最新の観てきた!クチコミ一覧

59361-59380件 / 190030件中
今度は愛妻家

今度は愛妻家

演劇研究会はちの巣座

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2017/04/10 (月) ~ 2017/04/15 (土)公演終了

満足度★★★★★

良い役者さんで、良い演目を、
良い新歓公演で観劇させて頂きました。

はちの巣座さんは、こういう会話劇をさせると一品ですね。
(前回の卒公『林の中のナポリ』もメッチャ良かったですし…、卒公は☆6つあげたいぐらいでした。)

いつもそこにいる妻・夫…
何処にでもいる夫婦…の筈が…。
今度は愛妻家、心に染み入りました。

帰ったら、奥さん孝行します。

無茶苦茶、良かったです。
どの役者さんも素晴らしかった。

時をかける稽古場2.0

時をかける稽古場2.0

アガリスクエンターテイメント

KAIKA(京都府)

2017/04/04 (火) ~ 2017/04/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドラえもんの伏線、見事。
これからどう展開するのか…
幕間に想像を書き立て、その想像を飛び越えた展開に
更にワクワクが止まらない。

追伸、金土日は伺えない。
どうしても観たかったので、木曜日、出張先から3時間弱かけ辿り着けました。

「REVIVER・リバイバー 〜15老人漂流記〜」「ダンパチ15・獣」

「REVIVER・リバイバー 〜15老人漂流記〜」「ダンパチ15・獣」

ショーGEKI

「劇」小劇場(東京都)

2017/07/27 (木) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

「ダンパチ」見ました!面白かったです。どこまでが脚本でどこからがアドリブなのか分かりませんが、自称イケメンさんのいじられかたもあくどくなくて良かったです。人をいじめたり馬鹿にして笑いを取ろうとするのが嫌いなので、そういう世界でなくて安心しました。そこらへんがお笑いとの違いなんでしょうか?

僕のヘビ母さん

僕のヘビ母さん

突劇金魚

突劇金魚アトリエ(大阪府)

2017/04/01 (土) ~ 2017/04/16 (日)公演終了

満足度★★★★

山田さん、竜崎さん、神藤さん、椎原さん、福谷さんの回を観劇!

アトリエでの長期公演…。
突劇金魚さんがとても身近に感じました。

具合の悪い母を看病する孝行息子の筈が…
人、ヘビ、第三者、其々の視点、描写が面白い。
濃密なアトリエ空間、楽しめました。

奇想の前提

奇想の前提

鵺的(ぬえてき)

テアトルBONBON(東京都)

2017/07/21 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

あくまでも鵺的として観ていたので、終盤の突飛な展開に「お、おう……。どうしてこうなった……」となりましたけど、最後の方は「いいぞもっとやれ」という感じで。案外好物かも、と思いました。あんな福永マリカさんばかり観ていたら好きになってしまうかもしれない。

空飛ぶちゃぶ台

空飛ぶちゃぶ台

劇団PingPongDASH

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2017/04/01 (土) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★

初見の役者さんが多かったですが、
役者の皆さんがしっかり演技されてて、好感。
ムッチリ時和ハルナさん、何とも言えない魅力をお持ちでした。

サービス精神が旺盛。
その反面、演出が少しゴチャゴチャし過ぎ。

個性的な役者陣が揃っているので、
メリハリ付けた、スッキリ系が好み。

大豆の丸みに心打たれて生きろ

大豆の丸みに心打たれて生きろ

テノヒラサイズ

HEP HALL(大阪府)

2017/03/31 (金) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

テノヒラさんらしいピースがはまって行くワクワクの展開。

そして頼りないお父さんの下りは、「こう来る、こう展開する」
と分かってるのに泣ける。

笑いに来たのに、
大笑いしに来たのに…
ズルい!やられた!
涙が止まらなかった。
ラスト、泣かされた!

奇想の前提

奇想の前提

鵺的(ぬえてき)

テアトルBONBON(東京都)

2017/07/21 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/07/21 (金) 19:30

座席1階A列9番

初日を最前列で観劇。乱歩の世界設定を使った高木さんの世界でした。(乱歩色は薄め)悪魔を汚せと既視感が少しありつつも、佐藤誓さん、福永マリカさん等客演、劇団員さん達の演技でかなり痺れる世界でした。大音量と暗転が多いのが個人的に雰囲気が壊れた気もします、(陰鬱な感じが好きなので)最後の「お盆をひっくり返す」ような展開にちょい笑った。夕沈さんの小動物的扱いはピッタリです。

ネタバレBOX

詳細はコチラ
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/63960481.html
ああ、演劇

ああ、演劇

くによし組

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2017/05/17 (水) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/05/21 (日) 16:00

今ごろすいません、備忘録状態ですが、最終日のディスリ回を観劇。面白い企画でしたが、台詞と客席の笑い声でツッコミ(ディスリ)が良く聞こえなかったのが残念。内容はゆる~い下らなさの印象がありましたが、三澤さんがどんな舞台でもこなす器用な役者さんである事を再認識しました。

ネタバレBOX

https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/folder/342097.html
かつて女神だった私へ

かつて女神だった私へ

芸術集団れんこんきすた

studio applause (スタジオアプローズ)(東京都)

2017/07/27 (木) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネパールの生き神様「クマリ」。
以前、ドキュメンタリーで見たこともあり、すんなりと物語に入る。
民の拠り所であったはずのクマリの在り方と、生き神として人々にその生を捧げた少女、
取り巻く大人たちの思惑、そして神としての先にあるもの。
濃密で大胆。たった二人で表現される世界観の広がり。心に響く心の叫び。
演者の発する言葉の一つ一つ。指先からつま先まで全身に感じる息遣い。
小さな小劇場の空間だからこそ更に増幅される感覚が心地よい。
生身の演劇の良さと魅力が凝縮された舞台だった。

スーパースーハー

スーパースーハー

かえるP

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

スーッとくる、味のあるオープニング。 ハーッとする、湧き立つパフォーマンス。 ハッキんぐされた自律、他律と呼吸が合わなくなる感じが息苦しくつきまとう。 ハイ・ジャッカーたちは駆け巡った、ミクロな意識の中を。

なんくるサーファー

なんくるサーファー

劇団ウルトラマンション

ワーサルシアター(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/07/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

ダブル公演の大千秋楽、素晴らしかったー!特に、初日からの進化が凄くて完成度がMAXでしたね。ウルマンさんの舞台は伏線がやたらと多くて、続けて観ても発見だらけで驚きの連続なんですよね。このためのシーン、このための台詞、このための表情…そうか、そうだったんだと、先日観たばかりなのに涙が止まらなかった!いや、初日以上に泣けたかもしれない。この演出が大好きなんです!
いちについての小ネタもまた発見!(いいですよね千秋楽だから…)「沖縄じゃ普通さ…」と「ラフティーネギバギ…」はホッコリしましたね!早く予約したDVDが届かないかなー!さあ、次回作は来年春、待ち遠しいですね。その前にウルマン皆さんの一人一人の舞台や演出もチェックしないと‼︎

スーパースーハー

スーパースーハー

かえるP

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

■約60分■
タイトルの『スーパースーハー』は呼吸音をもじったもの。当ダンスユニットのメンバー2人は公演の当日パンフに連名でこう書いている。
「普段無意識のうちにしている呼吸。意識しようとすると途端になにかが滞ってしまうのはなぜでしょう。しかし、その滞りこそ、先に至るために大事なものだと思いたい。(中略)意識された呼吸のその先を目指したい。」
意識すると滞ってしまうのは呼吸だけではない。呼吸と不可分に結びついた身体もしかり。当公演『スーパースーハー』は、常人よりも自在に動けるダンサーたちが高い身体能力にあえて制約をかけ、その“滞る身体”を表現した逆説的な試みだったと言えるだろう。
ある者は腹這いになって床を滑るアクションを何度も繰り返し、そのような動きしかできない架空の生き物の生態を模写しているかのよう。そうかと思えば、まるで溶接されたかのように膝頭をぴったりくっつけたままぎこちなく横歩きしたり、裏返されて起き直ろうともがくセミさながらの動きを集団で表現したり。
不自由と格闘しながら動こうと頑張る姿は、這い這いでたどたどしく移動したり渾身の力でつかまり立ちをしたりする赤ちゃんを思わせて、感動と同時に微笑ましさをおぼえながら鑑賞。
赤ちゃんはむろんのこと、人間全般へと普遍化できる。
無理をすれば痛む身体、おいそれとは変造できない顔、有機物であることに由来する様々な欲求…そうした障壁と闘いながら滑稽に、またがむしゃらに日々を生きる不自由極まりない我々の鏡像をまざまざと見せつけてくれるからこそ、かえるPのこの舞台は感動を呼ぶのだ。

第20回公演 『君♡ふりーく』 第21回公演 『ジェニュイン・ケア』

第20回公演 『君♡ふりーく』 第21回公演 『ジェニュイン・ケア』

劇団天然ポリエステル

小劇場 楽園(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

深い闇の世界をちょっと覗いてみるもりが、完全にズブズブにハマってしまった件。

今回も天ポリさんは、豪華二本立て公演!って、欲張ってとか頑張ってとかそういうレベルはもうとっくに卒業してしまって、もう毎回2本やるのが当たり前になっているところが驚愕レベルなんですが、今回は第20回公演、初日のファーストステージの「君♡ふりーく」を見てきましたよ!

ネットの世界の中には、ほらよくいるでしょ、それなりの年齢になってるけど、定職にも就かずに家から全然出ないで生活してる人って。ご職業は?自宅警備員ですっ!とか言ったりたりしてますが、今回はそんな引きコモラーのお兄さんのお話なのです。
んでもって、この彼が売れない地下アイドルの強烈なファンな訳ですよ。もう、画に描いたようなわかりやすい引きこもりヲタクさんなわけですね!
ただよくある話とちょっと違うのは、依存している先は両親ではなくて、真面目でお兄さん思いの良く出来た弟君だという事。両親ももちろん出てくるんですけど、あれ?なんか変だぞ?
特にお父さんは彼のライフスタイルをむしろ突き通せ!と応援してるぐらいの勢いだったりで無責任を通り越して、むしろ潔いぐらいだったり。

お兄さん思いの熱心な弟君はお兄さんを外の世界でまともに暮らしていけるようにと、精神科の先生のところに相談しに行くのですが、そこで聞かされた話は結構シリアスで、このままではヤバい!治療できる限界を超えてしまってるかもしれない際どいところ。
そんな弟君の心配をよそに、お兄ちゃんはなんだかわけわからない理由で、ついうっかり外に出てしまう事になってしまったので、まあ結果オーライ。
そして外にはお兄さんの仲間がなんと4人も居たのです。あれ?そのうち一人はなんか違和感ありますけど。

売れなくても地下アイドルに固執していないと、人生やっていけないわよ!って完全に追い詰められている感じの年齢詐称の地下アイドルさんは、5人しかいないファンの為、というか自分のためだけに一生懸命頑張ってはいるんだけど、寄生先のお姉さんの家でギクシャクしていて、ついにお姉さんのほうがキレて家出してしまう始末。
漫画のようなよくあるシチュエーションの、端から無責任に見ていると他人事ならニヤニヤしてしまうような状況で、これからどうなる?ってところで、観客である私たちは、あらかじめ用意されたすごく深い闇の世界に有無を言わさず一気に引きずり込まれてしまって、見事演出の魔の手にハマってしまうわけです。今回は独特の空間がウリの下北沢の楽園での公演だったのですが、エリアの使い方もお見事!

いつもはどちらかというとイロモノキャラを演じている客演の吉原さんが、今回は常に目の下にクマを作っていて微妙にイライラしてるけどそれを一生懸命抑えているような精神治療科の六平先生を演じているんですが、その微妙な雰囲気がとても素晴らしい。そしてその先生の助手室井が軽薄なイカれたキャラなのかと思いきや、すごいトラウマを抱えた、共に深い闇の世界を目を逸らさず見てくるしかなかった世界の側の人を大変素晴らしく演じているのがとても印象的です。

あなたは病気なんです!って自覚がない人に言っても、何言ってんだい?なんて言葉が返ってきちゃったりしますけど、重症を通り越してしまった4人プラス、お兄さんの5人の地下アイドル親衛隊は世間一般では、そりゃ犯罪ですっていう領域を踏み越え始めてしまったり。
お兄さんは戸惑いながらもやっと認めてくれて受け入れてくれた仲間を失いたくないという思いから、どんどんその行為に身を染めて行っちゃうのですが、皆にはそれぞれそんな所にまでなってしまった切実な理由があって、それが明かされていくと、彼らをケシカランとは思えなくなってしまう絶妙なラインで話が進んで行きます。
普通、こいつ完全にアウトじゃん!と思われてしまうヤバいストーカー君が、実は彼なりの踏みとどまるラインを実は持っていたりするんだけど、一見一番しっかりしたリーダーシップを取っている親衛隊のリーダー格の彼が、もう修復不能レベルの精神崩壊していたりと、観客の判断力と価値観を巧みに切り崩しをかけてきて、誘拐拉致監禁と最強犯罪級の状況まで行ってしまったところで、思わぬ刺客が現れます。もうね、ラストは見てください!としか言えない感じなんですが、しっかり通ったスジに強力な説得力と、ダメ押しで凄い破壊力の無理押しと、畳み掛けるようなラストの展開で、ここら辺が天ポリさんの絶妙なバランスでなんだか納得させられてしまって、見終わった後今回もマンマとやられたなあと感心してしまう訳です。

個人的には、売れない地下アイドルさんは、鈴木みその漫画「限界集落温泉」に出てくる伝説のネットアイドルぐらいのダメダメレベルで演じてくれればもっと破壊力があったかもしれません(笑)
地下アイドルさん本人がそこまで逝っちゃってれば、親衛隊の異常度も、もっと引き出せたかもですねー

上演時間は1時間40分ほどですが、毎度高密度ハイスピードでとても満足な上演でした。次回公演も下北沢だそうです。楽しみですね!

世襲戦隊カゾクマンⅡ

世襲戦隊カゾクマンⅡ

プリエール

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/07/21 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2017/07/30 (日)

出演者、脚本、とにかく凄い!計算されつくした笑いの要素を、シリアスなシーンでぶっこんでくる。家族戦隊なんて馬鹿バカしい設定なのに、アラフォー、アラフィフが観て楽しめる凄い舞台でした。

なつめろ

なつめろ

花まる学習会王子小劇場

インディペンデントシアターOji(東京都)

2017/07/28 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/07/30 (日) 14:00

・まずイントロダクションのセリフ群に惚れ惚れした。自分もあのセリフを口に出して言ってみたい!と思うほど。
・役者のみんなが本当に伸び伸びと演技していて、観ていて本当に気持ちよかった。「あぁ、自分はこういう演劇が観たかったんだな」って思った。観たのが千秋楽じゃなかったら、誰かにすごく勧めたかったくらい。
・「自分の10年後を語る」シーンは、与えられたセリフではなく、本当にその人個人が思っていることを話したみたい。(終演後、キャストの方から教えてもらった)

CAT MOON

CAT MOON

POWERPROJECTクーデター

荻窪小劇場(東京都)

2017/07/28 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/07/30 (日)

アナログ感、手作り感満載の舞台で、とても温かみがありました。
空を飛ぶシーンや空中アクションシーンなど、アナログで微笑ましいのですが、ちょっと時間がかかり過ぎる印象がありました。
猫から見た世界、不思議な世界を体験出来ました。
役者さん達の一生懸命さや熱量が伝わってきて、世界観の伝わる温かい良い舞台でした。

「ドドンコ、ドドンコ、鬼が来た!」

「ドドンコ、ドドンコ、鬼が来た!」

椿組

花園神社(東京都)

2017/07/12 (水) ~ 2017/07/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/07/21 (金)

夏になるとやっぱり夜の野外劇が恋しくなる。
芝居本来のおおらかな力強さと、客席に向かってくる直球ストレートな表現。
夏の野外劇には骨太な人間臭さが似合う。
2017年の花園神社には、権力に翻弄され打ちのめされながらも
再び立ち上がる人間の素朴なたくましさが舞台いっぱいに繰り広げられた。

ネタバレBOX

昔山奥に俗世間から隔離されたような隠里があった。
人々は「外の世界には鬼がいる」という先祖代々のことばを信じ、ひっそりと暮らしている。
ところが掟を破って外の世界を覗いた若者が制裁を受けて逃げ出したのをきっかけに
それを追って出た数人が外の世界の情報をもたらし、
さらには世間知らずの彼らを利用しようと商人たちも乗り込んできて、
里の日常は一変する…。

信じて来た価値観が根底から崩れる不安、それでも新しい世界を知りたいという欲望、
人間の心が千々に乱れる様が描かれて生々しい。
里で制裁を受けて逃亡したが、町で広い社会を知り、
再び里に乗り込んで自分の欲望を満たそうとする若者が良い。
演じる濱仲太さんが、善良そうな顔つきから次第に悪徳商人のそれに変わるあたり、
大変リアルで迫力があった。
終盤、かつて里で受けた傷を晒しながら激白する場面の説得力が素晴らしかった。
この芝居で一番人間くさいキャラだった。

また旅回り一座の白塗りの女形を演じた谷山知宏さんが強烈な印象を残した。
この人が登場すると場をさらってしまうほど客席が湧いた。
これもまた実に魅力的なキャラだった。

土の上の芝居、屋台崩し、役者によるビールの売り声、階段まで客席になる満員御礼…。
洗練とはまた違った方向性を追求して30年になるという花園神社の夏を満喫した。



「すがたのみえないふうけい」

「すがたのみえないふうけい」

ひねもすほろすけ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2017/07/27 (木) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

無力。でもせっかくだから ”この海” でもがいてみることにした、泳いでみることにした。無力であることに変わりはないけれど・・・ 不協和なクインテットが、ネバついた内臓をさらけ出して、空っぽになって、立っていることにした、覚悟の涙が ”この海” の色合いを少しずつ作り変えていくであろう光を湛えている。海に生き、海に逝くその刹那、描いた海は見られます、きっと!

奇想の前提

奇想の前提

鵺的(ぬえてき)

テアトルBONBON(東京都)

2017/07/21 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/07/29 (土) 14:30

鵺的『奇想の前提』@中野BONBON

パノラマ島と聞いて乱歩の「パノラマ島奇談」よりテレ朝の土曜ワイド劇場での天地茂版ドラマ「天国と地獄の美女」の印象だったが簡単に超えてった…
乱歩の臭いがプンプンするんだが、高木さんがどんどん顔を出してくるって感じ笑
だからトコトン絶望する⤵️でもそれが鵺的。

青山さん、福永さん、奥野さんはじめ女優陣の印象大だが、誓さんの後味も負けてない!

このページのQRコードです。

拡大