最新の観てきた!クチコミ一覧

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銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

チーム銀河鉄道

ABCホール (大阪府)

2018/10/13 (土) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

プレビュー公演観劇。

生演奏がとても良かった。
役者、歌、バレエ、ダンスと色んな方面の方がご出演。
様々な表現で、銀河鉄道の世界が広がります。

演劇も楽しめますが、歌やダンス、色んな物を観たい方にお勧め!

少し脚色されてて、私の解釈と少し違うけど、色んな解釈があっても良い。これも一つの銀河鉄道の夜。

青いプロペラ

青いプロペラ

らまのだ

シアタートラム(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

110分。

ネタバレBOX

小柳(富川一人)…スーパーマルエイ店長。赴任1年ほどだがマルエイ存続のため頑張る。が閉店を余儀なくされる。猪原と恋仲。
猪原(田中里衣)…惣菜チーフ。バツイチ子持ち。元夫との交流もある。
増田(林田航平)…精肉サブチーフ。高学歴だが女に手を出してばかり。
八木(福永マリカ)…惣菜サブチーフ。優秀かつヤル気もあるマルエイのホープ。
絹川(今泉舞)…レジ打ち。レジ打ちが早い。祖父の介護もあってマルエイの存続は重要だがその空気から距離をとっている。
久保(斎藤麻衣子)…惣菜係。古株だが大型スーパーの引き抜きを受け入れた。
坪井(猪股俊明)…精肉チーフ。マルエイ出店にて坪井精肉店がつぶれた。数字は苦手。
佐野(井上幸太郎)…マルエイをお得意先とする配送業従業員。久保の元彼。


その恋、覚え無し

その恋、覚え無し

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2018/11/27 (火) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/11/27 (火) 19:00

価格2,800円

前作「翼の卵」がシェイクスピアでもギリシアでもない純和風(?)の悲劇をこってり描いた「大悲劇」なのに対して「小悲劇」という印象なのは、悲劇を乗り越えてそれでも生きて行く前向きな姿勢が感じられるからか?
神目衆のストイックさと浮世絵を想起させるラストカットの美しさも印象強い。

ネタバレBOX

最終場、3日後に旅立つと言いながら村民がいなくなったところでさっと去る潔さ・ストイックさが心に響く。(ちょっとだけ「シェーン」を想起)
そうして迎える得意の大仕掛け、ラストカットの3人の後ろ姿に広重の東海道五十三次など思い出した。
瞑目のパノラマ

瞑目のパノラマ

ヒノカサの虜

インディペンデントシアターOji(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

王子で2時間越えはやや厳しいものがあります。
役者陣の芝居のスケールが小さくて王子の広さに合ってないと思いました。シンプルに声が聞こえなかったことも多々あり。
設定の複雑さ、急な台詞といった脚本の難しさに発端がありそうとは思ったものの、俳優にももっとやるべきことがあるのではと思ってしまい入りこめず。

逢いにいくの、雨だけど

逢いにいくの、雨だけど

iaku

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

115分。

ネタバレBOX

1991年
小出舞子(橋爪未萌里)…悠太郎の亡妻の妹。亡妻と悠太郎の子・君子の母代わりとして二十代を捧げ、事故後も面倒を看る。事故後悠太郎へ告白するも拒否されてしまう。
悠太郎(近藤フク)…妻死亡後、舞子と君子の仲に入れず、距離を感じたまま生き、父としての存在意義に疑問を感じる。事故後職場近くのアパートにて独り暮らしをする。
秀典(猪俣三四郎)…潤の父。事故にかこつけて和子と悠太郎の仲のストレスをぶちまける。事故で潤の商品価値が下がったという認識で和子とも距離ができ離婚した。
和子(川村紗也)…潤の母。悠太郎とは大学からの親友で二人っきりで会うこともしばしばだが、恋愛感情はない。単純に加害者の君子を疎んでる。
2018年
君子(異儀田夏葉)…悠太郎の子。潤の失明の加害者。絵画教室キャンプでの事故後も絵を描き続け焼肉バイトしつつも絵本作家として新人賞を受賞。受賞作のキャラは当時の潤の描いたキャラを無意識的に使用したものだった。
智(納葉)…君子の後輩。父との距離があった君子の居場所として自分の家の部屋を貸すなど、君子を支えた縁の下の力持ち。性格は明るい。
潤(尾方宣久)…君子と同じ絵画教室に通ってた。君子とガラスの筆をとりあってそのはずみで失明した。本人は君子を恨むでもなく、不幸とも思わず、母・和子と暮らしているのが良いと思っている。自販機の営業職。
風見(松本亮)…高校の野球部時代のノックでイレギュラーしたボールが目にあたり失明した。片眼義眼が障害認定されていないため国に働きかける活動に参加。潤が君子に穏やかに接しているのを見てヤキモキする。妻子持ち。

客席からみると円形な階段が舞台。序盤、階段のためか役者の演技が遠いななんて思ってたけど、中盤から強烈に引き込まれた。面白かった。
1991年シーンは親同士の子を想う気持ちとそれは全く別の感情が入り混じって加害者被害者って二元的な話にならず苦悩し乖離していくサマが描かれる。特に男の方は(他のiaku作品でもそうかもしれない)どこか一本調子になれない、女から見たら煮え切らない感のある様子で、なんか親近感のようなモノを感じてしまう。女性はガンガン前に進むといったテイでそんなトコも楽しめた。
2018年シーンは当事者の二人と二人の関係者を交えた4者の会話となるが、当の二人の間に恨みつらみというネガティブ空気は薄い。ここらへんの1991年との違いも面白い。客としては失明の経緯を知っているし、これは二人も知っているし、結果しか見てない親とは明確に違う。それに親と違ってそれ以外のネガティブな感情が二人の間になかったからかななんて思う。事故も一回も顔を合わせず30年ぶりに合った二人は、10歳の感覚のままの純な関係でいられたのかななんて。
そう考えると、1991年でも2018年でも人間関係における「距離をとる」という行為は、生きていく上で必要なんだなって思う。逆にずっとそばにいてくれる人(そばにいても大丈夫な人)がいるってことは不幸を遠ざけるんだななんて思った。

再終盤で潤が和子に、君子にあったことを報告し、(俺のこと)不幸だと思ってんのかな、って言った際の和子はどんな思いだったろうか。単純に和子を想っての発言だとしたら、(君子を恨まず自分の人生を呪わない)潤はどんだけ人間できてるんだと頭が下がる思いだった(頭が上がらない?)。
君死ニタマフ事ナカレ 零_改

君死ニタマフ事ナカレ 零_改

舞台「君死ニタマフ事ナカレ 零_改」製作委員会

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/11/30 (金) 19:00

座席1階G列

RED ENDを観劇

ネタバレBOX

思った以上にBLACK ENDと違いがあった。
原作を知っているともっと楽しめるのかなぁと思った。
蛮幽鬼

蛮幽鬼

関西大学劇団万絵巻

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かったです❕学生演劇とは思えない実力派。内容も面白いです。これからも期待できます❗

思い出すならAnotime

思い出すならAnotime

演劇集団 Z-Lion

シアターサンモール(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

価格5,800円

良作。いろんな人に観てほしい。

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

劇団鋼鉄村松

萬劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/01 (土) 13:00

面白かったです。
堂本光一くんが出演してなかったので☆は4つで。

ネタバレBOX

土曜日13時の回を観ました。

SF恋愛シミュレーション?
本当に面白い台本でした。

本当に緻密というか…無駄のない良い時間でした。

今回、バブル兄さんは「お客さん」のワード使ってました。
意外だった…というか、ぼくの知る限りではバブル兄さん
あまりセリフ上で客席の話をしてた覚えがなかったので新鮮に感じました。

残念だったのは、いくつかのシーンで、かなり面白いセリフなのに伝わらず流れてしまっていたところがあったかなーと。
実のところ、光一くんが出演していなかったから☆4つというのは建前で、
この部分が、僕が観た回より面白い回があるであろうという恨みと期待を込めて☆4つ。
歯車

歯車

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2018/11/24 (土) ~ 2018/12/15 (土)公演終了

満足度★★★★

SPAC今期の三作はどれも観るぞ。との願いは二作目まで叶った。
三つの中でも「歯車」が最も正体不明、戯曲でもなく、著名な作品でもない。未知数度が高いため観劇前にネットの青空文庫でざっと半分ばかり目を通した。
「歯車」は芥川龍之介晩年の、というより殆ど遺作であり、「死」の影が随所に出没する。語り手が語り手自身を「僕」の一人称で綴るこの文章では、確かなストーリーとしては湘南の実家から披露宴のある東京のある場所への移動くらいのもの。文章の殆どはその過程での「僕」の心象風景か幻影か、実際目にした事物からの連想や投影されたものの描写である。

多田淳之介演出が強く出た舞台であるのは予想通りであったが、二時間弱と長めの舞台、ストーリーの薄い題材がどういう出し物に結実したか・・説明し難いが全体の印象と合わせてネタバレに。

ネタバレBOX

舞台は意外に原作小説に忠実、つまり端折らず6章のエピソードを再現しようとしていたように思う。終盤のしつこさは「カルメギ」を思い起こさせる。他者の作品への態度だろうか。自身が作るコンセプトありきのアイデア満載の舞台は、ドラマというより知的な気づきや思考を喚起する刺激を繰り出す仕掛けに近い。宮城聰芸術監督のオファーを受けて思わず考え込んだとアフタートークで演出が語っていたが、他者の作品を演出する態度があったようである。
原作が仄めかすものをざっくり抉り取り、多田流のコンセプチュアルな舞台をオファー側は期待したのではなかったか・・と考えたり。もっとも原作は小説であり、一個の作品である。原作が持つ空気感を多田氏の持てる限りの手を尽くし、舞台化したものと見え、気合いは十分感じるのであるが、一抹の疑問は、演出家が小説から探りとったドラマ性は何だったのか、という点だ。(つづく)

2ヶ月後の追記。
既存台本を演出するように、小説である「歯車」のテキストをほぼきっちり追っている。これは私には最終手段に思えた。「テキストを追う」という形式を採れば誰も「『歯車』を上演した」事実について否定はできない。あとは単なるリーディングにならないためのメニューをどう配置するか、このあたりは多田氏の自任するところだろうが、テキストそのものへの批評をうまく回避している、と見えてしまう。
演劇には色んな形があって良いが、今作では、一つに絞る必要はないがドラマを浮上させてほしい気持ちは残る。ただし、終盤に見えた「ドラマチック」な演出は逆に不要だったかも知れない。作者芥川に重なる主人公が帰宅したとき、迎える妻が甲斐甲斐しく、作家である夫の(文学史上の)価値も間もなく死地へ赴く事も「知っている」体である。多田氏は恐らくあまり自覚的でないが、芥川龍之介という夭逝した作家の物語を彼のことをよく知っている妻の視線を借りて成立させた、一人の天才作家を顕彰する内容になってしまった。『歯車』を通して作者が表現しようとしたもの、または表現された作者自身を、語る事がミッションであったのに、一人の偉い作家の晩年の一コマとして「歯車」のテキストを当てはめ、「かく生きた作家がいた」と、ただそうまとめただけの舞台になった。どう生きたかは皆さん、勉強して調べて下さい。それだけになってしまった。興味深い場面の数々の「面白さ」は認めても、そこが抜けているとやはり欠落感が否めないのだ。
そしてそれを埋めるかのように、音楽が意味深に流れる。冒頭、結婚式に招待され東京行きの汽車に乗るくだりで木村カエラが流れる。「現代で言えばこういうことだよね」という置き換えに、殆ど意味が見出せない。別に、当時を偲ばせるものでよいではないか、と思えてしまう。爆音で流す音楽を使うのも多田氏演出の手法の一つだが、ドラマに乗っからない内に無理やり音楽で盛り上がりを強要されるのも苦痛だった。というか、そんなもので騙されないぞ、という気分になる。

「歯車」は最晩年の作品であり、芸術家が自分の才能の限界や人生という時間や死を意識する話である。多田氏の中にこれに共鳴する素養があったとみて発注した仕事だったのだろうが、多田氏はそこを見せなかった・・その結論をもって終えた観劇。
センチメンタル・ジャーニーズ

センチメンタル・ジャーニーズ

guizillen

サンモールスタジオ(東京都)

2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです。
前説から楽しめました。
あとダンスも良かったです。
ヒロイン役の八島さららさん、可愛いしダンス上手いなと思ったら、元アフェリアなんですね。
三澤久美さん、相変わらず可愛かったです。

あやし草紙

あやし草紙

演劇集団よろずや

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/12/01 (土)

ミステリー好きとしては好みの題材でした☆でもそれを単なるサスペンスに終わらせないで【日本の和】のテイストに重きを置く世界観がよろずやらしくて良かったです♪怪談、妖怪、殺人などのワードが綺麗にはまとまってなかった印象でしたが総体的に楽しく拝見させて頂きました!

梟倶楽部

梟倶楽部

Pカンパニー

西池袋・スタジオP(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/01 (土) 14:00

座席1階

Pカンパニーのアトリエ公演を初めて見た。池袋にちなんだ江戸川乱歩を原作に、お客がまるでなぞのスポットに迷い込んだような感覚で楽しめる。
特に女優たちの存在感がいい。須藤沙耶のくるくる変わる表情、機敏な立ち回り。セリフが短くイキイキとしている。アトリエならではの熱量を感じることができる。
シンプルな演出も効果的だ。初冬のひと時、池袋の異空間を堪能させてもらった。

逢いにいくの、雨だけど

逢いにいくの、雨だけど

iaku

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

iakuが好きなら、三鷹まで観に行く価値のある新作です。横山拓也脚本を観るのは4本目くらいですが、この角度からの光のあてかたは初めてで、胸がすくような気持ちになりました。
役者の演技も各々素敵で、調和のとれたハーモニーが響き合っているような、初演とは思えない完成度でした。
iakuは人間の割り切れない部分を、自然な会話と空気感で表現しているユニットだなあと感じていました。今回も、頭では「仕方ないこと」と理解できても、心が「受け入れられない」と拒否反応を起こす事態が、各人の表層と深層でズレを生じさせているように感じました。それが決定的な失言につながっても、誰も悪くないのにと、せつなくなりました。
三鷹での東京公演は12月8日まで、大阪公演は12月21日と22日、オススメです!

ネタバレBOX

元スポーツマンの類型的な行動に、現代のネット叩きの正義感を見たような気がしました。本来は、「加害者」を責めることができるのは「被害者」のはずなのに、当事者の意向を無視して怒りをぶつける…そして正義感故の親としての発言が、他者を傷つけていることを、指摘されるまで気付かない…人間は、自分の置かれている立場以外には、そのくらい鈍感なものかもしれません。
そして、27年の時を経て、幼なじみが再会する場面で、2人が視線を交わした瞬間に、空気がピンと張りつめるのが分かりました。2人が抱えてきたもの、のりこえてきた思いを感じて、泣けてきました。
キャンプ荼毘

キャンプ荼毘

ひとりぼっちのみんな

STスポット(神奈川県)

2018/11/21 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/30 (金) 20:00

価格0円

この作品は青春をしくじった人のほうが楽しいと思います。
カラオケ『岩崎宏美・思秋期』フルコーラスはクソ笑いました。しかも私のハイライト。

無邪気なあの頃の想い出はカラオケルームの会話のように軽く記憶から飛んでいく儚さ。そして過ぎてから気付くものも感じました。

柿の長尾さんが好演。どうしてあんなに口が曲がるの??
チケプレありがとうございました!

ツクリバナシ

ツクリバナシ

hicopro

「劇」小劇場(東京都)

2018/03/13 (火) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

行けずにDVDで見ましたが、こんなすごい作品を見られなかったことを本当に後悔しました。
全キャストの演技力も歌唱力も凄まじく、またストーリーもスピード感とコメディ、それだけではない余韻を持つ素晴らしい作品でした。
あっという間の時間の中に、語られないからこそ終わったあとじっと考えてしまうメッセージが込められていました。最後のシーンを観てからもう一度見直したとき、更に涙が止まりません。

FranzK

FranzK

早稲田大学舞台美術研究会

早稲田大学学生会館(東京都)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

本田百音さんと冨岡英香さんの二人芝居「フランク」を観劇!・・・主人公カフカ役を女性が演じた点がヒット、ミレナとの手紙のやり取りを舞台にするとこうなるのか、新鮮な驚きでしたね・・・詳細はブログ記事をご覧下さい。→http://idolarayama.seesaa.net/article/462999057.html

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

劇団鋼鉄村松

萬劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

恋愛シミュレーションゲームがどんなものか全然知らなかったのですが、ちょっとのぞいてみたい気になりました。ゲームの中でそんな気になれるのって、すごい想像力じゃないですか?
舞台も想像を超えて面白かったです。
ラスト、そういうことだったんだ!?と思いつつ、時間があったらもう1度見て確かめたいことが・・・

思い出すならAnotime

思い出すならAnotime

演劇集団 Z-Lion

シアターサンモール(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

過去の記憶を呼び起こす装置開発に勤しむ研究所を舞台にした物語。
近未来で進化している生活様式がいろいろと想像力を刺激して楽しいです。
中には過去の記憶を呼び起こすより、ずっとインパクトある発明品が散らばっているにはいるけど、あくまで軸となっているのは「記憶」

思ったより笑いはずっと抑え目、その分ドラマ性や人物描写に力が注がれており、丁寧な演技に加え要所要所で役者さんが順々に語り手となり進行していくのも分かりやすさの手助けになってイイ感じの流れ。
そして、こちらに語りかけてくるような演技をかなりバックアップしていたと思えたのが見事な舞台美術!
設定となる「50年先の田舎町にある研究所」がモチーフなのでしょうが、限られた舞台スペースにこだわりのアイデアと美意識がびっしりと詰め込まれ、一瞬美輪明宏さんの舞台かと思ってしまったくらい。
これが照明によって様々に表情を変えていくのがイイ。
衣装や音響効果もさり気なく世界観に溶け込んで公演を上質な時間に彩ります。
非現実世界へと容易にふんわりと導いてくれる強力な美術力が強く印象に残った公演でした。

ネタバレBOX

研究で扱われる「記憶」には、その時の感情も付随してくるのかどうかハッキリ言及していないのが気になりました。
感情込みではない純粋な体験情報の掘り起こしではファンタジー色が薄れてしまうし、感情込みとなるとそれこそ頭の中が感情の渦で溺れてしまいそう。
ストーリー的にはおそらく前者だったと思えるのですが、そうなると果たして記憶喪失の解決とダイレクトに結びつくのか?というモヤモヤが。

10年前の体験を詳細に思い出せるということは365日×10年分の記憶が蓄積されているということであり、それって情報量の多さで脳はパンクしないのかといった邪念をファンタジーの力で拡散させたかったのですが、丁寧な表現演出が中々そうさせてくれない足枷となる一面も感じました。
逢いにいくの、雨だけど

逢いにいくの、雨だけど

iaku

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

本年度屈指の舞台である。テーマは、現代社会に生きるために誰もが直面する‘意図しない「加害者」と「被害者」の関係’である。奇しくも、今週は同じテーマで青年座の「残り火」(瀬戸山美咲・作)も上演された。ともに、今までの社会問題劇を超える秀作だ。素材は残り火は交通事故、こちらは、児童の集団生活のなかでの事故である。
二組の親しい家族の子供がキャンプに出掛け、子供らしいいさかいから一方は加害者になり、一方は被害者になる。被害者は左目を失った。これをきっかけに親しい家族は別れる、27年経つ。(残り火は12年後である。こういう時間の設定も共にうまい)
この事故は、二組の家族にどのような痕跡を残したのか。作者は、家族と本人、さらに周囲の人々それぞれの生き方の中にその痕跡をたどっていく。劇のなかの時間は、事故のあった27年前(事故の前後)と、現在(加害者が社会的な評価を受け、それをきっかけに被害者に会う)の二つの時間だが、そこへ二つの時間を並行させながら、ドラマを集中させていく技術は、とても若い作家とは思えない巧みさだ。2時間、観客はどうなることかとハラハラしながら見ている。
小道具の使い方も、よく考えられていて観客の心をつかむ。凶器になるペンが母の形見とか、十二支の年賀状とか、心憎い。よくある社会劇が、社会の反応をメディアや官のシステム(警察、裁判、福祉など)を鏡にするが、そういう安易さが一切ない。どこまでも人間のドラマとして押し通す。見事としか言いようがない。
俳優は、Monoからナイロンまで、小劇場からの混成群だが、それぞれの柄と経験がこの芝居によく生かされている。演出が行き届いていて、まだまだこれからよくなりそうだ。
舞台には、野球場の観覧席を思わせる円形の階段が大きく組まれている。その階段と、観客席出入り口を使ってドラマは進行する。この色がブラウンと言うのもうまい。階段セットはこのころよく見るようになったが、ここでは、野球という競技からのスポーツ事故も絡めて、このドラマのテーマに即してうまく使われている。衣裳も的確で、小劇場によくある、そこまでは手が回りませんでした、という言い訳がましいところがない。
要するに、あの暗い田舎道をわざわざ三鷹のはずれの小屋まで行った観客に正面から向かい合っている潔い舞台なのだ。



ネタバレBOX

終盤、被害者の生き方の「許し」で、観客も救われる。しかし、それはかくも大きな「許し」と「犠牲」によって、辛うじて成立している、それが今の社会なのだと言う事を忘れさせない。そこがドラマ、演劇の力でもある。本年屈指の秀作と言う由縁である。
唯一、筆の走りでは、SNSまがいの野球場の管理人ではないか、とは思った。スポーツ障碍者と言う設定も捨てがたいし、SNS風と言うのもよく時代を表しているのだが、他の人物に比べると類型的にとどまった。。

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