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時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾弐『白煉〜びゃくれん〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

平清盛と源頼朝の時代の間の物語、限られた史料をもとに語られている歴史なので、ディテールや事実関係がクリアでないこともありますが、源平が並び立ち、同じ絵を目指していたストーリーよかったです。
ラストで次作へのフリも感じられました。

ネタバレBOX

僧侶も本質は悪者でなかったところもイイですね。
巛

ゆうめい

OFF・OFFシアター(東京都)

2018/03/02 (金) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

 会社員役の主人公が客席に向かって話しかけつつ、他の登場人物たちとも会話をしていく現代口語劇でした。下手奥に斜めに設置された平台(おそらく)は、表面が緑の芝生のように加工されています。上手にはイスが数脚と棚があり、移動して場面転換します。軽やかでシームレスな場面転換がかっこ良かったです。

 弱くて優しい現代の若者が努力するゆえに失敗し、さらに苦しむ様子に、胸がキュっと締め付けられる瞬間が沢山ありました。
 ただ、俳優は泣く振り、怒る振り、話しかける振りをしているようでした。ライブ・パフォーマンスはその場、その瞬間に生々しい出来事が起こるもので、次に何が起こるかわからないのが面白いんですよね。その状態を作るのは演じる側にとってはリスキーですが、個人的にはそれが会話劇の前提であって欲しいと常々思っています。

ネタバレBOX

 デパートのディスプレイ施工を担当する会社員・川田(森山智寛)の中学生時代からの友人・桜井(小松大二郎)が、妻・南(深澤しほ)と保育園児の娘・なおを残して自殺します。桜井はカードローンで借りた金で風俗通いをしており、偶然、自分の車で愛猫を轢き殺してしまっていました。シングルマザーになった南は生活保護を受けながら子育て中。桜井の姉・美郷(児玉磨利)は母の介護をするかたわら、ねずみ講ビジネスにハマっています。

 ねずみ講の話が出た瞬間がとてもスリリングで可笑しくて、一気に物語に入り込めました。川田がデザインフェスタで出品した消しゴムハンコを買った客も、ねずみ講の仲間だったという落ちも効いていましたね。

 川田はタルパと呼ばれる桜井の分身を想像できるようになり、死んだはずの桜井と会話をします。桜井役の俳優がスルリと現世の会話に参加してくるのが楽しいです。タルパにはもっと大胆に活躍して欲しかったかもしれません。

 川田の職場に新しく配属された清水(田中祐希)は、会社の文化に無理に馴染もうとして突然坊主頭で出社するなど、痛々しい行動がリアルです。次にやってきた新人の中野(古賀友樹)は不真面目で、清水とは対照的。登場人物は皆、現代の若者ですが、普段の言葉づかいが微妙に違います。発語や仕草の工夫によって、それぞれの個性を粒立たせられていたと思います。

 クリスマスの大仕事を自分ひとりに押し付けられた川田が、本当は近所ではない保育園の発表会会場やセブンイレブンなどを、実際に自転車に乗って飛び回るのが痛快です。ただ2017年9月に拝見した『弟兄』に比べると大人しい目で、照明も、演技も、もっと派手にしてもいいのではないかと思いました。
 「デイドリーム・ビリーバー」が流れた時は、ちょっと音楽の主張が強すぎる気がしました。
SUPERHUMAN

SUPERHUMAN

ヌトミック

北千住BUoY(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

「今、ここ」に存在し、立っていることを確かめ、さらに、より遠くへ、意識、想像を広げていく−−。4人の類まれなる身体を持った俳優たちのパフォーマンスは、終始、そのための試行錯誤、遊びを続けているように見えました。

冒頭で繰り返される「やるやるやられるやるやられる」との言葉には、いやがおうにも人と人とのテリトリー、つまりは「争い」を想起させられますが、4人の実験はそこにとどまるのではなく、劇場のある北千住にいながらにして太平洋へと漕ぎだし、世界を体感することへと向かいます。タイトルの「SUPERHUMAN」には、超人的な身体の可能性のほかにも、領域を踏み越えていく希望のようなものが込められていたのだと思います。

一人ひとりに「役」はなく、明確に対話と呼べるものもありません。戯曲も、音楽のスコアのように、一人ひとりのモノローグの断片と合いの手を組み合わせて作られており、その発話もリズムをとるように、自在に止まったり、走り出したりします。
10年ほど前なら、こうした発語の方法は、「伝わらない」「伝えることが不可能である」という葛藤を前提にしていたでしょう。ですが、ここから立ち上がってくるのはもっとポジティブでオープンな感覚でした。「不可能性は知ってるけど、やるよ」というような。(そのオープンさは開演前アナウンスやアフタートークにも感じられました)それは、これからの演劇と社会との関係を考えるうえでも、とても興味深いことでした。

俳優の能力を軸にした実験作である一方で、その俳優たちの思わぬ側面を引き出すところにまでは至っていない惜しさは感じましたが、ともかく、刺激的で考えさせられる体験でした。劇場へ向かう路地を歩きながら、「なんだか東京らしい、いいところだなぁ。でも戦争や災害が起きたり、ゴジラが来たらひとたまりもないかもしれないなぁ……」などと考えていたことが、どうも、この芝居でも扱われていることともリンクしていたようで、印象深い観劇になりました。

父と暮せば

父と暮せば

こまつ座

俳優座劇場(東京都)

2018/06/05 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

見てきました。 お二人の熱演に感動しました! 今 日本は平和ですが、戦争している国もあるのですよね。 ほんとうに戦争は誰も幸せにならないと思います。 世界から戦争が無くなることを願います。

ネタバレBOX

有名な戯曲ですが、見るのは初めてでした。父と娘の話だけど、父は既に亡くなっていたのですね。 目の前で無惨に死んでいく肉親、友達を見ることが どれほどつらいものか 胸が痛みます。 二人とも素晴らしい演技でしたが、とくに伊勢さんが素敵でした!

帰り道、六本木駅のすぐ近くに お芝居のセットの様な おんぼろの一軒家がありました。おそらく住む人がいなくなって何十年もたっているのでしょう。 大通りのすぐ脇です。 まわりは立派なビルばかりなのに なんで? と思いました。 なんだか やるせない気持ちになりました。
さようなら

さようなら

オパンポン創造社

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/04/19 (木) ~ 2018/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

淡路島の小さな工場で、鬱屈した日常を送る人々。「ここを出たい、変わりたい」と願う一人の女子事務員が起こした行動から、それぞれが人生に抱く夢や挫折が浮かび上がってきます。

冒頭からほぼ無対象で反復される、工場の始業から終業、スナックでのアフターファイブまでの流れは、繰り返される日常、その抑圧を、とてもわかりやすく、時に楽しく伝えてくれました。とりわけ、高圧的な先輩と、彼に付き従うかのように見えて実際は見下してさえいる後輩工員との微妙な関係は、彼らの暮らしに貼りついてしまった諦念、淀みを感じさせ、このドラマを駆動させるための前提(環境)の役割をも果たして、見事でした。

ここに出てくる人々は、特に凝った、気の利いた発言をするわけではありません。ですが、その一見平凡なやりとりの中にも、彼らの欲望(本心)は確かにのぞいているように見えました。終盤、先輩後輩がついに対峙する場面の演出は、ちょっと歌(「さよならCOLOR」)に頼った感もありましたが、若者の暴走系青春ストーリーと見せかけて、実は、先輩も含めた妙齢の男女の迷いや悲哀をも汲み取っていく物語の奥の深さには、心打たれるものがありました。

ナイゲン

ナイゲン

ILLUMINUS

浅草九劇(東京都)

2018/06/12 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/06/12 (火) 19:00

価格4,000円

なるほど評価通りの作品。
振り落とす理由付けの仕込み具合、そして演者のキレある台詞が決め所か。
スピーディーだが台詞も聞き取りやすかった。おばか屋敷さんの後ろで見たが彼のキレっぷりに終始爆笑。津和野さんは血管キレないかとても心配。大満足の一夜!

上下左右

上下左右

最新旧型機クロックアップ・サイリックス

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2018/05/18 (金) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/05/19 (土) 14:00

「再演不可能」なタイムリーな話題を含む内容。
もう一度見たい!と思う程面白かったけれど、
スケジュールが合わず一度しか観劇できず…

ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/10 (日) 19:00

座席G列18番

【紅バージョン】
「あるもの」が売買されるようになっている30年後の日本を舞台にした物語。
2年前にはこれがサンモールスタジオに収まっていたの?と思うほどに見事なスケールアップ。黒い床が印象的な美術は踏襲しているけれど。
美術と言えば、舞台上方の「アレ」が「外国映画に出てくるアジア全般ごちゃ混ぜで時代錯誤的なヘンな日本」に通ずる感覚で、内容的にも合っているような。
また、ラストが「ある有名戯曲」の裏返し的にも感じられてニヤリ。

ネタバレBOX

連想したのは「ロミオとジュリエット」。
あちらは「その名を棄てて」なのに対しこちらは「その名で呼ぶな/いえ、その名で呼ばせて」だし、死なずに生き残るし……。
考えてみると「薔薇の名前がなくても美しさは変わらない」の逆と言えるかも?
悲しみよ、消えないでくれ

悲しみよ、消えないでくれ

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/12 (火) 19:00

 3年前に上演された作品の再演で、初演も観ている。改めて見事な作劇だと思った。山小屋という特殊な場所での、山小屋主人の長女の3回忌。同棲してた事実上の夫が2年も居続けていて、その山岳部の仲間達が集まる…。どうしようもない人間たちのエピソードが次々と明らかになるが、この辺は、何で?と思わないでもないけれど、そういう「しょうがない」存在が人間なのだと思えば、そんなものかと思う。軸となるダメ男を古山が好演しているが、初演と同じく、山小屋の主人のでんでんの存在感が芝居を引っ張る。加えて、終盤で重要なセリフを語る次女役の生越千晴が微妙な揺れを見せて良い。
 なお、初演を観たとき、舞台美術のアクシデントで中断するという回で若干興を削がれた感があったのだが、今回はその美術は採用されていなかった。少し残念。

みず色の空、そら色の水

みず色の空、そら色の水

the nextage

ウイングフィールド(大阪府)

2018/05/10 (木) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

1980年代?
演劇部の合宿、
皆が思い悩み、ギスギスしつつも、真っ直ぐぶつかり合いながら、
ドラマ『高校教師』の様に傷付け傷付き…
甘酸っぱい青春を謳歌。

でもあの頃に帰りたい、そう思える公演。

顧問・福谷さん等の客演陣の演技も拝見できて、得した感じ!

レイニーレディー

レイニーレディー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

「赦し」がテーマと言っていいと思うが、二人の女性のねじ曲がった関係をシビアに描きつつ、明るい(名実ともに)場面を入れて進み、最後に緩解が訪れるところまで一気に持っていったのは見事だった
最近見た舞台の多くで気になっていた、なんとしてでもハッピーエンドに持っていくことはこの場合むしろ好ましく、ホッとするものがあった
隣の女性は途中からハンカチを握りしめたままであった

ナイゲン

ナイゲン

ILLUMINUS

浅草九劇(東京都)

2018/06/12 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★


アガリスク3本目にして初「ナイゲン」です。
相変わらず美味しい料理ですが濃い目の味付けは3皿目になるとちょっと鼻につくところも出てきました(具体的にはここでは書きません)。

アガリスクのメンバーが抑え気味の演技で他の役者さんに譲っているような感じがしました。それに応えてやり放題の1・2年の男子(甲斐優風汰さん、秋本雄基さん、澤井俊輝さん)が痛快です。とはいえ今回の私の一推しは前田友里子さんの監査委員ですね。大騒ぎの中でもしっかり通る冷静な受け答えが最高です。

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

演劇企画集団THE・ガジラ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/13 (水)公演終了

満足度★★★★

定番であるモンスターなビジュアルを封印し、心の葛藤に強くスポットライトを当てた演出はとてもガジラさんらしいと思いました。
原作の本質は尊守されていたとはいえ、それでもビジュアルの影響はかなり大きく、どこか楳図かずお的な恐怖のテイストを感じたのは自分だけでしょうか。

造った者も造られた者も、そして周りの者も不幸・・・ほんと何故造った。

ネタバレBOX

もともとは豊かな未来を考えての研究であったとしても、人間が手に負えない範疇にまで手を伸ばし、結果悲劇をもたらす顛末には、どうしても原発事故の事が浮かんできてしまいました。
造り出してしまった以上は封印しょうにも、もはや無かった事にできるわけが無く、だとすればどう向き合い共存すべきなのか。
未来永劫考え続けなければならないという事を突き付けられた思いがします。
寿歌

寿歌

SSTプロデュース

船場サザンシアター(大阪府)

2018/05/10 (木) ~ 2018/05/14 (月)公演終了

満足度★★★★

原水爆やリチウム爆弾が花火の様に飛び交う世紀末。

芸人ゲサクと能天気なキョウコに、 ヒョウヒョウとしながら、変な力が使えるヤスオが加わり、行く宛のないが旅が続く…
只それだけ!

なのに奥深~い。

底抜けに明るく、厳しい現実が語られながら、様々な伏線が投げかけられる…
その捉え方は各人によって異なる様に思う…
奥深い作品。

日本文学盛衰史

日本文学盛衰史

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/07/09 (月)公演終了

満足度★★★★

これは全部のネタをわかろうとすると大変だ。教養とおバカが混在。開演10分前には着席して当日パンフレットを読んでおくと一助になる。

紅の旗

紅の旗

Cheeky☆Queens

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2018/05/11 (金) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

「清国海軍は相次ぐ海賊被害に手を焼いていた。」

海軍から海賊へ、海賊から海軍へ!
潜入捜査の先で、自分の居場所を見つけた時、人は…

九蘭一味、格好良かった。正義と友情の葛藤の末、その顛末は?
愛に生きる小芳、愛される喜びと後ろめたさ…健気。愛を貫けるか?
中国Hate半端無し!憎みが活力、リンジー、怖っ。
海賊の最強カード、侯兄妹、残虐でした。
そして、重鎮、周中将、志なかばで…

殺陣にダンスに、2時間あっという間!
兄貴分を越えた?もう妹分とは言わせない!
とても楽しかった。

あの圧巻のタンゴを拝見いたしたく…
前回公演DVD+パンフのセット買ってしまった…金欠です。

レイニーレディー

レイニーレディー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/12 (火)公演終了

満足度★★★★

 Team葉を観劇。

ネタバレBOX

舞台上手に喫茶店、奥にカウンター、手前に4人用ボックス席など。中央は下手奥のスロープからそのまま上がり左折できるスロープ及び平坦な部分が平行して通り、やや高くなっている。その奥は2階部分になっていて、病院の屋上として用いられる。下手及び中央は、公園か何かのフリースペースとして用いられる。2階部分の高くなった壁に接してベンチ様の椅子。下手側壁前には植え込みが設えられている。
 オープニングで幸せの絶頂にあった玲子が、何等かの事故、事件に巻き込まれて不幸のどん底に突き落とされることは、作劇のセオリー通りということもあり、ミエミエだ。その後の展開も基本的な構造は、セオリー通りである。比較的若い劇団だから、まあ、仕方あるまい。
 玲子は。婚姻届を出しに行く途上で車に撥ねられ下半身麻痺、婚約は破棄され人生を失くしたという思いに囚われ、事故後2年が経過した後も加害者のみゆきに徹頭徹尾つらく当たるのだが、このガキっぽい甘えが、観客に嫌悪感を催させる所に狙いがあるのは、無論のことだ。この嫌悪感を煽る為に、みゆきの性格は極めて誠実、受動的に描かれている。而も、彼女は、責められることから逃げずに対応した結果、精神を病み、事故直後から心療内科を受診し続けているのである。
 ところで、ひょんなことからみゆきが付き合うことになった地元不動産会社の御曹司・隼人こそ、玲子の婚姻届にその名が書かれた相手だった。この事実が露見する直前、みゆきは元の職場である広告代理店に戻りビッグプロジェクトを推進することになっていたが、その矢先玲子から、降りるように命令された。彼女は悩むが、玲子の申し出を受け入れ、結婚を申し込んできた彼との間にできていた子(妊娠8週目)を下ろすことも、彼を諦めることも決断する。何故なら、玲子は不幸せなままなのに、自分だけ幸せになることは許されない、と考えたからである。
 茫然自失で馴染の喫茶店を訪れたみゆきの並々ならぬ雰囲気を感じ取ったマスター吉村は、彼女の悩みの深さを慮り、彼女の事情には一切触れず、自分がかつて経験し、一生涯自らを苦しめる心の秘密を語って彼女を救おうとする。この時のマスター役、加藤 大騎さんの演技が素晴らしい。
 この辺りから、展開が俄然良くなる。悩みに悩んだみゆきを玲子が突き飛ばした際、救急車を呼ぶ騒ぎになったのだが、流石にこの成り行きに玲子もショックを受け、入院しているみゆきを訊ねぶっきらぼうではあるが、詫びを入れる。漸く済んだことは済んだこと、己の地獄は己が精神を閉じ、依怙地になって居た為だと気付き、みゆきを許す。無論、みゆきが幸せになることも、出産することも、彼と結婚することも総て許すのである。
 その後、再び彼女を訪れたシーンでは、みゆきは2週間後には出産の予定で、途中階までしかエレベーターの無い病院屋上で玲子と会い、話をしていたのだが、雨が降り始める中、イキナリ産気づいてしまった。かつてみゆきに勧められたリハビリを始め、摑まり立ちなどはできるようになっていた玲子が、車椅子を離れ、必至になって医師らを呼びに駆けつける。結果、みゆきは無事女児を出産、名を歩美と名付けた。玲子の功労を娘の名にした訳である。
 

うん、さようなら

うん、さようなら

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2018/05/26 (土) ~ 2018/06/04 (月)公演終了

時間軸を行き来しながら悲しみと諦念に説得力を持たせる物語構成と、年齢ごとに老婆を演じ分ける役者の力量が本当に素晴らしかった。

山山

山山

地点

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/16 (土)公演終了

役者の肉体運動と音響効果が素晴らしい。発話は以前より普通になった?

あか

あか

ゆうめい

新宿眼科画廊(東京都)

2018/06/08 (金) ~ 2018/06/12 (火)公演終了

館山の海から始まる、親子三代の繋がらなさの物語。それを実の親子(プラス故人となった祖父の絵)が実際に出演して演劇にするという強烈な試みがなされている。

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