
童話劇 宮沢賢治『オツベルと象』
スタジオ・ポラーノ
プーク人形劇場(東京都)
2018/07/28 (土) ~ 2018/07/28 (土)公演終了
鑑賞日2018/07/28 (土) 14:00
14:00の回(曇~強い雨)。
13:30受付、開場(地階)。ベンチシート席、最前列は子供さん用、満席。3列目の端に座ります。
「スタジオ・ポラーノ」としては3公演目「注文の多い料理店(2016/2@北沢タウン)」「どんぐりと山猫(2018/2@オリンピック記念青少年総合センター)」、そして本作。この会場(人形劇専門の常設劇場:スペース・ゼロのすぐ近く)は初めて。
「青果鹿」まで遡ると「朗読劇 楢ノ木大学士の野宿(2011/12@スタジオ)」。川口さん、青戸さん、いまいさん出演の「カイロ団長とツェねずみと密猟者ジョバンニの話(2013/3@スタジオ)」とても懐かしい。
以前、芝居×ダンス×コンテンポラリーアートの新感覚舞台!「SILVER to BLACK 宮沢賢治作『オツベルと象』より(2015/4@アートスクエア)」という公演をみたのですが全然わからず。
今回は役者さんたちのキャラクター造りがよく、阿部明子さんのキーボードが優しく奏でる旋律ともあいまって童心に返って(たような気持になって?)観劇することができました。
素養がないため賢治が綴った文字を直接追ってもなかなか情景が浮かばないのですが、こうやって豊かな表現でみせてくれるときっかけになりとてもありがたいです。

『全日本超溶接工委員会 × 凡タム』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2018/07/24 (火) ~ 2018/07/24 (火)公演終了
満足度★★★
この日は、翌日から1stで公演があるため、火ゲキ史上初の2ndにて。
とても不思議な感じでした、通い慣れた2ndで、通い慣れた火ゲキ、通い慣れたもの同士なのに掛け合わせるとなんてこんなに異空間。
観てみて正直なところを言いますと…やっぱり1stで観たかったかな。
舞台上の空気が、広い2ndに吸い込まれていった感覚がしました。

消えていくなら朝
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2018/07/12 (木) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
東京で脚本家をしている羽田定男(鈴木浩介)が彼女の才谷レイ(吉野実紗)を伴って久しぶりに新幹線で5時間ほどの実家に帰省する。そこには18年ぶりに一堂に会した家族が待っていた。父の庄次郎(高橋長英)、母の君江(梅沢昌代)、兄の庄吾(山中崇)、妹の可奈(高野志穂)である。
内容を簡単にまとめると「久しぶりの再会を喜ぶがいつしか過去の恨みつらみが噴出する家族を笑いで包みながら描写し、現代の人間関係の難しさを浮き彫りにする」ということになる。
これは蓬莱竜太さんの家族の実話ということである。もちろん脚色はあるだろうが、とくに新興宗教に熱心な家庭の様子が垣間見られて味わい深いものがあった。
こういう劇は誰かに感情移入してしまいがちで「そうだそうだ」「それは違うだろう」などと心の中で叫んでしまう。もっとボケてくると実際に大きく声に出してしまいそうだ。そんな困った老人を見掛けたらそれは私なので 2-3回なら生暖かくスルーしてやってくださいな。

『INDEPENDENT:18トライアル 二次審査』
INDEPENDENT
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/06/19 (火) ~ 2018/06/20 (水)公演終了
満足度★★★★★
一日目。
三次予選に出る作品もあるので、全部ネタバレに入れてます。
順番は当日にくじ引きで決まった上演順です。
トライアルにおいては上演順にも運命を左右される。。。

『INDEPENDENT:18トライアル 二次審査』
INDEPENDENT
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2018/06/19 (火) ~ 2018/06/20 (水)公演終了

『全日本超溶接工委員会 × 凡タム』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2018/07/24 (火) ~ 2018/07/24 (火)公演終了
満足度★★★★
凡タムさん、お久しぶりの伊織さん。アクション素敵でした。
全日本超溶接工委員会、役者さん皆さんが素敵。ストーリーも面白くて大満足。
ただ太海さんが出演されていなかった事だけが残念。

Ëncöünt!
妖精大図鑑
STスポット(神奈川県)
2018/07/26 (木) ~ 2018/07/31 (火)公演終了
セミの鳴き声が響く中、公演がスタート。愛らしい映像とのコラボがユニーク。終盤のコーネリアス(?)が流れるあたりからグッと密度が濃くなってSTのステージを9人の演者がところ狭しと踊る様は京都 ART COMPLEX 1928でのコンドルズ公演を思い起こしたりした。金髪の女性ダンサーは手足が長く動きが流麗で特に目を惹く。
ただ、中盤あたりのお芝居が間延びして感じたのと、体育座りをしないと座れない席がとても窮屈で辛く、集中力が途切れてしまうときも何度かあった。
足の弱い客のために、普通に座れる椅子席も設けて欲しかった。

かざぐるま
ワイルドバンチ演劇団
中野スタジオあくとれ(東京都)
2018/07/27 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
3作品120分。どれも見ごたえありの良い芝居でした。役者さんの演技も上手いし、3作品に共通するどんなことがあっても「生きろ」というメッセージが伝わってきました。狭い劇場で迫力満点の時間を過ごしました。

ボックスプログラム
劇団Bケイカク
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2018/07/25 (水) ~ 2018/07/29 (日)公演終了

私は世界
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2018/07/20 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
台風の中を押して出掛けても損の無い作品であるどころか、得をした気持ちになって帰ることが出来よう。(必見華5つ☆)裏バージョン追加2018.7.28

「66-2 ~ロクロク2~」
円盤ライダー
山野美容専門学校マイタワー27階 〒151-8539 東京都渋谷区代々木1-53-1(東京都)
2018/07/27 (金) ~ 2018/08/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
演劇を超えた演劇
以前の円盤ライダーさんの口コミであった表現ですが今回もまさにそんな劇でした。
過去にはカフェやホテルラウンジで公演している円盤ライダー、とにかく空間の使い方が上手です。
最早当たり前になってきた感がありますが
特に舞台照明もなく、部屋全体をまんべんなく照らすライト、シャンデリアは豪華で、夜景も綺麗、逆に言えばリアルすぎて演劇空間ではない。当然音楽もなし。お洒落さはあるが、あまりにもリアルな空間すぎて、とても演劇を鑑賞する雰囲気ではない。
お客様は外の景色を撮ったりして、観光地のような新宿が一望出来る27階。
結論から言うと円盤ライダーはこの演劇的には不利な状況を、全て身体ひとつ(まさしく役者の身体のみ)で覆してくれました。
暗転もない、音楽も客入れ時以外全くなし、
舞台と客席の境界は存在せず目の前、後方の夜景、シャンデリア、バーカウンター、とにかく会場のすべてを味方にして役者の熱量で空間を満たしていきます。
役者が力づくで演技の世界へ巻き込み、そして完全に引きずり込んでいく。
ストーリーはもちろん面白いのですが、役者ひとり一人の生きざま、人間そのものを観てくれと言わんばかりのエネルギー。
「こういう演劇を何歩か超えたようなスタイルは何と表現すれば良いのだろうか。
企画力+実現力+演技力そして熱い役者魂。すべてが揃わなければ不可能な公演。お薦めするしかありません。」
この劇団を評したこの言葉が以前にも増してしっくりくる作品でした。
とにかく笑いました、そして泣きました
劇場でない有利、不利、そんな事は関係ないくらいの空間を満たす熱量。
コメディです、コメディですが熱い涙を流せる劇です。
文句なしの満点ですっ!!!

かざぐるま
ワイルドバンチ演劇団
中野スタジオあくとれ(東京都)
2018/07/27 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団カラーという事でいいのでしょうか、3編とも信念ある登場人物が真っすぐに生き抜こうとする姿を描いた青春時代劇。
しっかりとした台詞のひとつひとつが、伝えたい内容を確実に観る者に届けたい!とする創り手の誠意の様に感じられ『地に足のついた台詞』の劇団さんだなーと思えます。
殺陣やアクションシーンは大きな見どころのひとつですがパフォーマンスに留まらず台詞等を盛り込みドラマを含ませている所が印象的でした。
ちょっと笑いを誘うような差し色があれば、より良かったと思いますが、ラストでの感情炸裂の連続は圧巻でした。

「66-2 ~ロクロク2~」
円盤ライダー
山野美容専門学校マイタワー27階 〒151-8539 東京都渋谷区代々木1-53-1(東京都)
2018/07/27 (金) ~ 2018/08/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
このカッコイイチラシからはとても想像できない笑いにあふれたステージでした!笑いすぎて涙が出ました。SAMさんだってもう・・・

幕末地球防衛軍
劇団 演劇らぼ・狼たちの教室
劇場MOMO(東京都)
2018/07/25 (水) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/07/27 (金)
劇場MOMOにて 劇団 演劇らぼ・狼たちの教室「幕末地球防衛軍」を観劇。坂本龍馬、沖田総司、海舟などが登場する幕末の物語。ただ、それら幕末に活躍した歴史上の人物の中に何故か戦国時代の武将・織田信長も登場。幕末の人物6名が結成した地球防衛軍vs織田信長が戦うという構図で進んでいくストーリーが斬新且つユニークで面白い。独特の発想だと感じました。また、劇中歌のチョイスも個性的。場面に合っている曲もあれば、そうでもない曲もあったと感じますが、何となく中毒性が生まれてくるような脚本、演出の作品だという印象を受けました。小劇場ということもあり、何人かの役者さんの甲高いボリューム感のある台詞はやや聴こえにくさ(不快感)もあったものの、最後までどのような結末になるのか分からず興味深くワクワクしながら楽しめた点は良かったと思います。去年拝見した「キャプテン★浅草」のときも感じたような記憶がありますが、劇団主宰のうちやま きよつぐ氏は戦隊モノのヒーローに憧れた少年がそのまま大人になったような方という印象を受けます。世界観が面白いので、他の作品も観てみたくなります。役者さんでは坂本龍馬役の新美さんの演じ方が特にカッコ良く映りました。こだわりが感じられる凝ったフライヤーも◎です。

立体文学 サビガリ天使 〜太宰治短編集〜
ストーリーテラーズ
西荻窪・信愛書店(東京都)
2018/07/27 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/07/27 (水) 19:30
価格2,500円
犬と「私」の関係を描いた随筆あるいは私小説的な「畜犬談」と婦人誌に掲載された「貨幣」というライトでユーモラスな2編を柱として「俗天使」からの抜粋による書簡(?)つなぐ構成によって太宰を「自陣に引き寄せた」印象。
いつもの単音鉄琴(?)を使うのはもちろんのこと、全観客に小道具を持たせ、ある場面で劇中のあるものを演じさせるというテを太宰作品でも使うたぁ恐れ入りやした(笑)

泣いた赤鬼
糸あやつり人形「一糸座」
シアターX(東京都)
2018/07/27 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
観ておいた方が良い。『泣いた赤鬼』に涙したことのある全ての人へ、そのもやもやした涙の正体が掴めるかも。歌と演奏も兼ねる王子菜摘子さんが素晴らしい。赤鬼役の田中英樹さんの存在の在り方に唸る。誰もが知っている話の新しさ。高畑勲作品に通ずる。

九月、東京の路上で
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2018/07/21 (土) ~ 2018/08/05 (日)公演終了
満足度★★★★
百年近い昔の9月に日本を襲った関東大震災の時の恥ずべき事件の本質は今の日本にも残っている、それを踏み越えろ!と言う啓蒙劇である。告発の内容は、人種差別とメディアの無責任と無力、それを増幅する大衆の付和雷同性、と言ったところがテーマになっている。天災がしきりに起きる昨今、社会的な環境もあって(たとえば原子力発電)このテーマは広く関心を呼ぶところだろう。最近、こういう問題劇を直接法で告発する劇が多くなった坂手洋二の燐光群。この劇団も長い歴史を持つようになって、なじみの俳優陣には年齢を感じさせる人も多い。反面、劇構成は手慣れたものになっていて、主な事件としてリポート形式で描かれる関東大震災の推移とその間に起きる朝鮮人虐殺事件は構成も巧みで迫力もある。社会劇も、いまは民芸や東芸のような古い劇団に加え、チョコレートケーキやトラッシュマスターズのような若い劇団もしきりに挑戦するが、これだけ直説法でしかも劇場の温度を高められる作家・劇団は少ない。
しかし、劇場を出て、観客たちに、この芝居が示唆するような行動を起こさせるだけに力があるか、というと疑問である。かつての事件は今や誰もが「指弾されるべき事件」として首肯するだろうし、それが潜在している現在を撃つならば、なにやら暢気なNPO法人などが現在の打ち手として登場するよりも、リベラル議員と極右自衛官の対立くだりを、もっと人間的に細やかに描くべきだったのではないだろうか。
現代社会が、20世紀時代のモラルでは整理出来なくなっているのは、もうほとんどの人間は心得ている。そういう観客の不安の琴線に深く触れていかないと、単に古いモラルでの安全な告発を言って見ただけに終わってしまう。それでは困る、ということで、新しい視角のある作品を提供してきた燐光群ではないか。今回は虐殺事件を表面に出し過ぎたのと、朝鮮人差別に象徴される人種・身分差別とヘイトスピーチを重ねて(私はここが違和感があった)二兎を追って、詰めを欠いたと思う。
長く社会劇に取り組んできた坂手洋二なら、何か演劇で今世紀の新しいモラルを発見してくれるかもしれないという望みを持っているのである。他劇団に書いたブレスレスなどは成功した例だと思うし、屋根裏も面白かった。声高なのは以外にこの作家には似合わないのかもしれないと思ったりする。

百華妖乱
ジョーカーハウス
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2018/07/19 (木) ~ 2018/07/22 (日)公演終了
ハシゴしやすい時間を選択、天邪鬼バージョンでした。
面白く楽しくはあったのですが、天邪鬼バージョンのせいかしっくりこないところも多々あり、初見で観るには不適であったと反省。

白夜
エス・エー企画
G/Pit(愛知県)
2018/07/27 (金) ~ 2018/07/30 (月)公演終了

かざぐるま
ワイルドバンチ演劇団
中野スタジオあくとれ(東京都)
2018/07/27 (金) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
黄金の猿の続編を楽しみに観劇!熱血巨編に一年前を思い出しました。凄い、圧巻、時代劇楽しかった!他の二作品も劇団カラーが出てましたね。見始めは、長台詞と長い間に馴染めないんですが、じわじわと引き込まれる演出はエンディングまでずっと続いて駆け抜けました。まだ2回しか見ていない劇団さんですが、また確かめたくなる演出でした。次回作は黄金の猿パート3がいいですね!2時間フルバージョンご見てみたいです。