最新の観てきた!クチコミ一覧

481-500件 / 191442件中
××××オンリーカインドトゥミー

××××オンリーカインドトゥミー

日本のラジオ

RAFT(東京都)

2026/02/21 (土) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

3度目の日ラ
なんか凄い、凄いとは思う、けどよく分からなかったというのが正直なところ。読解力不足なのか…
ただ、純度100%の日本のラジオという点で必見ではある。
特に日野さんの演技に言葉は悪いが不気味さがあって吸い込まれた。

とき語り 源氏物語

とき語り 源氏物語

SPACE U

梅若能楽学院会館(東京都)

2026/02/19 (木) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

声が隅々まではっきりと届く、能舞台での源氏物語…源氏物語が読み語り継がれる奥深さを感じることができ、素晴らしかったです。

歩かなくても棒に当たる

歩かなくても棒に当たる

劇団アンパサンド

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2026/02/20 (金) ~ 2026/02/25 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

劇団アンパサンド『歩かなくても棒に当たる』

岸田戯曲賞作品の再演

あらすじ:
 マンションに越してきたばかりのユウコは、ゴミ出し時間が決められているのを知らずに戸惑っていると、住人達からルールについて知るようになる。
以前にゴミ出しを監視していたサナエが亡くなった事を聞いていると、背中に痛みを感じ痣が出来始める。それがサナエの人面疽だと住民が怯えていると、驚くような出来事が起こり始めるのだった…。

感想:
 今作で四本目の観劇だ。
 何も起こりそうにない辺鄙な場所で、想像すらしえなかった事が起こっていく様は毎回の楽しみだ。
最初の頃は「アイディア勝負だな?」と思いきや、練りに練っている戯曲と不毛だらけのセリフ回しから、一気に怒涛の展開にもっていく演出と構成、俳優陣がいなければ成立しないほど完璧な出来だ。
 ユウコに出来た人面疽から亡くなったサナエが蘇る箇所なんて、エイリアンが船員の腹から飛び出すに近い迫力で見せてくれる。
「これこそが生の舞台の迫力だ!」と言わんばかりに、川上友里が白石加代子超えの圧力で迫ってきて、暴力で住人を恐怖に落とし入れる。「プロレスを観ているのでは?」という錯覚すらするぐらいの激しさに唖然としてしまうが、要所要所のセリフの回しの上手さに誘われながら、喜劇と恐怖の狭間に追い込まれる。
 正義、不正、コンプライアンスなど現代のテーマも見え隠れしながらも、終始舞台を釘づけにする。
兎に角、面白くて面白くて、この時間は誰にも渡したくないというほど、観ている瞬間こそが最も大事なのだ。
更に第七病棟・唐十郎作の『ふたりの女』を観た事がある人なら、今作のラストに鳥肌が立ってしまい、たまらない気持ちになってしまうのだ。
 平田オリザの影響下を受けた静かな芝居に飽きてきた観客は、何でもありの80年代小劇場の熱風を再び浴びたくなってきたのだ。
リクエストはお葉書で!

リクエストはお葉書で!

劇団伽羅倶梨

KARAKURIスタジオ(大阪府)

2026/02/22 (日) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

演技については仕方ないですね~ はじめましてで年齢層を考えると、合格🈴点
内容は、流石でした ホッコリできました✨
母親に見せたい作品

彗星 C/2016D1

彗星 C/2016D1

劇団絶対少女領域

聖天通劇場(大阪府)

2026/02/21 (土) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演劇をしている人々の悩みや、あるあるが演じられて、そこに地球に彗星☄️が… 宇宙人が出てきたりムーの世界感も出ていて、個人的には楽しめました✨次回も楽しみです

人間失格

人間失格

Office8次元

新宿シアタートップス(東京都)

2026/02/13 (金) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

『人間失格』は2回ぐらい読んだと思う。余り良い出来とは思わない。戦後の太宰治はイマイチ。戦時中の『津軽』とかが一番良かった記憶。太宰治を使ったいろいろな作品を観たが何かどれも違う。自分が勝手に持っているイメージと合致しない。今作も笑いに逃げるんじゃないかと危惧していた。だが観れば解るがメチャクチャ傑作。小説を読んで凄く重要だった部分の情景が一つ一つ素晴らしい。和田誠の『麻雀放浪記』みたいに丁寧に作られている。太宰治ファンにこそ観せたい作品だ。

額縁として陳内将氏演ずる作家が船橋の喫茶店を訪ね、マダム(奥山美代子さん)から手記を託される話がある。セットの2階をその喫茶店とし、下の1階で手記の内容が展開される。鎌倉の七里ケ浜海岸でのツネ子(原伊理さん)との心中崩れ、一人生き残った大庭葉蔵(小早川俊輔氏)は警察署で取り調べを受けている。署長(​鈴木裕樹氏)に自分という出来損ないの人間には処世術として道化を演じるしかないのですと告白する。
1階の四隅に排水溝があり下から嫌な記憶が蓋を開けて這い上がって来る。センターにも奈落が。1階の奥には両開きの障子戸、2階にも両開きの障子戸がある。テンポ良く場面が次々に切り替わるテクニック。観客の目線を操り動かすことでカットを割る。こんな狭いステージでこれだけ策を巡らせるとは。多灯ライティングによる人を2重に見せる技術。

大庭葉蔵役小早川俊輔氏も素晴らしい。赤坂晃や堺雅人の表情に似ていて笑顔はいわいのふ健っぽい。そりゃ人気出るわ。
少年時代の大庭葉蔵役野口詩央さん、この人、天才じゃないか?
堀切正雄役​郷本直也氏はハマカーンの浜谷健司みたいな大声。

流石の寺十吾氏、会心の出来。鈴木清順っぽい品の良さ。

ネタバレBOX

堀越涼氏は原作をリスペクトし過ぎる余り、原作モノはイマイチというイメージがあった。だが今作では堀越涼氏のオリジナルであろう部分がぐんと光を放つ。
『足りなくなることは死ぬこと。全てにおいて余るぐらいでなくてはいけない。そう教えた父親も早逝した。余る程蓄えていてもいけないのだな。』

『人間失格』で一番記憶に残っているシーン。アパートの屋上で酒を飲む大庭葉蔵と堀切正雄。対義語(アントニム=アント)の当てっこゲームをする。ちなみに同義語=シノニム。「罪」のアントについて思い巡らす。ドストエフスキーは『罪と罰』をシノニムではなくアントニムとして配置したのでは?とはっと思い当たる。罪と罰とは全く真逆の相容れないものだとしたら?その時、階下の自分の部屋で妻が犯されている場面を目撃してしまう。これぞまさに自分のイメージ通りのシーンだった。

ラストに陳内将氏が演じた作家は太宰治だったことが明かされる。山崎富栄との入水自殺。
とき語り 源氏物語

とき語り 源氏物語

SPACE U

梅若能楽学院会館(東京都)

2026/02/19 (木) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても良かったです。
壮年期の光源氏が、過去を回顧するストーリーで、観応えがありました。
役者さん達の所作や演技も素晴らしく、能楽堂という場所が、更に幻想的な源氏物語の世界を醸し出していました。
思いや愛を歌で詠むという平安時代、素敵だなぁと思いました。
源氏の世界を堪能した贅沢な時間でした。

メヤグダ

メヤグダ

ホエイ

シアター風姿花伝(東京都)

2026/02/19 (木) ~ 2026/02/25 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/02/22 (日) 14:00

価格4,000円

ホエイさんの作品は立ち上げから欠かさず観させて頂いていますが、今回自分の中でこの団体の過去最高を更新したと感じ投稿しました。
残り3日。
まだ観ていない方は是非観て頂きたい作品です。
良ければネタバレBOXもご覧頂だきたく。
楽しかった…。

ネタバレBOX

以前からこの団体の作品は誰かの中の「景色」が見える…そんな風に感じていましたが、今作は風景に音や温度までが鮮明に…。
思い返しただけで涙腺が緩みます。
その他にも津軽弁ネイティブ、ヒアリングスキルのある人、初心者の3層構造の描き方も見事!
場面転換への挑戦は更に攻めてくるな全く(これはかなり個人的にずっと勝手に注目しているポイントな為、あまりツッコまず読み流して頂けたら…)となり、仕込まれた小ネタにゲラゲラと笑い(ホエイファン必見!)…。
終演後再度チラシを眺めていたら!!!やられた〜笑笑笑
重ねて書きますが、多分自分の中ではこの団体過去最高に大好きな作品です。
たくさんの方に観て欲しいけれど、ホエイを観たことのある方には特に観て頂きたいです!
乱筆失礼致しました。
鵺が疾る(ぬえがはしる)

鵺が疾る(ぬえがはしる)

劇団青年座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2026/02/15 (日) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ガチガチ硬派。それでいてつまらなくないのが凄い。遊びや色恋、笑いや活劇などは全くない。ただ時代の流れと共に人々の考えや関係性が変化していく様を静かに描写するのみ。そこに浮かび上がるのが戦後最大のフィクサー、『児玉誉士夫 BEGINS』。

山﨑秀樹氏が顔を客席に見せた時、「児玉誉士夫だ」と思った。
阿片王・里見甫(はじめ)は石母田(いしもだ)史朗氏。イメージと違って立派な紳士。坂本龍一が演じた甘粕正彦のような。
その秘書に市橋恵さん。物凄い目付き。(男装の麗人、梅村淳だろう)。
陸軍大佐・石原莞爾に桜木信介氏。(楠本実隆〈さねたか〉大佐と混ぜている)。

関東軍は金が必要だった。何をするにも金がいる。一々大蔵省を通していたら一向に話は進まない。自分達で自由に使える資金、阿片に手を付けた。芥子を栽培し阿片に精製し市場で売り捌き現金に変えるシステム。無尽蔵に自ら金を稼ぐ夢の軍隊。だがそう上手くはいかなかった。

ネタバレBOX

1931年9月18日、柳条湖事件(関東軍による自作自演の偽旗作戦)が起き、満洲事変発生。日本は中国東北部・満洲を占領。
1932年1月28日、第一次上海事変。中国の徹底抗戦を受けて停戦に。以後日本は国際的に孤立することに。
1937年7月7日、盧溝橋事件(中国軍と日本軍の小競り合い)から今まで局地的単発的であった戦闘が日中全面戦争開戦となる。
1937年8月13日、第二次上海事変。11月に勝利するとそのまま12月に首都・南京を攻め、12月13日南京陥落。

上海、北部外灘(がいたん=ワイタン=バンド)の虹口(こうこう=ホンコウ)地区は日本人が多く居住する共同租界(外国人居留地)であった。

①1935年1月〜
海軍大佐・山縣正郷(石井淳氏)が上海の租界にある19階建てのブロードウェイ・マンション、外務省情報部長・河合達夫(平尾仁氏)のもとを訪ねている。とにかく海軍には金が要る。河合達夫は3度実刑を受けた右翼青年の児玉誉士夫(山﨑秀樹氏)を拾い上海に連れて来て働かせていた。もう一人は鹿野宗健氏。
そこから500m程離れた7階建てのピアスアパートには後の阿片王・里見甫が住んでいた。陸軍大佐・石原莞爾が金の無心。秘書の市橋恵さん、新入りの清瀬ひかりさん。

②1936年3月〜
外務省情報部に接近する清瀬ひかりさん。市橋恵さんに怪しまれ姿を消す。

③1937年11月〜1938年6月
里見甫は関東軍から特務資金調達の為に阿片売買を依頼され、1938年3月、その為の会社・宏済善堂を設立。当初は外交特権を利用した陸軍がトルコ、ペルシャ(現イラン)から密輸入した物を扱った。阿片流通は中国の裏社会を支配する青幇(チンパン=せいほう)のボスの一人、杜月笙(と・げつしょう)の支配下にあった。里見機関の阿片はその部下、盛文頤(せい・ぶんい)に卸され彼等の販売網が売り捌いた。
海軍も日本で製造した阿片を売り捌く。
清瀬ひかりさんは河合達夫から切り捨てられるが児玉誉士夫が拾う。

④1939年10月〜
1939年2月、日本軍は中国最南端の島、海南(ハイナン)島を占領後阿片生産の拠点とする。
里見甫は1939年末から南京国民政府(=日本の傀儡政権)直轄の阿片総元締めとして蒙古で栽培された芥子の花を飛行機で運搬、満洲で阿片に精製した物を扱った。
清瀬ひかりさんは1923年9月1日関東大震災の時、友達だった中国人一家が虐殺される姿を目に焼き付けた。贖罪として中国で国民党のスパイとなる。
清瀬ひかりさんからの国民党情報で匪賊の襲撃を免れる阿片の輸送列車だったが到頭襲われ鹿野宗健氏が犠牲に。

⑤1941年11月
日米開戦前夜。本当にこれで良かったのか?もうどうにもならない。

児玉誉士夫は戦時中、海軍の嘱託として戦略物資調達部隊「児玉機関」を指揮した。終戦時、当時の貨幣で447億1476万3517円42銭の資産を保有。現在の価値では優に兆を超える。返還すべき海軍もなくなり、自由党(後の自民党)の結成資金1000万円(現在の価値では56億円?)を提供した。1946年から1948年までA級戦犯容疑者として逮捕、収監。釈放後、日本政財界のフィクサーとして君臨する。1976年、ロッキード事件(米国ロッキード社が売り込みの為多額の賄賂を日本政財界にばら撒いた)が発覚し、ロッキード社の秘密代理人だった児玉誉士夫も追求を受け社会的に失脚した。

やけに児玉誉士夫を美化しているようにも思った。(阿片を憎んでいるとか)。児玉機関は中国でヘロインの密売にも当然関与している。取材先への義理があったのかも。好意的に解釈すれば、児玉誉士夫は金に拘ったがそれは私利私欲の為ではなかった。金は力であり、金を必要としている人材に渡すことで日本は正しい道を行ける、そう信じたのだろう。自らは巨大な集金装置であり、分配装置であろうとした。続編としてそんな児玉誉士夫物語も観てみたい。
大阪演劇祭2026

大阪演劇祭2026

大阪府・大阪市・大阪文化芸術事業実行委員会

HEP HALL(大阪府)

2026/02/14 (土) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

【笑いにまみれろ】
◎無名劇団

漫才師の息子と父親の
人間模様を描いた作品
親子の気持ちがすれ違う
もどかしさを感じる心温まるストーリー
漫才の舞台で修行を積まれただけあって
漫才師らしくなってた!
ゲストオーディエンスの
板尾さんの前で演じる度胸に拍手!


【コンテナ・ワルツ】
◎劇団イン・ノート

初めて観る東京の劇団
クールなシチュエーションで
犯人と被害者の会話の応酬が楽しいコメディ♪
終始、動き回る演劇ならではの表現で
緊張感がある作品でかなり面白かった!
何気に犯人の継ぎ足し衣装もオシャレ!

※トークセッションの
ゲストオーディエンス
板尾創路さんをはじめ皆さんの
審査コメントが面白かった!

女郎蜘蛛

女郎蜘蛛

「女郎蜘蛛」製作委員会

クラブeX(東京都)

2026/02/19 (木) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2026/02/22 (日) 13:00

ライブイベントのような舞台でした。
もう少しストーリーを楽しみたかった気がしますが、気分が上がりました。

鵺が疾る(ぬえがはしる)

鵺が疾る(ぬえがはしる)

劇団青年座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2026/02/15 (日) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この時代の上海の歴史に興味があったので下知識を持って観ることができました。激動の時代、自分たちの意思とはなぜか違った方向に動いて行く歴史。それは複数の意思がぶつかる結果、ビリヤードの玉やボーリングのピンのように思わぬ方向に飛んで行くような。100年前はそうだったんだ、今は違うけど、と言い切れない現代にも通じるものがあると感じます。
はなしの展開が速くかつ登場人物に関する知識がないとややわかりにくいのかもしれませんが、一つ一つを理解しなくても世の中が動く時はこうなるんだ、のように観るのがいいかなと感じました~

われらの血がしょうたい

われらの血がしょうたい

範宙遊泳

シアタートラム(東京都)

2026/02/21 (土) ~ 2026/03/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2026/02/22 (日) 14:00

110分。休憩なし。

贋作マクベス

贋作マクベス

劇団Karry

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2026/02/21 (土) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

マクベスのパロディ
こういった楽しみ方もあるあるかも(流石若いので Z世代と)
楽しめた中にも、トップ🔝となった人の恐怖感を上手く表現していました
次回も楽しみにしています

レミング/Song of Chaos

レミング/Song of Chaos

Monochrome Circus

京都府立文化芸術会館(京都府)

2026/02/21 (土) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

思っていた内容とは異なりましたが、勉強になりました✨

くにお君と行く!伊藤企画 都内ぶらり旅

くにお君と行く!伊藤企画 都内ぶらり旅

青年団若手自主企画 伊藤企画

アトリエ春風舎(東京都)

2026/02/20 (金) ~ 2026/02/21 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なかなかどうして面白い。
岸田國士とチェーホフの現代への落とし込み方も良いし、役者さんの集中力も高かった

鵺が疾る(ぬえがはしる)

鵺が疾る(ぬえがはしる)

劇団青年座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2026/02/15 (日) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

支那事変当時の状況に興味がなければ何のことやらの芝居。そういう意味で事前知識というか予習が必要とされる。劇中の会話の雰囲気は悪くない。でもどこか気怠い。女優2人が良い。アヘンの煙に巻かれるような変わった作品。

Cigarettes & Alcohol シガレッツ・アンド・アルコール

Cigarettes & Alcohol シガレッツ・アンド・アルコール

コンドルズ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2026/02/21 (土) ~ 2026/02/23 (月)公演終了

実演鑑賞

コンドルズが本編内に「ラジオ」を導入した公演を何本か観て、更に今作も観て、このスタイルがカンパニーの定番になる必然をひしひしと実感しました。それほど相性の良い、カチッとハマるピースを手に入れたと言えます。コンドルズは元々ダンスだけにとどまらず、コント、映像、音楽、人形劇、等々を組み合わせる、構成要素の多い公演を行っていました。そこへラジオをひとつの軸として加えることで更に流れがスムーズになり、ひとつの番組(プログラム)らしい印象が生まれます。このラジオDJ役をトークスキルの高い勝山さんが担うことで、更にバランスが取れてしまう…という効果が。コンドルズ本編の上演前に、若手カンパニーによるオープニングアクトを上演するなど、「ダンスフェス」として既に完成しているようにも見えるし、まだまだ可能性を秘めているようにも見えます。この公演スタイルをもっと観たいし、今後の進化の様子も楽しみです。

ネタバレBOX

今回のクローズアップは橋爪さん。バーのマスターやマジックなど、分かり易い個性を有している橋爪さんですが、やや意外な一面も見えたりして、なかなか興味深かったです。
歩かなくても棒に当たる

歩かなくても棒に当たる

劇団アンパサンド

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2026/02/20 (金) ~ 2026/02/25 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

初演も観ている。シアタートップスでえらく暑かった。岸田國士戯曲賞を取っての凱旋再演。シアターイーストは広いが配役も変わらずそのまんま。ステージ上の役者が上手下手、横に広がった位。

安定の面白さ。

ネタバレBOX

鄭亜美さんの小声が聴こえるように少し大きくなっていた。
収録日だったが、鄭亜美さんの額に貼った流血シールがペラリと剥がれてしまうアクシデント。どうするのか?
自分が気に食わないのは小道具とかセットの仕掛け。安っぽい流血シールは失敗だと思った。サナエさんが地獄に引きずり込まれるシーンもイマイチ。手作り感を狙ってやっているのだろうが何か違う。こんな話なのに妙にリアルな舞台美術の方が笑いとしては面白いと思う。
十一人の少年

十一人の少年

劇場創造アカデミー

座・高円寺1(東京都)

2026/02/20 (金) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

オープニング、地下から外界の様子を窺っている子供達の声。誰もいないみたいだと判断して皆上に上がって来る。(マディソン・セリーナ・春花さん他)。電車の通る高架橋の下はちょっとした空き地で不法投棄されたゴミが散乱している。子供達はワーッと思い思いに遊ぶ。遊び疲れて皆帰る。
日が暮れて区役所の清掃局に勤める小林(横澤のぶさん)がやって来て誰もいないことを確認、スーツを脱いでスーパーマンの格好に着替える。父親と呼ぶ等身大人形を抱きかかえ飛ぶ練習。だが隅っこにスモモ(大塚美幸さん)という少女がいることに気付き慌てる。スモモはジョン・レノンのグラニー・グラスのような青のサングラスを掛けていて東北の訛がある。小林は彼女が盲目であることを知り安心して飛ぶが川に落ちる。
次にやって来たのは同じく清掃局に勤める青木(長谷川歩己氏)。職場の演劇部員で次に演る『十一人の少年』という作品の台本を練習している。隅っこに座ってそれを楽しそうに聴いているスモモ。物語の結末を聴きたがる。だが作者のヘタムラ・ゾウはラストを書かないまま失踪してしまったという。スモモは想像でいいから続きを聴かせてと頼む。何故か乱入して来た男(田村将氏)に『沓掛時次郎』ごっこを強要されたりもする。
スモモは兄と称する雄次郎(阪本篤氏)に命じられ売春をしている。今日の客は太田連太郎(蕪木虎太郎氏)、今世間で大人気のスターだそうだ。顔を見られるのを怖れて盲目の娼婦を買うのだ。

シーンが変わるごとに高架橋を通る電車の音がザッピングのようにガガガガガ。

「思いの保険」勧誘員の萩原みのりさんが印象的。羽野晶紀と笠置シヅ子を足したようなインパクト。ホラー映画のようなまとわりつく恐さ。
牧凌平氏は寺門ジモン風味。「ハッ!」「ハッ!」の繰り返しが面白い。
横澤のぶさんは今井未定さんっぼい。
特別出演の阪本篤氏と筑波竜一氏は大ハッスルで観客大喜び。

この手の形式の演劇は好みじゃないのだが何故か今作は腑に落ちた。

アルゴー号は「永遠の台風」に立ち向かう。現実は冷酷で無機質。同化して合わせてやっていくには自分の心が邪魔になる。人に感情移入して思い遣ってばかりいたら自分自身が擦り減ってしまう。生活していくにはとにかく心が邪魔だ。そんな毎日に想像力と創造力を武器に立ち向かっていけるのだろうか?

BLANKEY JET CITY 『クリスマスと黒いブーツ』

氷の張った水溜りを足で割りながら歩いた時から
思ってたんだ
いつか来るだろう 今の事を こんな気持ちになる事を
全ては変わり過ぎていくけど 僕はずっと変わりはしない

ネタバレBOX

清掃局係長、演劇部部長の別保(伊藤亜希さん)の家での飲み会。片岡(牧凌平氏)だけが先に着く。『どですかでん』の丹下キヨ子みたいな悪妻(筑波竜一氏)、ませたガキ(與那覇ひかるさん)。紙の豆を剝く。小林と青木が合流するが、そこに「思いの保険」勧誘員がやって来る。トモズミ(萩原みのりさん)とヒオイ(向山紬麦さん)。それに入ると金は掛からず要らない心を担保に実益重視、単純明快な思考回路を手にすることが出来る。説得に押されて別保と片岡は契約する。それから演劇部は活動停止し会社での出世だけが彼等の目的となる。

「思いの保険」勧誘員は人の心を欲しがる。人がいろいろと考え思い悩むことを否定する。それは無駄な行為だ、その不要な思いは全部引き受けてやるから頭を空っぽにして楽になれと。ただ与えられた目的を遂行するだけの機械になれと。だが人間は生まれながらに自由な存在だ。自由を支配することなんて誰にも出来ない。

スモモはヒモに売春を強要される浮浪者。浄化作戦 で高架橋下を追い出されると知らぬ公園で中学生に遊びでリンチされて殺された。1983年に起きた横浜浮浪者襲撃殺人事件がモデルだろう。この暗澹たる人の世に想像力で立ち向かおうと決めた劇作家。そんなこと全く無意味、全く何にもなりやしない。現実から目を逸らしているだけ。だがしかしそう思うことこそが灰色の男たちの思う壺なのかも知れない。世界は物語で出来ている。そこに自分の物語を見付けることさえ出来れば世界は変えられる。鍵は物語の力を信じることなのだろう。シライケイタ氏は想像力と創造力だけが武器だと記す。無意識、言語化出来ないものこそが一番大事な自分だけのオリジナル。

BLANKEY JET CITY 『クリスマスと黒いブーツ』

透き通った心は歳と共に消えて失くなり
残酷な出来事に感覚が鈍り始めて
歪んだこの世界に染まっちまったらオシマイだぜ

このページのQRコードです。

拡大