最新の観てきた!クチコミ一覧

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劇団コープス「ひつじ」

劇団コープス「ひつじ」

劇団CORPUS(コープス)

なんばパークス円形劇場(大阪府)

2017/05/13 (土) ~ 2017/05/13 (土)公演終了

満足度★★★★

ひつじ増量計画

毛を刈ったり
エサをあげたり
山羊か混じってたり
なかなかにリアル!

こども達も大喜びでした。

りゅう君のベイビー産んじゃってゴメンね…。でもうちアンタのことメッチャ好っきゃねん。

りゅう君のベイビー産んじゃってゴメンね…。でもうちアンタのことメッチャ好っきゃねん。

がっかりアバター

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2017/05/05 (金) ~ 2017/05/07 (日)公演終了

満足度★★★★

「りゅう君のベイビー産んじゃってゴメンね…。でもうちアンタのことメッチャ好っきゃねん。」
って、題名、長っ!

演劇の神様やらゴリラやら出て来て、
演出家が成功をおさめるが、
客演に手を出し、的な…。

タブー通り越した公演でした。
愉しかった♪

たぬきのハヤシ

たぬきのハヤシ

超人予備校

大阪市天王寺動物園(3/12展示室、4/22・5/7レクチャールーム) (大阪府)

2017/03/12 (日) ~ 2017/05/07 (日)公演終了

満足度★★★★

超久しぶりに天王寺動物園に伺いました。
動物いっぱいで愉しい♪

童話「ペンギンは空をめざす」の朗読と
超人予備校 さんの「たぬきのハヤシ」を観劇。

子供達で超満員でした。
ペンギン、さぎ、うさぎ、きじ、たぬき、アライグマが登場。 童心に帰り楽しかった。

「その夢、むこう【再編】」

「その夢、むこう【再編】」

clickclock

FreeStyleStudio 金毘羅(大阪府)

2017/05/06 (土) ~ 2017/05/07 (日)公演終了

満足度★★★★

clickclockさん初めて拝見しました。
リズムと音楽と共に奏でる公演。
心地よかった。

幼い日…5人組
夢を求め、
夢と向き合い、
夢に向かって走りだす。

羨ましい限り。
おじさんも初心に戻ろうかな…。

夜が掴む

夜が掴む

魚クラブ

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2017/05/05 (金) ~ 2017/05/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

殺人を扱った話なのに…
結構、コミカルで、テンポ良く、
でも、しっかりダークな感じで、
大竹野ワールド、しっかり堪能しました!

ご近所付き合いは大切!
でも、こんなご近所が… 娘に何かしたら?
そうならない為に、逆立ちしないと…

ジュジュの奇妙な日常

ジュジュの奇妙な日常

ノーコンタクツ

萬劇場(東京都)

2017/08/03 (木) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★

パンフを見てもらえりゃわかるけど、まあ集英社の少年誌でお馴染みのあの作品・・・とは何にも関係ないと、舞台上で演者がことあるごとに口にする
主宰の浅見が「オリジナルです!」と言い切り、「偶然にも今日から封切りの『ジョジョの奇妙な冒険』と見比べてください、大いに違います」
うん、そりゃそうだw
ストーリーは、とある山奥の村に取材できた週刊誌記者二人が、その村で暮らす姉妹となんでだかその姉妹を狙う者たちの、ジョジョで言う所のスタンドのような「ステンド」というキャラクターを出現させる能力での戦いが描かれる(まんまやないかいw)
勘違いしちゃいけないがこいつはコメディである

ネタバレBOX

ギャグそのものはいつもより少ない感じだが、元ネタとの対比でニヤリとできるところが多い
そのストーリーに絡む形で「MGN本当だよ」(ぐるぐるメガネをかけてシュールな歌を歌うガールズユニット)が出てきたのは非常に嬉しかった
というのも日曜日は「フェス」でメガネふち黒色組・MGN本当だよが出演ということだったが予約した時にはすでに売り止めだったんで観られないのかと残念に思ってたからね
個人的にはステンドの一体、ノンスタが着ていた麻雀柄のチャイナ服が大好きw
中之島春の文化祭2017

中之島春の文化祭2017

ABCホールプロデュース公演

ABCホール (大阪府)

2017/05/03 (水) ~ 2017/05/04 (木)公演終了

満足度★★★★★

5月3日Aブロック
◆ダイナマイトしゃかりきサーカス
野外に続きオープニング、圧巻

◆アナウンス部
噛みまくった「噛んではいけない」

◆ヨーロッパ企画
科学部部長の告白、キモい!(愉しかった)

◆空組
かぐやと月の王子様、切ない。
本編で観たい!

◆石原正一ショー
漫画朗読、楽し

3日Bブロック
◆いいむろなおき マイムカンパニー
いつ見てもマイム、素晴らしい。

◆笑の内閣
陛下と女高生の某人気映画のパロディ、超愉し

◆ムーンビームマシーン
奏者選考会の悲喜こもごも

◆満員劇場御礼座
わからない言葉のコメディ

◆STAR☆JACKS
武市、以蔵、妻の悲劇

3日Cブロック
◆ビーフケーキ
チョイグロ、バラバラ死体コント

◆ZTON
以蔵に翻弄される武市、切ない
(STAR☆JACKSさんと以蔵つながり)

◆十三クラブ
蜜蜂達のサラリーマン生活、不敏。
身につまされます。

◆壱劇屋
次回公演の一幕、次回楽しみです。

◆ステージタイガー
老舗蔵元と、夢をなくした友を救う映画製作。
いつも通り、熱い。

4日Dブロック
◆スイス銀行
二人で応援する事になったチア部は…。
Vの文字が作れない。

◆カヨコの大発明
恋愛神○ーミン、リスペクト、愉しい

◆オイスターズ
世界の悲劇を憂い泣く?寒そう

◆匿名劇団
世界を2度救う勇者がパワーアップ?

◆劇団赤鬼
帰省中の惨事を救った家族愛。
家族から愛されています。涙。

4日Eブロック
◆春野恵子
ロック浪曲、斬新

◆レトルト内閣
いつものサラリーマン講座、楽しい

◆カッパのドリームブラザーズ
舞台前の寸劇に爆笑。また拝見したい♪
財布大丈夫でした?

◆Patch
5股彼女への復讐、存在感無くても…

◆N-Trance Fish
様々な争いがテーマ

4日Fブロック
◆ミクロトゥマクロ
クレイジーオレンジフォーユー、何度見ても良い

◆オパンポン創造社
娘が連れてきた結婚相手が半全裸だったら…

◆ロブカールトン
○○○を賭けたジャンケン

◆変ホ長調
私世代の時事ネタ笑ってしまう

◆マウスピースリー
演出家と役者、大トリ爆笑

ワンマン・ショー

ワンマン・ショー

やっせそ企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/08/02 (水) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★

 心理学者の言う、所謂”唯幻論”を演劇化させたような舞台。(花四つ☆)

ネタバレBOX

哲学的には認識論ということになる。但し、原作者は作家としては哲学者的な位置を確保していても、芝居の狙いは別の所、即ち唯幻論レベルの着地を目指していたのだろう。そこに演劇的ダイナミズムが生まれるからである。殊に観客のイマジネーションと作品を身体化することによって「現実化」する劇的時空の呈示によって、造成される諸々の解釈、解釈の多様性に対する観客個々人の心の内に起こる波紋を推量することによって、作る側に関わる総ての人間もまた、劇的時空への揺蕩う参加者となるのだ。
 登場人物各々の状況認識が、個別であるが故に、全体の関係性が簡単に見えてこないように作っている所が味噌である。一方、芝居の求める結末への収斂へ向かって、個々の情報が再構築され、一定の解釈圏に着地していることも事実。この辺りを楽しめるか否かで評価は変わってこよう。メタレベルと抽象度の高い舞台である。
ワンマン・ショー

ワンマン・ショー

やっせそ企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/08/02 (水) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★

う~ん デビット・リンチ・・・25年ぶりのツインピークス?
てな感じの印象を受けたです・・・(ー_ー;)
あまし自分には合わなかったなぁと感想=アフタートークも不参加でし

舞台セットとか各キャラの設定などは良いと思ったけどね・・

ネタバレBOX

普通に死んだ方とかが会話に加わり
見えない人は見えないらしいし
見えて会話して手助け?もしたりする行政サービスの黄色いツナギ女史がいたりと
過去と現在と織り交ぜての錯綜する話が展開してゆくのですわ・・・

話が入り組んでいる分
各キャラクターは判り易くする為に
色分けされていました=赤・青・緑・黄色と服装もそれに順じてました
ワンマン・ショー

ワンマン・ショー

やっせそ企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/08/02 (水) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★

本家PPPP版もM&Oplays+PPPPプロデュース版も未見。独りよがりな懸賞マニア。立ち位置で見えてくる景色は色々変わる。

Nice Buddy

Nice Buddy

パフォーマンスユニットTWT

小劇場B1(東京都)

2017/08/02 (水) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★

王道なバディもの・・でしたね
なかなかに楽しめる内容にしてたなぁと納得

惜しむらくは隣の席で自分が楽しくないからと
大きな溜息をつく客がいて耳障りだった
(強い承認欲求は人に迷惑のかからない所で満たして欲しいさ)

1時間30分 座席指定

ジュジュの奇妙な日常

ジュジュの奇妙な日常

ノーコンタクツ

萬劇場(東京都)

2017/08/03 (木) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★

微妙に面白く元ネタを用いたオリジナルなストーリー展開
最近では珍しくオープニングダンスあり=作品世界にあってたね~♪

チケプレでの観劇だったからか
パンフは貰えんかった・・アンケートもあったようだが・・・・

明日から公開なのに
こんなトコに出てきていいのか?などの
時事に絡めたネタなども笑えたね~(^-^)

スタンドとは言わないようにしていたが
幽波紋という呼び方しても
地方都市・・・田舎・・・村?
だったんで似合いそうだなとか思いました 
結構内容が濃いなぁと感じた1時間35分の作品

ネタバレBOX

開演前のBGMはアクション系のインストルメンタルでした

舞台セットは中央に出入り口を配した上下2段の構造
→すてんど達は白いゴムの出入り口(2つある)からの登場としていました

ほぼ満席 近年では珍しいかなぁと思えたオープニングダンスあります
=作品世界にマッチしていましたなぁ~♪

そのステンド達は服や装飾品を介しての出現が基本とされており
主人公は30過ぎてもセーラー服を着用してるという痛さを表現していました

話は近隣のタクシードライバーも近寄るのを嫌がる
排他的(?)な地方の寒村(で表現いいかなぁ・・・)の村で起きる
ステンド同士の諍いがメインです

主人公は その田舎に取材でやってきた記者(♀)
そこに連れてきた同僚記者(♂)が
いろいろとトラブルに見舞われてゆくというストーリーでした

舞台上段に主人公の心の声(とタスキをかけた人物)が出て
代弁したり ステンドのナレーションをしたりとするのです
結構テンポも台詞も良くて楽しかった(^-^)

出だしのタクシーの村までの乗り入れと
金を上乗せするから村まで入ってという金額の掛け合いはつかみがOKでした
ワンマン・ショー

ワンマン・ショー

やっせそ企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/08/02 (水) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★

徐々にだんだんと、そしてしっかりとひきつけられました。

ネタバレBOX

回らない扇風機。葉書の山。落ちる窓。涎の池。還る箱。断片的なシーンが、少しずつ絡んでいき、最後はこのように絡んでいくとは。すべてがつながると、パズルを完成させたような微々たる爽快感がありましたが、それ以上に緊張感がたまりませんでした。緑川緑の演技はしびれました。途中で電話が鳴るところ、効果音でなく、「りーん、りーん」って人の声で鳴らした場面、あそこで緊張が切れかかったのは残念でした。
「瞬く間に、春」

「瞬く間に、春」

ヒカリノオト

リノベーションミュージアム冷泉荘 (福岡市博多区上川端町9-35)(福岡県)

2017/07/28 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★

説明セリフは少ないので、現在と過去の時間軸の把握が難しいかな。
中盤に彼女が亡くなったことがセリフになります。
うすうす気付きますが言葉になるとリアルです。
事故に遭ったシーンは3人でしっかり演じてました。

出はけの関係で、役者さん方は外を走っていたんではないでしょうか。
暑い中、お疲れさまでした。

ベター・ハーフ

ベター・ハーフ

ニッポン放送/サードステージ

久留米シティプラザ (ザ・グランドホール)(福岡県)

2017/07/28 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

中村さんのピアノソロも聞き入りました。
片桐仁さんのコント芝居はさすがです。

ネタバレBOX

ジグソーパズルをつないだ壁に映像(プロジェクションマッピング)を重ねる装置。壁はスライド型2枚と吊り1枚、固定が6枚だったかな。すっきりしていていい感じでした。
1シーンが終了すると暗転になり、月日の経過が字幕で表示。
4者の恋愛事情の変化が途切れない、こちらもいい感じです。
下ネタ的なセリフも多いのですが違和感がなくすんなり聞き流せます。
風間さん演じる諏訪は、仕事人間なんだけど、ほかの3人が濃すぎて、キャラ的にはかわいそう。
今回も鴻上さんの開演前の場内でのパンフレット売りありました。わかっていないお客さんも見受けられました。
ワンマン・ショー

ワンマン・ショー

やっせそ企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2017/08/02 (水) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白くて、説明にある東京都新宿区新宿三丁目8-8の「箱」から出ることが勿体無く思えてグズグズした。チラシは、変形版をこれまた変に折り、写っている写真の人物の顔は皆見えない。

舞台セットは物語の印象を表しているようだ。中央に具体的な物、周りは抽象的で表現し難い。その対比のようなものが、登場人物の存在と立ち位置を示している。

物語は、引き出しが多いタンス、またはジグソーパズルのようで、その場所・大きさの違いが時間や空間の違いを思わせる。それらの組み合わさって出来ている物語は、その全体像がラストに明かされる。その意味で一種のミステリーのようであり、その謎を解く鍵を持つのが…。色々な引き出し(ピース)を覗き込むが、それが何を意味するのか頭を巡らせるので、少し難しく又もどかしい気もするが、順々に引き出しの関係、繋がりが見えてくる面白さがある。観応え十分の秀作。
(上演時間2時間強)

ネタバレBOX

セットは中央に古いテーブルと椅子。周りは無秩序に立てられた柱に白っぽい布や紐が垂れ下がり、乱れたもしくは退廃・荒廃したイメージ。また床の所々が張り合わせのようになっている。全体的に不統一で不安を抱かせる。

時間と空間を自在に切り張りしたジグソー・パズルのごとき構成。ちりばめられたキーワードの台詞などを手がかりに、頭の中で、出来事の時系列の整合を巡らすことになる。ラストに、バラバラだったエピソードの欠片がピタリと揃い、謎めいていた劇の全体像が見える納得が、この作品の見どころのひとつであろう。

ジグソーのピースは、順々に次のシーンが描かれる。
●青井あゆむは、「懸賞マニア」で、自分の身内等の名前を使用し、応募必要事項以外にも細々書き込む。 ●あゆむの仕事は町の航空写真を撮り、変化があれば役所に報告する。ある日、増築された部屋があるにもかかわらず、届け出のない佐藤家を訪ねる。●あゆむの妻・紫(ゆかり)は、あゆむから受け取った葉書を投函せず、段ボールにため込んでいる。 そして、紫の兄・白根赤太に葉書が詰まった段ボールを捨てに行ってくれと頼む。  ●無職の赤太は、自治体の女・イェローから仕事を斡旋された。依頼主・緑川緑から言い渡された仕事の内容は奇妙なものだ。「近いうちに、一人の男が私についてあれこれ聞きにくるが、私のことなんて知らないと答えてほしい」。 ●緑は、夫・黒雄と青井家の隣りに暮らす。黒雄は、青井家を監視し、庭の池が大きくなっていると言う。 ●赤太が捨てた段ボールは、山中に廃棄したが誰かによって再び青井家の玄関に戻る。

断片の集積は、現実とは一つではなく、見方によって、その受取り手の数だけある。それは、唯一懸賞で当たったとされる木彫り人体人形に象徴される。目鼻がない顔の人形(無表情)であるが、その左右から見ると泣き笑いの区別がつくという。この人形は登場人物イェローが担っている。さらにラストシーン…この劇全体が「ワンマン・ショー」ということが明らかになる。その衝撃が素晴らしい。

次回公演を楽しみにしております。
「REVIVER・リバイバー 〜15老人漂流記〜」「ダンパチ15・獣」

「REVIVER・リバイバー 〜15老人漂流記〜」「ダンパチ15・獣」

ショーGEKI

「劇」小劇場(東京都)

2017/07/27 (木) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

日常が非日常に転換(無人島生活)した結果、その環境・状況から受ける刺激は”逝き”から”生き”へ意識が変化して行く。タイトル「REVIVER・リバイバー~15老人漂流記」は「二年間の休暇(十五少年漂流記)(邦題)」(ジュール・ヴェルヌ)のパロディのように思った。ヴェルヌ作では、全員男の子、青少年であるが、この公演では男女7人ずつの老人とツアーコンダクターの中年女性である。その世代間のアイロニーが可笑しく、時に哀しい感情が伝わる。物語はテンポ良く2時間強がアッという間であった。
【Bチーム】

ネタバレBOX

セットは、舞台側(浜辺)から客席側(海側)に傾斜しており、後景は密林を思わせるような壁画。上手側と下手側に別スペース。ほぼ素舞台で役者の演技で観せる。時間軸は漂着時から順に経過しており、経過日数は時々フリップで示す。時間順であるが、その容姿は逆に遡行するように若返る。物語は考えを巡らせることなく、観たまま素直に受け入れやすく、瞬時に楽しめる。

梗概…65歳以上が対象の世界一周の船旅。オーストラリアに向かう途中、嵐で船は転覆し、15人が無人島に漂着した。そしてこのメンバーを助けるため1人の男が亡くなった。しかし幽霊となって…その姿は妻だけにしか見えない。そして無人島生活が始まったが…。
15少年だと仲違いを越えて”成長”するというストーリーが、老人だと余命を意識した”生長”が語られる。この生長を巡って、中年(38歳)ツアーコンダクターと老人達の「老い」の定義についての話が興味深い。

漂着直後は、島での生活が出来るか、という根源的な問題であったが、それがある程度解決すると人が持つ生来の欲望が露わになってくる可笑しみ。人の欲望は際限がない。島で暮らすうちに段々と若返ってくる見た目の肉体。一方、実年齢は変化していないのだろう。その悲哀のような心情表現は、卒業式で見かける「不安」と「期待」・「絶望」と「希望」・「過去」と「未来」という呼び掛けで印象付ける。そして心情吐露、もしくは印象付けするシーンでは”歌”で魅了するなど、観せ方に工夫(変化)をしている。

役者は、登場人物の性格や立場さらにはその存在を上手く表現しており、その人柄なりが見えてくる。自分は、老人達とツアーコンダクターの老若の世代間にみる本音、主張の違いを言い合うシーンに惹きつけられた。結局、直接的な行為として、女性を担ぎ上げ、縛り、軟禁する老人たちの行動は、可笑しみとともに怖さも見えてくる。自分たちと同じ環境が心地よい。異なる人種、世代は排除するという怖さ…夢は覚めなければ夢は終わらない。その防衛本能がラストシーンへ…。

次回公演も楽しみにしております。
Nice Buddy

Nice Buddy

パフォーマンスユニットTWT

小劇場B1(東京都)

2017/08/02 (水) ~ 2017/08/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/08/02 (水) 15:00

テンポよく話が進んで、とても楽しい時間を過ごせました。やはりベテランの役者さんが入っていると舞台が締まりますね。宇宙人ネタはちょっと浮いていたと思いますが、口直しのようなものでしょうか。皆さん力演でした。

独立愚連飯店

独立愚連飯店

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2017/04/19 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★

観ていながら書き込むのをすっかり失念。4/22の19時半の回。某国を思わせるような戦時中のとある国の食堂を舞台にした一幕劇。といっても重たい話ではなく、程度にユーモラスに繰り広げられる舞台で、当初思っていたよりは食事シーンが少なかったものの、ニコニコしながら最後まで観させてもらった。

『上野パンダ島ビキニーズ』

『上野パンダ島ビキニーズ』

ネルケプランニング

クラブeX(東京都)

2017/03/30 (木) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★

観に行っていながら書き忘れていたので。
第1部は共演の役者さんのおかげもあって楽しませてもらったが、衣装替えの休憩を挟んだ第2部は、歌はともかく「踊る」方でメンバーのばらつきが大きく、せっかくの第2部で尻すぼみになってしまった感も。

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