三組にいますこし粒だった人がいるともっと面白かったかとも思うが、それは千歳船橋の出来たばかりのスペースの公演としてはないものネダリだろう。70人くらいのスペースが月曜夜の公演なのに満席だったのがよかった。

さようならば、いざ
ONEOR8
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/23 (水)公演終了

今だけが 戻らない
企画演劇集団ボクラ団義
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2016/11/16 (水) ~ 2016/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
振り返ってみると長いわけでもなかった
前半はかなり長い感が強かったが、振り返ってみるとそうでもない。人物紹介が下手といえばそれまでか