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ARTE Y SOLERA CONCIERTO Vol.29

ARTE Y SOLERA CONCIERTO Vol.29

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

めぐろパーシモンホール(東京都)

2025/04/29 (火) ~ 2025/04/29 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

発表会ということで、多少のレベル差はありましたが、
全員での景などは壮観で迫力がありました

あるアルル

あるアルル

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2025/04/30 (水) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

(笑えた度)3(今感)5(完成度)5

この時代にコメディーは文学、もとい芸術たりうるのか。

芸術の死に仮託して、現代コメディーの苦悩と限界について考察した部分が大部分を占める
自己省察系ファンタスティック・ラブロマンス。

こういう無理矢理ジャンルを決めつけてくる系の批評を嘲笑うが如く、色々ゴリゴリと
読みを外してくる演出は、見ていて爽快。オリジナリティーが高い。

芸術を愛し、芸術と死別した男の悲しい愛の物語だが、華美な装飾がコッテリと覆い被さり、
物語に到達するのはわりかし困難である。

ネタバレBOX

前説の段階で、かなり疑わしかった(いい意味で)。
「上演中に携帯を鳴らしちゃった人、知らんぷりしがち。(意訳)』
果たして、これを超えるあるあるが本編に出現するのか。
案の定である。
あるあるそのものよりも、エチュード(風)が面白い。あるあるが
出なくて苦悩するリアルが面白い。現代の袋小路を見事に可視化している。

ひまわりは言わずと知れたゴッホの代表作。それは芸術の象徴(アレゴリー)で、
その死をきっかけにあるあるが袋小路に入っていく。
コメディーはジャンルとして確立、商業ベースにさえ乗っていく代償として、
ありふれて既視感のあるものが増えていく。そこであえて、
人と違った面白さを追求した結果、・・・なものになっていく。
モンティパイソンの時代よりずっと前からの永遠の課題なのかもしれない。
まんなかをちょっと外す。そのちょっとが難しい。
大幅に外すと、アートですね、と言われてしまう。でも、本当はそっちなんでしょ。
アートと死別した男は、そのアートの面影を探して、アートの断片に出会っていく。
仙人の独特の風貌、表情と佇まい、その余韻は深い。

小難しい先人によると、芸術が終焉した後には、多元主義的なアートワールドが花開く。
要は何でもありの時代が続いているのだから、俯瞰すればそれはいいことのばかりようで、
いやいや当事者にとってみれば切実な問題である。そんなアーティストの叫びが聞こえてきて
胸が痛い。

さて、もちろん、いろいろ冒険しているのはコメディ部分だけだから、
演劇の骨格は骨太でしっかりしている。暗転板付からのオープニングの銃声、
アコースティックに奏でるテーマソングのリフレイン、決めるべきところは
見事に決まっている。
仙人をはじめ、スナックのおっさんも、脳外の先生もセフレの彼女も、いやいや全員
キャラが立っていて面白い。うーん、一回りして、やはりキャラに戻るのね。

最後、渾身のMナンバー、転調してからユニゾンにしか聞こえず。
せっかく男女パート分けからの、なのでハモらないの何だかなあって個人的には思ったけど、
エンドロール(後日譚小芝居)後のもう一声で多分ハモってたよね、これこれ。
うーん、最後まで外してくる、よく出来たツンデレだ。満足。
「蜘蛛の糸」

「蜘蛛の糸」

Music Play Live

高津市民館ホール(神奈川県)

2025/05/06 (火) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

良かったです。

ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない

ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない

かーんず企画

シアター711(東京都)

2025/05/02 (金) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『ワトソンとスィートホームズ』観ました。よかったです。ぶっちゃけ、舞台装置や演出の予算をかなり抑えた舞台ですが脚本がしっかりしているので十分楽しめました。ネスカフェゴールドブレンドの副反応、ナイスでした^^ 素晴らしい時間をありがとうございました。

二死のマジョがタヒ「ぬ」

二死のマジョがタヒ「ぬ」

創作団体「曇りのち」

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/05/02 (金) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/05/06 (火) 16:30

135分。休憩なし。

「蜘蛛の糸」

「蜘蛛の糸」

Music Play Live

高津市民館ホール(神奈川県)

2025/05/06 (火) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前半は演奏、後半は蜘蛛の糸の朗読でした。
演奏はとても素敵で、ゆったりした気分に。朗読はピアノとクラリネットの演奏あり、朗読も歌唱もありの贅沢な舞台でした。とても良かっただけに空席が結構目立っていたのが残念。

ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない

ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない

かーんず企画

シアター711(東京都)

2025/05/02 (金) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「皆目見当がつかない」を観劇。嘘がどんどん増えてどうなるのかと思ったが綺麗にまとまっていてよかった。
「ワトソンとスィートホームズ」も見たかったけど時間の関係で見れずに残念。二つの作品がどんな風に関わっていたんだろう。劇とは関係ないけど舞台中後ろの席で電話がなって・・・。早く切ればいいのになかなか切らずにちょっとイライラです。

Two Be or Not Two Be

Two Be or Not Two Be

祭文庫

小劇場 楽園(東京都)

2025/05/04 (日) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

かなり哲学的なテーマで、音響も照明もそれっぽく、実にシリアスな内容なのですが、肝心の役者さん達をぽくないと感じてしましたね。開演前にステージでのたうっていた我王的おっさんは何?このおっさんはそれっぽかったです。

クロリスの花葬

クロリスの花葬

劇団うぬぼれ

荻窪小劇場(東京都)

2025/05/04 (日) ~ 2025/05/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Dチーム観劇。58年の時間を行き来する因習的なミステリーと言っていいのかな。ちょっと粗削りなところもありますが、淡々とした展開で、なかなかオチが分からず、最後まで楽しめました。

あるアルル

あるアルル

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2025/04/30 (水) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/05/06 (火)

全体的な雰囲気がやみあがりシアターらしくて良かったと思います☆ 役者陣に個性的な方が多く、みなさんいい味出してました☆ 

ネタバレBOX

最後の方に、みんなで歌を歌うシーンがあるのですが、あれはいらなかったかな〜
次回作も観に行きたくなりました☆
ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない

ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない

かーんず企画

シアター711(東京都)

2025/05/02 (金) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

【皆目見当がつかない】観ました。これはすごく面白い。人はウソをつく。どーでもいいことから、かなり深刻なことまで。ちょっとシュールなところもあるけど、あるあるで、すごくリアルに感じましたね。

明日、泣けない女/昨日、甘えた男

明日、泣けない女/昨日、甘えた男

株式会社テッコウショ

シアターサンモール(東京都)

2025/05/03 (土) ~ 2025/05/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いや~これはお見事。女性のアイデンティティとか今日的な問題がぎっしり詰まったシニカルな群像劇、グッときましたね。ちょっとシュールだけど、すごくリアルに感じました。

音響劇『ドグラ・マグラ』

音響劇『ドグラ・マグラ』

半畳の宇宙

本妙院(東京都)

2025/05/03 (土) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 言うまでも無く原作は夢野 久作。今年は刊行90周年に当たるということもあって、大田区池上本門寺の直ぐ傍にある本妙院という寺の本堂での公演が企画・上演された。墨流しで得られた形象をコの字を時計回りに90度回転させた空白部分に当たる壁面に映し出し、ドグラ・マグラが発するものを映し出す。これに鐘や和太鼓等様々な音響効果を加えた音響劇として上演したのである。因みに客席はコの字を構成する各直線部分に設えられている。華4つ☆

ネタバレBOX

 物語が紡がれる場は九州帝国大学精神病科の7号室。現在では日本でも遅ればせながら多少存在するようになった精神科解放病棟の一室である。今作では天才的帝大教授であった正木 敬之教授が初めて提起した狂人の解放治療の実施がこの病室の患者・呉 一郎に対して行われる模様を通して一郎が犯したと疑われる殺人事件の解明をも目指す正木の同級生でもあった若林 鏡太郎の治療実践を通した事件解明の模様が描かれる。何故正木ではなく若林がこの任に就いたのか? 正木は後を若林に託し自死してしまったからである。若林が一郎の治療を通して理解したことは一郎の祖先であった唐の天才絵師・呉 青秀が、皇帝の愛妾狂いを諫める為に描いた呉家に伝わる絵巻物(類稀なる美女が死んでから腐敗し遂には骸となる迄を詳細に描いた傑作)が、一郎が犯したとされる殺人事件と関係があるらしいこと。その理由。現在記憶を失くしている一郎が記憶を取り戻せば殺害された彼の婚約者の魂の救済にも繋がり一郎の回復にも通じることが期待されている。という推理小説的展開を通じたドグラ・マグラという作品構成要素以外に、この絵巻物を描いた青秀の作品を通して芸術の持つ力をアピールしたかった夢野 久作の念をも同時に表出したかったと思われる。無論、因縁話的な要素を盛り込む為に呉 青秀とその妻黛子(双子の姉妹芬子との関係)と一郎の母千世子と姉八代子、その娘で婚約者であったモヨ子との血の繋がり(DNA的繋がり)と史的繋がりの綯交ぜ。何れにせよ、解毒阿保陀羅経の如く折に触れて囃される文言の齎す茶化しのインパクト等が、今作の横糸を為し、縦糸には個体発生が系統発生を繰り返すという生命誕生時の発生学的知見を縦糸に解釈するなら、今作は極めてシンプルな様相を呈するに至る。大団円も素直に受け取ることができよう。
 難解とされる原作を極めて明快な作品として提示した点に今回上演の意味があろう。

あるアルル

あるアルル

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2025/04/30 (水) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/05/06 (火) 12:30

130分。休憩なし。

あるアルル

あるアルル

やみ・あがりシアター

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2025/04/30 (水) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/05/02 (金) 19:00

「あるある」なことをまとめてまるめてほうりなげてきゃっちしてまたほうりなげてうちかえしてふくらんでそれがてんまでとどくといいね。な。

家族病3篇

家族病3篇

Oi-SCALE

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2025/04/21 (月) ~ 2025/04/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/04/23 (水) 16:30

「本物」
短編で時々あった林さんの一人語りから本編に入る形式の拡大/応用版かつ「林流ドグラ・マグラ」。
30分近い一人語りから「作品を作るところを見せる芝居」となるが随時一人語りに戻り、その語りの部分に相手役が登場したりと変幻自在。
そして「ハロー、レビー!!」の原案?と思われるものを含む内容・形式とも「虚実混淆」あるいは「虚実の融合」で観ているうちにどんどん「術中にはまる」のが快感。これも典型的なオイスケール作品と言えよう。
ところで最も「ドグラ・マグラらしさ」を感じた「4階から見える対岸の公演の桜の樹の下のベンチにて」は帰ってから気付いたが以前短編集にあったのではないか?

お歌とお芝居 「髑髏沼の女」

お歌とお芝居 「髑髏沼の女」

たすいち

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2025/04/30 (水) ~ 2025/05/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

久しぶりのウエストエンドスタジオはまさにコンクリートとブロックの「ハコ」だが、雰囲気的にそれにぴったりの芝居だった
セットもやや粗っぽいがこの場には良く合っていた
完全な荒唐無稽のエンタメ作品だが、一応立川が舞台でセットにもそれとわかる部分があるので、かつて勤務したゆえ親近感がわく
「外付け」右脳と左脳のドグラ・マグラとツァラトゥストラというアイデアはなかなか面白く、その人形(?)も良くできていた(美術・小道具に👏)
演技もみな悪くはないのだが、このところ観てきたシリアスな舞台の迫真の演技とは異なるから評価は留保

蒙古が襲来

蒙古が襲来

パルコ・プロデュース

キャナルシティ劇場(福岡県)

2025/04/25 (金) ~ 2025/04/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/04/28 (月)

■『東京サンシャインボーイズ』、充電30年で予告通りに復活 三谷幸喜氏「冗談が本当になってしまった」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=8198375

■朝青龍が三谷幸喜氏舞台「蒙古が襲来」にブチギレ「蒙古NO モンゴルYES!」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=8232421

 舞台の話をする以前に、朝青龍がとんだ難癖をつけてくれたものだが、結果は大山鳴動して鼠一匹どころかゴキブリも出ない静けさで、朝青龍の完全勇み足で終わったようである。
 『蒙古が襲来』のタイトルは全く取り下げられることもなく、全国ツアーを完遂した。「蒙古NO」何も、当時のモンゴル帝国は「大元」を正式名称とし、対外的には「蒙古」を自ら名乗っていたのだから、朝青龍は自国の歴史にも疎いことを露呈してしまっているのである。

 舞台は鎌倉時代の九州・対馬。物語は「文永の役」における元軍の対馬侵略・日本人虐殺を描いている。喜劇ではあるが、何も考えずに笑っていられるほのぼのとした作品ではない。
 劇中では蒙古のことは当時の俗語で「ムクリ」と呼ばれているが、これは現代でも壱岐・対馬に「ムクリコクリ(蒙古高句麗)」という「恐ろしいもの」の例えとして残っている。時代考証に基づくなら、それ以外の呼称を使用するほうがおかしいのだ。日本でモンゴルをモンゴルと呼ぶようになったのは戦後のことなのだから、ここははっきりと「モンゴルNO」と言うべきだろう。これは単なる歴史的事実に過ぎないのであって、モンゴルへの差別意識などは全く介在していない。安易に「Jap」などと呟く朝青龍の方がよっぽど日本への差別意識で感情を爆発させている。この人にはモンゴルの国政に関わってほしくないって本気で思うね。

 さて、外野の言いがかりは一蹴した上で、15年ぶりの復活公演には大いに期待して臨んだのだが、正直な話、映画も舞台も、三谷喜劇にはもはや往年の切れ味は見られない。
 充電に入る前の劇団員陣・客演陣はみな二十代〜三十代前半だった。現在、彼らはみな還暦を迎えている。往年の溌剌とした演技を期待するのは酷だというのは分かる。しかし、充電に入る前の東京サンシャインボーイズの舞台は、ほぼ西村まさ彦を主役にして、彼の暴力的な、あるいは高圧的な演技が周囲を振り回し、それが爆笑を生んでいた。
 しかし、見た目にもすっかりパワーが落ちてしまって、群像劇の中の一役に過ぎない老人を演じざるを得なくなっている西村まさ彦を見ていると、たいした笑いが起きないのも致し方がない。

 前回『Returns』から、吉田羊が「研究生」の肩書で参加するようになった。しかし彼女には悪いが、彼女の加入が逼塞した劇団へのカンフル剤になっているかというと、必ずしもそうはなっていない。それぞれの演技に幅が出たとか円熟味を増したとか、そんな印象は微塵もない。みんな「単に歳を取った」、それだけである。
 彼女自身も、15年に2回参加しただけでは、自身の演技の糧になったとは言えないのではないか。

 実際、「演技者」を目指すタイプの役者にとっては、東京サンシャインボーイズは「物足りない」ことこの上ないだろう。三谷幸喜は基本、劇のためには役者をただの「道具」として使うことしか考えない冷徹な演出家である。普通の役者なら、早々に愛想を尽かして三谷から離れていってもおかしくない。
 実際、今回の復活公演でも、東京サンシャインボーイズの旗揚げ第一回公演から残っている劇団員は一人もいない。一番の古株が松重豊であることはつとに知られているが、彼ははっきりと三谷幸喜に見切りをつけて退団したのだ。
 要するに、三谷幸喜に最も欠けているのは、「後進を育てるスキル」だ。ワークショップを行う演出家は数多いが、三谷幸喜は一切俳優の育成を行わない。いや、行えないのである。はっきり言うなら、三谷幸喜は「演技指導」がろくにできないから、脚本も俳優に当て書きして書くしかないのである。
 もはや東京サンシャインボーイズに「新陳代謝」を求めても仕方がないということなのだろう。
 再度の充電期間入り、80年後の復活の時には劇団員はおおよそ140歳になっているが、そうアナウンスされてもつまりはやる気がないってことなんじゃん、「つまんないよ、そのジョーク」と言うしかない。

ネタバレBOX

 『蒙古が襲来』には元ネタがあることは、−「元寇」のことではなく−三谷幸喜と同世代の漫画ファンならすぐに気がつくだろう。
 三谷自身もファンであることを公言している、藤子・F・不二雄『モジャ公』の最終話「地球最後の日」だ。宇宙人詐欺師・オットーが、地球に接近している隕石から地球人を救うためと称して、脱出用の宇宙船団への乗船の権利を高額で売りまくる。「ムクリが来るぞ」と吹聴して対馬の村民をうまいことだまくらかそうとする今回のストーリーとまんま同じだが、この漫画にはさらに元になった「実話」があって、「UFO事件簿」としてそのスジには超有名な「CBA事件」ないしは「リンゴ送れC事件」と呼ばれるものである。

 まあ、破滅やら侵略やらの「予言」で詐欺を働くのは詐欺商法の定番みたいなもので、未だに引っかかる被害者が後を絶たない。あの宗教とかこの宗教とか。
 しかし『蒙古が襲来』では「本当にムクリが襲来してしまう」ので、元ネタとしてはむしろ『オオカミ少年』を挙げたほうが妥当かもしれない。
 ムクリが来るかもしれないという疑心暗鬼、そこにつけ込む卑俗な連中の欲を描きながら、それが最後にひっくり返される。普通はそこで何らかのカタルシスを設けるものだが、三谷幸喜は史実をただ史実のままに描くだけである。詐欺師ものでありながら、コンゲーム小説のような心理の裏をかくミステリーとしての爽快さは本作にはない。
 対馬の島民は結局、蒙古軍の前に殺戮されてしまって、誰一人生き残らないのだ。ただ悲惨なだけで、救いというものがない。三谷さん、結局、喜劇をやりたかったわけではなかったの?

 もしかしたら三谷さんは、単に博多が侵略された歴史的事実があることを訴えたかっただけかもしれない。どうも朝青龍は今回の噛みつきっぷりを見ても、元寇の史実も知らなさそうなのである。無知は双方にとって、要らざる禍根を生みかねない。な
 博多には今でも日蓮上人像や亀山上皇像のように、「敵国降伏」を祈念した遺物が各地に残されている。「敵国」とはもちろん「ムクリコクリ」のことだ。
 モンゴルや南北朝鮮は、たまに自分たちは他国を侵略したことなどない、と主張することがあるが、それこそ「歴史捏造」である。鎌倉日本に攻め込んできたのは間違いなく「モンゴル」と「南北朝鮮」だ。
 この歴史を踏まえた上でないと、相互の対等な関係は決して築き上げいないと主張したがっているように思えてならない。

■「蒙古が襲来」舞台映像ダイジェスト
https://youtu.be/JEtFJqAL6DI?si=gTkLbt31F27V7ECV
中之島春の文化祭2025

中之島春の文化祭2025

ABCホールプロデュース公演

ABCホール (大阪府)

2025/05/04 (日) ~ 2025/05/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

5日に参加しました☆今年も最高のお祭りイベントを堪能させて頂きました\(^o^)/前説で福田恵さんの劇団前田セツ子に有元はるかさんと吉田真知子さんがサプライズ出演されたのが最高過ぎてアレ観れただけで参加した価値ありました☆どの団体も素晴らしかったですが個人的にはTHE ROB CARLTONに一番笑いました\(^o^)/
今年も最高な1日有難うございました〜\(^o^)/

高等遊民探偵と笑劇ラプソディ

高等遊民探偵と笑劇ラプソディ

劇団HEN/SHIN

キーノートシアター(東京都)

2025/05/05 (月) ~ 2025/05/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

公演時間は2時間半近かったような…。
ドタバタコメディとありますが、笑いどころが多い作品というよりもミステリー的な作品です。
色々頑張っているのは分かるのですが、脚本がいささか冗長な印象でした。

この構成なら、細かなコメディ的要素は排して、完全なミステリー作品とした方が良かった気が…。

ネタバレBOX

犯人特定後のエピローグ的な芝居は蛇足だと思います。

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