最新の観てきた!クチコミ一覧

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ドッグマンノーライフ

ドッグマンノーライフ

オフィスマウンテン

STスポット(神奈川県)

2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

思い出すからちょっと待って

ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2018/11/20 (火) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/28 (水)

森川葵さんの初舞台になんか胸アツ!!これからがすごく楽しみな女優さん。どんどん物語の中に引っ張ってくれました。三宅さんもサイコー。そのほか勝地さんのあののりも~~。
配役冥利ですよね。あ~可笑しかった。スピード感あるロミジュリです。

青いプロペラ

青いプロペラ

らまのだ

シアタートラム(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/29 (木) 19:30

 「らまのだ」らしい、いい芝居だった。金沢の南にあるスーパーのバックヤードが舞台の群像劇。近所に大型ショッピングセンターができるというので、対応に苦慮する店員達だが、何故か緊張感は薄い。その緊張感の薄さから、結局は…、という展開はいかにもありそうな物語である。細かいエピソードの積み上げから、過去の事情も明らかになっていくのも巧い。時計を細かく交換して時間経過を示す演出も面白い。「青いプロペラ」というのは扇風機の羽根のことだが、これが実に秀逸なタイトルだ。

君死ニタマフ事ナカレ 零_改

君死ニタマフ事ナカレ 零_改

舞台「君死ニタマフ事ナカレ 零_改」製作委員会

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/11/29 (木) 19:00

座席1階F列

BLACK ENDを観劇

上演時間は約2時間半

ネタバレBOX

同じ原作者というのもあるけど、ヨルハを彷彿とさせるストーリー展開。
皆殺しなところとか、主要キャラ行方不明で本編に続く?みたいなところとか。

千草の壊れっぷりが良かった。

端の席だったからかもですが、音響がよろしくなかった。
目の前のスピーカーから全然違う場所の音が聞こえてきてちょいちょい混乱しました。

登場人物紹介は序盤に終えた方が良いのでは。
演出は面白かったのですが。

この内容でこの会場だと、チケット代が割高かな・・・
人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

劇団鋼鉄村松

萬劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです。テンポも良く、笑わせる要素が沢山あって、どんどん惹き込まれました。途中は、少し混乱しましたが、ラストで納得・・という感じでした。観劇後は、面白かったという気持ちと、背筋がぞっとする思いがありました。笑いの中に怖さを感じる舞台で、観応えもあり満足でした。

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

劇団鋼鉄村松

萬劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

内容、テンポがいい!
お勧めです。

揺れる中吊り

揺れる中吊り

ガラ劇

明石スタジオ(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/11/28 (水) 19:00

明石スタジオを約1ヶ月貸切って行われている空間演劇祭の主催団体「ガラ劇」のプロデュース公演。題して「ガラプロ」。GYPSY VAGABONDZの生演奏をバックに展開されるガラプロももう三回め、本公演とはまた違う魅力があります。バンドとコラボしているので、ガラ劇の特徴のひとつであるセリフ回しと間が、より重要になってくる公演形式です。
さて女性キャストのみで展開される本編はというと?(あくまでも私の解釈です)

ネタバレBOX

満員電車に揺られ押され揉まれて、少年が助けを求めるように見上げた先には週刊誌の中吊り。
そこには「今」の事件が踊っている。
毎週変わる週刊誌の中吊りは、過去から現在まで積み重なった人間が落としてきた「影の歴史」でもある。
少年はいつの間にか中吊り世界に吸い込まれ、ヘンゼルとグレーテルとなって影の世界を旅する。
迷える子供をおびき寄せるお菓子の家は、宗教勧誘か?オウム真理教のサティアン(ヨガからの水中修業のイメージ)そしてサグラダファミリア(聖家族贖罪教会)。贖罪とは罪を金で濯ぐこと。新興宗教の一面の有り様をチクリ。
水のイメージ繋がりから雨。タイの少年洞窟遭難事件へ。13人(12人の少年とコーチ)を救うため水に潜り救出に向かう父親(実際の事件とは違いますよ)が着用するのは何故かガスマスク。イエスの方舟を思わせるシーンを挟みながら、家からの電話を無視し続けていた少年、ようやく電話を取るが、母との会話は途中で切れる。そこから7月の西日本豪雨による土砂崩れの世界へ。
そして電車の中へ戻る。
ガスマスクをした男が毒ガスを撒く。
地下鉄サリン事件の死者13人。負傷者数千人。
そして、2018年8月。教団幹部13人は絞首刑となり宙吊りとなる。
視点はラストで一気に少年から客席に戻り、観たものが我々が歩んできたことと知らされる。
ここでいう「影」はshadowではなく人間の「姿」そして「営み」の意味ではないだろか。
ガラ劇らしい言葉遊びそれから連なる韻文的展開(要するに「詩」のようにイメージが飛ぶ)とエンターテイメントを挟みながら、いっときは熱狂するが、しばらくすると忘れてしまう、忘れてはいけない歴史に学ばず、忘れてしまう人間の有り様を風刺・批判している作品に見えました。

北村明子 Cross Transit project 「土の脈」

北村明子 Cross Transit project 「土の脈」

北村明子

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2018/10/12 (金) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

だいぶ日が経ってしまったが・・。
某演劇プロデュース会社の女社長の名と同じ名で覚えていた舞踊家。国際交流・制作をこのかん精力的に行なっているという。今回はインドのある地方の「歌い語り」の芸能(その第一人者を招待)、その地方に伝わる武術と結びついた舞踊(カポエラのような?)も舞台に登場していた。北村女史はこの地方に実際に訪れ、触発されて今回の企画に至ったとか。製作の重要な一端を担う音楽の人も当地を訪ね・・・初めてだけに事前情報は仕込んで観劇に赴いたのだが。

ネタバレBOX

率直な印象・・・。
国際的な活動は「舞踊」(作品)にとっての手段ではなく、国際交流試合そのものが目的となっている(手段化し得ていない)、という様相が気になった所である。
「手段化し得ていない」とは、北村明子メソッド、ないしは目指すもの・探究テーマが確固としてあった上で、アジア諸国のアーティストとの共演がその「手段」として位置づけられる、という具合になっていない、という意味だ。
大変失礼な事を書いているやも知れぬが(製作の苦労は尋常でない事だろうが)、作品そのものの成り立ちが、先方の持ち込み(実際はこちらが共演を申し込んだ訳だが)を受容するのは良いが、それに乗っかってしまったような感触。つまり迎え撃つ側の主体が弱いのだ。
従って、何のための交流か・・・疑問が湧く。
北村女史は、現在は西洋から持ち込まれた舞踊が主流だが、もっと近いアジアが芸術・パフォーマンスの宝庫である事に気づき、今は目がそちらに向いている、といった趣旨をパンフか何かで述べていた。この発想の入り口はよく分かる気がする。
ただ、具体的に発見した「何か」・・・今回はインドのとある地方の伝統芸能であったが、これらがなぜ「選ばれたのか」・・・(そこまで厳密に根拠づけが無ければならないの?厳しくね?・・突っ込まれそうだが)、そこは事実気になったのだ。これは動機の問題というよりは、パフォーマンスに取り入れる技術の問題であるかも知れないが・・。

中盤以降、違った風景が見える。パフォーマーの半分を占める日本人の踊り手と、外国の踊り手のコンビによって展開されるコミュニケーション実験のような目まぐるしいやり取りは美味しいシーンの一つだ。これが幾つかあり、「国際交流」の舞台化として見せる芸になっており、秀逸であった。海外の踊り手もうまく踊る。だが、これらは付加された脇筋に見える。これをやるならこれを軸に構成すべきでなかったか。
幕開き、敷き詰められた砂の上に、ちょうど人一人の尻が乗る位の台座が点在し、踊り手は袖から一人また一人と出てくる。武術系の動きが激しく交差し、やがて台座の一つに腰を落とし、その場所から機敏に動作を開始して別の台座に着く、という場面に移る。そこでは姿勢を低く探るような動きで砂を手でサッと散らす動作が入る。・・この動きが冒頭暫く続くが、この抽象表現の意味合い、比喩、美的要素・・つまり狙いがはっきりしない。目に面白くないのだ。まず、敷き詰めた砂とは自然を象徴すると見えるが、これを踏んでいるだけで十分に接触がなされているのに、わざわざ手で触れ、砂を飛ばすのが余計なしぐさに見えてくる。また台座に座っている状態とは何なのか、何かを読み取ろうとするが分からない。「自分の場所」にこだわる狭量さの象徴か・・・だがそういう病的要素はこの出し物の対象からは外れているように思える、だとすれば「自分の場所」=国・民族?を意味し、そこから互いの事を探り合うイメージか、と考えたりしたが、今それをやる意味があるようにも思えず・・。
この長い冒頭の段階で、パフォーマンスの狙い所が示されない事が、まず消化不良である。
中盤以降、ようやくにして徐々に熱を帯びて来るが、音楽共々終盤に近づくにつれ、期待されたのが、舞台四隅に吊された白く光るレースの布である。先端の紐は天井へ向かい、レース布は円錐形を作って「時」を待っているかに見え始め、その「時」には、紐が上方へ引かれ、下方で布は広がり、風景が変貌する・・・テント芝居で言うところの屋台崩し(観客個々の様々な想像の受け皿となる劇的効果)を期待したわけであるが、予想に違わず、徐々に引き上げられていった。
・・のだが、ほんの少しで終わってしまった。KAATの高さから言ってもっと「劇的」変化を見せるまで、引き上げられただろうに、なぜその中途半端な高さで終わる・・・?何を遠慮したのだろうか、と。
まぁ技術的問題が何かあったに違いないと信じたいが。

終わってみれば、インドの芸能の出番が多く、全体を相当程度浸食した事で、逆に有り難みが・・という憾みもあり、「主体」が霞んでしまう憾みもあり、スカッとしないものが残った。
前情報ではかなり期待させた音楽も、私にはいまいち存在感を感じさせず、拍子抜けであった。
六月の斬る

六月の斬る

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

名前は知っていたが初めて見る劇団。前半はただ楽しくて このまま終わってしまうにはフライヤーのタイトルと中年壬生狼の刹那さは何処に行ってしまうんだ・・・と思っていたら後半はぐいぐいと引き込まれてホロリときました。

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

劇団鋼鉄村松

萬劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

う~みゅ 面白かった(^-^)

あぁ小劇場系な
ありそうなセットに衣装にキャラで
ふーん王道やなぁとか思わせといて・・・・
自分的に大変受けたなぁと強く感じた1時間50分

ネタバレBOX

中盤過ぎ位で退席した方がおられたが・・・
この作品はラストで役者さんが頭を垂れるまで鑑賞しないと
とかは思えたなぁ

ゲーム筐体である彼女は
3Dプリンターで人工細胞をベースに作られた体に
電子頭脳をセットされた身体です
外部入力用には特大USBジャックを背面?後頭部?に接続する仕様でした

全体にブッ飛ばすギャグストーリーのくせに
ラストにハードSFもってくるのと
妙に実話感の篭った
*なぜ彼女となった女性は元彼との思い出を語るのか*
=私の全てを知って欲しいから=
という恋愛ものの深い話も押さえてて
なかなかテンポ良く
辻褄の合わないとこー御都合主義ー無く
上手に作品纏めていたなぁと感心しきりでありました
開演時間も守られてて自己採点で減点無かったんで
星数は5つですわ

でもやっぱりSFは出尽くしてるよね~とかは思えた
映画でいうと「ときめきサイエンス」とか
「D.A.R.Y.L.」・・DVD化してないようですね良作なのに・・・
漫画だと「フェザータッチオペレーション」みたいにアイデアは古いやなぁ
ちなみに作中では言っちゃってるが
ベースのゲームは「ラブプラス」だす
伝説の木での告白~系ではない&R18でも無い(当然)
ちなみにBookOffから何か提携ブツでも貰えそうな作中扱いは受けました

開演前のBGMは聖飢魔2で参考になりましたわ♪
人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

劇団鋼鉄村松

萬劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

今ではAIが接客する時代なのだから恋愛対象になる日も近いのか?! シュミレーションと言いながら何だか様子が変だなとおもっていたが最後の最後でなるほどねぇ~。面白かったんですが博士の無理やり笑わせよう感が濃すぎたなぁ~。

この星に生まれて

この星に生まれて

アンティークス

「劇」小劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/29 (木)

29日ソワレ・Bプロ(2時間…10分程は超してましたw)を拝見。

ネタバレBOX

中・短編4本のオムニバス公演。

前半の短編「受付さん」「キャメラで愛して」は、ピリリッと山椒の痺れが効いたコメディー。個人的には、リアルで前説やられていた長谷川なつみさんが、そのまま小劇場公演の受付役に入り、もう一人の受付役・鶴たけ子さんと疑心暗鬼?なやり取りを展開する、前者が(オチも含めて)好み。

後半の短編「15分間の奇跡」、中編「この星で生まれて」はハートウォーミングな作品。
でっ、「15分間の…」でジーンとする感動エネルギーを使い果たし(自分の年齢もあってか、本作が一番の好み)、「この星で…」は…ゴメンナサイ!(汗)少し醒めた目で観てしまった。
私見だが、同じテイストの作品を並べるのは、後に上演する方が割を食うことになるので、前半の短編コメディーと上演順を入れ替えた方が良かったんじゃないかなぁと。

それから、連日の観劇で腰を痛め、さらには数日前に路上で大ゴケして右膝を痛めたもんで、脚を伸ばすため、最前列に陣取ったのだが、その座席の位置のせいか? それとも脚本? 会場(劇 小劇場)の雰囲気?…出てくる役者さんが皆、とても表情豊かに、我が目には映った。アンティークスさんの公演、何度か拝見しているのだが、こんなことは初めてかなぁ。

最後にBプロ各話の配役を記しておく。

「受付さん」
村主(劇団制作の受付)…長谷川なつみさん
中村(劇団主宰の妻。夫の不倫相手である制作の女性を追求しに受付に潜り込むが…w)
…鶴たけ子さん

「キャメラで愛して」
女(AVに応募してきた素人?)…武居玲奈さん
男(AVの監督?)…田中重実さん
西やん(AV監督の助手で、監督とは…?)…長谷川なつみさん

「15分間の奇跡」
むつみ(長女。結婚前夜)…本田みのりさん
あゆみ(次女)…長谷川なつみさん
りさ(三女)…澄川莉沙さん
姉妹の父親(既に病死したはずの…)…田中重実さん
姉妹の母親(既に亡くなっているはずの…)…鶴たけ子さん

「この星で生まれて」(座組総出演!)
しげる(中年期~)…田中重実さん
しげる(少年・青年期)…佐藤奨陛(しょうへい)さん
しげる(幼少期)…井上七海さん
ゆき(しげるの姉。実は既にもう…)…前田あかりさん(好演!)

紀子(しげるの妻)…鶴たけ子さん
なつみ…井上七海さん
久也…山本大介さん
あや/ゆき・しげるの母親…本田みのりさん
後藤…三原広夢さん
しょうじ/ゆき・しげるの父親…瀬沼敦さん
みさと…澄川莉沙さん
みさとの母/先生/看護師…ayamiさん
マリン(海外からの転校生)…武居玲奈さん
僚介(紀子の元カレ。しげるのバイト先美容院の店長)…山下諒(やました・りょう)さん
山野…進藤拓輝さん
きょうこ(青年期のしげるが住むアパートのオーナーの娘)…石川今日子さん
野島(しげるの勤務先の先輩)…長谷川なつみさん
青いプロペラ

青いプロペラ

らまのだ

シアタートラム(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

結局この芝居のキモはラストシーンだろう。そこはネタバレで。
トラム推奨の若い劇団と言うのに、芝居は過疎化の進む地方都市のスーパーマーケットのバックヤードである。近隣都市にt都会の大型スーパーが進出してきた地元密着のスーパーはたちまち立ちいかなくなる。そこに勤める従業員のさえない日常が1時間40分。登場人物もどこかに絞ればいいと思うが、集団で行く。話題も新聞などで知っている話ばかりで切実さが迫ってこない。地方都市を車で通りすぎていて、ここでどんな暮らしがあるのだろうと、部外者が想像する域を出ていない。若い集団らしさがまるでない。演技は新劇団と青年団の中間あたり。パンチがある俳優がいない。演奏者が三人舞台に出ていて演奏するが、これがクラッシク楽器でなく電子楽器に打楽器と言うのも切ない。
で、大型スーパーに押されて、ついに地方スーパーは運命の日を迎えるのだが(以下ネタバレ)

ネタバレBOX

そこで、唐十郎張りに正面の大きなシャッターがゆっくりと上がっていく。
と、その奥には、霧の流れる緑の山野が飾りこまれて広がっているのだ。誰もいない。
これは予想外だった。そうか、これは人類の自然帰りの話だったのかと納得したが、それにしては、現世の話が取り留めなくてこの幕切れにはうまくつながっていない。
でも、自分探しドラマにも、ダンスに逃げる芝居にも、グニャグニャと現実をなぞって嘆くのにも、空しく正義の声を上げるのにも疲れた若者がこういう自然回帰の芝居を作るのも何となく同情できる。
人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

人造カノジョ~あるいは近未来のフランケンシュタイン~

劇団鋼鉄村松

萬劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

バブルさんの書く作品は実は初めて観たんだけど
いやあへそ曲がりというか捻くれているというか
恋愛シュミレーションでずっと王道じゃない選択肢を選び続けて辿り着いたルートのような展開
愛と恐怖というテーマが最近考えていたことにバッチリハマって面白かった
コメディ的外面をしているけど、実際のところは気取ってカッコつけた哀愁が本筋にある劇団なんだなと感じた

新宿コントレックスVol.21

新宿コントレックスVol.21

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/11/26 (月) ~ 2018/11/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

劇団中馬式「主体的な学び」
しっかりと物語の作り方をわかってるって感じの作品で楽しかった

劇団ガバメンツ「モノケイン」
笑いを取るの手法も多様で上手く作ってるなぁと
哲学のためにコメディをやってるんじゃなくて、きちんとコメディのために哲学使ってるところが好感

東京にこにこちゃん「魔女狩ララバイ」
滑りすり減ってたと思ってた「今、日本で1番チケットが取れる劇団」の紹介が結構ウケてたのが一番の衝撃だった
作品はこの前のオルギアで観たものに、hocotenさんが加わったもの
hocotenさんによる可視化でわかりやすく面白くなってた

アガリスク「私の父の軽トラが」
女子4名による時事ネタも混ぜたコントだけど、展開とかネタとか色を出しつつハイクオリティで再演できないネタなのにこんなに面白くしちゃって、、、
熊谷さんの衣装が印象的だったというか、ああいうの本当によく似合うなと笑

「賽の河原」は伊藤圭太さんが完全に怒濤の伏線回収感
屁理屈がこんなに顕になってるのもなかなか見れないんで、やっぱこのネタ大好き
淺越さんが理屈をこねている姿が「こいつマジうざいわ」と思う作品はやっぱ鉄板
ジャンプさんの出オチ姿は前に見てたのに爆笑してしまった

「生きてはみたけれど(仮)」

「生きてはみたけれど(仮)」

ゆるふ酒

コミューンベース マチノワ (東京都町田市中町3−10−6) ※JR町田駅より徒歩15分(東京都)

2018/11/24 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度

20分の内容を90分に薄めた感じ
コントだと凄い面白い劇団なのに演劇を意識するとここまで面白くなくなるとは、、、
コントと演劇の違いに関する考察の良いタネになりそう
とにかく冗長でありがちで中途半端な作品だった

ネタバレBOX

夫婦間の秘密とか、明かされてみれば大したことない事を冗長な会話で引き伸ばしすぎ
他の会話もいちいち無駄が多くてイライラするくらいだった
役者の演技も普段とはちょっと違ってたので演出だとは思うのだが下手ウマみたいな演技をしていて冗長者に拍車がかかっていた
きださんのしつこさとかのコント的な部分は面白かったので要は物語の構成がとにかく駄目だったんだと思う
とにかく今年見た本の中で一番面白くなかった
毒づくも徒然

毒づくも徒然

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2018/11/20 (火) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

「櫻井さん」
銅像の櫻井さんの目を通して見る、残酷な現実
笑いで中和されているものの、終始刺さり続ける言葉
表現しない自分でもこれだけ辛いのに
表現者がこの作品を見たらどれだけ血を流しているんだろう

「リフラブレイン」
初演は生では見てないんだけど、ビデオで見てとにかくこの作品が好きで
もう何十回見たかわからないほど借金取りのシーンが好きで
キャストとか一部ストーリーも変わってたけどとにかく生であのシーンが観られて感極まった
どうしようもないどうしようもなさがどうしようもない

センチメンタル・ジャーニーズ

センチメンタル・ジャーニーズ

guizillen

サンモールスタジオ(東京都)

2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

Aチーム観劇
オカマ、オカマ、オカマな舞台上
カッコ良さが滲み出ちゃってたり、あれ?これ可愛いって感じだったり
昭和のエロ本、ハムナプトラ、ペニー・ワイズだったり
無茶しやがって…な怒涛の120分だった
山並さんのベトナム人は相変わらずツボすぎだった

キャンプ荼毘

キャンプ荼毘

ひとりぼっちのみんな

STスポット(神奈川県)

2018/11/21 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

75分間にギッシリと無駄を詰め込みまくった作品
やらいでよいこと無駄な事をやってしまうのが人生で
それと同時にやらんといかんことをやれないのも人生
対極に有るようでいて、多分本質は同じこの2つが舞台上に良いバランスで撒き散らかされていた
舞台装置はほぼ無くて、客席との距離も凄い近い狭い劇場
表情の作品と言っても良いほど役者さんの表情が印象に残る作品で
そこで起こし得る最高のエンタメがそこにあった
観てから「リピートしたい」「リピートしなければ!」となる作品は
年に2,3本程度なんだけど、とにかくこの作品はなんとしてでもリピートしたい!と思った

サンザル、月をとる。

サンザル、月をとる。

電動夏子安置システム

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/11/13 (火) ~ 2018/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

ああ最高のコメディ
伏線とか勘違いとか色々手管は使うけど、
もう魅せながらなお強い盤石な横綱相撲のコメディ
よくあるしんみりしそうなシーンさえも笑わせにくるし
日本で一番お客さんを楽しませようとする気持ちの強い劇団と言い切っていいと思う

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