
メビウス‐201709-
リンクスプロデュース
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めての『メビウス』。三浦求×澤井里依の回。異常な数に膨れ上がっていた「観たい!」に、逆にちょっと不安が走ってしまい、過度な期待はしないようにと言い聞かせて観ましたが、冒頭から、「ああ、これはモノが違う」と緊張感が。とても骨格のしっかりした愛の物語で、ところどころに入るクスグリがむしろ要らないのでは?と思ったぐらい。ビギナーとしては、そこにやけに反応するリピーターさん(?)の笑い声が幾分邪魔に感じられたほど。
終盤になって、周りから聞こえる啜り泣きに逆に冷静になってしまったものの、そういう自分も最後にはうるうると。他の組み合わせも観たいのですが、確実に行けそうな三浦×澤井の回をもう1度観ることにします。

マリーの近況
劇団オンガクヤマ
ラ・グロット(東京都)
2017/09/14 (木) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★
徐々に見えてくる人間関係と浮かび上がる過去の事件。
単純な幼馴染のBBQパーティが人間の業と欲をあぶりだす。
面白い物語で良くできた展開。
人間の心情を綴る脚本も凄く良かったものの、役者陣がちょっと付いてこられなかった感が大きい。
心に秘めた思い。吐露したくなる心情。暴露される秘密。感情の揺れ動く様を巧みに描いた物語を
しっかり表情と身体で表現できていると良かった。
これからの発展と向上に期待。

人間風車
PARCO / CUBE
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2017/09/28 (木) ~ 2017/10/09 (月)公演終了
満足度★★★★
そのかわいらしいとも言える舞台セットも相まって、明るく楽しい前半から急転直下の後半・・・そしてエンディング。なんでこのお話が「人間風車」なの?というのはパンフレットのおかげで分かりました。最近小劇場で自由席最前列を旨としていたら、大きなところで後ろの方に座ると舞台がひとごとになることに気づきました。

極道幼稚園
放課後ランナー
ウッディシアター中目黒(東京都)
2017/09/21 (木) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白ーい。
カメラ抱えたオタッキーなみなさんが多く、ちょっと可愛い子のお遊び舞台なのかーと危惧するも
そんな事はイチ・ニのサンで飛び越えるような面白さに脱帽。
脚本が良いのか役者陣が良いのか、次回作も気になるみなさんでした。

言葉の消え行く街で
演劇革命企画
四谷フラワースタジオ(東京都)
2017/09/22 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めて踏み入れる会場。何が起こるのかステージにそろえられた一足の皮靴。
始まりは家族の朝のひと時から・・
あれっ?ホームドラマ?単調で先の見えないところに、
狭い舞台で各シーンがクロスする。
あぁ・・失敗したか。と、思いきや、10分過ぎてギヤがあがる。
幾重にも巧みに組み合わされたストーリーが紐とかれ、
螺旋状に連なり一本の物語と化す。

SHERLOCKIAN Aの項目
Project S.H
ワーサルシアター(東京都)
2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了
満足度★★★★
時代的な世界観を構築する凝ったセットに熱い思いを感じる。
シャーロックホームズの世界観をしっかり構築し、
様々な伏線をめぐらしながらも解り易い展開は心地よい。
しかしながら少々トピックを詰め込みすぎたか、全体の流れが性急で早口な展開。
カタカナの登場人物が交差するについていけぬところが少々・・・
でも誰もが知るシャーロックホームズ観を損なわずに
面白く構築されたお話は秀逸でした。

囚人
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/02 (月)公演終了
満足度★★
残念ですが、私には合いませんでした。
本と演出を説明しないと成り立たないお芝居って…。それってお芝居?私には合いませんでした。ごめんなさい。

【演劇×ジャグリング】シャドウトラフィック 【影×交通】
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2016/09/23 (金) ~ 2016/09/25 (日)公演終了
満足度★★★
記憶も薄くなってはいるが、これが壱劇屋のスタイルか!と衝撃を受けた作品。
マッシュアップ企画でヨーロッパ企画の作品に挑戦されていたのが初見だったため
特にこの作品で初めて壱劇屋の本質に触れた。
とても面白い劇団。
予定があわず新作を見れていないがぜひ見たい。

メビウス‐201709-
リンクスプロデュース
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
言葉としてはとっておきにしたい言葉ですが、最高でしたと心から申し上げます。生まれて初めて最初から最後まで泣き続けてました。涙腺壊れたかと思いました。ファンタジーのお芝居として長く語り継がれて欲しいレベルの、素晴らしい作品です。

メビウス‐201709-
リンクスプロデュース
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
何度も再演されるのが納得の作品。流石ナツメ脚本で、個人的には今まで観た二人芝居で、1、2を競う脚本で、好きですね。
役者さんも熱演でとても良かったと思いました。
今回はAチームを観劇しましたが、時間があれば他のチームも観てみたい。二人芝居なだけに、それぞれの色が出そうと感じました。
もっと色々な劇場で、何度も上演して欲しい作品です。

犬神家の反則
演劇ユニットちょもらんま
北池袋 新生館シアター(東京都)
2017/09/28 (木) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めての劇団さんでしたが、好みの探偵物で楽しめました!犬神家大好きなんで、いったいどんな風になるのか興味津々でした。色々と横溝作品へのオマージュが散りばめてあって面白かったですね!欲を言えばもっとサスペンス風とかコメディ風とかに振り切っても楽しめる役者さん達だったと思いました。良かったです、雨の中出かけた甲斐がありました。仕事終わりにふらっとまた観たくなりました。シリーズ化しても観に行きますよ!是非!!

33の変奏曲
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/08 (日)公演終了
満足度★★★★
芸術作品の謎を解くミステリだ。物語は、なぜベートーベンが、楽譜業者から提示されたつまらない主題から33もの変奏曲を書いたか、という謎だ。この謎を物語の軸に、老いやさけがたい病、人生を賭ける使命喉を織り込んだ芸術作品裏話ものである。このジャンルの芝居には名作も多く、並行して上演中の「アマデウス」や先に公演された「謎の変奏曲」は、芝居としてもよく出来ていて再演を重ねている。この「33の変奏曲」も再演だが、先行上演は黒柳徹子のコメディ・シリーズだ。改めて新劇団の老舗でもある劇団民芸が後追い再演をするからには演劇的な面白さの新しい発見があるかと思うと、それが案外薄い。看板女優?の樫山文枝が謎を解く現代の音楽研究者、西川明が過去のベートーベンを演じ、難病に苦しみながらも家族に支えられこの謎に挑む現代の研究者の苦闘と、楽譜業者や意に染まぬ秘書に囲まれて老いの中で聴力を失うベートーベンの自らの音楽追求が交錯して描かれる。なぜこの変奏曲が成立したかと言う解説としてはよくわかるが、芸術にかけた老作曲者の情熱や、難病と闘いながら遂にその情熱に行きついた研究者の足跡から、永遠に残る芸術作品の輝きやそこに賭ける人間が見えてくるかと言うと、そこは型通りだ。この戯曲もとはジェーン・フォンダの最後のブロードウエイ復帰で上演された作品(09年)だそうで、もともとスター・ショーの戯曲なのだ。脇役も、生真面目にやるよりは芸人風の方が面白いのかもしれない。民芸の俳優も、演技の度合いを測りかねて活気がない。
結局、一番舞台で目立つのは中央の紗幕の中で、全33曲の曲をピアノ生演奏するピアニストと言うことになってしまう。この音楽が気持ちがいいのか長年の民芸ファンらしき隣の席の老夫人はほとんど眠っていた。

ニコニコさんが泣いた日
演劇企画ハッピー圏外
コフレリオ 新宿シアター(東京都)
2017/09/20 (水) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

『ZigZag 〜人生怪盗ノ話〜』
劇団コスモル
OFF OFFシアター(東京都)
2017/09/21 (木) ~ 2017/09/25 (月)公演終了
この公演で一番良かったのは入場から開園までの時間。
それよりも良かったのは劇場へ行くまで。
晴れ渡った週末の下北沢は賑わい、夜風も実に気持ちよい。
自然と足取りも軽くなる。
そして終演後、帰りの足取りはドっと重くなった。

Regulation'sHigh
BLACK JAM
萬劇場(東京都)
2017/09/20 (水) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

Regulation'sHigh
BLACK JAM
萬劇場(東京都)
2017/09/20 (水) ~ 2017/09/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
この座組は何といっても皆それぞれが輝いていて、速水・二宮・丸山の3人が1年間に築き上げてきた人間関係、そして長谷川・氷室先生とどの人を見ても主役になり得るレギハイ!今回は素晴らしかった。2回見て再度感激しました。

エフェメラル・エレメンツ
ティーファクトリー
吉祥寺シアター(東京都)
2017/09/22 (金) ~ 2017/10/03 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/09/25 (月) 19:00
近未来、人間とヒューマノイドが共生する世界を描く。原発事故の後始末にヒューマノイドを使おうとする一方で、母親役のヒューマノイドを作ろうとするロボット学者、また、家政婦として好みのヒューマノイドを作ろうとするロボット学者、等のさまざまな場面が出てくるが、まだ違和感がある第1幕。その20年後を描く第2幕では、違和感はなくロボットにしかロボットが認識できなくなっている。第1幕80分で14場、第2幕75分で11場という、短いシーンの連鎖で物語を描こうとしたことで、わかりやすく、印象的な舞台になっている。役者陣の衣装やメークも注目である。

囚人
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/02 (月)公演終了
満足度★★
囚人の題名と花の香り・・・ どんな作品なんだろうと思いながら観劇。場内の空調が悪く蒸し暑かったせいか何だかびみょ~なゆるいお芝居に感じた。しかし駅前劇場であんなに並んでるのは初めて見た。これも村田さん効果なのか?

変な子ちゃん
kazakami
スタジオ空洞(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/27 (水) 19:30
価格2,500円
無題2143(17-146)
19:30の回(曇)
19:00受付、開場。
奥と右、L字の客席、右へ。
床、壁にビニールシート、中央に画家、いろいろ道具類。上手、男性が椅子に座ってPCを操作、カーテン。
「開演15分前よりミニライブ」との案内をいただきました。実質、ここから物語りは始まっているのでこれから行かれる方はぜひ。
19:20ライブと前説、開演〜21:06終演。
「kazakami」は前作に続いての2作目。
河村杏里さん、前作にも出ていらっしゃいましたがホームページの紹介文をみると立教の映身卒なのですね。2016年新座のロフトで卒業制作。新座キャンパス(ロフト)ではダンス公演を観たことがあります。
映身卒の方というとttuが解散してしまったので、内山茜さん、榑松朝子さん、白井愛咲さん、伊藤麻希さん...みなさんダンサーですね。山田由梨さんは演劇...。
依田玲奈さんは「短編祭(2017/9@SOOO)」「凡庸(2017/8@王子)」「根も葉も漬けて(2017/3@あくとれ)」他で。
観ていて体中に力が入ってしまうような高い緊張感が必要な役。
津嘉山珠英さんは年明け、また「koenji HACO」で。
人と人、点と点が結びつき、少しずつ強くなってゆく絆。変わる、ということ。
終わってから、あぁこれは...と思い出すものが。
6~7年ほど前だったか、路上ライブ、たまたま新宿でみた河野 悠里さん。演奏後CDを買いました。しばらくして@渋谷の公演に行ったことがあります。
河村さんの演奏スタイルはちょっと個性的で、ギターのボディを右腰あたりにもってきて左手はネックをぐるっと握り、親指が指板の上にきています。親指の位置をほとんど変えず、細い指が綺麗にフレットを行き来します。ヘッド側から見るとこれがなかなかカッコよかったです。一方、右手のストロークはサウンドホールよりずっとネックより。座ったときの位置は未確認。

囚人
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2017/09/27 (水) ~ 2017/10/02 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/27 (水) 19:30
座席1階1列
「囚人」というタイトルの意味。
囚われた人とは自らの境遇を受け入れながらも抗う人。
運命と自由の相克で、ひたすら身もだえる人。
人間は皆、自らの未来(運命)を知っていて、それへの有限の抵抗を続ける存在なのだということ。主人公を取り巻く(あるいは訪れる)人々、彼・彼女は運命の何に抵抗するのか。
それが描かれる物語。主人公もその埒外ではありません。
まだ、前作「オカルト」でもそうでしたが、林灰二さんはこうしたメタ芝居的な演出をよくするのでしょうか。Oi-SCALE初心者なもので、不思議でした。
村田充さん人気ですね。(他の役者さん失礼!)長蛇の列です。