満足度★★★★
鑑賞日2018/07/27 (金)
劇場MOMOにて 劇団 演劇らぼ・狼たちの教室「幕末地球防衛軍」を観劇。坂本龍馬、沖田総司、海舟などが登場する幕末の物語。ただ、それら幕末に活躍した歴史上の人物の中に何故か戦国時代の武将・織田信長も登場。幕末の人物6名が結成した地球防衛軍vs織田信長が戦うという構図で進んでいくストーリーが斬新且つユニークで面白い。独特の発想だと感じました。また、劇中歌のチョイスも個性的。場面に合っている曲もあれば、そうでもない曲もあったと感じますが、何となく中毒性が生まれてくるような脚本、演出の作品だという印象を受けました。小劇場ということもあり、何人かの役者さんの甲高いボリューム感のある台詞はやや聴こえにくさ(不快感)もあったものの、最後までどのような結末になるのか分からず興味深くワクワクしながら楽しめた点は良かったと思います。去年拝見した「キャプテン★浅草」のときも感じたような記憶がありますが、劇団主宰のうちやま きよつぐ氏は戦隊モノのヒーローに憧れた少年がそのまま大人になったような方という印象を受けます。世界観が面白いので、他の作品も観てみたくなります。役者さんでは坂本龍馬役の新美さんの演じ方が特にカッコ良く映りました。こだわりが感じられる凝ったフライヤーも◎です。