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神様より愛を込めて

神様より愛を込めて

サン・マルガン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/04/21 (木) ~ 2016/04/24 (日)公演終了

満足度

鑑賞日2016/04/21 (木)

贔屓の役者さんがいたので足を運びましたが、出演者の方の関係者と思しきかなりマナーの悪いお客さんが数名いらっしゃいました。開演中に着信音が鳴る、最前列でずっとスマホいじってるわで。開演前の注意事項を徹底しないと、ちゃんとお金払ってきている人に迷惑です。そんなわけで作品内容どころではありませんでした。

七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字

七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2016/08/31 (水) ~ 2016/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

とにかく面白くって笑って、楽しんだ。
今までありそうでなかった視点、角度を少し変えた視点からの観察力が、この劇団の特色であり、強みであろう。
ホントに上手い。

シットコムの前提条件を笑いにするのは、誰でもが考えつくであろうし、それを作品の中で取り上げたものもある。しかし、これを公然と(笑)全面に打ち出した作品はなかったのではないか。しかもシットコムを得意とする劇団が、だ。
もう1本も「お得意」の「屁理屈」が炸裂しつつ、「パクり」とか「リスペクト」とかいうあたりを上手く見せた。

ネタバレBOX

いきなりの展開に大笑いした。リアルタイムで進行させ、観客の気持ちも乗せていく上手さがある。さすがだ。
観て気がついたのは、この作品で突っ込こまれていること、つまり、「いくらなんでも、それ見えているじゃないか」ということも含めて、コメディとして楽しんでいるということ。
出会ってはいけない者同士が互いに見えているのに、「見えていけない」という演劇のルールに従っているだけであって、実は、そういうウソも含めて、シットコムとして楽しんでいたということに、気づかされた。
なので、この作品の突っ込みは、観客の誰もが思っていることなので、合点がいき、笑いやすいのだ。
いかにもありそうな「翻訳モノのコメディ」っていう雰囲気もいいねー。

だから一見、シットコムを上演するアガリスクにとって禁じ手のようなこの作品は、「そのことを熟知している」アガリスクだからこそ、出来たことであろう。

今回の上演は、『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』と『笑の太字』の2本立てであるが、これはシットコムに対する、アガリスクの考え方の表明ではあり、別角度から見たコメディの考え方であると思うのだ。

ラストを、変顔でシツコク笑わせる、「最後、それで笑わせるのかよ」という、シットコムに対しての、卑怯な感じの出し方も上手い。
ただ、残念なのは、もうひとつシットコムへの愛情がストレートに出ていなかったことだ。

ラストは、いかにもこうしたコメディにありがちなオチを見せたが、そうではなく何かアガリスクの考える、気の利いたオチが欲しかった。
それがないので、単にシットコムにありがちの、突っ込みどころを、突っ込みました、になってしまっている。


『笑の太字』は、見事に「笑の大学」のパターンを踏襲しながら、アガリスクらしい、いつもの屁理屈(笑)が展開される。

「ああ、そういえば、三谷幸喜って、そうだったな」と気がつく。
「同業者」として感じるどころがあったのだろう。笑いの中に、主張というか、考え方を表明している。

たぶんこの作品も「屁理屈」が展開されるのだろうと思っていたので、ホンネを言えば、屁理屈と言えば、アサコシさんなので(笑)、彼のチームを観たいと思っていたのだが、スケジュールが合わず、Bチームになってしまった。

しかし、甲田守さんがとてもいいのだ。アサコシさんのような屁理屈顔(失礼・笑)をしてないので、真面目な学生が考えてきた、という感じになっているのだ。しかもその表情からは「何を考えているのかがうかがい知れない」のだ。
だから、指導教官の困惑にうまくつながる。津和野諒さんもこれには対話しやすかったのではないか。
指導教官を演じた津和野諒さんもとても良かった。学生を演じる甲田守さんの台詞に対して、とてもいいタイミングとトーンで突っ込むのだ。とてもいいコンビネーションである。
なので、指導教官が、徐々に学生の屁理屈に引き込まれていくさまも納得度が高い。

この2人の組み合わせを選んだ演出の巧さがわかる。
コンビが異なれば、また違う化学反応があることを感じさせる。これはもう、他のチームも観たくなってしまうのだ。
残念なのは、わずか45分の作品で、そこまでは1シーンでリアルタイムに進行していたのが、ラスト近くになって、2回も暗転を入れたことだ。これはあまりにもカッコ悪い。

また、最後にもうひと笑い欲しかったのはわかるがオチ自体がイマイチ。
このオチではあまり納得度も低く、あまり笑えない。
『いつまでも私たちきっと違う風にきっと思われていることについて』

『いつまでも私たちきっと違う風にきっと思われていることについて』

The end of company ジエン社

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2016/07/20 (水) ~ 2016/07/25 (月)公演終了

満足度★★★★

『いつまでも私たちきっと違う風にきっと思われていることについて』とは、作中のキャラクターたちのことだろう。
この作品に限らず、すべての創作中のキャラクターたちは、観客の目にはいつまでも、あるいは「いつも」違う風に見えているのではないか。
その「違う風」を作品にしたのがこれなのか。

ネタバレBOX

ジエン社は好みだが、いつも感じる気持ち悪くなるほどの「断絶感」がこの作品にはないのが残念。
だぶん、たぶんだが、山本陽介さんはキラキラした目でロロの作品を観て、そしてこの作品を作ったから、リスペクト度が高すぎて、いつもの感じになれなかったのではないだろうか。

ロロのオリジナルは知らない。
(たぶん)戯曲を読んでもその「空気」は伝わらないので、やっぱりわからないだろう。
山本陽介さんの熱は残念ながら伝わってこないが、作品自体は面白い。
結局、みんな自分に向けて語っているだけ。それは実生活でもそうに違いない。

ウソは自由であり、能動的であるということ。
現実は受動的。
「まなざされる」ということ。
東京ノート

東京ノート

ミクニヤナイハラプロジェクト

吉祥寺シアター(東京都)

2016/03/24 (木) ~ 2016/03/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

さらに現代にアップデートされた『東京ノート』

ネタバレBOX

『東京ノート』の舞台設定は、美術館。
これをけたたましい身体の動きと高速回転の台詞が印象のミクニヤナイハラプロジェクトが取り上げるという。
さぞ美術館にいるほかの人たちが迷惑なことになるだろうと(笑)思いつつ、「静」の『東京ノート』と「動」のミクニヤナイハラプロジェクトの化学反応を楽しみにしていた。

『東京ノート』の底にはなんとも言えない不安感がある。
戯曲にももともとある感覚だ。
PM2.0のように見えないそれは、登場人物たちを覆う。

しかし、ミクニヤナイハラプロジェクトではそれが具体的に「見えて」くる。
時代の不安感とともに、個人の不安や不快さがリンクしていくのだ。

不安が高まり過ぎての、異様なテンション。
乱暴で、暴力的とも言えるテンション。

床に投影される文字は、「本音」のようで、実は匿名のネットの書き込みのように、自己の感情を自分がさらに増長させているようだ。実際に自分が感じていること、思っていることよりもより過剰になっているのではないか。

感情の拡散は、エントロピーをさらに増加させつつ、怒りや嫌悪の感情に注ぐシステムとなっている。
ネット社会の歪さを表せているのではないか。

過剰な動きと高速の台詞は、本当は取り澄まして美術館にいる人たちの内面を露骨に抉り出していたようだ。

同時多発の台詞は、もともとの戯曲でもあったのだが、この作品ではそれがさらに過剰になていた。観客は、意識してだけではなく、無意識の中で、自分が聞きたい台詞を聴いているのに違いない。
したがって、全体に漂う感情の受け方も観客それぞれだったに違いない。
Brain Buster

Brain Buster

RIP

上野ストアハウス(東京都)

2016/03/31 (木) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/03/31 (木)

4回ほど観ました。毎回違うアドリブがあってそれも楽しみでした。妹役の方、素晴らしかった。毎回最後は大泣きしました。旅館のフロントでのやり取りも好きでした。再演してほしい。

日本の神の物語

日本の神の物語

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/03/27 (日)

古事記は遠い昔に読んでいたので、流れはわかっていたが、こんなに面白いとは思わなかった。大笑いした。シナツヒコが好きです。

さよならに橙色が霞む(ご来場ありがとうございました!

さよならに橙色が霞む(ご来場ありがとうございました!

劇団えのぐ

遊空間がざびぃ(東京都)

2016/03/24 (木) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/03/27 (日)

えのぐさんの公演はいつも、心に響く。チラシもほんわかとした色調で、また次も行きたいなと思います。今回はちょっと劇場が遠かったけど。

雨ウツ音ナリツヅ9日々

雨ウツ音ナリツヅ9日々

tetsutaro produce

笹塚ファクトリー(東京都)

2016/03/16 (水) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/03/20 (日)

Bチームの千秋楽に行きました。現代の書斎(?)と沖縄での戦地が同じ空間で表されていて。でも明らかに異空間となってとても感情移入できました。爆泣きしました。もう一つのチームも観ておきたかった。

立ち止まるのは進行形

立ち止まるのは進行形

劇想からまわりえっちゃん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度

鑑賞日2016/03/05 (土)

熱意は感じるが、たしかに「からまわり」感は拭えなかった。うるさい感じがした。

極楽鳥の森

極楽鳥の森

日置あつし

アトリエ劇研(京都府)

2017/01/06 (金) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

やっぱり私には踊りを理解する能力は無さそうです。理解ではなく、感じればよいとも思うのですが、それもままなりません。唯一赤い服をきた女性の踊りは、人間から獣 にへんげしたように感じました。

守里の双眸

守里の双眸

集団as if~

吉祥寺シアター(東京都)

2016/02/18 (木) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

数年前に「迷中の学舎」を観て以来、asifさんには近寄らないようにしようと思ったのに、ついつい観に行ってしまいました。が!今回はファンタジー、ダークだけどファンタジーなので、幾分帰り道の気分の悪さはやわらいでいます。赤ん坊がボトボト落ちてくる様子は恐ろしかった。劇場の高さが重要な演出でしたね。ちなみにインプロは好きではありません。

第二回小さいSF演劇祭in阿佐ヶ谷アルシェ

第二回小さいSF演劇祭in阿佐ヶ谷アルシェ

札幌ハムプロジェクト

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/02/24 (水) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

フリーパスで、一日中観劇。カプセル兵団さん目当てで行きましたが、、劇団PleaseMr.マーベリックさん、コヒツジズさんが面白かったです。SFというか、まぁ、大きいくくりでファンタジーかな?という団体もあったりで、バラエティに富んでいました。

百鬼繚乱~翠帳禁開~

百鬼繚乱~翠帳禁開~

演劇集団Rock×Lock

笹塚ファクトリー(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

前作が面白かったので、期待通り今作も面白かった。衣装がきれいで、ダンスも素晴らしかった。続きもぜひ観たい。

BREAK 【グリーンフェスタ2016 「BIG TREE THEATER賞」受賞】

BREAK 【グリーンフェスタ2016 「BIG TREE THEATER賞」受賞】

劇団C2

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/02/20 (土)

劇団えのぐの松下勇さん目当てで行きました。劇団C2さんを観るのは2回目です。ちょっと強引な作風が嫌いじゃないです。松山コウさん、とても素敵です。帰りにメビウスローズのDVD購入しました。とても気になる劇団です。

震~忘れない~

震~忘れない~

Unstoppable Film

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/01/20 (水) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/01/23 (土)

震災関係の作品はかなり観るようにしているが、ボランティア側に重きを置いているのは初めてだった。泣けた、一部ちょっと心すさむ描写があったが、題材上重要な個所だったと思う。美術が頑張っていた。

錆色の瞳、黄金の海 2016

錆色の瞳、黄金の海 2016

劇団ショウダウン

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/01/21 (木) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2016/01/23 (土)

ショウダウンさんを観たのは2度目です。前回は一人芝居、今回はキャストさんも増え、見ごたえ大満足。目の前にゴーレムが、いました。

メゾンの泡

メゾンの泡

無隣館若手自主企画vol.15 柳生企画

アトリエ春風舎(東京都)

2017/01/07 (土) ~ 2017/01/11 (水)公演終了

満足度★★★★

無隣館若手自主企画vol,15 柳生企画「メゾンの泡」@アトリエ春風舎

作品プロット『地上は汚染されて健康的に暮らすのが困難になった時代。ほとんどの人間は地下の巨大な集合住宅に居を構えている…』が、あぁ"宇宙戦艦ヤマト"みたいな世界観だな〜と不純な動機wで足を運ぶに至った訳だが、脚本だけでなく、狭い春風舎の中で表現された地下改装空間セット・それを補う照明など、SFの世界観をきちんと表現してくれた世界観にも惹きこまれた。

今日が成人の日という訳ではないが、若い世代からみた今の世の中への(生まれてから死ぬまでの有りとあらゆる場面で突き付けられる比較と格差に対する)大きな不満と少しの希望を観た気がする。

ネタバレBOX

地上人である彼が、上下左右を分断していた境目である"ガムテープ"を剥がす、というのは、象徴的なシーンだった。地下に住む者は決してしない、結局、カーストの下位階層が行動しないと世界は変わらないってことか…
コーラないんですけど

コーラないんですけど

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/12/30 (金) ~ 2017/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

兎に角、役者さんの演技に引かれた。
シンプルだが深みのある演出。。それを最大限に表現していた3名の役者さんのポテンシャルの高さに満足のいく舞台であった。

幸福のとき

幸福のとき

立花座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/01/06 (金) ~ 2017/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★

今年初めての観劇でした。いい時間を過ごせ幸せな気持ちでした。星組を観ましたが盲目の少女役の廣井若菜さんの演技をはじめ子役の皆さんの演技素晴らしかったです。大人の方の演技は少し貧弱な感じがしました。大道具も雑でテーブルが軋んだり、ドアーを開けると柱が動いたり気になりました。でも総じていえば見ごたえありでした

dryland

dryland

Dance Company Nect

座・高円寺2(東京都)

2017/01/07 (土) ~ 2017/01/07 (土)公演終了

鑑賞日2017/01/07 (土)

無題2001(17-004)

16:00の回(晴)。15:30受付、開場。

正面奥に半透明のさやえんどうに似た形のビニール袋らしきものが大小10コ浮いている。
15:55ブサーが鳴り前説(アナウンス)、16:00開演~17:15終演。

「ダンス花アドバンス(2016/9@セッションハウス)」「Wall(2015/12)」等を観ています。

無表情に近いダンサーたち。一部にセリフ(愚痴っぽい)。各ダンサー(や組み合わせ)を観ている分にはいいのですが、全体となると急にぼやけてしまうような気がしました。会場が広いせいでしょうか...

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