最新の観てきた!クチコミ一覧

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くれなずめ

くれなずめ

ゴジゲン

駅前劇場(東京都)

2017/10/19 (木) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/10/24 (火)

同世代ならではの共感を追い続けていた(ように見えた)ゴジゲンが、普遍性のある物語を語り始めた。それでいて幾度も観客が想像する方向に向かうことをはぐらかしながら、笑いと感動の終盤に向かっていく。とっても気持ちよくなれる作品。

ハイツブリが飛ぶのを

ハイツブリが飛ぶのを

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/10/19 (木) ~ 2017/10/24 (火)公演終了

満足度★★★

100分。

ネタバレBOX

阪本麻紀…仮設住宅で独り生活し、夫の帰りを待つ女性。噴火で死亡した仮設住宅の人々8名をポリバケツへ屈葬した。緒方晋を夫として迎えた。
緒方晋…仮設住宅に住んでた妹の遺骨を引き取りにきた男。阪本の夫として生活を始める。ヨカゼスには結構当たりがキツかったが、徐々に軟化した。
佐藤和駿…亡くなった人の似顔絵を、遺族の想い出話などから描く「見当似顔絵」を描いて放浪している男。阪本に気に入られ、仮設住宅で生活を始める。雅号は夜風。バイトで介護系の仕事をしてた。
平林之英…阪本の夫。阪本には夫と認知されず、佐藤からは白湯(パイタン)と呼ばれた。緒方の妹と不倫の経験あり。

鹿児島カルデラという災害で人が死に、そのあおりで仮設住宅という集落に避難した人々も噴火で大多数が死亡し、日本が混乱しているという世界観かな。今も灰が舞積り、モノクロな色合いで退廃した空気が舞台に広がる作品。けど、登場人物からはどっちかっていうと前向きな印象を覚えた。ヨカゼスのあっけらかんとした感じとか、緒方のイライラしつつも阪本の心を優しく扱うところとか、平林の穏やかで辛抱強いとことか。ハイツブリも越冬してきたらしいし。
隣の客の足が気になって集中力落ちたのが残念。再演あったらもう一度みる。
ドブ恋九州vol.2

ドブ恋九州vol.2

ドブ恋九州

甘棠館show劇場(福岡県)

2017/10/04 (水) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/10/09 (月) 15:30

笑いあり、涙あり、切なさあり、12話すべて楽しかったです。
白川古都さんの迫力ある吐き姿、いじめられてもくじけない役、すべては最高でした。
感動です!

消滅寸前(あるいは逃げ出すネズミ)

消滅寸前(あるいは逃げ出すネズミ)

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2017/10/20 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

 限界集落への道をひた走りに走り続ける、ある地域の実験的プロジェクト(内容は、地域住民による行政代行)の12年間を辿ることによって、都市一極化、少子化問題を扱った衝撃作。(追記2017.10.27)花5つ☆

ネタバレBOX


 羅針盤も進路を記すべき海図もなく、何年も漂流し続ける船に乗り組んでいることも知らず、否、知らぬふりをし続けてきた人々の眼にも、今や、その危機は明らかである。だが、此処は海の上という比ゆ的状況に託して紡がれる今作。逃げ出すも地獄、さりとて海図も六分義も、羅針盤もないまま航行するのは、死出の旅路に就くに等しい。究極の二者択一が迫られているのだ。その時、人々は民主的に而も各々納得づくの決断によって未来を選び取ることができるか? 今作が問うのは、この点であろう。何もかも他人任せにすることで、隷従の味を覚えた現代日本人に対する極めて切実な問い掛けである。
 内容については、ご覧いただくとして、古城氏が何故、今作を書くに至ったかを、「スパイス」に載った文章を参考にしながらみてみたい。因みにOneTwo-WORKSの作品に社会性の強いものが多いのは、古城氏が新聞記者出身だということとも無縁ではあるまい。今回も無論、きっかけになった情報を参考に、独自取材をして創られた作品である。先にも書いた通り今作の提起している問題は、都市殊に大都市一極集中(殊に首都圏)と少子化である。この問題の深刻さに作家が改めて気付かされたのは2014年に”日本創生会議”が発表した「消滅可能性都市」のリストだったという。このリストには全国1800の市区町村の49.8%に当たる896自治体は何れ消滅してしまいかねないとされていた。更にその後、NHKスペシャルで「縮小日本の衝撃」という番組が放映された。このドキュメンタリーは、現在日本各地で実際に起こっている事態をレポートしたものだったが、この2つの情報が齎した事態の深刻さに、作家は衝撃を受け自ら取材をし作品化しようとの決意が生まれたのだ。而も「消滅可能性都市」の中には、23区内の1部迄含まれていたのである。
 だが、ここに一つの問題がある。日本人の持つ傾向として、どんなに大変なことが起きていても自分の身に火の粉が掛かるとか、足元にヒタヒタと水が押し寄せてこない限り、恰も他人事として認識する傾向である。この認知力の乏しさ、イマジネーションの残酷なまでの欠如を、少しでも解消する為に、実際既にいくつかの自治体で取り組まれている、或いは取り組まれてきた事例をベースにした“協同の街づくり”計画(少子化を前提として生まれた地域再生プログラムで市民が主体的に街づくりを担うが、行政はその資金援助をするなどで協同して活性化を図るプロジェクト)を描いているわけだ。
 無論、今まで手つかずの領域である。参考にすべき事例はそれほど多くない中で、手探りの船出である。それが象徴的に表されているのが、実際、自治体の中で起きている会議シーンと海難事故に遭い、羅針盤や六分儀、海図も無い航海の模様を交互に描く今作の大きな構図なのである。この相互嵌入が実に上手い。おまけに、この限界集落化が日本全土を席巻するまでに時間は大して残されていない。2030年には、首都圏を含めてさえ、高齢化率は日本全体の31.6%に及ぶと予測されている。高齢化と少子化のWパンチを喰らい、移民を含めて解決策を探ろうにも、移民が定住して税金を納めてくれるまでには、日本語教育を含む学校教育、職業訓練や就業支援、衣食住に纏わるセーフティーネット、異文化の中で暮らすことになる彼らへの差別・被差別対策・精神的ケア等々、今から準備し投資しなければならないことが山ほどある。日本の国家公務員の中でもキャリア組に任せてはいけない。何故なら彼らは、自らの利害しか考えない者が圧倒的に多く、常に自分にとっておいしい事例に積極体である為、何かせねばならぬことが在る時、整備しなければならないインフラのうち、一番大切なソフトには殆ど目を向けず、大して役に立たないどころか後々維持費が嵩んでその結果自治体が破産するような箱物ばかり作りたがるからである。故郷創生でばらまかれた金が結局各自治体に何を齎したかを検証すれば、一目瞭然であろう。以上のようなことを含めて、今本気になって市民各々が考えておかねばならぬ、目に見えにくいが根本的な問題を提起しているのが今作なのである。

 
パンクドランカー

パンクドランカー

ラゾーナ川崎プラザソル

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2017/10/20 (金) ~ 2017/10/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

そんな僕達!パンチドランカー!!!
かっこ悪くも一生懸命叫んで悩んで最高にカッコいい大人達でした!
白組も黒組も全く違う色を持ってて、同じ台詞でも答えは一緒だけど印象が違って。舞台観てるのに、LIVEが終わった後の爽快感と高揚が味わえます♪3回観たけど、まだ観ますー!とにかく泣いて笑えるので、まだ観てない方は、難しく考えないで飛び込んで欲しい!!!!!

燃えあがる荒野

燃えあがる荒野

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/24 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/20 (金) 19:00

まずは、この大作を3巻分2時間20分にまとめた上に、昼夜公演で演るというのは並大抵のことではない。敷島4兄弟の描き分けがすごくよくできていて、全く似ていないのが凄いなあ。次男は大陸を流浪していることもあって、1人他の兄弟と接点がないのだけれど、それゆえかしがらみなしで、暴れる暴れる。かなり凄惨な人生を歩んでいるけれど、まさにヒーロ然として、爽快感を覚える。
次作は来秋とのことだけれど、かなり先のことに感じられ、観劇後の高揚感をそこまで維持できるだろうか。
でも、さすが直木賞作家の作品、女性陣の配置には娯楽性も高く、結構なエロチシズムを醸しておりました。

ネタバレBOX

ラストの長兄と三男の対峙は見ごたえたっぷりでしたね。外務省と関東軍という組織の尖兵として、銃を構える三男に、胸を突き出す長兄。この対立はどこに行きつくのだろう。次男と他の兄弟との邂逅は、四男大丈夫か。これだけの作品なのに、ドラマ化とかされていないのかな、映画化の話があってもよさそうなのに。
でも、舞台化に臨んだピープルシアターの意気込みに感謝。
☆5つと行きたいのだけれど、他の方も述べているように、舞台装置が次男のみを映えさせていて、どうしても場面転換に難があるなあ。回転舞台を使って明治座か国立劇場で観たかったな。(でも、観劇料が半端なくなるだろうけれど)
くれなずめ

くれなずめ

ゴジゲン

駅前劇場(東京都)

2017/10/19 (木) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつものゴジゲンを見てる感じで、笑いながら、かわいいと思いながら見ていたら、じわじわ泣かされました。
いい話なのに綺麗に仕上げてこないとこがゴジゲンらしくて好きです!(笑)
毎回ですけど、そこに一緒にいていつまでも隣で見ていたいなと思わせる6人です。
あぁー、楽しかったー!

絢爛とか爛漫とか

絢爛とか爛漫とか

パショナリーアパショナーリア

シアター風姿花伝(東京都)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

一番楽しい時期ですね。

ネタバレBOX

昭和初期の、作家や評論家を目指す若い女性たちを描いた話。

とにかく書き始める人、考えて考えていつまで経っても書けない人、書いちゃった人、ホラーじみた物を書く人の4人でした。

夢見る頃、素敵な時期ですね。もうすぐ現実の世界なのですが。

ホラーを書く人は、おじゃる丸のうすいさちよのようでぴったりでした。

主役は考え過ぎる人でしたが、やっとできた自作の短編を朗々と暗唱するラスト近くのシーンは素晴らしかったです。しかし、話は杜子春と落語の紺屋高尾を一緒にしたような内容で、相変わらず懲りない人でした。恐らく作家としては大成しなかったのではないかと思い笑いました。
第25次笑の内閣『名誉男性鈴子』

第25次笑の内閣『名誉男性鈴子』

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

赤一色からの

ネタバレBOX

市長職を辞し衆議院選挙に出る市長から後任にと推された女性市議の話。

美し過ぎる泌尿器科医に対抗するため、女性だからと言う理由で選ばれただけのことでした。

劇場に着いたときから安倍昭恵夫人のような顔立ちの赤いポスターが溢れ、すっかり赤に馴染まされていたので、まさか後輩の女性市議が立候補することになろうとは考えてもおらず、終盤の青一色がとても新鮮に思えました。

産休が学期末になるように教師に諭すところなど、凄まじい考え方を持つ人がいることを知りました。ノックアウト大学って何だろうと思っていましたが、ああ慶応ねって。パンフレットに小ネタについての解説が書いてあるとのことでしたが、面白いと言うよりも、そんなに小ネタを盛り込まなくてもいいのではないかと思いました。それよりも、1,000円のパンフレットの原価が200円弱という話の方が参考になり面白かったです。

ありがちなセクハラ男、下駄をはかされた女性、自分が経験した苦労を味合わせたがる考え方があること、ベーシックインカムのこと、理想と現実、同じ穴のむじな、色々考えさせられました。

アフタートークで、ゲストの人が人間はいくつになっても働くことが大切だと説いていましたが、平日昼間の観客に向けて熱弁しているところが最高にシュールで受けました。
おかしな二人

おかしな二人

Hell's Kitchen 46

シアター風姿花伝(東京都)

2017/10/10 (火) ~ 2017/10/11 (水)公演終了

満足度★★★★

臭いお芝居でした。

ネタバレBOX

ニール・サイモンの1965年の作品。離婚することになって転がり込んできた友人が病的なほどの綺麗好きで、がさつな男の生活がかき乱される話。

女好きのがさつ者と話下手の綺麗好きが一緒に生活することは困難ですが、話下手でも、離婚することになっているとは言え愛妻家ということが女性から好感を持たれ大逆転、そして、がさつ者も少し雑さがなくなりましたとさって感じのお話でした。

がさつ者には彼の事務所の会計をみている別の友人がいましたが、がさつ者には経営者という雰囲気が全くなく、単なる遊び人にしか見えませんでした。

それにしても、海外演劇をしているという感じの臭いお芝居で、肌に合いませんでした。
燃えあがる荒野

燃えあがる荒野

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/24 (火)公演終了

満足度★★★★

原作を読んではいませんが、配役がとても良く物語に惹き込まれていきました。
9巻からなる原作を三回に分けての上演ということでの第一回目、単純計算でも3巻分を2時間20分に収めたため展開が駆け足に感じてしまうのは致しかたないですが、良く纏まっていたと思います。
ただ、あのセットでの場面転換は観る側に想像力を要求するかなと・・・。

ベチャロンドン

ベチャロンドン

くによし組

中野スタジオあくとれ(東京都)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/10/20 (金)

20日ソワレの回を拝見。
独特の空気感にけむに巻かれ・クスクスさせられながらも、いつの間にか、登場人物達(ワコ、ニコ、ハノ)に感情移入している自分に気づいた90分でした。

それから「ベチャロンドン」とは? そして村人たちと、外部から流れて来たよそ者たちとのやり取り、何かの現実への比喩?にも受け取られましたが…そこまで深読みするのは、うがち過ぎなんかなぁ。

愛だ

愛だ

X-QUEST

新宿村LIVE(東京都)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

「愛だ」観劇して参りました。本当なら公演期間中に「観てきた」を書きたかったのですがあっという間に五日間が巡ってしまい宣伝協力が出来ずすみませんでした><。
「観たい」にも記載しましたが、原作「アイーダ」は未見で、フライヤーのあらすじだけでの観劇でした。古川さんと赤間さん以外は別の舞台やX-QUEST作品で拝見していたので馴染み深い印象もありました。初回に観たときは「難しい」と思ったのですが、3回めくらいから慣れてきました。新宿村LIVEという劇場は大きく、また高低差のあるセットから最前はとても近く臨場感があったのですが、後方から全体を観れる視界と言うのもこの世界には適していたかと思います。先行で座席を選ぶことが出来て本当に良かったです。クエストさんのアクション、殺陣は言うまでもないのですが、今回はダンスがすごく満載で、またエジプトとエチオピアの対立する国と引き裂かれる二人という「対」になるものが沢山観えた気がしました。タイトルの如く「愛だ」に溢れていて、またオープニングの効果音と、エンディングの効果音からのカーテンコールまでの演出がとても好きでした。印象的な役者さん、場面については「ネタバレbox」に書かせて頂きます。沢山観ても現状、音楽や、セリフやキャラクターが頭の中で生きている、本当に楽しくも切なくも儚くも素敵な世界でした。セリフも多かったと思いますし、演者の皆さんも「2倍」大変だったような気もします。素敵な「愛」だ」を魅せて頂き、ありがとうございました。

ネタバレBOX

オープニングの音が何の音であったか、原作同様「生き埋め」にされたアイーダとラダメスの心音であったような印象も得ました。脈拍がなくなる心電図のような音がフェイドアウトして照明が付き、その場で役者が起き上がる、何故かこの演出に涙も出ました。

アイーダの思う地獄で眠っている人に語りかけているのは、誰か、
「寝ないで!」と言っているのは誰なのか、新宿村LIVEという劇場をおそらくトレースした新宿の地下や現代の高層ビルに見立てた墓標、
ラダメスが最後に言う「古代エジプトで付けた名前と、現代東京で愛おしく思う想いが愛だ、こんな偶然あるか?」というセリフと、
アイーダの「致しません。父さんも兄さんも私の幸せを喜んで?」というセリフ
、ラストの生き埋めにされたラダメスの元に、「明確な意思(いし)を持って石(いし)の中に潜んでいた」アイーダとの場面は全てが切なくもあり強くも見えました。

冒頭では笑いも起きていたラダメスが、アイーダの前で見せていく男らしさ、愛おしさ、特に上手の上からアイーダを見つめる表情や、牢に入れられた後、踊るアイーダを見つけて一緒に踊るも離れてしまった手の震えが本当に切なかったです。

エジプトの兵士、ガエリアガエリオガルシアとマードックの関係性もある意味三角関係ピラミッドが意識されていたかのように思いました。友情と、信頼、谷の下で囮になる時に「どうぞ」と言われたラダメスの表情が好きでした。だからこそ、ラダメスが祖国を裏切った際に受けたガエリアガエリオガルシアの想いや、引け目を感じているマードックの抗いが辛かった。

エジプトが優勢ではあり国力も強いが内部では黒い影が動いており、結果違えてしまう。
奪われた側のエチオピアもまた、復讐の中生きていて、回想シーンで笑顔で踊る場面が印象的でした。花飾り作って、ビスタを踊る、そんな日常からスローモーションで皆が離れ離れになっていくのが見えるのも辛かった。

アクションが凄かったビーンズとメタリカの絡みが楽しかったし微笑ましかった!
ビーンズの目配せの後の「アイーダ様!」と「控えめな応援歌」が可愛かったです。
プライドがないんでと言いながらも、祖国の為にアイーダを奮起させたり、メタリカをお護りする姿はとてもカッコ良かったです!

ファラオの座を狙うソラリス、クールな見た目と裏腹に、ラダメス(息子)への溺愛っぷりが可愛かったです。時々見えくれする腹黒さも本音も、その切り替えとギャップが凄かった。個人的に、ラムフィスに刺された後の滑らかな倒れ方と、火の手の上がる中の立ち上がり方が美しいと感じました。表情から指先まで細やかで、より一層注目したくなる役者さんでした。

ファラオの日替わりネタ、カメラ意識したアドリブが日増しに凄かったです。
良い声で、絶妙に盛り込んでくる展開に毎日期待しておりました。
豊田さんはこの「愛だ」の稽古場風景をよくおすそ分けして頂いていたので、観劇後の余韻に浸ることが更に深く出来ます。ありがとうございました。

ラップに対抗して短歌を嗜むアムネリス。本当に美しいエジプトの御姫様でした!
「夢と希望が一度に叶った」の時に胸に手をあてて目を伏せるところが好きでした。
アイーダに「恋敵だし!」と言い放つところも、ラダメスを救おうと一生懸命になる所も「どうしてそんなに…」の時はいつも同じように涙が溢れました。
エンディングの死者に手向ける短歌が素敵でしたし、その姿が素晴らしく神々しかったです。




ビーンズ渡辺さんは4回めのクエスト出演で今回も注目していましたが、また新しい姿を観れて嬉しかったです。動きはもちろんですが、倒れ方も上手いし、観ていて気持ちの良い立ち回りでした。「涙がちょちょぎれちゃう…」は彼には珍しい一人芝居のスイッチだったような気もしました。

小玉さんはソラリス高田さんとの立ち回りがとても凄かった。
あれだけの身長差で、あれだけ足が上がったり、男性と同じレベルで立ち回れるのがとてもカッコ良かったです。エチオピアを想う一人芝居面白かったです。

全員分書ききれないので、最後にアイーダ。
身体の柔らかさ、しなやかさがダンスに生きていて、脚の上がり具合やターンの指先等とても綺麗でした。1人で始まるソロの笑顔は本当に可愛くて、
本当に「心臓に毛の生えた」ような強く、お茶目な面も見えましたが、
ラダメスを愛しく思う姿がとても可愛かったです。

全ての者の永遠の枷であったり、強さであり、弱さであり、
種族や争いを超えて行けるものが「愛だ」。

これからもう少し整理して自分なりに考察して行きたいと思いますが、
沢山の「愛だ」に溢れる新宿地下のカラフルでグレイトフルな場所での五日間、
本当に沢山の「愛だ」を叫ぶことが出来ました。
愛おしく思う想いは素敵ですね。国境も人種も4500年も超えても自分も貫き通したいと思いました。

出演者の皆様と制作、スタッフの皆様の沢山のお心遣いに感謝の観劇でもありました。
今までの公演でも思いましたが、今回も音楽が本当に好きだったので、サントラCDを是非ご検討ください!!
パンクドランカー

パンクドランカー

ラゾーナ川崎プラザソル

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2017/10/20 (金) ~ 2017/10/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/10/21 (土) 15:30

めっちゃ熱くてめっちゃかっこいい。
仲間の絆や夢がつまった、最高の舞台でした!
一人一人が魅力的で、愛おしい。どの場面も自分もその場にいるような錯覚を感じてしまうくらい引き込まれてました!
見終わった後の余韻がすごくて、未だに曲を口ずさんでしまいます( ˊᵕˋ )
出来ることならもう1回観にいきたい!
行けないのが残念ですが、多くの方に観ていただきたい!って思う舞台でした。
出会えてよかった。

「熱海殺人事件 友よ今君は風に吹かれて」「寝盗られ宗介

「熱海殺人事件 友よ今君は風に吹かれて」「寝盗られ宗介

★☆北区AKT STAGE

北区AKTSTAGEアトリエ(東京都)

2017/10/23 (月) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

【A-1 井上怜愛さんの回】☆3.5
【C-1 栗田千亜希さんの回】☆4
*中間発表が素晴らしかった秋枝明日香さん、 木許舞由さん、 峰ひかるさんもお勧め。

ネタバレBOX

井上怜愛さん:ポテンシャルの高い人だと踏んでいたので期待していたのと違い終始“いい子ちゃん”でしたね。もっとはっちゃけた捨て身の潔さを出せる人だと思うのだが・・。

山口将也さん:安定感があって一番安心して観ていられた。本来、もっとギアを上げて狂気を出せる人なのに、今日は少し硬くなっていた!?

高杉久志さん:喉を涸らして、滑舌も悪くテンポも良くなかった。彼の良さが半分しか出ていなかった。

深沢研一さん:トチリは無かったが、小さく纏まっていてなんか物足りない感じ。

栗田千亜希さん:中間発表未見。期待しないで観に行ったが、とても爽やかな演技で水野朋子刑事を好演。六期生の台風の目的存在かも。

今宮稜正さん:台詞が飛んだりどもりは相変わらずだが、場内を温め場の空気を作る圧倒的存在感は健在。人柄の良さが滲み出るアドリブや楽しんでやっている感じが良い。危な過ぎる完全にイッチャっている眼も好き。

島田恭兵さん:中間発表でもそうだったが、台詞に感情が乗っていない。典型的な大根役者タイプだが、雰囲気の有る役者ではある。
ハイツブリが飛ぶのを

ハイツブリが飛ぶのを

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/10/19 (木) ~ 2017/10/24 (火)公演終了

満足度★★★★

初iaku。面白い、けどこれってコメディなの?

ベチャロンドン

ベチャロンドン

くによし組

中野スタジオあくとれ(東京都)

2017/10/18 (水) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

今回は、とても面白かったです。

邪推かもしれませんが、ビジネスサイドの大人たちから多作を求められているのでしたら毎回あてるよう無理をする必要はないと思います。でも頑張りどころではある気がしますので、一つでいいのでいいものを作ってください。

スーパーストライク

スーパーストライク

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/25 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/23 (月) 19:30

一人のミュージカル俳優を目指す男と、三人の女に、友情は成立するの、的な物語。いや、誤解やら距離感やら、いつもの「あるある」がいっぱいのネモシューらしい舞台だった。ある種のジェットコースター展開だが、最後ネモシューが少しハッピーになるのは、役得かなぁ。とにかく面白い舞台だった。

出てこようとしてるトロンプルイユ

出てこようとしてるトロンプルイユ

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2017/10/20 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★

毎年この劇団が関西からやってくるのが楽しみだ。関西系劇団がその「関西ぶり」が売り物なのに、この劇団は泥臭さがない。今年、座付作者の上田誠が岸田戯曲賞を受けたが、遅すぎる。東京なら十年も前に受賞しているだろう。しかし、そんなことには恬淡として(いるかどうかは内部でないからわからないが)独特の舞台を作り続けてきた。ちょっと生活感を外し、知的でもあり、遊戯的でもあり、しかも時代の動きも抜け目なく入っている良質のエンタテイメントだ。今回も二十世紀とおぼしきパリの画学生の集まるアパルトマンと言う舞台設定で、亡くなった画家の残しただまし絵を処理しているうちに平面のだまし絵の世界が三次元の世界に現れる、と言う突飛なSF趣向で、絵画の芸術論から、デジタル社会の問題まで、さまざまなギャグが飛びかう。
これでもか、と言うほど同じシチュエーションを繰り返すのは、作者と観客の力相撲だ。俳優たちもまるでフランス人に見えないのに、臆することなく作中人物を演じる。中年なのに、学生芝居の良さが残っている。NHKのレギュらーの児童番組を持っているが、NHKもいいところに目を付けたものだ。
過去の作品でもすべては成功してはいないが、ワンアイデアを長く引き伸ばしてだれない、と言うのはこの作者の特技だ。だまし絵で行くと決めた今回の結果は、まずまずと言ったところだろう。べたなところのない乾いた笑いだが、満席の観客は笑いに沸く。同時代に出発した小劇場が息切れしたり、方向転換を余儀なくされたりする中で、ヨーロッパ企画は東京での公演数も多くなり劇場も大きくなった。客もついている。今後も楽しみに上京公演を楽しみに待っている。

ハイツブリが飛ぶのを

ハイツブリが飛ぶのを

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2017/10/19 (木) ~ 2017/10/24 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/22 (日) 14:00

日本中で火山が噴火し、廃墟ならぬ灰墟と化した近未来の日本。記憶傷害の女と、その夫と思われている男、実の夫に、若い「空気読めない」男が絡む会話劇。iakuとしてはちょっと変わった作りだが、その基本に人間に対する信頼があるのは分かる。最近の作品では、「空気読めない」男が物語を動かすというのも、ちょっと面白い。楽しませてもらった。

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