最新の観てきた!クチコミ一覧

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夜、ナク、鳥

夜、ナク、鳥

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2018/02/17 (土) ~ 2018/02/24 (土)公演終了

満足度★★★★

戯曲を読んで観劇したかったが結局読まず。女優らの存在感。簡素な舞台。ドラマは日常と犯罪の背中合わせ。中年女友達三人の、それぞれの日常、そこに新たに「友達」に(自発的ではないが)加わろうという女性に「一線」を越えさせる局面で、園子温『冷たい熱帯魚』の同様の場面を思い出した。秀逸な話だが、以前コットーネでやった『海のホタル』が同系統に思われるが、こちらは何場面かを掛け持ちする装置がリアルに作られ、日常を残すその風景に「犯罪」が重なると戦慄を覚えた。今回のは象徴的な装置だから、場面を作るのは役者の身体一つ。瀬戸山美咲の他者作品演出は初めて観たが、私が想像したよりうまく処理していた。ただ大竹野作品の「喜劇」面は出ていたが「猥雑」がもっと加わりたかった、と思った。

埋没

埋没

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/02 (金) 19:00

 意欲作である。村の中心部がダムに沈み、離島を除いて最も人口の少ない村になってしまった高知県大川村の現在と、ダムに反対する住民が切り崩されていく60年代を交互に描く。同じ役者が時代に応じて親と子を演じるなどの工夫が巧い。国vs地域、多数派vs少数派という対立を描きつつ、個人の(ある家族の)物語として描いていくところが中津留の真骨頂だが、それが見事に発揮されている。そして、社会派と呼ばれていても、結論についてはニュートラルであることが多い中津留が、明確に少数派の立場で描いているのは珍しく、そういった意味でも意欲作である。古参の劇団員が出ないで、若手の男優と女優の川崎初夏が頑張っているが、みやなおこという逸材を得たことで素晴らしい舞台になっていた。今の沖縄をも意識させる作りも巧い。

荒川さんが来る、来た

荒川さんが来る、来た

ほりぶん

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2018/02/27 (火) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★

■75分弱■
女子のみでこの爆発力は毎度のことながら凄いけど、今作は正直、話が粗かった。特に後半。『とらわれた夏』に筋が似ているのも気になったところ。

S高原から

S高原から

映画美学校

アトリエ春風舎(東京都)

2018/02/28 (水) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

■100分弱■
直接的な内面描写の難しい、演劇ならではの面白さがありました。初見の作品だったため、平田演出との比較がかなわなかったのが無念。

鬼鬼-MONONOKE-2018

鬼鬼-MONONOKE-2018

劇団アルクシアター

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/04 (日) 11:00

脚本が素晴らしく色々な要素が詰め込まれていました。
土鞍町子役の田村さんの美声もよかったし、調律師の笑いもよかったです。
調律師役の中西桃子さんは、舞台では男役で男っぽく演じてましたが、舞台が終わって見送るときは女性の顔になってました。
さすが役者⁉

鬼鬼-MONONOKE-2018

鬼鬼-MONONOKE-2018

劇団アルクシアター

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/03 (土) 14:00

懐かしい童遊びや童歌~インターネットの奇妙なコミュニケーションが絡みつく、ミステリアスなお話。
あの世とこの世が.......................で、なんだか怖いようなそれでいて悲しいような……………………。
かと思えば、あだも神社の顔出しパネルから顔を出す調律師!
結構ウケてたし重要な役でしたよ。
土鞍町子役の田村さんの美声もとても印象に残りました。

今度は背中が腫れている

今度は背中が腫れている

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

とりとめのない話題を「会話」ではなく、あくまで「おしゃべり」という形態で繫いでいくことへのこだわりが「駄弁」であるということなのかと理解した。
オフビートでほわほわっとした感じの笑いに触れ合うのが久々だったから、なかなか楽しめた。

ネタバレBOX

チガサキさんという、男性社員の背中にある日、大きなコブのような腫れができてしまい、どうしたらいいものか同僚に相談するところから物語がはじまる。
そして、終わりまで話題の中心にあるのは「背中の腫れ」というより、むしろその話題だけで、物語を走らせる。
とあるオフィスを舞台に「背中が腫れている」ひとが悩んだり、戸惑ったり、そうでないひとたちは、そのことについて、あれやこれやとおしゃべりしているという話。

劇中には「背中がずっと腫れている」ひと、「途中から背中が腫れてくる」ひと、「背中を腫れさせたい」ひと、という「背中の腫れ」当事者側(背中の腫れ当事者に寄り添うひと含む)と、
「色々と憶測をたてる」ひと、「憶測に共感する」ひと、「憶測を正常に戻す」ひと、という「背中の腫れ」当事者についておしゃべりしているギャラリー側が、交互に舞台に登場するという構成になっていた。
ギャラリー側の場面の時は客席もうっすら明るくなったので、トーク番組に参加しているような一体感があり、なぜ「背中に腫れ」があるのか、その腫れをどのように考えていて、これからどうしたいと思っているのか、という当事者の気持ちを一緒に推理して行くような面白さがあった。

そのなかで「背中の腫れ」の原因については、人それぞれに原因があるのだろうということがだんだん分かってくるのだが、なぜそういう現象が起きるのかということについてはよくわからないということから、ひょっとして寄生獣的なアレが体内に入り込んで、宇宙人に浸食される系のSF!?と、思ったのだけども、最後まで真相は明かされないので謎のままという。
その点に関してはモヤモヤするが、それ以外はほとんど腑に落ちた。

ものすごいアクシデントとか、衝撃を受けるようなことは出来事は特になく。
舞台装置もミニマムであったけど、おしゃべりを一番の「装置」として、
話を展開していくことがあひるなんちゃらだと理解したので、「お話」に集中することができた。

登場人物では、特に「背中を腫れさせたい」願望を持ってるチガサキさんの部下のタナカさんがおもしろかった。なかでも印象的だったのは、女社長に出世を占ってもらう場面。
それ、「占い」じゃなくて「査定」だよ!っていうチガサキさんのツッコミが、かなりツボった。

あと、客入れの時にかかってたオリジナルソングがシティポップみたいなサウンドなんだけど、歌詞がひとクセあって聞き入ったのと、劇中ぴーひょろろろーぴーと、オフィスのコピー機の音がずっと小さく鳴っていて、音へのこだわりも感じられた。
物の所有を学ぶ庭

物の所有を学ぶ庭

The end of company ジエン社

北千住BUoY(東京都)

2018/02/28 (水) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルで語られている主題と格闘し続ける時間。
配慮と優しさと残酷な事実が溢れる時間。
堪らなく愛おしく見える人々の一生懸命な時間。

とてつもなく好みな作品でした。素敵な時間をありがとう。

ものがたりのつづき

ものがたりのつづき

からくりトイボックス

横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)

2018/03/03 (土) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

衣裳がとにかく可愛かったです。セットや小道具も素敵でした。とっても舞台への情熱を感じました。

人魚伝説

人魚伝説

自由劇場

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2018/03/03 (土) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

おばあさんなのに、ぽんたろうさんがカッコ良かったです。カルタさんも好きだなあ。
まなてゐさんに千代之介さん、見慣れた方々の引退が悲しすぎる。またどこかの舞台で拝見できますように。

殺しの神戯

殺しの神戯

虚飾集団廻天百眼

ザムザ阿佐谷(東京都)

2018/02/25 (日) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

噂に聞く百眼さんを初観劇。いろんなモノ(物理)が飛んできて、素面で見たら気色悪いと思ってたかもしれないのですが、終始ニヤケてしまうトランス状態になるような、格好良さと熱量の高さがありました。引き込まれた2時間でした。

ゴミくずちゃん可愛い

ゴミくずちゃん可愛い

ぬいぐるみハンター

飛鳥山野外舞台(東京都)

2018/03/03 (土) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

内容的にはそれ程悪くないと思う。
肝心の屋外公演ならではの開放感や空間を活かしきれず期待値を下回った。
序盤はヘッドセットを通したスピーカーからの音割れが酷く、音量も自分には小さかった。
私だけかもしれぬが、道中道案内に立っていた人、開場待ちの誘導、もぎり、本部等皆不親切。全員ド素人以下の対応で呆れた。
これなら小屋で観た方が楽しめたかも。
チケット代の適正価格は2200円といったところ。

リーディングドラマ「雛の家」

リーディングドラマ「雛の家」

アーティストジャパン

三越劇場(東京都)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/02 (金)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/02 (金) 14:00

ひな祭りに東京大空襲、作品の舞台が日本橋で、三越も登場するという、この季節この場所に縁のある作品でした。朗読劇ながら、1回だけというなんと贅沢なステージでしょう。

純情侍

純情侍

劇団活劇工房

明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/04 (日) 13:00

無償の愛を描いた大傑作。各登場人物の描き方もいい。悲しいエンディングの作品なので、明るく盛大に拍手することは出来ませんでしたが、客席にいた人全員、心の中ではブラボー!と叫んでたと思います。心にグッときました。

ゴミくずちゃん可愛い

ゴミくずちゃん可愛い

ぬいぐるみハンター

飛鳥山野外舞台(東京都)

2018/03/03 (土) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★

屋外のため始めは環境が明るく開放的過ぎて作品に合わず、日が暮れると暗くなり雰囲気はでてきたが寒さが厳しくなった。そのためあまり集中できず。作品自体は好きで、過去の劇場公演のほうが楽しく感じた。

桜は見ていた

桜は見ていた

青山学院大学演劇研究会

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2018/03/03 (土) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★

期待していたんだが・・・
SF的に火星とか未来とかにする必要性を感じれらなかった

普通に田舎の過疎化とか
都会と山奥の対比話にした方が上手に作品世界観に合っていたとも思えた

SFにするなら「プラネテス」のルナリアンと国に固執するテロリストの
話のような鋭さを持たせたり
「絶対少年」みたいな不思議な感じの田舎という雰囲気を持たせてみて
欲しかったかなぁ・・・・と

ネタバレBOX

学生演劇という下駄を履かせても
星数の評価は自分的には こんな感じであります

主人公の一人が写真家・・・って
未来ならウェブ映像作家とか・・写真なら銀板写真家とか
レトロな感じ出すとか
細かなSF設定も無いなぁとか
残念にも思えたデスぅ・・・・・

木を中心とした話だと~
ジュライの話が好みかな=天地無用(^-^)
wonder

wonder

company ma

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2018/03/03 (土) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★

ダンスがメインで台詞が2割ぐらいって感じでしたかな

お話は「不思議の国のアリス」でした

う~ん いまひとつだったかなぁと

ネタバレBOX

劇場近くの交差点にて
お父さんと男の子が今作の感想を述べていました
父は面白かった~息子はよくわからなかった・・と
息子くん私も同じ感想です
遭難、

遭難、

成城大学 演劇部

成城大学 2号館地下 002教室(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

観劇中、私の中で何度も「性根」という言葉が頭をよぎりました。

生徒の自殺未遂問題によって別棟の職員室に追いやられた4人の教師。
連日、きっつい生徒の母親が責任を追及しにやって来るのがその理由で、まさに針の筵の職員室。
往々にしてトラブルが起こった時、その人の性格が露わになってしまうものですが、その赤裸々な人物像をリーダー格教師を筆頭に、どの役者さんも見事に身にまとっているので、すこぶる面白い。

もう少し高齢で、それこそプロの役者さんが演じた方が完成度は高いのかもしれませんが、彼女達が創り上げ醸し出す空気感は唯一無二。
この公演で本作『遭難、』に初めて出逢えた事は、とても幸運だったと思います。
前提として戯曲の良さも当然ありますが、その肝(きも)を充分汲み取った人間模様に、幕が上がったその瞬間から速攻引きずり込まれてしまう力強い公演でした。

遭難、

遭難、

成城大学 演劇部

成城大学 2号館地下 002教室(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

学生演劇とは思えない出来でありました
なかなかに結末が見えない展開に
長い2時間20分近くを眠気も無しに
観続けられた快作でありました(^-^)

ネタバレBOX

先生役の方々には服に花(?)の刺繍が着いていたけど・・
それよりも経過日数を知らしめる為に
暗転後とかには服装の交換してもらった方が・・・とかは思えたデス

話は・・・とある職員室がセットで組まれていて
客席右側には教室風のセットがあり
開演前には女生徒がひとり座して読書をしておりました
(この女生徒は作中で重要な一人である美少女で
ストーカー被害を受けたりといろいろあった方のようでした)
で 一人の男子学生が自殺未遂をして現在昏睡中・・・
その母親がモンスター化して毎日原因となったらしい
女性担任に文句を言いにきて理不尽な要求を突きつけてきてます・・・・が
物語の進行で どうやらそのままの見た目の事実ではないようで・・と
目の離せない展開が繰り広げられていくのでした
ミラクル祭’18

ミラクル祭’18

新宿シアター・ミラクル

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/02/23 (金) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/02 (金) 20:00

【B ver. feblabo/フジタタイセイ×アリソン・グレイス】
feblabo「お父さんをください」
オリジナルの他にアガリスクでの別キャスト版も観ていたので「P3/4」ほどではないがやはり一部にオリジナルキャストの面影が。(笑)
で、何度か観ていても笑ってしまう。序盤から跳んだ設定なのに中盤から二段ロケットの如く思いもよらない方向にさらにブッ跳ぶんだもの。

フジタタイセイ×アリソン・グレイス「モルフェウスの使役法」
終わった後にタモさんが出てきて「果たして、彼の行った世界は……」とか言いそうなくらいに某シリーズっぽく、また、観ていて漠然と「インセプション」が浮かんだ。あとで伺ったところによるとそれも意識して書かれた脚本だったそうで、伝わるものなんですねぇ。
しかし前説の後半のトミカのタクシーの話、やはりマクラだったのね。

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