
わたしの紅皿
劇団銅鑼
銅鑼アトリエ(東京都)
2025/03/19 (水) ~ 2025/03/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/03/25 (火) 14:00
西日本新聞が終戦からしばらくして設けた女性の投稿欄「紅皿」を題材にした舞台。市民の投稿欄が朗読され、その物語が舞台で演じられることによって、当時の女性たちの思いが生き生きと浮かび上がった。演じるということで伝わる力、その力強さを存分に感じることができる。
舞台で取り上げられている投稿が書かれたのは、朝鮮戦争特需で日本が経済復興し、自衛隊の発足(再軍備)が進められているころだ。戦争で家族を失った女性たちの多くが「もう戦争はこりごりだ」と感じており、舞台では「再軍備は絶対に反対」と言い続ける母親が登場する。その息子が「大国に守られているだけでは自分の国は守れない」などと言って自衛隊への入隊を打ち明け、母親と激しく衝突する。
複雑化する国際情勢、パワーバランスの中で、自国をどのようにして他国の侵略から守るかというのは、戦後80年たった今も変わらない論点だ。しかし、舞台が扱っている当時と決定的に違うのは、「再軍備反対」と声高に叫ぶ女性たちの姿が今は見られないこと。また、それに加えてさしたる議論もないまま、自衛のための再軍備どころか、敵基地を先制攻撃する軍備までそろえようとしているところが大きく異なる。
「戦争などもうこりごり」という市民の姿がはっきり見えないところが当時よりいかにも危うく映る。舞台ではこうした現状まで直接的に触れられていないが、原作者がここを意識しているのは明らかだ。客席もこうしたメッセージを受け止めて、舞台に見入っていたと思う。
単に投稿を読むだけならそれで流れてしまうかもしれないが、舞台化されることで、客席では投稿によって何度も涙をぬぐう姿もあった。「読む」から「見て感じる」へ。演劇という伝え方のパワーを知った貴重な時間だった。

わたしのおはなし
東京ノ温度
新宿眼科画廊(東京都)
2025/03/14 (金) ~ 2025/03/18 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/16 (日) 13:00
元ネタのないオリジナルだし川島さんは出演しないし、と新境地?
そこで語られるのは時間ものでは馴染みのパターンで、そこを丁寧に描くために理屈っぽい感が無きにしも非ずだが、そのテが好きな身として「因果律と運命論」などに「あーそれな♪」と頬が弛む。
(以降ネタバレBOXへ)

極めてやわらかい道
ゴーチ・ブラザーズ
本多劇場(東京都)
2025/03/20 (木) ~ 2025/03/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
デビューして間もないころ、松井大悟の劇団の舞台で見た。十年前。下北沢の小劇場だったが、この再演は本多劇場だ。それだけに、大筋は変わっていないが、細かいところに手が入っていて、今風の男優に当てて直したところでは一群の若い「推し」女子客だけがどっと嬌声を上げる。尤も全体の入りはやっと半分というところで、この作者も難しいところにきている。
芝居は一時期はやった引きこもり族の純情愛物語で、外側には自己愛的なセクハラ、パワハラ、暴力が張り付いている。そこは風俗的なのだが、ドラマが10年たつと照準が合わなくなる。
三十近い男たちが純情を寄せるコンビニ女店員の日々の生活をのぞき見して話し合っては自己愛の完結を共有する、というのでは、長持ちがしない。今のご時世ではノゾキは即犯罪でご用になりかねない。その為にボール紙で外から見えないようにのぞきあなをつくる、などという小細工からして嘘っぽい。その思いの描き方が異常、暴力、セクハラと紙一重というところで描かれていたからで、かつては当時の若者風俗として容認されていた。
引きこもり族全盛期にはある種のリアリティはあっただろうが、時代がこの芝居を難しくさせている。
ゴー値ブラザーズの長塚圭史も阿佐スパの時代にはこういう青年期の客気充満の身勝手ドラマで売り出したが、これではどうにもならんと方向転換した。面白い物である。10年たって、再演でみると言うことはあまりないことだが、考えさせられることもある公演だった。

ほおずきの家
HOTSKY
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2025/03/22 (土) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
鑑賞日2025/03/23 (日) 13:30
座席1階
■“モデルプレス読者モデル”松本旭平、2年ぶり再演舞台で自信 意気込み明かす
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=8237661
「鬼灯(ほおずき)」を盆に死者の霊として飾る風習は、日本だけでなく、韓国、ベトナムにもあるらしい。多分、ルーツは中国だろう。
最近観た某アニメでは「ほおずき」は堕胎を促す毒薬として描かれていたから、いささか不気味な印象も感じないでもないのだが、本作でのほおずきは、ごく小さな、魂の宿る木の実であって、どこか切ない。
タイトルの「ほおずきの家」とは、北九州にある小さな食堂のことだが、これまた別に死者が大挙して集まっているようなホラーハウスなどではない。主人公の家族を含めて、そこに集うお客たちなどはごく普通の人々。彼らのごく当たり前な日常が描かれるのが「ほおずきの家」のあらましだ。
仕事帰りにちょっと一杯、でも明日も朝から早いから、飲み過ぎには注意、そんな市井の人々の光景は、現実の北九州でも普通に見かけることなのだろう。要するに本作は、これまで何百何千と作られてきた「ホームドラマ」の一つだ。北九州を舞台にした『寅さん』シリーズと言ってしまってもそう間違ってはいない。登場人物たちのいざこざが「人情」で解決される顛末も、悪く言えば「ありふれた人情喜劇」の展開だ。作者の釘本光はかなり向田邦子に陶酔してるんと違うかな。
ただちょっとだけ「普通」と違っているのは、この店の女主人・凪が、時折、他人には見えない「誰か」と会話をしていることだ。それは35年前に彼女を捨てて上京、客死した元夫の信洋である。
信洋は在日コリアンの二世だった。凪との結婚も、そのことが理由で凪の母親に反対され、破談になった。映画監督を目指していた信洋は、本名の「金信洋」名義で1本の゙映画を残し、東京に去った。しかしその時、凪のお腹には、彼との間の娘が宿っていた。
それから三十数年、信洋は北九州に帰ることなく、凪や娘に会うこともなく世を去った。その信洋の魂と、凪は時折、会話を交わすのである。お互い、後悔がないわけがない。しかし、あの時どうすべきだったかを語ったところで、それは全て取り返しのつかない過去の出来事だ。
言葉は虚しく虚空に舞う。凪が見た信洋は、本当に本人なのだろうか? 単に凪が見たいと望んだ幻に過ぎないのではないか。信洋を結局は引き止めることが出来なかった凪の心情を思うと、こうして“都合よく”現れてくれる信洋の存在は、やはり彼女自身が自分を慰めるために作り出した虚報ではないかという気がしてしまうのである。
そのあたりの解釈は観客の想像にお任せする、と言われそうだが、女が先に男を捨てたのでなければ、男は女を捨て土地を捨てて出ていく必要はなかったはずと、どうしても釈然としないものを覚えてしまうのである。全てが許されたような、さっぱりした顔をされてもどうなんだろうね、って思ってしまうのだが。
ほおずきの家/J:COM北九州芸術劇場
https://q-geki.jp/events/2025/hotsky-hozuki/

ヨコハマ・マイス YOKOHAMA MICE
神奈川県演劇連盟
神奈川県立青少年センター・紅葉坂ホール(神奈川県)
2025/03/21 (金) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
家族愛をテーマとしたストーリーで年齢問わず楽しめる舞台であった。横浜の土地勘があると更に楽しめる。
立派な施設での回転するセットや効果的な音響は素晴らしく、クライマックスの歌とダンスは迫力があって盛り上がったと思う。

幽霊
ハツビロコウ
シアター711(東京都)
2025/03/25 (火) ~ 2025/03/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。
ハツビロコウらしい重厚にして骨太作品。しかし 今まで観てきた公演、例えば 同じイプセンの前作「ヘッダ・ガブラー」のような重苦しい緊張感はあまりない。逆に この公演の魅力は、テーマ性というか物語性が鮮明で分かり易いところ。当日パンフに代表の松本光生 氏が、イプセンの戯曲をもとに複数の翻訳本やグーグル翻訳を参考に上演台本を書いたとある。そしてタイトルにある「幽霊」、それは現代に生きる我々にとって何なのか、どのような影響を与えているのかを意識したとある。
1881年、イプセンによって書かれた戯曲が 現代日本によみがえり 何を伝えようとしているのか。観客それぞれ思い抱くことは違うであろうが、少なくとも因習や慣習に囚われた閉塞感、不自由さはしっかり描かれていた と思う。また人間が抱いている思い、その願望が封じ込められた時、大きな反動が狂気を生む。それは 本人だけではなく、その家族をも巻き込んで…。
旧弊的な道徳観・価値観は崩壊し、同時に正当な倫理観も失われつつある。それは自己中心的な思考と行動、そこには欺瞞や強欲が潜み それが社会に蔓延していく怖さ。公演では宗教(牧師)を以って倫理観を説き、その建前に人の希望や願望が抑制されるといった矛盾。舞台という虚構(俯瞰)の世界、しかし現実における世相・世情を見れば、今でも言われ続けていることに気づく。その意味では現代においても色褪せない、根本的な問題を孕んでいる。さらに 少しネタバレするが、近親相姦や安楽死などのセンセーショナルな出来事も描かれている。それが140年ほど前に書かれた戯曲ということに驚かされる。
(上演時間1時間45分 休憩なし)

アオミドロ先生とメダカちゃん
演劇ユニット『Yup!!』
シアターココ(愛知県)
2025/03/22 (土) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/03/23 (日) 11:00
ちょっとふざけたタイトルだったし
チラシのイラストもなんだか芝居とマッチしない感じで
最初ギャグなのかな?と、思って観に行ったんですけれど
構成とかコンセプトとか結構真面目に作られていて面白かったです。
ただ、やっぱり本人立ち直るところが少し弱かったかも。
どっちかって言ったら母親の側に問題あるように思えましたが。
はぴねすシネマ24の松っしーさんも出演されてたのはサプライズだったけれど
相変わらずのハイテンションでちょっと浮いてたかな?
他の俳優さんたちもそれぞれ個性がよく出ていたし
音響さんもあれって、俳優さんの方が音に合わせてるんでしょうかね?
ドアの開閉音とかピッタリ演技と合ってて、
なんかそんなところですごいなと感じながら観てました。

青少年のための純恋愛入門
バザール44℃
STスポット(神奈川県)
2025/03/18 (火) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
旗揚げ公演らしく、熱も演出のアイデアも盛沢山でした。
正直、物語が裏返るまでは、退屈さのほうが勝ってしまって。
終盤30分の展開はなかなか面白かったのだけど、そこに至るまでは丁寧だけど冗長すぎた。
序盤から中盤まであれだけやるなら、ラストにもう一段飛び越えるものが観たかったかも。

二対一
壱劇屋
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2025/03/19 (水) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
一幕が不満でした。
兄弟の物語、親子の物語。ここらが本筋部分であるわけなので、そこをもっとわかりやすくして欲しかったな。
周辺にも色んなドラマ、人の想いががあって、そこらも存分にってのはわかるのですが。
情報量が飽和して焦点が定まらない感じがありました。
東京支部さんのワード有り、パラデュール観た時以来、そこらが気になるところだったりします。
リピートしながら考察して楽しめば一幕は味わい深い気がするのだけど、そういうのは演劇でやるにハードル高すぎる気もします(リピート観劇するハードルが高い)。
二幕はもう最高の一言でして。
終盤の怒涛の殺陣は言わずもがな。
今回は、その前段階のお祭り。まあ、福男選びなんですけどね。
観客まで巻き込んでの大運動会があったりして。
めちゃくちゃ楽しかったです。

TARRYTOWN
TARRYTOWN実行委員会
浅草九劇(東京都)
2025/03/15 (土) ~ 2025/03/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
歯応えのある作品を求めるおとな向けの小編成ミュージカル。
首無し騎士の伝説が語り継がれ、ミソジニーやホモフォビアが溢れかえる郊外を舞台に、ふたりの男とひとりの女の屈折含みの生活と、不毛な三角関係が描かれる。
それぞれの感情と思考、嗜好までもがこれでもかとばかりに詰め込まれた歌の情報量の多さときたら。これを歌いこなして、ドラマのグルーヴをつくっていくのは、腕に覚えがあるメンバーでなければ難しいだろう。

あのね、あの時、あの夜の音。
劇団さかさまのあさ
ひつじ座(東京都)
2025/03/20 (木) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/23 (日) 18:00
価格4,000円
昨年初めて観た時に大好きになった団体さん。今回もすぐチケット取って拝見しました。
舞台美術や衣装はとても明るく可愛らしいのに、心の奥底に沈んでいる果てしない哀しみをそっと掬ってくれる、そんな話に感じました。
ちょっと昔の死語達もキャラクターとして主人公の探し物の旅に出て、長い迷いの旅から現実に戻るまでの舞台は私たちが悩みや哀しみとの葛藤とシンクロするかのようでした。
また次も絶対観に行きます。

あのね、あの時、あの夜の音。
劇団さかさまのあさ
ひつじ座(東京都)
2025/03/20 (木) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/20 (木) 13:00
可愛いファンタジーのふりして人生の懊悩を描き救う、とんでもない劇団だなと思いました。
今回は当日券出ない日も多くて、次からは早めに予約します!

零れ落ちて、朝
世界劇団
JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)
2025/03/22 (土) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「人間の尊厳を問う物語」
現役の精神科医として医療現場に携わっている作者が、太平洋戦争中にアメリカ軍の捕虜に生体解剖を施した「九州大学生体解剖事件」と、グリム童話『青ひげ』をモチーフに創作した2023年初演の再演である。

泡風呂で生まれなおす
COLLOL
cafe MURIWUI(東京都)
2025/03/20 (木) ~ 2025/03/20 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
夜の回観ました。朗読劇4本立て、なかなかに楽しめました。田口アヤコさんの自作、45歳になったジョバンニの話は妙にリアルで切なくて、泣けますね。多分賢治も泣いている(笑)。川上弘美氏のaerは未読で、この場で初めて聴きましたが、女性の生理と性の話、ツッコミどころが多くて、笑ってしまうけど、笑ったらハラスメントになるのかな。原作をじっくりと読みたいと思いました。

ハッピーケーキ・イン・ザ・スカイ
あまい洋々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2025/03/13 (木) ~ 2025/03/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/03/15 (土) 13:00
行方不明から8年後に白骨死体で見つかった女子高生に関して取材するフリーライター、その件を映画化しようと企てる映画監督を目指す女性を含むそれぞれイマを過ごす当時の同級生たちを描いた群像劇。
少人数での会話でそれぞれの今(と過去)を描く場を重ねてから関係者が一堂に会するクライマックスで真相を明らかにする(基本に忠実な)構造が分かり易いことに加えて円形ステージのようなアレが「あんな風に変化する」装置やキャットウォークに仕込んだ灯りを活かした場面・アイドルライブ場面、さらに漫画や音楽の好みに関する会話に惹かれた。

右往左往
猿博打
OFF OFFシアター(東京都)
2025/03/20 (木) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/03/23 (日) 17:00
お気に入り劇団が、「かわいいコンビニ店員飯田さん」の池内風の脚本で演じる、半分社会派の物語。とても面白い。(前説を兼ねての放送4分を含み)96分。
とある大学の演劇部の部室で展開される、ダメダメ部員と社会運動女子とダメダメ演劇部OBによる、社会運動のメッセージが届かないので演劇部にヒントをもらいに来るが…、の物語。演劇部あるあるな展開に笑わされるのだけれど、「パヨク」と「ネトウヨ」のあたりから単に笑っていられない感じもあって、穏やかに終わるけれど問題提起はしてるんだろうなと思う。村上弦のメガネ女子はヴィジュアルも大ヒットだが、メッセージの伝わり方を何段階にも演じる見事さも感じた。

ここは住むとこではありません
TEAM FLY FLAT
雑遊(東京都)
2025/03/19 (水) ~ 2025/03/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/03/23 (日) 13:00
つついきえ・大石ヨウコ2人のユニットの旗揚げ。日本のラジオの屋代秀樹が書いたドタバタとオカルトの物語。(4分押し)99分。
冒頭、つついきえ演じる「スフィンクス神田」なる霊媒師が登場し語り始める、とある幽霊の出るマンションの物語…、なんだけど、癖のあるマトモじゃない人々が次々と登場し、次々に起こるアレコレ。そこそこ演劇歴の長い役者陣が、楽しんで演じてる感じが面白く、マトモな人が出てきたかなと思うとトンデモなかったり、と、展開も楽しい。

朝日に願え 冬公演
朝劇三軒茶屋1年ロングラン公演
三軒茶屋orbit(東京都)
2025/03/19 (水) ~ 2025/03/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
日曜の朝9時の回に観劇。芝居って基本的に夜観るイメージなので新鮮。
舞台も目の前で臨場感あります。
内容はかなり重め。

解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話
1999会
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2025/01/23 (木) ~ 2025/01/25 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/01/25 (土) 13:00
『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』はこれまで 6回拝見している。
9人の俳優/照明/音/スタッフの気持ちが伝わって来た。癇癪と敬虔の二人でのシーンが良いなと思っていたら、もう一度終盤にもその二人のシーンがあってその 2つの場面、凄く良かった。そして土本燈子さん、トータルで良いのですが、改めて声が良いなと。
多分、1999会としての『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』はこれで最後、その「最期」を見届けてきた。
70年近く生きて来て、9人の彼女達、彼女と括るのは駄目なのかもしれないけど、東京女子大学の話なので、いや女性を自認していない人も居たのかも知れないが、人として生きていると色々なことがあるんだと思いながら見ていた。
これからも色々なことがある。とにかく生きて行こうよ。そんな気持ちを持ちながら見ていた。

VIANCA;clockwise
江花明里.あそびの会
Paperback Studio(東京都)
2025/03/20 (木) ~ 2025/03/22 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/03/22 (土) 14:00
主宰の団体名は「江花明里.あそびの会」
架空畳主宰の小野寺邦彦氏が作/演出、出演が江花明里氏と黒田和宏氏。
「1918年、第一次世界大戦後のロンドン・ソーホーと1998年、経済曲線を垂直に落ちてゆく東京・渋谷が繋がる物語」
ロンドンと渋谷を結び付けるアイデア。そこから渋谷のスクランブル交差点で、人とぶつかり、くるくると回る体から展開し始める物語。
黒い壁の会場を活かしたそう来るかと言う最後の仕掛け。黒の衣装だった江花さんが最後に衣装をノースリーブの白い衣装に変える。VIANCA、イタリア語で白を表す bianca 女性単数形、色白で silky smoothな江花明里氏故に映える仕掛だった。
江花明里さんと黒田和宏さんの息の合ったコンビの60分、くるくるするりと面白かった。