最新の観てきた!クチコミ一覧

5881-5900件 / 191524件中
喫茶あの日

喫茶あの日

劇団カオス

大阪公立大学杉本キャンパス旧教養地区第1学生ホール(北食堂)2階オアシス(大阪府)

2025/04/04 (金) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日拝見
親子愛の3プロット作品
最後に3つのプロットが交わりスッキリの作品
先がよめた作品で、もう少し捻って欲しいなーとの思いもあったが楽しめました!

なんかの味

なんかの味

ムシラセ

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

4/4観劇

蒙古が襲来

蒙古が襲来

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2025/02/09 (日) ~ 2025/03/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 良質なシチュエーション・コメディ。梶原善と宮地雅子カメの夫婦が住む苫屋に、遠くに行っていた兄トラジ・相島一之がひょっこり帰って来る。が、兄は家には遠慮してはいらない。兄の幼馴染の小林隆は村の仕切り屋で、「これから鎌倉の偉い人が来て話をする」と、庭に集会の準備をする。うさんくさい占い師のおばば・吉田羊がうろうろ。

 そこへ村長の西村まさ彦。さらにカメの元恋人の甲本雅裕が20年ぶり?に帰ってきて、小林隆は「カメには言わないように」と自分で言っておいて、あっさりカメに教える。つまり、最初っから三角関係のトラブルを起こしたいのである。この三角関係、梶原と甲本のいじましい再会が見どころ。

鎌倉の武士・小原雅人は「浜に外国人の死体があったはず、誰が隠した」と詮議する。それは蒙古が襲ってくる前触れだと。死体があったのかなかったのか、誰が知っているのかで、またひともめ。(ここらへんは2か月後に記憶で書いているので怪しい)

傀儡氏の二人組阿南健治と西田薫がやってきて、怪しげな見世物をし、小屋の中からは大宰府から来た貴族の客人の声(亡くなった伊藤俊人)「本当にすいませんでした」しか言わず、「ほかのことが言えないのか」と突っ込まれても「本当にすいませんでした」と。笑える。

ネタバレBOX

外国「ムクリ」の言葉というのは、実は「土佐弁」。朝鮮に流されたのではなく、土佐に流されただけとは笑えた。また、旅芸人も、大宰府からの偉い人も、実は島の防衛に駆り出された囚人たち。船が難破して漂着したのをいいことに、脱走を図っていた。

「いくさの火種を作っておいて、自分勝手に使いのものを追い返しておいて(それでいくさのそなえをしろ、ぎせいになってもしかたがないは)あまりに無責任ではないですか」
人はいつ死ぬかわからない、戦はいつ起きるか「いつかとはいまなのでございます」
みんな死んでしまった後に、吉田羊だけが残されて呟く「いくさとは、成し遂げたかもしれない可能性を絶ってしまうこと」。こうしたセリフに三谷幸喜の良識が見えた。敵の攻撃に備えて準備が大事、という軍拡擁護論に陥らないでよかった。
桜の園

桜の園

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2024/12/08 (日) ~ 2024/12/27 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

荒川良々のロパーヒンが今までのロパーヒンとは雰囲気が違う。やり手ぶりが一切なくて、何かぼーっとした人のいいおじさん。池谷のぶえの女中ドゥニャーシャが、いつもクルクル踊っているお花畑的な感じで目立った。お高く気取った(と言ってもあまり露骨でなく、基本は不愛想)鈴木浩介のヤーシャもいい感じだった。

一方、天海祐希のラネーフスカヤ夫人はなぜか影が薄い。ただ、競売の日のパーティーで万年学生のトロフィーモフ(井上芳雄)とやり合うシークエンスは非常に印象的だった。トロフィーモフも1年前にみた成河の非現実的な理想家ぶりとは違った印象で、不器用だが人の好さを感じた。

わたしの紅皿

わたしの紅皿

劇団銅鑼

銅鑼アトリエ(東京都)

2025/03/19 (水) ~ 2025/03/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一人の女性の手記に基づく芝居と思っていたら、複数の人たちの投稿に基づくものだった。予想と作りが違っていたので少しとまどったが、それはそれでいい芝居だった。

「戦後に結婚して5年、今も夫が戦場の悪夢でうなされている」という投稿から始まる。これを書いた女性が主人公的な存在になり、夫との生活、実家の様子、夫の枕元に立つ戦友の夢などを辿っていく。後半になると、ほかの投稿がいくつも映写・朗読されて、戦後しばらくの生活をいろんな例から振り返る。主人公の実家の家族会議では朝鮮戦争・再軍備を支持する若者と、嫌悪する母親がぶつかりあう。

ネタバレBOX

一番感動したのは、若い20歳の青年の投稿。「太陽族」が話題になり、自分も毎日を仲間と気ままに遊んでいるが、墓参りに行った時に、周りの墓は自分と同じか近い年齢の人たちばかりだと気づいて、戦慄する。戦死した若者たちである。そのことを知って、自分の生活はこれでいいのかという思いにうそでなく、実感がこもっていた。

残念だったのは、復員した夫が、戦場帰りの昭和の男に見えないこと。どこがどう違うのか言えないが、すさんだうらぶれ感がしないと言おうか、現代の草食系男子に見えてしまうのである。

最後は、俳優が役を演じるのではなく、素の自分として、戦争を語り合う。悪くない演出だが、とってつけた感もある。「戦争を知らない」どころか「戦争は遠い彼方」の私たちを、もっと俎上に載せて「きれいごとでは済まない」とつっこんでほしかった。
月曜日の教師たち

月曜日の教師たち

Cucumber

ザ・スズナリ(東京都)

2025/04/03 (木) ~ 2025/04/15 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

このメンバーが書くものなら面白いだろうと思ったが、予想通りに面白かった。
ヨーコ先生(桑原裕子)の男好きの媚態、アイザワ(千葉雅子)の超マイペースの思考おしつけ、英語教師の高見沢の情けなさから犬にかまれ毒に当たる運の悪さ(逆にヨーコの悪運)等々。何度も爆笑させられた。美術教師ガウディ(岩松了)のひょうひょうとしたずるさもおかしい。ガウディに「えせ宮崎駿!」と悪口を浴びせるのも笑った。確かに似ている!

ネタバレBOX

ドタバタコメディで笑えるのだが、深みがない。人生の悲哀や社会的背景、人間の無力さなどがでてこない。それがあればチェーホフや井上ひさしになるのだが。
或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なかなか重たい話、そして壮絶な演技だった
引きこもりの長男、余命幾ばくかの母、無力感を漂わせながら見守る父
小劇場演劇を観ていない若い友人をを連れて行ったので、臨場感を味わってもらおうと最前列に座ったため、演者の表情も良く見え、迫力があった
セットはダイニングキッチンのセットなどがでんと置かれているのだが、全てのリアリティが追及されている
それぞれの場所のライティングの切り替えによる舞台転換も小気味よい
音楽も要所要所で使われるクラシックが効果的
キャスト皆好演、表情が素晴らしく、役作りがしっかりしている
気持ちの昂り、表に出せないもどかしさなど良く表現されていた

ネタバレBOX

下手にダイニングキッチンのセット、奥にベッド(お母さんの病院&引きこもり長男の部屋)、中央にリビングのソファ、上手に事務所のデスクと応接というセット(1階がお父さんが社長の会社の事務所になっている家らしい)
まあ現物そのものがでんと置かれているのだが、驚くべきはキッチンがすべて機能していること
舞台上では稀な、水道の蛇口をひねると水が出てくる‼️
冷蔵庫も動いているようだ
ずっと無表情に見えるお父さん有薗芳記も哀愁とか困惑とか持って行きようのない怒りが込められて、最後の爆発が生きて来ていた
長男のどーしよーもなさ、そして暴発も見事
兄弟の微妙な心理の揺れも良く表現されていたし、ちゃらんぽらん従業員佳乃香澄やレンタル彼女土本橙子は独特の雰囲気を醸し出していた
昨秋の「スープラに乗って」で気に入った福田ユミはやっぱりここでもさすがの演技だった
宮地大介は確かにこういう人いそうと自然に思える役作りだった
同行者が小林さやかの演技に感心していたが、ベテランの味で空気を作っていた
最後にお父さんが自分の頭で次々と生玉子を割って行くシーンとその前後の長男の様子が圧巻
長男がお父さんが淹れたコーヒーの味で気付く家族の絆
喪服に流れる玉子、その上着とネクタイを取って着て、ようやくお母さんの葬儀に行こうとする長男・・・
友人が「あれ、あと大変ですよね」「そうね、ただ今のはソワレだから時間あるけどね、マチソワだとその間の限られた時間での修復大変だよ」
難点は家族を取り巻く人間の関係が最後まで良く分からないところがあった(小林さやかの位置づけとか、福田ユミの異常なまでのおせっかいとか)ことと、宮地大介と福田ユミの過去の不倫話が無理やり持ってきて不要に思えたことあたりか
それと配役表ないのは不親切だった(登場人物の名前も良く分からない)
台本買って来たから役名分かったが
帰ってカミさんに話したら「玉子高いのにもったいない」だったが、そういう反応もあるだろうな
今日の印象的な台詞
「言わないのが家族」
「言うのが知性、言わないのが品性」
或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

深井邦彦が描き下ろした芝居を何本か観て、深層で感じていたものが少し形を成すのを感じた観劇。面白い。
家族の物語。小さな会社の職場も兼ねた宅なので従業員も出入りするが、半ば家族の(セミ・ドメスティック?)成員として存在し、また家を出た兄弟、その一人は間もなく家庭を持とうとしていたり、入院中の母に代って家事手伝いに通う従姉妹など小宇宙の程よい広がり。そこへ完全なる他者も現われるが・・。
この劇では「変わらねばならぬ」課題がのっけから鎮座し、乗り越えがたいハードルとそれでも刻まれて行く日常とのバランスが絶妙である。
家庭劇や日常劇、リアルなストレートプレイの範疇でも深井作品には何か守られている原則がありそうに感じたのだが、マニアックな考察はまた後日。
どの役もきちんと描かれ、形象され、こういう芝居では俳優ごと愛着が生まれるが、例に漏れず。

或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/04/04 (金) 19:00

座席4列

価格4円

上手い! とにかく上手い! 役者が上手い! 台本が上手い! 舞台美術も上手い! 音も光も上手い!
何処かにありそうな日常なのに、ちょっと変で、必ず誰かに感情移入できる芝居でした。僕は父ちゃんを観ていて胸が苦しくなりました。「ちゃんと、逃げずに行きなくちゃ」と思わされました。

ネタバレBOX

卵割りのシーンの喧騒と、その後のコーヒーを淹れる後ろ姿になんともいえない気持ちになりました。終演後、舞台の前を通ったら、生卵の匂いと、コーヒーの香りが鼻に入って来たことが印象的でした。嗅覚にも残る劇は、映像では表現できないなあ。。。感じました。
最後に「お前、不倫しとったんかい!」と全員ツッコめた戯曲でした。
熱風

熱風

Nana Produce

サンモールスタジオ(東京都)

2025/04/04 (金) ~ 2025/04/08 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

流石に面白い。高木登氏版夏目漱石の趣き。ホラーに長けると全てに応用が効く。役者全員フルに活かす演出は鬼才・寺十吾氏。この怒濤の仕事量と質は後世に名を残す筈。今、リアルタイムで味わえる連中は幸運だ。ほんのちょっとの細工なのに圧倒的な才覚の違いを決定付ける。これは一体何なのか?何でこうなるのか?

サラサーテのようなテーマ曲がリフレインする。この小さなステージで驚く程の場面転換。拘りの美術、やり過ぎだろ。鈴木清順の『ツィゴイネルワイゼン』を思わせる不思議な品のある空間美。

大企業に勤める瓜生和成氏45歳、妻の田崎那奈さん44歳、大学生の娘の堀口紗奈さん22歳、妻の妹の杉本有美さん36歳が暮らす一軒家。娘の彼氏であるコンビニバイトの依田啓嗣(たかし)氏31歳が呼び出されている。怒号が飛ぶ修羅場にタイミング悪く隣に越して来た奥野亮子さんが挨拶に訪れる。売れないカメラマン小出恵介氏43歳との夫婦二人暮らし。その晩その話を聞いた小出恵介氏は隣の家族の名前に引っ掛かる。

全員キャラが立っていて見せ場あり。瓜生和成氏VS堀口紗奈さんなんか盛り上がる。依田啓嗣氏のキャラはリアル、ペットの水ガブ飲みが良い。杉本有美さんの存在が実は効いている。
小出恵介氏に何の思い入れもなく興味もなかったが一言、「良かった」。

是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

※瓜生和成氏田崎那奈さん夫妻は結婚23年目、小出恵介氏奥野亮子さん夫妻は6年目。

家の壁が薄いのか全ての会話が家族に筒抜けになっている。瓜生和成氏は杉本有美さんと隠れて浮気をしている。田崎那奈さんも堀口紗奈さんもそれを知っている。田崎那奈さんは大学時代の彼氏、小出恵介氏と不倫を繰り返す。皆それを知っている。奥野亮子さんは小出恵介氏の仕事を得る為、編集局の局長と寝ている。小出恵介氏はそれを知っている。全員素知らぬ顔で家族ごっこを続ける仮面の生活。

堀口紗奈さんが家族に対して抱く憎悪が取って付けたようなのが残念。闇バイトに家の情報を流し、二階の窓を割って強盗が侵入する音でラスト。

瓜生和成氏が23年分の絶叫をするシーンで小出恵介氏がグッと笑いを堪えていたのが伝わった。
或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
どこか ありそうな家族、そして母親の死によって初めて親子喧嘩をする。少しネタバレするが、母親は胃潰瘍ということで入院したが、実は胃癌で余命三か月。そうとは知らされない子供(息子)たちは、あまり見舞いにも行かず自分の生活を優先(大事に)する。亡くなって味わう喪失感や後悔といった思い、それを夫々の役者陣がキャラクターを立ち上げ熱演する。観客によっては身に覚えがあるような、その没入感や感情移入等は物凄い。そして母親が心配し 会いたがった長男が引き籠りという設定が肝。

舞台美術は4か所…上手から事務所、リビング、ダイニングキッチン そして病室であり引き籠り(長男の)部屋を扉枠で仕切る。神は細部に宿るというが、実にリアルな造作で この家族(柿沼家)の在り様を描き出している。そして場転換は、夫々の場所への照明の諧調によって場景を上手く転換する。物語は家族やその周りの人々を交え、一筋縄ではいかない長男への対応を巧みに紡ぐ。柿沼家は自営業を営んでおり、職場と家庭が一緒(職住接近どころか一体)になっており、家庭の問題=職場へも影響する。そして従業員も家族同然、同じような思いを抱くことになる といった妙。
(上演時間2時間10分 休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は、ほぼ横並びに3か所と下手奥に病室or長男の部屋。それぞれ配置されている小道具・小物が そのまま生活や仕事に使用出来る物。例えば事務机や椅子、打ち合わせ用のミニ応接セット、リビングはソファとテーブルそしてTVリモコン。下手のダイニングキッチンは冷蔵庫やシンク そして炊飯器やポット、テーブルや椅子。それぞれの場所には直接行かず、扉枠を通って移動する。その動線が異空間ということを感じさせる。

柿沼家には3人の息子がいるが、長男 修一は30歳過ぎても働かず、引き籠っている。しかも家では我儘 言い放題 し放題。そんな長男に対し他の家族は呆れ半ば諦めている。母 聖子は入院し後々判るが胃癌で余命三か月。父 輝明は修一に見舞いに行くよう言うが…。社員の田中灯里の楽しみは「レンタル彼氏」と会うこと、それを聞いて修一にも「レンタル彼女」 塚本愛を紹介する。修一は、自分の言うことに反論せず寄り添う彼女に好意を抱くが、彼女にとっては 飽くまで仕事。契約終了時、愛は修一を反面教師として母の看病をする気持になったと告げる。

母は亡くなり、その通夜はもちろん葬儀にも参列しようとしない修一。そして母が死んだと思わないことで、現実逃避を図る。父は修一に母が亡くなった事実、それを受け入れるよう諭す。ラストは父 輝明の奇矯というか自虐的な行為、その可笑しみと悲しの綯交ぜになったような感情表現が印象に残る。公演には実感ある台詞の数々。例えば亡くなった母の姿に 「まるで眠っているようだ」と。自分も 遺体に呼びかけ、周りから狂ったと思われた覚えがある。

公演は、引き籠りという ありふれた設定に親の死という現実を突き付ける。劇中のTVニュースで親が亡くなったことを隠し年金を騙し取っていた音声が流れる。いずれ親も(経済的)援助できなくなるという伏線。それにしても30過ぎの息子を色々説得するための行為があれか?力ずくは、幼児ならば躾という名の虐待になるだろうが…。

公演は、どこにでも居そうな登場人物が、その立場や性格をリアルに立ち上げ物語へ力強く引き込む。特に引き籠りの長男 修一を演じた根本大介さんの憎たらしいほどの悪態や我儘。そしてレンタル彼女 塚本愛の土本橙子のシニカルな演技、そして「言うのは知性、言わないのが品性」という台詞が印象的だ。生きることは辛く大変、それでも平凡な暮らしを手に入れるため日々戦っている は、この劇のテーマのよう。
次回公演も楽しみにしております。
或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2019年の再演です
舞台セットは
キッチンと居間と事務所を
横に並べての配置で
劇中リアルに飲み食いがあり
お腹は少し膨らませの
観劇をお勧めかしら と

濃厚な人間関係を
重厚に見せていった
2時間10分の作品
何というか
目が離せなかった

ネタバレBOX

工場の事務所1階が右配置
2階の居間とキッチンが
左から中央の配置
チラシが長男の
引きこもり部屋ですかね

プロローグは
舞台左奥にあるベッドに
横たわった奥さんに
内緒でビール缶の差し入れして
しんみりと語り合う夫婦の会話から
始まります

進行により
このベッドは長男の
引き篭もり部屋としても使用と

30歳越えて引きこもる長男
胃潰瘍といって
入院したハズの母親が
末期癌で余命3ヶ月とわかるも
子供らに伝えられない
頑固で寡黙な父親
口喧嘩はしても
手などは出さない兄弟ら

余命少ない母親に
見舞いに行かない長男
身勝手でワガママな
行動に言動ながら周囲は
実力行使などせず
言葉で説得を試みる
長男にレンタル彼女まで
あてがって見舞い等を
行くようにとするのだがー
結局現実を見ないまま
母に一度も見舞いに行かず
母親は亡くなり
通夜にも出ない長男
葬儀の当日も出ようとせず
今日までの契約の
レンタル彼女に別れを告げられ
その彼女を散々罵倒するも
その彼女に反面教師として
参考になり彼女自身の母に
ちゃんと向き合えたとお礼を言われ
残された長男と父親
現実を見ない息子にキレた父が
壮絶な親子喧嘩をするのが
クライマックスで
ラスト遂に長男は葬儀に出ると
言うのであった

なんかの味

なんかの味

ムシラセ

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ムシラセ『なんかの味』の初日を観劇しました。
毎回楽しみにしているムシラセ公演ですが、今回は珍しく家族もの。観劇する人の立場によってそれぞれの役への感情移入は違うと思いますが、どの世代の方にも心に響くであろう作品でした。客席ではあちらこちらからすすり泣く音が。
ムシラセ恒例の『あちらのお客様から』システムでU30の方は無料で観劇できるので、是非活用して欲しいです!

或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

母親の余命宣告をきっかけに、家族が見て見ぬふりしてきた問題に、それぞれが諦めたり向き合ったりする話。父親役の有薗さん、俺はいまだに『逆噴射家族』の長男のイメージなんだけど、終盤にその片鱗が見れて嬉しい。シーンとしては、かなり切ないんだけどね。

音楽劇 まなこ

音楽劇 まなこ

HANA'S MELANCHOLY

上野ストアハウス(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なかなか実験的な舞台でいい刺激を受けました。前衛的な舞台でもありちょっと難解でしたがすごく楽しめました。合唱団がそのまま劇団になったような感じで歌唱のレベルにびっくりです。作家役の方、歌手としてもデビューできるのでは?大貫妙子ぽい声ですごくいいですね^^

或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

圧巻でした。たまにこのレベルのものに出会えるので観劇やめられません。考えさせられるフレーズのオンパレードでセリフの1つセリフ1つが胸にこたえました。最後は不意に涙がこぼれました。周りにも涙をハンカチでふいている姿がありました。本当にいいものを観させていただきました。ありがとうございました。

メリーさんの羊

メリーさんの羊

山の羊舍

小劇場 楽園(東京都)

2025/04/01 (火) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

1984年の作品という「曰く付き」上演をはじめてみた。ここでしか上演しない作品で、その理由はまずは作品の長さが中途半端、一夜芝居には短すぎる1時間5分。組みあわせて一夜にするには、ミステリ劇だからあわせる作品も難しい、この当然の理由にも増して、演出の山下悟が、最初(1884-1989)には中村伸朗、と三谷昇、次は三谷昇、山口真司(2000-2010)とやってきた作品を引き継いでの上演するという、日本演劇界に珍しい繰り返し上演ロンググラン作品で、、今更他の座組でやるのは憚られるという事情もある。そういうライフワーク的な四十年の息の長さはさまざまなところに表れている。まず、殆ど宣伝されていない。私は「当日券あります」を頼りに出かけて前に来ていた客と並んで45分前にチケットを買い自由席の楽園に30分前に入った。ポツポツと客が来る。満席で50の小屋だから空席が多くなると劇場の温度が上がらない。やはり殆ど60才くらいからの老人が主力だが、民藝、こまつ座の他人頼りのダレた老人よりしゃっきりしている。開園時間前にぴったり、50の席が完全に埋まって補助席も出なかった(まぁスペースもないのだが)。これには当日券で適当に行ってみた私はびっくり仰天した。舞台の上と下ののあうんの呼吸。で、スッと始って1時間五分。
日本の演劇シーンも成熟したなぁとつくづく思う公演だった。もちろん下北沢の業界地図真ん真ん中でやっているのだから、この内容なら当然といえなくはないが、ようやく少し暖かくなった春にふさわしい公演であった。今年初参加らしい円のホープ清田智彦が、ここでも着実に点を稼いでリニューアルの成果を来年も見せてくれるだろう。楽しみにしている。

或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

あ~、いるよね、こんな人。
やんなきゃいけないこと、先延ばしする人。
大事なこと、最後まで黙ってるのが「かっこいい」と勘違いしてる人。
見て見ぬふりして、ドツボにはまる人。
言っちゃいけないこと言っちゃって、言わなきゃいけないこと言わない人。

身近にいる、あるあるな人たちの堪忍袋の緒が切れる様が見れる舞台。
「生」物がリアルに登場する、斬新な舞台。

或る、かぎり

或る、かぎり

HIGHcolors

駅前劇場(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前日、お隣のOFF・OFFシアターで観たムシラセ『なんかの味』に続いて本作も家族の話でこれまたよかった。
引きこもりの長男を演じた根本大介さんはめんどくさい男を実に見事に演じていて顔面に3発ぐらいパンチをくらわせたいほどだった(褒め言葉)。他のキャストもそれぞれよかったけど、とりわけ土本燈子さんの清々しいまでの真っ直ぐさが痛快。
当パンに配役が書いていないのは不親切すぎるので改めてほしい。

ネタバレBOX

全体的にはよかったけど、最後の父親の奇矯な行動でやや冷めてしまったのも事実(もったいないとか復旧が大変そうとかそういう余計なことを考えてしまうので)。
親の顔が見たい

親の顔が見たい

劇団文化座

文化座アトリエ(東京都)

2025/04/04 (金) ~ 2025/04/11 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/04/04 (金) 14:00

座席1階

2023年に劇団昴が上演した今作をもう一度見たいと思って出かけた。高校教員も務める劇作家畑澤聖悟の名作。テーマは名門私立中学校で起きたいじめ自殺事件。遺書に名前のあった親が学校に呼び集められ、恐ろしいほどリアルなトークが繰り広げられる。

子どもたちはいじめをしているなんて絶対に親に言わないし、携帯も見せないから、呼び集められた親たちはいずれも「うちの子に限って」と狼狽する。しかし、舞台が進むにつれて実はいじめの兆候をつかんでいた保護者がいたことも明らかになる。いじめに参加しないと次はいじめのターゲットにされるという、いじめの構造から子どもたちは抜け出せないでいて、実は周囲の大人たちに助けを求めているからだ。

昴の時も思ったが、実力のある俳優たちが演じるとリアリティーが倍加して舞台から目が離せなくなる。書かれたのはしばらく前になるが、いじめの構造が今も変わっていないから、いつ見ても戦慄するほどの恐ろしさがあるというわけだ。
公立校でなく私立の名門校という舞台ならではの浮世離れした「学校の名誉」も描かれる。しかし、公立校であっても教室で子どもが自殺するという事件は、できればなかったことにしたいという気持ちは働くであろう。この点だけをとらえても、外部の人が出入りする開かれた雰囲気があることが、いかに大切かと思い知らされる。学校内だけの秘密を作ってはならないのだ。

やはり、名作は名作だった。既に売り切れの日も出ているようだが、ぜひ見てもらいたい。

このページのQRコードです。

拡大