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達磨さんは転ばない

達磨さんは転ばない

劇団龍門

シアターシャイン(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。
ストーリーは勿論、役者さん達の熱演が素晴らしかったです。
映画やドラマ等の作品を作る際の問題について、人生どう生きていくか等、色々考えさせられました。
観応えのある良い舞台でした。

新・魔法少女、辞めます。

新・魔法少女、辞めます。

NAYUTA

新宿スターフィールド(東京都)

2024/05/14 (火) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/05/16 (木) 19:00

『魔法少女』が存在しそうな没入感があり楽しめました。
何かに悩んでいる人もそうでない人も『魔法少女』を応援したくなるのでオススメです。

こどもの一生

こどもの一生

あるいはエナメルの目をもつ乙女

王子小劇場(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです。
最初から最後までパワー溢れ、ストーリーの面白さ、ダンス共に観応えがあり、あっという間に惹き込まれました。
楽しい前半と一転し、意外な展開に恐怖を感じ、その怖さに目が離せませんでした。
役者さん達の演技も素晴らしかったです。
大満足の舞台でした!

こどもの一生

こどもの一生

あるいはエナメルの目をもつ乙女

王子小劇場(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/05/17 (金) 19:00

中島らも1990年作品の世界観を王子小劇場で見事に再現した。面白い。観るべし!観るべし!!観るべし!!!115分。
 1990年の初演から、いろいろな所で何回か再演されているが、元々がTOPSで上演された作品。これを王子で上演して、世界観を再現しクウォリティも高い作品にしたキャスト・スタッフがスゴイ。元々の話は笑わせておいてオドロオドロしい展開というG2っぽい流れだが、それとはちょっと違うテイストで笑わせて驚かせてくれる。役者陣が実に見事だが、ムトコウヨウの不気味さは夢に出て来そうな気がする。

世界ギュルルン滞在記

世界ギュルルン滞在記

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

 う~~む、TVを全く見ない自分には感性が合わなかった。華3つ☆

ネタバレBOX

 完全にTV風。或る意味メタなのだが、その表層性に棘を感じることは無かったし、表層性そのものをメタ化しようとする気概やキートンの狂気も無い。TVを全く見なくなって既に10年程にはなるが、理由は総てが嘘臭いと感じられるからだ。やらせのオンパレードに笑いの毒も必然性も感じないということである。舞台美術も小道具として使えるように配置された物が用いられず、唯点描として機能しているだけ。最終部分だけは視座をずらし全体を総括したように見せつつ、観客に判断を委ねる形を採っているものの、インパクトはさほど大きくなかった。
『法螺貝吹いたら川を渡れ』東京公演

『法螺貝吹いたら川を渡れ』東京公演

渡辺源四郎商店

ザ・スズナリ(東京都)

2024/05/03 (金) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

渡辺源四郎商店ではほぼ地元言葉(東北ー青森)を使うので話も勢い地元ネタだ。そこで言葉の醸すコミカルさ、自虐のニュアンスもほんのり加わり、それは地元への裏表無しの愛情、愛着を示すが、私たちはこれを通して普遍的な命題と向き合わされる。
今回はある意味マニアックな青森の歴史ネタ「津軽vs南部」に材を取り、マタギの者たちのドラマを展開した。領土の境界は山野にもあれど、共存を実現していた津軽と南部それぞれのマタギが藩事情に絡め取られ、要は「戦争」に巻き込まれて行く。時折現われる藩の役人が村へ干渉しマタギの生きる世界を狭めている構図がある。一方村人の中では山中で倒れていた娘を助けた津軽の男が良い仲となり、ちとぼんやりなこの男は娘の告白通り彼女を「山の神の化身」と信じる。この娘と男は対立を回避する事に貢献しもするが、やがてこの娘が南部出身であり身内を津軽に殺された恨みから南部側のスパイとして津軽に入り込んでいた事が分る。
些か荒唐無稽な話だが、藩から「南部への急襲」を指令された津軽マタギが「攻めるふりをする」作戦で乗り切ろうとするもそのきっかけが本物の戦に発展してしまうという「ほら見た事か」と言いたくなる筋書きの中に、歴史の真実が込められている。攻撃する「ふり」と、攻撃を正当化する「大義」は空虚である点で似ている。

ネタバレBOX

イスラエルのガザ攻撃が、虚しい大義に飾り立てられていると感じる自分がいる、一方でハマスによる昨年10月の攻撃には積年の非道に対する「せめてもの」報復だったと見る自分がいる。実際ガザや西岸地区に対する「天井のない牢獄」化を何喰わぬ顔でやってきあイスラエルと、放置し続けてきた国際社会には、正義の不在を見せつけられて来た、と感じる自分がいる。これは偏った情報がもたらした偏った感じ方だろうか? 
親の顔が見たい

親の顔が見たい

diamond-Z

日本橋公会堂ホール「日本橋劇場」(東京都)

2024/05/16 (木) ~ 2024/05/18 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

由緒ある私立のカトリック系女子中学校。まあ中高大一貫校なのだろう。早朝、中2の女子生徒が教室で首を吊っている。見つけた担任女教師(黒田玲子さん)が蘇生措置を行なうが間に合わず。彼女宛の遺書が遺されており、中には虐めの告発があった。5人の名前。
放課後、5人の保護者が学校に呼び出される。この事件をどう処理するものか、教師と保護者の緊急会議。

想像通りの気の滅入る話。梶原一騎ならば『人間の性、その実、悪なり!』と断じたであろう。何の救いもない。ただ虐められて惨めに自殺した娘が一人いただけのよくある話。ただ、そこに追いやった者の一人が自分の子供だった。

長崎りえさんと宮下正伸氏のヒール合戦なんか見どころあった。理論武装した屑みたいな言論。

広い会場にした為、客席はガラガラに見える。勿体無い。良い戯曲なので時間あれば一度は観るべき。

ネタバレBOX

『全員、悪人』で良かった気も。教師達がまとも過ぎる。己の保身と自己正当化で隠蔽側に回る方がリアル。事を荒立てないで、「虐めなんかなかった」、「万が一あったとしても教師側に落ち度はない」の逃げ口上が現実的。被害者の母親(岡田節子さん)とバイト先の店長(河波哲平氏)の怒りだけが虚しく空を切るような。

作品の物足りなさは演出に何か仕掛けがいるような気がする。それこそ舞台美術を『イノセント・ピープル』のような荒廃した廃墟にするだとか。話が進むにつれて世界が腐り落ちていくような。
一人、ずっと泣いているだけで何も語らない人物なんか欲しかった。(被害者に対してではなく、とんだ事件に巻き込まれた可哀想な母親な自分の立場に泣いている)。

トーン・ポリシングばっかりの糞みたいな言論状況。「つばさの党」みたいな世の中。屑が足を引っ張って全てを糞味噌に落とし込む。一億総カンダタか?いや、自分等が糞なだけで良いものはきっとある。価値のあるものはきっとある。人の振り見て我が振り直せ。屑共と共犯関係になるな。

透き通った心は歳と共に消えて失くなり
残酷な出来事に感覚が鈍り始めて
歪んだこの世界に染まっちまったらオシマイだぜ
『雲を掴む』東京公演

『雲を掴む』東京公演

渡辺源四郎商店

ザ・スズナリ(東京都)

2024/05/08 (水) ~ 2024/05/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

昨年のスズナリ公演では畑澤氏作品を実演で、工藤千夏作品は配信で観たが、今年は両方を劇場で観る事ができた。昨年映像鑑賞した「千里眼」はユニークな歴史への切り口で面白かったが、今回ほぼ同じ座組(花組芝居のいつもの面々、山藤貴子ら)とタッチで歴史ネタを扱い、見応えがあった。
が、エドワード8世という史実上ユニークな存在(少し前にドキュメントで知った)に依拠した劇では、そこから何を引き出すかが要となる。エドワード個人の人生にどの程度迫れていたか、葛藤を描き切れたか、という点では、リアリズム劇の形態でなく「王位を投げ打った恋」の相手であったウォリスの回想として場面の断片が移り行く。「意外な事実」が印象的に登場するのだが、彼の人生についてよく知っている観客にとっては、新たな事実、視点を汲み取れず、また個人の懊悩や葛藤、慢心や野心といった人間のリアルにも出会えない劇になってしまいはしなかったか?と懸念が過ぎる。私は詳らかに承知しなかった史実を知れた事の面白さはあった。
秀逸なのはエドワードとの接点という事でヒトラーが登場する場面。劇空間がぎゅっと締まって行く。ヒトラーは特殊な人間でもサイコパスでもなく、人が持つ感情をある文脈の中で具現した一つの形に過ぎなかった。他者に対する疎ましさ、嫌悪、排外主義が無くなったのか? と問う。他所の国のお話と高みの見物をしていたのが一気に現実(今現在のここ日本)に引き戻される。
工藤千夏戯曲の面目躍如であったが、史実の紹介の域をどれ程脱せていたか、という部分が若干気になったのは正直な所。

親の顔が見たい

親の顔が見たい

diamond-Z

日本橋公会堂ホール「日本橋劇場」(東京都)

2024/05/16 (木) ~ 2024/05/18 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

よくもあんなののしりあいやあんな解決策を持ち出すし、同じ家族同士でやりあうなんて、もうめちゃくちゃすごいですね。見応えアリアリ。

オットーと呼ばれる日本人

オットーと呼ばれる日本人

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2024/05/17 (金) ~ 2024/05/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

尾崎秀実をモデルにした(ただし史実とはかなり異なる)、2回の休憩を挟んで3時間半のかなり長い台本だが、この劇団らしい極めて真面目なスタイルの上演。安心して観ていられるが、真面目すぎて単調というか面白味があまりないかも。台本も現代の演劇としては説明過多で近代史解説番組のように思えるところもある。その時代の歴史に興味がない人には退屈かもしれない。

達磨さんは転ばない

達磨さんは転ばない

劇団龍門

シアターシャイン(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

思った通り楽しい作品でした。最後まで二転三転有のストーリーは自分好みで楽しめました、また次回作を待ちましょう。

こどもの一生

こどもの一生

あるいはエナメルの目をもつ乙女

王子小劇場(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/05/17 (金) 19:00

120分。休憩なし。

A Bright New Boise

A Bright New Boise

spacenoid

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2024/05/10 (金) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/05/17 (金) 14:00

100分。休憩なし。
キャスト:竹尾一真、松本紀保、福永マリカ、荒木健太郎、大野瑞生

世界ギュルルン滞在記

世界ギュルルン滞在記

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高!お世辞抜きで素晴らしかったです。「そうくるか!」という話の展開で終始眠くならずに観ていられました^^ 脚本も演出も演技もバッチシです。最高の時間をありがとうございましたm(_ _)m

偽侍の源一郎

偽侍の源一郎

いげた屋

北千住BUoY(東京都)

2024/05/17 (金) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本当に面白かった。
ダメ男がダメなことしてバチが当たるってだけの話だったハズなのだけれど、なんであんなに魅力的だったのか。

人間が濃厚な作品でした。
役者さんたちも良かった。

マンザナ、わが町

マンザナ、わが町

創造ユニットTaiyo

シアター711(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

リンカク

リンカク

下北澤姉妹社

ザ・スズナリ(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

やはり場内に入って目を奪われたのはこのセット。とはいえ、本編でのセットの使い方は、始まる前から過剰に肥大していた期待感を上回るとまではいかなかったのだが、決して分かりやすい展開とは言えないこのお話のリンカクが、ラストに向かって段々定まってくるのは、なかなかスリリング。

達磨さんは転ばない

達磨さんは転ばない

劇団龍門

シアターシャイン(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/05/17 (金) 14:00

現場のドタバタを面白おかしく描いたコメディーかと思いながら劇場に向かったところ、私の勝手な先入観は大外れでした。我々の心の中にある扱いにくいこと、触れて欲しくないことを敢えて扱った重苦しい心理劇。見ているこちらも修行。しかし、どんでん返しがあるたびに(←何度もある)ステージに深く引き込まれていく、見応えのある作品でした。

世界ギュルルン滞在記

世界ギュルルン滞在記

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2024/05/15 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

お昼の公演に行きました。
芸能界の裏側?というか人の裏側が見えて、面白かったです。
ドキュメンタリーって大変だなぁ・・・。

あ、でも最後の「実は、・・・」の部分、ちょっとやりすぎって感じでもやもやしちゃいました。

飲める醤油

飲める醤油

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2024/05/16 (木) ~ 2024/05/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/05/17 (金) 14:30

座席1階

老舗の醬油醸造業。先代が亡くなり、息子が継ぐことになった。舞台は息子が2人の女性従業員にしょうゆを造る現場を案内されるシーンから始まる。
女性たち(見た目はとても若い女優さんだが、ベテランという設定か)は息子を「坊ちゃん」と呼ぶ。息子がまだ小さいときによく工場に連れてきたことを覚えているから「坊ちゃん」なのだが、どう考えても若すぎて、その場面を覚えている2人ではない。まあ、そういうところからギャグが始まるのだが、笑いのポイントが連続していて、まるでお笑いバラエティーを見ているような錯覚に陥る。
だが、こうした笑いのポイントの連続が80分後の終幕までずっと途切れることなく続いていくのだから相当な脚本のパワーだ。ここがまず、すごい。
前説で作・演出の関村俊介が登場し、「他の劇団でやってはダメですが、うちの劇団では笑いたくなったら本気で笑って」と言った理由がよく分かった。確かに、笑いのポイントはお客さんによって違う。劇団側も「ここは笑うところではないでしょう」という雰囲気があるので、1人だけ笑ってしまったら何となく気まずいのだが、あひるなんちゃらの舞台では全く気にする必要なく笑ってくれ、と。この緩やかなところが魅力なのだろう。
そして、笑いの変化球というか、「こう来たか」と驚いて笑うところも織り交ぜてある。子ども食堂に来る「子ども」を「あなた、子どもじゃないでしょ」と追い返そうとするが、デジャビューのように登場するシーンでは同じ役者が攻守逆転したトークを繰り広げる。

楽しい80分だ。ふらっと当日券を買って、すき間時間を楽しめる。下北沢にはこんな演劇集団があるところが好きだ。

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