棟梁ソルネス
kondaba
大内木工所跡地(大阪府)
2025/06/06 (金) ~ 2025/06/09 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
人形劇+朗読劇+異質空間のコンプレックス演劇
雨も降り、当然空調も無い蒸し暑空間で、ライトがあたる役者からは汗が…
人生の栄枯盛衰への葛藤を中心に、人生のプロセスや代表たる者の身勝手さ等々を絡ます展開なんだが、いまひとつ
旧維新派(過去関西では3本の指に入る、舞台美術に定評が有る劇団)のメンバーで構成され(シネ・ヌーヴォも旧維新派が運営)ているので、期待し過ぎた面は有ったが…
僕には刺さらなかった
愛一輪 バカの花
動物電気
駅前劇場(東京都)
2025/06/07 (土) ~ 2025/06/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/08 (日) 14:30
座席1階
「動物電気」を初鑑賞。既に30年のキャリアがある老舗劇団である。驚いたのは、客席はまさに老若男女、きわめて幅広い。古くからのファンもいれば、自分と同じように初めて見るおじさん・おばさんたちも。中には子どもを連れた家族連れも何組かいる。
近年のコメ不足や物価高騰など、時事ネタを混ぜたコントでスタート。これはひょっとしていつものパターンなのだろうか。これから登場する俳優さんたちがコントに参加し、冒頭から客席のあちこちで笑いが漏れる。本編はその後。サウナのシーンから始まる。客席最前列にはビニールシートとタオルが配られて俳優の水浴びから身を守るのだが、考えてみれば腰巻きタオルだけで水浴びをする俳優さんも大変だ。
とある温泉旅館に宿泊した大金持ち家族を狙う窃盗団の物語。愛あり裏切りありで面白いが、冒頭のサウナシーンじゃないけど結構際どい場面もある。子どもに見せていいのかな(笑)
ネタは昭和のものが多く、おじさん・おばさんたちでないとわからないギャグや音楽もあったと思われる。
主宰の政岡泰志は「お客を笑わせているのでなく、笑われるのでもなく、一緒に笑っている、そんな芝居を目指す」と言っていた。今作ではそのようなシーンが随所に見られた。舞台と客席の一風変わった一体感というか、この劇団の魅力と言えるのだろう。
また、これも常連さんには当たり前の場面なのかもしれないが、劇中に換気を兼ねたインターミッションがある。客席全員に起立を求め、伸びをしたり、体操をしたり、深呼吸をしたり。上演時間は2時間弱だが、とてもいいアイデアだ。
昭和から騒ぎ
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2025/05/25 (日) ~ 2025/06/16 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/07 (土) 17:00
2度目の観劇。やはり面白いし、良くできている。(108分)
2度目なので、ちょっと冷静に観ていたのだが、とても良く出来た戯曲だと思う。展開はシェイクスピアのオリジナルを活かしつつも、8人の登場人物それぞれに「見せ場」を作るあたりが巧い。特に、脇のどん平(松島庄汰)の話す場面で照明がちょっと落ちて、ダークな雰囲気を出すあたりの巧さが凄いと思う。8人それぞれに見事さがあるのだが、峯村と山崎の巧さが光る。それにしても、舞台は3作目の松本の初々しさがステキ。
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。
全力で宇宙人との交信を試みる姿が可笑しくて、気付くと口元が緩んでいました。
役者さん達のパワー溢れる演技に、こちらも元気を貰いました。
主役のスクタは勿論、魅力的な仲間達なので、今度は実際に宇宙人と遭うストーリーも観てみたいなぁと思いました。
とても楽しい時間でした!
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
宇宙人ミチョパの声が可愛くて、話も面白くてあっという間の90分でした。
大人が本気で遊んでいるようで見ていて元気が出ました!
悪童日記
サファリ・P
ロームシアター京都ノースホール(京都府)
2025/06/06 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
とても酷い物語を客観で書いた日記で表現した作品。
明るい平台の上と、見ることができないその下にある暗闇。
日々の出来事が淡々と連なって乾いた物語となる。
難しくはないが恐ろしい世界。
短篇集『異能ヶ丘』
中野劇団
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2024/09/14 (土) ~ 2024/09/16 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い短編作品!
1話事に頭を切り替えるのが大変、
どの作品も笑いに包まれていました。
いっぱい色々な作品が観れてお得な気分^_^
moment et eternite [瞬間と永遠]
劇団ろうそくだんす
北千住BUoY(東京都)
2025/06/06 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしい!!役者の演技も良いですが、舞台構成が良い!熱気あるバブル期を、はたまた自分の人生を、あの時代特有の儚さを、舞台観劇とともに反芻する有意義な時間となりました。他の作品も観たいです。
学園戦士薔薇戦士II
フリーハンド / オフィスケイ
新宿村LIVE(東京都)
2025/04/16 (水) ~ 2025/04/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
倉田瑠夏さん出演。
新宿村LIVEはどこでも見やすくて好きな劇場です。ただし注意点が。椅子の足に引っかかって転びかける人が続出しています。形状の問題もあるのですが、色のせいもあるかも知れません。暗い劇場では見づらいのです。
さて今回の舞台。シリーズもので、前作は副題「痴漢退治はお任せあれ」。痴漢の冤罪が主題でした。今作は副題に「ホストの毒牙からJKをお守りします」と。社会的なメッセージがこめられていると思いますが、それはそれとして、前作同様楽しい舞台でした。
小鮒幸子さん。前作より前に2022年の「ザ・ファイナル・セカンド」でも拝見してました。シーンは別でしたが倉田さんと共演でしたね。いわゆる特攻ものの現代シーンで、いい味を出されていました。もちろん今回も。
吉田来深さんは前作のちょっと前に「貧乏神シャバダバ」で。弁護士を名乗っているが実は・・という役で。お話も良かったし、吉田さんもはまってて素晴らしかったです。
福原英樹さんは前作のあと、「商店街グランドリオン」で拝見してました。来る7月に同じバルスキッチンさん「七夕スターダスト」にもお名前がありますね。楽しみにしています。
※こりっちのタイトルが「学園戦士」となってますが正しくは「学園探偵」です。
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
ユグドラシル
劇団KⅢ
座・高円寺2(東京都)
2025/06/05 (木) ~ 2025/06/07 (土)公演終了
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
説明通りで
なんか’80年代の少年少女SFみたいでした
エクスプローラーズとか思い出しました♪
小道具とかも らしさ いっぱいで
とても楽しめた90分の作品
12 人の怒れる人々
劇団フーダニット
高田馬場ラビネスト(東京都)
2025/05/23 (金) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/24 (土) 14:00
男性5人女性7人による混成版。今まで延べ20回近く観てきたが「12人が陪審員番号順に座らない」「時として同時多発会話(※)にしたり食い気味に台詞を発したりする」という演出は初めて観た。
そしてこれが(弊害もあるものの)会議などの場における「自然さ」を出していたと思う。
※ 対象人物以外をスローモーションにすることで会話をクローズアップしたOuBaTo-Riのさひがし演出の真逆
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
昨年末に戦後の沖縄を題材に大人数が出演の公演(特別公演?)を打ったあの劇団であった。重いテーマにもかかわらずタイムリープ、粘着性のあるギャグ(小劇場やアングラ演劇へのオマージュもあり?)と趣向をこれでもかと詰め込んだエネルギッシュな舞台・・。
開演時刻が19時30分という事で欣喜雀躍観劇に及んだ。前作の印象を劇場サイズに収めた舞台。出演者5名の今作、ファンタジーを媒介してのハートフルエンディング、エネルギッシュにエンジン噴かす躍動舞台、という特徴が前作と共通であった。
作劇に既視感あり、自分はそちらに些か気を殺がれたが、終わってみれば上記特徴を存分に発揮して力技で終幕へ畳み込んでいた。
前回の特別公演(?)に参じた役者の中に文学座の若手(顔に覚えがあった)も居り、改めてZERO-ICHサイトを見ると俳優メンバーの男女2名が文学座所属の俳優。道理でやれる訳である(今回女性の方は声のみの出演だったが「宇宙人」の喋り声が効いていた)。ユニークな成立ちの劇団、どうか続いて行ってほしい。
来訪者
劇団未来
未来ワークスタジオ(大阪府)
2025/05/30 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
秘密
劇団普通
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2025/05/30 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
娘の安川まりが久々に帰省している実家には・・いたいた。また戻って来たよこの場所に。父・用松亮、母・坂倉なつこはその「らしい」風情を見るだけで美味しい。目の保養。今作はとりわけ「大きな事件」の無い(事件により事態や関係性に変化をもたらす事のない)日常を写実したに近い作品。自分の故郷も茨城とは逆だが立派に方言のある地方で、しかしあの母と誰かとの同じような会話は間違いなくあったし、父の方はデフォルメがきついが同種の光景を小さい頃訪れた親戚宅で夫婦の言い争いとして見たし、恐らくそれは地方人に共通するある生態がなさしめるものであり、石黒女史はよく観察し、再現させている事に驚く。
「大きな事件のない」と書いたが、日常においてしばしば起きる(起こり得る)小さな事件が人生においては小さくないのであり、自分をイラつかせる現実(物の判らない人を相手にするストレス)が「変わらない」という事は、大変な事であり、これが解決に向かうか、又は破滅に向かうか、いずれにせよ「変化」のストーリーででなければ描く価値はないのかと言えば、そうではないのではないか? と劇団普通の芝居を観る度に考える。とはいえ芝居には「終わり」があり、終わらせる必要がある。本作では父母の生活を助けに来ていた娘が、東京へ戻る日が訪れ、タクシーを呼んだ娘が家から出て行って袖に姿を消す。その現実が、父母の状態の回復を意味するハッピーエンドという訳でもなく、取り敢えずは大きな不安要因はないというだけに過ぎない所を、去って行くしか術なく、父母の側も送り出すしか方法がない、暫定的今日の安定があるのみ。姨捨ではないが思い切るしかない現実がある。そうした水面下で渦巻いてるかもしれない深刻さは、表には見えない。観客にも割り切りを要求し、自分も同罪となる。
「夜行万葉録・巳」
Jungle Bell Theater
参宮橋トランスミッション(東京都)
2025/06/03 (火) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/07 (土) 19:00
価格5,000円
凄く好きな演目の夜行万葉録シリーズに城谷さんが出演される、しかも夜行の役ということでワクワクしながら観に行きました。
毎回観る度に「どうしてこんな感動できる話を考えつくんだろう?」って思うほど、楽しさあり、怖さあり、なのにいつの間にか感動させられています。
初めて見る城谷さんの演技も素晴らしく、優しい顔も時折怖い形相もあって『夜行の事解』という役がぴったりでした。
今後も機会があれば役者さんとしても活躍して欲しいなぁと思いました。
今回は特に出ていらっしゃる方がピッタリ役にハマり過ぎていてアッ!という間に終わってしまいました。
配信チケットを買ってもう一度とは言わず何度も何度も見返したいです。
セザンヌによろしく!
バストリオ
調布市せんがわ劇場(東京都)
2025/06/01 (日) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
はぁ。バストリオ良かったよ。良かった。観に行って良かった。人を選びそうな作風のようでいて(未見で舞台美術とか評判ちらりと覗くと)誰もが心地良く居られて何かを想えるんじゃないかな〜。素敵だった。ずっとあの舞台がそこにもあそこにもどこにも在れば良いのにな。
BORN TO RUN
コンドルズ
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2025/06/07 (土) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
タイトル通り、テーマは「RUN」。コンドルズにぴったりのテーマ。RUNをモチーフにした振付、映像、コント、人形劇、等々で構成され、コンセプチュアルな楽しみ方もできる。また、割とスタンダード仕様のコンドルズとも言えるため、昔からのファンには嬉しい構成とも。途中、ロックが爆音でかかるなか踊る群舞シーンがあり、照明や美術も格好良く、コンドルズらしさ全開の空間作りに圧倒されました。ガンズアンドローゼズが似合う日本人といえば、僕の中ではコンドルズです。
メイクコンタクト
劇団ZERO-ICH
雑遊(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了