最新の観てきた!クチコミ一覧

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時代絵巻AsH 其ノ玖 『草乱〜そうらん〜』

時代絵巻AsH 其ノ玖 『草乱〜そうらん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/12/14 (水) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★

いつか・・・
とても良い脚本だった。予想外のキャスティングも良い出来だった。いつもならボロ泣きになっていたに違いない。ところが、どうも要になる役柄の何人かに違和感を感じてしまい、そちらに気を持って行かれて、泣けずに終わってしまった。無念!新しい劇場のサイズにまだ演じる方も演出側も慣れてないような・・・気がする。大きくなった途端、殺陣が少なくなっていっているのは個人的に寂しい。とはいえ、今回の黒崎くんの殺陣は実にイイ!そこに繋がる少年達、清海・伊佐兄弟、四郎の存在感、こちらも上出来だった。出来うる事なら、あと何年かして、劇団が大きくなり、もっと大きな劇場を使うようになったら、セット・衣装に力を入れ、そして人(この舞台に民と呼ばれる人たちは不可欠)をもっと増員して、大きな歴史の物語として、復活して欲しいと切に願いたい。

桜華に舞え-SAMURAI The FINAL-

桜華に舞え-SAMURAI The FINAL-

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2016/10/21 (金) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

北翔海莉さん退団公演
最終日を観劇
もう今年のナンバーワンでした。
北翔海莉さん、凄いの一言。
個人的な宝塚作品の中でもトップ3に入る名作でした。
終始、涙無くしては観られない大作です。
戦争は絶対にしちゃいかんです。

もう2度と生では観られませんが、心と記憶に残る名作でした。

双頭の鷲

双頭の鷲

宝塚歌劇団

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2016/12/09 (金) ~ 2016/12/15 (木)公演終了

満足度★★★★★

流石の轟悠さん
ジャン・コクトーが、ハプスブルク家皇妃エリザベート暗殺事件に着想を得て1946年に書き上げた戯曲

スタニスラス役に専科の轟悠さん、そして今回のヒロイン王妃役に、宙組の実咲凜音さん。

他にも役者は出てきますが、実質は轟さんと実咲さんの二人芝居。

そして、実咲さんがとても良かった。

終わってみれば話の内容はそんなに大したことないのですが、宝塚を覗いても良い作品でした。普通に何度も観てみたいです。

芸術祭十月大歌舞伎

芸術祭十月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2016/10/02 (日) ~ 2016/10/26 (水)公演終了

満足度★★★★

夜の部
夜の部は、4演目と言うか、口上があるので、実質3演目。

先ずは名作「外郎売」
松緑さんが、外郎売実は曽我五郎を演じ、亀三郎さんが曽我十郎、歌六さんが工藤祐経と言う布陣。
個人的に松緑さんの言い回しが体に合わないので、何となく軽い感じですが、作品自体は面白かった。

続いてやっと「口上」
藤十郎さんを筆頭に幹部役者の面々が口上を述べて行きますが、菊五郎さんが例のネタでお笑いを取った他は真面目なお話。
我當さんがギリギリで可哀想だった。

演目に戻り次は「熊谷陣屋」
芝翫さんの熊谷直実、魁春さんの相模は本当にお見事。
いつ観ても良い作品です。

最後は玉三郎さんの「藤娘」で締め
本当に素晴らしい演舞でした。

裏の泪と表の雨

裏の泪と表の雨

BuzzFestTheater

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/12/08 (木) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなか良い
もったいないのは120分はいらないこと…。役者の演技も良く、じっくり魅せる公演だけに、少し場伸びした感じは否めなかった。脚本や演出で、もう少し絞って90分位にした方が良くはなかったか? 受付の対応などは好感が持てた。しかし、小劇場とはいえ、見えにくさの悪さはピカ一。劇団の人は客席からのチェックをしているのか? でも総合的にはレベルが高い劇団の公演であった。

芸術祭十月大歌舞伎

芸術祭十月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2016/10/02 (日) ~ 2016/10/26 (水)公演終了

満足度★★★

昼の部
中村橋之助、改め、八代目 中村芝翫親子の襲名披露公演の第1弾

お披露目公演直前に、新芝翫さんのチョンボでケチがつきましたが、そちらも劇場内ではお笑いに。歌舞伎座の入り口では、奥様の三田寛子さんがご贔屓さんに挨拶頑張ってました。

それで、昼の部は4演目。

最初は「初帆上成駒宝船」で、四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助の襲名を寿いでつくられた新作舞踊。三兄弟で頑張ってますが、まだまだな感じ。

2演目目は七之助さんの「女暫」。これは七之助さんが見事で、とても良かった。玉三郎さんばりに大きな演技で、玉三郎さんの後継として十分見ごたえありました。

3演目目は「お染 久松 浮塒鷗」

児太郎さんのお染、松也さんの久松、菊之助さんの女猿曳で、児太郎さんと松也さんがとても良かった。

最後は、「幡随長兵衛」
ここでやっと新芝翫さん登場。菊五郎さん等の幹部役者も登場し、やっと本格的な演目。河竹黙阿弥の名作で、演目は良いけど、そんなに上手い感じはしなかった。

襲名の4人以外はとても良かったですが、主役の4人が全体的に薄い感じの昼の部でした。

凝り性のサンタ、苦労する/ちょべりばペット

凝り性のサンタ、苦労する/ちょべりばペット

ピヨピヨレボリューション

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

初プレミア席
昼の「凝り性のサンタ、苦労する」を観劇。
後ろでどれだけペンライトが振られていたか分からなかったが、ほとんどの曲をペンライトを振って楽しんだ。やはり、ノリノリの曲が多く、思わず口ずさんでしまう。
また、終演後のイベントはダンスバトルで、出演されたダンサーは皆さんエンターテナーで、魅せるダンスを堪能した。
本当に楽しい舞台です。

十二月大歌舞伎

十二月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2016/12/02 (金) ~ 2016/12/26 (月)公演終了

満足度★★★★

第三部
三部は、「二人椀久」と「京鹿子娘五人道成寺」で、2演目とも中心は玉三郎さん。玉三郎さんだけ観たいなら、三部のみで大満足。

両作品とも、玉三郎さんの舞いの素晴らしさと妖艶さで素晴らしい作品でした。

還暦過ぎて体力的には辛いとおっしゃっていますので、玉三郎さんは生で観られるときに観といた方が本当に良いと思います。

十二月大歌舞伎

十二月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2016/12/02 (金) ~ 2016/12/26 (月)公演終了

満足度★★★

第二部
第二部は『吹雪峠』と『菅原伝授手習鑑』に2演目

『吹雪峠』は、3人芝居でストーリーは面白いけど、物語自体は短くて、何となく不足感が残る。内容もお芝居も面白かったけど。

『菅原伝授手習鑑』の寺子屋は名作中の名作で、誰がどの役を演じるかで、作品の重みがかなり変わる作品。

今回は松王丸を勘九郎、武部源蔵を松也、千代を七之助、戸浪を梅枝と中堅どころの布陣。

ベテランが一人入っていればまた違ったかもしれないけどあまり重厚感が無く、最後のいろは送りになってしまった感じ。

涎くり与太郎の弘太郎が意外と面白かった。

十二月大歌舞伎

十二月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2016/12/02 (金) ~ 2016/12/26 (月)公演終了

満足度★★★★

第一部
第一部は「あらしのよるに」の一演目。
きむらゆういちさん原作の絵本を新作歌舞伎として作り上げた作品です。全く予備知識無く観ても、結構面白かった。
獅童さんが真剣に取り組んでやってるからなのもあるが、とても愛情の伝わってくる作品でこれなら上演続けられるし、続編などへもつながっていくと思いました。
松也さんも羊(娘)役似合ってたし、子供から大人まで楽しめる良い作品に仕上がってました。

凝り性のサンタ、苦労する/ちょべりばペット

凝り性のサンタ、苦労する/ちょべりばペット

ピヨピヨレボリューション

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★

「凝り性のサンタ、苦労する」
今回は2本立てだけど、「ちょべりばペット」は、ピヨレボ結成前の初演を観ているので、今回は東さんバージョンだけど、何となくパスして、新作の「凝り性のサンタ、苦労する」を観劇。

劇団のポリシーである「ライブStyle演劇」って言うキーワードも、この作品では何となく感じられますが、いかんせん上演時間が60分と短く、正直に言えばイベント込みでないとあまりお得感が無いかな。

それでも、前作に比較して、演劇っぽくなってきたし、演出も美術も映像もだんだんとレベルアップしてきているので、作品全体のレベルは上がってきている感じはします。

ただ、ミュージカルでもストレートプレイでもないこのスタイルをどこまで続けて行けるかは、観続けるしかないかと。

来年は12か月連続イベントを実行するらしいですが、イベントよりもやっぱり演劇が観たいかな。

天使の決断

天使の決断

ザレ×ゴト

劇場MOMO(東京都)

2016/12/16 (金) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

まぁまぁ
空席が少なくなっているのは承知の上で。
観てもらいたい芝居でした。
あまりに心が温かくなり過ぎて外の寒さがより厳しく感じます。

雪女ー密室の行軍ー

雪女ー密室の行軍ー

鬼の居ぬ間に

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/12/14 (水) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

緊迫感のある舞台
 舞台は明治35年厳冬、日本軍は露西亜との戦争に向けて寒冷地での戦闘を想定した冬期軍事訓練を計画した。その舞台が八甲田山系である。予定では1月23日青森営舎発、1泊2日で田代新湯迄の20㎞を踏破する計画であった。然しこの年青森の積雪は例年を遥かに凌ぐ記録的なもので、参加した210名のうち199名が亡くなるという大惨事になった。所謂雪中行軍遭難事件である。(追記後送)

ネタバレBOX

 舞台は明治35年厳冬、日本軍は露西亜との戦争に向けて寒冷地での戦闘を想定した冬期軍事訓練を計画した。その舞台が八甲田山系である。予定では1月23日青森営舎発、1泊2日で田代新湯迄の20㎞を踏破する計画であった。然しこの年青森の積雪は例年を遥かに凌ぐ記録的なもので、参加した210名のうち199名が亡くなるという大惨事になった。所謂雪中行軍遭難事件である。
 今作はこの事実を下敷きに、雪女伝説を絡ませ、偶々遭難中に発見した雪小屋に避難した第三小隊7名と道案内の娘、第三小隊隊長の婚約者であった女を登場人物として構成されている。物語としては、生き残った主人公の岩木に、12年後穂積の婚約者であったキエが事の真実を問い質すという形をとっているが、岩木は、生還後、精神に変調をきたし、実家の座敷牢に閉じ込められていた。だが、12年後に脱走、遭難現場の雪小屋に戻って来たのである。その錯乱した記憶の原因を、当時の資料、生き延びる為に食べたとされる鹿肉を手掛かりに炙りだしてゆく。果たして暴かれた真実とは? 
時代絵巻AsH 其ノ玖 『草乱〜そうらん〜』

時代絵巻AsH 其ノ玖 『草乱〜そうらん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/12/14 (水) ~ 2016/12/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

伝説
 三代将軍家光の時代(寛永14年10月25日~翌年4月12日)に起こった島原の乱をベースに登場人物を伝説をベースに可也自由に取捨選択している。無論、伝説とは民草の願望の表現であり、力では無く記憶と願望そして切なる願いが形作る無形の表象である。(追記後送)

ネタバレBOX


 今作では天草 四朗時貞を豊臣秀頼の忘れ形見とし、彼を支える人物に夏の陣後鹿児島に落ち延びたとの伝説のある真田 幸村の孫、源次郎を据えている。のみならず、徳川幕府の各藩への弾圧(断絶、廃藩等々)によって浪人と化した旧豊臣残党を多く描いている。
同時に、敵の総大将である家光をも賢さ、狡さ、冷徹な判断を速やかに下す側面と共に度量の広いひとかどの人物として描いている点で、作家の力量を表してもいよう。このように筆者が判断するのは、敵を高めることによって、味方の人間性そのもののスケールが大きく強くなるからである。
執事達は沈黙

執事達は沈黙

劇団ピンクメロンパン

シアター風姿花伝(東京都)

2016/12/14 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

海外ミステリー風ブラックユーモア添え
出だしから西洋のいわくありげな雰囲気をまとった イイ感じの舞台。 
ただ中盤において少しピントがぼやけてしまい序盤と終盤が面白かった。というちょっと変わった感想となりました。 
女性らしい気品と聡明さが特徴的。 
ハムレットを彷彿させる遊び心もとても良い。

ネタバレBOX

最初の姦しい観光シーンから本編への転換が見事で、女性だらけの執事達がこれからどんな物語を繰り広げてくれるのか期待感が高まります。 
翻訳モノコメディーさながらの展開、7人の執事達の人となりが分かっていく中、障害を感じたのは、そのキャラクターの味付けでしょうか。 
リーダー格の執事さん以外は、もっと日本人好みの家政婦さん的な親近感と湿り気のある人物像の方が、より強く引き付けられた様に思いました。 
とは言え、それぞれに特徴的で覚えやすい配慮を感じます。
キャラクターの波に乗れてしまえば、それこそ一気に楽しみまくれてしまう作品だと思います。 
ラストにおいては「あー なるほどっ、ここに向かっていたんだ!」と色んな事が腑に落ちる、なかなかのラストシーンでした。 
何だかとても良い空気感をもった劇団さんなので、これからも頑張って欲しいと願っております。
裏の泪と表の雨

裏の泪と表の雨

BuzzFestTheater

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/12/08 (木) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

初見の劇団。
お話自体は単調に進んでいって話しの核はなんじゃろうって考えながら見てました。特にインパクトがあるわけではない、でもそれが人情のある世界の日常なのかなって。どこにでも、誰にでも、身近にあるはずだった人情。なんとなく懐かしさやあこがれを抱くような、日常とは離れているような人情のある風景。優しさにあふれていたり、時には人を傷つけたり、よくもわるくも人を振り回す、人と人をつなぐ人情。嫌なニュースが多い今だけど、こういう作品で少しでも心を動かされる人がいれば、きっと世の中はそんなに悪くはないのかも。
大切な人と会いたくなる、大切な人に正直になりたくなる、そんな作品です。是非に。

みんな今まで本当にありがとう!

みんな今まで本当にありがとう!

劇団テアトルジュンヌ

立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)

2016/12/14 (水) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★

終わりを迎える
12月は卒業公演ということで、この内容になったのでしょう。終わりを迎える前の群像劇。力作でした。
ただ、ちょっと尺が長かったので、もう少し詰めたほうがよかったかと思います。

ネタバレBOX

シーンとシーンの転換が切れてしまっているので、それが繋がってたほうが流れがスムースになったのではと思いました。
シブヤから遠く離れて

シブヤから遠く離れて

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2016/12/09 (金) ~ 2016/12/25 (日)公演終了

満足度★★★

初見
初演の蜷川版を見てないので、今回の相違というのか差異というのはよくはわからないが、以前、本多劇場で上演された岩松さんの舞台「結びの庭」を彷彿させるような巨大な洋館風の建物に芝生の庭の舞台セットに、すべての会話を言葉にするのではなく、表情や細かい仕草の流れを凝視しながら想像力の第六感をフル活用させ、総合的な美しさを感じた。説明文の通りの展開なんだけど、ヨーロッパあたりのミニシアター系映画を見ていたような。
上演中の視点が、舞台の上手側に集中していたように思うが、もう少し舞台中央で動いて欲しかった気も。

下手側コクーン席で見たが、上手側コクーンシートだと見切れる場面進行が多く、場面の多くは見過ごす可能性もあるのでは。役者を見たい場合は辛いかもしれない。村上さんの喋り方はUAさんを彷彿、やっぱ親子なんだな。舞台での台詞回しはもう少し頑張ってほしい。

遮那仏の肉叢

遮那仏の肉叢

EVENT-STATION.

王寺町地域交流センター リーベルホール(奈良県)

2016/11/25 (金) ~ 2016/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★

休憩挟んで2時間30分の大作。見応えあり!
大仏建立を巡る歴史ロマン。
休憩挟んで2時間30分の大作。
見応え十分、奈良に行けて良かったです。

一幕、聖武天皇と行基僧侶とのやり取りだけで感動してしまいました。

最初、会場間違え、やわらぎ会館に、慌てた。

裏の泪と表の雨

裏の泪と表の雨

BuzzFestTheater

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/12/08 (木) ~ 2016/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

お好み焼き屋での舞台
両親が亡くなり兄と弟が20年ぶりに会い、過去にあったことを話たあと弟が帰ってからジーンときました。笑いあり泣ける場面があってとても感動しました。

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