
夜の道づれ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2025/04/15 (火) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ユニークなプロジェクトは新国立劇場の広報で名前だけ目にして気になっていたが(試演会等は小さく開かれていたようだが)、今回ようやく一般公演という形で目に触れる。
客席は思ったより埋まっていた(チケットボックスでは空席は十分ありそうな様子だったが)。今回金子岳憲氏だけ頭にあり、演出家に注目であったが観劇時は誰だったか忘れていた。そんな事で素舞台に等しい黒い板で芝居が始まるのを見る。
舞台奥までは距離もあるが照明が(真横からのをよく用いて)層を作り、主な役である二人が歩き続ける周囲の移り変わりや、闇や、想念のようなものまで、切り分けて見せる舞台造形がそぐわしい。始まるなり、三好十郎のある独特な風合いが広がる(本戯曲は知らなかったが、どこかでその空気を放っている)。
このどことなくじわっと湧いて来る空気感が、あるいは「こつこつ」が目指したものか。時代が地続きで1950年代?の人が(不動産屋が)手を付ける前の空隙がセーダイそこらを覆っている、物はないが自由がある時代のひもじさがスタンダードな感覚が、漂ってる(自分は生れてないので後知恵で作り上げた認識ではあるが...)。そこがえらく好みであり、後で演出が烏丸ストロークロック・柳沼氏と知り以前観た舞台の硬質な肌触りを思い出した。
推しむらくは、私的には文学座石橋氏と金子氏という取り合わせ。演技の質・雰囲気の差が(ここまで馴染んだ事がむしろ成果と言うべきかも?)気になった所ではあった。両者とも延々と続く中にささやかな起伏がある会話をこなしていたが、金子氏は口跡が危うい箇所があったものの演技のベクトルが見え、石橋氏は喋りは確かだが文学者らしい思索と通俗の間を揺らぐ人間臭さが、もう一つ。
他の三名はコロス的な役割。知った名は滝沢花野だがカーテンコールでも気づかなかった。
こつこつ、続けてほしい。

絵本町のオバケ屋敷 〜愛!いつまでも残るの怪!〜
優しい劇団
高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)
2025/04/19 (土) ~ 2025/04/19 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
僕みたいなただの一般人が演劇を映画や音楽LIVEの様に一つのエンタメとして体感させてくれた
入口へ導いてくれた劇団
優しい劇団
とても1日で合わせて作り上げた作品とは思いない厚み、演技力、一体感、楽しさ、エモーショナル
開始から吸い込まれ時間を忘れて没入出来る
光の演出の使い方がめちゃめちゃ上手なんですよ
それだけでもお金払えるね
よく俳優さんたち目線だとオマージュ的なのかな
東京の役者さん達は皆さん実力派揃いで知らない方達ですが皆さん一人一人こんなにクオリティ高くてキャラたってるの…凄いですよ
名古屋から
石丸くんの合いの手の入れ方上手かった
千賀さんやっぱり吹っ切れてくれてて
山口ことねさん
俳優としての彼女の精神力の強さ芯の太さ
毎回そこに感動します
とても背筋の通った素敵な方です

絵本町のオバケ屋敷 〜愛!いつまでも残るの怪!〜
優しい劇団
高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)
2025/04/19 (土) ~ 2025/04/19 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
凄く良かった!けたけた笑ってほろりの胸きゅんきゅん。このひとときが世界に隈無くずっと在ればいいのに。手作りの温もり溢れる素敵体験。魅力的な役者達のshowcase的にも素晴らしくサプライズ出演も凄く嬉しかった。

修羅
LIDDTHROUGHS
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2025/04/19 (土) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
㊗旗揚げ公演。
短編8本を「修羅」というテーマで綴った公演。もっとも「修羅」というよりは「混乱」や「焦燥」といったイメージであり、女性の観点から描いているのが特徴。なお、演技(声量)なのか演出(音楽の被り)の問題なのか、いずれにしても台詞が聞き取り難いのが惜しい。
それぞれの短編は、現実にありそうな場面ー人間的であり社会的ーを巧く切り取っている。1本ずつの長さは適度、それをサングラスをかけたストーリーテラーがオムニバス形式として物語を繋ぐ。何となくTV「世にも奇妙な物語」といった感じ。
(上演時間2時間 休憩なし)

奇跡のりんご
劇団龍門
阿佐ヶ谷シアターシャイン(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。
不思議な世界の中、主人公が少しずつ変わっていく姿が興味深かったです。
正直、難解で分からない部分もあるのですが、自分なりに解釈しました。
役者さん達の演技も良く、熱い舞台でした!

修羅
LIDDTHROUGHS
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2025/04/19 (土) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
先ずは、旗揚げ公演おめでとう! 自分の座った席がほぼセンターのやや下手最上段の一つ下だったのだが、空調の雑音と音響が役者の台詞に被ると台詞はその度に殆ど聞こえない状態になった。それが唯一残念だった点であるが、8本の短編を組み合わせたオムニバス形式の脚本は何れもほぼ自分事として追体験しつつ観ることができ、それだけ自分自身のイマジネーションが広く深く内的に開かれて実体験に迫るような感覚で体験できた。実に面白い作品群であった。このような経緯で拝見できたので台詞が聞き取り難かった点はマイナスとせず、旗揚げを寿いで☆は5つとした。

ええ愛とロマンス
enji
調布市せんがわ劇場(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
スコシフシギな感じかと思ってたら
本格的なSF話になってて
深く心に刺さった作品でした
シンプルなセットかなー
と思っていたら
いろいろと趣向を凝らしてて
動画投影とか小道具の車椅子とか
凄かった約2時間弱の作品

奇跡のりんご
劇団龍門
阿佐ヶ谷シアターシャイン(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
説明通りで
タイトルのりんごも
キーアイテムとして出てきて
ドタバタふうに進むのだがー
あまり心に刺さらなかったなぁと
スラプスティックコメディだからかな

修羅
LIDDTHROUGHS
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2025/04/19 (土) ~ 2025/04/20 (日)公演終了

同盟通信
劇団青年座
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2025/04/18 (金) ~ 2025/04/22 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしい作品でした。
「大本営発表」や「無責任の体系」が今日まで脈々と続いていることを痛感させられます。
某博覧会に関する不確かな報道を見聞きするにつけ、「ミャクミャク」というキャラクターのネーミングの卓越さに感心するばかりです。

絵本町のオバケ屋敷 〜愛!いつまでも残るの怪!〜
優しい劇団
高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)
2025/04/19 (土) ~ 2025/04/19 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/04/19 (土) 19:00
自身、初となる優しい劇団の本公演を観劇してきました!主宰・尾崎氏による前説がオモシロすぎて、かなりの緊張感を和らげてもらいました。
役者さんひとりひとりのトータルのスペックが高く、非常に贅沢な時間を過ごすことができました!
ありがとうございました!!

絵本町のオバケ屋敷 〜愛!いつまでも残るの怪!〜
優しい劇団
高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)
2025/04/19 (土) ~ 2025/04/19 (土)公演終了

修羅
LIDDTHROUGHS
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2025/04/19 (土) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
8つの話がテンポよく展開されよかったです。若い人たちによる若い劇団ということもありフレッシュさを感じました^^ 劇場のつくりのせいかもしれませんが、役者さんの声がうまく聞こえにくいことがありました。とくに音楽が流れると俳優さんの声の8割は聞こえなかったかなと… 音楽の音量がさほど大きくなくても役者さんの声が聞こえにくいというのは劇場の構造的な問題なのかな…と。

修羅
LIDDTHROUGHS
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2025/04/19 (土) ~ 2025/04/20 (日)公演終了

ええ愛とロマンス
enji
調布市せんがわ劇場(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了

バタフライ・カフェ・エフェクト
A.R.P
ウッディシアター中目黒(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
以前見た「バタフライ・エフェクト」そのままの面白さでした。
前回より上演時間がかなり伸びているはずなのに、全然間延びした感なし。
その点は不思議だなあ。

ええ愛とロマンス
enji
調布市せんがわ劇場(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了

夜の道づれ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2025/04/15 (火) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
戦後まもなく、深夜の甲州街道を三好十郎自身であろう作家(石橋徹郎氏)が木のステッキ片手にてくてく歩いている。終電を逃し金もない、仕方なしに歩いて家まで。チャップリンのドタ靴歩きのようにその場でタップを踏むように。風貌は野村秋介っぽい。これを2時間会話しながら続ける体力に驚く。観ているだけで疲れる。
行き逢うのは泥酔した男やパンパン、非常線で検問をする警官、肥料桶をリヤカーで引く農夫。(女が滝沢花野さんだとは気付かなかった)。
後ろから足音がする。ずっと後をつけているようで何者か訝しがるが、その男(金子岳憲氏)は煙草の火を求める。ソン・ガンホの茂木健一郎風味な風貌。
夜通しその男と並び歩き話をしていく構図。
特筆すべき演出は可動式の大きな立木。どういう仕掛けになっているのかそびえ立つ見事なる一本の木を場面展開によって役者が動かしてゆく。いろんな使い方。
車の音とライトが走る。夜の甲州街道で煙草を吹かす。もくもくと煙。
男はどこに向かっているのか?かなり遠く遠くまでだ。
RCサクセション「多摩蘭坂」なんかが似合う世界。
多摩蘭坂を登り切る手前の坂の
途中の家を借りて住んでる
だけどどうも苦手さこんな夜は

ええ愛とロマンス
enji
調布市せんがわ劇場(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。近未来という設定だが、現実的にも考えさせる内容。説明に南国の離島・尾神島にあるホスピス「神の御宿」が舞台とあるが、最近、離島からの医療搬送用ヘリが墜落した痛ましいニュースがあったことを思う。公演は、AIの進化、特に医療・介護分野で力を発揮したら、という問題提起のようだ。
劇団enjiは「メッセージを伝えることよりも、観る側の心に染み込むような、誰もが持っている不変的な感情を『温度』を表現したい」とあるが、この公演はAIの知性がもたらす可能性と人の心の葛藤のような物語。同時に人の死、その時を迎えるまで どう生きるかといった生き様が優しく描かれている。映像の美しい風景、方言の台詞が自然と人の温かさを感じさせる。
(上演時間2時間 休憩なし)

がらんどうのしにすとら
‐ヨドミ‐
TACCS1179(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ヨドミは毎回凄まじい芝居なんですけど、今回も凄まじい。
作・演の藤丸亮(あきら)さんは、儚い希望を見せてから急転直下ジェットコースターでどこまでも落とし続けるみたいな作風でして。
この物語る強さは、自分が知ってる中じゃ一番だと思う。
エンタメや芸術の枠を超えて、普遍性のある神話に届いてる気すらしております。
団員のみなさまも、客演のみなさまも、名優を超えた怪優と呼びたくなる人ぞろいでして。
今回はファンタジーで外面的な美しさも凄くて、目を背けたくなるようなシーンもまだマイルドな気もするので、割と見やすいほうかも。
照明、衣装含めた美術も素敵。
抽象的な、思わせぶりな表現で煙に巻くようなわかりにくさも無く。
劇伴のクラシックに力負けしない、強い芝居。