最新の観てきた!クチコミ一覧

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ヒュプノス

ヒュプノス

Oi-SCALE

明石スタジオ(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

一見、現実世界のように観えているが、ラストは唐突に非現実の世界へ転換するようだ。日常と幻想、現実と夢の境界線を彷徨するような感覚にさせられる。全編は薄暗いモノトーンで包まれ、閉鎖的な状況下を思わせる。しかし、虚実綯い交ぜの世界観のわりには客観的である。
(上演時間1時間15分) 【Aバージョン】

ネタバレBOX

舞台は素舞台。天井に電球の列があり、シーンに応じて光量を変化させる。先にも記したが全編薄暗くモノトーン、登場人物の衣装もダーク色のマントのようなものを着ているため、照明効果が物語の雰囲気を作り出す。

梗概…物語はプロローグのシーンであることを表すため「ヒュプノス」(文字)のcaptionを映し出す。暗転後、物語は多くの人物が寝転んでいる間を、1人の女性が「ヒュプノス」について説明(朗読)しながら歩き回るところから始まる。
そして物語の背景であるターリアについては、現実の世界の出来事のように進行する。

寒気が進み氷河期へ…その環境変化の中で人々は赤道に近い国へ脱出したが、移住出来なかった者達は寒さから逃げるため地下へ居住を求めた。数年後「ターリア」と呼ばれる奇病が流行り出し「ターリア」に感染した者は睡眠時間が長くなりやがて一日のほとんどの時間を深い睡眠状態で過ごす。そして1日一時間程度しか目を覚ますことが出来なくなり、いずれ眠ったまま息を引き取る。嗜眠症状が現れた若者は隔離され…。

「眠り」という奇病が持つイメージは、夢を連想させボンヤリとした実態が掴めないもの。具体的なイメージを持たせない暈けたような半睡、夢物語は観客に考えさせる、または想像させるという作業を求めているようだ。
多彩色の照明が駆使される芝居が多い中で、白・黒の濃淡という強調で織り成す公演は特異な印象である。一方、物語はターリアに感染した若者の虚無・諦念や、やり切れない思いを抱えつつ「生」と「死」を醒めた目で見つめるような。面白い試みの芝居だと思う。しかし特にラスト、妄想が分かる表現が在り来たりに感じられたのが残念だった。

次回公演を楽しみにしております。
ルドルフハケン室内楽コンサートinTokyo

ルドルフハケン室内楽コンサートinTokyo

西谷国登リサイタル

大泉学園ゆめりあホール(東京都)

2018/05/22 (火) ~ 2018/05/22 (火)公演終了

素晴らしいコンサートでした。

ハケンさんも西谷さんももちろん素晴らしかったですが、全く予想していなかったのがアラカワさん!
特に「ラプソディ~」の素晴らしかったこと。
休憩時間に、あの演奏が良かったという声をちょくちょく耳にしました。

アンコールが無かったのはちょっと残念ではありましたが。

『ギア-GEAR-』East Version

『ギア-GEAR-』East Version

『ギア』イーストバージョン公演事務局

千葉ポートシアター(千葉県)

2017/12/22 (金) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

先日は亀井さんのドールだったので、今回は村田さんドールを観ました。ドールはもちろん、他のキャストもマジシャン以外別のメンバーでそれぞれ得意なことや雰囲気も違い、新鮮で面白かったです。こうなったらあと二人のドールも、いや、全組み合わせ別で観たいかも。

ゼロバヤシモトコたち

ゼロバヤシモトコたち

ジョン・スミスと探る演劇

新宿眼科画廊(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

 ポール・ヴァレリーの文章に固定観念について書いたものがあるのだが、無論、彼は知性の人であったから論じられている内容も至ってノーマル、而も普遍的である。

ネタバレBOX



 ところで、今作実験的といえばそのように見ることもできるだろう。だが、その場合でも劇団名が、植民を進めたイギリスの尖兵として主として17世紀に活躍した人物のことを指しているのか、あるいは単にありふれた人名として用いられているのか、さっぱり分からない。
 何れにせよ、極めてパセティック否、パトスそのものを表現しようと努めているように思える。それは、“そのようである”ことによってエトス的次元を無視し、世の中がどうなろうが、自分の感知する所ではない、と宣言しているようにも見える。そしてその先のことを提示してはいない。
 主演の熱演は評価するが、もう少しパースペクティブを理知的次元で構成してほしい。
Silent Majority

Silent Majority

劇団龍門

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

 今作に主人公は居ない。このことが一般的にドラマツルギーを旨とする演劇的カタルシス構成の難易度を上げている。

ネタバレBOX

 どういうことかというと、描かれているのはあくまでサイレントマジョリティーだ、ということだ。これは、葛藤を通じて何らかのメッセージを伝える演劇としては、かなりの冒険である。こういった事情が齎す結果見えてくるのが、男女の存在様式の差異であろう。生物としては、女性がプロトタイプである。従って存在様式は、その生物学的基礎によって女性の方が、男性よりより深いと言わねばならぬ。つまり男は女性と比較した場合、非在に近いのである。このことが理由で男は縛られることを嫌い、自由やロマンを求めるのだ。そしてそれらは、未来へ向けての自己投棄によってのみ可能である。即ち男の存在とは、常に今非ざるもの・ことへの可能性追求である。
 だが、演劇は板の上で実際の人間が演じるのが普通であるから、物語として、主人公を置かぬ作りでは、滲み出る存在感が、観客に訴えてくるものの割合が高まる。こうなると、女優の方に分があるのではないだろうか?
 今作にはLGBTの人々も出てくるが、バーのママは、役の上ではン千万も掛けて自らの肉体を改造した人であるし、そのことの凄みは、パフォーマンスを披露する際の指使いなどに端的に見て取れる。
 一方、もぐらに嵌められて懲役を喰らった悪徳デカを支える外国人女性役の演技は、女性の存在感とその本質を表して見事であった。何より主人公の居ない今作にあって、存在の在り様と存在によって未来を孕む女性の深く狭い愛を表した演技が自然で得心のゆくものであった点がグー。
 主人公が居ない今作であるから、或る意味、宿命がその中心課題になるのは必然である。何度も出てくる自殺への道程、また恋に絡んだ刃傷沙汰、憧憬から一夜限りのアバンチュールまで、そしてLGBTとの・・・等々、この世に存在する愛のカタチが、それとなく織り込まれ擽りを入れてくれる。自殺へ至る場面は、陸橋下を走る列車が観客側に向かって灯される2つのライトによって単純明快に示される。無論、音響効果で臨場感が醸し出される。舞台中ほどから奥へ張り巡らされた鯨幕にも出吐けが設えられ、他にも上手、下手に1か所ずつ設けられた出吐けと共に合理的に使われている舞台美術もグー。
 更に完成度を高めるというか、実験的に創り上げてゆくのであれば、演出がシュールになって構わない気はする。即ち宿命を主人公と見做し、宿命に翻弄される人間を描く喜劇として舞台化するやり方だ。毀誉褒貶相半ばするリスクは容易に想像がつくが、成功すれば話題性・注目度はかなり増すように思う。

スペリング・ビー

スペリング・ビー

ミュージカル座

六行会ホール(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

アメリカが舞台のスペリング大会。参加者は子供の設定で大人キャストが演じています。
子供の喋り方や雰囲気を出そうと頑張っていますが、場面によって台詞が大人になってしまい、子供になりきれていない部分があります。
お客から抽選4名参加あり。この方たちの参加度で公演に差が出てしまうと思います。ミスター・ツバサ良かったです。
日本でのネタが出てしまっていて、笑いがそこそこ取れていますが、設定がおかしくなっています。
劇団四季出身の方も出演していましたが、流石の演技。楽しんで舞台に立ってる感じが伝わってきました。
観劇したのが組初日でしたので、完成度が上がってくると思われる次回に期待。
なお、同劇団ではジュニアキャストによる演目(ジュニア)が上手くいっているので、この演目もジュニア(中高生)キャストでやった方がいいような気が。大人キャストでやるなら、最初から最後(カーテンコール)まで、子供になりきらないといけません。

図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの

図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの

イキウメ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2018/05/15 (火) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

中編3本は物足りなさが残る。
SF感はだいぶ薄くなってるなぁ。
3本目のラストは「奇ッ怪 其の弐」を思い出し、嫌いじゃない。

Silent Majority

Silent Majority

劇団龍門

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

1時間45分とても面白かったです。小さな劇場の良さを堪能できました。個性的なキャラの役者さんも多く熱演でした。どんなどん底に落ちても人生何時でもやり直せるのだと勇気をもらいました。元気になって又いい芝居に巡り合いたいと思いました。

殉情わりだす演算子

殉情わりだす演算子

電動夏子安置システム

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★

普通のドタバタ・コメディです。
表題に“演算子”という数学やコンピュータ言語の用語があって、何かロジカルな話を期待してしまいますが、全くそんな要素はないのでお間違えなく。

スタントウーマン!

スタントウーマン!

朝倉薫プロデュース・ガールズハイパーミュージカル

シアターブラッツ(東京都)

2018/05/22 (火) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/24 (木) 19:00

価格4,800円

楽しめました。話のテンポが良く、音楽の配分も丁度良く、観やすい舞台でした。
主役の真島なおみさんのスタイルの良さが特筆

ネタバレBOX

西条がアキを潰そうとする動機がはっきりしないのが難点。主人公が受ける試練なので、ここはもう少し丁寧に描いて欲しかった
キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

キャガプシーシアター(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

雨の日のテント公演。強く降りしきる雨の音がテントを覆った。そのため声が少し聞きづらい感じもしたが、逆にそれが物語を包み込むような効果もあったような。何度観てもその回、その回で心に迫るものがあるのは本当に不思議だ。

春母夏母秋母冬母

春母夏母秋母冬母

FUKAIPRODUCE羽衣

吉祥寺シアター(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/28 (月)公演終了

「母」をテーマにした音楽劇。出演者は深井順子さんと森下亮さん2人だけ。ほぼ全編、私は涙を流しっぱなし!卑近な日常に既にある愛を、輝かしいく、みっともなく、可笑しく描いてくださいました。糸井さんの楽曲はぜひアイドルにも歌ってほしいと思ってきましたが(今も思っていますが)、今回はNHKの「みんなのうた」で流れて欲しいと思いました。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/05/24/9733/

愛される資格

愛される資格

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

松田航輝が前作とはかけ離れた役を演じ切る。

誰もが過去に持つコンプレックスに打ち勝つためには、どうすれば良いのか。
家族とは何なのか、愛とは何なのか、生きるとは何なのか。

家族の意味、愛の意味、6gらしく変化球も含めて、芸達者なわき役たちが色々な側面をみせてくれます。
希望をもつ事、希望がもてる為には、何が必要なのか、主役の成長の覚悟が感じられる作品です。

ギリギリ立っているジェンガのような青年が、自分の根元をきっちりと固めて、自分の意志で立ち上がる瞬間、是非、見届けてください。

明日からの自分の力にもきっとなります!

ネタバレBOX

舞台の使い方にも是非注目して欲しい。
舞台は、1シチュエーションのように見えるが、照明や魅せ方でうまく何通りにも魅せてきます。
(先週の作品も、舞台の土台は同じだから、どれだけ凄いことやっているんだ、この劇団は(笑))



害虫

害虫

劇団普通

ギャラリーLE DECO(東京都)

2018/05/22 (火) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/22 (火) 19:30

価格2,300円

関係が複雑な5人の兄弟姉妹(と母)の会話劇、大半を占める場面は自宅(のLDKのテーブル?)での会話でその内容も一部不可解な部分はあれ基本的には普通なのに現実味が乏しく夢の中のように不確かに感じられてしまうのはこの会場の白っぽくてがらんとした雰囲気と1灯固定の明かりのせいか? 終盤の別の「場」での会話がよりそれを強調する感じ。
その終盤の別の場との対比に加えて、つい先日Gallery&Space しあんで観たあさがお企画「言葉を纏ふ 纏の二 太宰治「きりぎりす」」の固定5灯ながら組合せによる雄弁な明かりとの対比もあり、印象が深くなったかも。
さらに1灯というのが電柱の下での不条理系を想起させたのではないか?
本作を例えば東中野のRAFTで上演したら声は響かないし、会場の内装もしっとり落ち着いた感じなので、受ける印象がかなり違うのではないか?なんてことも考えた。

ネタバレBOX

終盤は明治通りに面した窓の下に置いた机を挟んでの二人の会話で、借景もあって劇中でも「外」であり(聞いたところによるとそこまでの場面は裸足で、そこから靴を履いているそうな)ハッキリと対比されている。
CAFE BIANCO~Finale~

CAFE BIANCO~Finale~

兎団

中野スタジオあくとれ(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/24 (木)

24日ソワレ(115分)を拝見。

ネタバレBOX

少年少女に美術品狙いの窃盗団、そして屋敷に巣造う亡霊や妖怪達…賑やかな登場人物?達に彩られた、だが、芯のストーリーは純粋な白だった、伝奇ロマンな2時間弱。
今回で封印してしまうのが惜しまれる、優れた作品だった。

役者陣。見知った役者さんが多い中、個人的には、振り向いてくれないモームの霊を慕い続ける、升野紗綾香さん演ずる娼館の女主人に感情移入させられた。

最後に、配役を記しておく。
画家モーム(恋人メイの没後、死んでからも世界を放浪し、メイを描くに相応しい、純粋な白を追い求める)
…斉藤可南子さん(開演前の15分バージョンでは、メイ役も!)
恋人メイ…美友さん(容姿も佇まいも、まさに「薄幸の美少女」!!)
娼館の女主人…升野紗綾香さん(好演!)
高校生の少年アイス(内気な男の子が持てる勇気を振り絞って…)…田代佳穂さん
高校生の少女メイ(「恋人メイ」とは対照的な、現代のメイ)…石黒礼子さん
美術窃盗団…松尾武志さん&柳橋龍さん
黒猫プルートー…藤井優果さん(☜当て書き?)
人形&恋人メイの仲の良い同僚…菊地晴美さん
死神…又吉宏美さん
サンジェルマン伯爵…松村瀬里香さん
ドラキュラ伯爵…ドナルド松山さん
狼女…初山ほのかさん
フランケンシュタイン…たかやまさん
花園の少女…村瀬明季さん
腐った死体…佐藤海斗さん
百合の魔女パーニャ…タカサキカヤさん(Twitterとの雰囲気の違いにビックリ!好感)
百合の魔女パネマ…紅鮭プリンさん
iaku演劇作品集

iaku演劇作品集

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★

『人の気も知らないで』観劇

ネタバレBOX

交通事故で腕を切断した同僚の見舞いの帰りに、別の同僚の結婚式の余興の打ち合わせで集まった女性三人の女子トーク。

身体が不自由になった人への配慮などの話題から、三人のうち一人が乳癌で片方の乳房を切除していたことが明らかになったりして、若干病気自慢的なオチの作品になりました。

腕を失くした女性に対する取引先の社長の言葉や態度は、口は悪いが親身だということは分かりましたが、これは少し以前の作品なのでしょうか、セクハラ発言はもう今となっては許される範囲を超えていました。親身さを上回るアウト発言でした。

時の流れとは恐ろしいものです。

障害や老いについては、動物に倣うようにしています。動物は、過去の体調と比べて悲観することなく、今を基準に一番最適な生活を送ることを考えているようです。
ゼロバヤシモトコたち

ゼロバヤシモトコたち

ジョン・スミスと探る演劇

新宿眼科画廊(東京都)

2018/05/24 (木) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

憑依型女優・嶋野さんによる皆殺しのメロディ(エンヤ)。

通る夜・2018

通る夜・2018

劇団芝居屋

劇場MOMO(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

家族だからこそ相手に対する思いが些細なことで大きくこじれてしまうことがある。
”親の心、子知らず” 生きてるうちに解り合えたいですね!

ネタバレBOX

増田恵美さん扮する霧島寿々子のひねくれた性格はいささか大げさには感じたものの、熱演でした。
死んだ父親を呼ぶ言葉が”あの人”から”お父ちゃん”に変わって本当に良かったです。
でも死んでからでないと親の本心を知ろう,解ろうとしなかったのはおおバカ娘です(笑)!
アップデイトダンスNo.51「青い花」

アップデイトダンスNo.51「青い花」

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2018/05/17 (木) ~ 2018/05/25 (金)公演終了

鑑賞日2018/05/22 (火) 20:00

価格3,000円

20:00の回(晴)

19:40会場着、受付、19:50開場、20:05開演~21:07終演、21:17トーク終了。

アップデイトダンスNo.50「ピグマリオン」からNo.51の本作まで4ケ月のブランク、その間の特別公演とシアターXは観に行けず。

アップデイトダンスはなんとか初見から通い続け5年目に入りました。

開演前はじっと息をひそめているような舞台、真っ暗闇のなかから音もなくおぼろげに現れる像、ダンサーを青く染めるあかり、自然の恐ろしさを感じる音、繊細で力強い楽曲。どれもが体の中に緊張感を生み出し、客席から飢えたような感覚で観ているその像はあるときは動かず、あるときは空間を激しく撹拌する。

すべての動きが美として結晶し、闇に溶け込んだのかみえない表情、眼は何も語らないようでまた深い洞察を繰り返しているようにもみえました。

Silent Majority

Silent Majority

劇団龍門

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/23 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

もし現在、問題を抱えて行き詰っている人には、きっと何らかの指針になってくれるのではないかと思えるエンターテインメント作品。
予定調和に収まらないエネルギッシュな展開に終始圧倒されながらも観終わった後には、登場人物に比べ全然平穏で甘ちゃんな私にも、どこか視界が開けてくる様なスッキリ感をもたらしてくれました。

既に見た目だけで人生ドラマを感じさせる趣ある役者さんと、若さ溢れる役者さんが混在していて実にバラエティーに富んだ座組でした。

ネタバレBOX

場所は歌舞伎町なのでしょうか。
ギリギリを歩む人生サンプルの数々。
それこそ生きるの死ぬのの連続ですが、それぞれに人を恨んだり愛したりを通して、それでも生きていく姿は、ほろ苦い人間賛歌として沁みてきます。
本作の意図する問いかけは自身を見つめ直すよい機会となりましたが、同時にこの問いかけを日大アメフト部の幹部陣にぶつけてみたい気持ちもよぎりました。

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