
レバア
西瓜糖
テアトルBONBON(東京都)
2018/04/18 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/28 (土) 14:00
座席1階D列10番
28日午後、中野のテアトルBONBONで上演された西瓜糖第六回公演『レバア』を観てきた。西瓜糖を初めて観たのは数年前。その舞台が気に入り、以後、椿組とのコラボを含め今回が4回目の鑑賞となる。
舞台は終戦まもない東京のある洋館。持ち主は作家先生で、戦災で宿無しの被災者を無償で住まわせている。その洋館に住む、先生以下、焼き鳥屋、黒紋付きの芸者、キャバレー?の女給、たばこを作る爺さん、どこか育ちの良い家庭の母子、先生の娘、そして一番新しく住むことになる復員兵が織りなす人間悲喜劇。後半、この話『レバア』というタイトルに関わる主人公が復員兵と先生の娘であることが明らかになるが、それが衝撃的な印象を与えるのは、それまで舞台で繰り広げられてきた戦後の日本を生き抜くために各自が知恵を絞って生み出した活きる術。それを描く過程の脚本の密度の濃さと、役者達の巧みな演技に、気持ちも身体も舞台に釘付けとなる。登場人物が全員重要な鍵を握っていて、それが連鎖的に各自の運命に関わっていく。恐ろしいというか、悲しいというか、滑稽というか、その生き様に思わず自分の人生を振り返り重ね合わせ嘆いてしまう観客がいる。
役者達は、いずれも芸達者。主人公も脇役も重要性は均等に持たされている。その脚本の完成度と、演出の巧みさに思わず脱帽状態。
今年に入って幾つか良い舞台を観てきたが、この西瓜糖の舞台を観てそれらがみんな吹き飛んでしまった。実に充実していて中身の濃い、言葉に言い表せない重みを含んだ舞台であった。
西瓜糖、恐るべし。脚本と演出と役者に人を得ると、このような重みのあり内容の濃い芝居が作れる見本のような作品になる。こうした作品に出会えて嬉しい。

ラスト・ナイト・エンド・ファースト・モーニング
悪い芝居
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2018/04/26 (木) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/04/29 (日) 13:00
GW一発目の観劇。
舞台上で行われていることはわかるのだけれども、どうしても各役の感情が伝わりにくく、結果として疑問点の多いお芝居でした。
役者の方も、美術なんかも面白いのに...演出過多?なのか、もっとシンプルに見たかったです。
20回公演とのこと。おめでとうございます。

ラーメン
宇宙論☆講座
スタジオ空洞(東京都)
2018/04/27 (金) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★
人それぞれ好みがあると思いますが・・私の好みではありませんでした。ストーリーも演出も、観るに堪えない場面ばかりでした。他の方がネタバレに書いていらっしゃいますが、私も同じ感想です。

どこよりも遠く、どこでもあった場所。あるいは、どこよりも近く、なにもない。
プロトテアトル
ウイングフィールド(大阪府)
2018/04/27 (金) ~ 2018/04/29 (日)公演終了
満足度★★★★
すごく自然なお芝居でした。
特に妹役の女優さんの話し方や雰囲気が好き。
兄と妹のやり取りのシーンが好き。
兄と母のシーンは、私の弟と母を見ているようで少し辛かった。
家族って難しい。

ブルース・ウイルス~ダイ・ハードな1週間~
乱痴気STARTER
Geki地下Liberty(東京都)
2018/04/17 (火) ~ 2018/04/22 (日)公演終了
満足度★★★
21日夜、下北沢のGeki地下libertyで上演された乱痴気STARTERの『ブルースウィルス~ダイ・ハードな1週間』を観てきた。前々から出演者の方数名から告知メッセージをいただき、直前まで行くかどうか悩んでいた末に出かけた舞台。当初補助席での予約だったが、劇場の受付で一般席を確保できたと告げられ、ゆったりと鑑賞できた。
その舞台とは・・・
風邪のウィルスと、それに感染した人体の免疫システムの間で起こる1週間の戦いを擬人化したもの。戦いと言っても、基本的に風邪のウィルスは撃退される訳なので、その過程をどう描くかが鑑賞のポイントとなる。基本的に、風邪のウィルスの間の友情物語と、笑いを交えて個性的に描かれた複数ある免疫システム、この二つが交錯した物に作られていた。ただ、元になるウィルスと免疫システムの戦いが淡々とした物であるだけに、それを如何に擬人化して見せられるかがこの舞台の要であるわけだが、ウィルスの友情にしても、免疫システムの個性にしても、やや強引に作り上げた感があってあまり感情移入できなかった。舞台の大道具にしても簡素すぎ。もっと映像を使うとか照明を工夫するとかして、場面場面の人体の様子を明らかにした方が良かったのではないか。
役者では、風邪のウィルスの中心的存在ライノを演じた森山綴と、ナチュラルキラー細胞ほか3役を演じた小木宏誌の熱演が光ったが、それもちょっと空回り的な印象を受けた。
思うに、演出・脚本が安易すぎるというか、密度の薄いところがこの舞台の難点であったように思う。

青春超特急
20歳の国
サンモールスタジオ(東京都)
2018/04/19 (木) ~ 2018/04/29 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2018/04/29 (日) 14:00
価格3,500円
青春感も清涼感もパワフルさもいいんですが、上演後の『卒業式イベント』を含め『自己満足』にしか見えなかった。
芝居の中身より、伝わってきたのは『演じてる側の仲の良さ』。
高校生がカラオケ歌うリアルさを描きたかったんでしょうが、全編で『上手じゃない』歌声を聞かされるのは正直苦痛でした。

更地14
大森カンパニー
ザ・スズナリ(東京都)
2018/04/24 (火) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

ヘッダ・ガブラー
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2018/04/07 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/04/18 (水)
寺島しのぶさんが美しかった!仕草、歩き方が、とても綺麗で優雅!素晴らしかったです。髪形もこのチラシよりも断然素敵でした。
このヘッダという女性は、高名なガブラー将軍の娘でかなり甘やかされ、ちやほやされ、傲慢で、自己中心的・・・・とてもお友達にはなりたくないタイプ・・・父亡き後は将来有望な学者イェルデン・テスマン(小日向文世)と結婚します。だけどおっとりとして、育ての親思いの彼は、ヘッダの望みはかなえてくれようと努力はしてるけど、ヘッダとは違った意味でマイペースで、ヘッダは彼にイライラし、早くも結婚生活に退屈してます。ちくちくと旦那に嫌味を言ったり、露骨に彼の家族を避ける素振り・・・でも、そんなヘッダにまったく気がつかない小日向旦那が、なんとも飄々としてるし、悪意の無いヘッダの神経逆撫でぶりにこんな旦那も嫌かも・・・とあせる
どうしようもない無頼者だった元恋人のエイレルト(池田成志)が、他の女性のおかげで立ち直り、なおかつ成功する!となった時に、めらめらと燃える嫉妬心・・・激しい女性だ~。
エイレルトの恋人(水野美紀)の誠実そうで、誠実がゆえの無神経ぶりもヘッダをいらだたせる・・・・この役、水野さんのイメージじゃなくて、彼女だけこの舞台の上では色味が違うように思えたのです。ちょっと、私は彼女が出てくると醒めちゃってあせる
ただ、こういう女性の方が、ヘッダより強い女性かもというのは感じました。
段田安則さんのいやらしい役も久しぶりで、やっぱ上手いや!こういう役も似合いますね。
佐藤直子さんのテスマンの育ての親のおば様が、とても可愛らしかったです。ヘッダの高慢ぶりと夫へ似愛情の無さが、おば様の人間味あふれた様子に際立ちます。
そして、印象に残るのが、おば様から派遣された家政婦のベルデの福井裕子さんです。夫婦の会話、登場人物たちの個性がぶつかり合うシーンのそこここに彼女は存在します。確かに彼女はこの家にいる・・・そんな存在感が素晴らしかったです。
舞台中央の居間の上に飾られたガブラー将軍の肖像画、彼女の存在のより所だったのかもしれない、彼女が将軍の娘から彼女自身になれなかったのが悲劇だったのかも・・・・なんて、思いました

ラーメン
宇宙論☆講座
スタジオ空洞(東京都)
2018/04/27 (金) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★
麺もスープも具も素材が悪く,しかも調理が未熟で,更に店もゴチャゴチャしているし汚い,そんな感じの芝居でした。入場の時から悪い予感はしていたのですが,ズバリ的中してしまい,とても残念です。今年1年の芝居のワースト3には絶対入るでしょう。ちなみに現時点では断トツでワースト1です。

ダム・ウェイター
Prayers Studio
Prayers Studio(東京都)
2018/04/28 (土) ~ 2018/04/28 (土)公演終了
満足度★★★★
劇団名はPlayers StudioではなくPrayers Studioである。然し宗教的な組織が背景にあるとか、関係しているということでは無論ない。(華4つ☆)

ラーメン
宇宙論☆講座
スタジオ空洞(東京都)
2018/04/27 (金) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★
アナーキーでシュールな展開が面白いのと同時に、本番途中、何度も出演者からダメ出しが入って協議となり、改稿されて進行する批評的な進行が実に楽しい。
最初、ラーメンを食べ始めた姿勢で固まって最後の最後に動き出す役の、大変肉体的にキツイ役回りを演じる役者さんが居るのだが、彼の役は、荒れ狂う嵐に耐え、沖に出てアンカーを打って船を安定させる碇のように、このアナーキーな劇の創造力を観客の想像力と繋ぎ止めてみせる。

~ラビット番長ノワール短編集~
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

~ラビット番長ノワール短編集~
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/04/25 (水) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

High Life
ソニー・ミュージックアーティスツ
あうるすぽっと(東京都)
2018/04/14 (土) ~ 2018/04/28 (土)公演終了
満足度★★★★
全員が薬物中毒というぶっ飛びの物語
薬でトリップ状態になる狂った世界を大音量の迫力の生演奏とプロジェクションマッピングにより
4人のジャンキーの精神状態を効果的に表現していて、とても面白く見応えがありました。
中でも首謀者のディックの、悪魔的に巧みにほかの3人を扇動していくところも面白く
何度失敗しても懲りない執念、出所したばかりのバグの人殺しも何とも思わぬ狂暴さと、
Rollyのコミカルで憎めない性格にもついつい笑いを誘う味わいがありとても良かったです。
できたたら、Rollyのトリップした時にだけ見せる
天才的な狂気の演奏シーンを観たかったです。

ラーメン
宇宙論☆講座
スタジオ空洞(東京都)
2018/04/27 (金) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
ラーメン屋でラーメンをすする短い時間のあいだに起きる冒険活劇でした。濃密な演技空間を望んでいる方には向かないかもしれません。写真を撮るインスタ映えチャンスが何度かありましたが、暗いし、煙でもくもくしてるので、なかなかいい写真は撮れませんでした。前回とおなじく眠くなったときに食べようと思って、コンビニで柿の種買ってきましたが、途中それほど食べたいとは思いませんでした。せっかく買ってきたんだからと、小袋一個だけ食べました。これは退屈せずに最後まで観られたということなんでしょうか。どうなんでしょう。自分でもなぜかよくわかりません。何やってるのかわからなくて、ぽかんとして観てる時間もけっこうあったと思うので。それは心奪われてたということなんでしょうか。どうなんでしょう。やっぱりよくわかりません。
飲酒回も見てみたいと思うけど、もう予約は満席ですか。
よくわからなかったけど、次回公演もあればまた観たいです。

渇生
HIGHcolors
「劇」小劇場(東京都)
2018/04/25 (水) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★
重い内容の舞台で、観応えありました。最初は人間関係が分からず、もやもやしましたが、どんどん人間関係が繋がっていく内に、惹き込まれました(ちょっと関係性に無理があるようにも感じましたが)。事故は、加害者・被害者共に不幸になってしまう事、被害者側の気持ち、加害者側の気持ち、亡くなってしまった人は帰ってこない事・・考えさせられる事も多かったです。役者さん達の熱演が良かったです。内容が重いので、好みは分かれるかな?という印象でしたが、良い舞台でした。

ラスト・ナイト・エンド・ファースト・モーニング
悪い芝居
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2018/04/26 (木) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
役者さんはちゃんとした方々だということは分かりますし、舞台セットもなかなか良いものです。
しかし、不条理劇でもなく高尚な思想を語っているわけでもないのに、喜怒哀楽の感情が起こりませんでした。演出技法のショールームという感じです。演劇を作る側の方は面白く感じるのでしょう。

凡人の言い訳
小田尚稔の演劇
新宿眼科画廊(東京都)
2018/04/14 (土) ~ 2018/04/25 (水)公演終了
満足度★★★★★
山下智代さんの公演を観ました。
一番最初に飲食持ち込みの制限が緩かったことに驚きました。
公演開始後はそういうものを持ち込んでいたとしても、飲食する余裕がないくらい劇にのめり込んでしまいました。
主役の女の子と経緯は違えど、どこか共通のものを感じることがありました。
社会に踏み出す一歩手前の段階。
果たして私も、自分の頭上の虫を掴めるときがくるのだろうか~~。
「善く」生きることができるのだろうか。

更地14
大森カンパニー
ザ・スズナリ(東京都)
2018/04/24 (火) ~ 2018/04/29 (日)公演終了
満足度★★★★
■約105分(開演遅延時間15分込み。正味90分)■
密室感のある狭めの箱でトガり気味のコントを観る秘かな愉しみ。これが私にとっての更地の醍醐味なのだが、今回は広めのスズナリで演ることを意識しすぎたのかどうなのか、脚本演出とも“伝わりやすさ”に重きが置かれていた印象。ために、大味で分かりやすいネタが目立った。確かに、トガり気味のネタは広めの小屋では伝わりづらいが、客に迎合しすぎるのはどうなのか? 一向ついていけないくらいのネタが二、三は欲しかったところ。
…と、苦言を呈しはしたものの、殺到したお客さんの対応に追われて開演が押しているあいだ大森さんと山口さんがトークで場をあっためてくれたりと、“そこまでしなくても!”なコメディアンスピリットは相変わらずで、結局は楽しんだ私なのでした。

どこよりも遠く、どこでもあった場所。あるいは、どこよりも近く、なにもない。
プロトテアトル
ウイングフィールド(大阪府)
2018/04/27 (金) ~ 2018/04/29 (日)公演終了