
はたらいたさるの話
劇団きらら
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団初見。独特のノリがある劇団ですね。自分は宮崎出身だけど、熊本弁も耳馴染みで小気味よい。生きづらい人たちの群像劇は、アスペルガーだった(今もか?)自分にはとても身につまされます。人情味溢れる芝居楽しませてもらいました。

はたらいたさるの話
劇団きらら
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

「シェフェレ」女主人たち
ハット企画
「劇」小劇場(東京都)
2017/05/11 (木) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★★
黒テント創立メンバー服部吉次とその所縁のベテラン女優による企画、今回は本格的な舞台という事で注目、そのためステージ数が多いという事もあり、初観劇となった。演出と美術に欧州人の名があり、カーテンコールでも呼ばれて出ていた。戯曲も秀逸だが、ローマ法王との恋や信仰についての台詞など、欧州産である要素を日本人がどうクリアするか、会話主体のシュールな戯曲であれば一層難しいが、三女優はその問題を凌駕した地点にいた。
舞台は日本人離れしていながら、言動に必然性のある、しかしどこか幻想的で、クソ・リアリズムが鮮烈な、なかなかお目に掛かれない代物であった。

ムーランルージュ
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科
玉川大学 大学3号館 演劇スタジオ(東京都)
2017/05/18 (木) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★★
各所対応してくれるスタッフさんの所作がスマートで開演前の期待感はバッチリ。
「玉川大学」と「ムーランルージュ」の組み合わせにミスマッチな印象がありましたが、この時代のエンターティナーの生き様を若い学生さん達に体感させる目的があった様で、なるほどなーと。
焼け野原となった新宿で逞しくショービジネスを営む人々のハングリーな表現に関しては、う~ん ちとハードルが高かったかなーという感じですが、けっこうな長編作品を流れるような展開で気持ちよく観劇させていただきました。
ちなみに大学入口の守衛さんの案内までもが実に丁寧で、なんかもう素晴らしい!

ロストフォレスト
ミュージカル座
六行会ホール(東京都)
2017/05/17 (水) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/05/20 (土) 18:30
ラストが予想外で衝撃でした。
そう思ってそれまでを振り返ってみると、そうなんだよな…と妙に納得することろが多くあります。
世界観と音楽が美しくて、空想の森に自分も迷い込んだような感覚に。
オオカミと妻の再会からラストまでずっと涙が止まらなくなってしまった。
童話ではよく、強そうな動物(オオカミとかライオンとか)が臆病だとか心配性だとかいうことがよくあるけれども、ここに出てくる「僕」も物語の主人公のように生きたいという願いを持った臆病な青年が書いた物語なのだなと考えさせられました。
今回の公演を観ることができて本当によかったです。
また、再演してほしいです。

幕末疾風伝「MIBURO~壬生狼~」
TAFプロデュース
かめありリリオホール(東京都)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
新選組が好きなので、とても楽しく観劇できました。でも新選組に詳しくない方には、少し説明不足な点があるので、見に行く方は司馬遼太郎の燃えよ剣や新選組血風伝なんか読んでから行くとより楽しめると思います。

THE IDENTITY ORDER
K-FRONT+
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/22 (月)公演終了
満足度★★★★
多分にご都合で片付けられてしまった部分が多い。が、主役の加藤瑠菜さんの熱演には“カリスマ”的な魅力を感じた。少女達の孤独への恐怖・秘密の共有という喜び・ルールという自分の場所への連帯感、彼女達の感覚は見事に表されていたと思う。

ズルい奴ほどよく吠える
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/05/17 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
いくつもの社会問題が、ぶれることなく一方方向へ進む。その骨太の造りに惹き付けられた。ぶち切るのではなく、観客の想像力を搔き立てる暗転の演出も見事!観ているうちにジリジリしたものや引き攣る様な痛みを感じた。感情が揺さぶられる観応えある舞台だった。

「一念発起」
猫ノ手シアター
新宿シアターモリエール(東京都)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★★
役者さんたちもお芝居というか演技を楽しまれていた感じ。
天使ちゃんかわいいですね。おじさんの願望としては○○がもう少し大きかったら、もっとよかったのに。
交通事故で生死をさまよっているお父さん、IQ200の若者、極悪犯罪者などなど、役になりきっての演技で見所満載って感じで、とてもよかったです。
4作品ともにとても面白かったです。次回作品も期待できそうですね。

『明日☆りのべぇしょん』
劇団伽羅倶梨
KARAKURIスタジオ(大阪府)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/23 (火)公演終了

名探偵青島青子-劇場版-
片岡自動車工業
HEP HALL(大阪府)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
片岡百萬両作品がHEPに帰ってきた!待ってましたとばかりに開場前からお客さんが続々と集まり、手拍子、トリプルコールと祝祭感半端ない。カーニバルですね。あれは。ミジンコターボ時代のカラーも継承しながら、解放された感で新しい試みもガシガシと。

誰がために壁はある
曲がり角ランデブー
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/05/21 (日)
オムニバス形式の3本の短編集(90分)。
トランプ米大統領の提唱する米・墨間の壁に触発されて作られた戯曲とのことだが、おはなしの設定や第1話・第2話のストーリーから想起されるイメージは「ベルリンの壁」。しかも、この壁、第3話ではあっさりと崩壊していて(説明は一切無し)、現実の壁から「時間」の壁にテーマが変換。このあたりは、正直、どうかなぁ?と首をかしげざるを得なかった。
役者陣はおおむね好演。
とりわけ、第2話は古市裕貴さん無しには成り立たなかったように思われた。

in my Life
Life Style Musical
シアター風姿花伝(東京都)
2017/05/16 (火) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

さざなみ降る夏
劇団しどろもどろ
立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)
2017/05/18 (木) ~ 2017/05/21 (日)公演終了
満足度★★
今作の作者は、虚構というものを描きたかったというのであるが、残念乍ら、演劇というものへの方法と理解がまだまだという感じが否めない。

ズルい奴ほどよく吠える
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/05/17 (水) ~ 2017/05/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/18 (木) 19:30
雀組初のサスペンスと聞きましたが、そこはやはり雀組、笑いもしっかり…それでも後半に向けて伏線回収が半端なく、スピード感のあるストーリーであっという間の2時間でした。今回初雀組の連れが2人も『もう一回観たい』と翌週のチケット予約してくれました。きっと、この舞台を初めてみて小劇場の
舞台のファンになる人が沢山出てくるんでしょうね🎵

名探偵青島青子-劇場版-
片岡自動車工業
HEP HALL(大阪府)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/22 (月)公演終了
満足度★★★★
いやもう贅沢な芝居。これだけのメンバー揃えてたら、そりゃ面白くないわけない、という感想。その分、どうしても一人一人に当たる光が足りないという想いも。自分が、大人数の劇に感じるマイナス面も感じてしまった、面白かったけども。
開演ではなく開場10分前であんなに並んでるのは初めて。片岡百萬両さんは関西の演劇ファンに凄く愛されてるなと。
座った席が、河上由佳さん側でラッキーだった。
第三回はいつかなぁ…

レモンキャンディ
匿名劇壇
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2017/05/18 (木) ~ 2017/05/22 (月)公演終了
満足度★★★★
福谷圭祐さんの「ご挨拶」が、鴻上尚史さんの「ご挨拶」を読むのと同じくらい、観劇するときの楽しみになっている。
やはり匿名劇壇は面白い。設定からして面白く、話に引き込まれて、そしてラスト…
東京でどんな評価になるだろう。
毎回思うけど、役者さんも全員キャラがたっていて、凄く良い。このメンバーが揃ってる事が奇跡だと思う。もっと売れて、関西で芝居だけで食べていける奇跡を起こしてほしい。
サリngROCKさんとのアフタートークも聞けて良かった。僕のヘビ母さん、もう一度観に行きたくなった

パレード
ホリプロ
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2017/05/18 (木) ~ 2017/06/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/05/18 (木) 18:30
座席1階G列
価格13,000円
舞台が好きな方は、必見の作品だと思います。
タイトルからは「明るく楽しい」ミュージカルのように思われるかもしれませんが、そのような類いの作品ではありません。
ただ「凄いものを観た」と感動せざるを得ない素晴らしい舞台です。
作品の根底にあるテーマは重いものですが、美しい楽曲が素晴らしく、そこに実力と魅力を兼ね備えた出演者が見事な演出とシンクロして、とても上質な舞台に仕上がっています。
この素晴らしい舞台の感動を一人でも多くの方に劇場で味わって頂きたい、と心から思います。

回れ!回らないお寿司
santacreep
新宿眼科画廊(東京都)
2017/05/19 (金) ~ 2017/05/22 (月)公演終了

天の敵
イキウメ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2017/05/16 (火) ~ 2017/06/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
前回の『太陽』がよかったので、『天の敵』はあまり内容を把握しないでチケットを購入したが、よかった。『太陽』同様、ちょっとSFっぽい話だったが、ひとつひとつのエピソードが丹念に作られていて、その積み重ねがリアリティを持ち、違和感なく観られた。