最新の観てきた!クチコミ一覧

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空を飛んだ後のライト兄妹

空を飛んだ後のライト兄妹

東京パイクリート

小劇場B1(東京都)

2017/01/25 (水) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

客電の明かりに浮かび上がる2層の白い羽。
古風な書斎の中に違和感なく鎮座する。
なるほど人が空を舞う時代の黎明期を楽しく切り取るライト兄妹の物語。
飛行機マニアや歴史マニアでなくとも判りやすい展開と
デフォルメされたキャラクターで楽しめる。
素直に笑える上品な物語だったが、登場人物の関係性と物語の立ち位置が少々判りづらくもったいない感じ。説明、キャラ付けがい枚足りない気がした。
それを補うように、ここの役者さんのキャラ作りと演技に助けられた感じ。
弟オービル、妹キャサリン、使用人メリーは特に面白かった。
次の作品もぜひ観てみたい。

『エンジェル・フォール騎士 ANGEL FALL KNIGHT』

『エンジェル・フォール騎士 ANGEL FALL KNIGHT』

無頼組合

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

100%ハッピーエンドでなく、どこかシコリを残して終わるところに奥の深さが感じられる。いつものオカマバーに本当にかわいいオカマちゃんが登場したのはシリーズ初ではないか!

ネタバレBOX

風吹逮捕のシーンで終わったのが超気になる。
いつも月夜に米の飯

いつも月夜に米の飯

よあさる 多摩美術大学卒業制作上演部門

ザムザ阿佐谷(東京都)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/28 (土)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/01/28 (土)

目が点。やったもん勝ち。最近アバンギャルドすぎる劇団は少なくなってしまっているので、こういう作風の演劇人を定期的に輩出してきた多摩美の演劇学科がなくなってしまうのは残念。学科はなくなっても、自主的に続けてね。

おさるのかごや

おさるのかごや

超人予備校

大阪市天王寺動物園(11/27展示室、12/4・1/29レクチャールーム)(大阪府)

2016/11/27 (日) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

動物園で朗読とお芝居楽しいですよ。
子供達の反応がとても可愛らしいです。笑

生きものの塊-喜劇 3匹のこぶた-

生きものの塊-喜劇 3匹のこぶた-

三俣婦人会

TORII HALL(大阪府)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

生きものの魂と言うか、役者魂を感じました。
楽しいです!大いに楽しみましょう♪♪♪♪
ありがとう。

呼吸

呼吸

子の掌に月

SoapOperaClassics(大阪府)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

なんか観てたら、ものすごく愛情が感じられるのです。そして、関西弁が心の琴線を刺激します。
私は大人になっているのかな? 笑
ありがとう♪♪♪

タトゥー

タトゥー

エレベーター企画/EVKK

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2017/01/28 (土) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/01/28 (土)

物凄い話でした!父親と娘の相姦(強姦)が当たり前に存在する家族の話なんて感情移入出来る筈ないんやけど、だからこそこの家族の末路が知りたくなるんです♪そして何より役者さんの熱演と迫力に引き込まれまくるんです!役者さんが魅力的でなければただ【付いて行けんわ】で終る役者さんによって100点にも0点にもなるお芝居じゃないでしょうか★
モチロン今公演は100点でした♪

ドラゴンカルト

ドラゴンカルト

劇団ショウダウン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

ファンタジーで定評のある劇団ショウダウンさん。今回は粗筋から、また太秦署が登場するということからも分かるように、現代が舞台です。ネタバレ防止のために詳細はネタバレBOXに書きますが、こんな引き出しも劇団ショウダウンさんにはあるのかと驚き、また舞台へのこんな引き込まれ方もあるのかと、新鮮な発見のある舞台でした。これは一度ならず二度みたい作品です。

ネタバレBOX

クライマックスは太秦署シリーズの続きだと勝手に思いこんでいた身としては、あーやられたと思いました。ラスボスがまさかのあの人、しかも伏線は結構最初からじゃんと。
キャプテン★浅草

キャプテン★浅草

劇団 演劇らぼ・狼たちの教室

雷5656会館・ときわホール(東京都)

2017/01/19 (木) ~ 2017/01/23 (月)公演終了

満足度★★★★

歌あり、アクションありの肩の凝らな娯楽作品でした。開幕前のミニ歌謡ショーで始まって主宰の歌で締めるという娯楽重視の構成。これで衣装と装置にお金をもうちょっと掛けて、初っ端の宇宙のシーンと茶の間のシーンで衣装替えをして、舞台転換があればなおよかったと思います。舞台背景に障子が出っぱなしだと常に茶の間にいるような気になってしまって話の流れについていけなくなるのが残念でした。

『Doroshy-ドロシー-』

『Doroshy-ドロシー-』

劇団ゴサンケ

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/27 (金)

登場人物の豊富さ、それぞれに特徴のある衣装、息をつかせぬ殺陣、てんこ盛りの内容でした。劇場型エンターテインメントをたっぷり楽しめました。

ドラゴンカルト

ドラゴンカルト

劇団ショウダウン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/28 (土)

今まで観劇したファンタジー作品では無く、サスペンス作品でどう魅せてくれるか期待して観に行きましたが、期待以上の舞台でした。2時間15分の大作でしたが、程よく入っているお笑いの部分もあり、長さを感じさせません。役者さんの熱演や音響等も良かったですが、脚本が特に素晴らしかったです。まだ1月ですが、今年の中でも指折りの舞台になるのではと思える傑作でした。

ドラゴンカルト

ドラゴンカルト

劇団ショウダウン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

殺人というゲーム

ネタバレBOX


 現在アメリカの軍事リクルートスタッフは、ゲーマーにも触手を伸ばしていると言う。実戦配備されている無人機による攻撃にゲーマーは優秀な成績を収めるからである。無論、兵器自体の発達、遠隔操作の技術が格段に進歩したこともあって、数千キロメートルも離れた地域から「敵」を殲滅することができるのだ。実際に殺されているのが、女子供や障碍者、老人であるにしてもだ。
 そして現実に国家対国家ではないが、国家は武装集団を相手にするという名目で、マイノリティーや元々圧政に苦しんできた市民たちを相手に軍事行動を起こし虐殺を恣にしている。そんな世界情勢の中、我らの周りもきな臭い臭いが充溢してきた。
 死が、生活から離れ、病院の狭い空間の中に隔離されるようになってかなりの時が経ち、我々は死を身近に感じなくなっていると同時に、他人の死が我々の生活や感性に与えるもの・ことからも隔てられてきた。
 一方、エキセントリックで凶暴な感情は、あてもなく解き放たれているようにも見える。これら有象無象のエネルギーが在る方向を持ち集約させられたとすれば、今作に描かれたような事態も、実際に起こり得るのではあるまいか?
 カルトという意味ではかつてオーム真理教があった訳だし、思考というものの本質的属性はあるオーダーが決まってしまえばそこから先にはたった一つの展開しかないことなのである。それは尖鋭化だ。今作は、そのような不穏な空気を孕んだ現代日本の子供じみた病弊をいみじくも炙りだしているように思える。
とても精鋭な男たち

とても精鋭な男たち

トライヲンズ

上野ストアハウス(東京都)

2017/01/25 (水) ~ 2017/01/30 (月)公演終了

満足度★★★★

自虐的なタイトル…「とても精鋭な男たち」ではない、そんな駄メンズのような人たちが必死に頑張る一週間の物語。短期間、限定空間での共同生活を通じて顕わになる人格、行動が面白可笑しく描かれるシチュエーションコメディ、観応えがあった。
(上演時間1時間30分)

ネタバレBOX

舞台セット、冒頭は折りたたみ長テーブル2つを付けて並べ、それぞれ3人ずつ向かい合わせで座っている。中央奥、3~4段ほどの階段を上ったところに室外へ出る扉がある。下手側に飾り棚があり、その上にスチール製の引出しが置いてある。その後、場面に応じて変化する。

梗概...高額な報酬に誘われた男5人、女1人が一室に集まり、あるミッションのため訓練を行う。その期間が一週間。報酬は1日2万円、6人×7日間分の84万円が既に用意されている。その金額で一週間分の生活費(食費や雑貨)を賄うことになる。使う金額が少なければ残金が多くなり、手取り額がそれだけ多く貰える。途中脱落者がいればその分は残った人たちで分配できる。

指令のようなものは、携帯電話へのメール(着信音はマリオゲーム)で確認する。まずはリーダー選びから始まる。ここに集まった人たちは「特別」ではなく、市井にいる人々のようだ。チラシには「社会不適合者かもですよ...でもね人に迷惑をかけるような事はしちゃいませんよ?」という弱気な気持が物語全体を包んでいるようだ。逆に気弱さが人を陥れないような救いに感じられた。人が脱落すれば分配金が多くなるのだが、何だかんだ助け合いながらミッションをこなして行く。

公演は、限定空間での物語であることから、登場人物の人柄なり経歴を紹介し、その人物関連を描く。その個々の視点と、このミッションなりが何なのか、そのミステリアスな展開に興味を持たせる。この両方を上手く取り入れ、物語を膨らませることになるのだが、物語性が弱くシチュエーションの魅力が今一つ伝わらなかったのが残念。
ここに居る人たちは、仕事がない、もしくは薄給の仕事に甘んじている。そして過去を振り返るでもなく、未来の夢を大きく見るわけでもない。その日暮らしに汲々としているが、それでも諦念している訳でもない。そのあがく姿が、観客のそれぞれの場であがく姿と大差ないと気づかされるような...。そこに等身大に近い自分の姿が見えるようだ。その姿は滑稽であるかもしれないが、それでも必死に生きている。
物語は、あがいた先に安易な希望は見せないが、しかし金銭とは違う”何か”を得て、この場所を後にしているようで、そこに微かに差す光をみたような気がする。

役者陣の演技は見事。しっかりキャラクターを立ち上げ、その悲喜交々とした演技が最後まで飽きさせることがない。常時登場している6人と教官役(香取佑奈サン)の艶ある演技(歌・ダンス?)が中盤の見所。実にバランスの良かった。

次回公演を楽しみにしております。
銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

百景社

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/01/26 (木) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/01/28 (土)

価格3,500円

今まで見た、東京ノーヴィ・レパートリーシアターや、青年団とは一味も二味ちがった構成ながらも、パソコンや、シャボン玉、木のいすや、机をふんだんに装置にした、宮澤賢治原作をなぞりながら、ちょっとオリジナル要素もあったし、工夫もあった演出もよかった、95分でした。

ザ・空気

ザ・空気

ニ兎社

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

なぜ間違っていることを間違っているという人が、
なぜおかしいことをおかしいと言う人が、
苦しみ、抑圧され、
なぜ不条理に立ち向かった人が、
平穏に過ごさなければならないのか。
現実をみせつけられて、
こんな世の中おかしい、
でも不条理なほうを飲み込まざるを得ない世の中に、
くやしくて涙が止まらなかった。

結構年配の方が客層に多かったけど、
若い世代に、みてほしい、そして共有したい作品でした。

マクベス

マクベス

株式会社トゥービー

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/01/26 (木) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/28 (土)

開演から終演まで引き込まれ続けました!
こんなに笑って痺れてエネルギーを沢山もらえたマクベスは初めてです。

二十一面相

二十一面相

フライドBALL企画

明石スタジオ(東京都)

2017/01/26 (木) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!期待以上でした!
サスペンスだしパニックだし、ちょっとコメディ要素もあってとても面白い作品でした。

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

百景社

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/01/26 (木) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

また一つ知りました。

ネタバレBOX

母は私を許してくれるだろうか、何度も繰り返されたこの言葉。犠牲的精神に基づく正しい行動は許すしかありませんが、母親にとっては息子が生きてくれていることの方が嬉しいとも思うでしょう。浮き輪を投げ込むとか他に方法はなかったのかと悔やまれますが、とっさの判断ですから仕方ありません。

髪が濡れていたのはカンパネルラであり、氷山にぶつかって沈没した船の子供たちでした。『幕が上がる』では津波に流された人でしたが、時系列的になるほどなと思いました。

皆さん、歌がお上手でした。

カンパネルラの父親の度量の大きさを示した『幕が上がる』の劇中劇の方がやはり一番です。
キャプテン★浅草

キャプテン★浅草

劇団 演劇らぼ・狼たちの教室

雷5656会館・ときわホール(東京都)

2017/01/19 (木) ~ 2017/01/23 (月)公演終了

満足度★★

イメージしていたものと随分違った。もっとハチャメチャなエンタメだと思っていたのだが、途中から話の展開が遅すぎて眠たくなってしまった。残念。

花園RED / 花園BLUE

花園RED / 花園BLUE

20歳の国

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2017/01/19 (木) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

REDを観劇。
圧巻のラグビーパフォーマンスで一気に期待感が高まります。
ページをめくる様に移り変わるシーンの積み重ねは、ストーリーというより部員達の日常の集大成。
そこではラグビーの上手い・ヘタ、女にモテる・モテない等のヒエラルキーが発生します。(私の高校時代は学力ヒエラルキーが最強でちょっと辛かったが)
強者にも苦悩があるし、弱者にだって主張がある。
高校時代、誰もが感じるであろう、満たされる事の無い「飢餓感」に懐かしさがこみ上げてきました。

ネタバレBOX

何といっても一番の見所はラストのラグビー試合。
不登校児の吐き出すような歌声が醸し出す、悲痛さと溢れまくるエネルギーが、苦戦する試合シーンと見事にオーバーラップしてトリハダものでした。
リーダーの掛け声が心を揺さぶります。
こんなに迫力ある生のラグビー試合を舞台で観られるのは、きっとこの公演だけでしょう。

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