最新の観てきた!クチコミ一覧

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ロックスターは死んだ

ロックスターは死んだ

中央大学第二演劇研究会

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2025/11/06 (木) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 タイトルからイメージしていたより遥かに良い出来であった。

ネタバレBOX

というのも、自分はロックという音楽ジャンルを創造し実際に活躍するスターたちの創造の原動力を基本的には少年・少女時代に抱いていた夢や希望、少年・少女時代に苛めや差別に遭い潰れそうになった辛い過去に対し、思春期以降増してくる自分達の体力や飛躍的な身体的成長を遂げた段階で自分達を虐げてきた人々に対し突っ張るという形を採り、自分達が抱えている精神的苦痛を、壊れてゆく夢の痛みを、自壊せざるを得なかった崩壊の音に託して表現した音楽と考えており、その痛みが未だ社会的経験に乏しい彼ら彼女らをカモる悪徳興行者らによって収奪されてゆく現実との対比に於いて極めて正確に描かれていたからである。若さとは端的に社会的な経験不足を意味し社会経験を積んだ連中がこのような若者をカモることは容易い。今作の太い柱は、この構造をクッキリ描き出した点にある。契約書の持つ社会的・法的意味、事件化する程手広くあくどいプロモーターを登場させ、警察・司法の介在を通して進行する社会的「正義」の意味等がしっかりした骨太の脚本によって実現されている。経年後の元バンドメンバーだった者達の現在をも活写している点も泣かせる、ギター片手に“Daydream Believer”を合唱するシーンは最高だ! 役者陣の演技、演出も良い。舞台美術も内容に応じて過不足なく合理的に機能している。いつもながらスタッフの対応もグー。お勧めの舞台である。
100億光年の記憶

100億光年の記憶

幻想劇場◎経帷子

上土劇場(旧ピカデリーホール)(長野県)

2025/10/11 (土) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

実演鑑賞

まつもと演劇祭常連の地元劇団。アングラ風味少なめなのは珍しい気がします。60分。上土劇場。

https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/11/post-0e6018.html

堕落した夢はしばらく見ない

堕落した夢はしばらく見ない

空想≠カニバル

信濃ギャラリー(長野県)

2025/10/11 (土) ~ 2025/10/12 (日)公演終了

実演鑑賞

長野市の劇団で継続的にまつもと演劇祭に出ているカニバル。信濃ギャラリーはもう、もう一つのホームといってもいい60分。

https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/11/post-f7fc44.html

冬物語

冬物語

明治大学シェイクスピアプロジェクト

アカデミーホール(明治大学駿河台キャンパス)(東京都)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

とても良かったです。
時間をかけて一生懸命、丁寧に作られた舞台だと思います。
舞台自体も素晴らしいし、運営等の全てがプロの仕事という印象でした。
学生さん達、本当に素晴らしいと思いました!

高知パルプ生コン事件

高知パルプ生コン事件

燐光群

「劇」小劇場(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「劇」小劇場での燐光群は初だったが、ちょうど良い空間だったのではないか。スズナリは観客とステージとのベストな距離を与えてくれる劇場だが、横長で客席との距離がより近い方が「台詞を追うのが大変」で脳味噌フル稼働を要求する作品にはきっと良かった。
社会の重要案件を如何に咀嚼しやすい劇に昇華できるかに、恐らく坂手氏の舞台製作のベクトルは向いているが、坂手流フィクションを成立させるお膳立てのための?情報量は多大なため、二時間に収めた劇の密度は濃く、観劇側も大変だ。
過去の出来事の解説や土地の名産の紹介といった台詞は、何名かの登場人物に割り振られ、情報を与えるためだけの台詞に「日常会話」という心情の流れを付与しつつの発話の綱渡りがいつも大変そうだな、と思う。
それはともかく。大量の台詞と格闘する役者を通じて(「台詞に追われてる」感を一瞬も見せずに立ち通せたのは森尾舞、樋尾麻衣子くらい)、絶妙な構成でドラマの感動が生まれる坂手氏の面目躍如と言える作品であった。
高知の浦戸湾に排水汚染をもたらす公害企業と闘う住民運動がかつてあった。戦後間もないその当時へ、2022年の岡山の台風の最中「ある物」を目撃した父娘を作者はタイムリープさせる。二人の目に映る住民運動の顛末が、現代の環境問題(PFAS)と対峙する覚悟を促す展開が用意されているが、各場面の趣向が中々美味しい。住民運動の中心人物である山崎氏(猪熊恒和)の飄々とした佇まいと含蓄ある発言や行動が、史実をなぞって(恐らく)描かれている。悪臭と健康被害の実態の証言があり、労働運動の現場からの取り組みがあり、その延長で従業員の一人に「風船爆弾」(彼女が戦中体験した)の話も一くさり入る。現代から来た父は暫くの間記憶喪失状態となり、現地住民らと不思議な交流があるが、タイムリープを引き起こした「原因」であろう現代の岡山県のPFAS汚染へもやがて視線が向かう。2022年の大型台風時に櫓に上った二人はダムの上流に放棄された大量のフレコンバックを目撃したが、後日それは完全撤去されていた。父も娘も米国基準の百倍単位のPFAS蓄積が検出される。これらは今現在の当地の現実。殆どメディアに取り上げられないが。太鼓の伴奏で歌を歌い、おもちゃのピアノの伴奏でふるさとを歌う。概して躍動的な場面がちりばめられ暗く沈む事がない。運動を担った人々へのリクエストがそうさせているようでもある。ただ時間の複雑な構成、「仮想の過去」を入れ込む辺りは脳が追いつかず置いてかれそうになる。エンパワーのための演劇。各々の事情で動いていた人物らが最後は皆仲間に見えている。そして現代へと声援を送る姿が焼き付く。

Cordemoria

Cordemoria

縁劇ユニット 流星レトリック

ザ・ポケット(東京都)

2025/11/05 (水) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ほんに希望へと 物語を紡いでいた
マイナス要因を感じらぬ
巧みで上手な舞台でした
舞台セットも綺麗に 作り込まれており
見応えのあるオムニバス 3作品でした

ネタバレBOX

古書 カフェを舞台セットとして
人との繋がりを丁寧に見せてくれた作品でした

#1 母親に捨てられた思いから
男関係にダラシなく 挙句に不倫相手の
子を身籠ってをしまう主人公が
母の残した絵本を求めて
古書 カフェに来て
母の思いと周囲の温かさを知り
再生してゆくお話

#2 職場の圧力に負け
引きこもってしまった主人公を
祖母 軸として周囲の面々が
温かく主人公 を助けてくれるお話

#3 古書カフェの成り立ちを
付喪神 風に上手に見せた
ショートストーリーでした
タイトルの説明をしてくれる話でもあります

基本 上記は同じ店というわけではないらしく
繋がっているような違う世界のお話
という体にしておりました
全体的に甘く優しい話であり
現実の荒波と強風の世界とはちょっと無縁で
その分 なんか心に来るなぁと思えた
良い話の集合体 でした

絵本を探す話とかは
コレクターユイの第2シーズンかなぁ
とか思い出しましたわ
娘を探しに

娘を探しに

劇団やりたかった

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

鑑賞日2025/11/01 (土) 19:00

これから観る方は
「ちびくろ・さんぼ」を少しだけ頭の片隅に
やりたかったと言えばそうなのかもしれないけれど、未完成な何かを観ているようでちと残念かも
また機会があれば

かこちゃんの後悔

かこちゃんの後悔

なかないで、毒きのこちゃん

ザ・スズナリ(東京都)

2025/09/03 (水) ~ 2025/09/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/09/04 (木) 19:30

価格5,000円

ちょっと困惑するけど良い雰囲気の舞台

われわれなりのロマンティック

われわれなりのロマンティック

いいへんじ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2025/08/29 (金) ~ 2025/09/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/02 (火) 19:30

価格3,500円

LGBTQ+とちょっと忙しいし、よくわからないところがあった故に、「もう付き合っちゃえよ」と心の中で連呼したりと、なかなか入りにくいテーマかもしれないが、個人的にはたのしめたかな

冬物語

冬物語

明治大学シェイクスピアプロジェクト

アカデミーホール(明治大学駿河台キャンパス)(東京都)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

今年も若々しいパワー全開で元気をもらいました!
少なくともあと4回は観たかった……
ポーライナ惚れる! あんな女性になりたいです。声質も役にぴったりで素敵でした

一座二部『熱海殺人事件』『ストリッパー物語』

一座二部『熱海殺人事件』『ストリッパー物語』

たやのりょう一座

紀伊國屋ホール(東京都)

2025/11/01 (土) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いやー、すばらしかったです。『熱海殺人事件』といったら紀伊国屋ホールでしょ!ということで、まさにホームグラウンドでザ・つか作品を観させていただきましたが文字通り魅了されました。『熱海殺人事件』の構造というか骨格は残したまま大胆にアレンジされていて「ほー、そう脚本を書かれましたか…」「へー、そう演出しますか…」と感じながら観劇させてもらいました。ギターの方、1回しか出番ありませんでしたがもう1回ぐらい出番あったらなーと思いました。使用ギターたぶんTACOMAの上位機種だと思いますがいい音していました^^ 最高の時間をありがとうございますm(_ _)m

ロックスターは死んだ

ロックスターは死んだ

中央大学第二演劇研究会

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2025/11/06 (木) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

朧な処で、徐に。

朧な処で、徐に。

TOKYOハンバーグ

ザ・ポケット(東京都)

2025/10/15 (水) ~ 2025/10/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/19 (日) 18:00

座席D列3番

価格4,500円

再演
孤独死を中心に紡がれる物語
役者のそれぞれの特性があって、その親和性が心地よくもある
これは好みの問題!

エキセントリックプラネットモデル

エキセントリックプラネットモデル

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2025/11/06 (木) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/07 (金) 19:30

価格3,000円

シンプルだけど、ほんわか愉しい
噛み合ってないようで繋がっている独特のテンポが心地よく

Cordemoria

Cordemoria

縁劇ユニット 流星レトリック

ザ・ポケット(東京都)

2025/11/05 (水) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

愛しく大切な人に書いた、世界に一冊しかない本もある不思議な古書店を舞台にしたオムニバス3短編。

3編は時代こそ違うが、その地に戦後間もなくからある書店に集まる人々の思いにそっと寄り添うような物語。とても心が癒されるような。それを印象付ける ピアノの優しく包み込むような音色が 実に効果的だ。
(上演時間1時間50分 休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術はカフェ古書店内、中央に階段があり二階部にも本棚、一階は上手にカウンターがあり上手/下手に多くの本棚に本が収まっている。3話は時代や人物は違うが、店は共通しているよう。ちなみに3話目「コルデモリア」が、終わりの始まりになっている。3話オムニバスで綴るが、共通しているのは優しさ 寄り添い、そして希望といったところ。ワン・ドリンクで何冊も読める すてきな古書店。

●「めくり めぐる」(脚本・演出:沢田美佳さん)
子供の頃、母が読んでくれた本を求めて古書店へ。その本は、糸音(イト)のために母 聡音(サトネ)が書いた世界に一冊しかない本。優しいと思っていた母が突然、自分と父を捨てて家を出る。糸音は悩み苦しみながら育ち、今も心は荒んでいる。今 不倫相手の子を身ごもり…。母は治療のため服薬していた副作用で居眠運転で事故を起こし、5歳の子を轢き殺してしまった。被害者の母の執拗な嫌がらせと脅しで、家族が危険な目に遭わないよう家を出た。糸音の 想い出は真実だったのか?

●「素晴らしき人生」(脚本・演出:吉原優羽さん)
会社(仕事)で失敗し 自信を喪失した真壁悠平、今では引き籠っている。彼の祖母が古書店の常連客で、そこに集う人々の力を借りて悠平を立ち直らせようとする話。皆で一芝居打つ、その気づかれないように奮闘する姿を面白可笑しく描く。また中学の同級生は起業を考えており、悠平に一緒にやらないかと誘う。人間ひとりではない、時には頼ることも大切だと…挫折を乗り越え 希望へ繋がるような。

●「コルデモリア」(脚本:沢田美佳さん 加筆・演出:吉原優羽さん)
戦後間もない頃、焼け残った店。そこには何も無い空の棚箱があるだけ。買主 真壁八重子(悠平の祖母?)と売り手の商談が成立し、八重子が残されたモノ(黒衣裳で役名なし=書の霊的な存在)に向かって、希望を繋ぐような言葉。古書店側が客の求めるものを聞いてはいけない。あくまで寄り添うような存在であり続けること。コロナ禍以降、無関心・不寛容といった風潮と向き合うような描き方。

1話目は現在から過去を見つめ、2話目は現在から未来を見つめる、そして3話目が人生(人間)の循環を示唆しているようだ。
全編、優しいピアノの音色が流れる。セリフに被らない工夫、そして暖(茜)色の照明が心温まるような雰囲気を醸し出す。そうした情景の中で、役者陣が中央の階段を上り下りする動きは、まさに生きているといった息遣いを感じる。
次回公演も楽しみにしております。
なんでもないトマトなのに

なんでもないトマトなのに

miwa produce。

πTOKYO(東京都)

2025/11/05 (水) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

シンプルに脚本が良かったです。役も皆様はまってると思うのですが、大事なとこで噛まないでくれるともっと嬉しい。

ネタバレBOX

スプラッシュシートってトマトがかかるのかなぁと思ってたらやっぱりかかるんですね(笑)基本的にドロドロしたストーリーで好きですが、ラストの夢オチ?みたいな下りはいらなかったかなぁという気がしました。死んでくだけなのに魅せる話です。
クレマチスの小屋

クレマチスの小屋

劇団大樹

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/11/06 (木) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

11月7日昼観劇

ネタバレBOX

特に人形役の方の動きが綺麗でした。
高知パルプ生コン事件

高知パルプ生コン事件

燐光群

「劇」小劇場(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「現代に蘇る環境問題に抵抗した人々の記録」

 1970年代に高知市で製紙工場の廃水が起こした環境汚染の被害と、それに対抗する人々が排水管に生コンクリートを流し込む実力行使を行った事件を燐光群が舞台化した。

ネタバレBOX

 かつてはヴェネツィアや柳橋のような清流が流れていた高知だったが、 工場の廃水で川が汚染され健康被害を訴えるものが後を絶たない。そこに2026年からタイムスリップしてきた少女(永瀬美陽)が、工場の職員の女(円城寺あや)と一緒に働き当地の様子を見聞きする。並行して地元の漁師や運動家たちの動向を俳優たちが兼役してつむいでいく。大規模なセットがないながらこの俳優たちの語り口に聴き応えがあり、往時を思い起こすことができた。そのなかでも森尾舞の語りの雄弁さ、切り替えの見事さに見惚れた。ただ事件の全容がセリフで説明し尽くされた感は拭いがたく、暗転も多いため集中が途切れがちになってしまった点は残念である。
バグダッド・カフェ

バグダッド・カフェ

東宝

シアタークリエ(東京都)

2025/11/02 (日) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/07 (金) 13:00

150分。休憩20分を含む。

オオオ♪オォシゴト!

オオオ♪オォシゴト!

演劇ユニットタイダン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/01 (土)

内容はすごく切ないんだけど、音楽隊が明るく遠い旅に連れて行ってくれたような。
なんか久しぶりに演劇パワーを浴びた感じがしました!!

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