
空と雲とバラバラの奥さま
クロムモリブデン
吉祥寺シアター(東京都)
2017/04/20 (木) ~ 2017/04/30 (日)公演終了
満足度★★★★
独特のカラーのある劇団だ。かつて、赤坂で見たことがる。ファンのような熱心な観客ではないが、ユニークな芝居の論理が面白かった。今回もそこは変わっていなくて、家族をバラバラにしてみせる。論理の展開が笑えるが、さらにその先にある世界がよくわからない。観客の腑に落ちない。かつて見た作品ではそこはうまくいていたようにも思うのだが。音楽やセットはよく出来ているし、舞台の裁きもシャレていて泥臭くない。関西の劇団と思っていたがいつのまにか東京の劇団になっている。プロでユース公園にかき回されている現状では劇団のカラーを維持するだけでも難しいのによくやっている。

独立愚連飯店
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
食べるって人間が生きて行く上で大切なことなんですね。わかっちゃいるけど、その場に遭遇しないと説得感が無いのかも。今の時代には。食べることと人物の個性が相まって、楽しい舞台でした。店員さん、最高!(笑)

赤鬼
東北大学学友会演劇部
東北大学川内北キャンパス・川内課外活動共用施設(川内ホール)104号室(宮城県)
2017/04/17 (月) ~ 2017/04/22 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/04/22 (土)
座席1階1列
東北大学学友会演劇部『赤鬼』 於:東北大学川内北キャンパス
すごく良かったです。ラストは鳥肌が立つほど心揺さぶられました。
照明効果、音響、舞台美術などの演出面も素晴らしく、完成度の高さに驚きました。
一番印象に残ったのは赤鬼の演技。
序盤の獰猛で荒々しい動き、存在感。そして打ち解けてからの人懐っこい表情。
その表現力には非凡なものを感じました。
あの演技があったからこそ、最後の「絶望」が強く胸に刺さったのだと思います。
あの女、とんび、ミズカネの3人も印象に残る演技をされていました。
時間が合えばもう一度観たかったです。

星空ハーモニー
Southern’X
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2017/04/18 (火) ~ 2017/04/23 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2017/04/20 (木)
座席1階B列
Southern’X『星空ハーモニー』 於:CBGKシブゲキ
♯チームを観劇。シンプルだけどまっすぐにメッセージが伝わってくるような作品でした。
キャラクターもみんな個性的で良いですね。特に長橋さん演じる夏澄歩の役作りが凄かった!
個人的な好みの話ですが、
演者さんへの無茶ブリで笑いを取るような、バラエティのノリのアドリブコーナーは好みではありません。
作品の世界観の範疇で無茶ブリに答えていた演者さんもいて、そこは好感が持てました。

『満月動物園 × 桃となのはな』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/03/28 (火) ~ 2017/03/28 (火)公演終了
満足度★★★★★
この組み合わせ FMZとモモハナ FMZからのモモハナで見ました 全く違う芝居 両方で一つのイベントでより面白く、2倍ではなく4倍に成ってる。この組み合わせを企画した人の想い通りと感じる。とても面白かった。

大神家の一億
劇団ハッピータイム
ブックカフェ二十世紀(東京都)
2017/04/22 (土) ~ 2017/04/23 (日)公演終了

独立愚連飯店
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

独立愚連飯店
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

第十五回 長唄を楽しむ会 歌・三味線・囃子
杵屋勝静也
市川三郷町 歌舞伎文化公園ホール(山梨県)
2017/04/23 (日) ~ 2017/04/23 (日)公演終了
満足度★★★
初めて,長唄を聴くことができた。予測していたような具合で,それほど面白いものではない。理由は,いろいろあると思う。
たとえば,最後の『勧進帳』。本来なら,歌舞伎かなんかでよく知った演目だからそれだけで楽しめるのだろう。しかし,その演目を,いわばBGMだけで感動できるような準備が私にはできていなかった。きっと,こういうものは何度も何度も足を運ぶとその良さに酔いしれるのだ。
もちろん,三味線やら,横笛においては,十分に楽しめる部分もあった。
全体としてはしろうとのやる会だったのかもしれないが,数名客演で混じっているひとたちのレベルがすごく高いのだろうか,おそらく私には,新国立劇場で観てもさほどちがう印象にはならないだろう。そのちがいがきっと凡人の私にはわからない。
今後は,今回の長唄をきっかけに,三味線が奏でる文楽の世界に足を運びたいものだ。また,能管などがひきたつ能の世界もわかり易いものから選んでいきたい。きっと,入口は一つではない。

独立愚連飯店
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
戦闘地帯なのに楽し気に食堂に集まる客達。時々外の音や様子で不穏な雰囲気が漂いながらも悪い人が出てこないのがトツゲキらしくて良かった。ラスト後が気になるので番外ででもやってくれないかなぁ。

優しい電子回路
ベニバラ兎団
サンモールスタジオ(東京都)
2017/04/04 (火) ~ 2017/04/09 (日)公演終了
満足度★★★★
ネトゲの話で、リアルにもしかしたらこういうことが起きてしまうのでは…と考えると怖くなった。
蓄光の文字がすごかったです!!
音響が世界観をすごく出していて素敵でした。
ダンスもかくかくした動きなどネトゲのキャラ風ダンスで面白かったです。

「ワーニャおじさん」
劇団つばめ組
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2017/04/20 (木) ~ 2017/04/23 (日)公演終了
満足度★★★★
アントン・チェーホフの作品だけあってすごく重みのある作品ですね。当日いただいたしおりにも書かれていましたが、どのセリフがお気に入りか、どのセリフが印象に残るか考えながら、観るのもいいですね。
まじめな会話劇いいですね。

独立愚連飯店
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了
満足度★★★★
「敵も味方もなく黙って仲良く飯を食え」 そうなれば戦争も起こらないのにと感じました。そうあってほしいと思います。軽いタッチで重いテーマを扱っています。

個性が強すぎるのかもしれない
艶∞ポリス
駅前劇場(東京都)
2017/04/19 (水) ~ 2017/04/25 (火)公演終了

第53回「a・la・ALA・Live」
a・la・ALA・Live
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2017/04/22 (土) ~ 2017/04/22 (土)公演終了
満足度★★★
北のほまれさんのきもい感じではありますが、おもしろく観させていただきました。
あがりえ弘虫さんの小さな人形劇場、よく考えられた作品ですね。からくりがわかっていても、おもしろおかしく見させていただきました。
山本光洋さんの記念撮影、見事な作品ですね、演技も抜群。

わが兄の弟
劇団青年座
紀伊國屋ホール(東京都)
2017/04/07 (金) ~ 2017/04/16 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/04/14 (金)
20才の青年期チェーホフから物語が始まる、彼の家族と苦い青春の話だったが、一幕と三幕の話が印象に残った。
タイトル通り「贋作」のお芝居だけど、実際のチェーホフもこんな感じの人だったのでは、思わせた。誰だって悲劇と喜劇、両方を持ち合わせた人生、と思うような良い塩梅の舞台だった。

ハムレット
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2017/04/07 (金) ~ 2017/04/28 (金)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/04/14 (金)
座席1階RB列
観客席から見て下手側、ステージ上に特別席を配置、その上手側には奏者待機。舞台背後にセットは皆無。出演者が複数の役を掛け持ち入れ替わる。映画スターウォーズに出てくるようなモノトーンな色合いの衣装に、照明の切り替わりで場面の転換がわかるが、役者の動線や劇中演奏など、外国人の視点で日本文化を加味し作った和洋折衷な能舞台のようだった。
有名戯曲のため、あまり目新しい印象は持たなかったが、出てくる役者さんも今では舞台よりも映像で活躍してる人が多いなぁ、などとどうでも良いことに意識がいってしまったり、あの場面で杯持って乾杯しようとするお妃に「ダメ、ゆう子、それ飲んじゃダメ!」と役柄よりも俳優個人を見てしまったり。そんな中、純粋かつ可憐なオフィーリアの貫地谷さんが印象に残った。
んー、いろんなシェイクスピア舞台があって良いんだが、個人的に蜷川さんの舞台を見過ぎた弊害なのかなぁ、と少し反省。

星空ハーモニー
Southern’X
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2017/04/18 (火) ~ 2017/04/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
まぶしいくらいにキラキラと輝く合唱青春劇でした。
合唱シーンは本当に感動し涙が自然に流れてきました。
また、日替わりゲストのみなさんには特に笑わせていただきました。
本当にお疲れさまでした。

空と雲とバラバラの奥さま
クロムモリブデン
吉祥寺シアター(東京都)
2017/04/20 (木) ~ 2017/04/30 (日)公演終了
満足度★★★
タイトルのバラバラの意味がやっとわかりました。独特の世界観がありましたが、せっかくの吉祥寺シアターの空間がもったいないなーと思えるシンプルなセットでした。その点がとても残念、小劇場で目の前で観劇してこその良さだった気がしています。ラストはもっとスッキリしたかったですね!

赤坂大歌舞伎 夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし)~赤目の転生
松竹
赤坂ACTシアター(東京都)
2017/04/06 (木) ~ 2017/04/25 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/04/10 (月)
幾度となく転生する展開に某氏の戯曲ぽいなぁ、という思いが途中まであったが、心情に寄り添いあう切なさやら再生を思いやるなど、蓬莱戯曲そのものだった。
歌舞伎とは縁遠い静かなピアノの劇挿入曲が澄んだ空間に耳心地よい。
流転輪廻の片赤目の見た藍染曼荼羅歌舞伎と捉えれば良いのか。外連味の印象は湧かなかったけど、勘九郎丈の片目で見得を切るって凄いことなのでは。日本画の滝のような背景幕画が綺麗だったが、歌舞伎の体をなした現代劇を見たような印象を持った。
歌舞伎座とは違う劇場使い。花道に当たる部分は普通に通路を使った手法。
芝居の感想ではないが、階段の多い劇場内にご年配の女性たちも多勢いらしており、足腰丈夫って良いことだな、と思ったり。