
ポプコーンの降る街2024
劇団大樹
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2024/12/04 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。
素敵なアコーディオンの音色の中、夢か現実か分からない不思議な世界を堪能しました。
少し混乱はしましたが、優しくも切ないストーリーが素敵でした。
良い舞台でした。

東京夜行
パフォーマンスユニットcoin
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2024/12/07 (土) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
観(魅)せるを強く意識したダンス公演。印象としては、振付が先なのか音楽に合わせたのか分からないが、ダンスと選曲がピッタリ。そして照明や衣裳・小物の配色にも気を配る。勿論 ダンスの力量は確か(観応え十分)。
舞台はメインとサブステージが二か所。サブステージは少し段差を設え、別の場所であり時間もしくは俯瞰といった違いを表現する。また絵空箱にあるBARカウンター内も利用し、この会場全体を使って舞台化している。
ダンスパフォーマンスゆえ、何か物語性があるという訳でもないと思うが、ある出来事をイメージしてしまう。心象であり日常の光景、そして再生といった時間の流れを感じる。当日パンフには「夜の東京を旅する 賑やかで、静かで、華やかで、孤独で そして儚い私の街」とある。しかし、自分は別の出来事(イマーシブ・ダンス)を連想してしまう。
(上演時間1時間5分 休憩なし)

十二月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2024/12/03 (火) ~ 2024/12/26 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「玉三郎の富姫」
歌舞伎座さよなら公演以来15年ぶりに玉三郎の富姫を目にすることが叶った。相手役の図書之助は近年目覚ましい活躍を見せている團子が演じるということで客席は熱気に溢れている。昨年玉三郎演出で富姫を継承した七之助が亀姫を演じ、他の役もこれまでから幾分か若返り、世代交代を目の当たりにする上演となった。

~喜楽に落語~ ハルカス寄席
近鉄アート館
SPACE9(大阪府)
2024/12/05 (木) ~ 2024/12/24 (火)公演終了

星降る教室
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2024/12/07 (土) ~ 2024/12/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
1時間ほどの小さな、そして優しいお話。哀しい記憶を巡るファンタジーではあるが、観終わったあとは心地よい余韻が残り、自分の体調のせいもあるかもしれないが、やけに心に沁みた。今回のキャストが続投するリクリエイション公演が来年行われるのだそうで、そちらも楽しみ。

ねもはも
劇団5454
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/12/04 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです。
現実と不思議な世界が入り混じった感じが、何とも絶妙でした。
テンポの良い会話と展開に、一体どうなってしまうのだろう?と、どんどん惹き込まれました。
噂で出来ている世界・・分かる気がしました。そして噂とは違うかもしれないけれど、冤罪なども周囲により作られてしまうのか?と思いました。
面白くて、でも怖さを感じる舞台、とても面白かったです!

夫婦
maars inc.
インディペンデントシアターOji(東京都)
2024/12/05 (木) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2024/12/07 (土) 18:00
創設間もないユニットで、もちろん初見。ハイバイ2016年の作品を、達者な役者陣を集めて上演して、心が削られる場面が多く、覚悟を持って観るべき。107分。
ハイバイの岩井秀人が、医師だった父との記憶を辿りつつ、母と父の関わりを舞台化。暴力的だった父が肺癌で死にそう、という連絡を母から受けるシーンで始まり、憎んでいた父の死を巡るあれこれに、回想を加えた展開。観ていてシンドクなる場面も多く、ストーリーもそうだが、役者陣が巧すぎてリアルに見えるし、かなり心を削られる。事前通告してほしかったなぁと思う(鵺的なら必ずやるレベル)。夫婦の不思議を巧みに描いているとは思うし、父(山森)と母(菊地)は前から観てるが、さすがに巧い。モニターを使った演出はどうかなと思った。
席がL字型で、右ブロックと左ブロックで見え方が違うのだが、入場時にもそういった説明はなかったし、これも事前に通告をしてほしいところ。

星降る教室
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2024/12/07 (土) ~ 2024/12/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/12/07 (土) 14:00
ラジオドラマをリーディング型式で舞台化。とても優しいファンタジー。(3分押し)58分。
主宰で作・演出の吉田小夏が2016年にラジオドラマとして書いた作品を、同劇団の得意な、演技を交えたリーディング型式で舞台化した。教員になった女性に小学校時代の担任からハガキが届くが…、の物語。宮澤賢治へのオマージュというドラマシリーズだったそうで、それと分かる展開もあり、役者陣も慣れているので、とても安定して観ていられる舞台だった。帰り道に優しい気持になる。

ポプコーンの降る街2024
劇団大樹
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2024/12/04 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
無邪気なメルヘンと大人の哀愁が共存していて、とても不思議な味わい
何なのだろう、この物悲しさと一緒にポコポコ湧き出てくる幸福感は
存在感ある空想的な樹木、アコーディオンの旋律は古き良き時代の映画を彷彿させ、更にはアンサンブルの猫ちゃん、登場人物達の美しい台詞で紡ぎ描かれていく舞台はまさに総合芸術の賜物
それらの芸術性が堅苦しいものではなく親しみやすさで満ちているのが良い
貴女は何者?・・・そういう貴方は・・・
現実と現実ならざる世界との境界線を漂っているかの様な、どこかふわふわした掴みどころのなさはイメージ遊びとして楽しめば良いのかと思いきや全てが紐づけられ、やがてはそれぞれの想いが立ち上がっていく流れが何とも感動的でした
これは男性目線だけでなく、間違いなく女性目線から観ても切ない

十二月、田中、がんばれ!
劇団うぬぼれ
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2024/12/07 (土) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
🔞 R-18朗読劇ということに興味を持って観たが、思っていた以上に面白かった。典型的な娯楽作。発想はエロいが、内容は極めてまっとうで惹き込まれてしまう。この劇団の特長であろうか、マンガを読むような感覚で 分かり易い演出が好い。その資料-両面35頁(非売品)を配布、笑ってしまうが なかなかの力作。衣裳は男女ともに白シャツに黒ズボンで、外見で惑わせることなく朗読力で聴かせるといった矜持を感じる。それだけに 冒頭は正確に読むことを優先し(心掛け)たかのような棒読みが惜しい。
この朗読劇、上野小劇場という比較的小さい空間だから面白味が感じられると思う。今後、別の劇場 どのような公演を行うのか。
27歳の中学校体育教師 田中純平が、なんとか今年のクリスマスに童貞を卒業したいと…。登場するのは純平をはじめ賢者・性欲・睡眠欲・食欲そして先走り宣教師、人間の三大欲を顕に悶々とした姿が滑稽に描かれる。
童貞を捧げたいのが同僚の社会科教師 岸野つかさ 29歳。口説くどころか まだ交際もしていない。クリスマスまであと一か月、岸野先生と懇ろになるための脳内シュミレーションが先走る。ちなみに説明にあるクリスマスアダムとは、早い段階で明らかになるが、先走り宣教師はラストにその真の姿が明らかになる。
少しネタバレするが、岸野先生を巡って同僚の音楽教師 中山金太郎(32歳童貞)という恋敵が登場する。そして中山先生や女子生徒との保健体育(避妊具の使用)に係る会話も興味深い。
シンプルな舞台美術と照明だが、朗読劇としては十分に その効果を発揮していた。
(上演時間1時間45分 休憩なし)

亡霊の地
公益社団法人 国際演劇協会 日本センター
中野スタジオあくとれ(東京都)
2024/12/06 (金) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初めての朗読劇でしたが、圧巻の風景でした。片目のみ涙を流せる女優さんやメッセージ性の強い3本のセンシティブな話。知らない世界を体験できました。終了後のトークも劇とは一味違う気さくな雰囲気で良かったです。

PLAY ULTRA -GrandTournament2024-
PLAYULTRA
AiiA 2.5 Theater Kobe(兵庫県)
2024/12/07 (土) ~ 2024/12/07 (土)公演終了
満足度★★★★★
段々知名度も上がってきたこの企画 旧オリエンタル劇場(キャパ500位?)が、半分以上埋まってました‼️内容はお題のストーリーに二人の役者(総勢21名?)が即興で板の上で演じ、優劣を観客と審査員4名で決めて、チャンピオンを決めていく(敗者復活戦有)優劣つけがたいけど…
時間も1時間位おしたが、大満足‼️

クリス、いってきマス!!!
梅棒
サンシャイン劇場(東京都)
2024/12/01 (日) ~ 2024/12/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/12/07 (土) 18:00
アンバーの表情、ダンスの表現が豊かで良かったです。
流れる曲の歌詞がセリフにマッチしていて面白かった。

ダイオゥライ!
NICO×frogs produce #関西の役者が踊ってみた
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2024/12/06 (金) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ニコフロ公演はいつもいっぱいの元気と笑顔をもらえるから大好きだ🎵ちょっと行き詰まったり疲れたなーって人は絶対観て🎶観てもそれで全て解決する訳じゃないかも知れないけど少なくとも作品を観てる間は何もかも忘れて【楽しい幸福感】を感じる事が出来るから☆
個人的に配役で良いなーと思ったのは亀山貴也さんが「できない」役やった事☆亀山さんは真逆の「できる」イメージの人やからギャップで新鮮なとも兄を観る事ができました♪鍬田さんがとも兄やったら「まんま」なんよね☆あとは植松ゆきさんの回転看板ね💈もぅあのキャラ創造した時点で優勝でしょ!
あとニコフロ公演観ていつも感じるのはチームワークや全体の雰囲気が良いんで「出演者全員がニコフロメンバーちゃうん」て思っちゃう事だ🎵メンバーとゲスト出演者の垣根を感じさせない一体感がニコフロの最大の魅力なんじゃないかな☆それはやっぱり主宰植松さんの人柄が反映されてるんやろネ♪
素晴らしい作品を有難うございました\(^o^)/

Goodbye my work!~退職の流儀~
丸福ボンバーズ
APOCシアター(東京都)
2024/11/27 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
年間そこそこの本数お芝居を拝見しておりますが、とても良くできた素晴らしいお芝居でした。セット、内容ももちろんですが、役者さんのお芝居本当によかった。セリフを話していない時も本当にしっかり演じておられて、一つ一つの台詞も心に響きました。
主役の野崎さんの演技、緻密にそして大胆に全てをわかって場の空気を考える小野さんと言う役を見事に演じていましたね。その小野さんと同じ年の私としても考えるところたくさんなお芝居でした。大好きな団体さんになりました。次回も楽しみにしています。製作の西村さんにも、親切にしていただきありがとうございました。

星降る教室
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2024/12/07 (土) ~ 2024/12/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
賢治インスパイア系お伽噺のリーディング(元はラジオドラマだそう)。忘れていた小6の思い出と20年ぶりに対峙。アフタートークゲストは松本紀保さん。

レストラン・エスペランサ
さんらん
アトリエ第Q藝術(東京都)
2024/12/04 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/12/07 (土) 14:00
座席1階
日本ではヘイトスピーチの対象となり、深い傷を負っているクルド人たち。国家を持たない最大の民族として、イラクやシリア、トルコなどの各国でも迫害されるなど悲劇が続いている。今作は、イラクから命懸けで日本に来たクルド人兄妹の物語。世田谷区の成城学園前にあるけいこ場のような小劇場での公演だ。
机といすにする木箱以外は、小道具がないシンプルな舞台だ。役者がはける出入り口も上手奥と上手の手前(客席につながる入場口)しかなく、下手には抜けられない。このような制約のある小さな舞台で、テキパキと場面転換して物語は進行する。あるときは成田空港、またあるときは荒川の土手、そしてレストラン店内と場面は移り変わるのだが、まったく違和感を感じさせないスムーズな演出だった。
役者のレベルも高い。特にレストランのウエイトレス役の小黒こまちは、泣きのシーンで涙がポトポト床に落ちるすばらしい没入感で客席をくぎづけにした。
物語は、イラクの地を脱出する場面から始まる。追っ手の政府軍から逃れるため、一緒にイラク国境を目指した兄妹は別々になって逃避行を続ける。兄は何とか成田空港に着くが、入国審査で偽造パスポートを見破られ、走って逃げる。現実なら絶対に捕まると思うが、空港を抜け出しクルド人の集住地域・埼玉県川口に向かう途中、荒川を泳いで渡ろうとして水死寸前となる。
一方、荒川土手近くで営業していたレストラン・エスペランサでは給料の遅配などもあってコックなどスタッフが辞めてしまい、休業の危機に。水死寸前の男性を救ったのはレストランで働くウエイトレス。コックをやっていたという経歴を聞き、実際に食べてみて味を確かめたオーナーの女性は、不法入国を承知で雇うことを決めた。
レストランは彼の力もあって集客を取り戻していく。だが、不法入国者を逃がすという失態を演じた入管の手が迫ってきた。
おもしろいのは、荒川でおぼれそうになるシーンだ。客席入口が大きく開いて大きな青色の長い布を揺らす演出。まるで舞台の背景の壁を倒して外の空気が流れ込むアングラ劇の一場面のようだった。また、冒頭に兄妹が政府軍に追われる場面など、せりふでなく切れのいいダンスで表現をして見せたのは秀逸だった。場面とはつながりがない意味のないダンスではなく、役者の動きそのものにせりふのような動きを乗せた、いい演出だったと思う。
きちんと取材された裏付けがあっての物語だと思おう。今やクルド人の問題を知らない人は少ないとは思うが、まったく知識のない観客にも分かりやすい展開で、丁寧に作ってある。公演はほぼ満席だというが、下北沢を通り越して成城学園前まで行く価値は大いにある。

みえないもの
アンティークス
「劇」小劇場(東京都)
2024/12/04 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
始まりは時間軸が入れ替わるので、登場人物の関係性が良くわからずに混乱しました。
見続けるとこうゆうことかなと整理しつつ見終わると切ない感じになる話でした。

はんなま砦は夜更けまで
大統領師匠
駅前劇場(東京都)
2024/12/04 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
キャラが濃くて設定が面白い!ストーリーが進むにつれキャラ設定にもちゃんとした意味があるのがまた良かった。

東京夜行
パフォーマンスユニットcoin
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2024/12/07 (土) ~ 2024/12/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高!めちゃくちゃ感動しました!クラシックダンスがベースになっているのか、ダンスに品があってすごくよかったです。文字通り魅了されました。途中「武富士ダンサーズか!」(←昭和世代しかわからないかな…)と思えるシーンもありすごく楽しめました。1時間強の公演ではものたりなさを感じたほどです。途中に余興的な出し物があってもいいのでもうちょっと長めのステージが観たかったです。そのぐらいすばらしかったです。これまでいろんなダンスを観てきましたが今日のステージは一番心に響きました。ほんとすばらしい時間をありがとうございました。