最新の観てきた!クチコミ一覧

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アトレウス

アトレウス

演劇集団 砂地

吉祥寺シアター(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/12 (日)

ギリシャ悲劇ということで、ついていけるか、理解できるか(ストーリーもそうですが、カタカナの名前が覚えられないという…)、しかもこの時差ボケの頭で…、と少し不安でしたが、そんな不安なんてまったく杞憂、とてもわかりやすく、でも考えさせられる深さがあって楽しめました。

ネタバレBOX

娘を生け贄として差し出さなければいけない父、母を殺さなければいけない息子…今の日本では考えられないストーリーですが、だからこそ考えさせられるお話でした。周りに殺せ、殺せとけしかけられ母を殺し、殺したら殺したことで責められる…その苦しみが好演されていたと思いました。

個人的には天乃舞衣子さんの迫真の演技がとても印象的でした。
生きてんだか死んでんだか

生きてんだか死んでんだか

劇団不労社

ウイングフィールド(大阪府)

2017/02/10 (金) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/11 (土)

座席1階1列5番

元気一杯でとても良かったです。また拝見したいです!

探偵物語1980

探偵物語1980

劇団東京ドラマハウス

明石スタジオ(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルと同じ、1980年の某TV局の人気番組「探偵物語(主演:松田優作)」、また少し後になるが映画でも「探偵物語(薬師丸ひろ子、松田優作)」も公開されているが、どちらとも違う、別の意味で観応えがあった。

「探偵物語」というと謎解きがメインのように思っていた。探偵小説・推理小説の類は必ず名探偵が登場し難事件を解決する。その謎解きの過程が面白いのであるが、本公演、表層的には探偵業のうち、案外、地道な活動を描いている。

(上演時間2時間)

ネタバレBOX

舞台セットは、木枠の立方体を横にし可動させる。レンガ模が描かれた箱数個。それらを場面に応じて動かし、ベルトコンベアー、椅子、テーブル等に見立てる。その組み合わせによって場面の状況が瞬時に分かり、物語に入り込める。親切で丁寧な展開であり物語に集中できるのが嬉しい。

物語は1980年から現在(2017年)までを描くが、中心は1980年の1年間のみ。父の懇願に応じ大学へ入学したが、その勉学に興味が持てず中退した男が主人公。新聞の求人欄にあった”調査”の文字で入所したのが磯村調査事務所。その実態は探偵業である。仕事には浮気”調査”、企業”調査”など色々な”調査”があった。この物語で主人公が行うのは内偵”調査”というもの。
物語は、立花製菓という中小企業というよりは零細企業に近い工場で労働組合結成の動きがあり、それを阻止してほしいという依頼である。もちろん労働組合結成は労働者の権利であるが、そこには何らかの意図的なものが感じられ…。この件、漫画「課長 島耕作」のある場面(海外出向時の企業)を思い出す。
物語は埼玉県を舞台にしているが、この製菓工場の従業員が紹介する蒲田(大田区)など東京の城南地区は中小企業・零細企業が多くあり、日本経済を支えているという社会性の描き。

さて、内偵が仕事であったが、その実、主人公の”心の内偵”のようにも思える展開である。冒頭、この物語の契機になった(ドイツ)ノンフィクションとしての説明…母を思い、今後の生活に悲観した少年がジャングルジムで縊死したと。その時の心の在りようは子供だったのか、大人だったのかという問い掛け。本公演は37年の歳月をかけて主人公が最後に答える。心の成長は、子供から大人になる歳月に伴うようだ。その時期は明確に現れるのではなく、人それぞれ違う。

探偵業は、都会(ジャングル)という光景が似合うような気がする。見知らぬ人間同士が身近に存在し接触し合う。地方の共同体では住民の素性が知られ過ぎている。そこでの事件、動機は怨恨・金銭・痴情のもつれなど比較的簡単に特定できる。しかし、都市では人間関係が希薄な分、事件も不可解になる。探偵業の特有な状況が、この物語では潜入先の人との交流を通した人間ドラマになっている。その意味で単なる謎解きドラマより社会性があり、人間味に溢れる観応えのある公演であった。

次回公演を楽しみにしております。
クライングメビウス

クライングメビウス

劇団虚幻癖

Geki地下Liberty(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

堕天使のロココが唐突に本性を表して二つの世界を破壊するに至る過程が、よくわからなかったが、狂気となる二つの世界でも絆が切れない二人の心。最後にもう一度二人を合わせてあげたく思いました。同じ世界に転生できればいいですね。
リリーと恋人の二人が物語に必要な訳もわかりませんでしたが、重くなった空気が不思議と和らぎました。

ゴーストシスターズ!

ゴーストシスターズ!

合同会社シザーブリッツ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/11 (土)

2015年に上野ストアハウスで上演された舞台の再演。
前回も観ていて内容はわかっているんだけど、次の展開がわかっていても笑ってしまいます。初演とはキャストがほとんど替わっているのでまた新たなカラーが出ているし、一部ダブルキャストなのでそれぞれを見比べてそのカラーを楽しみたいですね。
高橋明日香さんと清水みさとさんの姉妹役、終盤のシーンなどグッときました。良かったです。

CABACRAT

CABACRAT

junkiesista×junkiebros.

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

キャバクラという男のオアシスとも言える場所で働く女性の夢か現か幻か…この数奇な物語は、1人の男と6人の個性あふれる女性が織り成す甘美で切ない話である。この物語の情景をしっかり観せてくれる豪華な舞台美術。
本公演は9年前の再演ということであるが、とても魅力ある舞台であった。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

「CBGKシブゲキ」というこの公演に相応しい様な豪華感ある劇場。客席上部にはミラーボール、舞台上手奥に少し高くなったママの部屋らしきスペース。客席側が店内の応接セットがおかれ、下手が店の出入り口にあたる。その横に「招き猫」の置物。またその横は階段になっており2階部に別スペースが設けられている。舞台中央には、店看板”KIT CAT”が掲げられているが、少し斜めになっている。客足が遠のき閑古鳥が鳴くような斜陽状況をイメージさせる。

全体的に真紅というよりは、深紅という豪華にして重厚という雰囲気が漂う。その美しく幻想的な色調に彩られた店内。一方、そこで働く女性たちは、辛苦ある思いを心の奥に封じ込め、何事も無いかのように振舞う、その透明感が対比を成しているようだ。

物語はママ(林希サン)の亡きオーナー(大村俊介サン)への想いを中心に、店キャスト、隣店(珍獣クラブ?)の元同僚が巻き起こすドタバタ喜劇。しかし、底流には、一人ひとりの女性の”心の対話の物語”が挿入され、その観(魅)せるパフォーマンスもダンス、歌、またはその組み合わせというサービス。本当にこの店に遊びに来た時のショーを観ているような錯覚になる。もっともダンスは、シャープさというよりは面白さを意識した緩いものであったが。出来れば、スピード感あるキレキレなダンスとスローダンスという緩急、そのメリハリがあればもっと楽しめたと思う。
店もそこで働くキャストも往年のような勢いはないようだが、古く感じるかもしれないが、別の意味で新鮮…大事な忘れ物を思い出させてくれる、そんな初心を…。

さて、小道具というよりは演出上重要なのが、招き猫。この猫が落ちて割れたことを契機に、オーナーが事故死、店が流行らなくなった等、キャストの思いはそこに集中している。その招き猫の破片が見つからず、前足部分に穴が開いている。そんな時、地方からキャバクラ勤めを望み現れた女性(よねこ)…自分では”寄猫”と思っていたが、その心を見透かされたかのように、ナレーションで”米子”という名であることが紹介された。それでも八十八の末広がり。この店、いやこの団体junkieのミュージカルという枠を飛び越えまくった新感覚エンターテイメント、こんなのまた見てたい!!!

次回公演を楽しみにしております。
生きてんだか死んでんだか

生きてんだか死んでんだか

劇団不労社

ウイングフィールド(大阪府)

2017/02/10 (金) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

西田雄哉… ただ者ではない

口々(くちぐち)

口々(くちぐち)

サンボン

サンモールスタジオ(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/11 (土)

価格3,300円

昨年初めて観た「小野寺ずる様」に衝撃と感動を受け、「ロ字ック」「山田佳奈様」に行きつき今回の公演を観に行く事に決めたのが昨年末。全公演完売の様で早めにチケット予約しておいてよかったと思いながら今年2度目(先月はTOKYOハンバーグ)のサンモールスタジオに。「家族だからこそ知るべき事」と「家族だからこそ知らない方がいい事」、「家族のあり方」「家族愛」。いろんな事が凝縮された1時間45分、こみ上げてくるものをこらえるので精一杯でしたが、最後に流れたイエモンで涙腺が崩壊しました。役者さん全員素晴らしかったですが、ロロの亀島さんの熱演が個人的にはMVPでした。

俺とお前とアイツでファンキー

俺とお前とアイツでファンキー

劇団ステラビア

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/02/11 (土) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

笑いがふんだんに入ってとても面白かったのに、心が熱くなる友情がとても素敵でした。

パル子の激情

パル子の激情

江古田のガールズ

本多劇場(東京都)

2017/01/20 (金) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★★

本多劇場3回目の公演。
流石に場慣れしてきて、舞台を効率よく利用していました。
通常の公演よりも、さらに娯楽性が高く、非日常を強く感じることができ、観劇という行為の意味を今一度、考えさせられました。
今後にも期待しております。

さよならシェルター

さよならシェルター

のびる

SOOO dramatic!(東京都)

2017/02/10 (金) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/10 (金)

価格2,800円

時期を前後して同じ部屋をシェアしていた二組の女性(+α)を描いた85分。
冒頭部分で3つ(or more)の時制の出来事が相次いで出てくるので時期関係を把握するまでやや戸惑うし、導火線部分(伏線パート)がチョイ長(ではあるが吉田主宰のアタマの中をのぞき見するようで興味深い)ながらある人物の正体が明かされた時の爆発的な(=それまでのあれこれが短時間ですべてつながり「あれは何?」だったわずかなシーンやタイトルの意味も解る)伏線回収が快感。
また、黒い床に白でアレした美術(玄関が特に愉快)のセンスも良く、窓を開けるとか壁のスイッチを押して点灯するとかの身振りとの相乗作用アリ。
あと、壁がない(想像上の壁はある)装置につき、時として床からあおる照明で会場の白い壁に映る演者の影が独特の効果をあげて印象的。
なお、吉田主宰推しのお客様におかれましては入口に近いエリアを選択されますことをオススメ(爆)

俺とお前とアイツでファンキー

俺とお前とアイツでファンキー

劇団ステラビア

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/02/11 (土) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

いろいろあってもお友達。いいなあ。絶妙なコンビネーション。

ネタバレBOX

ブス専の人の恋愛事情と、騙されやすい人がヒップホップ洗脳で騙されるシーンが気に入りました。
探偵物語1980

探偵物語1980

劇団東京ドラマハウス

明石スタジオ(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めてcorichに投稿します。劇団東京ドラマハウスの舞台に行ったのも初めてです。ネタばれしない程度でお話しすると、気の弱い若者が探偵事務所に就職し、とある会社の覆面捜査員として潜入し、勇気ある決断から、物事がいい方向に向かったという話。出演者数や熱量が多く贅沢な舞台でした。脚本は丁寧に描かれており、登場人物それぞれに特徴を持たせ、シーン中の解説も多いため、誰にでも分かりやすく、私も安心して楽しめました。役者の方の演技も良く、涙を流すシーンなど間近で観て、圧倒されました。笑いのポイントも沢山あり、性別や年代を問わず、お勧めしたい舞台だと感じました。会場は満席で、年配の方も結構いらっしゃったのも頷けます。これからの作品もチェックしていきたいと思いました。

ルート67

ルート67

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/03/10 (金) ~ 2017/03/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

最初は?
という感じでしたが、すぐに引き込まれました。
あおきりさんの舞台を2回観たのはこの舞台が初めてです。
台本も予約してしまった!
アゲアゲ。

Melody

Melody

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑って笑って大笑いして泣いて
笑って泣いて苦しくなって泣いて…。

とにかく素晴らしい舞台でした。

押し付けがましくなく、自然に笑ったり泣いたりできるお芝居でした。
そして役者さんのクオリティが高く、脚本も素晴らしいので、変な言い方ですが安心して身を預けてお芝居に集中できるというか…(^_^;)

みなさん素晴らしいのですが、今回は平田貴之さんのお芝居が光ってました。

team6gさんの舞台は、いつも観終えたあとに心に引っかかるもの(悪い意味ではない)があるのですが、今回は帰り道もずっとじわじわ涙が出てきてしまいましたね(^_^;)

ゴーストシスターズ!

ゴーストシスターズ!

合同会社シザーブリッツ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/11 (土)

超面白かった☆
可愛いー出演陣たくさん!笑いあり感動あり!期待以上の良作!!
高橋明日香さんや荒木未歩さんの実力は今更言うまでもないけど、、庄野有紀さんに注目!物語全体をナイスアシストしてたね☆

マジメですがなにか?

マジメですがなにか?

マジメイト

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/02/10 (金) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★

ホンダ版を観劇。ただ見ている分には面白かったけど,結局,伝えたいことは伝わったのかなぁ。トライダンスロンは良かった。キレキレでしたね。

ダークマスター東京公演

ダークマスター東京公演

庭劇団ペニノ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/02/01 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/02/10 (金)

イメージを限りなくリアルに作りこみ、アゴラ劇場のステージの隅から隅まで、別世界となった。こだわりの度合いが尋常でない。そして、人がそこに入ると益々リアルに、場が生き生きとうねり出す。見事と言う他ない。「話」の着想と、それを徹底したリアリズムで作るこだわり、アトラクションに酔った。
この物語を前へ突き動かす原動力は、何か漠とした、原始的な感覚で捉える他ないものだ。それを感じようとする感覚と、目前で起きている現象への興味とが手を携えて、この観劇を強烈な体験にした。

ネタバレBOX

原作がある事を後で知ったが、ペニノの作品として、一見爽快な、だがやはり恐ろしげな、演劇世界が作られていた。『地獄谷温泉 無明の宿』の赤裸々さと、深層心理に訴えかけるような、要は不気味な(日常感覚の盲点を突かれたような)ストーリー性と趣向は、今作に引き継がれている。
疑問が残る部分(説明が省かれ、こちらで補うしかない部分)もあったが、精緻な建造物を思わせる演劇の形態にただ圧倒される。作り込まれているのは舞台装置だけでなく、人物も然り。「バカうま」という設定の料理を実際に作り(それも一皿二皿ではない)、役者が食う。
あるテーマが確実に流れているが、一つに収まる作品ではない。
クライングメビウス

クライングメビウス

劇団虚幻癖

Geki地下Liberty(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2017/02/11 (土)

怒鳴ったり叫んだりする際のセリフがきちんと聞き取れる・・・演じ手達の日頃の修練が察せられます。
でぇ、観客の大半はこうした怒鳴り・叫びを「芝居の熱量」と受け取ったようですが、ゴメンナサイ!偏屈なオジサンの率直な感想は「劇場で激情を表現するのに、大声あげるしか能がないの?」。
登場人物の皆が皆、同じ反応(感情が昂る→大声を上げる)をするんじゃなしに、せめて一人ぐらいは、観客の心胆を寒からしめるほどに冷静(冷酷?)なキャラである、とかいったバリエーションが欲しかったなと。
パラレルワールドをつなぐ小道具(ノート)とか、アイデアは良いのですが、感情表現がどうも一様に「ぬいぐるみの演技(注.役者でなく脚本や演出の問題)」で深みや凄みに欠けるため、申し訳ないのですが、私はあまりストーリーに没入出来ませんでした。
なお、役者陣の中では、狂言回し役でもあった、若い浅倉祐太さんと、兎団でもお馴染みのベテラン・清水敏夫さんのお二方が印象的でした。

CABACRAT

CABACRAT

junkiesista×junkiebros.

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/02/09 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

ミュージカルやダンスが好きなのが伝わりました。そして笑いへのサービス精神が以前よりパワーアップしていました。

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