
マレビトの会『福島を上演する』
フェスティバル/トーキョー実行委員会
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/10/07 (土) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
ドラマになるギリギリのところで行われる演劇。思いのほか声が小さくて、調子が悪いと寝てしまいそうだけど、何も起こらないことが変な緊張感を持つこともないし、退屈に感じのはなぜだろう。すごい。

Short Cuts 5
劇団ガソリーナ
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★
A公演観劇。個々のショートストーリがそれぞれ面白かったのは確か。でも,全体としてはちょっとインパクトに欠けたかなぁ。それぞれを膨らませて,2~3本の短編で構成した方が満足感も増すと思う。ただ,最後の1本だけは印象に残った。

バゲット・ネイション
ヤング・ブラザーズ
現代座会館3F 小さなNPO劇場(東京都)
2017/10/14 (土) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★
初演を拝見!コミカルな対話と一瞬の間が、心地よい:-)
狭い舞台であったのに、うまく回しているのでしょうか、窮屈に感じませんでした。
次回も期待しています♪

青い空の下で
貴楽屋
ウッディシアター中目黒(東京都)
2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めての劇団さんでしたが、とても楽しかったですね!笑いありネタありダンスありと喜劇の舞台としても素晴らしく、ストーリーも演出も好みであっという間の二時間でした。特にテーマの笑顔がいい!ダンスシーンの笑顔最高!今でも目と耳に残ってますよ。それに役者さんの幅が広くてほぼ一生分を全く違和感なく演じ分けていて感動ものでした。突然土曜の昼間に観ようと思って大正解でしたね。楽しい時間でした、ほんと。

第25次笑の内閣『名誉男性鈴子』
笑の内閣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/10/12 (木) ~ 2017/10/16 (月)公演終了

女ばかり
三度目の思春期
東京おかっぱちゃんハウス(東京都)
2017/10/13 (金) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★
古民家の雰囲気も、畳の上での役者さんたちの演技も「懐かしいにおいがする」舞台でした!…よくぞ、上石神井を選んでくれましたよ! 詳細はブログ記事をご覧下さい。→ http://idolarayama.seesaa.net/article/454145384.html

第25次笑の内閣『名誉男性鈴子』
笑の内閣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/10/12 (木) ~ 2017/10/16 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/10/12 (木) 19:30
「笑の内閣」は京都の劇団だが、作る芝居は全国区だ。今回も、政治の世界を揶揄しつつ笑い飛ばす勢いは見事だが、途中で起こる事件に対しても結論は読める。しかし、その「結論が読める」ことが問題だという問題提起なのだろうと思う。残念ながら、ちょっと演技がクサイと思える役者がいるのだが、久々に見た石原正一の存在感は見事だった。諷刺を分かりやすく笑いにするという手法は、東京のチャリT企画にも通ずるものがあるが、本劇団の方が直球だろう。

おんわたし
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2017/07/12 (水) ~ 2017/07/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/07/13 (木) 14:00
漂うそこはかとない優しさがSPIRAL MOONそのもの、な感じで、一方、以前とは(多分)違う部分が心にしみた。
善意のつもりでしたことが人を傷つけてしまったり、でも互いにそれ以上傷つけまいとするあたりがしみたな。あと、おじさんトリオの仲の良さがにじみ出ているのがステキ♪

青い空の下で
貴楽屋
ウッディシアター中目黒(東京都)
2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
何か大きな事件が起きるわけでもなく、アクションがあるわけでもありませんが、前向きになることができる、そして心に残る優しい舞台でした。3度目の再演というのも納得です。キャストも印象的で、役にぴったりでした。ただ、70代の老人を演じていた女優さんが、少女も演じていたのは、ちょっときつい所もありましたが(笑)。
それと劇中のダンス・音楽がとても印象的で、頭の中で音楽がリフレインしています。とてもいいアクセントになっていました。
見終わった後、家族の事を大切にしたくなる、私にとってはストライクな公演でした。

哀しい夢すら、忘れてしまう
sleepwalk [スリープウォーク]
APOCシアター(東京都)
2017/10/04 (水) ~ 2017/10/10 (火)公演終了

3hearts 3/3
劇団C2
高田馬場ラビネスト(東京都)
2017/10/10 (火) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

青い空の下で
貴楽屋
ウッディシアター中目黒(東京都)
2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★
私も昭和生まれだが、主人公・貴子は、昭和4年生まれ、かなり上である。やはり戦争が大きな傷になっている。その息子が2010年、50歳を手前に語る母の人生。テーマは良い。うん、気持ちは分かるし、それなりにまとまっている。でも、話が読めてしまうのが残念。居酒屋に集まる人たちも、ありがちなキャラクター、意外性がない。舞台セットも、もう少し工夫がほしい。

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので 鰹&栄螺
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/10/04 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
(栄螺を鑑賞)
最後のあいさつでfacebookに並べてcorichを挙げていた。corichが話題にされるのを初めて聞いたよ。
内容を一言で書けば「喧嘩別れした兄妹が30年の歳月を経て和解する人情喜劇」ということになる。そしてそこに硬軟、美醜、清濁、正邪、その他取り混ぜて大量にトッピングが載っている。
…ううむ先が続かない。こういうときは他の方の感想をカンニングしよう。
*この劇団の良さは「感情操作」の上手さにあると思いました。(c)itomasa7さん
ですよね。散々笑わされるものの、すっと人情ものに戻っている。
*「中東事変」が 暴れまわるんだろうな~ と思ってたけど、 最初だけで、 ちょっと物足りなさを感じました。(c)ガチャピンさん
インタビュービデオのクオリティも高くて、もったいないというか贅沢というか。
まあしかし、煽られて煽られて蹴落とされるというエアポケット的な快感がありました。
小岩崎小恵さんてどこかのバンドのボーカルかと調べてしまった。
いやいや絶対昔やってたでしょう。
そのまま役になりきって地下アイドルとして握手・チェキ・物販で稼ぎましょう(笑)
*大きな劇場やテレビ、映画での見せ方を知ってる人が、メジャーな場所ではできないことを、タガを外せる小劇場でやっちゃう面白ステージ。(c)数学者の奥さん
というまとめに納得。危ないところもギリギリセーフ、音楽も衣装もしっかりしているし、素人臭いところがないですよね。

スーパーストライク
月刊「根本宗子」
ザ・スズナリ(東京都)
2017/10/12 (木) ~ 2017/10/25 (水)公演終了

Re:quest!on
妖精大図鑑
シアターシャイン(東京都)
2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

第25次笑の内閣『名誉男性鈴子』
笑の内閣
KAIKA(京都府)
2017/11/09 (木) ~ 2017/11/14 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/10/13 (金) 19:30
公演は少なくとも数ヶ月前から決まってたことなので、狙ったわけじゃないと思うけど、現在、選挙中で、しかも女性が政界を引っかき回している最中なので、極めてタイムリーな内容。爆笑しながらも、実は笑えない現状が立ちはだかってる社会の中で自分が暮らしていることを再確認しました。今後も笑いながら鋭い問題提起を続けてもらいたいです。

何をしてたの五十年
劇団NLT
博品館劇場(東京都)
2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★
フランスのブルヴァル喜劇は戦後しばらくは「しゃれた演劇」として演劇界でも世間でも人気があった。だから、NLTもテアトルエコーも喜劇を標榜して新劇界の一端に加えられた。事実、日本にはない独特の男女関係、家族関係、のモラルが基盤になっていて、アチラではそう生きるんだと、ヨーロッパのモラルのあり方を学んだものだ。それから50年(以上)…・・・世はすっかり変わって、今見ると、この舞台の物語はおとぎ話だ。古めかしい人物設定とすれ違いの笑いのドラマでは今の客には苦しい。だからと言って、まるでつまらないわけではないが、50年以上やっているNLTの俳優が台詞の多いこの芝居を懸命に勤めているのを見ると、その歳月が胸に迫る。木村有里も川端慎二も川島一平もみな役年齢を越えて、70歳を超えている年齢だ。二時間に足りない芝居が休憩入りだ。
劇場は博品館。ここでは「上海バンスキング」が大入り満員で長期公演をやった時の湧き立つような熱気が懐かしい。あのころは銀座にシャレた若者劇場ができるかと期待したものだ。いまならシブゲキか。この劇場でいまの時代の若者も、壮年層も楽しめる芝居・・・・それはやはり、ルッサンではなく、新しい喜劇だろう。NLTにそういうことを言うのは酷かもしれないが、芝居が今のものである限りその残酷は避けられない。

テノヒラサイズの人生大車輪
犀の穴プロデュース
犀の穴(東京都)
2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
脚本90点、役者の演技は100点満点をあげたい。
帰宅した今、何を語ってよいのやら迷うので観劇直後のTwitterから抜粋。
正直期待していませんでした。
公開情報で自分が把握していたのは赤い作業服の役者のみ。
劇場を見てもどうにも大型セットを組み込めるような場所ではなさそう。
劇場へ入りフライヤーを読んで
「密室に両手を縛られ猿ぐつわをされて椅子に座らされた見知らぬ男女7人」
という所から、静的な会話劇かな、2時間は長すぎないかな?
などマイナスイメージばかり(知ってる俳優さんも2人だけだし)。
そして間違えて別劇団の公演と思って同じお芝居を2公演取ってしまっていた事も、
もし駄作なら次回分のお金だけ先に払って次回観に来るのやめようかな、とまで。
しかし予想は見事なまでにいろいろな意味で覆されました。
※ ネタバレにならなければいいのですが。
これは「静の会話劇」なんかじゃない、めちゃめちゃ動きまくって
場面も変わっての「動の会話劇」、
セットの少なさは役者の演技力、そして観客の想像力をフル活用させられる。
舞台上には7人の役者と7つの椅子(一時的に8つかな?)、あと縄だけ。
それを7人が巧みに、あるいは情熱的に演じ分ける事で
いくつもの物語とキャラと場面が現れて、そして・・・
役者さんについてベテランから若手まで、どのくらいの範囲で分かれているのか
分かりませんし、上手さも均等ではありません。
しかし、ベテランはベテランの巧みさで、技量が足りなければ情熱や
自分の求められるものを演じきる事で、見事に舞台上の7人は総勢100人近い
主要人物からモブまでを演じ分けていました。
本劇を観劇していて、自分がお芝居に何を求めているのかを改めて考えさせられました。
舞台上で表現される物語と演じる役者の感情から来る「感動(感情を揺さぶられる事)」と
お芝居という限定されたセットで演じられる表現から発生する
無限の可能性、観劇側の想像力/感性をどこまで刺激し、その世界を広げられるか、
でした。
そういう意味で本劇は脚本/演出に90点、役者が見事舞台上で表現しきった世界には100点満点を
上げたいと思いました。

無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!
ラビット番長
あうるすぽっと(東京都)
2017/09/29 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
終わっても余韻が残るすばらしい舞台でした。とかく悲愴的になりがちな場面においても、小気味良いユーモアを交え、テンポよく物語を展開していくので時間があっという間に過ぎてしまいました。また、介護問題の現状がよく伝わってきました。それから、自身にもこれから遭遇するかもしれない・・・という心構えも。この舞台は、ぜひ皆さんにもお勧めしたいと思いました。とても心が満たされ充実した一日でした。今後の舞台も楽しみにしています。

66-ロクロクー星が丘編
東山遊園株式会社
星ケ丘ボウル内特設会場(愛知県)
2017/10/13 (金) ~ 2017/10/22 (日)公演終了