
「15」
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★
建前と本音、制度と心情といった対立しそうな軸を鮮明にすることで、問題の所在を明らかにして事の本質を鋭く突くような物語。しかし、観せ方は喜劇仕立てにすることによって楽しませながら考えさせるという巧みなもの。実に面白い。
物語は予定調和か、はたまた以外な結末か…。

「15」
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★
日本人は優しい人種なんだね・・・と思わず思ってしまう。残念ながら誉め言葉ではない。こういう話、舞台には多すぎる。せめて舞台の上ではなのか?そうあって欲しいのか?出来過ぎのお伽噺のように感じ、イライラした。もう少しリアルな展開の方が観ていて興味惹かれたのではないかと思う。始まってすぐにラストが見えてしまうようなものでは面白みが足りない。しかし、それでも出演者の熱気やキャラ作りの面白さは十分感じられた。次回はもう少し脚本と出演者のバランスが取れることを期待したい。

グランパと赤い塔
青☆組
吉祥寺シアター(東京都)
2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
物語にドラマチックな展開があったりすることはないのですが、心に残る本作。
その時代の世相や光と影をさりげなく描き出し、惹き付けて離さない脚本力は本当に素晴らしく吉田小夏さんの才能を改めて感じた作品です。

青の凶器、青の暴力、手と手。この先、
キ上の空論
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/08/31 (木) ~ 2017/09/03 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/09/02 (土) 18:00
価格5,216円
少し遡って感想を書き留めています。
リジッター企画の作・演出を務める中島庸介さんの個人ユニット「キ上の空論」。
新宿眼科画廊からスタートし、ついに東京芸術劇場にて公演となった記念作品。
彼にとっては上京してきてから夢の舞台だったらしい。
観劇した日は開演一時間前に着いてしまいFireHDにて「ブルックリンの恋人たち」をリピートで見ていました。弟を想う姉のこころの作品。
偶然でしょうか。本公演は「妹を想う姉のこころ」の作品。
兄弟がいない私でも胸が痛くなりました。
突然大きな箱の公演となったキ上の空論。
このスケールに似合った作品(セット)を期待していた声もあったけど、私はこれでよかった。
思い切り背伸びはせず、いままでの作品の延長、いや成長したまま劇場を変えただけ。
初めて観た人には少し物足りなかったかも知れない。しかし最初の作品から見ている私にはその具合がとても心地よかったです。
『ありそうでなさそうな日常』。私は彼の作品を「時空パズル」と称しているが、とても細かいところまで意味を隠して作っているので、時に宝探しをしているような気分にもなります。
次作も期待。

RUIKON
アロック・DD・C
アロック新宿アトリエ(東京都)
2017/11/20 (月) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
基本的に科白は無い。擬音や擬態を表現するオノマトペは、無論用いられているが。それも頗る効果的に。(必見。花5つ星)第一回追記2017.11.22 02:10

野芥子(ノゲシ)の家
劇団回転磁石
シアターシャイン(東京都)
2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/09/06 (水) 19:30
価格3,000円
※少し遡って感想を書いています。
喜怒哀楽から2つバッサリ抜いたような非常にオリジナリティが高い作品。小さなSF演劇祭「ことづて」が印象深く本公演お初でした。
人権保障制度という法律を軸に話は進むが、それが死と直結するのが唐突過ぎて腹オチできず。
ここだけがもやもやしました。
でもまた見たくなる劇団ですね。

〜その企画、共謀につき〜『そして怒濤の伏線回収』
アガリスクエンターテイメント
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2017/09/15 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/15 (金) 19:30
価格3,500円
振り返って感想を書いています。Twitterに書いたものに少しアレンジを加えているのですが、この作品の感想は「なんだこれは(笑)」しか書いていませんでした(笑)
そこまで伏線回収しますか!というクドイクドイクドイ作品だけど、そこが笑いどころ。
主宰/脚本/演出・富坂さんの頭の中ってどうなっているんでしょうか?どうしたらこんな展開に本が書けるのか感心します。
役者さんでは熊谷有芳さんのクールっぷりが大好き。沈ゆうこさんの突っ込みのうまさ、津和野諒さんのすっとぼけた演技も好きです。
小劇場のお芝居はアングラなイメージがありますが、この作品を見ると芝居のいろんな可能性を感じさせてくれます。次作も楽しみです。

「15」
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★
「ギャグのない吉本新喜劇」と書かれている方がいましたが、私の感想だと序盤は「嫌味のある吉本新喜劇」のような印象です。自分勝手にどんどん事態を悪化させていく人たちがいて、吉本新喜劇だとそれを演者の「芸」で笑いに昇華させるのですが、本作ではちょっとイラッとさせられました。暗転後の展開は、いろいろ伏線回収などもうまくまとまるし、面白かったです。あと、舞台に立ってる15人、脇にいようが後ろにいようが、みな気を抜いてないのが感じられたのは好感度大。

落ちるな中学生
FunIQ
Ito・M・Studio(東京都)
2017/10/23 (月) ~ 2017/10/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/10/23 (月) 19:30
価格2,500円
男優が女子中学生を演じると事前に知って奇策?と思ったが、ちゃんと意味が感じられた。「観ているうちにだんだん可愛く見えてきた」なんて表見的なものでなく、説得力が出た、みたいな。
男優が女性を演じた時にままある「次第に可愛く見えてきた」「とても女性らしかった」的なものとはほぼ無縁(爆)ながらむしろ「女子中学生という概念」のようなものがそこにあり、「芝居内容を伝える」ことに大きな効果をあげていたのではないか?
もしも女優だったら「女子中学生(高校生ならまだしも)」を20代の「女性」が演じることで「半端に近い」ことが災いし、「JCあるある」っぽさが前面に出てしまい各人物の個性・存在が薄れたのではないか?女子中学生の欠片もない(笑)男優が演じたからこそ人物や物語の本質的な部分が表に出てきたのではないか?
芝居表現において「半端にリアル」にするよりも開き直って「全然そう見えない」にした方が客にとってはむしろ「芝居らしい」感じで割り切って観ることができるのではないか?もちろんそのことによって嘘臭くて入り込めないと感じられてしまう危険性も多分にあるけれども。(私見)
舞台美術……と言うか「会場美術」も「バカじゃねーの?」級(笑)にスゴい。客席に入った時はさはど驚かなかったが、観ている途中にあることがきっかけで改めて見て驚愕。
しかし中学生、めんどくせー!(笑) また、めんどくせーヤツに近いポジションだった身としてちょっと反省……いやもう時効でイイか?(爆)
終盤でトーンが変わって以降は昔、児童文学を読んでその主人公に共感したりそこから何かを得たりした時の気持ちを思い出したりも。
あるアーティストのファンとしては、冒頭いきなりニヤリとしたし、途中で同じアーティストの楽曲2曲を連想したりも。
いや、ニヤリとしたどころか頬が緩んだし、アーティストとは関係なくも中盤過ぎあたりまではほぼ頬が緩みっ放しだった。

「15」
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めて舞台を観る人にも安心してお勧めできる舞台らしい展開のあたたかく楽しいお話だなと思いました。
昭和のホームドラマのようなドタバタと、ほろりとする場面と、前説でおっしゃっていた一体感と。
楽しみました!大満足です。

グランパと赤い塔
青☆組
吉祥寺シアター(東京都)
2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
青☆組は今回初見です。
1960年代生まれの自分にとっては親の代くらいの物語か。
戦後から高度成長期へ向かうなか、比較的裕福なほうであろう一家を中心に描きながらも戦争の影もそれぞれにまだ残っていたり。
細かいエピソードがチクチク刺さりました。
悪い人も出てこないし、想定外のどんでん返しもないけれど、
それでいて135分があっという間なのは初めての経験かも。
もっとそれぞれの登場人物のエピソードを見ていたかったです、現代が違うとは言わないけれど皆が一生懸命に生きていた感じが伝わってきました。
主義主張を押し付けがましく訴えてはいないのだけれど、でも最後には観る者の心に何かを残してくれたような。
そんな気持ちのいい作品でした。
観る年代で感想も異なるのかもしれませんが、若い方が見てもきっと何かを感じ取れる内容だったと思うし、是非そんな方にも観劇をおススメしたい作品でした。

グランパと赤い塔
青☆組
吉祥寺シアター(東京都)
2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了
満足度★★★★
東京タワーが建設中だった頃、私は、あまり覚えていません。そして思い出すのは、映画『三丁目の夕日』。その時代は同じです。ともえが祖父から望遠鏡を買ってもらった。この家族の方がはるかに豊か。特に大きな事件が起こるわけでもありませんが、その時代の人たちの様々な想いを描いています。「良い芝居だ」というイメージなのですが、『三丁目の夕日』同様、やはり「きれい」過ぎる。一部の実業家や商人は別ですが、全体としては、もっと貧しい雰囲気があっても良かったのでは無いかと思いました。

黄金のコメディフェスティバル2017
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2017/11/10 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/19 (日)
尻が痛くなりましたが、楽しい千秋楽、そして感動の授賞式だった。
6つの団体それぞれ独自のコメディを表現されていて、面白かった。

黄金のコメディフェスティバル2017
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2017/11/10 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/18 (土)
先週から少しずつ演出が変わっていて面白かった。
MUは、古市さんの表情の豊かさが良かった。
ピヨピヨレボリューションは、導入のシーンがちょっと間延びしているように感じたが、相変わらず歌にダンスに素晴らしいパフォーマンスだった。

RUIKON
アロック・DD・C
アロック新宿アトリエ(東京都)
2017/11/20 (月) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/11/20 (月)
席が狭く背もたれがないので腰が痛くなった。
ダンスは独創的だが、みな表情が良かった。
内容は伝わった。

ベチャロンドン
くによし組
中野スタジオあくとれ(東京都)
2017/10/18 (水) ~ 2017/10/22 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/10/19 (木) 14:00
価格2,300円
素朴と言おうかのどかと言おうかどことなく間が抜けたような空気の中で描くあれやこれや。基本的には笑える系ながら1つの流れはここのところ何故か多いアレでちょっとしんみりしたりも。そんなあれこれのバランスが絶妙。
なお、映画「大怪獣東京に現わる」も連想。

グランパと赤い塔
青☆組
吉祥寺シアター(東京都)
2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了
満足度★★★★
青☆組は本作で三度目-
今回は自分にとって、物語の吸引力も弱く緩すぎたかな。
その人となり、精神性がノスタルジーでなく、時折古臭く平板に感じてしまった。

グランパと赤い塔
青☆組
吉祥寺シアター(東京都)
2017/11/18 (土) ~ 2017/11/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/20 (月) 19:00
事件といったら夫婦喧嘩くらいしかない、何気ない日常を淡々と綴っただけなのに、なぜかステージにグイグイ引きつけられました。本当に良いものを見ました。戦争を直接経験した人がまだたくさんいて、彼らが敗戦と戦後の復興にどう向き合ってい、どう心の中で折り合いをつけてきたか、東京タワーが完成してから生まれた私も少しは覚えています。そこから今を考えると、戦争を知らない子供たちがあれこれねじ曲げて、世の中を変にしちゃってる感が半端ないです。

骨と肉
JACROW
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/20 (月)公演終了
満足度★★
邦子社長と克彦の怒鳴り方が序盤から一辺倒で見ているのが辛かった。普通の会話のときは良いのだが、怒り方が稚拙で立ち振る舞い方が素人のように感じられた。母親の愛も感じられず、役者としての余裕のなさばかり目についた。
社外取締役のお三方と笹生夫妻は、あの場でやり取りしているように感じられてとても素敵だった。
落としどころがなく、残念だった。舞台ならではの面白さはいずこ??

四神四季
May
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2017/11/17 (金) ~ 2017/11/20 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/20 (月)
待望のMayさん、初観劇。
大きいお姉さんの遺影を撮る時の笑顔が、とても素敵だった。
5分間の休憩中の舞台転換が素晴らしかった。
よその家庭を覗き見しているような不思議な感覚。